JPH09183536A - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JPH09183536A
JPH09183536A JP34332695A JP34332695A JPH09183536A JP H09183536 A JPH09183536 A JP H09183536A JP 34332695 A JP34332695 A JP 34332695A JP 34332695 A JP34332695 A JP 34332695A JP H09183536 A JPH09183536 A JP H09183536A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録紙の排出動作のエラーを防止できる印字
装置。 【構成】 記録用紙の有無を検出するセンサー22は、
印字手段の前方と後方とに配置して有り、記録用紙を所
定量搬送したとき印字手段の後方に配置した検出センサ
ー22が記録用紙を検出した時は、記録用紙を所定量、
時間を空けて搬送する制御装置を備えた印字装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印字装置における
記録媒体の排出技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】印字装置における記録媒体の排出、いわ
ゆる記録用紙等の排紙機構には、記録用紙の有無を判別
するためのセンサーを備えているのが一般的である。従
来から、このセンサーを記録用紙の搬送経路に1個、ま
たは2個備えることで、記録用紙の有無だけでなく、排
紙動作の成功、不成功を判定することが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、搬送機
構によってはセンサー状態が搬送中の記録用紙以外の用
紙の影響を受けて排紙エラーとなったり、また、記録用
紙の種別、例えば封筒のように重い場合は摩擦やたわみ
によって排紙エラーが起こり易いといった問題があっ
た。
【0004】したがって、本発明は上記の問題点に鑑み
てなされたもので、本発明の目的とするところは、排紙
前のセンサー状態と排紙動作後のセンサー状態から排紙
動作の成功、不成功を判断することで排紙エラーの発生
を少なくした印字装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明に係る
印字装置は、下記の構成によって前記の目的を達成する
ものである。
【0006】(1)印字装置における記録媒体の排出に
係る手段として、印字手段の前方に配置され、記録媒体
の有無を検出する第1センサー手段と、印字手段の後方
に配置され、記録媒体の有無を検出する第2センサー手
段と、前記第1センサー手段から前記第2センサー手段
に向かって記録媒体を搬送する搬送手段と、ある所定量
を超えない範囲で、前記第1センサー手段が記録媒体の
無しを検出するまで前記搬送手段を駆動する第1の制御
手段とを備え、前記第1の制御手段での搬送の結果、前
記第1センサー手段が記録媒体の有りを検出したとき、
前記第2センサー手段が記録媒体の無しを検出すれば排
出エラーとしないことを特徴とする印字装置。
【0007】(2)印字装置における記録媒体の排出に
係る手段として、印字手段の前方に配置され、記録媒体
の有無を検出する第1センサー手段と、印字手段の後方
に配置され、記録媒体の有無を検出する第2センサー手
段と、前記第1センサー手段から前記第2センサー手段
に向かって記録媒体を搬送する搬送手段と、ある所定量
を超えない範囲で、前記第1センサー手段が記録媒体の
無しを検出するまで前記搬送手段を駆動する第1の制御
手段とを備え、前記第1の制御手段での搬送の結果、前
記第1センサー手段が記録媒体の有りを検出したとき、
前記第1の制御手段での搬送中に前記第2センサー手段
が記録媒体の検出に変化があった場合は排出エラーとし
ないことを特徴とする印字装置。
【0008】(3)印字装置における記録媒体の排出に
係る手段として、印字手段の前方に配置され、記録媒体
の有無を検出する第1センサー手段と、印字手段の後方
に配置され、記録媒体の有無を検出する第2センサー手
段と、前記第1センサー手段から前記第2センサー手段
に向かって記録媒体を搬送する搬送手段と、前記第1セ
ンサー手段が記録媒体の無しを検出したとき、前記第1
センサー手段と前記第2センサー手段の距離以上の搬送
を行う第1の制御手段と、前記第2センサー手段が記録
媒体の有りを検出したときに、前記搬送手段で記録媒体
を所定量搬送する第2搬送手段と、前記第1の制御手段
での搬送の結果、前記第2センサー手段が記録媒体の有
りを検出したときに、前記搬送手段で記録媒体を所定
量、時間を空けて搬送する第2の制御手段とを有するこ
とを特徴とする印字装置。
【0009】
【発明の実施の形態】前記の目的を達成するために、本
発明は、前記手段を備えた形成によって、 (1)前記第1の制御手段での搬送の結果、前記第1セ
ンサー手段が記録媒体の有りを検出したとき、前記第2
センサー手段が記録媒体の無しを検出すれば排出エラー
としないことを特徴としている。
【0010】(2)前記第1の制御手段での搬送の結
果、前記第1センサー手段が記録媒体の有りを検出した
とき、前記第1の制御手段での搬送中に前記第2センサ
ー手段が記録媒体の検出に変化があった場合は排出エラ
ーとしないことを特徴としている。
【0011】(3)前記第1の制御手段での搬送の結
果、前記第2センサー手段が記録媒体の有りを検出した
ときに、前記搬送手段で記録媒体を所定量、時間を空け
て搬送する第2の制御手段を有することを特徴としてい
る。
【0012】以上のように構成される本発明に係る印字
装置では、2つのセンサー状態から排紙すべき記録用紙
が正常に排紙されたかを、または紙ジャムを起こしてい
るかを判断でき、排紙エラーの発生を少なくすることが
できる。また、排紙動作を間欠動作させることで、封筒
のように重い記録用紙の排出エラーも減少させることが
できる。
【0013】以下、この実施形態の詳細を実施例により
説明する。
【0014】
【実施例】以下、本発明の好適な一実施例について添付
図面を参照して詳細に説明する。
【0015】まず、図1は本発明が適応できるインクジ
ェット記録装置の構成を示すブロック図である。本イン
クジェット記録装置は、プリンタ本体1に搭載できる印
字ヘッドが交換可能なカートリッジ構造となっている。
【0016】図中、1はプリンタ本体の制御部であっ
て、モーターやヘッド等を制御するためのコントローラ
やモータードライバ等からなる。11は装置全体を制御
するCPUで、ROM12内に格納されたプログラムに
したがって動作する。このROM12には、キャリアや
紙送りを制御するための制御プログラムや、印字データ
を印字ヘッドに転送し印字を行わせるための印字プログ
ラムなどが内蔵されている。13はRAMで、外部機器
(PC)3から双方向セントロインタフェース14を介
して受信した印字コマンドや印字データを一時的に記憶
するための受信バッファや、印字すべきドットデータを
格納するための印字バッファ、印字速度などの必要な情
報を格納するためのワーク等から成り立っている。14
は外部機器(PC)3から印字データを受信したり、プ
リンタが読み取った画像データを送信するための双方向
セントロインタフェースである。15は各種モーター類
を制御するためのコントローラで、CPU11からの指
示にしたがってモーターを制御するだけでなく、各種セ
ンサー22やキー23の情報を読み込んだり、双方向セ
ントロインタフェース14の送受信制御を行う。16は
キャリアモーター17を駆動するためのキャリアモータ
ードライバ、18は紙送りモーター19を駆動するため
の紙送りモータードライバ、20は分離モーター21を
駆動するための分離モータードライバである。22はキ
ャリアに搭載する印字カートリッジや用紙の有無を判別
するためのセンサー、23はプリンタの動作を停止した
り印字カートリッジの交換を指示するためのキーであ
る。24は印字カートリッジとのヘッドコンタクト部
で、ここを介して印字カートリッジに印字データやヒー
ト信号が送られる。
【0017】3は外部機器で、主にはパーソナルコンピ
ュータ(PC)などである。PC3は双方向セントロイ
ンタフェース14を介してプリンタ本体1に印字を指示
するためのデータを送信したり、プリンタ本体1が読み
取った画像データを受信したりする。
【0018】4は印字を行うための印字カートリッジを
示している。本印字カートリッジ4はインクを吐出する
インクジェットヘッド(印字ヘッド)42と、それを駆
動するためのヘッドドライバ41とからなっている。ま
た図示されていないがインクタンクも備えている。
【0019】図2は本実施例のインクジェット記録装置
の概観図である。
【0020】同図において、キャリアモーター17は正
逆回転を駆動力伝達ギア101を介してリードスクリュ
ー102に伝え、リードスクリュー102の螺旋溝に対
して係合するキャリア103を主走査方向に往復動作さ
せる。このキャリア103には印字カートリッジ104
が登載され、印字カートリッジ104はカートリッジ取
り外しレバー105を引き上げ/押し下げることで脱/
着することができる。また、印字カートリッジ104の
ヘッドへの信号はフレキシブルケーブル106を介して
送られる。
【0021】紙送りモーター19は紙送りローラー12
1と排紙ローラー122を同時に回転させることで記録
用紙160を搬送方向に送るためのモーターである。紙
送りローラー121は印字前の記録用紙に接して摩擦力
で記録用紙160を搬送するため駆動ローラーである。
一方、排紙ローラー122は印字後の記録用紙160に
接するために、記録用紙160との接点を小さくするこ
とで印字後の記録用紙160を汚さないよう作られてい
る。そのため、搬送力は紙送りローラー121より小さ
く、また紙送りローラー121よりわずかに早く回転す
ることで、記録用紙160と印字ヘッド42との平行性
を保つ役割を持っている。
【0022】分離モーター21は記録用紙を自動給紙す
るためのモーターであり、積載された複数枚の用紙16
1から一枚を分離し、紙送りローラー121まで搬送す
る役割を持っている。この役割を達成するために、分離
モーター21は以下の3つの部分を駆動する。第1は分
離ローラー141で、積載された記録用紙の最上部の一
枚をローラーで引き出し、他の用紙から分離する機能を
果たす。第2は予備ローラー142で、分離された1枚
の用紙を紙送りローラー121まで送るために使われ
る。
【0023】そして、図示されていないが紙ストッパー
がある。紙ストッパーは分離ローラー141と予備ロー
ラー142の中間にあり、積載用紙161の挿入突き当
て位置となる。
【0024】図3は、分離ローラー141、予備ローラ
ー142、紙ストッパー(不図示)のそれぞれの最下点
が分離モーター21の1回転(0°〜360°)でどの
ように変化するかを示している。図中、0点は用紙の標
準的な搬送位置を示している。
【0025】紙ストッパーは下死点と上死点の間を移動
する。0点より下死点側では用紙搬送路が閉ざされ、0
点より上死点側では用紙搬送路が開かれた状態になる。
分離ローラー141と予備ローラー142は半月状の形
をしていて、最下点は図のように変化する。0点より上
死点側では用紙は押圧されておらず、0点より下死点側
では押圧されている。
【0026】自動給紙する場合の動作を説明する。まず
使用者は積載用紙161を分離ローラー141下の搬送
路に挿入する。分離モーター21は通常0°位置にあ
る。このとき分離ローラー141と予備ローラー142
は0点より上死点側にあるので用紙はローラーに当たら
ないが、分離ローラー141と予備ローラー142の中
間にある紙ストッパーが下死点側にあるため用紙搬送路
は閉ざされ、積載用紙161は紙ストッパー位置までし
か入れることはできない。したがって、積載用紙161
は紙ストッパーまで挿入された位置に置かれることにな
る。キー23またはPC3から給紙の指示がされるとC
PU3はROM12の制御プログラムにしたがって分離
モータードライバ20を起動し、分離モーター21は回
転を開始する。分離モーター21が38°まで回転する
と紙ストッパーは上死点となり、搬送路はすべて開かれ
た状態になる。その後分離ローラー141が積載用紙1
61を押圧し、摩擦力と回転力で最上部1枚の記録用紙
160を給紙ローラー121側に引き込む。引き続いて
予備ローラー142が記録用紙160を押圧し、さらに
記録用紙160を給紙ローラー121側に引き込む。こ
の動作を3回繰り返す(分離モーター21を3回転す
る)ことで記録用紙160は給紙ローラー121に達す
る。さらに、CPU3はROM12の制御プログラムに
したがって紙送りモータードライバ18を起動し紙送り
モーター19を回転させ、給紙ローラー121を回転さ
せる。これによって記録用紙160は印字ヘッド42の
位置まで給紙されることになる。なお、分離モーター2
1の回転にともない紙ストッパーは再び下死点になる
が、紙ストッパーの下を記録用紙160が通過後は紙ス
トッパーはただ記録用紙160の上を搬送に影響ない力
で押圧しているだけになる。
【0027】もうひとつの給紙動作である、手差し給紙
の場合を説明する。手差し給紙とは、分離ローラー14
1による記録用紙160の引き込みを行わずに、使用者
が記録用紙160を給紙ローラー121まで挿入し、そ
の後は給紙ローラー121のみ回転させることで給紙を
行うものである。このとき、分離ローラー141、予備
ローラー142、紙ストッパーは0点よりも上死点側に
位置させ、搬送路を開く必要がある。それを実現するに
は、分離モーター21を38°回転させればよいことが
図3から分かる。したがって、使用者はキー23または
PC3から手差し給紙であることをまず指示する。CP
U3はROM12の制御プログラムにしたがって分離モ
ータードライバ20を起動し、分離モーター21を38
°回転させる。その後使用者は記録用紙160を給紙ロ
ーラー121まで挿入し、再びキー23またはPC3か
ら給紙を指示する。CPU3はROM12の制御プログ
ラムにしたがって紙送りモータードライバ18を起動
し、紙送りモーター19を回転させ、給紙を行う。
【0028】図4は、本実施例のインクジェット記録装
置の給紙動作を説明するための側面から見た断面図であ
る。分離ローラー141、紙ストッパー143、予備ロ
ーラー142、紙送りローラー121、印字カートリッ
ジ104、排紙ローラー122は記録用紙160の搬送
方向に向かって図のように配置されている。また、図2
には図示されていないが、印字カートリッジ104を挟
んで用紙の有無を検知するための給紙センサー181と
排紙センサー182が図のように存在する。
【0029】図4から分かるように、積載用紙161の
一番上の用紙が分離ローラー141によって分離され、
記録用紙160として印字ヘッド42の位置まで搬送さ
れる。その際には給紙センサー181と排紙センサー1
82から用紙の有無が判定される。図4に示すような搬
送機構の場合、記録用紙160が搬送されると、積載用
紙161の用紙を摩擦力や静電気によって一緒に引きず
る場合があり、紙送りローラー121まで送られないも
のの、給紙センサー181をオン(紙あり)状態にして
しまうときがある。
【0030】一方、排紙ローラー122は印字済みの記
録面に触れるために、ローラーの搬送力を高めることは
困難である。にもかかわらず、排紙ローラー122を通
過した記録用紙160は自重でたわみ、ますます搬送が
困難になる場合がある。
【0031】図5は使用者がキー23またはPC3から
給紙モードを切替えたときの制御フローを示している。
【0032】ステップS1で自動給紙モードへの切替え
か手差し給紙モードへの切替えかを判定する。自動給紙
モードへの切替え、つまり手差し給紙モードへの切替え
でなければS2に進み、分離モーター21を0°位置に
回転させる。S1で手差し給紙モードへの切替えであれ
ばS3に進み、分離モーター21を38°位置に回転さ
せる。
【0033】図6は使用者がキー23またはPC3から
排紙を指示したとき、あるいはPC3から排紙をするコ
マンドを受けたときの制御フローを示している。
【0034】ステップS11で給紙センサー181がオ
ン(紙あり)であるかを判定する。オン(紙あり)であ
ればS12に進み、排紙動作中に排紙センサー182が
変化したかを判別するためのフラグFLGを0に、S1
3では紙送り量をカウントするためのカウンタCNTを
0に初期化する。S14で排紙センサー182をチェッ
クし、オン(紙あり)であればS15でフラグFLGに
1を、オフ(紙なし)であればS15をスキップする。
これによって一度でも排紙センサー182がオン(紙あ
り)となればフラグFLGが1となる。S16で紙送り
モーター19を1ステップ正回転させ紙送りローラー1
21を介して記録用紙を搬送方向に送る。S17では1
ステップ送ったことでカウンタCNTを1加算する。
【0035】ステップS18で給紙センサー181をチ
ェックし、オン(紙あり)であればS19に進む。S1
9では、カウンタCNTから記録用紙を排出するのに十
分な送り最大量7200ステップを超えたかをチェック
し、超えていなければ再びS16〜S18を、給紙セン
サー181がオフ(紙なし)を検出するまで繰り返す。
S19でカウンタCNTが最大量7200ステップを超
えればS20に進む。S20では排紙センサー182を
チェックし、排紙センサー182がオン(紙あり)なら
S31で紙ジャムエラーを、双方向セントロインタフェ
ース14に出力して排紙動作を終了する。S20で排紙
センサー182がオフ(紙なし)であれば、フラグFL
Gが0かをチェックし、0なら排紙動作を正常終了、1
ならS31で紙ジャムエラーを出力して排紙動作を終了
する。
【0036】以上の制御から、記録用紙排出時に最大量
の紙送りを実行しても給紙センサー181がオフ(紙な
し)とならないときは、排紙センサー182がオン(紙
あり)ならエラー、オフ(紙なし)なら排紙動作中の排
紙センサー182状態で変わり、オン(紙あり)に一度
でもなれば正常終了、オフ(紙なし)のままならエラー
になる。これによって、排紙動作中に積載用紙161中
の用紙が排出用紙に引きずられて給紙センサー181を
オン(紙あり)したとしても排紙センサー182がオフ
(紙なし)になればエラーとならず、次の給紙動作に容
易に移れることになる。
【0037】ただし、排紙センサーがオフ(紙なし)と
なっても、排紙動作中に一度も排紙センサー182がオ
ン(紙あり)とならなければ、排紙動作中に積載用紙1
61中の用紙が排出用紙に引きずられて給紙センサー1
81をオン(紙あり)したとはいえず、何らかの理由で
排紙エラーを起こしたものとしてエラーが出力される。
【0038】S11、S18で給紙センサー181がオ
フ(紙なし)となればS22に進み、排紙センサー18
2をチェックする。排紙センサー182がオン(紙あ
り)であればS23に、オフ(紙なし)であれば動作を
終了する。S23では紙送りモーター19を628ステ
ップ正回転させる。628ステップの正回転は記録用紙
160の下端が排紙ローラー122を超えた位置まで搬
送するためである。記録用紙搬送後、S24で再び排紙
センサー182をチェックし、オン(紙あり)であれば
S24に、オフ(紙なし)であれば動作を終了する。S
25では排紙駆動を繰り返すための駆動カウンタCNT
を0に初期化する。
【0039】S26では間欠的に排紙駆動をさせるため
に0.1秒ウエイトし、S27で紙送りモーター19を
150ステップ正回転させ、排紙ローラー122を介し
て記録用紙を搬送方向に送る。S28でカウンタCNT
を1加算する。S29で給紙センサー181をチェック
し、オフ(紙なし)であれば排紙動作を終了する。オフ
とならなければS30に進み、排紙のための間欠駆動動
作を10回行ったかをチェックし、10回以下であれば
S26〜S29を繰り返す。カウンタCNTが10を超
えればS31に進み、紙ジャムエラーを出力して排紙動
作を終了する。
【0040】上記構成、制御により、排紙センサー18
2がオフ(紙なし)とならないときは、紙送りモーター
19を150ステップずつ正回転することで排紙ローラ
ー122を駆動し、記録用紙160の排出を試み、この
間欠排紙動作を10回繰り返しても排出されないときの
みエラーとなる。
【0041】なお、本実施例では、シリアル印字を行う
インクジェット記録装置に適用したが、ラインプリンタ
やその他の方式の印字装置にも適用できることは明らか
である。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る印字
装置では、排紙動作が失敗に終わっても記録媒体が搬送
方向とは逆方向に戻されるために搬送手段に固定される
ことなく、記録媒体の取り出しが容易に行えるという効
果がある。また、再度の給紙動作を容易に行うことがで
きるという効果がある。
【0043】更に、以上説明したように、本発明に係る
印字装置では、2つのセンサー状態から排紙すべき記録
用紙が正常に排紙されたかを判別し、センサーが他の記
録用紙によって変化されても排紙エラーの発生を少なく
することができる。また、排紙動作を間欠動作させるこ
とで、封筒のように重い記録用紙の排出エラーも減少さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適応できるインクジェット記録装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施例のインクジェット記録装置の
概観図である。
【図3】 実施例における給紙動作の説明図である。
【図4】 実施例のインクジェット記録装置の要部側面
の断面図である。
【図5】 実施例における給紙モード切替えのときの制
御フローチャートである。
【図6】 実施例における排紙動作のときの制御フロー
チャートである。
【符号の説明】
1 プリンタ本体 11 CPU 12 ROM 13 RAM 14 双方向セントロインターフェース 15 コントローラ 16 キャリアモータードライバ 17 キャリアモーター 18 紙送りモータードライバ 19 紙送りモーター 20 分離モータードライバ 21 分離モーター 22 センサー 23 キー 24 ヘッドコンタクト 3 外部機器(PC) 4 印字カートリッジ 41 ヘッドドライバ 42 印字ヘッド 101 駆動力伝達ギア 102 リードスクリュー 103 キャリア 104 印字カートリッジ 105 カートリッジ取り外しレバー 106 フレキシブルケーブル 121 紙送りローラー 121 排紙ローラー 141 分離ローラー 142 予備ローラー 143 紙ストッパー 160 記録用紙 161 積載用紙 181 給紙センサー 182 排紙センサー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字装置における記録媒体の排出に係る
    手段として、印字手段の前方に配置され、記録媒体の有
    無を検出する第1センサー手段と、印字手段の後方に配
    置され、記録媒体の有無を検出する第2センサー手段
    と、前記第1センサー手段から前記第2センサー手段に
    向かって記録媒体を搬送する搬送手段と、ある所定量を
    超えない範囲で、前記第1センサー手段が記録媒体の無
    しを検出するまで前記搬送手段を駆動する第1の制御手
    段とを備え、 前記第1の制御手段での搬送の結果、前記第1センサー
    手段が記録媒体の有りを検出したとき、前記第2センサ
    ー手段が記録媒体の無しを検出すれば排出エラーとしな
    いことを特徴とする印字装置。
  2. 【請求項2】 印字装置における記録媒体の排出に係る
    手段として、印字手段の前方に配置され、記録媒体の有
    無を検出する第1センサー手段と、印字手段の後方に配
    置され、記録媒体の有無を検出する第2センサー手段
    と、前記第1センサー手段から前記第2センサー手段に
    向かって記録媒体を搬送する搬送手段と、ある所定量を
    超えない範囲で、前記第1センサー手段が記録媒体の無
    しを検出するまで前記搬送手段を駆動する第1の制御手
    段とを備え、 前記第1の制御手段での搬送の結果、前記第1センサー
    手段が記録媒体の有りを検出したとき、前記第1の制御
    手段での搬送中に前記第2センサー手段が記録媒体の検
    出に変化があった場合は排出エラーとしないことを特徴
    とする印字装置。
  3. 【請求項3】 印字装置における記録媒体の排出に係る
    手段として、印字手段の前方に配置され、記録媒体の有
    無を検出する第1センサー手段と、印字手段の後方に配
    置され、記録媒体の有無を検出する第2センサー手段
    と、前記第1センサー手段から前記第2センサー手段に
    向かって記録媒体を搬送する搬送手段と、前記第1セン
    サー手段が記録媒体の無しを検出したとき、前記第1セ
    ンサー手段と前記第2センサー手段の距離以上の搬送を
    行う第1の制御手段と、前記第2センサー手段が記録媒
    体の有りを検出したときに、前記搬送手段で記録媒体を
    所定量搬送する第2搬送手段と、前記第1の制御手段で
    の搬送の結果、前記第2センサー手段が記録媒体の有り
    を検出したときに、前記搬送手段で記録媒体を所定量、
    時間を空けて搬送する第2の制御手段とを有することを
    特徴とする印字装置。
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