JPH09191531A - ワイヤハーネス用グロメット - Google Patents

ワイヤハーネス用グロメット

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Publication number
JPH09191531A
JPH09191531A JP7353006A JP35300695A JPH09191531A JP H09191531 A JPH09191531 A JP H09191531A JP 7353006 A JP7353006 A JP 7353006A JP 35300695 A JP35300695 A JP 35300695A JP H09191531 A JPH09191531 A JP H09191531A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire harness
grommet
wire insertion
wire
diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7353006A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuhiko Okamoto
辰彦 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP7353006A priority Critical patent/JPH09191531A/ja
Publication of JPH09191531A publication Critical patent/JPH09191531A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Insulating Bodies (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多様な束径D1のワイヤハーネス5に共用可
能にして良好な防水性能を有し、かつ、ワイヤハーネス
5への装着性に優れるワイヤハーネス用グロメット1を
提供する。 【解決手段】 車体の隔板の貫通孔に取着係止する隔板
取着部2に、ワイヤハーネス5を防水状に貫挿する電線
挿通管部3を一体に連設したワイヤハーネス用グロメッ
ト1において、電線挿通管部3の周壁6を、電線挿通管
部3の長手方向に切欠いて、周壁6と連続するプリーツ
片11を外方へ伸ばして重ね合せて折り返すプリーツ部
10を備え、自由状態の電線挿通管部3の基本管径D2
が挿着すべきワイヤハーネス5の束径D1と異なると
き、その管径の過不足をプリーツ片11によって修正補
充する構造が特徴である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体・機器に配設
するワイヤハーネスに装着して、車体等の隔板を貫通し
て配設したワイヤハーネスの配設姿勢を整えて保持する
と共に、その貫通部位の防水等を図るのに使用するワイ
ヤハーネス用グロメットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ワイヤハーネス用グロメット1は(図3
参照)、車体等の隔板15に設けた貫通孔16に嵌め着
ける嵌着係止溝4を周設した環体形状の隔板取着部2
に、ワイヤハーネス5を貫挿する電線挿通管部3を一体
に有する基本形状からなり、その電線挿通管部3の周壁
を貫挿したワイヤハーネス5の外周に圧接させて防水状
に装着し、ワイヤハーネス5の隔板貫通姿勢を整えて保
持するようになっている。
【0003】しかし、貫挿保持するワイヤハーネス5は
ワイヤハーネスシステムの設計変更によって電線構成が
変更され、ワイヤハーネス5の束径D1が変化すること
があると共に、若干範囲のサイズの束径D1のものに、
同一形状のワイヤハーネス用グロメット1が共用できる
ことが、ワイヤハーネス付属品としての部品コスト・部
品管理性の観点から好ましく、この共用性能を有するも
のとして、実開平2ー110122号・実開平2ー12
5518号・実開平4ー47332号等の公知例があ
る。
【0004】即ち、その公知例のものは(図3の(A)
(B)(C)参照)、電線挿通管部3の端部から隔板取
着部2の方向に切り込んだスロット溝20を多数設け、
そのスロット溝20の弾性開きによって束径D1が異な
るワイヤハーネス5を貫挿するもの、または、電線挿通
管部3を、周方法に波形21が連続する波形管形状に形
成し、その波形管の弾性拡径によって束径D1の異なる
ワイヤハーネス5を貫挿するもの、或は、電線挿通管部
3の管周の一部を外方へ膨出する膨出部22になし、こ
の膨出部22を伸縮させて、膨出部22以外の周壁でワ
イヤハーネス5を挾着し、束径D1が異なるワイヤハー
ネス5を貫挿する構造を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上の公知例のもの
は、貫挿すべきワイヤハーネス5の束径D1に順応させ
て、電線挿通管部3を拡径し、束径D1が異なるワイヤ
ハーネス5に共用できるものの、以下に述べる実用性上
の不具合点がある。即ち、前記スロット溝形状のもの
は、大なる束径D1のものを挿通したとき、開いたスロ
ット溝20の部分が、ワイヤハーネス5への圧接周壁不
存在となるので防水性能に欠ける。そして、自由状態の
電線挿通管部3の内径より小なる束径D1のときも、ス
ロット溝20の溝巾のゼロセットができないので、同じ
く防水性能に欠ける。
【0006】一方、前記の波形管形状のものは、その波
形21の伸長によって大なる束径D1のものを挿通する
ものの、テープ巻きによって波形21を押し潰してワイ
ヤハーネス5に圧接させても、ワイヤハーネス5の外周
に電線挿通管部3の周壁が圧接できない欠落部分を生じ
て防水性能に欠けると共に、その波形21を押し潰して
テープ巻きセットする作業は煩雑にして手数がかかる。
【0007】さらに、前記膨出部構造のものは、前記波
形管形状のものと同様に、その膨出部22を押し潰して
テープ巻き固定するので同じく防水性能に欠けると共
に、ワイヤハーネス5への押し潰しテープ巻の作業が煩
雑にして、ワイヤハーネス5の量産成形ラインの生産性
を阻害する。本発明は、以上の従来技術の難点を解消す
るワイヤハーネス用グロメットを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の技術課題を解決す
る本発明のワイヤハーネス用グロメットは「車体・機器
の隔板の貫通孔に取着係止する隔板取着部に、ワイヤハ
ーネスを貫挿して防水状に保持する電線挿通管部を一体
に連設したワイヤハーネス用グロメットおいて、前記電
線挿通管部の周壁を前記電線挿通管部の長手方向に切欠
いて、前記周壁と連続するプリーツ片を外方へ伸ばして
重ね合せて折り返すプリーツ部を備え、前記プリーツ部
によって、自由状態の前記電線挿通管部の基本管径の過
不足を修正・補充する構造」になっている。
【0009】即ち、本発明のワイヤハーネス用グロメッ
トは、前記のプリーツ部を基端部分から必要な量だけ開
くことによって、電線挿通管部の周壁を補充し、挿通し
たワイヤハーネスの外周の全周に圧接させると共に、余
剰のプリーツ部は、そのまま倒し込んで、ワイヤハーネ
スに圧接している周壁にテープ巻き固定して、束径D1
が異なるワイヤハーネスに共用装着する構造が特徴であ
る。そして、その装着固定をし易くするために、電線挿
通管部の先端に、ワイヤハーネスの外周に添着する舌片
状固定片を突設したり、自由状態のプリーツ部が電線挿
通管部の管体方向へ倒れ姿勢を呈する形状にする等の態
様が採択される。
【0010】
【作用】以上の本発明のワイヤハーネス用グロメット
は、挿通すべきワイヤハーネスの束径に対して、自由状
態の電線挿通管部の管径が不足する場合は、そのプリー
ツ部を下端から順次開いて、その不足管壁を補充して大
なる束径D1のワイヤハーネスを挿通し、ワイヤハーネ
スの全周に電線挿通管部の周壁を圧接することができ
る。そして、束径D1が小にして管径が過大のときは、
そのプリーツ部の基端部分を本来の管径部分に重ねて縮
径し、小なる束径D1のワイヤハーネスに全周圧接する
ことができるので、広範な束径D1の変化に順応して良
好な防水性能が確保できる。そして、ワイヤハーネスへ
の固定は、管径の過不足を補充・修正した余剰分のプリ
ーツ部を、管体方向へ倒してテープ巻きすれば良く、そ
の固定作業は前記従来構造のものより簡易化する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のワイヤハーネス用グロメ
ットは以下の実施例ように実施される。
【0012】
【実施例】車体の隔板の貫通孔に嵌め着ける嵌着溝4を
周設した環体の隔板取着部2に、ワイヤハーネス5を貫
挿する電線挿通管部3を一体に有し、その電線挿通管部
3の周壁6をワイヤハーネス5に圧接して防水状に保持
し、ワイヤハーネス5の隔板貫通の配設姿勢を整えて保
持するゴム製のワイヤハーネス用グロメット1におい
て、その電線挿通管部3には、以下に詳述するプリーツ
部10が設けられている。
【0013】即ち、円管体をなす電線挿通管部3のプリ
ーツ部10は、円形の一点の分岐ポイントから周壁6が
外方に所要長伸びて、重なるようにして折り返して分岐
ポイントに復帰する襞形状からなり、そのプリーツ部1
0はプリーツ基端8が電線挿通管部3の全長に伸長して
いる。そして、電線挿通管部3の自由状態(ワイヤハー
ネス5を挿通しない自由状態)では、プリーツ部10を
外方に突設した管主部9が基本管径D2の円管形状を保
持すると共に、ワイヤハーネス5の挿入等によって管主
部9を強制拡径すると、管主部9の外周に存在するプリ
ーツ基端8のスロット口7が開いて、プリーツ部10を
構成するプリーツ片11が、管主部9の不足周壁を補充
するようになっている。
【0014】なお、この実施例のプリーツ部10は、前
記の弾性開きによる周壁補充を容易かつ的確にするた
め、プリーツ部10のプリーツ片11の肉厚T2は管主
部9の周壁6の肉厚T1の約1/2に形成され、この薄
肉のものが微量空隙を介して重なると共に、プリーツ部
10の先端は半径Rの膨出円形状の折り返し点12を有
している。
【0015】そして、電線挿通管部3の前端には、挿通
したワイヤハーネス5の外周に添着姿勢を呈する舌片状
固定片13が突設されると共に、前記自由状態の電線挿
通管部3のプリーツ部10は、スロット口7を通る管主
部9の直径に対して傾斜角θを有して管主部9側に倒れ
る傾斜姿勢になっている。
【0016】そして、以上のプリーツ部10を有するワ
イヤハーネス用グロメット1は(図1の(D)参照)電
線挿通管部3にワイヤハーネス5を挿通して、ワイヤハ
ーネス5の所定位置にセットされ、そのワイヤハーネス
5の外周に添っている舌片状固定片13にテープ巻き1
4を施して、グロメット1をワイヤハーネス5に装着固
定する。続いて、突設姿勢のプリーツ部10を管主部9
側に倒してテープ巻き14を施し、ワイヤハーネス5の
全周に電線挿通管部3の内周を圧接して防水状に装着セ
ットされる。
【0017】以上の図1実施例のものは(図2参照)、
ワイヤハーネス5の束径D1が管主部9の基本管径D2
より小なるときは、図2の(A)のように、スロット口
7を利用して周壁6を若干重ね合せて、基本管径R2の
過大を修正し、ワイヤハーネス5の全周に電線挿通管部
3を圧接させることができる。そして、束径D1と基本
管径D2が同等のときは、図2の(B)のように、プリ
ーツ部10をそのまま倒してテープ巻きセットすること
によって、ワイヤハーネス5の全周に電線挿通管部3の
周壁6が圧接される。
【0018】そして、束径D1が基本管径D2より大な
るときは、図2の(C)のように、スロット口7からプ
リーツ部10を開いて、プリーツ片11の若干量をワイ
ヤハーネス5の外周に当接させ、プリーツ片11の全量
または一部によって、その径差による管主部9の周壁不
足を補充し、余剰分として突設するプリーツ部10を、
同じく倒してテープ巻き14でセットし、ワイヤハーネ
ス5の全周に電線挿通管部3を圧接して防水状にセット
される。
【0019】そして、図1実施例のものは、プリーツ片
11が前記の薄肉構成にして、膨出円形の折り点12を
有しているので、束径D1と基本管径D2の径違いによ
る管主部9の管径縮小と管径拡大に、プリーツ部10が
容易に順応するので、ワイヤハーネス5への対応フィッ
ト性が良く、基本管径D2の50〜200パーセントの
広範領域の束径D1のワイヤハーネス5に、単一のグロ
メット1が円滑に共用できる。そして、そのプリーツ部
10が前記の傾斜姿勢を有するので、管主部9への倒し
込み固定もし易くワイヤハーネス5への装着セットの作
業性が、前記従来構造のものより向上する。
【0020】なお、本発明のワイヤハーネス用グロメッ
ト1は、前記の実施例に限定されず、プリーツ部10を
図1の(B)に点線例示するように、スロット口7を通
る管主部9の直径上に立設したり、舌片状固定片15を
省略したりする変化がある。
【0021】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明のワイヤハ
ーネス用グロメットは、広範領域の束径サイズのワイヤ
ハーネスに、良好な防水性能を確保して共用できると共
に、ワイヤハーネスへの装着セットの作業性が良く、量
産成形されるワイヤハーネスの成形生産性を向上する効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例のワイヤハーネス用グロメット
を示し、(A)はその斜視図、(B)はその電線挿通管
部の横断面図、(C)はそのプリーツ部の拡大断面図、
(D)はその使用方法の手順と使用状態を説明する斜視
【図2】図1実施例のワイヤハーネス用グロメットの電
線挿通管部へのワイヤハーネスの挿着状態を示し、
(A)(B)(C)ともその横断面図
【図3】従来のワイヤハーネス用グロメットを示し、
(A)は一例の使用状態の正面図、(B)は他の例の電
線挿通管部の横断面図、(C)は他の例の斜視図
【符号の説明】
1 ワイヤハーネス用グロメット 2 隔板取着部 3 電線挿通管部 4 隔板嵌着溝 5 ワイヤハーネス 6 周壁 7 スロット口 8 プリーツ基端 9 管主部 10 プリーツ部 11 プリーツ片 12 プリーツ部の折り返し点 D1 ワイヤハーネスの束径 D2 管主部の基本管径

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体・機器の隔板の貫通孔に取着係止す
    る隔板取着部に、ワイヤハーネスを貫挿して防水状に保
    持する電線挿通管部を一体に連設したワイヤハーネス用
    グロメットおいて、前記電線挿通管部の周壁を前記電線
    挿通管部の長手方向に切欠いて、前記周壁と連続するプ
    リーツ片を外方へ伸ばして重ね合せて折り返すプリーツ
    部を備え、前記プリーツ部によって、自由状態の前記電
    線挿通管部の基本管径の過不足を修正・補充する構造を
    特徴とするワイヤハーネス用グロメット。
  2. 【請求項2】 プリーツ部が、プリーツ部の基端を通る
    直径に対して、任意角傾斜する傾斜姿勢に形成した請求
    項1のワイヤハーネス用グロメット。
  3. 【請求項3】 電線挿通管部の前端に、挿通したワイヤ
    ハーネスの外周に添う舌片状固定片を突設した請求項1
    または請求項2のワイヤハーネス用グロメット。
JP7353006A 1995-12-28 1995-12-28 ワイヤハーネス用グロメット Pending JPH09191531A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7353006A JPH09191531A (ja) 1995-12-28 1995-12-28 ワイヤハーネス用グロメット

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JP7353006A JPH09191531A (ja) 1995-12-28 1995-12-28 ワイヤハーネス用グロメット

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JPH09191531A true JPH09191531A (ja) 1997-07-22

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ID=18427929

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JP7353006A Pending JPH09191531A (ja) 1995-12-28 1995-12-28 ワイヤハーネス用グロメット

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JP (1) JPH09191531A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111619471A (zh) * 2019-02-28 2020-09-04 矢崎总业株式会社 索环以及线束

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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