JPH0646408Y2 - 化粧用コンパクト - Google Patents
化粧用コンパクトInfo
- Publication number
- JPH0646408Y2 JPH0646408Y2 JP174789U JP174789U JPH0646408Y2 JP H0646408 Y2 JPH0646408 Y2 JP H0646408Y2 JP 174789 U JP174789 U JP 174789U JP 174789 U JP174789 U JP 174789U JP H0646408 Y2 JPH0646408 Y2 JP H0646408Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- cosmetic
- dish
- inner plate
- drum
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Landscapes
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、固形の化粧料を充填するに適した化粧用コン
パクトに関する。
パクトに関する。
「従来の技術」 この種コンパクトは、いうまでもなく化粧料を充填した
化粧品皿の上面部に止め金で施錠可能な片開きの蓋を設
け、全体を扁平、小形に形成して携帯に便な形状とし、
そして蓋の天板裏面に鏡を取付け化粧に便な構成とした
もので、化粧料としては固形状のもの、つまりフアンデ
ーションをドラムを介し充填したものが殆んどである。
化粧品皿の上面部に止め金で施錠可能な片開きの蓋を設
け、全体を扁平、小形に形成して携帯に便な形状とし、
そして蓋の天板裏面に鏡を取付け化粧に便な構成とした
もので、化粧料としては固形状のもの、つまりフアンデ
ーションをドラムを介し充填したものが殆んどである。
「考案が解決しようとする課題」 フアンデーション等の固形の化粧料の場合、コンパクト
をうっかり床などに落したりするとその衝撃で割れを生
じる。化粧料に割れが生じると、化粧料の乾燥を速めて
品質を落し、またパフによる塗りつけがしにくくなり好
ましくない。
をうっかり床などに落したりするとその衝撃で割れを生
じる。化粧料に割れが生じると、化粧料の乾燥を速めて
品質を落し、またパフによる塗りつけがしにくくなり好
ましくない。
本考案は、うっかり床などに落したりしてもその衝撃が
吸収でき、衝撃が化粧料には伝達されず、従って化粧料
に割れが生じない構造とした化粧用コンパクトを得るに
ある。
吸収でき、衝撃が化粧料には伝達されず、従って化粧料
に割れが生じない構造とした化粧用コンパクトを得るに
ある。
「課題を解決するための手段」 本考案の化粧用コンパクトは、周壁14下部内面周方向と
びとびにリブ状のストッパ15を形成した外皿11と、弾性
を有する軟質合成樹脂材で形成された皿状であって、底
部を前記外皿11の底面に非凝固性接着剤16で剥離可能に
接着され、かつまわりに適宜の空間を設けて外皿11に内
装され、落下等衝撃時前記ストッパ15で揺れを所定範囲
に抑えられる中皿12と、上部外面に設けた外向きフラン
ジ17を前記中皿12上部に係合固定してこの中皿12内に浮
かせ格納された化粧料18充填用のドラム13とからなる化
粧品皿19を備えたものである。
びとびにリブ状のストッパ15を形成した外皿11と、弾性
を有する軟質合成樹脂材で形成された皿状であって、底
部を前記外皿11の底面に非凝固性接着剤16で剥離可能に
接着され、かつまわりに適宜の空間を設けて外皿11に内
装され、落下等衝撃時前記ストッパ15で揺れを所定範囲
に抑えられる中皿12と、上部外面に設けた外向きフラン
ジ17を前記中皿12上部に係合固定してこの中皿12内に浮
かせ格納された化粧料18充填用のドラム13とからなる化
粧品皿19を備えたものである。
「作用」 上記において、コンパクトを床上に落したりすると、弾
性を有する中皿12が上下、左右に揺れ、これに応じドラ
ム13も同体に揺れる。しかし、外皿11には中皿12上部外
面に近接させてストッパ15が設けてあり、このストッパ
15が中皿12の揺れを所定の範囲内に抑えるので、この所
定の範囲をドラム13が中皿12内面に当接する揺れより小
さく整定しておくことにより、化粧料18に割れを生じる
以前に落下衝撃を吸収することができる。
性を有する中皿12が上下、左右に揺れ、これに応じドラ
ム13も同体に揺れる。しかし、外皿11には中皿12上部外
面に近接させてストッパ15が設けてあり、このストッパ
15が中皿12の揺れを所定の範囲内に抑えるので、この所
定の範囲をドラム13が中皿12内面に当接する揺れより小
さく整定しておくことにより、化粧料18に割れを生じる
以前に落下衝撃を吸収することができる。
「実施例」 以下図面を参照して本考案の一実施例を説明するに、本
考案は中皿12を弾性を有する軟質合成樹脂材で形成し、
この中皿12を外皿11内に所定の範囲で揺れ可能に内装
し、そしてこの中皿12に固形化粧料18を充填したドラム
13を浮かせ格納し、落下等の衝撃を吸収させるようにし
た点に特徴を有する。
考案は中皿12を弾性を有する軟質合成樹脂材で形成し、
この中皿12を外皿11内に所定の範囲で揺れ可能に内装
し、そしてこの中皿12に固形化粧料18を充填したドラム
13を浮かせ格納し、落下等の衝撃を吸収させるようにし
た点に特徴を有する。
第１図、第２図で、19は化粧品皿、20はその上面部の蓋
で、この蓋20は図では示してないが後端縁をヒンジで化
粧品皿19後端縁に枢着して片開き可能に配設され、また
前端部に止め金を設けて閉蓋状態を施錠可能としてあ
り、また天板裏面に鏡21を取付けてある。
で、この蓋20は図では示してないが後端縁をヒンジで化
粧品皿19後端縁に枢着して片開き可能に配設され、また
前端部に止め金を設けて閉蓋状態を施錠可能としてあ
り、また天板裏面に鏡21を取付けてある。
前記化粧品皿19は、外皿11に中皿12を内装固定し、この
中皿12に化粧料18を充填したドラム13の上部を固定して
浮かせ格納して形成している。
中皿12に化粧料18を充填したドラム13の上部を固定して
浮かせ格納して形成している。
外皿11は、周壁14下部内面周方向とびとびにリブ状のス
トッパ15を形成し、また底壁22の上面に上向き環状突起
23を突設している。
トッパ15を形成し、また底壁22の上面に上向き環状突起
23を突設している。
中皿12は、エラストマー等の弾性を有する軟質合成樹脂
材からなる皿状のもので、周壁24は球面状に大きく弯曲
して立上がり、そしてこの周壁24上端部25は外方に拡開
した肉厚部とされ、この上端部25内面に係合突条26を突
設し、さらに底面に前記上向き環状突起23に内嵌する下
向き環状突起27を垂設して位置ずれが生じないように
し、さらに底部下面中央部を接着剤26で底部22上面に接
着させ、かつまわりに適宜の空間を設けて外皿11に内装
固定してある。
材からなる皿状のもので、周壁24は球面状に大きく弯曲
して立上がり、そしてこの周壁24上端部25は外方に拡開
した肉厚部とされ、この上端部25内面に係合突条26を突
設し、さらに底面に前記上向き環状突起23に内嵌する下
向き環状突起27を垂設して位置ずれが生じないように
し、さらに底部下面中央部を接着剤26で底部22上面に接
着させ、かつまわりに適宜の空間を設けて外皿11に内装
固定してある。
前記接着剤26は例えばメルトの通称で知られる非凝固性
のもので、ちょうど鳥餅状の形態のものであり、常時は
中皿12を外皿11に接着させているが、中皿12に上方向の
力を加えると剥離して中皿12の離脱を許容する程度の接
着力のものである。
のもので、ちょうど鳥餅状の形態のものであり、常時は
中皿12を外皿11に接着させているが、中皿12に上方向の
力を加えると剥離して中皿12の離脱を許容する程度の接
着力のものである。
固形の化粧料18を充填したドラム13は、上端に外向きフ
ランジ17を設けており、この外向きフランジ17の端縁を
前記係合突条26に固く係合させて中皿12に浮かせ格納し
てある。この場合、中皿12の底面からの浮き量Ａを、中
皿12の上部及び上部外面とストッパ15間の間隙B1,B2よ
り大きく整定してある。
ランジ17を設けており、この外向きフランジ17の端縁を
前記係合突条26に固く係合させて中皿12に浮かせ格納し
てある。この場合、中皿12の底面からの浮き量Ａを、中
皿12の上部及び上部外面とストッパ15間の間隙B1,B2よ
り大きく整定してある。
従って、この実施例によれば、床等に落したりしてもそ
の落下衝撃を、ドラム13が中皿12の内面に当接しない範
囲の揺れとして吸収することができ、固形化粧料18に割
れを生じたりしない。
の落下衝撃を、ドラム13が中皿12の内面に当接しない範
囲の揺れとして吸収することができ、固形化粧料18に割
れを生じたりしない。
第３図は他の実施例を示したものである。この実施例
は、化粧品皿19が前記実施例より浅い形状の場合の例
で、中皿12の周壁24を多段の段形に屈曲させ、この周壁
24の実質長を前記実施例と同等かそれ以上となるように
し、充分な衝撃吸収用の弾性が得られるようにしたもの
である。
は、化粧品皿19が前記実施例より浅い形状の場合の例
で、中皿12の周壁24を多段の段形に屈曲させ、この周壁
24の実質長を前記実施例と同等かそれ以上となるように
し、充分な衝撃吸収用の弾性が得られるようにしたもの
である。
上記各実施例で、中皿12以外の各部も合成樹脂材で成形
製作される。またドラム13は中皿12に固く係合固定して
あるので、ドラム13の交換時には中皿12をも一緒に交換
するようにするのがよい。
製作される。またドラム13は中皿12に固く係合固定して
あるので、ドラム13の交換時には中皿12をも一緒に交換
するようにするのがよい。
「考案の効果」 上記したように本考案では、中皿12を弾性を有する軟質
合成樹脂材で形成し、この中皿12を外皿11にストッパ15
で所定の範囲の揺れで納まるよう内装し、そしてこの中
皿12に固形化粧料18を充填したドラム13を浮かせ格納す
るようにしたので、床等に落したりしてもその衝撃を確
実に吸収して化粧料18の割れが防止できる信頼性の高い
化粧用コンパクトが提供できる。
合成樹脂材で形成し、この中皿12を外皿11にストッパ15
で所定の範囲の揺れで納まるよう内装し、そしてこの中
皿12に固形化粧料18を充填したドラム13を浮かせ格納す
るようにしたので、床等に落したりしてもその衝撃を確
実に吸収して化粧料18の割れが防止できる信頼性の高い
化粧用コンパクトが提供できる。
第１図は本考案化粧用コンパクトの一実施例の縦断面
図、第２図は同実施例の要部拡大図、第３図は他実施例
の要部拡大断面図である。 11…外皿、12…中皿 13…ドラム、15…ストッパ 18…化粧料、19…化粧品皿
図、第２図は同実施例の要部拡大図、第３図は他実施例
の要部拡大断面図である。 11…外皿、12…中皿 13…ドラム、15…ストッパ 18…化粧料、19…化粧品皿
Claims (1)
- 【請求項１】周壁14下部内面周方向とびとびにリブ状の
ストッパ15を形成した外皿11と、弾性を有する軟質合成
樹脂材で形成された皿状であって、底部を前記外皿11の
底面に非凝固性接着剤16で剥離可能に接着され、かつま
わりに適宜の空間を設けて外皿11に内装され、落下等衝
撃時前記ストッパ15で揺れを所定範囲に抑えられる中皿
12と、上部外面に設けた外向きフランジ17を前記中皿12
上部に係合固定してこの中皿12内に浮かせ格納された化
粧料18充填用のドラム13とからなる化粧品皿19を備えた
化粧用コンパクト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP174789U JPH0646408Y2 (ja) | 1989-01-11 | 1989-01-11 | 化粧用コンパクト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP174789U JPH0646408Y2 (ja) | 1989-01-11 | 1989-01-11 | 化粧用コンパクト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0294718U JPH0294718U (ja) | 1990-07-27 |
| JPH0646408Y2 true JPH0646408Y2 (ja) | 1994-11-30 |
Family
ID=31201905
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP174789U Expired - Fee Related JPH0646408Y2 (ja) | 1989-01-11 | 1989-01-11 | 化粧用コンパクト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0646408Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005137821A (ja) * | 2003-10-16 | 2005-06-02 | Key Tranding Co Ltd | 中皿装置およびその組み付け方法 |
| JP5437688B2 (ja) * | 2009-04-15 | 2014-03-12 | 株式会社コーセー | コンパクト容器 |
| WO2014192864A1 (ja) * | 2013-05-30 | 2014-12-04 | 株式会社タイキ | 化粧料用中皿及び化粧料容器 |
-
1989
- 1989-01-11 JP JP174789U patent/JPH0646408Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0294718U (ja) | 1990-07-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |