JP2008073388A - 緩衝材シート - Google Patents

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Abstract

【課題】箱体に収容される振動や衝撃に弱い化粧料用の容器において、簡単な構成でかつコストを抑えて、外部からの衝撃、特に側面方向からの衝撃を弱めることを可能とする緩衝材を提供すること。
【解決手段】内部に物品収容凹部を有する容器本体と上面が解放された容器本体を閉鎖する蓋部とを有する容器と、少なくとも容器を収容する容器収容部を有する箱体とにおいて、薄い板状であって、容器に組付けて箱体に収容されることを特徴とする緩衝材シート。
【選択図】図1

Description

本発明は、箱体に収容された物品容器が落下等による衝撃を受けた際に、容器に収容された物品や容器自体に割れやクラック、破損等の不具合が発生することを防止するようにした緩衝材に関する。
従来、化粧品や事務用品等の各種生活関連物品は、紙製や合成樹脂製の1ケ箱(箱体)に収容されて販売されている。この箱体は、物品の出し入れを容易にしたり、物品とともに物品説明書等を入れる余裕を持たせるために、収容する物品よりも若干大きめに設計されている。
ところが、上記の様に箱体が大きめに設計されることにより、物品の輸送時の振動や衝撃を受けることにより箱体内部で物品が揺れ動き、内容物が損傷してしまうという問題が発生することとなった。すなわち、物品が化粧品のファンデーションやアイシャドウ等の固形化粧料である場合には、輸送時の振動や衝撃によって固形化粧料にひびや割れが生じ、消費者クレームにつながる不良品となってしまうことがある。
そこで、箱体のフラップを利用して中の固形化粧料容器(コンパクト)を保護したり(例えば、特許文献1参照)、固形化粧料容器をその容器形状に合わせた保護ケースを製作し、保護ケースには緩衝性や収容性を有する形状を持たせることで固形化粧料を保護する(例えば、特許文献2参照)ことが行われている。
また、固形化粧料容器自体に緩衝機構を持たせることも行われている(例えば、特許文献2、特許文献3参照)
特開平 8−301269号公報 (第1図,第3図) 特開2005−185356号公報(第1〜5図,〔0012〕〜〔0015〕段落,第8・9・14・15図) 特開2006− 55204号公報(第1図)
しかしながら、特許文献1に示される包装箱では固形化粧料容器が包装箱と同様の略四角形であれば良いが、略円形状の化粧料容器ではフラップが固形化粧料容器を十分に保護しきれず効果を引き出すことが出来ない。また特許文献2に示される様な保護ケースを製作すると、固形化粧料保護という点ではその効果も大きいのであるが、その製作コストが高くなる。また同文献の固形化粧料容器や特許文献3で示される固形化粧料容器自体で緩衝機構をもたせると、容器自体が複雑となったり、部品点数の増加が生じ、さらに特許文献3については側面方向からの衝撃に対して弱いといった点があった。
そこで本発明は、箱体に収容される各種生活関連物品、とりわけ振動や衝撃に弱い固形化粧料用の容器において、簡単な構成でかつコストを抑えて、外部からの衝撃、特に側面方向からの衝撃を弱めることを可能とする緩衝材を提供することを本発明の目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明者が鋭意研究した結果、容器に薄い板状の緩衝材シートを組付けて箱体に収容することにより、簡単な構成でかつコストを抑えて、外部から
の衝撃、特に側面方向からの衝撃を弱める効果が大きいことを見出し、本発明を完成したものである。
即ち第1の発明は、内部に物品収容凹部を有する容器本体と上面が解放された容器本体を閉鎖する蓋部とを有する容器と、少なくとも容器を収容する容器収容部を有する箱体とにおいて、薄い板状であって、容器に組付けて箱体に収容されることを特徴とする緩衝材シートである。
第2の発明は、緩衝材シートを容器に組付けて箱体に収容された状態で容器上面側から透視した緩衝材シートの全体形状が、箱体の容器収容部の全体形状と略同一である点である。これは緩衝効果の面から好ましい。
第3の発明は、緩衝材シートが1枚から構成され、その形状が略四角形状であることであり、これにより構成が簡単となり、一般的に使用される箱体の形状と同一であり好ましい。
第4の発明は、緩衝材シートがフラップを有している。このフラップは緩衝効果を上げるために有効であり、該フラップは緩衝材シートの少なくとも1つの対向する両辺に設置すると効果が大きい。緩衝材シートが略四角形状であれば、その4辺にフラップを設けるとより好ましい。
第5の発明は、緩衝材シートを容器に組付けて箱体に収容された状態で容器上面側から透視した容器の全体形状が、略四角形状ではない、例えば略円状、もしくは略楕円状のものであり、本発明ではこのような形状であっても効果を十分に発揮する。
第6の発明は、緩衝材シートは、容器本体と蓋部とに挟まれるように容器に組付けられていることであり、このようにすると、緩衝材シートの位置が安定し好ましい。容器の蓋の形態は、容器本体と蓋部とが螺合するものでも良いし、容器本体と蓋部とがヒンジ部を介して接続するものであっても良い。
第7の発明は、緩衝材シートと容器との相対位置を自由に変更できるという点にある。緩衝材シートは容器に組付けられた後に箱体に収容されるが、容器にロゴなどが印刷されている場合には、それを箱体に対して位置を決めて収容したい場合がある。その際に容器に対する緩衝材シートの位置を容易に変更することが出来ると、シートと容器、箱体との位置調整が容易に出来、至極便利である。
第8の発明は、緩衝材シートが容器に組付けられる際に容器に対する緩衝材シートの位置決めができる機能を有している点にあり、これであれば、緩衝材シートと容器との位置調整をすることなく箱体へ収容でき、作業が簡易となる。
第9の発明は、緩衝材シートの材質をポリエチレンテレフタレート(PET)とするものであり、材質をPETとすることで、強度や弾性、加工性等の面から好ましい。
本発明によれば、箱体に収容される各種生活関連商品において、簡単な構成でしかも多大なコストをかけることなく、外部からの衝撃に対して高い緩衝効果を有することができる緩衝材シートを提供することが可能であり、振動に起因した内容物の品質劣化を防止することができる。
つぎに、本発明の実施の形態を図面にもとづいて詳しく説明する。
図1は本発明の実施の形態を示す斜視図である。本実施の形態では容器として化粧料容器を用いている。図1から明らかなように、本発明の緩衝材シート1が容器2に組付けられ、箱体3に収容されている。緩衝材シート1は容器2上面側から透視した形状が箱体3の形状と略同一形状(四角形)をしており、その大きさは箱体よりわずかに小さく設計されているが略同一の大きさである。本図では、箱体3は、容器を収容する容器収容部3aのみから構成されているが、箱体のフラップ部3bが連接している面とは反対側の面から
商品訴求力向上を目的としたロゴやキャッチフレーズ等を印刷している表示部が連設されていても良いし、箱体を吊下げるための穴を設けた吊下げ片を箱体のフラップ部3b根元から立設するような機構を採用していても構わない。
また図2は図1のA−A'断面の断面図であり、容器2は上面が解放された物品収容凹部2cを有する容器本体2aと、容器本体2aと螺合して容器本体2aの上面を閉鎖する蓋部2bとからなる。容器の内部には、化粧料4を収容した金皿5の上に化粧料を塗付するパフ6が収容されている。容器本体2aと蓋部2bとの間に本発明の緩衝材シート1が組付けられている。
図3は本実施の形態における緩衝材シート1の組付け方を示している。この例では緩衝材シート1は、シート本体部1aと、その中心には貫通孔1bが設けられている。貫通孔1bは、容器2の蓋部2bと螺合する容器本体首部2dが挿通可能であって、容器本体肩部2eは挿通不可能なサイズで設計されているため、緩衝材シート1は容器本体肩部2eに載置される。その状態のまま上方より蓋部2bが螺合されることによって、緩衝材シート1が容器2に組付けられる。尚、緩衝材シートの組付け方はこの方法のみならず、例えば容器本体2a外周部もしくは蓋部2b外周部に溝を刻設し、そこに緩衝材シートの貫通孔1bを無理嵌めしても良い。
この様に緩衝材シート1が組付けられた容器2を箱体3に収容する作業において、元々容器の収容性を考慮して容器よりも大き目に設計されていた箱体に対して、緩衝材シート1の大きさが箱体3よりもわずかに小さい略同一サイズであるため、収容作業が困難になることが予想される。しかしながら、緩衝材シート1が箱体3と略同一の形状で製作されているため、容器2を収容する際にガイドの役割を果たし、収容作業が困難となる事はない。
図1,2では緩衝材シート1は、1枚のシートから製作されているが、容器2の構造に合わせて2枚もしくは3枚のパーツに分け、同様の構成をとることも可能である。但しパーツ数が増えることにより、組付けの作業が煩わしくなるのは避けられないため、極力1枚のシートから構成されているのが、組付け作業面、パーツ数減少の面、製作コストの面からも望ましいと言える。
本発明の形態では、箱体3は四角形状であり、それに合わせて緩衝材シート1も四角形状であるが、これに限ったものではなく、例えば箱体3が容器上面側から見た形状が多角形状のものでも良いし(図4参照)、凹みがある様な形状のものであってもよい。さらに、緩衝材シート1も必ずしも箱体1と同一形状である必要はなく、異なる形状であっても良い。例えば四角形状の箱体に八角形状(図5参照)や十字形状(図6参照)、家型形状(図7参照)などの緩衝材シートであっても良い。緩衝材シートによって箱体中における容器の位置を固定し、かつ箱体側面方向からの衝撃に対して緩衝材シートを経由して容器に到達する構成が採れれば良い。当然、特殊な形状になればコストアップの要因ともなり、収容作業も煩雑となる可能性があるため、箱体3の収容部3aと緩衝材シート本体1aは同じ四角形状で、わずかに緩衝材シートの方が小さい略同一のサイズであることが望ましい。
本発明の形態では、容器2は略円状の形状をしている。本発明の緩衝材シートにおいては、容器の形状はこれに限ったものではなく、四角形状、もしくは四角形状以外の多角形状、楕円形状、扇形形状等、様々な形状の容器であっても適用が可能である。
図8と図9は本発明の別の形態であり、緩衝材シート1にフラップ1cを有する点が異なっており、それ以外は図1で示したものと同一である。該フラップは緩衝材シート本体
部1aの辺に連接した形で設けられ、緩衝材シート本体部1aとフラップ1cとの境界で折り曲げられて使用される。該フラップ1cにより衝撃を受けた際にクッションの役割を果たし、より緩衝効果を高めることが可能である。フラップ1cを折り曲げる方向は、上下どちらでも構わないが、折り曲げ完了後のフラップが緩衝材シート本体部1a側に入り込まない(曲げ角度が90度以上にならない)ことが必要である。折り曲げ過ぎるとフラップのクッション効果が得られなくなるためである。フラップ1cは緩衝材シート本体部1aの1辺のみに設置してもその効果を発揮するが、少なくとも1つの対向する両辺に設けると、緩衝効果の面から好ましい。図8もしくは図9では2箇所にフラップ1cが設けられている。また緩衝材シート1の形状が略四角形状であれば、フラップ1cが4辺全てに設けられるのが更に好ましい。
図10は本発明の更に別の形態であり、容器2の容器本体2aと蓋部2bとがヒンジ部2fを介して接続しているタイプの容器である。この様なタイプの容器2であっても本発明の緩衝材シート1は有効であり、図の様に容器本体2a上に緩衝材シート1を置き、蓋部2bによって挟めば良い。図10の場合であれば、図1〜3,8,9に示した様に容器本体首部2dが存在しないため、貫通孔1bは不要であるが、容器蓋部2bを閉鎖する場合にヒンジ部2f部分との接触を避けるために、緩衝材シート1には逃がし部分1dを設けている。
尚、蓋部2bの形態について、容器本体2aと螺合するタイプやヒンジを介して接続する事例を示したが、本発明はこれに限ったものではなく、蓋部2bの内径と容器本体首部3dの寸法を密にして密嵌するものでも良いし、蓋部2b、容器本体2aのどちらか一方に溝が周設され、もう片方にボスが立設されて閉止されるタイプでも良く、あらゆるタイプの閉鎖形式に対応可能である。
図11は容器本体2aに緩衝材シート1を載せた状態を示す図であって部分拡大図を付している。ここで、容器本体肩部2eには位置決め突起2gがあり、それに対応する緩衝材シート1にも位置決め凹部1eが設けられている。これにより、容器本体2aと緩衝材シート1との相対的な位置決めがなされる。通常容器本体2aと蓋部2bとは螺合部の設計により相対的な位置が決まる様になっていたり、積極的に相対位置を決める機構を設けているため、図11の様にすることで、蓋部2bと緩衝材シートとの相対的な位置も決まる。これにより例えば蓋部2bに意匠的なデザインが施されていたり、ロゴが記されている場合に、箱体に収容する作業時に緩衝材シート1と箱体3と容器2の蓋部2bとの位置合わせをする手間を省くことができる。
ただ、この様な位置決め機構を設けることは、当然コストアップにつながる。通常図8もしくは図1に示す様な蓋部2bを螺合するタイプの容器では容器本体肩部2eと蓋部2bとは、擦れや割れ等の不具合を避けるために多少の隙間が生じるように設計されている。この隙間と緩衝材シート1との厚みを調整することにより、閉蓋後であっても緩衝材シート1が容器2に対して相対回転させることが出来るため、収容作業においても位置を修正しながら収容することが可能となる。
図12は図11とは別の方法により容器本体2aと緩衝材シート1との相対的な位置決めをしている。この形態では蓋部2bを閉鎖する際に容器本体部2aの凹部に、蓋部2bの突起部分が挿入されるが、その容器本体2aの凹部を利用して、緩衝材シート1に凹部に挿入できる挿入片1fを立設している。これと逃がし部1dにより容器本体2aと緩衝材シート1との相対的な位置が決めることができる。さらにこれにより、緩衝材シート1と容器2との固定状態を強固に保つ機能も併せもつこともできる。
図11,12に示したものに限らず、緩衝材シート1と容器2との位置決め機構を設ける事は、箱体3への収容作業や、商品としてのデザイン性に関し大変有用である。
本発明における緩衝材シート1の材質は、適度な強度と弾性力を有し、薄い板状に製作可能なものであれば一般的に包装材料に使用する材料から選択でき、ポリエステル樹脂(ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等)やポリオレフィン樹脂(ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等)、アクリル樹脂(ポリメタクリル酸メチル(PMMA)等)やポリスチレン樹脂(PS)等の合成樹脂や、またはボール紙などの紙類なども使用できる。中でもポリエチレンテレフタレートが強度や弾性力、コストの面から好適である。
本発明における緩衝材シート1の厚みは、収容する物品の大きさや重さなどによっても様々な範囲を採り得る。上記図1で示した化粧品を例にとれば、箱体がPET製の約70×70×24mmサイズの直方体で、化粧料容器がアクリロニトリルスチレン(AS)製で約φ65×23mmの大きさのものであれば、PET製の緩衝材シート1は0.1〜1mm程度の厚みを採ることが可能である。この範囲であれば、緩衝材としての強度・弾性力、材料コストの面で優れている。
また緩衝材シート1のフラップ1cの大きさも任意であり、例えば図8では緩衝材シートの1辺の長さよりもフラップの長さを短くしているが、箱体3に収容することが可能であれば、緩衝材シート1の辺を超えた長さとしても構わない。またフラップ1cの幅については、折り曲げ性と衝撃時のクッション性を考慮すると、3mm以上が望ましく、5mm以上が更に好ましい。またフラップ1cの最長幅は、緩衝材シート1を容器2に組付けて、緩衝材シート本体1aとフラップ1cとの境界を直角に折り曲げた際に、フラップ1cが底面または天面に接触する程度までの範囲であれば、フラップ1cが箱体3の中で容器2を浮かせたり、上下方向に押し付けたりすることがないので、この範囲で設定するのが望ましい。
尚、本明細書中の表現で、箱体の容器収容部と緩衝材シートの全体形状が略同一であるとあるが、ここで言う緩衝材シートとは緩衝材シート本体1aの外形状を意味し、フラップ部分や貫通部等の形状は含んでいない。さらに、形状が略同一であるとの意味は、緩衝材シートのコーナーに面取りやR加工を加えたり、部分的に凹みを設けたりする加工がされていても、概略とする外形状が同一であれば、同一形状であるとしている。
同様に本明細書中の表現において、箱体の容器収容部と緩衝材シートとの大きさに関し、わずかに緩衝材シートが小さく略同一の大きさである、という点も同様で、緩衝材シート本体1aの外寸法の大きさを意味し、略同一との意味は、辺の長さで表現すれば、箱体の辺に対して対応する緩衝材シートの辺の寸法は、箱体の辺の寸法の80%以上、好ましくは90%以上、更に好ましくは95%以上である場合を指す。
次に本発明の実施例および比較例を挙げ、落下試験を実施することにより本発明の効果について説明する。
既知の金皿に表1で示す処方の化粧料を打型(固形化)し、表2で示す化粧料容器の物品収容凹部底面に市販の両面テープで固定した後、本発明の各種緩衝材シート及び蓋部を装着した実施例、及び緩衝材シート無しの比較例について、200mmの高さから側面方向に垂直に自由落下させ、固形化した化粧料の破損が発生するまでの回数を観察した。この結果を表3に示す。尚、落下させる方向の詳細は図13に示す通り、箱体の左右方向(箱体のフラップが無い側)をX方向、箱体の上下方向(箱体のフラップが有る側)をY方向とした。
Figure 2008073388
Figure 2008073388
Figure 2008073388
表3の結果から明らかな通り、比較例1の様に緩衝材シート無しでは、X方向では5回の落下に耐えらず、またY方向も10回の落下に耐えられないものが、緩衝材シートを設置することにより、格段に耐衝撃性が向上する(17回以上)。また緩衝材シートにフラップを設けることにより、その効果が更に向上することが確認できた(50回以上の落下にも耐えることが可能)。尚、X方向の落下よりもY方向の落下の方が試験結果が良いのは、箱体のフラップによるクッション効果によるものである。
本発明の緩衝材シートが適用できる物品としては様々なものがあり、実施形態で示した化粧品はもとより、日用品や精密機器、文房具等の事務機器等でも使用可能であり、物品に組付けて緩衝材シート経由で物品に衝撃が伝わる様にできれるものであれば良い。産業上、広く利用しうる発明である。
本発明の1つの実施形態を示す斜視図 図1のA−A’断面図 図2で、緩衝材シートを組付けることを示した説明断面図 (図面の理解補助を目的として緩衝材シートの横に、緩衝材シートの斜視図を示す) 箱体形状、緩衝材シート形状のバリエーションを示す透視図 緩衝材シート形状のバリエーションを示す透視図 緩衝材シート形状のバリエーションを示す透視図 緩衝材シート形状のバリエーションを示す透視図 本発明の別の実施形態を示す斜視図 図8のB−B'断面図 本発明のさらに別の実施形態を示す斜視図 緩衝材シートと容器本体との位置決めを示す事例の平面図(部分拡大図を含む) 緩衝材シートと容器本体との位置決めを示す別の事例の平面図(部分拡大図を含む) 実施例における、落下試験の落下方向を示す説明図 実施例1,2の緩衝材シート形状を示す平面図 実施例3,4の緩衝材シート形状を示す平面図 実施例5,6の緩衝材シート形状を示す平面図
符号の説明
1 緩衝材シート
1a 緩衝材シート本体部
1b 貫通孔
1c フラップ
1d 逃がし部
1e 位置決め凹部
1f 挿入片
2 容器
2a 容器本体
2b 蓋部
2c 物品収容凹部
2d 容器本体首部
2e 容器本体肩部
2f ヒンジ部
2g 位置決め突起
3 箱体
3a 容器収容部
3b フラップ部
4 化粧料
5 金皿
6 パフ

Claims (14)

  1. 内部に物品収容凹部を有する容器本体と上面が解放された容器本体を閉鎖する蓋部とを有する容器と、少なくとも容器を収容する容器収容部を有する箱体とにおいて、薄い板状であって、容器に組付けて箱体に収容されることを特徴とする緩衝材シート。
  2. 緩衝材シートを容器に組付けて箱体に収容された状態で容器上面側から透視した緩衝材シートの全体形状が、箱体の容器収容部の全体形状と略同一である請求項1に記載の緩衝材シート。
  3. 緩衝材シートが1枚から構成されており、該形状が略四角形状である請求項2に記載の緩衝材シート。
  4. 緩衝材シートにフラップを有する請求項1から3のいずれかに記載の緩衝材シート。
  5. 緩衝材シートの少なくとも1つの対向する両辺にフラップを有する請求項1から4のいずれかに記載の緩衝材シート。
  6. 緩衝材シートの4辺にフラップを有する請求項3に記載の緩衝材シート。
  7. 緩衝材シートを容器に組付けて箱体に収容された状態で容器上面側から透視した容器の全体形状が、略四角形状ではない請求項1から6のいずれかに記載の緩衝材シート。
  8. 緩衝材シートを容器に組付けて箱体に収容された状態で容器上面側から透視した容器の全体形状が、略円状である請求項7に記載の緩衝材シート。
  9. 緩衝材シートが容器本体と蓋部とに挟まれるように容器に組付けられている請求項1から8のいずれかに記載の緩衝材シート。
  10. 緩衝材シートが容器本体と螺合する蓋部とに挟まれるように容器に組付けられている請求項9に記載の緩衝材シート。
  11. 緩衝材シートが容器本体とヒンジ部を介して接続する蓋部とに挟まれるように容器に組付けられている請求項9に記載の緩衝材シート。
  12. 緩衝材シートが容器に組付けられた後に容器に対する緩衝材シートの相対位置を変更可能な請求項1から11のいずれかに記載の緩衝材シート。
  13. 緩衝材シートが容器に組付けられる際に容器に対する緩衝材シートの位置決めができる機能を有する請求項1から11のいずれかに記載の緩衝材シート。
  14. 緩衝材シートの材質がポリエチレンテレフタレートである請求項1から13のいずれかに記載の緩衝材シート。
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