JP2009284672A - 電機子及び回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】コイルエンド部の高さを低くし、電機子のアンバランスを低減することができる電機子及び回転電機を提供する。
【解決手段】本発明に係る電機子7は、放射状に延びる複数のティース部16を有する電機子コア12を備えていて、ティース部16は、電機子7の軸方向の両端側に形成された溝部22を有し、溝部22の内径側に巻回された内径側の巻線26と、溝部22の外径側に巻回された外径側の巻線28とは、電機子7の軸方向に重なり合う部分がないように巻回される。
【選択図】図3

Description

本発明は、電機子及び回転電機に関するものである。
回転電機の電機子は、電機子コアに導線が巻回されて巻線が構成されている。このような電機子コアへの巻線は、電機子コアの各ティースのそれぞれに巻線が形成される集中巻きや、2つのティースに跨って橋架状に巻線が形成される重ね巻(多極巻き)などの巻回により形成されていて、設計上それぞれから適宜選択される(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2003−061287号公報 特開2007−043831号公報
しかしながら、特許文献1のように電機子コアの各ティースに跨って橋架状に巻線を形成すると、図5と6に示すように、下層に位置する内径側の巻線126に上層に位置する外径側の巻線128がティース部116に重なった状態で巻回されるため、渡り線部(コイルエンド部)の高さが軸方向に対して高くなる。また、巻線同士が複雑に重なり合うため、電機子コア112の巻線スペースに占める線材占有率は50%程度に留まっている。特に巻線を乱巻きにより巻回した場合には、巻線の重なり方がランダムなため、電機子112のアンバランス及び巻線材の使用量の増大の原因となっていた。
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、コイルエンド部の高さを低くし、電機子のアンバランスの低減することができる電機子及び回転電機を提供することである。
また、本発明の他の目的は、磁気特性を損なうことなく、電機子コアの巻線スペースに占める線材占有率を向上させると共に、巻線材の使用量の低減を図ることができる電機子を提供することである。
前記課題は、請求項1に係る電機子によれば、放射状に延びる複数のティース部を有する電機子コアと、前記電機子コアの複数の前記ティース部の間に橋架状に巻回された巻線と、を備えた電機子において、前記ティース部は、前記電機子の軸方向の両端側に形成された溝部を備え、前記巻線は、前記溝部の内径側に巻回された内径側の巻線と、前記溝部の外径側に巻回された外径側の巻線と、を有し、前記内径側の巻線及び前記外径側の巻線は、それぞれ異なる前記ティース部との間に橋架状に巻回されると共に、前記電機子の径方向に並べて巻回されることにより解決される。
このように、ティース部は電機子の軸方向の両端側に形成された溝部を備え、巻線は、溝部の内径側に巻回された内径側の巻線と、外径側に巻回された外径側の巻線と、を有し、内径側の巻線及び外径側の巻線は、それぞれ異なる前記ティース部との間に橋架状に巻回されると共に、電機子の径方向に並べて巻回されることによって、コイルエンド側で内径側の巻線と外径側の巻線とが軸方向に重なり合う部分がなくなるため、コイルエンド側の高さを抑えることができる。そのため、重心のバラツキが低減し、アンバランス化を抑制した電機子が得られる。
具体的には、請求項2のように、前記ティース部は、一方側に隣接するティース部との間の内径側に橋絡部を有し、前記橋絡部を跨いで前記内径側の巻線が巻回されると好適である。
このように、隣接するティース部との間の内径側に形成された橋絡部を跨いで内径側の巻線が巻回されることによって、巻線の内側の空間をコアで埋めることができるため磁気特性を損なうことがない電機子が得られる。
また、請求項3のように、前記ティース部は、前記橋絡部が形成された方向とは逆方向の外径側に拡幅した穴埋め部を有し、前記穴埋め部は、前記外径側の巻線の内側に配置されると好適である。
このように、橋絡部が形成された方向とは逆方向の外径側に拡幅した穴埋め部が、外径側の巻線の内側に配置されることによって、巻線の内側の空間をコアで埋めることができるため磁気特性を損なうことがない電機子が得られる。
さらに具体的には、請求項4のように、前記内径側の巻線が巻回される前記ティース部のうち、前記内径側の巻線の内側に配置される部分と、前記外径側の巻線が巻回される前記ティース部のうち、前記外径側の巻線の内側に配置される部分とは、前記内径側の巻線及び前記外径側の巻線がそれぞれ巻回される軸方向に垂直な断面の面積がほぼ同じであると好適である。
上記構成によって、内径側の巻線と外径側の巻線のコアの断面積を等しくすることができるため、内径側の巻線と外径側の巻線の磁気特性のバランスを良好に保ち、且つ磁気特性を損なうことがない電機子が得られる。
また、請求項5のように、前記ティース部は、前記橋絡部が形成された部分と逆側の内径側に第1の切り欠き部が形成され、前記穴埋め部が形成された部分と逆側の外径側に第2の切り欠き部が形成されると好適である。
上記構成によって、巻線の内側に位置するスロットの空間をコアで埋めると共に、コイルが巻かれるスペースを広げた電機子が得られる。
また、請求項6のように、前記溝部は、内径側に形成される第1の溝部と、前記第1の溝部よりも外径側に形成される第2の溝部と、からなり、前記第2の溝部は、前記第1の溝部よりも深く形成されると好適である。
上記構成によって、ティース部の厚みを部分的に変化させて調整し、内径側の巻線と外径側の巻線のコイルエンドの高さを揃えた電機子が得られる。
また、請求項7のように、前記巻線は、前記溝部に整列して巻回されると好適である。
このように、巻線を整列して巻回することによって、電機子コアの巻線スペースに占める線材占有率を向上することができ、重心、重量のバラツキの低減に加えて、巻線材の使用量の低減を図ることができる電機子が得られる。
前記課題は、請求項8に係る回転電機によれば、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の電機子を有することにより解決される。
このように、本発明の回転電機は、請求項1乃至7の特徴を備えたものを得ることが可能となる。
請求項1に係る電機子によれば、コイルエンド側で内径側の巻線と外径側の巻線とが重なる部分が生じないため、コイルエンド側の高さを抑え、アンバランスを低減できる電機子が得られる。
請求項2と3に係る電機子によれば、巻線の内側の空間をコアで埋めることができるため磁気特性を損なうことがない電機子が得られる。
請求項4に係る電機子によれば、磁気特性を損なうことがない電機子が得られる。
請求項5に係る電機子によれば、巻線の内側に位置するスロットの空間をコアで埋めると共に、コイルが巻かれるスペースを広げた電機子が得られる。
請求項6に係る電機子によれば、ティース部の厚みを部分的に変化させて調整し、内径側の巻線と外径側の巻線のコイルエンドの高さを揃えることができる電機子が得られる。
請求項7に係る電機子によれば、線材占有率の向上と、重心及び重量のバラツキの低減を図り、さらに、巻線材の使用量を低減することができる電機子が得られる。
請求項8に係る回転電機によれば、請求項1乃至7の特徴を備えた回転電機を得ることができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができることは勿論である。
(第1の実施形態)
図1乃至3は本発明に係る第1の実施形態を示し、図1は回転電機の概略説明図、図2は電機子の斜視説明図、図3は電機子の部分断面説明図である。
先ず、図1に基づき、本発明の実施形態に係る回転電機1の構成を説明する。
本実施形態における回転電機1は、固定子5と電機子7とを有している。固定子5は、略円筒状のヨークハウジング9と、ヨークハウジング9の内側に所定間隔で配設された複数の永久磁石11とを備えている。
電機子7は、回転軸10と、回転軸10に一体として固定された電機子コア12と、同じく回転軸10に一体として固定されたコンミテータ14と、を備え、ヨークハウジング9の所定位置に軸支されている。なお、電機子7は永久磁石11と対向して周囲を囲まれるように配置される。
図2に示した本実施例に係る電機子の斜視図は、一部のティース部に巻線が形成された様子を示している。また、図3(a)は導線が巻回されたティース部の部分縦断面図、図3(b)は同じくティース部の部分横断面図である。
電機子コア12は、回転軸を中心として放射状に延びる8個のティース部16を有していて、軸方向の両側にはそれぞれ不図示のインシュレータが取り付けられ、電機子コア12のティース部16に巻回される導線と、電機子コア12との接触を防止している。
ティース部16は、電機子コア12から径方向の外周に向かって延設され、外側部分に周方向の両側に向かって張り出したコアホルダ18を有し、断面略T字状に形成されている。それぞれのコアホルダ18の間にはスリット20が形成されている。また、各ティース部16に軸方向の両側には、導線が巻回される溝部22が形成されている。
溝部22は、電機子コア12の側面であるガイド壁19と、コアホルダ18の内側面との間の位置に形成された窪み部分として、軸方向両側のそれぞれに設けられている。
インシュレータが取り付けられた電機子コア12のそれぞれのティース部16には、各ティース部16間に橋架状に導線が巻回されて巻線25が設けられている。
ティース部16の軸方向の両側に設けられた溝部22に形成された巻線25は、溝部22の内径側に巻回された内径側の巻線26と、外径側に巻回された外径側の巻線28と、を備えている。
内径側の巻線26及び外径側の巻線28のそれぞれの端末は、コンミテータ14の所定の接続部に連結されている。
内径側の巻線26が形成された状態の電機子コア12に、外径側の巻線28を巻回する際に、電機子コア12の軸方向の両端部であるコイルエンド側で、外径側の巻線28が内径側の巻線26の上に重なって巻回されないように巻回されている。すなわち、内径側の巻線26及び外径側の巻線28は、溝部22の内径側と外径側の部分に、それぞれ重ならないように径方向に層状に並べて巻回されている。ティース部16の間の渡り線部分においても、内径側と外径側に整列して層状に巻回されている。このように、コイルエンド側で内径側の巻線26と外径側の巻線28と、が重なり合う部分がないため、外径側の巻線28のコイルエンド側の高さを抑えることができる。
コイルエンド側の高さを抑えることにより、重心のバラツキが低減し、電機子7のアンバランス化を防止できる。
また、内径側の巻線26及び外径側の巻線28は、いずれも整列巻されていて、電機子コア12の巻線スペースに占める線材占有率が向上されている。これにより、重心、重量のバラツキの低減に加えて、巻線材の使用量の低減を図ることができる。
図3(b)に示すように、内径側の巻線26及び外径側の巻線28はいずれも、コアホルダ18の軸方向の高さに合わせて巻回されている。このため、巻線25がコアホルダ18からコイルエンド側に張り出すことがなく、また、整列巻きであるため巻線のコイルエンド側の高さがコアホルダ18の軸方向の高さと一律に揃えることができる。こうして、巻線25のコイルエンド側の高さとコアホルダ18の軸方向の高さとを揃えることで、コイルエンドを一層低くすると共に、さらにバランスの良好な電機子7を作製することができる。
また、従来のように、内径側の巻線26の上に外径側の巻線28が巻回される場合では、外径側の巻線28が巻回される部分が平面とはならないため、導線を狙いの位置に安定して巻くことが困難となり整列巻きを行うことが困難であった。しかし、本実施形態のように、内径側の巻線26と外径側の巻線28とが重ならないように巻くことで、巻線する部分がインシュレータに覆われた溝部22の安定した平面となるため整列巻きが容易となる。
なお、本実施形態においては、ガイド壁19は、電機子コア12の側面として構成しているが、電機子コア12の側面にガイド壁19としての部材を別途設ける構成としてもよい。
同様に、溝部22のガイド壁19と逆側は、コアホルダ18の内側面として構成しているが、コアホルダ18の内側に別の部材を設ける構成としてもよい。
本実施形態においては、巻線25を整列巻きにて巻回しているが、コイルエンド部で巻線25が重ならないような巻き方であれば乱巻きであってもよい。この場合でも、コイルエンド側の高さを抑えることができるため、重心のバラツキの低減を図ることができる。
(第2の実施形態)
図4(a),(b)は本発明の第2の実施形態に係る電機子の部分断面説明図であり、図4(a)は導線が巻回されたティース部の部分縦断面図、図4(b)は同じくティース部の部分横断面図を示している。
なお、以下の各実施の形態において、第1の実施の形態と同様部材、配置等には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
本実施形態においては、第1の実施形態と比べて電機子コア32の形状が異なっている。
本実施形態に係る電機子コア32は、回転軸を中心として放射状に延びる8つのティース部36が設けられている。それぞれのティース部36には、周方向に橋絡部51と穴埋め部53が形成されている。
橋絡部51は、一方側に隣接するティース部36との間に形成され、ティース部36の内径側同士を周方向に連結するようにティース部36の一部が拡幅されている。
穴埋め部53は、橋絡部51が形成された方向とは逆側の周方向に拡幅された部分であり、ティース部36の外径側に形成されている。
ここで、ティース部36の形状について詳しく説明する。
電機子コア32の内壁とコアホルダ38の間に位置するティース部36の部分を、内径側と外径側に分けると、ティース部36の内径側には、周方向に向かって橋絡部51が形成されている。また、ティース部36の外径側には、橋絡部51の形成方向とは逆側の周方向に向かって穴埋め部53が形成されている。
また、ティース部36の内径側は、橋絡部51を有すると共に、橋絡部51が形成された部分とは逆側の部分に切り欠き部55(第1の切り欠き部)が形成されている。同様に、ティース部36の外径側は、穴埋め部53が形成された部分とは逆側の部分に切り欠き部56(第2の切り欠き部)が形成されている。こうして、本実施形態に係るティース部36は、略鍵形の部分の外周側にコアホルダ38を有した形状となっている。
また、各ティース部36の軸方向の両側には、導線を巻回するために溝部42が形成されている。
本実施形態に係る溝部42は、溝の深さがティース部36の内径側と外径側で異なる2段階に形成されていて、ティース部36の外径側の溝部44(第2の溝部)が、ティース部の内径側の溝部43(第1の溝部)よりも深く形成されている。溝部42の厚さを部分的に変化させることで、内径側の巻線46と外径側の巻線48の巻形状が異なる場合でもコイルエンド側の高さを揃えることができる。
上述のように、各ティース部36の周方向に、橋絡部51と穴埋め部53及び切り欠き部55,56を設け、さらに、軸方向の両側にも溝の深さが異なる内径側の溝部43と外径側の溝部44を有することにより、内径側の巻線46は、内径側の溝部43と、橋絡部51によって連結された一対のティース部36,36の切り欠き部55,55の回りに巻回されている。
一方、外径側の巻線48は、外径側の溝部44と、穴埋め部53が対向して設けられた一対のティース部36,36の切り欠き部56,56の回りに巻回されている。
内径側の巻線46は、橋絡部51を跨いで巻回されるため、巻回された2つのティース部36,36の間の空間(デッドスペース58:図3参照)を橋絡部51によって埋めることができる。そして、内径側の巻線46の内側に位置する、ティース部36,36及び橋絡部51は、巻線のコアとして機能することができる。
外径側の巻線48は、穴埋め部53,53が巻線の内側に配置されるように、2つのティース部36,36の間に橋架状に巻回されるため、第1の実施形態に比べて、巻線の内側にある空間(デッドスペース58)を減少させることができる。もちろん、外径側の巻線48の内側に位置する、ティース部36,36及び穴埋め部53,53は、巻線のコアとして機能する。
橋絡部51を挟んで位置する一対のティース部36,36のそれぞれに内径側の切り欠き部55,55が設けられる一方、ティース部36,36の外径側にも外径側の切り欠き部56,56が設けられているため、この内径側の切り欠き部55及び外径側の切り欠き部56の大きさを調整することで、ティース部36,36の内径側と外径側のそれぞれに巻回される内径側の巻線46と外径側の巻線48とが同等の断面積のコアを有する構成とすることができる。コアの断面積を同等とすることで、内径側の巻線46と外径側の巻線48の有する磁気特性のバランスを良好に保つことができる。また、1つのティース部36の回りに集中巻きによって構成される巻線を有する電機子と比べて磁気特性を損なうことがない。
同様に、溝部42の厚さを部分的に変化させることで、コアの断面積を調整することもできる。
さらに、内径側の切り欠き部55及び外径側の切り欠き部56によって、内径側の巻線46及び外径側の巻線48は、第1の実施形態での内径側の巻線26及び外径側の巻線28と比べてコンパクトに配置されるため導線の巻回を行うスペースを広げることができ、巻回工程がより容易となる。
なお、本実施形態における橋絡部51は、隣り合う一対のティース部36,36との間を連続して一体として構成されていて、デッドスペース58の低減及び、電機子コア32の加工性が良好な形状として構成されている。しかし、橋絡部51を、別個に分けて構成してもよく、電機子コア32の重量の低減、すなわちナターシャの低減を図ることができる。
また、内径側切り欠き部55及び外径側の切り欠き部56の大きさと形状は適宜変更可能であり、これらの切り欠き部55,56の形状を調整することで、巻線45の巻回のターン数に応じた巻回を行うスペースを確保することができる。
さらに、内径側の切り欠き部55及び外径側の切り欠き部56と橋絡部51,穴埋め部53、及び溝部42の形状を調整することで、各ティース部36,36に巻回される巻線45の形状を変化させることができる。
本発明に係る電機子7によれば、重ね巻製品の内径側の巻線26,46及び外径側の巻線28,48の配置、ティース部16,36の形状を変更することでデッドスペースを低減でき、低コイルエンド化が可能となる。また、整列巻きをすることで各巻線25,45の重心位置の安定と、導線の使用量のバラツキの低減による重量位置の安定による電機子7のアンバランスを低減することができ、バランス測定、バランス修正工程を廃止することが可能となる。また、乱巻きに比べて整列巻きは、巻線の並び方に無駄がないため、線材使用量も低減でき、材料費の低減を図ることができる。
本発明の第1の実施形態に係る回転電機の概略説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る電機子の斜視説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る電機子の部分断面説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る電機子の部分断面説明図である。 従来の電機子の斜視説明図である。 従来の電機子の概略説明図である。
符号の説明
1 回転電機、5 固定子、7 電機子、9 ヨークハウジング、10 回転軸、11 永久磁石、12,32,112 電機子コア、14 コンミテータ、16,36,116 ティース部、18,38 コアホルダ、19 ガイド壁、20 スリット、22,42 溝部、25,45 巻線、26,46,126 内径側の巻線、28,48,128 外径側の巻線、43 内径側の溝部、44 外径側の溝部、51 橋絡部、53 穴埋め部、55 内径側の切り欠き部、56 外径側の切り欠き部、58 デッドスペース

Claims (8)

  1. 放射状に延びる複数のティース部を有する電機子コアと、
    前記電機子コアの複数の前記ティース部の間に橋架状に巻回された巻線と、を備えた電機子において、
    前記ティース部は、前記電機子の軸方向の両端側に形成された溝部を備え、
    前記巻線は、前記溝部の内径側に巻回された内径側の巻線と、前記溝部の外径側に巻回された外径側の巻線と、を有し、
    前記内径側の巻線及び前記外径側の巻線は、それぞれ異なる前記ティース部との間に橋架状に巻回されると共に、前記電機子の径方向に並べて巻回されることを特徴とする電機子。
  2. 前記ティース部は、一方側に隣接するティース部との間の内径側に橋絡部を有し、
    前記橋絡部を跨いで前記内径側の巻線が巻回されることを特徴とする請求項1に記載の電機子。
  3. 前記ティース部は、前記橋絡部が形成された方向とは逆方向の外径側に拡幅した穴埋め部を有し、
    前記穴埋め部は、前記外径側の巻線の内側に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の電機子。
  4. 前記内径側の巻線が巻回される前記ティース部のうち、前記内径側の巻線の内側に配置される部分と、前記外径側の巻線が巻回される前記ティース部のうち、前記外径側の巻線の内側に配置される部分とは、前記内径側の巻線及び前記外径側の巻線がそれぞれ巻回される軸方向に垂直な断面の面積がほぼ同じであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電機子。
  5. 前記ティース部は、前記橋絡部が形成された部分と逆側の内径側に第1の切り欠き部が形成され、前記穴埋め部が形成された部分と逆側の外径側に第2の切り欠き部が形成されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電機子。
  6. 前記溝部は、内径側に形成される第1の溝部と、前記第1の溝部よりも外径側に形成される第2の溝部と、からなり、
    前記第2の溝部は、前記第1の溝部よりも深く形成されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電機子。
  7. 前記巻線は、前記溝部に整列して巻回されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の電機子。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の電機子を有することを特徴とする回転電機。
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