JPH09188754A - ポリグリセリンの製造方法 - Google Patents

ポリグリセリンの製造方法

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JPH09188754A
JPH09188754A JP1932296A JP1932296A JPH09188754A JP H09188754 A JPH09188754 A JP H09188754A JP 1932296 A JP1932296 A JP 1932296A JP 1932296 A JP1932296 A JP 1932296A JP H09188754 A JPH09188754 A JP H09188754A
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徹 安河内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】1級水酸基を有するヒドロキシメチルエチレン
オキシ構造を繰り返し単位とする、直鎖状で高品質のポ
リグリセリンの簡便な製造方法を提供する。 【解決手段】グリセリンモノエステルにグリシジルエス
テルを付加する工程と、アルカリを用いて鹸化処理して
アシル基を脱離する工程とからなる、一般式[3] 【化1】 (ただし、式中、nはグリセリン構成単位の平均重合度
で3〜15である。)で示される1級水酸基を有するヒ
ドロキシメチルエチレンオキシ構造を繰り返し単位とす
る直鎖状のポリグリセリンの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリグリセリンの
製造方法に関する。さらに詳しくは、本発明は、医薬や
生化学の分野において有用な、1級水酸基を有するヒド
ロキシメチルエチレンオキシ構造を繰り返し単位とす
る、直鎖状で高品質のポリグリセリンの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、ポリグリセリンの製造方法とし
ては、(1)グリセリンを水酸化ナトリウムの存在下、2
50℃程度の高温で脱水縮合する方法、(2)グリシドー
ルを水やグリセリンに付加する方法(A.Kleema
nn、R.Wagner著、「GLYCIDOLS」、
Huting社、1981年発行)、(3)エピクロルヒ
ドリンを水やグリセリンに1モル付加したのち、アルカ
リ条件下で脱塩化水素閉環し、次いで希硫酸で開環する
操作を、目的の重合度に達するまで繰り返す方法、(4)
1個以上の水酸基を有する化合物に第三ブチルグリシジ
ルエーテルを付加重合したのち、アリールスルホン酸な
どの強酸の存在下に第三ブチル基を脱離する方法(英国
特許第1,267,259号明細書)、などが知られてい
る。しかし、(1)の脱水縮合による方法は、安価にポリ
グリセリンを製造し得る方法ではあるが、250℃とい
う高温が必要であり、脱水縮合という手法をとるため分
子量分布の制御が困難であることや、構造が不均一であ
り、骨格内の水酸基の大半が2級水酸基であるという問
題点がある。(2)のグリシドールを重合させる方法で
は、グリシドール付加後水酸基が2個残存し、その2個
の水酸基にさらにグリシドールが付加するため、次式で
示されるように、構造は多数の分岐を有し、1級水酸基
及び2級水酸基が混在するものとなる。
【化4】 (3)のエピクロルヒドリンを用いる方法でも、通常の反
応では(2)と同様に多数の分岐を有する構造となる。1
モルずつ段階的に反応すれば、直鎖状で骨格内に1級水
酸基を有するものを得ることも可能であるが、反応工程
が煩雑になるという問題点がある。また、原料のエピク
ロルヒドリンに由来する塩素分が混入するという欠点が
ある。(4)の第三ブチルグリシジルエーテルを用いる方
法では、直鎖状の骨格で1級水酸基を有する構造が得ら
れるが、原料の第三ブチルグリシジルエーテルは合成が
容易でなく、しかも第三ブチル基を脱離する工程で強酸
を使用しなければならないため、第三ブチル基の脱離と
ともに主鎖のエーテル結合の切断が生じることが避けら
れず、さらに耐酸性の反応器を必要とするという問題点
がある。これまで、ポリグリセリンは界面活性剤などの
反応原料や、化粧品などの配合原料として使用されてい
たため、構造の不均一性や骨格内の水酸基の形態はそれ
ほど問題ではなかった。しかし、近年になり生理活性蛋
白質の化学修飾やリポソームなどのドラッグデリバリー
システムにポリグリセリンの誘導体が使用されるように
なると、副生物の少ない高純度の直鎖状ポリグリセリン
が要求されるようになったが、上述の(1)〜(4)の製造
方法では、高純度で直鎖状の骨格内に1級水酸基のみを
有するポリグリセリンを簡便に得ることはできなかっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、水酸基が主
として1級水酸基からなり、分岐構造のない、ヒドロキ
シメチルエチレンオキシ構造を繰り返し単位とする、直
鎖状で高品質のポリグリセリンの簡便な製造方法を提供
することを目的としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、グリセリンモノ
エステルにグリシジルエステルを付加したのち、アルカ
リを用いて鹸化処理することにより、主として1級水酸
基を有する直鎖状のポリグリセリンを得ることができる
ことを見いだし、この知見に基づいて本発明を完成する
に至った。すなわち、本発明は、 (1)(1)一般式[1]
【化5】 (ただし、式中、R1COは炭素数2〜24のアシル基
である。)で示されるグリセリンモノエステルに、一般
式[2]
【化6】 (ただし、式中、R2COは炭素数2〜24のアシル基
である。)で示されるグリシジルエステルを付加する工
程と、(2)アルカリを用いて鹸化処理し、一般式[1]
及び一般式[2]で示される化合物に由来するアシル基
を脱離する工程とからなる、一般式[3]
【化7】 (ただし、式中、nはグリセリン構成単位の平均重合度
で3〜15である。)で示される1級水酸基を有するヒ
ドロキシメチルエチレンオキシ構造を繰り返し単位とす
る直鎖状のポリグリセリンの製造方法、及び、 (2)(1)一般式[1]で示される化合物がグリセリル
モノアセテートであり、一般式[2]で示される化合物
がグリシジルアセテートである第(1)項記載のポリグリ
セリンの製造方法、を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明方法においては、一般式
[1]で示されるグリセリンモノエステルに、一般式
[2]で示されるグリシジルエステルを付加する。
【化8】 一般式[1]及び一般式[2]において、R1CO及び
2COはいずれも炭素数2〜24のアシル基である。
このようなアシル基としては、例えば、アセチル基、プ
ロピオニル基、ブチリル基、イソブチリル基、バレリル
基、イソバレリル基、2−メチルプロパノイル基、ピバ
ロイル基、カプロイル基、2−メチルペンタノイル基、
3−メチルペンタノイル基、4−メチルペンタノイル
基、2,3−ジメチルブタノイル基、3,3−ジメチルブ
タノイル基、ヘプタノイル基、カプリロイル基、3−エ
チルヘプタノイル基、ノナノイル基、カプリノイル基、
ウンデカノイル基、ラウロイル基、トリデカノイル基、
ミリストイル基、イソセトイル基、パルミトイル基、マ
ルガロイル基、ステアロイル基、ノナデカノイル基、イ
ソステアロイル基、ヘンイコサノイル基、トリコサノイ
ル基、テトラコサノイル基などの飽和脂肪族アシル基、
アクリロイル基、プロピオロイル基、メタクリロイル
基、クロトノイル基、イソクロトノイル基、オレオイル
基、エライドイル基などの不飽和脂肪族アシル基、シク
ロヘキシルカルボニル基などの脂環式アシル基、フェニ
ルアセチル基、ベンゾイル基、ブチルベンゾイル基、ジ
ブチルベンゾイル基、オクチルベンゾイル基、ノニルベ
ンゾイル基、ドデシルベンゾイル基、ジオクチルベンゾ
イル基、ジノニルベンゾイル基、スチレン化ベンゾイル
基などの芳香族アシル基、フロイル基、テノイル基、ニ
コチノイル基、イソニコチノイル基などの複素環式アシ
ル基などを挙げることができる。
【0006】本発明方法において、R1CO及びR2CO
で示されるアシル基の炭素数は2〜24であり、鹸化処
理後の精製方法により適切な炭素数を選定することがで
きる。精製工程において、脱水、ろ過工程をとる場合
は、アシル基の炭素数は2〜4であることが好ましく、
炭素数が2のアセチル基であることが特に好ましい。精
製工程において溶剤抽出をする場合は、アシル基の炭素
数は8〜18であることが好ましい。炭素数が1のホル
ミル基は、鹸化によりギ酸を発生するので好ましくな
い。アシル基の炭素数が24を超えると、原料の入手が
困難で好ましくない。本発明方法において、一般式
[1]で示されるグリセリンモノエステルに一般式
[2]で示されるグリシジルエステルを付加する。付加
反応は、ルイス酸触媒又はアルカリ触媒の存在下に行う
ことが好ましい。ルイス酸触媒としては、例えば、三フ
ッ化硼素、四塩化錫などを用いることができる。アルカ
リ触媒としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、ナトリウムメトキシド、カリウム−t−ブトキ
シドなどを用いることができる。使用する触媒の量は、
グリセリンモノエステルとグリシジルエステルの合計量
に対して0.01〜5重量%であることが好ましい。触
媒の量が、グリセリンモノエステルとグリシジルエステ
ルの合計量に対して0.01重量%未満であると、反応
速度が遅く、反応に長時間を要するおそれがある。触媒
の量が、グリセリンモノエステルとグリシジルエステル
の合計量の5重量%を超えると、反応速度が速すぎて、
反応の制御が困難になるおそれがある。
【0007】本発明方法において、触媒としてルイス
酸、例えば、三フッ化硼素を使用したとき、一般式
[1]で示されるグリセリンモノエステルと三フッ化硼
素から次式で示されるカルボニウムイオンが生成する。
【化9】 このカルボニウムイオンに一般式[2]で示されるグリ
シジルエステルが付加して、次式で示されるカルボニウ
ムイオンとなる。
【化10】 以下、同様にしてグリシジルエステルの付加が続き、n
−1モルのグリシジルエステルが付加したとき、一般式
[4]で示される中間体が生成する。
【化11】
【0008】本発明方法において、触媒としてアルカ
リ、例えば、水酸化ナトリウムを使用したとき、一般式
[1]で示されるグリセリンモノエステルの2級水酸基
と水酸化ナトリウムが反応すると次式で示されるアニオ
ンが生成する。
【化12】 このアニオンに一般式[2]で示されるグリシジルエス
テルが付加して、次式で示されるアニオンとなる。
【化13】 以下、同様にしてグリシジルエステルの付加が続き、n
−1モルのグリシジルエステルが付加したとき、一般式
[5]で示される中間体が生成する。
【化14】
【0009】本発明方法においては、一般式[4]又は
一般式[5]で示される中間体をアルカリを用いて鹸化
処理し、一般式[1]及び一般式[2]で示される化合
物に由来するアシル基を脱離して水酸基とするととも
に、末端のカルボニウムイオン又はアニオンも水酸基と
する。鹸化に使用するアルカリには特に制限はなく、例
えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどを使用す
ることができる。鹸化工程においては、反応に使用した
グリセリンモノエステルとグリシジルエステルの合計モ
ル数に対して1.01〜1.50モル倍のアルカリを使用
することが好ましい。使用するアルカリの量が、反応に
使用したグリセリンモノエステルとグリシジルエステル
の合計モル数に対して1.01モル倍未満であると、中
間体よりアシル基が完全に脱離せず、エステル結合を形
成したまま残存するおそれがある。使用するアルカリの
量が、反応に使用したグリセリンモノエステルとグリシ
ジルエステルの合計モル数に対して1.50モル倍を超
えると、中和に要する酸の量がいたずらに増加する。本
発明方法においては、鹸化工程において、アルカリを1
〜50重量%水溶液として添加することが好ましい。ア
ルカリ水溶液の濃度が1重量%未満であると、処理液量
が過大になるおそれがある。アルカリ水溶液の濃度が5
0重量%を超えると、反応系中で部分的にアルカリ濃度
が高くなり、オキシエチレン鎖の切断などの副反応が生
じるおそれがある。
【0010】本発明方法において、鹸化処理は窒素雰囲
気下で行うことが好ましい。鹸化を窒素雰囲気下で行う
ことにより、望ましくない酸化反応などの副反応を抑え
ることができる。本発明方法においては、鹸化処理を7
0〜150℃で行うことが好ましい。鹸化処理の温度が
70℃未満であると、反応速度が遅く、鹸化処理に長時
間を要するおそれがある。鹸化処理の温度が150℃を
超えると、副反応が起こるおそれがある。本発明方法に
おいては、鹸化工程を終了したのち、反応混合物に塩酸
を加えてpHを5〜8に調整することが好ましい。塩酸に
よる中和により生成する塩は塩化物であり、反応系より
の除去が容易である。反応混合物のpHが5未満であって
も、8を超えても、続いて行う脱水処理中に生成したポ
リグリセリンが変質し、あるいは、弱酸交換型イオン交
換樹脂又は脱塩用透析膜による処理が困難となるおそれ
がある。塩酸によりpHを5〜8に調整した反応混合物
は、10〜400mmHgの減圧下、70〜150℃で脱水
することが好ましい。減圧を10mmHg未満とするために
は高度な設備が必要であり、本発明方法においては、脱
水のために10mmHg未満の減圧は通常は必要ではない。
減圧が400mmHgを超えると、脱水に長時間を要するお
それがある。脱水の温度が70℃未満であると、脱水に
長時間を要するおそれがある。脱水の温度が150℃を
超えると、ポリグリセリンが変質するおそれがある。
【0011】本発明方法においては、さらに弱酸交換型
イオン交換樹脂又は脱塩用透析膜を用いて、生成したポ
リグリセリンより残存する一般式[1]及び一般式
[2]で示される化合物に由来するカルボン酸又はそれ
らの塩並びに中和塩を除去することができる。弱酸交換
型イオン交換樹脂又は脱塩用透析膜を用いて精製するこ
とにより、不純物を含まない高品質のポリグリセリンを
得ることができる。本発明方法においては、一般式
[4]及び一般式[5]で示される中間体の鹸化処理に
よって、一般式[3]
【化15】 で示される、n+1個の1級水酸基と、片末端の1個の
2級水酸基とを有し、直鎖状のポリオキシエチレン構造
の主鎖を有するポリグリセリンが得られる。一般式
[3]で示されるポリグリセリンにおいて、nはグリセ
リンの重合度を示し、nは3〜15である。nが2であ
るジグリセリンは、通常の製造方法で本発明方法による
ものと同等の構造の化合物を得ることができる。nが1
5を超えると、ポリグリセリンの粘度が高くなり取り扱
いが困難となるおそれがある。
【0012】本発明方法においては、一般式[1]で示
されるグリセリンモノエステルの代わりに、一般式
[6]
【化16】 で示されるグリセリン−α,α'−ジエステル、又は、一
般式[7]
【化17】 で示されるグリセリン−α,β−ジエステルを用いるこ
とができる。一般式[6]及び一般式[7]において、
1は炭素数2〜24のアシル基であり、2個のアシル
基は、同一であっても異なっていてもよい。一般式
[6]で示されるグリセリン−α,α'−ジエステルを用
いた場合には、一般式[3]で示される、片末端の1個
の2級水酸基以外の他の水酸基はすべて1級水酸基であ
る直鎖状のポリオキシエチレン構造の主鎖を有するポリ
グリセリンが得られる。また、一般式[7]で示される
グリセリン−α,β−ジエステルを用いた場合には、両
末端の各1個の2級水酸基以外の他の水酸基はすべて1
級水酸基である直鎖状のポリオキシエチレン構造の主鎖
を有するポリグリセリンが得られる。
【0013】一般的に、ポリグリセリンを製造する場
合、反応に関与する水酸基が原料モノマー中に複数個存
在するため、均一な構造のポリグリセリンを得ることは
困難であり、ポリグリセリンの沸点が高いためこれらを
反応後に分離精製することも困難である。本発明方法
は、反応原料としてグリセリンモノエステル及びグリシ
ジルエステルを用いることにより、反応段階の分岐を有
する構造の副生を抑制し、鹸化処理により効率的に主鎖
内に1級水酸基のみを有する均一な構造の直鎖状のポリ
グリセリンを製造することを特徴としている。本発明方
法では、一般式[1]で示される化合物と一般式[2]
で示される化合物の反応後、ポリグリセリンがエステル
化されている状態となるため、一般式[1]の化合物と
してグリシジルアセテート、一般式[2]の化合物とし
てグリセリンモノアセテートを用い、付加反応後無水酢
酸を用いて残存する両末端の水酸基をアセチル化したの
ち蒸留し、その後本発明の鹸化処理をすることによりさ
らに均一な構造を有するポリグリセリンを得ることがで
きる。
【0014】また、本発明の鹸化処理後、中和、脱水、
ろ過することにより系中に生成するカルボン酸塩の大半
は除去することができるが、さらに精製を行うときに
は、陰イオン交換型イオン交換樹脂を通してカルボン酸
を除去したのち、中和、脱水、ろ過すること、あるいは
限外ろ過により残存する微量のカルボン酸塩を除去する
こと、あるいは一般式[1]のR1CO及び一般式
[2]のR2COとして炭素数8以上のアシル基を有す
るものを使用し、鹸化処理後中和工程でpHを2以下に下
げて、生成したカルボン酸をトルエンやヘキサンなどの
有機溶剤で抽出除去することなどができる。精製に用い
るイオン交換樹脂は、ポリグリセリンからカルボン酸塩
を除去する目的で使用するので、陰イオン交換型のもの
であれば種々の構造のものが使用できる。また、限外ろ
過膜としては、カルボン酸塩を除去することが目的であ
るので、脱塩型のものであれば種々のものが使用でき
る。
【0015】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限
定されるものではない。 実施例1 グリセリルモノアセテート134.0g(1.0モル)と
四塩化錫11.58gを3リットル容オートクレーブに
採り、系内を窒素ガスで置換したのち35℃に昇温し、
35〜45℃、5kg/cm2以下の条件でグリシジルアセ
テート638g(5.5モル)を4時間かけて加え、そ
の後さらに1時間反応を続けた。次に、5重量%炭酸ナ
トリウム水溶液を用いてpHを7.0に調整したのち、1
00℃、50mmHg以下で1時間脱水を行った。次に、合
成ゼオライト系吸着剤[協和化学(株)、キョーワード6
00]30gを入れ、1時間かき混ぜた。次に80℃に
冷却し、吸着剤及び析出した塩をろ別して化合物(1−
A)705gを得た。 得られた化合物(1−A)の水酸基価は158.8(グ
リセリルモノアセテート1モルにグリシジルアセテート
5モルが付加した化合物の計算値157.1)、鹸化価
は479.5(グリセリルモノアセテート1モルにグリ
シジルアセテート5モルが付加した化合物の計算値47
1.4)、酸価は0.1であった。得られた化合物(1−
A)の赤外線吸収分析を行った。スペクトルを図1に示
す。これらの結果より、化合物(1−A)の構造は式
[1−A]であると推定した。
【化18】 1リットル容オートクレーブに化合物(1−A)28
5.6g(0.4モル)を採り、40重量%水酸化ナトリ
ウム水溶液252gを加えて、窒素雰囲気下100℃で
2時間鹸化を行った。次いで塩酸を用いてpHを7.0に
調整し、脱塩用透析機[マイクロアシライザーG3、旭
化成工業(株)製]を用いて脱塩を行ったのち、100
℃、50mmHg以下で2時間脱水を行った。次に合成ゼオ
ライト系吸着剤[協和化学(株)、キョーワード600]
10gを入れ、1時間かき混ぜた。次に80℃に冷却
し、吸着剤をろ別して化合物(1−B)111.3gを
得た。得られた化合物(1−B)の水酸基価は978.
5(グリセリン6量体の水酸基価の計算値は971.
4)、鹸化価は0.0、酸価は0.0であった。得られた
化合物(1−B)の赤外線吸収分析を行った。スぺクト
ルを図2に示す。これらの結果より、得られた化合物の
構造は式[1−B]であると推定した。
【化19】 実施例2 グリセリルモノラウレート274.0g(1.0モル)と
三フッ化硼素ジエチルエーテル錯体16.7gを3リッ
トル容オートクレーブに採り、系内を窒素ガスで置換し
たのち35℃に昇温し、35〜45℃、5kg/cm2以下
の条件でグリシジルラウレート563.2g(2.2モ
ル)を4時間かけて加え、さらに1時間反応を続けた。
次に5重量%炭酸ナトリウム水溶液を用いてpHを7.0
に調整し、トルエン2リットルを加え30分かき混ぜた
のち、5重量%食塩水500mlを加え3回水洗を行い触
媒の中和塩を除去した。次に100℃、50mmHg以下で
1時間脱水、脱溶剤を行った。次に合成ゼオライト系吸
着剤[協和化学(株)、キョーワード600]30gを入
れ、1時間かき混ぜた。次に80℃に冷却し、吸着剤及
び析出した塩をろ別して化合物(2−A)751gを得
た。得られた化合物(2−A)の水酸基価は141.5
(グリセリルモノラウレート1モルにグリシジルラウレ
ート2モルが付加した化合物の計算値142.7)、鹸
化価は215.3(グリセリルモノラウレート1モルに
グリシジルラウレート2モルが付加した化合物の計算値
214.1)、酸価は0.1であった。これらの結果よ
り、化合物(2−A)の構造は式[2−A]であると推
定した。
【化20】 次に1リットル容オートクレーブに化合物(2−A)3
14.4g(0.4モル)を採り、40重量%水酸化ナト
リウム水溶液132gを加えて、窒素雰囲気下100℃
で2時間鹸化を行った。次いで塩酸を用いてpHを2.0
に調整し、トルエン1リットルずつを用いて3回水洗
し、トルエン層に移行する鹸化により脱離したラウリン
酸を除去した。次いで水酸化ナトリウム水溶液を用いて
pHを7.0を調整し、エバポレーターを用いて80℃で
脱水、脱溶剤を行った。次いで析出した多量の塩をろ過
により除去した。得られたろ液75gに合成ゼオライト
系吸着剤[協和化学(株)、キョーワード600]5gを
入れ、80℃で1時間かき混ぜたのち、減圧下で吸着剤
をろ別して化合物(2−B)67gを得た。得られた化
合物(2−B)の水酸基価は1165(グリセリン3量
体の水酸基価の計算値は1168.8)、鹸化価は0.
0、酸価は0.0であった。以上の結果より、得られた
化合物(2−B)の構造は式[2−B]であると推定し
た。
【化21】 実施例3 グリセリルモノアセテート134.0g(1.0モル)と
水酸化カリウム0.4gを1リットル容オートクレーブ
に採り、系内を窒素ガスで置換したのち80℃に昇温
し、50mmHg以下で窒素ガスを吹き込みながら1時間脱
水を行った。次いで窒素ガスで1.0kg/cm2に加圧し、
90〜110℃、5.0kg/cm2以下の条件でグリシジル
アセテート255.2g(2.2モル)を3時間かけて加
えたのち、さらに1時間反応を続けた。次いで酢酸を用
いてpHを7.0に調整したのち、100℃、50mmHg以
下で1時間脱水を行った。次に合成ゼオライト系吸着剤
[協和化学(株)、キョーワード600]30gを入れ、
1時間かき混ぜた。次に80℃に冷却し、吸着剤及び析
出した塩をろ別して化合物(3−A)364gを得た。
得られた化合物(3−A)の水酸基価は319.2(グ
リセリルモノアセテート1モルにグリシジルアセテート
2モルが付加した化合物の計算値306.6)、鹸化価
は457.6(グリセリルモノアセテート1モルにグリ
シジルアセテート2モルが付加した化合物の計算値45
9.8)、酸価は0.1であった。これらの結果より、化
合物(3−A)の構造は式[3−A]であると推定し
た。
【化22】 化合物(3−A)256.2g(0.7モル)を、窒素吹
き込み管、温度計、かき混ぜ装置、冷却管を取り付けた
4つ口フラスコに採り、無水酢酸183.6g(1.8モ
ル)及び酢酸ナトリウム4.4gを加え、窒素気流下で
かき混ぜながら100〜110℃で5時間反応を行っ
た。次いでトルエン500mlを加えたのち、5重量%食
塩水500gを用いて3回水洗を行った。次いで、70
℃、100mmHg以下の条件で1時間脱水、脱溶剤を行っ
たのち、析出した塩をろ別して化合物(3−A)のアセ
チル化物353.2gを得た。得られたアセチル化物を
精留管を取り付けた単蒸留装置にとり、蒸留することに
より、1〜2mmHg、165〜172℃の留分である化合
物(3−B)258gを得た。得られた化合物の水酸基
価は0.1、鹸化価は623.1(水酸基がすべてアセチ
ル化された化合物の計算値623.3)、酸価は0.2で
あった。化合物(3−B)の昇温ガスクロマトグラフィ
ー分析を行った。カラム温度は、50℃から310℃ま
で毎分8℃で昇温した。得られたクロマトグラムを図3
に示す。以上の結果から、化合物(3−B)の構造は式
[3−B]であると推定した。
【化23】 1リットル容オートクレーブに化合物(3−B)20
2.5g(0.45モル)を採り、40重量%水酸化ナト
リウム水溶液270g(2.7モル)を加えて、窒素雰
囲気下100℃で2時間鹸化を行った。次いで塩酸を用
いてpHを7.0に調整し、脱塩用透析機[マイクロアシ
ライザーG3、旭化成工業(株)製]を用いて脱塩を行っ
たのち、100℃、50mmHg以下で2時間脱水を行っ
た。次に合成ゼオライト系吸着剤[協和化学(株)、キョ
ーワード600]3gを入れ、1時間かき混ぜた。次に
80℃に冷却し、吸着剤をろ別して化合物(3−C)8
9gを得た。得られた化合物の水酸基価は1168.0
(グリセリン3量体の水酸基価の計算値は1168.
8)、鹸化価は0.0、酸価は0.0であった。化合物
(3−C)の赤外線吸収分析を行った。スペクトルを図
4に示す。以上の結果より得られた化合物の構造は式
[3−C]であると推定した。
【化24】 比較例1 市販のトリグリセリン2.4g、無水酢酸10.0g及び
ピリジン50mlを空冷管を取り付けた三角フラスコにと
り、70℃で1時間かき混ぜた。次に、トルエン50ml
を入れ均一になるまでかき混ぜたのち全量を分液ロート
に入れ、飽和食塩水50mlで4回洗浄を行った。次い
で、ロータリーエバポレーター[ヤマト科学(株)製]を
用いて、90℃、100mmHg以下の条件で脱水、脱溶剤
を行った。実施例3と同様にして、得られた市販トリグ
リセリンのアセチル化物の昇温ガスクロマトグラフィー
分析を行った。クロマトグラムを図5に示す。図3の本
発明方法により得られたトリグリセリンのアセチル化物
のクロマトグラムと、図5の市販トリグリセリンのアセ
チル化物のクロマトグラムを比較すると、保持時間1
9.7分付近の主ピークが、図3のクロマトグラムでは
1本であるのに対して、図5のクロマトグラムではほぼ
同じ高さの2本のピークの重なりである。このことか
ら、市販のトリグリセリンの主成分は2種類の化合物が
混合したものであるのに対して、本発明方法により得ら
れるトリグリセリンは、主成分が式[3−C]で示され
る化合物のみからなる高純度のトリグリセリンであるこ
とが分かる。
【0016】
【発明の効果】本発明は、ポリグリセリンを製造するに
際し、グリセリンモノエステルにグリシジルエステルを
付加し、鹸化処理によりエステル基を脱離してポリグリ
セリンを得る方法であるので、特殊な反応装置や反応条
件を使用せずに簡便に1級水酸基を有するヒドロキシメ
チルエチレンオキシ構造を繰り返し単位とする、高品質
のポリグリセリンを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、化合物(1−A)の赤外線吸収スペク
トルである。
【図2】図2は、化合物(1−B)の赤外線吸収スペク
トルである。
【図3】図3は、化合物(3−B)のガスクロマトグラ
ムである。
【図4】図4は、化合物(3−C)の赤外線吸収スペク
トルである。
【図5】図5は、市販トリグリセリンのアセチル化物の
ガスクロマトグラムである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(1)一般式[1] 【化1】 (ただし、式中、R1COは炭素数2〜24のアシル基
    である。)で示されるグリセリンモノエステルに、一般
    式[2] 【化2】 (ただし、式中、R2COは炭素数2〜24のアシル基
    である。)で示されるグリシジルエステルを付加する工
    程と、(2)アルカリを用いて鹸化処理し、一般式
    [1]及び一般式[2]で示される化合物に由来するア
    シル基を脱離する工程とからなる、一般式[3] 【化3】 (ただし、式中、nはグリセリン構成単位の平均重合度
    で3〜15である。)で示される1級水酸基を有するヒ
    ドロキシメチルエチレンオキシ構造を繰り返し単位とす
    る直鎖状のポリグリセリンの製造方法。
  2. 【請求項2】一般式[1]で示される化合物がグリセリ
    ルモノアセテートであり、一般式[2]で示される化合
    物がグリシジルアセテートである請求項1記載のポリグ
    リセリンの製造方法。
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