JPH09183363A - 液圧駆動車両における制動装置 - Google Patents

液圧駆動車両における制動装置

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JPH09183363A
JPH09183363A JP35372895A JP35372895A JPH09183363A JP H09183363 A JPH09183363 A JP H09183363A JP 35372895 A JP35372895 A JP 35372895A JP 35372895 A JP35372895 A JP 35372895A JP H09183363 A JPH09183363 A JP H09183363A
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洋 藤川
Kazufumi Nakagawa
和史 中川
Hiroyuki Oyama
博行 大山
Takeshi Hirayama
毅 平山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両を停止状態に保てるような液圧駆動車両
の制動装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 液圧ポンプと、液圧モータと、液圧ポン
プのオン・オフロード状態の切り換えをする切換弁と、
液圧ポンプのオン・オフロード形成手段と、サービスブ
レーキ操作でオン・オフロード形成手段をオフロード状
態に形成する液圧的オフロード形成手段とを具備し、液
圧ポンプからの圧液で液圧モータが駆動されて走行し、
サービスブレーキ操作に伴って液圧駆動系のブレーキ動
作を行う液圧駆動車両の制動装置において、変速レバー
10にニュートラル位置検出手段14を配設し、液圧的
オフロード形成手段8が、サービスブレーキ9操作の解
除操作とニュートラル位置検出手段14がONになる少
なくとも二つの条件を満たすことによって、解除される
よう構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液圧駆動車両、例え
ば、油圧駆動式のタイヤローラ等における制動装置に関
する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】油圧駆
動式のタイヤローラ等の液圧駆動車両は、図2に図示す
るように、エンジンEによって液圧ポンプ1が駆動され
ることによって、液圧ポンプ1から圧液が液圧モータ2
に供給されて該液圧モータ2の出力軸3が回転し、該出
力軸3に連結される図示していない車軸が回転して走行
するよう構成されている。
【0003】上記液圧ポンプ1には、アキシアル形液圧
ポンプが多用され、このアキシアル形液圧ポンプの傾斜
部材(この明細書において、斜板式のものにあっては斜
板を、斜軸式のものにあっては斜軸をいう)の傾斜角度
を変更することによって、0〜最大までの範囲の吐出量
を変化させるとともに、また傾斜部材を逆方向に傾斜さ
せることによって吐出口と吸入口を逆にして、圧液の供
給方向を逆方向に変えることができる。
【0004】従って、上記傾斜部材を変化させることに
よって、速度および走行方向を変えることができるよう
に構成されている。
【0005】そして、上記傾斜部材の変化は、変速レバ
ー10に連結されている切換弁4を操作することによっ
て、おこなうことができる。
【0006】ところで、液圧駆動車両が走行中に、何ら
かの要因によってサービスブレーキ9を操作して停止さ
せる場合、例えば、フートペダル5を足踏み操作してブ
レーキをかけた場合、このブレーキ操作によってサービ
スブレーキ9が作動して車輪(あるいは車軸)に制動を
かけるとともに、上記フートペダル5に配設されたリミ
ットスイッチ6が上記足踏み操作を検出して、上記エン
ジンEの回転数をアイドリング状態にし、且つ、上記切
換弁4とアキシアル形液圧ポンプ1の傾斜部材の傾斜角
変更用アクチュエータ(オン・オフロード形成手段)7
との間に配設されているオフロード形成用のソレノイド
バルブ(液圧的オフロード形成手段)8が励磁され、傾
斜角変更用アクチュエータ7への圧液の供給を遮断し
て、傾斜部材を中立状態にして、液圧ポンプ1から液圧
モータへの圧液の供給を停止する。つまり、フートペダ
ル5の足踏み操作によって、サービスブレーキ9が車輪
(あるいは車軸)に制動をかけるとともに、エンジンE
の回転数をアイドリング状態にし、且つ液圧モータの圧
油の吐出を止め車両の駆動力を同時に停止させるよう構
成されている。
【0007】そして、フートペダル5をはなすと、サー
ビスブレーキ9が解除されるとともに、オペレータの上
記解除動作を上記リミットスイッチ6が検出すると、上
記ソレノイドバルブ8が消磁され、その結果、再び切換
弁4を介して、圧液が傾斜角変更用アクチュエータ7へ
供給される。従って、この状態で、車両はエンジンのア
イドリング回転数に比例した速度(即ち、微速走行状
態)となるため、車両を停止状態に保つには、オペレー
タは、フートペダル5の足踏み操作を継続してサービス
ブレーキ9を効かせた状態に保っておくか、あるいは別
の操作(例えば、パーキングブレーキのレバー操作)を
して図示しないパーキングブレーキによって上記微速走
行状態を強制的に止める必要がある。
【0008】しかしながら、上述のように、サービスブ
レーキ9を操作して車両を停止させた後、車両を停止状
態に保つために、フートペダル5を足踏み操作してサー
ビスブレーキ9を効かせた状態にしておくか、あるいは
別の操作をして図示しないパーキングブレーキを効かせ
た状態にしておくことは、余分の動作を要求され、操作
が煩雑となる。
【0009】本発明は、上述のような現況に鑑みなされ
たものであって、サービスブレーキを操作して車両を停
止させた後は、フートペダルを足踏み操作するか別のパ
ーキングブレーキを操作しなくとも、車両を停止状態に
保てるような液圧駆動車両における制動装置を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本願発明のうち請求項1記載の発明にかかる液
圧駆動車両における制動装置は、エンジンによって駆動
される液圧ポンプと、該液圧ポンプに液圧管路で接続さ
れそこから吐出される圧液によって駆動され車両の走行
駆動軸を駆動する液圧モータと、変速レバーの操作によ
って上記液圧ポンプのオン・オフロード状態の切り換え
をおこなう切換弁と、上記液圧ポンプに配設されたオン
・オフロード形成手段と、サービスブレーキ操作によっ
て上記オン・オフロード形成手段をオンロード状態から
オフロード状態に形成する液圧的オフロード形成手段と
を具備し、上記液圧ポンプから吐出される圧液によって
液圧モータが駆動されて走行するとともに、サービスブ
レーキ操作に伴って液圧駆動系のブレーキ動作をおこな
えるようにした、液圧駆動車両における制動装置におい
て、変速レバーにニュートラル位置検出手段を配設し、
上記液圧的オフロード形成手段が、サービスブレーキ操
作の解除操作(足踏み操作を止める操作状態をいう)と
上記ニュートラル位置検出手段がONになる少なくとも
二つの条件を満たすことによって、解除されるよう構成
されていることを特徴とする。
【0011】そして、このように構成された液圧駆動車
両における制動装置によれば、サービスブレーキ操作を
するだけで、液圧的オフロード形成手段がオン・オフロ
ード形成手段をオフロード状態に形成するのは勿論のこ
と、サービスブレーキ操作の解除操作がなされても、ニ
ュートラル位置検出手段がONになるまで上記オン・オ
フロード形成手段のオフロード状態が解除されないた
め、単にサービスブレーキの解除操作がなされても、車
両の停止状態が保たれる。また、サービスブレーキ操作
の解除操作をなし且つ変速レバーを操作してニュートラ
ル位置検出手段がONになると、液圧的オフロード形成
手段が解除されて、オン・オフロード形成手段がオンロ
ード状態となって、車両の走行が可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】液圧駆動車両における制動装置の
一つの実施態様として、エンジンによって駆動されるア
キシアルピストン形液圧ポンプと、該液圧ポンプから吐
出される圧液によって駆動され車両の走行駆動軸を駆動
する液圧モータと、変速レバーの操作によって上記液圧
ポンプのオン・オフロード状態の切り換えをおこなう切
換弁と、上記液圧ポンプに配設された傾斜部材の傾斜角
変更用アクチュエータと、サービスブレーキ操作によっ
て上記傾斜角変更用アクチュエータを駆動して液圧ポン
プをオンロード状態からオフロード状態に形成するソレ
ノイドバルブとを具備し、上記液圧ポンプから吐出され
る圧液によって液圧モータが駆動されて走行するととも
に、サービスブレーキ操作に伴って液圧駆動系のブレー
キ動作をおこなえるようにした、液圧駆動車両における
制動装置において、変速レバーにニュートラル位置検出
手段を配設し、上記ソレノイドバルブが、サービスブレ
ーキ操作の解除操作と上記ニュートラル位置検出手段が
ONになる少なくとも二つの条件を満たすことによっ
て、消磁し、液圧ポンプをオンロード可能な状態に戻す
ような構成によって実現できる。
【0013】さらに、他の実施態様として、液圧駆動車
両の上記サービスブレーキが該サービスブレーキ操作の
信号を受けて作動し、上記液圧的オフロード形成手段が
解除されるに伴って解除されるよう構成することによっ
て、液圧ポンプのオフロード状態とあいまってサービス
ブレーキが作動して、オペレータが変速レバーをニュー
トラル位置にする「車両発進の意思表示」動作がおこな
われるまで、車両の確実な制動状態を得ることができ
る。
【0014】また、他の実施態様として、液圧駆動車両
がパーキングブレーキを具備し、このパーキングブレー
キが上記サービスブレーキ操作の信号を受けて作動し、
上記液圧的オフロード形成手段が解除されるに伴って解
除されるよう構成することによって、液圧ポンプのオフ
ロード状態とあいまってパーキングブレーキが作動し
て、オペレータが変速レバーをニュートラル位置にする
「車両発進の意思表示」動作がおこなわれるまで、車両
の確実な制動状態を得ることができる。
【0015】
【実施例】以下、本願発明にかかる液圧駆動車両におけ
る制動装置、ここでは、油圧駆動式のタイヤローラの制
動装置に適用した場合の実施例について、図面を参照し
ながら具体的に説明する。
【0016】図1は液圧駆動車両における制動装置部分
の要部の構成を示すブロック図ある。
【0017】図1において、1は液圧ポンプの一種のア
キシアル形の油圧ポンプ、2は液圧モータの一種の油圧
モータ、3は上記油圧モータ2の出力軸、4は傾斜角変
更用アクチュエータ7を操作するための4ポート3切換
位置形の切換弁、10は上記切換弁4に連結されている
変速レバー、5はサービスブレーキ9操作用のフートペ
ダル、6はフートペダル5に配設されたリミットスイッ
チ、7は上記油圧ポンプ1の傾斜部材の傾斜角変更用ア
クチュエータ、8はオフロード形成用のソレノイドバル
ブ(液圧的オフロード形成手段)である。
【0018】上記油圧ポンプ1は、エンジンEの出力軸
eに機械的に連結されることによってエンジンEの回転
数に比例した回転数nで回転可能になり、また該油圧ポ
ンプ1の傾斜部材は上記傾斜角変更用アクチュエータ7
によって傾斜角度を変更可能に構成されている。従っ
て、この油圧ポンプ1の圧油の吐出量Qは、周知のとお
り、上記回転数nと、油圧ポンプの傾斜部材の傾斜角に
起因する一回転当たりの吐出量qとを乗算した値とな
る。
【0019】そして、この油圧ポンプ1は、図1に図示
するように、油圧配管L1 によって、上記油圧モータ2
と接続され、上記油圧ポンプ1の吐出量Qに比例して該
油圧モータ2の出力軸3が回転するよう構成されてい
る。この出力軸3は、車両の図示しない走行駆動軸に機
械的に連結され、車両を前進方向あるいは後進方向に駆
動するよう構成されている。
【0020】そして、この出力軸3には、周知の油圧式
のサービスブレーキ9が作動・解除自在に配設されてい
る。
【0021】ところで、上記油圧ポンプ1の傾斜部材
(図示せず)を変える上記傾斜角変更用アクチュエータ
7は、復動形の油圧式のもので、対峙して設けられてい
る油室の一方に圧油が供給されることによって、一方に
傾斜し、他方の油室に圧油が供給されることによって反
対方向に傾斜し、いずれの油室にも圧油が供給されない
場合には、対峙して配設されているスプリング7aによ
って、中立状態、つまり傾斜部材がいずれにも傾斜しな
い状態(傾斜角0の状態)になるよう構成されている。
従って、上記一方の油室、例えば図1において右側の油
室に圧油が供給されたときには、傾斜部材が一方の側に
傾斜して、上記油圧配管L1 内を、車両が「前進」する
矢印Xに示す方向に圧油を供給するよう、また、上記反
対の油室(左側の油室)に圧油が供給されたときには、
傾斜部材が反対の側に傾斜して、上記油圧配管L1
を、車両が「後進」する矢印Yに示す方向に圧油を供給
するよう構成されている。
【0022】そして、上記傾斜角変更用アクチュエータ
7は、油圧配管L2 によって、油圧ポンプ11と接続さ
れ、この油圧ポンプ11と傾斜角変更用アクチュエータ
7との間には上記切換弁4が配設され、この切換弁4を
上記変速レバー10で「前進」,「中立」,「後進」の
いずれかの位置に切換操作することによって、上記油圧
ポンプ1の傾斜部材(図示せず)を中立状態を経て反対
の方向に傾斜させることができるよう構成されている。
【0023】そして、2本の上記油圧配管L2 の間に
は、上記ソレノイドバルブ8が配設され、このソレノイ
ドバルブ8がONになる(図1においてソレノイドバル
ブ8のスプールが左側に移動する)と、これら2本の油
圧配管L2 の間をソレノイドバルブ8を介して圧油がバ
イパスして、油圧ポンプ11から上記傾斜角変更用アク
チュエータ7への圧油の供給が停止され、該傾斜角変更
用アクチュエータ7をオフロード状態にするよう構成さ
れている。
【0024】そして、このソレノイドバルブ8は、上記
フートペダル5に設けられたリミットスイッチ6がON
なると、つまりフートペダル5が操作されると、該ソレ
ノイドバルブ8のソレノイドが励磁され、スプリング8
aに打ち勝ってスプールを左側に移動させる。また、消
磁されると、上記スプリング8aのばね力によってスプ
ールを右側に戻すよう構成されている。
【0025】また、上記出力軸3に配設されているサー
ビスブレーキ9は、油圧ポンプ11と油圧配管L3 で接
続され、該油圧配管L3 にはサービスブレーキ9操作用
のソレノイドバルブ13が配設されている。
【0026】そして、このソレノイドバルブ13は、上
記フートペダル5のリミットスイッチ6がONなると、
つまりフートペダル5が操作されると、該ソレノイドバ
ルブ13のソレノイドが励磁され、スプリング13aに
打ち勝ってスプールを左側に移動させ、サービスブレー
キ9を作動させる。また、消磁されると、上記スプリン
グ13aのばね力によってスプールを右側に戻し、サー
ビスブレーキ9を非作動状態にするよう構成されてい
る。
【0027】そして、この実施例の場合、上記変速レバ
ー10には、変速レバーのニュートラル位置検出用のリ
ミットスイッチ(ニュートラル位置検出手段)14が配
設され、エンジンEのスタータが上記リミットスイッチ
14がONのときのみ、つまり変速レバー10がニュー
トラル位置にあるときのみ、作動するよう構成されてい
る。
【0028】そして、上記リミットスイッチ6,14、
ソレノイドバルブ8,13は、それぞれ電気的に制御装
置15に接続され、リミットスイッチ6がONになる
と、つまりフートペダル5が踏み込まれると、制御装置
15が、ソレノイドバルブ8,13を励磁して、それら
のスプールを左側に移動させて、傾斜角変更用アクチュ
エータ7をオフロード状態になるよう操作するととも、
サービスブレーキ9を作動させるよう制御する。
【0029】また、上記制御装置15は、上記リミット
スイッチ6がOFFになると、つまりフートペダル5の
操作が解除され、且つ上記リミットスイッチ14がON
になる(変速レバー10がニュートラル位置になる)と
言う、二つの条件が満足されると、上記ソレノイドバル
ブ8,13を共に消磁するよう制御する。
【0030】しかして、上述のように構成された、この
タイヤローラの制動装置は、制動時に以下のように作用
する。即ち、タイヤローラが走行中に、オペレータが車
両を停止させるために、サービスブレーキ9のフートペ
ダル5を操作する(踏み込む)と、その操作によりフー
トペダル5に付設されているリミットスイッチ6がON
なり、その信号が制御装置15に伝達される。この信号
を受けると、制御装置15は、ソレノイドバルブ8,1
3を共に励磁する。
【0031】このようにソレノイドバルブ8が励磁され
ると、該ソレノイドバルブ8のスプールが左側に移動す
る。この結果、上記傾斜角変更用アクチュエータ7の油
室に接続されている2本の油圧配管L2 の間がソレノイ
ドバルブ8を介してバイパスし、油圧ポンプ11からの
圧油が上記傾斜角変更用アクチュエータ7に供給されな
くなり、該傾斜角変更用アクチュエータ7が中立状態に
なって、油圧ポンプ1をオフロード状態にする。
【0032】また、ソレノイドバルブ13が励磁される
と、油圧ポンプ11からの圧油によって、サービスブレ
ーキ9が作動して、上記出力軸3に制動がかかり、上記
傾斜角変更用アクチュエータ7の中立状態(即ち、油圧
ポンプ1のオフロード状態)とあいまって、タイヤロー
ラを停止させる。そして、タイヤローラが停止し、オペ
レータが上記フートペダルキ5から足を離しても、制御
装置15は、ソレノイドバルブ8,13は依然励磁した
状態を維持する。この結果、油圧ポンプ1はオフロード
状態のままで且つサービスブレーキ9も作動状態を保
ち、この結果、車両は停止した状態を保つ。
【0033】次に、この状態で、再発進するときには、
オペレータが変速レバー10をまずニュートラル位置に
し、次に変速レバー10を所望の方向(前進あるいは後
進)に操作すると発進する。つまり、変速レバー10を
ニュートラル位置にすると、制御装置15は、ソレノイ
ドバルブ8,13を消磁するため、2本の油圧配管L2
の間のパイパスしている通路が遮断されるとともに、サ
ービスブレーキ9が解除される。そして、変速レバー1
0を所望の方向に操作すると、切換弁4を介して上記傾
斜角変更用アクチュエータ7のいずれかの油室に圧油が
供給されて、傾斜部材が所望の側に傾斜し、油圧ポンプ
1から油圧モータ2に圧油が供給され、出力軸3が回転
し、車両が発進する。そして、この発進に際し、アクセ
ルペダルを所望の速度にあわせて操作すると、所望の速
度の発進状態を得ることができる。
【0034】ところで、上記実施例において、変速レバ
ー10のニュートラル位置状態の検出に、エンジンのス
タータの始動用のリミットスイッチ14を利用している
が、別途リミットスイッチ等のニュートラル位置検出手
段を設けてもよい。
【0035】また、上記実施例に加えて、単に減速のた
めに上記フートペダルを操作することもあるため、上記
制御装置の制御を、所定時間以上フートペダルが操作さ
れた場合のみ、上述のように制御することがさらに好ま
しい構成となる。
【0036】さらに、上記実施例において、上述のフー
トペダル5の操作によって、上記サービスブレーキ9と
ともに、パーキングブレーキも同時に作動するよう構成
してもよい。
【0037】
【発明の効果】しかして、本願請求項1および2記載の
発明にかかる液圧駆動車両における制動装置によれば、
サービスブレーキを操作して車両を停止させた後は、フ
ートペダルを足踏み操作するか別のパーキングブレーキ
を操作しなくとも、オン・オフロード形成手段のオフロ
ード状態が保持されるため、そのままの状態で車両を停
止状態に保つことができる。
【0038】しかも、ニュートラル位置検出手段として
スタータ用のニュートラル検出器(リミットスイッチ
等)を利用できるため、制御装置の制御内容を変更する
だけで、簡単に実施することができることから、安価に
実施することができる。
【0039】特に、請求項3あるいは4記載の制動装置
の場合には、上記オフロード状態とともにサービスブレ
ーキあるいはパーキングブレーキが効いた状態となって
いるため、さらに坂道においても車両を停止させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる液圧駆動車両における制動装
置部分の要部の構成を示すブロック図ある。
【図2】 従来の液圧駆動車両における制動装置部分の
要部の構成を示すブロック図ある。
【符号の説明】
1…油圧ポンプ(液圧ポンプ) 2…油圧モータ(液圧モータ) 7…傾斜角変更用アクチュエータ(オン・オフロード形
成手段) 8…ソレノイドバルブ(液圧的オフロード形成手段) 9…サービスブレーキ 10…変速レバー 14…リミットスイッチ(ニュートラル位置検出手段) E…エンジン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大山 博行 兵庫県加古郡稲美町岡2680番地 川崎重工 業株式会社播州工場内 (72)発明者 平山 毅 兵庫県加古郡稲美町岡2680番地 川崎重工 業株式会社播州工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンによって駆動される液圧ポンプ
    と、該液圧ポンプに液圧管路で接続されそこから吐出さ
    れる圧液によって駆動され車両の走行駆動軸を駆動する
    液圧モータと、変速レバーの操作によって上記液圧ポン
    プのオン・オフロード状態の切り換えをおこなう切換弁
    と、上記液圧ポンプに配設されたオン・オフロード形成
    手段と、サービスブレーキ操作によって上記オン・オフ
    ロード形成手段をオンロード状態からオフロード状態に
    形成する液圧的オフロード形成手段とを具備し、上記液
    圧ポンプから吐出される圧液によって液圧モータが駆動
    されて走行するとともに、サービスブレーキ操作に伴っ
    て液圧駆動系のブレーキ動作をおこなえるようにした、
    液圧駆動車両における制動装置において、 変速レバーにニュートラル位置検出手段を配設し、上記
    液圧的オフロード形成手段が、サービスブレーキ操作の
    解除操作と上記ニュートラル位置検出手段がONになる
    少なくとも二つの条件を満たすことによって、解除され
    るよう構成されていることを特徴とする液圧駆動車両に
    おける制動装置。
  2. 【請求項2】 エンジンによって駆動されるアキシアル
    ピストン形液圧ポンプと、該液圧ポンプから吐出される
    圧液によって駆動され車両の走行駆動軸を駆動する液圧
    モータと、変速レバーの操作によって上記液圧ポンプの
    オン・オフロード状態の切り換えをおこなう切換弁と、
    上記液圧ポンプに配設された傾斜部材の傾斜角変更用ア
    クチュエータと、サービスブレーキ操作によって上記傾
    斜角変更用アクチュエータを駆動して液圧ポンプをオン
    ロード状態からオフロード状態に形成するソレノイドバ
    ルブとを具備し、上記液圧ポンプから吐出される圧液に
    よって液圧モータが駆動されて走行するとともに、サー
    ビスブレーキ操作に伴って液圧駆動系のブレーキ動作を
    おこなえるようにした、液圧駆動車両における制動装置
    において、 変速レバーにニュートラル位置検出手段を配設し、上記
    ソレノイドバルブが、サービスブレーキ操作の解除操作
    と上記ニュートラル位置検出手段がONになる少なくと
    も二つの条件を満たすことによって、液圧ポンプをオン
    ロード可能な状態に戻すよう構成されていることを特徴
    とする液圧駆動車両における制動装置。
  3. 【請求項3】 前記サービスブレーキが該サービスブレ
    ーキ操作の信号を受けて作動し、前記液圧的オフロード
    形成手段が解除されるに伴って解除されるよう構成され
    ていることを特徴とする請求項1又は2記載の液圧駆動
    車両における制動装置。
  4. 【請求項4】 前記液圧駆動車両がパーキングブレーキ
    を具備し、このパーキングブレーキが前記サービスブレ
    ーキ操作の信号を受けて作動し、前記液圧的オフロード
    形成手段が解除されるに伴って解除されるよう構成され
    ていることを特徴とする請求項1又は2記載の液圧駆動
    車両における制動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009270607A (ja) * 2008-05-02 2009-11-19 Kubota Corp 作業車の変速操作装置
JP2019152292A (ja) * 2018-03-05 2019-09-12 三菱マヒンドラ農機株式会社 作業車輌
JP2020002975A (ja) * 2018-06-26 2020-01-09 株式会社クボタ 作業車両

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