JPH09191417A - クロック再生装置 - Google Patents

クロック再生装置

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JPH09191417A
JPH09191417A JP246196A JP246196A JPH09191417A JP H09191417 A JPH09191417 A JP H09191417A JP 246196 A JP246196 A JP 246196A JP 246196 A JP246196 A JP 246196A JP H09191417 A JPH09191417 A JP H09191417A
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JP
Japan
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value
output
bits
lock state
subtractor
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JP246196A
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English (en)
Inventor
Minoru Hirata
稔 平田
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Synchronizing For Television (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のクロック再生装置は、引き算器はCR
値とLC値の全ビットの引き算を実行しているため、回
路規模が大きくなる。ループ内の伝達関数を動作状態に
かかわらず固定しているため、CR値の受信頻度が大き
く変化すると、再生動作の効率が悪くなってしまい、定
常カウント誤差を0にする制御は実現できない。 【解決手段】 桁数縮小器12は入力されたCR値の桁
数を縮小し、動作開始の一番初めなどに縮小値をLCカ
ウンタ20にセットする。引き算器13は桁数の縮小さ
れたCR値とLCカウンタ20のLC値と引き算する。
引き算器13の出力差分値は、可変演算器15、フィル
タ係数可変のディジタルフィルタ16、アナログフィル
タ18を経てVCXO19の出力発振周波数を制御す
る。VCXO19の出力信号はLCカウンタ20でカウ
ントされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクロック再生装置に
係り、特にエンコーダ側の基準クロックをデコーダ側で
再生するクロック再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】国際標準の画像圧縮方式であるMPEG
(Moving Picture Experts Group)システムでは、デコ
ーダにおいて時刻基準となる同期情報の値を、エンコー
ダ側で意図した値にセット、校正するために、送信側で
あるエンコーダが基準クロックのカウント値(以下、C
R(Clock Reference)値という)を時
刻基準参照値として送信データの一部に挿入して伝送
し、受信側のデコーダでは受信したCR値と内部の局部
的なクロックのカウント値(以下、LC(Local
Clock)値という)を比較、演算処理して受信側の
クロックの発振周波数を制御する。これにより、デコー
ダではエンコーダのCR値を再生することができる。
【0003】ここで、エンコーダは水晶発振器から出力
される27MHz±20ppm(すなわち、27MHz
±540Hz)の基準クロックに基づいてエンコード作
業を行っている。同時に、この基準クロックは下位30
0進数9ビット上位16進数33ビットのカウンタでカ
ウントされており、このカウント値が前記CR値として
使用される。従って、CR値は、下位300進数9ビッ
ト、上位16進数33ビットの計42ビットである。
【0004】このCR値の下位300進数9ビットは、
MPEG規格で定められた90kHz(=27[MH
z]/300)のシステムクロックをデコーダで再現す
るためであり、上位16進数33ビットは、90kHz
のシステムクロックでの計測値で1日24時間の範囲を
表現できるようにするためである。
【0005】図11は上記のCR値に基づいてクロック
再生を行う従来のクロック再生装置の一例のブロック図
を示す。同図において、エンコーダより送信され、デコ
ーダで受信されたCR値は引き算器51により後述のカ
ウンタ55の出力LC値と引き算された後、D/A変換
器52でディジタル・アナログ変換される。このD/A
変換器52の出力アナログ信号は、低域フィルタ(LP
F)53により不要な高周波数成分が除去された後、電
圧制御発振器(VCO)54に制御電圧として印加さ
れ、その出力発振周波数を可変制御する。
【0006】VCO54の出力発振周波数は27MHz
であり、再生クロックとして出力される一方、カウンタ
55により分周されて90kHzとされ、引き算器51
にLC値として入力される。また、カウンタ55は入力
CR値がセットされる。これにより、引き算器51、D
/A変換器52、LPF53、VCO54及びカウンタ
55からなる一巡のフィードバックループ回路により、
入力CR値に同期し、エンコーダのシステムクロックと
完全に周波数の一致したシステムクロックを再生するこ
とができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来
のクロック再生装置は、引き算器51はCR値とLC値
との差分値の絶対値を考慮しないで、42ビットのCR
値の全ビットとの引き算を実行しているため、引き算器
51、D/A変換器52、カウンタ55などの回路規模
が大きくなるという問題がある。
【0008】また、従来のクロック再生装置では、ルー
プ内の伝達関数を動作状態にかかわらず固定しているた
め、CR値の受信頻度が大きく変化すると、再生動作の
効率が悪くなってしまい、また、定常カウント誤差を0
にする制御は実現できない。
【0009】更に、従来のクロック再生装置では、ロッ
ク動作を早くするため、ループゲインを大きくすると、
ジッタが大きいときには得ようとする映像信号の色副搬
送波の変化率(スルーレート)が大きくなり過ぎるとい
う問題もある。
【0010】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
回路規模を縮小し得るクロック再生装置を提供すること
を目的とする。
【0011】また、本発明の他の目的は、動作状態に応
じて最適なループ伝達関数制御ができるクロック再生装
置を提供することにある。
【0012】更に、本発明の他の目的は、定常カウント
誤差を0にできるクロック再生装置を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、本発明は、受信したデータから抽出したX
ビットの基準クロックのカウント値を入力信号として受
け、その下位Yビット(X>Y)に桁数を縮小すると共
に、このYビットの下位(Y−1)ビットの値に差分値
を考慮した値を補正加算して出力する桁数縮小器と、桁
数縮小器のYビット出力値と生成したカウント値とを、
それらの大小関係に応じてYビット出力値の下位(Y−
1)ビットとカウント値との引き算を行って差分値を得
る引き算器と、入力制御信号に応じて出力発振周波数が
可変制御される可変周波数発振器と、引き算器の出力差
分値に応じた制御信号を生成して可変周波数発振器の出
力発振周波数を可変制御して基準クロックの再生クロッ
クを出力させる制御信号生成手段と、可変周波数発振器
の出力再生クロックをカウントして生成したカウント値
を引き算器へ出力するカウンタとを有する構成としたも
のである。
【0014】この発明では引き算器に入力される基準ク
ロックのカウント値の桁数XビットがYビットに縮小さ
れているため、(X−Y)ビットの桁数削減により回路
規模を縮小できる。
【0015】また、本発明は引き算器と制御信号生成手
段の間に設けられ、入力差分値と外部入力演算係数との
演算を行う可変演算器と、引き算器、可変演算器、制御
信号生成手段、可変周波数発振器及びカウンタからなる
一巡のフィードバックループのロック状態を引き算器の
出力差分値及び制御信号生成手段の出力制御信号に基づ
いて判定するロック状態判定手段と、ロック状態判定手
段によりロック状態到達前と判定されたときに比し、ロ
ック状態到達と判定されたときのループゲインを小さく
する演算係数を可変演算器に入力する演算係数算出手段
とを有する構成としたものである。
【0016】本発明では、可変演算器及び演算係数算出
手段により、ロック状態に到達するまでのループゲイン
をロック状態時よりも大きく制御できる。
【0017】また、本発明は引き算器と制御信号生成手
段の間に設けられ、入力差分値のフィルタリングを外部
入力フィルタ係数に応じて行うフィルタと、引き算器、
フィルタ、制御信号生成手段、可変周波数発振器及びカ
ウンタからなる一巡のフィードバックループのロック状
態を引き算器の出力差分値及び制御信号生成手段の出力
制御信号に基づいて判定するロック状態判定手段と、ロ
ック状態判定手段によりロック状態到達前と判定された
ときに比し、ロック状態到達と判定されたときのフィル
タの遮断周波数を低くするフィルタ係数をフィルタに入
力するフィルタ係数選択手段とを有することを特徴とす
る。
【0018】この発明では、ロック状態判定時にはロッ
ク状態到達前よりもフィルタの遮断周波数が低くされる
ため、比較的短い周期のジッタをロック状態時に低減で
きる。
【0019】また、本発明によれば、演算係数算出手段
を、ロック状態判定手段によりロック状態到達と判定さ
れたときは、引き算器の出力差分値に基づき、制御信号
をロック状態時の制御の中心点の値に移行するように制
御する演算係数を出力する構成としたことを特徴とす
る。
【0020】更に、本発明によれば、引き算器を、桁数
縮小器の今回のYビット出力値と今回生成したカウント
値との差分値を、今回のYビット出力値と前回のYビッ
ト出力値との差分値で除算した値を生成出力する構成と
したことを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は本発明になるクロック再生装置の一
実施の形態のブロック図を示す。同図において、図示し
ないエンコーダより送信されたパケットデータはデコー
ダにより受信され、CR入力器11に供給される。この
パケットデータは、エンコーダが生成したエレメンタリ
・ストリーム(ES:Elementary Stream)をある長さ
でパケット化したもので、例えば図2に示すようなパケ
ットサイズド・エレメンタリ・ストリーム(PES:Pa
cketized Elementary Stream)パケットである。図2に
おいて、PESパケットは先頭にヘッダ31が付加さ
れ、続いて42ビットのCR値32、付加情報33が多
重され、最後にESデータ34が多重された構成であ
る。
【0022】パケット化されたESデータは応用システ
ムのフォーマットに従い、他のパケットと混合される。
混合の際、CR値は各パケットがデコーダバッファに入
力終了した時に、パケットの生成時刻を示すCR値とし
て矛盾しないよう、値を補正した後に挿入される。
【0023】このパケットデータは図1のCR入力器1
1に入力され、ここでCR入力器11に有効なパケット
のみ抽出され、その中からCR値が抽出されて桁数縮小
器12に供給される。桁数縮小器12は本発明の要部を
なす回路部で、その詳細な動作は後述するが、入力され
た42ビットのCR値の桁数を縮小し、動作開始の一番
初め、不連続を示すフラグ情報を得た場合、及び動作を
初期化する指示を外部又は本装置内のロック状態判定器
22から受けた場合だけ、その桁数縮小出力値を16進
のLCカウンタ20にセットする。
【0024】桁数縮小器12の出力値(桁数が縮小され
たCR値)は引き算器13に供給され、ここで16進の
LCカウンタ20のカウント値(LC値)と引き算され
る。ここで、CR値とLC値の差の絶対値について説明
する。この実施の形態ではCR値とLC値の差分値を制
御に用いるが、両者の差の絶対値が小さければ42ビッ
トの引き算やLCカウンタは必要ない。両者の差の絶対
値について見当をつけると以下のようになる。いま、L
C値を生成するために27MHz±200ppmのVC
XOを使用すると、エンコーダ基準クロックとの1秒当
りの差は最大220ppm、すなわち5940Hzとな
る。逆に、30ビット分の差が生じるには、この最大ず
れ状態が約50時間続くことになる。従って、差の絶対
値は30ビットあれば十分すぎるほど表現できる。な
お、30ビットという桁数は32ビットCPU処理に因
んで検討したものである。
【0025】次に、引き算器13の動作について図3と
共に説明する。図3はCR値とLC値を(M−1)ビッ
トのフルスケールで打ち切った場合、(Mビット目まで
使用)の差の計算方法を示す。ただし、この場合、以下
の2つの条件が必要になる。
【0026】第1の条件は、CR値とLC値の差の絶対
値が(M−2)ビットフルスケール未満であることであ
る。これは、図中、パターン番号の判断を間違わないた
めの条件である。第2の条件は、CR値を下位9ビット
と上位33ビットを16進数で揃え、(M−1)ビット
分の範囲に変換したとき、その値域が(M−1)ビット
のフルスケールまで連続して変化するよう上手に桁数の
縮小が行われていることである。なお、上位ビットを単
純にカットした後、16進数変換するとフルスケールま
で連続して変化しない。この桁数の縮小方法については
後述する。
【0027】図3において、縦軸は10進数の値、横軸
は時間であり、実線AはCR値で(M−1)ビットオー
ルの値「0」から(M−1)ビットオール「1」の値
「2M-1−1」まで周期的に直線的に変化し、一点鎖線
Bは図1のLCカウンタ20により得られるLC値が、
図1の回路によって入力CR値に追従して変化した場合
を示している。この場合、次の判定をするため、LC
値、CR値の差の絶対値が2M-2−1未満であることが
条件であるため、CR値とLC値との大小関係によって
パターンI〜パターンIIIまでの3つのパターンに分け
る。引き算器13はこの3つのパターンのうちどのパタ
ーンに属するかによってCR値とLC値の差を算出す
る。
【0028】パターンIは差分の絶対値が2M-2−1未
満のときであり、このときの差分値はCR値のM−1ビ
ット目から1ビット目までで表される値(これをA[M
−1..1]で表すものとする)からLC値のM−1ビ
ット目から1ビット目までで表される値(これをB[M
−1..1]で表すものとする)を差し引いた値であ
る。パターンII及びIIIは差分の絶対値が2M-2−1以上
の場合である。
【0029】これらの3つのパターンの判定方法と差分
値の計算式をまとめると、表1に示すようになる。ただ
し、表1中[a]はA[M−1..1]であり、[b]
はB[M−1..1]である。
【0030】
【表1】 次に、上記の引き算器13による引き算を実現するため
の桁数縮小器12による桁数縮小動作について説明す
る。引き算器13による引き算を実現するためには、図
3に実線Aで示したように、桁数を(M−1)ビットに
縮小したCR値は、その値域が(M−1)ビットのフル
スケールまで連続して鋸波状に変化するように桁数の縮
小が行われていることが前提である。
【0031】ここで、CR値は下位300進数9ビッ
ト、上位16進数33ビットのカウント値であるため、
上位33ビットに300を乗じて下位ビットに加えるこ
とで16進数に変換できる。ただし、この変換後の値は
42ビットのフルスケールまで変化しない。下位9ビッ
トが300進数であり、フルスケールまで変化しないか
らである。
【0032】同様に、下位300進数9ビット、上位1
6進数33ビットのうち、下位9ビットと上位33ビッ
トのうちの下からNビットを使用し16進数変換する
と、そのときの(9+N)ビットのうちの下位9ビット
は300進数であり、「0」から「299」までしか変
化しないから、図4に破線Iで示すように「0」から
「300×2N−1」までの値域でしか変化しない。す
なわち、16進数に変換された(9+N)ビットは、
「29+N−1」までのフルスケールのうち、「300×
N−1」までの値域しか用いていないこととなる。
【0033】そこで、変換された(9+N)ビットの最
上位ビットをカットして(9+N−1)ビットとする
と、この場合の値は図4に実線IIで示すように、「0」
から「29+N-1 −1(=512×2N-1−1)」まで直
線的に増加した後、「0」に戻り、次に「(300×2
N−1)−(512×2N-1−1)=D[N]」まで直線
的に増加し、再び「0」に戻る。
【0034】従って、この場合は図4にIIで示すように
ギザギザ変化を繰り返し、図3に実線Aで示したような
鋸波状の変化とならないから、変換された(9+N)ビ
ットの最上位ビットをカットして単純に(9+N−1)
ビットとしただけでは引き算器13による引き算ができ
ない。図3と共に説明したように、パターンに応じて引
き算するためには、鋸波状の変化をする特性である必要
があるからである。
【0035】そこで、この実施の形態では、上記のギザ
ギザ変化をきれいな鋸波状の変化とするために以下のよ
うな補正を施す。まず、1回目の補正について考える。
実線IIの小さい方のギザギザ変化は、(9+N)ビット
の最上位ビットの変化により検出できる(この検出方法
は小さい方の変化点には何回目でも適用できる)。そこ
で、この最上位ビットの変化(具体的には「0」から
「1」への変化)を検出した瞬間以降に、小さいギザギ
ザ変化分の値D[N]を2回目の小さいギザギザ変化ま
での間加算し続けることにより、1回目の補正ができ
る。この1回目の補正を図5にaで示す。
【0036】同様に、2回目以降の補正については、2
回目以降の小さなギザギザ変化が検出される毎に、その
検出以降更に変化分のD[N]を水増しして加算し続け
ればよい。一方、加算分自体及び加算結果Cは「512
×2N-1−1」までの値域であることを考慮すると、K
回目の補正分COMP(K)及び加算結果Cは値域上限
の論理積(又は剰余)をとって次のように表せる。
【0037】COMP(K)={(K×D[N])}&
{(512×2N-1−1)} C={B+COMP(K)}&{(512×2N-1
1)} (ただし、&は論理積を示す記号、Bは(9+N−1)
ビットで表される値) なお、図5のbは2回目の補正、cは3回目の補正を示
す。この補正により、ギザギザ変化を図5に実線III
で、図6に実線IVで示すようなきれいな鋸波状に変換で
きる。なお、図6の上半分の図はN=11の場合の具体
的な値の変化を示す。
【0038】しかし、この補正ではこのままではKの値
がK=0のときから順番に数えていかないと解らない。
途中再生等の場合を考慮すると、Kは受信するCR値か
ら直接見出す必要がある。この問題は、CR値の構成か
らNを0から順番に増やして考えていくと、結局、16
進数変換の際カットした上位(33−N)ビット、及び
使用した(9+N)ビットの最上位ビットを合わせた値
の上位(34−N)ビットの値が上記Kの値に相当して
いることが解る。この補正により、CR値の桁数を(9
+N)ビットに縮小して(9+N−1)ビット同士の引
き算を行うことができる。
【0039】再び図1に戻って説明するに、引き算器1
3により引き算された桁数が縮小されたCR値とLCカ
ウンタ20よりのLC値との差分値は、メモリ14に蓄
積される一方、可変演算器15、ディジタルフィルタ1
6、D/A変換器17及びアナログフィルタ18をそれ
ぞれ経てアナログ制御電圧として電圧制御型水晶発振器
(VCXO)19に印加され、その出力発振周波数27
MHzを可変制御する。このVCXO19の出力信号は
LCカウンタ20によりカウントされる。このカウンタ
20のカウント値LCは引き算器13に入力されると共
にメモリ14に蓄積される。
【0040】これにより、引き算器13、可変演算器1
5、ディジタルフィルタ16、D/A変換器17、アナ
ログフィルタ18、VCXO19及びLCカウンタ20
よりなる一巡のフィードバックループによりVCXO1
9の出力発振周波数は入力CR値の変化に同期するよう
に制御される。
【0041】なお、桁数縮小器12により引き算器13
において引き算するCR値とLC値のビット数を従来よ
りも少なくできるので、引き算器13などの回路を簡略
化できると共に、引き算器13をCPUを用いて演算動
作させた場合は、処理時間を従来に比べて短縮すること
ができる。
【0042】また、メモリ14には、ディジタルフィル
タ16より取り出されたVCXO19のディジタル制御
信号が蓄積される。更に、アナログフィルタ18より取
り出されたVCXO19のアナログ制御電圧はA/D変
換器21に供給されて再びディジタル制御信号に変換さ
れた後、ロック状態判定器22に供給される。ロック状
態判定器22はこのディジタル制御信号とメモリ14か
ら読み出されたディジタル信号とに基づいて、上記フィ
ードバックループがロック状態に入ったかどうかを判定
しており、その判定結果に応じて演算係数算出器24及
びフィルタ係数選択器23を制御すると共に、LCカウ
ンタ20を制御する。
【0043】演算係数算出器24はロック状態に応じて
演算係数を算出し、その演算係数を可変演算器15に供
給してループゲインを可変制御する。また、フィルタ係
数選択器23はロック状態に応じてフィルタ係数を算出
し、そのフィルタ係数をディジタルフィルタ16及びア
ナログフィルタ18にそれぞれ供給し、そのフィルタ特
性を可変制御する。
【0044】すなわち、演算係数算出器24は、差分値
が一定間隔で入力された場合に、図7に実線Vで示すよ
うな特性が得られるような演算係数を発生して可変演算
器15に供給し、入力差分値との演算により特性Vが得
られるループゲインに設定する。
【0045】図7に示すループゲイン特性Vは、VCX
O19の最大制御電圧Vmaxと最小制御電圧Vmin
との範囲内で、かつ、エンコーダのシステムクロックの
上限周波数がVCXO19から出力される制御電圧と下
限周波数が出力される制御電圧の電圧範囲VIの中心がV
CXO19の制御電圧中心V0に一致する特性で、この
クロック再生装置がロック状態に引き込む前には、電圧
範囲VIの外における急峻なループゲイン特性とされ、ロ
ック状態到達後は電圧範囲VIにおける緩やかなループゲ
イン特性である。これにより、ロック状態に引き込むま
での所要時間を短くできる。
【0046】また、クロック再生装置がロック状態に引
き込まれた後は演算係数算出器24は、差分値が一定間
隔で入力された場合に、図8に実線VIIで示すような特
性が得られるような演算係数を発生して可変演算器15
に供給してもよい。図8中、図7と同一部分には同一符
号を付してある。図8において、差分値を制御の中心点
(ロック実績点)V1に緩やかに移行するように再制御
を行う。これにより、VCXO19は図8にVIIIで示す
電圧範囲内で制御され、差分値が0に向かう制御が行
え、定常的なカウント誤差を小さくすることができる。
また、この再制御と共に、可変演算器15の入出力特性
を図8にVIIで示すように補正することにより、ロック
状態時の安定性を一層高められる。
【0047】更に、上記のループゲインの制御と同時
に、フィルタ係数選択器23によるディジタルフィルタ
16及びアナログフィルタ18のフィルタ特性の制御が
ロック状態に応じて行われる。すなわち、ロック状態に
入るまでは、ディジタルフィルタ16及びアナログフィ
ルタ18は、フィルタ係数選択器23より入力されたフ
ィルタ係数に基づき、図9にXで示す低域フィルタ特性
であるのに対し、ロック状態に到達した後は図9にXIで
示すようにロック状態前に比べて遮断周波数が低下した
低域フィルタ特性に制御される。これにより、ロック状
態時には、回線デコーダにおけるジッタ補正とは別に、
比較的短い周期のCR値ジッタに対するこの実施の形態
の応答を緩和させることができる。
【0048】ところで、上記のクロック再生装置はMP
EGデコーダと組み合わせて使用できる。図10はこの
クロック再生装置を用いたビデオ信号再生装置の一例の
ブロック図を示す。同図において、MPEGエンコーダ
からのパケットデータは入力バッファ41及び上記の本
発明のクロック再生装置42にそれぞれ入力される。ク
ロック再生装置42により再生されたクロックはMPE
Gデコーダ44及びスイッチ回路45の端子45bに入
力され、また、クロック再生装置42よりのロック状態
の有無を示すロック判定信号が切換制御信号としてスイ
ッチ回路45に供給される。
【0049】入力バッファ41より出力されたPESパ
ケットデータは、MPEGデコーダ44に供給され、こ
こでビデオデータがデコード出力され、フレームシンク
ロナイザ46でクロック信号に基づいてジッタが補正さ
れた後、ディジタルNTSCエンコーダ47に供給さ
れ、クロック信号に基づいて生成された色副搬送波を有
するNTSC方式のビデオ信号に変換されて出力され
る。
【0050】ここで、スイッチ回路45はロック状態に
入る前には端子45a側に接続され、水晶発振器43か
ら発振出力された所定周波数のクロック信号をスイッチ
回路45を通してフレームシンクロナイザ46及びディ
ジタルNTSCエンコーダ47にそれぞれ入力する。す
なわち、ロック前にはNTSCのビデオレートとクロッ
ク再生装置42により再生されるクロック信号とはずれ
があるため、フレームシンクロナイザ46がその差を隠
し必要に応じてフレームスリップしながらビデオ再生す
る。この際のずれのため、MPEGデコーダ44の入力
側に入力バッファ41を設け、MPEGデコーダ44の
バッファ制御を助けると共に、クロック信号としては水
晶発振器43の出力信号を用いる。
【0051】クロック再生装置42のロック後はスイッ
チ回路45は端子45b側に切換接続され、クロック再
生装置42により再生された所定周波数のクロック信号
をスイッチ回路45を通してフレームシンクロナイザ4
6及びディジタルNTSCエンコーダ47にそれぞれ入
力する。これにより、ロック後はクロック再生装置42
からのクロック信号により完全にビデオ信号を再生でき
る。これにより、NTSC方式ビデオ信号の色副搬送波
の周波数変化率を小さく抑えることができる。
【0052】なお、本発明は以上の実施の形態に限定さ
れるものではなく、例えば引き算器13は入力CR値と
LC値を実際には表1に示したように、また実質的には
両者の差分値を得る引き算動作をするように説明した
が、例えば差分値として(Pcrn+1−Lcn+1)/(P
crn+1−Pcrn)なる重み付けした値を得るような引き算
動作を行うようにしてもよい(ただし、Pcrn+1は今回
入力されたCR値、Pcrnは前回入力されたCR値、L
cn+1は、今回入力されたLC値)。この場合には、CR
値の受信頻度が変化しても、クロック再生動作の効率低
下を抑えることができる。また、本発明はMPEG以外
のディジタル信号中のクロックの再生装置にも適用でき
る。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
引き算器に入力される基準クロックのカウント値の桁数
XビットがYビットに縮小されているため、(X−Y)
ビットの桁数削減により回路規模を縮小でき、よって、
引き算器だけでなく、カウンタ制御信号生成手段の回路
規模を縮小でき、これにより、コストを低減できると共
に、CPUを用いて引き算などを実行する場合は処理時
間を短縮することができる。
【0054】また、本発明によれば、可変演算器及び演
算係数算出手段により、ロック状態に到達するまでのル
ープゲインをロック状態時よりも大きくするように制御
したため、迅速にロック状態に到達させることができ
る。また、本発明によれば、ロック状態判定時にはロッ
ク状態到達前よりもフィルタの遮断周波数が低くされる
ため、比較的短い周期の基準クロックのカウンタ値のジ
ッタをロック状態時に低減できる。
【0055】更に、本発明によれば、演算係数算出手段
は、ロック状態判定手段によりロック状態到達と判定さ
れたときは、引き算器の出力差分値に基づき、制御信号
をロック状態時の制御の中心点の値に移行するように制
御する演算係数を出力するようにしたため、差分値が0
に向かう制御が行われ、定常的なカウント誤差を小さく
できる。
【0056】更に、本発明によれば、引き算器は、桁数
縮小器の今回のYビット出力値と今回生成したカウント
値との差分値を、今回のYビット出力値と前回のYビッ
ト出力値との差分値で除算した値を生成出力するように
したため、基準クロックのカウンタ値の受信頻度が変化
してもクロック再生動作の効率低下を抑制することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるクロック再生装置の一実施の形態
のブロック図である。
【図2】入力されるパケットデータの一例のフォーマッ
トを示す図である。
【図3】図1中の引き算器の動作説明図である。
【図4】16進数に変換した(9+N)ビットの値域及
び最上位ビットをカットした(9+N−1)ビットの値
域をそれぞれ示す図である。
【図5】図1中の桁数縮小器の補正加算動作説明図であ
る。
【図6】図1中の桁数縮小器の補正加算動作説明図であ
る。
【図7】図1のロック動作到達前のループゲイン特性説
明図である。
【図8】図1のロック動作到達後のループゲイン特性説
明図である。
【図9】図1のフィルタ特性制御動作説明図である。
【図10】本発明装置とMPEG2のビデオ再生装置を
組み合わせた装置の一例のブロック図である。
【図11】従来のクロック再生装置の一例のブロック図
である。
【符号の説明】
11 CR入力器 12 桁数縮小器 13 引き算器 14 メモリ(ロック状態判定手段、フィルタ係数選択
手段、演算係数算出手段) 15 可変演算器 16 ディジタルフィルタ(制御信号生成手段) 17 D/A変換器(制御信号生成手段) 18 アナログフィルタ(制御信号生成手段) 19 電圧制御型水晶発振器(VCXO)(可変周波数
発振器) 20 LCカウンタ 21 A/D変換器 22 ロック状態判定器(ロック状態判定手段) 23 フィルタ係数選択器(フィルタ係数選択手段) 24 演算係数算出器(演算係数算出手段) 32 CR値 41 入力バッファ 42 本発明のクロック再生装置 43 水晶発振器 44 MPEGデコーダ 45 スイッチ回路 46 フレームシンクロナイザ 47 ディジタルNTSCエンコーダ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信したデータから抽出したXビットの
    基準クロックのカウント値を入力信号として受け、その
    下位Yビット(X>Y)に桁数を縮小すると共に、この
    Yビットの下位(Y−1)ビットの値に差分値を考慮し
    た値を補正加算して出力する桁数縮小器と、 前記桁数縮小器のYビット出力値と生成したカウント値
    とを、それらの大小関係に応じて前記Yビット出力値の
    下位(Y−1)ビットとカウント値との引き算を行って
    前記差分値を得る引き算器と、 入力制御信号に応じて出力発振周波数が可変制御される
    可変周波数発振器と、 前記引き算器の出力差分値に応じた前記制御信号を生成
    して前記可変周波数発振器の出力発振周波数を可変制御
    して前記基準クロックの再生クロックを出力させる制御
    信号生成手段と、 前記可変周波数発振器の出力再生クロックをカウントし
    て生成した前記カウント値を前記引き算器へ出力するカ
    ウンタとを有することを特徴とするクロック再生装置。
  2. 【請求項2】 前記引き算器と前記制御信号生成手段の
    間に設けられ、入力差分値と外部入力演算係数との演算
    を行う可変演算器と、 前記引き算器、可変演算器、制御信号生成手段、可変周
    波数発振器及びカウンタからなる一巡のフィードバック
    ループのロック状態を前記引き算器の出力差分値及び制
    御信号生成手段の出力制御信号に基づいて判定するロッ
    ク状態判定手段と、 前記ロック状態判定手段によりロック状態到達前と判定
    されたときに比し、ロック状態到達と判定されたときの
    ループゲインを小さくする前記演算係数を前記可変演算
    器に入力する演算係数算出手段とを有することを特徴と
    する請求項1記載のクロック再生装置。
  3. 【請求項3】 前記引き算器と前記制御信号生成手段の
    間に設けられ、入力差分値のフィルタリングを外部入力
    フィルタ係数に応じて行うフィルタと、 前記引き算器、フィルタ、制御信号生成手段、可変周波
    数発振器及びカウンタからなる一巡のフィードバックル
    ープのロック状態を前記引き算器の出力差分値及び制御
    信号生成手段の出力制御信号に基づいて判定するロック
    状態判定手段と、 前記ロック状態判定手段によりロック状態到達前と判定
    されたときに比し、ロック状態到達と判定されたときの
    前記フィルタの遮断周波数を低くする前記フィルタ係数
    を前記フィルタに入力するフィルタ係数選択手段とを有
    することを特徴とする請求項1又は2記載のクロック再
    生装置。
  4. 【請求項4】 前記演算係数算出手段は、前記ロック状
    態判定手段によりロック状態到達と判定されたときは、
    前記引き算器の出力差分値に基づき、前記制御信号をロ
    ック状態時の制御の中心点の値に移行するように制御す
    る演算係数を出力することを特徴とする請求項2記載の
    クロック再生装置。
  5. 【請求項5】 前記引き算器は、前記桁数縮小器の今回
    のYビット出力値と今回生成したカウント値との差分値
    を、今回のYビット出力値と前回のYビット出力値との
    差分値で除算した値を生成出力することを特徴とする請
    求項1記載のクロック再生装置。
  6. 【請求項6】 前記Xビットの基準クロックは下位30
    0進数9ビット、上位16進数33ビットの計42ビッ
    トであり、前記下位Yビットは前記下位9ビットと前記
    上位33ビットの下位Nビットからなる(9+N)ビッ
    トであり、前記桁数縮小器は、前記差分値を考慮しK回
    目に補正加算する値として、次式 COMP(K)={(K×D[N])}&{(512×
    N−1−1)} D[N]=(300×2−1)−(512×2N−1
    −1) (ただし、&は論理積を示す記号)で表されるCOMP
    (K)を前記下位(Y−1)ビットの値に加算すること
    を特徴とする請求項1記載のクロック再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6496553B1 (en) 1997-12-19 2002-12-17 Nec Corporation PLL for reproducing standard clock from random time information
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