JPH0919095A - モータ - Google Patents

モータ

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JPH0919095A
JPH0919095A JP18333695A JP18333695A JPH0919095A JP H0919095 A JPH0919095 A JP H0919095A JP 18333695 A JP18333695 A JP 18333695A JP 18333695 A JP18333695 A JP 18333695A JP H0919095 A JPH0919095 A JP H0919095A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
peripheral portion
tooth
coil
motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP18333695A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Nishimura
幸雄 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
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Publication of JPH0919095A publication Critical patent/JPH0919095A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コイル抵抗を小とし、モータを小型化及び薄
型化し、しかも高トルクのモータを得る。 【構成】 環状の中心部より突出した放射状のテースに
コイルが巻回されるコア体からなり、前記テースは内周
部に対して磁気収束部となる外周部が幅広とされると共
に、厚みを小とし、かつコイルを前記内周部より外周部
に多く巻回したモータ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はモータに係り、特にモー
タのコア形状を改良した高トルクを得るモータに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えば3.5インチフロッピーディスク
を回転駆動する周知構成のモータは図7に示すように、
磁性材からなるコア体1の外周にコイル2を巻回したス
テータは、ベース3上にカシメピン4にて固定されてい
る。一方、ロータ7はべース上に配置された軸受5にそ
の軸6が回転自在に支持されており、上記ステータの外
周面と所定の間隙を介して対向して配置された多極着磁
された駆動用マグネット8を有する。ロータ5はプレス
成形等によって椀型に形成されており、上面には図示せ
ぬディスクの金属製ハブを吸着するためのマグネット9
が固定されると共に、上面に突出する駆動ピン10を図
示せぬ板ばねで支持する構成としてある。また、ベース
3上には軸6の下端部を支持するスラスト軸受11が配
置されている。
【0003】上記したコア体1の形状は図8に示すよう
に、強磁性材の薄板をプレス成形して複数枚を均一に積
層した積層体とし、環状の中心部1aより複数個の放射
状のテース(歯)1bを突出した形状を呈する。テース
1bの幅W0 は均一である。
【0004】そして、このコア体1は図9(A)(B)
に示すように、各テース1bにはその基部から外周部の
磁気収束部にかけてコイル2を均一の厚みに巻回してあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種情報
機器に使用されるモータは少なくとも初期の性能を満足
しつつ、高トルクでかつ小型化及び薄型することが課題
とされている。しかしながら、図9に示すようにコイル
2を各テース1bに均一の巻回するのみでは各テース1
b間に空間δが存在してしまい、これがデッドスペース
となっているのが現状である。
【0006】モータトルクを上げるにはコイルの巻回数
を多くするのが一般的であるが、コイルをテースの内周
部より外周部にかけて多く巻回することは巻き段数を多
くすることになるため、コイルを含めたコア全体の厚み
が大となって、限られたロータ空間にステータを収納す
ることが不可能となり、結果としてモータ全体の厚みが
大となってしまう。このために、従来は高価な強磁性材
料を使用したり、高磁力マグネットの開発を余儀なくさ
れていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたものであり、環状の中心部より突出した放射
状のテースにコイルが巻回されるコア体からなり、前記
テースは内周部に対して磁気収束部となる外周部が幅広
とされると共に、厚みを小とし、かつコイルを前記内周
部より外周部に多く巻回したことを特徴とするモータを
提供するものである。
【0008】
【実施例】以下に本発明に係るモータの一実施例を図1
乃至図6を参照して詳細に説明する。
【0009】なお、説明の便宜上、先に示した従来の構
成部材と同一部材に対しては同一の符号を付して説明す
る。図1に示すようにコア体1の先端部の一のコアの磁
気収束部12 cは基部側に対して厚みを薄くして有る。
具体的には図2(A)(B)に示すように珪素鋼板から
なる強磁性材の薄板をプレス成形した複数枚を積層して
幅Wなるコア体1の上部及び下部のコア11 ,13 のテ
ース11 b,13 bは所定のテース長に対して磁気収束
部を形成しないよう短く形成され、また中間部に位置す
る幅Wなるコア12 のテース12 bは駆動用マグネット
8と所定の間隙を介して対向するようテース幅Wより連
続した大なる幅(W1 )の幅広の磁気収束部12 cを有
し、しかもこの磁気収束部1cの厚みd1 は内周側全体
の厚みdより小としてある。各テースとコアの厚みの関
係は、<数1>によって設定される。つまり、磁気断面
積が略等しい条件に設定される。
【0010】
【数1】
【0011】駆動用マグネット8から発生する磁束は、
磁性体の断面積に影響し、断面積が小さいと磁束密度が
高すぎたり飽和してしまい有効磁束を低減させてしま
う。従って構成される磁気回路によって各々に必要な断
面積は計算によって決定される。コアのテースを透過す
る磁束は断面積が最も狭いところで決定されるため、磁
路の中では断面積が一定となることが好ましく、実施例
ではd×W=d1 ×W1とした。
【0012】上記の如く構成されたコア体1にコイル2
を巻回した状態を図3に(A)(B)に示す。コア体1
に内周側より外周側にかけて均一にコイル2を巻回した
時のコア全体の厚みDとすると、コア体1の中間部のコ
ア12 における幅広の磁気収束部12 cにはコイル2の
巻き段数を多くすることができる。また、テース間の空
間δは従来のものに比べて小となって有効に利用され
る。
【0013】ここで、コイルの巻数n、コイル抵抗r、
コイルの巻線部断面積S、コイルの線積率σ、コイルの
テースの平均周長Lとすると<数2>で表すことができ
る。
【0014】
【数2】
【0015】従って、本実施例の場合、コイルの巻線部
断面積S外周側のコイルの巻線部断面積Sが増加したた
ため抵抗rを下げるか、または巻数nを増加させること
ができる。
【0016】図4は本実施例と従来のコアとによる回転
数−トルクの関係を示す特性図で、本実施例によるコア
の特性aの場合は従来構成のコアの特性bに比べて低回
転で高トルクを得ることができる。
【0017】また、図5に示す電流−トルクの関係を示
す特性図では、本実施例によるコアの特性aの場合にお
けるトルク150kg・cmでの電流値は480mAで、従
来構成のコアの特性bにおける電流値580mAに比べ
て100mAも少なく、低い電流値で高トルクを得るこ
とができる。
【0018】故に、コイル抵抗rと巻数nの断面積を増
加させることにより回転数、トルク、電流の特性を向上
させることができる。
【0019】図6は本発明の他の実施例を示すコアのテ
ースの斜視図であり、コア体1の環状の中心部1aより
突出するテース1bは中心部より外周部の磁気収束部1
cにかけて幅方向が順次拡開すると共に、厚み方向が薄
くなった扇状の形状を呈するものであり、強磁性材の粉
末を焼結成形したものである。この実施例にあっても上
記した磁気断面積の関係を維持するようテースの幅及び
厚みが適宜設定されることが望ましい。
【0020】
【発明の効果】以上詳述した本発明に係わるモータによ
ると、テースの内周部より外周部にかけて均一に形成し
た従来のコアに比して磁気収束部に多くのコイル巻回す
ることができので、コイル抵抗を小とし、モータを小型
化及び薄型化し、しかも高トルクを得ることができるな
どの特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモータの一実施例を示す断面図であ
る。
【図2】本発明のモータのコア形状を示す図である。
【図3】本発明のモータのコアにコイルを巻回した図で
ある。
【図4】本発明のモータと従来のモータとの比較を示す
回転数−トルク特性図である。
【図5】本発明のモータと従来のモータとの比較を示す
電流−トルク特性図である。
【図6】本発明のモータの他の実施例を示すコアの一部
拡大外観図である。
【図7】従来のモータの断面図である。
【図8】従来のモータのコア形状を示す図である。
【図9】従来のモータのコアにコイルを巻回した図であ
る。
【符号の説明】
1…コア体、1a…中心部、1b…テース、12c…磁
気収束部、2…コイル、8…駆動用マグネット。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】環状の中心部より突出した放射状のテース
    にコイルが巻回されるコア体からなり、前記テースは内
    周部に対して磁気収束部となる外周部が幅広とされると
    共に、厚みを小とし、かつコイルを前記内周部より外周
    部に多く巻回したことを特徴とするモータ。
  2. 【請求項2】前記コア体の各テースに巻回されるコイル
    は前記内周部から外周部にかけて略均一に分布させてな
    る請求項1記載のモータ。
  3. 【請求項3】前記コア体は複数枚のコアを積層した積層
    体とし、この積層体の中間部に位置するコアのみ磁気収
    束部となる外周部を形成すると共にその幅を内周部に対
    して幅広としてなる請求項1,2記載のモータ。
  4. 【請求項4】前記コア体は強磁性粉末を焼成した焼結体
    とし、内周部より磁気収束部となる外周部にかけて幅方
    向及び厚み方向の寸法を順次大としてなる請求項1,2
    記載のモータ。
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