JPH09188029A - 記録ヘッドの加圧支持装置 - Google Patents

記録ヘッドの加圧支持装置

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JPH09188029A
JPH09188029A JP29492496A JP29492496A JPH09188029A JP H09188029 A JPH09188029 A JP H09188029A JP 29492496 A JP29492496 A JP 29492496A JP 29492496 A JP29492496 A JP 29492496A JP H09188029 A JPH09188029 A JP H09188029A
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田 宏 一 岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】大サイズであっても、記録ヘッドががたつくこ
となく、適正な圧力を均一にかけることができ、さら
に、記録ヘッドの位置決めの調整が不要であり、記録ヘ
ッドの交換および清掃が容易な記録ヘッドの加圧支持装
置を提供する。 【解決手段】記録ヘッドを両側から位置決めして固定す
る2本のヘッド固定アームと、これらの固定アームが固
定され、支持側板に枢支される支軸と、この支軸に回動
可能に支持され、記録ヘッドを押圧するヘッド押し付け
部材と、この部材による記録ヘッドへの押圧力を均一分
散する押圧分散手段と、支軸に回動可能に支持され、押
し付け部材を押圧するヘッド押圧アームと、この押圧ア
ームを、記録ヘッドをプラテンに押圧する方向に付勢す
る付勢手段と、押圧アームを押し付け部材に係合して押
圧する押圧位置と押圧解除位置とに切り換える押圧切換
手段と、押圧切換手段を駆動する駆動手段とを有するこ
とにより、上記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録材料への画像
記録を行うための記録ヘッドの加圧支持装置に関し、詳
しくは、B4サイズ等の大サイズの感熱に記録材料への
画像記録に対応する大型の記録ヘッドであっても、プラ
テン上の感熱記録材料への記録ヘッドの押圧力が適正か
つ均一となるように記録ヘッドを加圧し、支持すること
ができる記録ヘッドの加圧支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波診断等の画像記録に感熱フィルム
などの感熱記録材料(以下、感熱材料または感熱フィル
ムという)を用いた画像記録が利用されている。また近
年では、湿式の現像処理が不要であり、取り扱いが簡単
である等の利点を有することから、感熱フィルムを用い
た画像記録(以下、感熱画像記録ともいう)は、超音波
診断のような小型の画像記録のみならず、MRI診断や
X線診断等の大型の画像が要求される医療診断への利用
も検討されている。
【0003】周知のように感熱画像記録は、感熱材料を
像様に加熱して画像を記録する加熱記録点(記録ドッ
ト)が一方向に配列されてなるサーマルヘッドを用い、
サーマルヘッドと感熱材料とをドットの配列方向と直交
する方向に相対的に移動することにより画像記録を行う
ものである。ここで、感熱画像記録においては、サーマ
ルヘッドのグレーズの各々の記録ドットに画像信号に基
づいてエネルギーを供給して、各記録ドットを像様に加
熱して感熱材料を加熱することにより画像記録を行う。
このため、感熱画像記録においては、サーマルヘッド、
特に、記録部であるグレーズを加圧してプラテン上の感
熱フィルム上に押し付けている。
【0004】このようなサーマルヘッドを用いて感熱紙
に印字する記録ヘッドの加圧装置が特開平7−2148
64号公報に開示されている。この記録ヘッドの加圧装
置では、支持フレームに固定的に設けられている支軸に
ヘッド支持板が揺動自在係合しており、ヘッド支持板の
一端部には記録ヘッドが設けられ、一端部がヘッド支持
板と対向するように支持フレームにヘッド加圧板が回転
自在に設けられ、記録ヘッドと対向するようにプラテン
を設けられ、ヘッド支持板を介して記録ヘッドがプラテ
ンに弾接される方向にヘッド加圧板を付勢する加圧用バ
ネが設けられ、ヘッド加圧板をヘッド支持板と係合する
加圧位置とヘッド支持板から離間する加圧解除位置とに
切換える加圧切換えカムが設けられている。こうして、
ここに開示された記録ヘッドは、記録ヘッドのプラテン
に対する加圧およびこの加圧解除を自動的に行ない、記
録ヘッドのプラテンに対する加圧によって生じるプラテ
ンの変形を防止することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特開平7−
214864号公報に開示された記録ヘッドは、幅10
8mmの小サイズ(例えばA6サイズ)の感熱紙に文字
等を印字するために用いられるもので、記録時の記録ヘ
ッドのプラテンに対する加圧が2kgf/108mm
(プラテン全長)と高いことから、プラテンが変形しな
いように、非記録時には、加圧を自動的に解除し、20
0gf/108mmの通紙が容易な軽いフリクションを
持たせた予備加圧状態にするためのものである。
【0006】このため、ここに開示された加圧装置は、
記録ヘッドがその下面に設けられたヘッド支持板を上面
から直接ヘッド加圧板で所定加圧に加圧するものにすぎ
ないために、A4サイズやB4サイズ等の大サイズの感
熱フィルムを像様加熱する大サイズの記録ヘッドに用い
ると、記録ヘッドをその全長に亘ってがたつくことなく
均一に加圧し、プラテン上の感熱フィルムに記録中常に
所定の均一な圧力で押し付けることはできないという問
題があった。特に、X線診断画像のように中間調画像も
正確に画像再現する必要のある高画質、高解像度画像を
再現するための記録ヘッドでは、均一かつ適正な加圧力
が要求されるため、適用できないという問題があった。
【0007】また、開示の加圧装置は、その下面に記録
ヘッドが設けられたヘッド支持板を上からヘッド加圧板
が加圧する構造であるので、記録ヘッドを表側に向ける
ことができず、記録ヘッドの交換が面倒であるし、メン
テナンス時に簡単に記録ヘッドの発熱体(グレーズ)を
清掃できないという問題があった。
【0008】本発明の第1の目的は、上記従来技術の問
題点を解消し、A4やB4サイズ以上の大型の画像記録
に対応する記録ヘッドであっても、記録ヘッドがその全
長に亘ってがたつくことなく、記録中常時適正な所定圧
力を均一にかけることができる記録ヘッドの加圧支持装
置を提供するにある。本発明の第2の目的は、上記主目
的に加え、A4やB4サイズ以上の大型の画像記録に対
応する記録ヘッドであっても、記録ヘッドの位置決めの
調整が不要であり、記録ヘッドの交換が容易で、かつメ
ンテナンス時、簡単に記録ヘッドの発熱体を清掃するこ
とができる記録ヘッドの加圧支持装置を提供するにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明の第1の態様は、長尺の記録ヘッド
と、この記録ヘッドと対向して設けられるプラテンと、
前記記録ヘッドを両側から位置決めして固定する2本の
ヘッド固定アームと、これらのヘッド固定アームが固定
され、前記プラテン軸中心と異なる位置で支持側板に軸
受を介して枢支される支軸と、前記記録ヘッドを押圧す
るヘッド押圧手段と、このヘッド押圧手段と前記記録ヘ
ッドとの間に介在して前記記録ヘッドへの押圧力を均一
分散する押圧分散手段とを有することを特徴とする記録
ヘッドの加圧支持装置を提供するものである。
【0010】前記ヘッド押圧手段は、前記支軸に回動可
能に支持される両端部とこれらの両端部をつなぐ頂板と
からなるコの字状のヘッド押し付け部材と、このヘッド
押し付け部材に圧力を印加する手段とを有するのが好ま
しい。前記押圧分散手段は、前記ヘッド押し付け部材の
頂板の下側において前記頂板の長手方向と直交する方向
を中心として揺動するように取り付けられ、前記記録ヘ
ッドを前記プラテンに押圧する押圧点を少なくとも2つ
持つ押圧分散部材であるのが好ましい。前記押圧分散部
材が、多段に重ね合わされた階層構造をなすのが好まし
い。前記押圧分散手段は、前記ヘッド押し付け部材の頂
板と記録ヘッドとの間に配置される少なくとも2つの圧
縮ばねであるのが好ましい。
【0011】上記第2の目的を達成するために、本発明
の第2の態様は、長尺の記録ヘッドと、この記録ヘッド
と対向して設けられるプラテンと、前記記録ヘッドを両
側から位置決めして固定する2本のヘッド固定アーム
と、これらのヘッド固定アームが固定され、前記プラテ
ン軸中心と異なる位置で支持側板に軸受を介して枢支さ
れる支軸と、この支軸に回動可能に支持され、前記記録
ヘッドを押圧するヘッド押し付け部材と、このヘッド押
し付け部材と前記記録ヘッドとの間に介在して前記記録
ヘッドへの押圧力を均一分散する押圧分散手段と、前記
支軸に回動可能に支持され、前記ヘッド押し付け部材に
係合して押圧するヘッド押圧アームと、このヘッド押圧
アームを前記ヘッド押し付け部材および押圧分散手段を
介して前記記録ヘッドを前記プラテンに押圧する方向に
付勢する第1付勢手段と、前記ヘッド押圧アームを、前
記ヘッド押し付け部材に係合して押圧する押圧位置と、
前記ヘッド押し付け部材の係合を取り外し可能な押圧解
除位置とに切り換える押圧切換手段と、前記押圧切換手
段を駆動する駆動手段とを有することを特徴とする記録
ヘッドの加圧支持装置を提供するものである。
【0012】ここで、前記記録ヘッドの両端には前記ヘ
ッド固定アームに固定するために予め位置決めされて取
り付けられる2個の位置決め部材を有するのが好まし
い。また、前記ヘッド押し付け部材は、前記支軸に前記
ヘッド固定アームの両外側で支持され、この支持点から
所定距離離間した位置に設けられた前記ヘッド押圧アー
ムとの係合手段を持つ両端部とこれらの両端部をつなぐ
頂板とからなるコの字状の部材であるのが好ましい。さ
らに、前記押圧分散手段は、前記ヘッド押し付け部材の
頂板の下側において前記頂板の長手方向と直交する方向
を中心として揺動するように取り付けられ、前記記録ヘ
ッドを前記プラテンに押圧する押圧点を少なくとも2つ
持つ押圧分散部材であるのが好ましい。
【0013】また、本発明は、上記の記録ヘッドの加圧
支持装置であって、一端に前記ヘッド押し付け部材の両
端部の開口に係合するロックピンが固定され、中間部が
前記両端部の上方部分で回動可能に支持され、前記押し
付け部材の頂板両端部から突出する他端部が互いに連結
部材で連結されたロックレバーを有し、前記ヘッド押圧
アームは、それぞれ前記支軸に前記押し付け部材の両端
部の外側で固定される2個のアームからなり、先端に前
記ロックレバーに固定されたロックピンが係合する切欠
孔を持ち、前記第1付勢手段は、これらのヘッド押圧ア
ームの少なくとも一方を付勢して、前記記録ヘッドを前
記ロックピン、前記ヘッド押し付け部材および押圧分散
部材を介して前記プラテンに押圧し、前記押圧切換手段
による前記ヘッド押圧アームの押圧位置および押圧解除
位置は、それぞれ前記切欠孔に係合する前記ロックピン
を押圧する位置および前記ロックピンを前記切欠孔から
取り外し可能な位置であることを特徴とする記録ヘッド
の加圧支持装置を提供するものである。
【0014】ここで、前記ヘッド押し付け部材の両端部
には、さらに前記ロックピンを前記支軸方向に付勢する
第2付勢手段を有するのが好ましい。また、前記ヘッド
押圧アームの先端の切欠孔には、前記ロックピンをロッ
クするために前記プラテンと対向する方向の窪みを有す
るのが好ましい。さらに、前記押圧分散部材が、多段に
重ね合わされた階層構造をなすのが好ましい。前記押圧
切換手段が、前記ヘッド押圧アームに摺接して前記ヘッ
ド押圧アームを前記押圧位置と前記押圧解除位置とに切
り換える押圧切換カムであり、前記第1付勢手段の一端
は前記ヘッド押圧アームの端部に、他端は(前記支持側
板の)所定位置に係合されるのが好ましい。
【0015】前記押圧切換手段が、前記ヘッド押圧アー
ムにその一端が係合された前記第1付勢手段の他端を係
合するブラケットと、このブラケットの先端を固定し、
このブラケットを回動する回動軸を有し、この回動軸の
回動により前記ブラケットを所定角度範囲で回動させて
前記押圧アームを前記押圧位置と前記押圧解除位置とに
切り換え、前記駆動手段が、前記回動軸の駆動モータで
あるのが好ましい。前記押圧切換手段が、さらに、前記
ブラケットを前記第1付勢手段の付勢方向と逆方向に付
勢する第3付勢手段を有するのが好ましい。前記押圧切
換手段が、さらに、前記ブラケットと前記ヘッド押圧ア
ームとの間の距離を所定距離以上に維持するストッパ部
材とを有し、前記第3付勢手段が、コイル部が前記回動
軸に嵌入され、その一端が前記ブラケットに係合し、他
端は(前記支持側板の)所定位置に係合されるねじりコ
イルばねであり、前記駆動モータを駆動状態にして前記
回動軸を回動して前記ブラケットおよび前記第1付勢手
段を介して前記ヘッド押圧アームを前記押圧位置に維持
し、前記駆動モータの停止状態では、前記第3付勢手段
の付勢力によって前記ブラケットを逆方向に回動させ前
記ストッパ部材を介して前記ヘッド押圧アームを前記押
圧解除位置に戻して維持するのが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明に係る記録ヘッドの加圧支
持装置を添付の図面に示す好適実施例に基づいて以下に
詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明の第2の態様の記録ヘッド
(以下、サーマルヘッドという)の加圧支持装置を用い
た感熱画像記録装置の一実施例の概略断面図である。図
1に示される感熱画像記録装置12(以下、記録装置1
2とする)は、例えばB4等の所定サイズの感熱記録材
料(以下、感熱フィルムという)、いわゆるカットシー
トの感熱フィルムAを用いて、サーマルヘッド10によ
って感熱フィルムAに感熱画像記録を行うものであり、
装填部14、供給搬送部16、記録搬送部18、本発明
のサーマルヘッド10を支持し、かつ適正な圧力で加圧
する加圧支持装置11を用いる記録部20および排出部
22を有する。
【0018】この記録装置12においては、感熱フィル
ムAは感熱記録層を下面として、マガジン24に多数枚
積層されて収納されている。マガジン24は、蓋体26
を有する筐体で、記録装置12の装填部14に装填され
る。装填部14は、記録装置12のハウジング28に形
成された挿入口30、案内板32および案内ロール3
4,34、停止部材36を有しており、マガジン24
は、蓋体26側を先にして挿入口30から記録装置12
内に挿入され、案内板32および案内ロール34に案内
されつつ、停止部材36に当接する位置まで押し込まれ
ることにより、記録装置12の所定の位置に装填され
る。
【0019】供給搬送手段16は、吸盤40を用いる枚
葉機構、搬送手段42および搬送ガイド44を有するも
のであり、マガジン24から感熱フィルムAを取り出し
て、搬送方向下流の記録搬送部18に搬送する。搬送手
段42は、搬送ローラ46と、搬送ローラ46と同軸の
プーリ47a,回転駆動源と接続されるプーリ47bお
よびテンションプーリ47cと、この3つのプーリに張
架されるエンドレスベルト48と、搬送ローラ46に押
圧されるニップローラ50とを有して構成され、吸盤4
0によって枚葉された感熱フィルムAの先端を搬送ロー
ラ46とニップローラ50とによって挟持して、感熱フ
ィルムAを下流に搬送する。
【0020】記録装置12においては、記録開始の指示
が出されると、図示しない開閉機構によってマガジン2
4の蓋体26が開放され、吸盤40を用いた枚葉機構が
マガジン24内の感熱フィルムAの先端を搬送手段42
(搬送ローラ46とニップローラ50)に供給する。供
給された感熱フィルムAは、搬送ガイド44によって案
内されつつ搬送手段42によって記録搬送部18に搬送
される。なお、搬送ローラ46とニップローラ50とに
よって感熱フィルムAが挟持された時点で、吸盤40に
よる吸引は開放され、また、記録に供される感熱フィル
ムAがマガジン24から完全に排出された時点で、前記
開閉手段によって蓋体26が閉塞される。
【0021】記録搬送部18は、規制ローラ対52、搬
送ローラ対56およびガイド58を有するものであり、
感熱フィルムAは、先ず、その先端が規制ローラ対52
に至る。従って、搬送ガイド44によって規定される搬
送手段42から規制ローラ対52までの距離は、感熱フ
ィルムAの搬送方向の長さより若干短く設定される。規
制ローラ対52は最初は停止しており、感熱フィルムA
の先端が規制ローラ対52に至ると、サーマルヘッド1
0の温度が確認され、サーマルヘッド10の温度が所定
温度であれば、規制ローラ対52による感熱フィルムA
の搬送が開始され(この点に関しては、後に詳述す
る)、ガイド58に案内にされつつ記録部20に搬送さ
れる。
【0022】記録部20は、サーマルヘッド10、この
サーマルヘッド10を支持し、かつプラテンローラ60
に押圧する本発明のサーマルヘッドの加圧支持装置(以
下、単に加圧装置という)11、ガイド62および冷却
ファン76を有する。サーマルヘッド10は、加圧装置
11の支軸86に対して回動自在なヘッド固定アーム8
2によって支持されている。感熱フィルムAが搬送され
る前は、ヘッド固定アーム82は、サーマルヘッド10
をプラテンローラ60と接触していない位置に回動させ
ている。記録搬送部18によって感熱フィルムAの先端
が記録開始位置(サーマルヘッド10のグレーズ70に
対応する位置(図2および図4参照))に搬送されると
サーマルヘッド10、ヘッド固定アーム82は回動し
て、感熱フィルムAをサーマルヘッド10とプラテンロ
ーラ60との間に挟持するとともに、加圧装置11によ
ってサーマルヘッド10は、その全長に亘って、プラテ
ンローラ60上の感熱フィルムAを所定の圧力で均一に
押圧する。こうして、感熱フィルムAは、プラテンロー
ラ60によって所定位置に保持されて下流に搬送されつ
つ、サーマルヘッド10によって感熱画像記録される。
このサーマルヘッド10および加圧装置11について
は、後述する。
【0023】感熱画像記録が終了した感熱フィルムA
は、ガイド62に案内されつつ、プラテンローラ60お
よび搬送ローラ対63に搬送されて排出部22のトレイ
72に排出される。トレイ72は、ハウジング28に形
成された排出口74を経て記録装置12の外部に突出し
ており、画像が記録された感熱フィルムAは、この排出
口74を経て外部に排出され、取り出される。
【0024】図2に示すように、このサーマルヘッド1
0は、例えば、最大B4サイズまでの画像記録が可能
な、約300dpiの記録(画素)密度の感熱画像記録
を行うことのできる長尺の記録ヘッドであって、感熱フ
ィルムAへの感熱画像記録を行う部分であるグレーズ7
0が形成されたセラミックス基板であるサーマルヘッド
本体64、このサーマルヘッド本体64に直接固定され
るヒートシンク66、ヒートシンク66の基部66aに
取り付けられる、サーマルヘッド本体64を所定温度に
予備加熱する面状ヒータ68および図示しない温度調節
用のサーミスタならびにヒートシンク66のフィン66
aに取り付けられ、サーマルヘッド本体64の異常加熱
を検出するためのサーマルプロテクタ69を有する。本
発明において、サーマルヘッド10の構成、ヒートシン
ク66の構造や形状などは、図示例に限定はされず、例
えば、サーマルヘッド本体64をアルミニウム製などの
金属製ベースに固定し、この金属ベースにヒートシンク
66を固定してもよいし、ヒートシンク66のフィン6
6aの構造や形状や配置もサーマルヘッド本体64やグ
レーズ70に応じて適宜選択すればよい。
【0025】また、このサーマルヘッド10のヒートシ
ンク66の近傍に設けられる冷却ファン76は、ヒート
シンク66と共に冷却手段を構成する。冷却ファン76
は、グレーズ70の延在方向に3つ配列され、主にフィ
ン66aにハウジング28に形成される吸気口78(図
1参照)から吸引した冷却風を当てて、フィン66aを
冷却することにより、サーマルヘッド本体64、従って
グレーズ70を冷却する。なお、冷却ファン76は吸気
口78に連通するファンボックス77内に配置され、装
置外の冷たい空気を選択的に取り込んで、優れた冷却効
率を得るのが好ましい。
【0026】図3は、このようなサーマルヘッド10を
支持し、かつプラテンローラ60の上の感熱フィルムA
上に均一に所定の適正な圧力で押し付けるための本発明
の加圧支持装置11の正面模式図である。同図に示すよ
うに、本発明の加圧支持装置11は、サーマルヘッド1
0に対向して設けられるプラテンローラ60と、サーマ
ルヘッド10の位置決め部材80と、ヘッド固定アーム
82と、装置の支持フレームを構成する支持側板84に
軸受85を介して枢支される支軸86と、ヘッド押し付
け部材88と、押圧分散部材90と、ロックレバー92
と、ヘッド押圧アーム94と、引張ばね96と、押圧切
換カム98(図5参照)と、押圧切換カム98の駆動手
段(図示せず)とを有する。
【0027】位置決め部材80は、サーマルヘッド10
のグレーズ70の位置を正確にプラテンローラ60に合
わせるためのもので、図4に示すように、サーマルヘッ
ド10の左右両端にそれぞれ予めサーマルヘッド本体6
4のグレーズ70に対して位置決めされて、図示例では
その端面がグレーズ70の位置から距離xだけ離隔する
ように取り付けられる。2個の位置決め部材80のそれ
ぞれの端面をヘッド固定アーム82の位置決めピン81
または突起(出っ張り)などに突き当てて固定する。こ
うして、プラテンローラ60に対してサーマルヘッド本
体64のグレーズ70の正確かつ適正な位置を自動的に
決めることができる。従って、本発明では、サーマルヘ
ッド10の位置決め調整が不要となる。ヘッド固定アー
ム82は、サーマルヘッド10を支持するためのもの
で、L字状をなし、先端部(一端部)に位置決め部材8
0をそれぞれ位置決めピン81などを用いて固定すると
ともに、その頂部(他端部)がプラテンローラ60の軸
中心と異なる位置で支軸86に固定される。こうして、
サーマルヘッド10は回転可能な支軸86に固定され、
回転可能に支持される。
【0028】ヘッド押し付け部材88は、サーマルヘッ
ド10をプラテンローラ60に押し付けるためのもの
で、図3および図5に示すように、コの字型の帯板状の
部材で、その両端部(一端部)88aは支軸86にヘッ
ド固定アーム82の両外側で回動可能に支持されるL字
状をなし、これらの両端部88aの頂部を繋ぐ頂板88
bとからなる。両端部88aは、各々その(L字の)基
部、すなわち支軸86によるヘッド押し付け部材88の
支持点から所定距離離間した位置にロックレバー92の
両側板92aの下端部(開放端部)に固定されたそれぞ
れのロックピン93が係合する開口(長穴)88cが設
けられている。頂板88bの両端(両端部88aとの接
続部)近傍にはロックレバー92の側板92aが貫通す
る開口88dが設けられている。
【0029】ロックレバー92は、ヘッド押し付け部材
88によるサーマルヘッド10のプラテンローラ60へ
の押圧のロックおよびロック解除を行うためのものであ
って、2枚の側板92aとこれらの2枚の側板92aを
連結する連結部材92bとから構成される。この側板9
2aの一端(開放端)部にはヘッド押し付け部材88の
端部88aの開口88cに係合するロックピン93が固
定される。ロックピン93には第2付勢手段として機能
する引張ばね91の一端を取り付け、引張ばね91の他
端をヘッド押し付け部材88の端部88aに取り付け、
ロックピン93を開口88cおよびヘッド押圧アーム9
4の切欠孔94aの奥の方の押圧位置、すなわちロック
位置に付勢するのが好ましい。側板92aの中間部は端
部88aの上方部分の支点92cで回動可能に支持され
る。側板92aの他端部(連結端部)はヘッド押し付け
部材88の頂板88bの開口88dから突出する。従っ
て、この押し付け部材88の開口88dは、ロックバー
92の側板92bを回動させて、ロックピン93を長穴
88c内のロック位置とロック解除位置との間で揺動さ
せることができるように構成される。なお、ロックピン
93を直接ヘッド押し付け部材88に設け、ロックレバ
ー92を省略してもよいが、ロックピン93によるロッ
クおよびロック解除の容易さの点からは、ロックレバー
92を設けるのが好ましい。
【0030】押圧分散部材90は、ヘッド押し付け部材
88によるサーマルヘッド10のプラテンローラ60へ
の押圧力をその全長に亘って均一にするための押圧分散
手段として機能するもので、ヘッド押し付け部材88の
頂板88bの下側にこの頂板88bの長手方向に直交す
る方向(図3中紙面に垂直な方向)に取り付けられた揺
動軸90aと、頂板88bの下側において揺動軸90a
を中心として図3中矢印a方向に揺動するように取り付
けられた揺動板90bと、この揺動板90bの下面の揺
動軸90aを挟んで両側に固定された押圧ピン90c
と、揺動板90bを頂板88bに揺動可能に支持する支
持ピン90dとを有する。2個の押圧ピン90cは、直
接サーマルヘッド10のヒートシンク66の冷却フィン
66aを対称な2点で押圧するが、押圧ピン90cの
数、すなわちサーマルヘッド10をプラテンローラ60
に押圧する押圧点の数は2個以上あり、均一に加圧でき
れば、その数は制限的ではない。なお、図示例の加圧支
持装置11では、例えばベースの厚みが175μmの感
熱フィルムの場合、サーマルヘッド10の加圧力、すな
わちプラテンローラ60への押圧力は約7kg/257
mmである。
【0031】ヘッド押圧アーム94は、ヘッド押し付け
部材88にサーマルヘッド10の加圧力を付与するため
のもので、その鉤型の基部で支軸86に押し付け部材8
8の両端部88aの外側でそれぞれ固定され、その鉤型
の先端にロックレバー92に固定されたロックピン93
が係合する切欠孔94aを持ち、その鉤型の他端の延長
部(柄の部分)94bが長く延びる部材である。これら
の2枚のヘッド押圧アームの少なくとも一方、図示例で
は両方の延長部94bの先端近傍には引張ばね96の一
端が取り付けられ、引張ばね96の他端は支持側板84
に取り付けられる。こうして、引張ばね96は、プラテ
ンローラ60へのサーマルヘッド10の押圧力を生じさ
せる本発明の第1付勢手段として機能するもので、ヘッ
ド押圧アーム94の切欠孔94aに係合するロックバー
92のロックピン93、これを支点92cで回動可能に
支持するヘッド押し付け部材88およびこれに取り付け
られた押圧分散部材90を介してその押圧ピン90によ
ってサーマルヘッド10をプラテンローラ60に押圧す
る方向に付勢する。すなわち、サーマルヘッド10への
加圧は、引張ばね96の付勢力によってヘッド押圧アー
ム94の切欠孔94aによってロックレバー92に固定
されたロックピン93を押し下げ、ロックレバー92が
支持される支点92cによってヘッド押し付け部材88
の両端部88aを押し下げることにより、押圧分散部材
90を介して行われる。
【0032】ここで、切欠孔94aは、押圧時、押圧位
置、すなわちロック位置にあるロックピン93によるサ
ーマルヘッド10のピンロックが外れないように、押圧
位置、すなわちロック位置でプラテンローラ60に対向
する方向、図5中では上方に一段深くなる形状とする、
すなわち窪みを持たせるのが好ましい。なお、この場合
でも、ヘッド押圧アーム94が、図5中点線で示す押圧
解除位置にあれば、ヘッド押し付け部材88あるいはロ
ックピン92またはその両方を下方に少し押し下げるこ
とにより、容易にロックピン92を切欠孔94aから外
し、ヘッド押し付け部材88、およびサーマルヘッド1
0を回転させ、グレーズ70の部分を上に向けて開放で
きるので、容易に清掃することができる。
【0033】押圧切換カム98は、ヘッド押圧アーム9
4を、切欠孔94aに係合するロックピン93を押圧す
る、図5中実線で示す押圧位置と、ロックピン93を切
欠孔94aから取り外し可能な、図5中点線で示す押圧
解除位置とに切り換える押圧切換手段として機能するも
ので、図示しない駆動手段によって駆動される。なお、
押圧切換カム98およびその駆動手段は特に制限的では
なく、公知のカムおよびその駆動手段が適用可能であ
る。ここで、駆動手段は、押圧切換カム98を自動的に
切り換え回転させるモータ等の駆動源であってもよい
し、手動での切り換えを行う切り換えレバーであっても
よい。
【0034】ところで、押圧切換手段として押圧切換カ
ム98を用いる図5に示す実施例では、記録中は、押圧
切換カム98によってヘッド押圧アーム94を押圧位置
に維持して、引張ばね96の付勢力によってサーマルヘ
ッド10をプラテンローラ60に均一な適正圧力で押圧
し、非記録時には駆動手段を駆動して押圧切換カム98
を回転させ、ヘッド押圧アーム94を引張ばね96の付
勢力に抗して押圧解除位置に回動させ、ロックレバー9
2によってロックピン93を切欠孔94aから外し、ロ
ック解除するように構成されている。
【0035】このため、記録中などサーマルヘッド10
がプラテンローラ60に押圧された状態で、停電等で突
然電源が切れたり、モータが故障したりすると、押圧切
換カム98が駆動されず、ヘッド押圧アーム94が押圧
位置に維持されるため、記録中同様サーマルヘッド10
がプラテンローラ60に押圧されたままの状態になる。
その結果、プラテンローラ60はゴム製ローラである場
合も多いため、変形してしまう可能性があり、最悪の場
合には記録された感熱画像にムラが発生することにな
る。このような非常時には、ユーザがロックレバー92
によって強制的にロック解除できるように構成されてい
るが、常に直ちにロック解除できるとは限らないし、ユ
ーザにとって使い勝手がよいとはいえないことになる。
従って、このような非常時の不都合を回避し、ユーザに
とって使い勝手のよいものとするには、たとえ記録中で
あっても、電源の遮断やモータの故障などの非常時に
は、サーマルヘッド10がプラテンローラ60を押圧し
ないような構成とするのが好ましい。
【0036】このような構成の加圧支持装置の一実施例
を図6に示す。図6に示す加圧支持装置110は、押圧
切換手段110の構成および引張ばね96の取り付けを
除いて全く同一であるので、同一の構成要素には同一の
番号を付し、その説明は省略する。図6に示す加圧支持
装置110は、押圧切換手段111として図5に示す押
圧切換カム98の代わりに回動軸112と、この回動軸
112の円周(接線)方向にその一端部が固定され、そ
の他端部が引張ばね96の他端に係合されるブラケット
114と、回動軸112にそのコイル部が嵌入され、そ
の一端がブラケット114に取り付けられた係合ピン1
14aに係合され、その他端が支持側板84に取り付け
られる部材115に係合され、ブラケット114をヘッ
ド押圧アーム94側に付勢する捩じりコイルばね116
と、その一端部がブラケット114の係合ピン114a
に回動可能に取り付けられ、その他端に、ヘッド押圧ア
ーム94の延長部94bの先端近傍に取り付けられる係
合ピン94cに係合する長孔118aが設けられたスト
ッパ部材118とを用いるものである。なお、ヘッド押
圧アーム94の係合ピン94cには引張ばね96の一端
も係合されるのが好ましい。
【0037】ここで、捩じりコイルばね116は、その
一端がブラケット114の係合ピン114aに係合さ
れ、ブラケット114を図6中左方向に付勢し、ストッ
パ部材118を介してヘッド押圧アーム94を図6中左
方向に付勢する。なお、ストッパ部材118は、その長
孔118aでヘッド押圧アーム94の係合ピン94cに
係合し、ヘッド押圧アーム94とブラケット114との
間を、長孔118aの基部とブラケット114の係合ピ
ン114aとの係合部との間の一定の所定距離以上に保
つ。一方、引張ばね96は、ブラケット114によって
ヘッド押圧アーム94を図6中右方向に付勢する。すな
わち、引張ばね96と捩じりコイルばね116とはヘッ
ド押圧アーム94を互いに逆方向に付勢するように機能
する。また、ストッパ部材118と引張ばね96とは共
にブラケット114の係合ピン114aに係合されてい
るが、別々に係合させてもよい。また、図示例のストッ
パ部材118の他端部に設けられる長孔118aは、そ
の先端部側で開放しているが、閉塞していてもよい。
【0038】図6に示す加圧支持装置110において
は、記録時には、モータなどの図示しない駆動手段を駆
動し、捩じりコイルばね116に抗して回動軸112を
図6中矢印120のA方向に回動させると、ブラケット
114も同じ方向に回動して引張ばね96を図6中右方
向に引っ張り、ヘッド押圧アーム94を図6中矢印12
1のA方向に回動させ、サーマルヘッド10が図6中矢
印122のA方向に回動し、プラテンローラ60に引張
ばね96の付勢力による所定押圧力で均一に押圧され
る。この時、ヘッド押圧アーム94の係合ピン94c
は、ストッパ部材118の長孔118aの基部から離れ
た位置で長孔118aに係合する。一方、非記録時に
は、駆動手段および/または捩じりコイルばね116に
よって回動軸112を図6中矢印120のB方向に回動
させると、ブラケット114も同じ方向に回動して引張
ばね96を図6中左方向に縮め、ブラケット114とヘ
ッド押圧アーム94との間を一定距離以上に保持するた
めのストッパ部材118の長孔118aの基部をヘッド
押圧アーム94の係合ピン94cに係合させ、ストッパ
部材118を介してヘッド押圧アーム94を図6中矢印
121のB方向に回動させ、サーマルヘッド10が図6
中矢印122のB方向に回動し、サーマルヘッド10の
プラテンローラ60への押圧が開放される。
【0039】加圧支持装置110では、サーマルヘッド
10をプラテンローラ60に押圧する状態は、ブラケッ
ト114の回動軸112の回転駆動手段の保持力(例え
ば、モータなどの励磁ホールディングトルク等)によっ
て行えばよい。このため、記録途中などにおいて、サー
マルヘッド10がプラテンローラ60を押圧している状
態で、もし電源などが切れた場合には、回動軸112に
回転駆動手段の保持力が働かないので、捩じりコイルば
ね116がブラケット114と共に回動軸112を図6
中矢印120のB方向に回動させ、上述したようにして
引張ばね96を図6中左方向に縮めて、ストッパ部材1
18によってヘッド押圧アーム94を図6中矢印121
のB方向に回動させ、サーマルヘッド10が図6中矢印
122のB方向に回動し、サーマルヘッド10のプラテ
ンローラ60への押圧状態が開放される。こうして、電
源遮断や駆動手段の故障などの非常時であっても、サー
マルヘッド10のプラテンローラ60への押圧状態が自
動的に開放されるので、プラテンローラ60の変形や記
録画像のムラの発生の心配がなく、ユーザが非常時毎に
ロック解除を行う必要のない使い勝手のよい装置とする
ことができる。
【0040】なお、サーマルヘッド10のプラテンロー
ラ60への押圧状態を自動的に開放できる加圧支持装置
は、図6に示す加圧支持装置110に限定されるわけで
はなく、どのような構成の装置でもよい。例えば、図7
に示す加圧支持装置130のように、図6に示す加圧支
持装置110の捩じりコイルばね116の代わりに、押
圧切換手段131の押圧解除手段としてヘッド押圧アー
ム94に対して引張ばね96と反対側に本発明の第3の
付勢手段として機能する引張ばね132を設けて、互い
に逆方向に作用する付勢力を持つ2つの引張ばね96と
引張ばね132と連結する構成として、サーマルヘッド
10のプラテンローラ60への押圧状態を自動的に開放
するようにしてもよい。なお、引張ばね132の引張ば
ね96に連結されない側の端部は装置の支持側板84に
取り付ければよい。さらに、図6や図7において、捩じ
りコイルばね116や引張ばね132を取り外し、非常
時に引張ばね96のみで、サーマルヘッド10のプラテ
ンローラ60への押圧状態を自動的に開放するようにし
てもよい。
【0041】本発明に係る記録ヘッドの加圧支持装置、
特に第2の態様に係る記録ヘッドの加圧支持装置は、基
本的に以上のように構成されるが、本発明は上述した実
施例に限定されるわけではなく、種々の変形が可能であ
る。例えば、本発明の第1の態様に係る記録ヘッドの加
圧支持装置においては、上述した加圧支持装置11、1
10、130のように、ヘッド押圧手段として、ヘッド
押し付け部材88およびこのヘッド押し付け部材88に
圧力を印加する手段としてのヘッド押圧アーム94なら
びに引張ばね96を用いるものに限定されず、押圧分散
手段を用いてサーマルヘッド10のプラテンローラ60
への押圧状態を均一にできるものであれば、どのような
構成でもよい。また、本発明の第1および第2の態様の
記録ヘッドの加圧支持装置に用いられる押圧分散手段
は、上述したものに限定されず、図8に示すように、上
述した押圧分散部材90を多段に重ね合わせた階層構造
をなす多点への圧力分割を行う押圧分散手段100であ
ってもよい。
【0042】また、上述した例では、サーマルヘッド1
0をヘッド固定アーム82で支持しているが、図9に示
すように、サーマルヘッド10の後縁部の中央を回転軸
102で支持し、この回転軸102周りの揺動を防ぐた
めに、サーマルヘッド10の両端を軸受104で抑える
ように構成してもよい。さらに、上述した例では、ヘッ
ド押し付け部材88によるサーマルヘッド10への加圧
力は、ヘッド押圧アーム94、ロックレバー92、ヘッ
ド押し付け部材88および押圧分散部材90を介して引
張ばね96によって付与しているが、図10(a)およ
び(b)に示すように、ヘッド押し付け部材88とサー
マルヘッド10との間に直接圧縮ばね108を取り付
け、引張ばね96をなくし、ヘッド押圧アーム94の延
長部94bの末端を揺動可能に押圧切換カム98に係合
させ、ヘッド押圧アーム94を直接押圧切換カム98に
よって揺動させてもよい。この場合には、押圧分散部材
90などの押圧分散機構は設けなくともよい。
【0043】以上、本発明の記録ヘッドの加圧支持装置
について種々の実施例を挙げて詳細に説明したが、本発
明はこれらに限定されるわけではなく、本発明の要旨を
逸脱しない範囲において、種々の改良や設計の変更を行
ってもよいのはもちろんである。
【0044】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
記録ヘッドの加圧支持装置によれば、A4やB4サイズ
以上の大型の画像記録に対応する記録ヘッドであって
も、記録ヘッドの支持や固定と、記録ヘッドへの加圧
(押圧)を別々の部材で行い、記録ヘッドへの加圧を分
散する手段を持っているので、記録ヘッドをがたつかせ
ることなく、記録ヘッドの全長に渡って、所定圧力を均
一にかけることができる。
【0045】また、本発明によれば、さらに、記録ヘッ
ドを回転可能としたので、記録ヘッドの交換が容易であ
り、メンテナンス時、簡単に記録ヘッドの発熱体を清掃
することができる。さらに、本発明によれば、これに加
え、記録ヘッドを位置決め部材を備えているので、記録
ヘッドの位置決めの調整が不要である。さらにまた、本
発明によれば、これに加え、記録ヘッドの上部をヘッド
押し付け部材で覆う構造であるので、高熱になった記録
ヘッドに触れにくくする保護カバーとしても機能するこ
とができ、特別の保護カバーが不要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る記録ヘッドの加圧支持装置を適
用する感熱画像記録装置の一実施例の概略断面図であ
る。
【図2】 本発明に用いられる記録ヘッドの一実施例の
概略斜視図である。
【図3】 本発明に係る記録ヘッドの加圧支持装置の一
実施例の正面模式図である。
【図4】 本発明に用いられる位置決め部材を取り付け
た記録ヘッドの一実施例の概略底面図である。
【図5】 図3に示す記録ヘッドの加圧支持装置の側面
模式図である。
【図6】 本発明に係る記録ヘッドの加圧支持装置の別
の実施例の側面模式図である。
【図7】 本発明に係る記録ヘッドの加圧支持装置の別
の実施例の側面模式図である。
【図8】 本発明に用いられるヘッド押し付け部材の別
の実施例の構造を示す正面模式図である。
【図9】 本発明に用いられる記録ヘッドの支持構造の
別の実施例の正面模式図である。
【図10】 (a)および(b)は、それぞれ本発明に
用いられる記録ヘッドの加圧構造の別の実施例の正面模
式図および側面模式図である。
【符号の説明】
10 サーマルヘッド 11 加圧支持装置 12 感熱画像記録装置 60 プラテンローラ 64 サーマルヘッド本体 70 グレーズ 80 位置決め部材 81 位置決めピン 82 ヘッド固定アーム 84 支持側板 85 軸受 86 支軸 88 ヘッド押し付け部材 88a 端部 88b 頂板 88c 開口(長穴) 88d 開口 90 押圧分散部材 90a 揺動軸 90b 揺動板 90c 押圧ピン 90d 支持ピン 91 引張ばね 92 ロックバー 92a 側板 92b 連結部材 92c 支点 93 ロックピン 94 ヘッド押圧アーム 94a 切欠孔 94b 延長部 94c 係合ピン 96 引張ばね 98 押圧切換カム 100 押圧分散手段 102 回転軸 104 軸受 108 圧縮ばね 110 押圧切換手段 112 回動軸 114 ブラケット 114a 係合ピン 115 部材 116 捩じりコイルばね 118 ストッパ部材 118a 切欠孔

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺の記録ヘッドと、 この記録ヘッドと対向して設けられるプラテンと、 前記記録ヘッドを両側から位置決めして固定する2本の
    ヘッド固定アームと、 これらのヘッド固定アームが固定され、前記プラテン軸
    中心と異なる位置で支持側板に軸受を介して枢支される
    支軸と、 この支軸に回動可能に支持され、前記記録ヘッドを押圧
    するヘッド押し付け部材と、 このヘッド押し付け部材と前記記録ヘッドとの間に介在
    して前記記録ヘッドへの押圧力を均一分散する押圧分散
    手段と、 前記支軸に回動可能に支持され、前記ヘッド押し付け部
    材に係合して押圧するヘッド押圧アームと、 このヘッド押圧アームを前記ヘッド押し付け部材および
    押圧分散手段を介して前記記録ヘッドを前記プラテンに
    押圧する方向に付勢する第1付勢手段と、 前記ヘッド押圧アームを、前記ヘッド押し付け部材に係
    合して押圧する押圧位置と、前記ヘッド押し付け部材の
    係合を取り外し可能な押圧解除位置とに切り換える押圧
    切換手段と、 前記押圧切換手段を駆動する駆動手段とを有することを
    特徴とする記録ヘッドの加圧支持装置。
  2. 【請求項2】前記記録ヘッドの両端には前記ヘッド固定
    アームに固定するために予め位置決めされて取り付けら
    れる2個の位置決め部材を有する請求項1に記載の記録
    ヘッドの加圧支持装置。
  3. 【請求項3】前記ヘッド押し付け部材は、前記支軸に前
    記ヘッド固定アームの両外側で支持され、この支持点か
    ら所定距離離間した位置に設けられた前記ヘッド押圧ア
    ームとの係合手段を持つ両端部とこれらの両端部をつな
    ぐ頂板とからなるコの字状の部材である請求項1または
    2に記載の記録ヘッドの加圧支持装置。
  4. 【請求項4】前記押圧分散手段は、前記ヘッド押し付け
    部材の頂板の下側において前記頂板の長手方向と直交す
    る方向を中心として揺動するように取り付けられ、前記
    記録ヘッドを前記プラテンに押圧する押圧点を少なくと
    も2つ持つ押圧分散部材である請求項3に記載の記録ヘ
    ッドの加圧支持装置。
  5. 【請求項5】請求項3または4に記載の記録ヘッドの加
    圧支持装置であって、 一端に前記ヘッド押し付け部材の両端部の開口に係合す
    るロックピンが固定され、中間部が前記両端部の上方部
    分で回動可能に支持され、前記押し付け部材の頂板両端
    部から突出する他端部が互いに連結部材で連結されたロ
    ックレバーを有し、 前記ヘッド押圧アームは、それぞれ前記支軸に前記押し
    付け部材の両端部の外側で固定される2個のアームから
    なり、先端に前記ロックレバーに固定されたロックピン
    が係合する切欠孔を持ち、 前記第1付勢手段は、これらのヘッド押圧アームの少な
    くとも一方を付勢して、前記記録ヘッドを前記ロックピ
    ン、前記ヘッド押し付け部材および押圧分散部材を介し
    て前記プラテンに押圧し、 前記押圧切換手段による前記ヘッド押圧アームの押圧位
    置および押圧解除位置は、それぞれ前記切欠孔に係合す
    る前記ロックピンを押圧する位置および前記ロックピン
    を前記切欠孔から取り外し可能な位置であることを特徴
    とする記録ヘッドの加圧支持装置。
  6. 【請求項6】前記ヘッド押し付け部材の両端部には、さ
    らに前記ロックピンを前記支軸方向に付勢する第2付勢
    手段を有する請求項5に記載の記録ヘッドの加圧支持装
    置。
  7. 【請求項7】前記ヘッド押圧アームの先端の切欠孔に
    は、前記ロックピンをロックするために前記プラテンと
    対向する方向の窪みを有する請求項5または6に記載の
    記録ヘッドの加圧支持装置。
  8. 【請求項8】前記押圧分散部材が、多段に重ね合わされ
    た階層構造をなす請求項4〜7のいずれかに記載の記録
    ヘッドの加圧支持装置。
  9. 【請求項9】前記押圧切換手段が、前記ヘッド押圧アー
    ムに摺接して前記ヘッド押圧アームを前記押圧位置と前
    記押圧解除位置とに切り換える押圧切換カムであり、前
    記第1付勢手段の一端は前記ヘッド押圧アームの端部
    に、他端は(前記支持側板の)所定位置に係合される請
    求項1〜8のいずれかに記載の記録ヘッドの加圧支持装
    置。
  10. 【請求項10】前記押圧切換手段が、前記ヘッド押圧ア
    ームにその一端が係合された前記第1付勢手段の他端を
    係合するブラケットと、このブラケットの先端を固定
    し、このブラケットを回動する回動軸を有し、この回動
    軸の回動により前記ブラケットを所定角度範囲で回動さ
    せて前記押圧アームを前記押圧位置と前記押圧解除位置
    とに切り換え、前記駆動手段が、前記回動軸の駆動モー
    タである請求項1〜8のいずれかに記載の記録ヘッドの
    加圧支持装置。
  11. 【請求項11】前記押圧切換手段が、さらに、前記ブラ
    ケットを前記第1付勢手段の付勢方向と逆方向に付勢す
    る第3付勢手段を有する請求項10に記載の記録ヘッド
    の加圧支持装置。
  12. 【請求項12】前記押圧切換手段が、さらに、前記ブラ
    ケットと前記ヘッド押圧アームとの間の距離を所定距離
    以上に維持するストッパ部材とを有し、前記第3付勢手
    段が、コイル部が前記回動軸に嵌入され、その一端が前
    記ブラケットに係合し、他端は(前記支持側板の)所定
    位置に係合されるねじりコイルばねであり、前記駆動モ
    ータを駆動状態にして前記回動軸を回動して前記ブラケ
    ットおよび前記第1付勢手段を介して前記ヘッド押圧ア
    ームを前記押圧位置に維持し、前記駆動モータの停止状
    態では、前記第3付勢手段の付勢力によって前記ブラケ
    ットを逆方向に回動させ前記ストッパ部材を介して前記
    ヘッド押圧アームを前記押圧解除位置に戻して維持する
    請求項11に記載の記録ヘッドの加圧支持装置。
  13. 【請求項13】長尺の記録ヘッドと、 この記録ヘッドと対向して設けられるプラテンと、 前記記録ヘッドを両側から位置決めして固定する2本の
    ヘッド固定アームと、これらのヘッド固定アームが固定
    され、前記プラテン軸中心と異なる位置で支持側板に軸
    受を介して枢支される支軸と、 前記記録ヘッドを押圧するヘッド押圧手段と、 このヘッド押圧手段と前記記録ヘッドとの間に介在して
    前記記録ヘッドへの押圧力を均一分散する押圧分散手段
    とを有することを特徴とする記録ヘッドの加圧支持装
    置。
  14. 【請求項14】前記ヘッド押圧手段は、前記支軸に回動
    可能に支持される両端部とこれらの両端部をつなぐ頂板
    とからなるコの字状のヘッド押し付け部材と、このヘッ
    ド押し付け部材に圧力を印加する手段とを有する請求項
    13に記載の記録ヘッドの加圧支持装置。
  15. 【請求項15】前記押圧分散手段は、前記ヘッド押し付
    け部材の頂板の下側において前記頂板の長手方向と直交
    する方向を中心として揺動するように取り付けられ、前
    記記録ヘッドを前記プラテンに押圧する押圧点を少なく
    とも2つ持つ押圧分散部材である請求項14に記載の記
    録ヘッドの加圧支持装置。
  16. 【請求項16】前記押圧分散部材が、多段に重ね合わさ
    れた階層構造をなす請求項15に記載の記録ヘッドの加
    圧支持装置。
  17. 【請求項17】前記押圧分散手段は、前記ヘッド押し付
    け部材の頂板と記録ヘッドとの間に配置される少なくと
    も2つの圧縮ばねである請求項14に記載の記録ヘッド
    の加圧支持装置。
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