JPH09183274A - 熱転写受像シート - Google Patents
熱転写受像シートInfo
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- JPH09183274A JPH09183274A JP7352193A JP35219395A JPH09183274A JP H09183274 A JPH09183274 A JP H09183274A JP 7352193 A JP7352193 A JP 7352193A JP 35219395 A JP35219395 A JP 35219395A JP H09183274 A JPH09183274 A JP H09183274A
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- B41M5/52—Macromolecular coatings
- B41M5/5263—Macromolecular coatings characterised by the use of polymers obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
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- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高速、高エネルギー印字を行った際でも、高
濃度で、かつ、受容層表面のマット化を防止し、カール
が生じず、プリンターでの搬送性の良好な熱転写受像シ
ートを提供する。 【解決手段】 基材シートの少なくとも一方の面に受容
層を設け、他方の面に裏面層を設けた熱転写受像シート
において、該受容層にポリカプロラクトンを含有してい
ることを特徴とする。
濃度で、かつ、受容層表面のマット化を防止し、カール
が生じず、プリンターでの搬送性の良好な熱転写受像シ
ートを提供する。 【解決手段】 基材シートの少なくとも一方の面に受容
層を設け、他方の面に裏面層を設けた熱転写受像シート
において、該受容層にポリカプロラクトンを含有してい
ることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感熱転写記録用受
像シートに関し、特に昇華転写記録に使用される高速、
高エネルギー印字を行った際でも、高濃度、かつ、受容
層表面のマット化を防止できる熱転写受像シートに関す
るものである。
像シートに関し、特に昇華転写記録に使用される高速、
高エネルギー印字を行った際でも、高濃度、かつ、受容
層表面のマット化を防止できる熱転写受像シートに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、種々の熱転写記録方法が知られて
いるが、それらの中でも、近年、昇華性の染料を含有す
る熱転写層をポリエステルフィルム等の支持体上に形成
した熱転写シートを、サーマルヘッドやレーザー等の加
熱媒体によって加熱することにより、熱転写受像シート
上に画像を形成する昇華転写記録方式が注目され、種々
の分野において、情報記録手段として利用されている。
このような昇華転写記録方式によれば、極めて短時間で
フルカラー画像を形成することができ、中間色の再現性
や階調性に優れた、フルカラー写真画像にも匹敵する高
品質な画像を得ることができる。
いるが、それらの中でも、近年、昇華性の染料を含有す
る熱転写層をポリエステルフィルム等の支持体上に形成
した熱転写シートを、サーマルヘッドやレーザー等の加
熱媒体によって加熱することにより、熱転写受像シート
上に画像を形成する昇華転写記録方式が注目され、種々
の分野において、情報記録手段として利用されている。
このような昇華転写記録方式によれば、極めて短時間で
フルカラー画像を形成することができ、中間色の再現性
や階調性に優れた、フルカラー写真画像にも匹敵する高
品質な画像を得ることができる。
【0003】また、この方式によれば、染料が受容層樹
脂に染着することで画像が形成されることから、非常に
鮮明でかつ透明性に優れた画像を得ることができるとい
う利点があり、オーバーヘッドプロジェクター(以下O
HPと略す)等の投影装置に用いる透過型原稿の作成に
盛んに用いられている。このような用途に使用される場
合には、OHP用熱転写受像シートとしては、従来、1
00μm前後の厚さのポリエチレンテレフタレート(以
下PETと略す)等の透明なシート状基材の一方の面に
受容層、他方の面に裏面層が設けられている。
脂に染着することで画像が形成されることから、非常に
鮮明でかつ透明性に優れた画像を得ることができるとい
う利点があり、オーバーヘッドプロジェクター(以下O
HPと略す)等の投影装置に用いる透過型原稿の作成に
盛んに用いられている。このような用途に使用される場
合には、OHP用熱転写受像シートとしては、従来、1
00μm前後の厚さのポリエチレンテレフタレート(以
下PETと略す)等の透明なシート状基材の一方の面に
受容層、他方の面に裏面層が設けられている。
【0004】受像面には、熱転写シートから移行してく
る昇華性の染料を受容し、形成された画像を保持するた
めに、熱可塑性樹脂、例えば、飽和ポリエステル樹脂、
塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、ポリカーボネート系
樹脂等からなる受容層と、必要に応じて、中間層が設け
られている。中間層の機能として、例えば、PETのよ
うな剛性の高い基材を用いるときにクッション性を付与
する層や、帯電防止性を付与する層を設ける場合があ
る。裏面には、カール防止やスリップ性向上のために、
アクリル樹脂等のバインダーに、アクリル樹脂やフッ素
系樹脂、ポリアミド系樹脂等からなる有機フィラーや、
シリカ等の無機フィラーを添加した組成物をコーティン
グしてなる裏面層が、設けられている。
る昇華性の染料を受容し、形成された画像を保持するた
めに、熱可塑性樹脂、例えば、飽和ポリエステル樹脂、
塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、ポリカーボネート系
樹脂等からなる受容層と、必要に応じて、中間層が設け
られている。中間層の機能として、例えば、PETのよ
うな剛性の高い基材を用いるときにクッション性を付与
する層や、帯電防止性を付与する層を設ける場合があ
る。裏面には、カール防止やスリップ性向上のために、
アクリル樹脂等のバインダーに、アクリル樹脂やフッ素
系樹脂、ポリアミド系樹脂等からなる有機フィラーや、
シリカ等の無機フィラーを添加した組成物をコーティン
グしてなる裏面層が、設けられている。
【0005】いわゆる、スタンダードタイプの熱転写受
像シートといわれる場合は、その受像シートを透過光で
はなく反射光で鑑賞したりして、使用するものであり、
この場合でも、基材に不透明な、例えば、白色のPE
T、発泡PET、その他プラスチックシート、天然紙、
合成紙、またはこれらを貼り合わせたもの等が使用され
る他は、およそ上記と同様の構成をしている。
像シートといわれる場合は、その受像シートを透過光で
はなく反射光で鑑賞したりして、使用するものであり、
この場合でも、基材に不透明な、例えば、白色のPE
T、発泡PET、その他プラスチックシート、天然紙、
合成紙、またはこれらを貼り合わせたもの等が使用され
る他は、およそ上記と同様の構成をしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年、熱転写
プリンターの印字速度の高速化が進むに従って、従来の
熱転写記録材料では十分な印字濃度が得られないという
問題が生じてきた。そして、十分な濃度を得るために
は、受容層の印字感度を上げる、もしくは印字エネルギ
ーを上げる必要がある。受容層の印字感度を上げる方法
として増感剤を加える方法があり、代表的なものとして
可塑剤を添加する方法がある。可塑剤としては、フタル
酸エステル、リン酸エステル、アジピン酸エステル、セ
バシン酸エステルなどのモノメリック型の可塑剤、アジ
ピン酸、セバシン酸などとプロピレングリコールなどが
重合したポリエステル型可塑剤など、一般的に塩化ビニ
ル樹脂用の可塑剤として用いることのできるものがあげ
られる。しかし、これらの可塑剤は低分子量(数百〜数
千)で、一般に液状であり、これらを用いた場合、経時
的に変化しやすく、また、熱による変形を受けやすくな
り、印字した際の熱によるダメージで受容層表面がマッ
ト化(粗面化)しやすくなるという問題があった。
プリンターの印字速度の高速化が進むに従って、従来の
熱転写記録材料では十分な印字濃度が得られないという
問題が生じてきた。そして、十分な濃度を得るために
は、受容層の印字感度を上げる、もしくは印字エネルギ
ーを上げる必要がある。受容層の印字感度を上げる方法
として増感剤を加える方法があり、代表的なものとして
可塑剤を添加する方法がある。可塑剤としては、フタル
酸エステル、リン酸エステル、アジピン酸エステル、セ
バシン酸エステルなどのモノメリック型の可塑剤、アジ
ピン酸、セバシン酸などとプロピレングリコールなどが
重合したポリエステル型可塑剤など、一般的に塩化ビニ
ル樹脂用の可塑剤として用いることのできるものがあげ
られる。しかし、これらの可塑剤は低分子量(数百〜数
千)で、一般に液状であり、これらを用いた場合、経時
的に変化しやすく、また、熱による変形を受けやすくな
り、印字した際の熱によるダメージで受容層表面がマッ
ト化(粗面化)しやすくなるという問題があった。
【0007】また、印字エネルギーを上げた場合にも、
やはり高濃度部では熱によるダメージで受容層表面がマ
ット化してしまうという問題があった。特に、OHP用
途など透過性の印画物を作成する場合、投影時に十分な
ダイナミックレンジ(立体感や意匠性)を得るために高
濃度が要求され、このため高濃度印画部には更に高いエ
ネルギーが加えられるため、マット化が激しく、OHP
投影時において透過ないし反射する光が散乱し、画像が
黒ずんで見えてしまうという問題があった。また、OH
P用途やスタンダードタイプなどの熱転写受像シートに
おいては、このマット化を回避するするために、十分な
エネルギーをかけることができず、必要な印字濃度が得
られないような問題もある。さらに、熱転写プリンター
の印画時の熱や圧力、OHP投影機の光源の熱によっ
て、また、熱転写受像シートの保存環境温度によって、
熱転写受像シートがカールしやすいという欠点もある。
また、熱転写受像シートの製造工程中、熱転写受像シー
トに帯電した静電気による走行障害や埃付着、さらに、
熱転写プリンター内での走行障害、例えば、給紙時の2
枚差しなどが生じるという問題もある。本発明は、上記
課題を解決するためになされたものであり、高速、高エ
ネルギー印字を行った際でも、高濃度で、かつ、受容層
表面のマット化を防止し、カールが生じず、プリンター
での搬送性の良好な熱転写受像シートを提供することを
目的とする。
やはり高濃度部では熱によるダメージで受容層表面がマ
ット化してしまうという問題があった。特に、OHP用
途など透過性の印画物を作成する場合、投影時に十分な
ダイナミックレンジ(立体感や意匠性)を得るために高
濃度が要求され、このため高濃度印画部には更に高いエ
ネルギーが加えられるため、マット化が激しく、OHP
投影時において透過ないし反射する光が散乱し、画像が
黒ずんで見えてしまうという問題があった。また、OH
P用途やスタンダードタイプなどの熱転写受像シートに
おいては、このマット化を回避するするために、十分な
エネルギーをかけることができず、必要な印字濃度が得
られないような問題もある。さらに、熱転写プリンター
の印画時の熱や圧力、OHP投影機の光源の熱によっ
て、また、熱転写受像シートの保存環境温度によって、
熱転写受像シートがカールしやすいという欠点もある。
また、熱転写受像シートの製造工程中、熱転写受像シー
トに帯電した静電気による走行障害や埃付着、さらに、
熱転写プリンター内での走行障害、例えば、給紙時の2
枚差しなどが生じるという問題もある。本発明は、上記
課題を解決するためになされたものであり、高速、高エ
ネルギー印字を行った際でも、高濃度で、かつ、受容層
表面のマット化を防止し、カールが生じず、プリンター
での搬送性の良好な熱転写受像シートを提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、基材シートの少なくとも一方の面に受容
層を設け、他方の面に裏面層を設けた熱転写受像シート
において、該受容層にポリカプロラクトンを含有してい
ることを特徴としている。また、前記ポリカプロラクト
ンが分子量4万乃至10万であることを特徴としてい
る。また、前記受容層が塩化ビニル樹脂、または塩化ビ
ニル・酢酸ビニル共重合体樹脂を主成分とすることを特
徴としている。また、前記裏面層が、アクリル系樹脂を
含有することを特徴としている。また、前記裏面層が、
アクリルポリオールとイソシアネート化合物との反応硬
化物を含有することを特徴としている。また、前記裏面
層が、有機フィラー、または無機フィラーの少なくとも
1種を含有することを特徴としている。さらに、前記基
材シートが、透明であることを特徴としている。
に、本発明は、基材シートの少なくとも一方の面に受容
層を設け、他方の面に裏面層を設けた熱転写受像シート
において、該受容層にポリカプロラクトンを含有してい
ることを特徴としている。また、前記ポリカプロラクト
ンが分子量4万乃至10万であることを特徴としてい
る。また、前記受容層が塩化ビニル樹脂、または塩化ビ
ニル・酢酸ビニル共重合体樹脂を主成分とすることを特
徴としている。また、前記裏面層が、アクリル系樹脂を
含有することを特徴としている。また、前記裏面層が、
アクリルポリオールとイソシアネート化合物との反応硬
化物を含有することを特徴としている。また、前記裏面
層が、有機フィラー、または無機フィラーの少なくとも
1種を含有することを特徴としている。さらに、前記基
材シートが、透明であることを特徴としている。
【0009】
【作用】本発明は、基材シートの少なくとも一方の面に
受容層を設け、他方の面に裏面層を設けた熱転写受像シ
ートにおいて、該受容層にポリカプロラクトンを含有
し、そのポリカプロラクトンが可塑剤として働き、特に
塩化ビニル、または塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体に
対しては相溶性がよく、一般の液状可塑剤のような経時
変化の心配がなく、さらに、特に分子量4万以上10万
以下のポリカプロラクトンを用いることにより、高エネ
ルギーで印字した場合のマット化も防止することができ
る。
受容層を設け、他方の面に裏面層を設けた熱転写受像シ
ートにおいて、該受容層にポリカプロラクトンを含有
し、そのポリカプロラクトンが可塑剤として働き、特に
塩化ビニル、または塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体に
対しては相溶性がよく、一般の液状可塑剤のような経時
変化の心配がなく、さらに、特に分子量4万以上10万
以下のポリカプロラクトンを用いることにより、高エネ
ルギーで印字した場合のマット化も防止することができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て説明する。 (基材シート)基材シートは、受容層を保持するという
役割を有するとともに、画像形成時に加えられる熱に耐
え、取り扱い上支障のない機械的特性を有することが望
ましい。このような基材シートの材料は特に限定され
ず、例えば、ポリエステル、ポリアリレート、ポリカー
ボネート、ポリウレタン、ポリイミド、ポリエーテルイ
ミド、セルロース誘導体、ポリエチレン、エチレン・酢
酸ビニル共重合体、ポリプロピレン、ポリスチレン、ア
クリル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビ
ニルアルコール、ポリビニルブチラール、ナイロン、ポ
リエーテルエーテルケトン、ポリサルフォン、ポリエー
テルサルフォン、テトラフルオロエチレン・パーフルオ
ロアルキルビニルエーテル、ポリビニルフルオライド、
テトラフルオロエチレン・エチレン、テトラフルオロエ
チレン・ヘキサフルオロプロピレン、ポリクロロトリフ
ルオロエチレン、ポリビニリデンフルオライド等のフィ
ルムがあげられ、OHP用途にはこれらの中から透明な
シートを選択して用いる。
て説明する。 (基材シート)基材シートは、受容層を保持するという
役割を有するとともに、画像形成時に加えられる熱に耐
え、取り扱い上支障のない機械的特性を有することが望
ましい。このような基材シートの材料は特に限定され
ず、例えば、ポリエステル、ポリアリレート、ポリカー
ボネート、ポリウレタン、ポリイミド、ポリエーテルイ
ミド、セルロース誘導体、ポリエチレン、エチレン・酢
酸ビニル共重合体、ポリプロピレン、ポリスチレン、ア
クリル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビ
ニルアルコール、ポリビニルブチラール、ナイロン、ポ
リエーテルエーテルケトン、ポリサルフォン、ポリエー
テルサルフォン、テトラフルオロエチレン・パーフルオ
ロアルキルビニルエーテル、ポリビニルフルオライド、
テトラフルオロエチレン・エチレン、テトラフルオロエ
チレン・ヘキサフルオロプロピレン、ポリクロロトリフ
ルオロエチレン、ポリビニリデンフルオライド等のフィ
ルムがあげられ、OHP用途にはこれらの中から透明な
シートを選択して用いる。
【0011】スタンダードタイプでは、先にあげたもの
やこれらの合成樹脂に白色顔料や充填剤を加えて成膜し
た白色フィルム、あるいは発泡させた発泡シート、他に
コンデンサーペーパー、グラシン紙、硫酸紙、合成紙
(ポリオレフィン系、ポリスチレン系)、上質紙、アー
ト紙、コート紙、キャストコート紙、合成樹脂又はエマ
ルジョン含浸紙、合成ゴムラテックス含浸紙、合成樹脂
内添紙、セルロース繊維紙等を用いることができる。ま
た、上記の基材シートの任意の組合わせによる積層体も
使用できる。代表的な例とて、セルロース繊維紙と合成
紙、セルロース繊維紙とプラスチックフィルムとの積層
体があげられる。
やこれらの合成樹脂に白色顔料や充填剤を加えて成膜し
た白色フィルム、あるいは発泡させた発泡シート、他に
コンデンサーペーパー、グラシン紙、硫酸紙、合成紙
(ポリオレフィン系、ポリスチレン系)、上質紙、アー
ト紙、コート紙、キャストコート紙、合成樹脂又はエマ
ルジョン含浸紙、合成ゴムラテックス含浸紙、合成樹脂
内添紙、セルロース繊維紙等を用いることができる。ま
た、上記の基材シートの任意の組合わせによる積層体も
使用できる。代表的な例とて、セルロース繊維紙と合成
紙、セルロース繊維紙とプラスチックフィルムとの積層
体があげられる。
【0012】また、上記の基材シートの表面及び又は裏
面に易接着処理した基材シートも使用できる。本発明に
おいては、上記の基材シートの中から、もしくは上記の
基材シートに帯電防止処理を行って、温度20℃、相対
湿度50%の環境下で1.0×1012Ω/□以下の表面
電気抵抗率を有する基材シートを用いることが好まし
い。このような基材シートを用いることで、熱転写受像
シートの製造時に静電気によるトラブルの発生を未然に
防止できるほかに、本発明における好ましい実施態様と
して後述するが、熱転写受像シートの受像面、裏面に塗
布する帯電防止剤の効果を高めることができる。これら
の基材シートの厚みは、通常3〜300μm程度であ
り、本発明においては、機械的適性等を考慮し、75〜
175μmの基材シートを用いるのが好ましい。また、
基材シートとその上に設ける層との密着性が乏しい場合
には、その表面に易接着処理やコロナ放電処理を施すの
が好ましい。
面に易接着処理した基材シートも使用できる。本発明に
おいては、上記の基材シートの中から、もしくは上記の
基材シートに帯電防止処理を行って、温度20℃、相対
湿度50%の環境下で1.0×1012Ω/□以下の表面
電気抵抗率を有する基材シートを用いることが好まし
い。このような基材シートを用いることで、熱転写受像
シートの製造時に静電気によるトラブルの発生を未然に
防止できるほかに、本発明における好ましい実施態様と
して後述するが、熱転写受像シートの受像面、裏面に塗
布する帯電防止剤の効果を高めることができる。これら
の基材シートの厚みは、通常3〜300μm程度であ
り、本発明においては、機械的適性等を考慮し、75〜
175μmの基材シートを用いるのが好ましい。また、
基材シートとその上に設ける層との密着性が乏しい場合
には、その表面に易接着処理やコロナ放電処理を施すの
が好ましい。
【0013】(受容層)本発明の熱転写受像シートは、
受容層にポリカプロラクトンを含有し、特に分子量4万
以上10万以下のポリカプロラクトンが望ましく、さら
に塩化ビニル、または塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体
を主成分とすることが好ましい。ポリカプロラクトンは
塩化ビニル、または塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体に
対しては相溶性がよく、可塑剤として働き、一般の液状
可塑剤のような経時変化の心配がなく、また分子量4万
以上10万以下のポリカプロラクトンを用いることによ
り、高エネルギーで印字した場合の受容層表面のマット
化も防止することができる。ポリカプロラクトンの分子
量が4万未満であると、高エネルギーで印字した場合に
そのマット化が生じやすく、分子量が10万を越える
と、マット化、印字感度については良いと考えられる
が、現状ではポリカプロラクトンの安定製造ができない
ため、好ましくない。添加量としては樹脂に対して、1
00重量%程度添加することが可能であるが、印画物の
保存性等を考慮して60重量%以下であることが好まし
い。必要に応じて一般の液状可塑剤と併用することも可
能であるが、この場合は本発明の利点を損なわない程度
の添加量に止めることが望ましい。
受容層にポリカプロラクトンを含有し、特に分子量4万
以上10万以下のポリカプロラクトンが望ましく、さら
に塩化ビニル、または塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体
を主成分とすることが好ましい。ポリカプロラクトンは
塩化ビニル、または塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体に
対しては相溶性がよく、可塑剤として働き、一般の液状
可塑剤のような経時変化の心配がなく、また分子量4万
以上10万以下のポリカプロラクトンを用いることによ
り、高エネルギーで印字した場合の受容層表面のマット
化も防止することができる。ポリカプロラクトンの分子
量が4万未満であると、高エネルギーで印字した場合に
そのマット化が生じやすく、分子量が10万を越える
と、マット化、印字感度については良いと考えられる
が、現状ではポリカプロラクトンの安定製造ができない
ため、好ましくない。添加量としては樹脂に対して、1
00重量%程度添加することが可能であるが、印画物の
保存性等を考慮して60重量%以下であることが好まし
い。必要に応じて一般の液状可塑剤と併用することも可
能であるが、この場合は本発明の利点を損なわない程度
の添加量に止めることが望ましい。
【0014】本発明の熱転写受像シートでは、上記で説
明した成分に、他の熱可塑性樹脂を混合した樹脂により
受容層を形成することも可能である。このような熱可塑
性樹脂として、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹
脂、ポリ塩化ビニリデン等のハロゲン化ポリマー、ポリ
酢酸ビニル、エチレン・酢酸ビニル共重合体、ポリアク
リル酸エステル等のビニル系樹脂、ポリエステル系樹
脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、オレフィ
ンとビニルモノマーとの共重合体系樹脂、アイオノマ
ー、セルロースジアセテート等のセルロース系樹脂、ポ
リカーボネート系樹脂、ポリビニルアセタール系樹脂、
ポリビニルアルコール系樹脂等をあげることができる。
このように他の樹脂を混合して用いる場合、特にOHP
用途など透明性を必要とする場合は、相溶性の良い樹脂
を選択し用いる必要がある。その他にも、必要に応じて
各種の添加剤を加えることができる。例えば、印画時に
熱転写シートと熱転写受像シートが熱で融着しないよう
離型剤を添加することができる。特に触媒硬化型シリコ
ーンや、アミノ変性シリコーンとエポキシ変性シリコー
ンなどの反応硬化型シリコーンが好ましく、添加量は樹
脂に対し0.5〜10重量%が好ましい。
明した成分に、他の熱可塑性樹脂を混合した樹脂により
受容層を形成することも可能である。このような熱可塑
性樹脂として、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹
脂、ポリ塩化ビニリデン等のハロゲン化ポリマー、ポリ
酢酸ビニル、エチレン・酢酸ビニル共重合体、ポリアク
リル酸エステル等のビニル系樹脂、ポリエステル系樹
脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、オレフィ
ンとビニルモノマーとの共重合体系樹脂、アイオノマ
ー、セルロースジアセテート等のセルロース系樹脂、ポ
リカーボネート系樹脂、ポリビニルアセタール系樹脂、
ポリビニルアルコール系樹脂等をあげることができる。
このように他の樹脂を混合して用いる場合、特にOHP
用途など透明性を必要とする場合は、相溶性の良い樹脂
を選択し用いる必要がある。その他にも、必要に応じて
各種の添加剤を加えることができる。例えば、印画時に
熱転写シートと熱転写受像シートが熱で融着しないよう
離型剤を添加することができる。特に触媒硬化型シリコ
ーンや、アミノ変性シリコーンとエポキシ変性シリコー
ンなどの反応硬化型シリコーンが好ましく、添加量は樹
脂に対し0.5〜10重量%が好ましい。
【0015】また、受容層の白色度を向上させ転写画像
の鮮明度を更に高める目的で、酸化チタン、酸化亜鉛、
カオリン、クレー、炭酸カルシウム、微粉末シリカ等の
顔料や充填剤を添加することができる。但し、OHP用
途などの透明性を必要とする場合には、顔料や添加剤の
添加量は、必要な透明性を失わない程度とする。上記に
あげた樹脂と、これに、上記であげた添加剤等を任意に
添加し、溶剤、希釈剤等で、十分に混練して、受容層塗
工液を製造し、これを、上記にあげた基材シートの上
に、例えば、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラ
ビア版を用いたリバースロールコーティング法等の形成
手段により、塗布し、乾燥して、受容層を構成する。後
述する中間層、裏面層、易接着層及び帯電防止層の塗工
も、上記の受容層の形成手段と同様の方法で行われる。
また、帯電防止性を付与させるために、下記に示す帯電
防止剤を受容層塗工液に、練り込むこともできる。 帯電防止剤;脂肪酸エステル、硫酸エステル、リン酸エ
ステル、アミド類、4級アンモニウム塩、ベタイン類、
アミノ酸類、アクリル系樹脂、エチレンオキサイド付加
物など。 帯電防止剤の添加量は、樹脂に対し、0.1〜2.0重
量%が好ましい。
の鮮明度を更に高める目的で、酸化チタン、酸化亜鉛、
カオリン、クレー、炭酸カルシウム、微粉末シリカ等の
顔料や充填剤を添加することができる。但し、OHP用
途などの透明性を必要とする場合には、顔料や添加剤の
添加量は、必要な透明性を失わない程度とする。上記に
あげた樹脂と、これに、上記であげた添加剤等を任意に
添加し、溶剤、希釈剤等で、十分に混練して、受容層塗
工液を製造し、これを、上記にあげた基材シートの上
に、例えば、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラ
ビア版を用いたリバースロールコーティング法等の形成
手段により、塗布し、乾燥して、受容層を構成する。後
述する中間層、裏面層、易接着層及び帯電防止層の塗工
も、上記の受容層の形成手段と同様の方法で行われる。
また、帯電防止性を付与させるために、下記に示す帯電
防止剤を受容層塗工液に、練り込むこともできる。 帯電防止剤;脂肪酸エステル、硫酸エステル、リン酸エ
ステル、アミド類、4級アンモニウム塩、ベタイン類、
アミノ酸類、アクリル系樹脂、エチレンオキサイド付加
物など。 帯電防止剤の添加量は、樹脂に対し、0.1〜2.0重
量%が好ましい。
【0016】本発明の熱転写受像シートでは、受容層の
塗工量は、乾燥時重量で0.5g/m2 〜4.0g/m
2 であることが好ましい。塗工量が乾燥時重量で0.5
g/m2 未満では、例えば、基材シート上に直接受容層
を設けた場合には、基材シートの剛性等の要因でサーマ
ルヘッドとの密着が不十分なためハイライト部の画像が
ざらついてしまうという問題がある。この問題は、クッ
ション性を付与する中間層を設けることで回避すること
ができるが、受容層の傷つきに対して弱くなる。また、
高エネルギーを印加したときの表面の荒れかたは 受容
層の塗工量が増加すると相対的に悪くなる傾向があり、
塗工量が、乾燥時重量で4.0g/m2を越えると、例
えば、OHP投影時の高濃度部でわずかに黒ずんでみえ
るようになる。以下本発明の塗工量(ないし塗布量)
は、特に断りのない限り、乾燥時重量で、固形分換算の
数値である。
塗工量は、乾燥時重量で0.5g/m2 〜4.0g/m
2 であることが好ましい。塗工量が乾燥時重量で0.5
g/m2 未満では、例えば、基材シート上に直接受容層
を設けた場合には、基材シートの剛性等の要因でサーマ
ルヘッドとの密着が不十分なためハイライト部の画像が
ざらついてしまうという問題がある。この問題は、クッ
ション性を付与する中間層を設けることで回避すること
ができるが、受容層の傷つきに対して弱くなる。また、
高エネルギーを印加したときの表面の荒れかたは 受容
層の塗工量が増加すると相対的に悪くなる傾向があり、
塗工量が、乾燥時重量で4.0g/m2を越えると、例
えば、OHP投影時の高濃度部でわずかに黒ずんでみえ
るようになる。以下本発明の塗工量(ないし塗布量)
は、特に断りのない限り、乾燥時重量で、固形分換算の
数値である。
【0017】(中間層)本発明においては、基材シート
と受容層の間に各種の樹脂からなる中間層を設けること
もできる。このような中間層に様々な役割を担わせるこ
とで熱転写受像シートに優れた機能を付加することがで
きる。例をあげると、クッション性を付与する樹脂とし
て、弾性変形や塑性変形の大きな樹脂、例えば、ポリオ
レフィン系樹脂、ビニル系共重合体樹脂、ポリウレタン
系樹脂、ポリアミド系樹脂などを用いて、熱転写受像シ
ートの印字感度を向上させたり、画像のざらつきを防止
することができる。その他、ガラス転移温度が60℃以
上の樹脂や、硬化剤等により硬化させた樹脂を用いて中
間層を設けた場合には、熱転写受像シートを複数枚重ね
て保存したときにシート同士が密着してしまうのを防止
するなど、熱転写受像シートの保存性能を向上させるこ
とができる。
と受容層の間に各種の樹脂からなる中間層を設けること
もできる。このような中間層に様々な役割を担わせるこ
とで熱転写受像シートに優れた機能を付加することがで
きる。例をあげると、クッション性を付与する樹脂とし
て、弾性変形や塑性変形の大きな樹脂、例えば、ポリオ
レフィン系樹脂、ビニル系共重合体樹脂、ポリウレタン
系樹脂、ポリアミド系樹脂などを用いて、熱転写受像シ
ートの印字感度を向上させたり、画像のざらつきを防止
することができる。その他、ガラス転移温度が60℃以
上の樹脂や、硬化剤等により硬化させた樹脂を用いて中
間層を設けた場合には、熱転写受像シートを複数枚重ね
て保存したときにシート同士が密着してしまうのを防止
するなど、熱転写受像シートの保存性能を向上させるこ
とができる。
【0018】さらに、中間層として、帯電防止能を付与
させるために、上記にあげた樹脂に、帯電防止剤や帯電
防止能を有する樹脂を、溶剤に溶解又は分散させたもの
を塗工して、中間層を形成することができる。その帯電
防止剤は、例えば、脂肪酸エステル、硫酸エステル、リ
ン酸エステル、アミド類、4級アンモニウム塩、ベタイ
ン類、アミノ酸類、アクリル系樹脂、エチレンオキサイ
ド付加物等が、あげられる。また、その帯電防止能を有
する樹脂としては、例えばアクリル樹脂、ビニル系樹
脂、セルロース樹脂などの樹脂に4級アンモニウム塩
系、リン酸系、エトサルフェイト系、ビニルピロリドン
系、スルフォン酸系などの帯電防止効果を有する基を導
入または共重合した導電性樹脂が使用できる。特に、カ
チオン変成アクリル系樹脂が好ましい。これらの帯電防
止効果を有する基は、樹脂にペンダント状に導入されて
いるものが、樹脂中に高密度に導入することが可能であ
り好ましい。具体的には、日本純薬株式会社製のジュリ
マーシリーズ、第一工業製薬株式会社製のレオレックス
シリーズ、綜研化学株式会社製のエレコンドシリーズな
どが、あげられる。
させるために、上記にあげた樹脂に、帯電防止剤や帯電
防止能を有する樹脂を、溶剤に溶解又は分散させたもの
を塗工して、中間層を形成することができる。その帯電
防止剤は、例えば、脂肪酸エステル、硫酸エステル、リ
ン酸エステル、アミド類、4級アンモニウム塩、ベタイ
ン類、アミノ酸類、アクリル系樹脂、エチレンオキサイ
ド付加物等が、あげられる。また、その帯電防止能を有
する樹脂としては、例えばアクリル樹脂、ビニル系樹
脂、セルロース樹脂などの樹脂に4級アンモニウム塩
系、リン酸系、エトサルフェイト系、ビニルピロリドン
系、スルフォン酸系などの帯電防止効果を有する基を導
入または共重合した導電性樹脂が使用できる。特に、カ
チオン変成アクリル系樹脂が好ましい。これらの帯電防
止効果を有する基は、樹脂にペンダント状に導入されて
いるものが、樹脂中に高密度に導入することが可能であ
り好ましい。具体的には、日本純薬株式会社製のジュリ
マーシリーズ、第一工業製薬株式会社製のレオレックス
シリーズ、綜研化学株式会社製のエレコンドシリーズな
どが、あげられる。
【0019】(裏面層)基材シートの受容層を設けた面
と反対の面に、熱転写受像シートの搬送性の向上や、カ
ール防止などのために、裏面層を設ける。このような機
能をもつ裏面層として、アクリル系樹脂、セルロース系
樹脂、ポリカーボネイト樹脂、ポリビニルアセタール樹
脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ
スチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ハロゲン化ポリ
マー等の樹脂中に、添加剤として、アクリル系フィラ
ー、ポリアミド系フィラー、フッ素系フィラー、ポリエ
チレンワックスなどの有機系フィラー、及び二酸化珪素
や金属酸化物などの無機フィラーを加えたものが使用で
きる。中でも、アクリル系樹脂が好ましく、さらには、
アクリルポリオールが最も好ましい。また、アクリルポ
リオールを硬化剤により硬化したものを使用することが
好ましい。この場合のアクリルポリオールについては、
後述する。
と反対の面に、熱転写受像シートの搬送性の向上や、カ
ール防止などのために、裏面層を設ける。このような機
能をもつ裏面層として、アクリル系樹脂、セルロース系
樹脂、ポリカーボネイト樹脂、ポリビニルアセタール樹
脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ
スチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ハロゲン化ポリ
マー等の樹脂中に、添加剤として、アクリル系フィラ
ー、ポリアミド系フィラー、フッ素系フィラー、ポリエ
チレンワックスなどの有機系フィラー、及び二酸化珪素
や金属酸化物などの無機フィラーを加えたものが使用で
きる。中でも、アクリル系樹脂が好ましく、さらには、
アクリルポリオールが最も好ましい。また、アクリルポ
リオールを硬化剤により硬化したものを使用することが
好ましい。この場合のアクリルポリオールについては、
後述する。
【0020】アクリルポリオールとしては、代表的なも
のとして、エチレングリコールメタアクリレート:CH
2 =C(CH3 )COOCH2 CH2 OHの重合物があ
げられる。この他に、上記のエチレングリコール部分
が、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、
ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオー
ル、シクロペンタンジオール、シクロヘキサンジオー
ル、グリセリン等のものが使用できる。これらの中で、
特にエチレングリコール、プロピレングリコール又は両
者を使用したものが良好である。アクリルポリオールの
OH基の数は、15〜55が好ましく、特に、20〜4
5が好ましい。15未満の場合には、耐熱性、耐溶剤性
が悪く、また、アクリルポリオールを硬化させる場合に
は、硬化終了までの時間がかかってしまう。また、55
より大きい場合には、裏面層の塗布時に、裏面層用塗工
液のポットライフが短くなったり、形成した裏面層被膜
が脆くなるという不具合が生じる。このアクリルポリオ
ールからなる裏面層は、加熱伸縮性が小さく、熱転写の
際のサーマルヘッドの熱による熱転写受像シートの変形
を抑制する効果があり、特にカール防止に寄与する。ま
た、アクリルポリオールはフィラー等の添加剤を保持し
やすく、また、基材シートとの接着性が良い点で好まし
いものである。
のとして、エチレングリコールメタアクリレート:CH
2 =C(CH3 )COOCH2 CH2 OHの重合物があ
げられる。この他に、上記のエチレングリコール部分
が、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、
ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオー
ル、シクロペンタンジオール、シクロヘキサンジオー
ル、グリセリン等のものが使用できる。これらの中で、
特にエチレングリコール、プロピレングリコール又は両
者を使用したものが良好である。アクリルポリオールの
OH基の数は、15〜55が好ましく、特に、20〜4
5が好ましい。15未満の場合には、耐熱性、耐溶剤性
が悪く、また、アクリルポリオールを硬化させる場合に
は、硬化終了までの時間がかかってしまう。また、55
より大きい場合には、裏面層の塗布時に、裏面層用塗工
液のポットライフが短くなったり、形成した裏面層被膜
が脆くなるという不具合が生じる。このアクリルポリオ
ールからなる裏面層は、加熱伸縮性が小さく、熱転写の
際のサーマルヘッドの熱による熱転写受像シートの変形
を抑制する効果があり、特にカール防止に寄与する。ま
た、アクリルポリオールはフィラー等の添加剤を保持し
やすく、また、基材シートとの接着性が良い点で好まし
いものである。
【0021】また、アクリルポリオール以外の樹脂とし
て、上述の樹脂を、アクリルポリオール100重量部に
対して5〜50重量部の範囲で混合してもよい。この裏
面層として、上述の樹脂を硬化剤により硬化したものを
使用することがさらに好ましい。硬化剤としては、一般
的に公知のものが使用できるが、中でもイソシアネート
化合物が好ましい。裏面層樹脂はイソシアネート化合物
などと反応しウレタン結合を形成して硬化・立体化する
ことにより、耐熱保存性、耐溶剤性が向上し、さらに
は、基材シートとの密着も良くなる。硬化剤の添加量
は、樹脂1反応基当量に対して、1乃至2が好ましい。
1未満であると、硬化終了するまでの時間が長くかか
り、また、耐熱性、耐溶剤性が悪くなる。また、2より
大きいと、成膜後に経時変化が起こったり、裏面層用塗
工液のポットライフが短いという不具合が生じる。
て、上述の樹脂を、アクリルポリオール100重量部に
対して5〜50重量部の範囲で混合してもよい。この裏
面層として、上述の樹脂を硬化剤により硬化したものを
使用することがさらに好ましい。硬化剤としては、一般
的に公知のものが使用できるが、中でもイソシアネート
化合物が好ましい。裏面層樹脂はイソシアネート化合物
などと反応しウレタン結合を形成して硬化・立体化する
ことにより、耐熱保存性、耐溶剤性が向上し、さらに
は、基材シートとの密着も良くなる。硬化剤の添加量
は、樹脂1反応基当量に対して、1乃至2が好ましい。
1未満であると、硬化終了するまでの時間が長くかか
り、また、耐熱性、耐溶剤性が悪くなる。また、2より
大きいと、成膜後に経時変化が起こったり、裏面層用塗
工液のポットライフが短いという不具合が生じる。
【0022】さらに、上記裏面層中には、添加剤とし
て、有機フィラーまたは無機フィラーを添加しても良
い。これらのフィラーの働きで、プリンター内での熱転
写受像シートの搬送性が向上し、また、ブロッキングを
防ぐなど熱転写受像シートの保存性も向上する。有機フ
ィラーとして、アクリル系フィラー、ポリアミド系フィ
ラー、フッ素系フィラー、ポリエチレンワックスなどが
あげられる。この中では、特にポリアミド系フィラーが
好ましい。また、無機フィラーとして、二酸化珪素や金
属酸化物などがあげられる。ポリアミド系フィラーとし
ては、分子量が10万乃至90万で、球状であり、平均
粒子径が0.01乃至30μmが好ましく、特に分子量
が10万乃至50万で、平均粒子径が0.01乃至10
μmがより好ましい。また、ポリアミド系フィラーの種
類では、ナイロン6やナイロン66と比較して、ナイロ
ン12フィラーが耐水性に優れ、吸水による特性変化が
ないためより好ましい。
て、有機フィラーまたは無機フィラーを添加しても良
い。これらのフィラーの働きで、プリンター内での熱転
写受像シートの搬送性が向上し、また、ブロッキングを
防ぐなど熱転写受像シートの保存性も向上する。有機フ
ィラーとして、アクリル系フィラー、ポリアミド系フィ
ラー、フッ素系フィラー、ポリエチレンワックスなどが
あげられる。この中では、特にポリアミド系フィラーが
好ましい。また、無機フィラーとして、二酸化珪素や金
属酸化物などがあげられる。ポリアミド系フィラーとし
ては、分子量が10万乃至90万で、球状であり、平均
粒子径が0.01乃至30μmが好ましく、特に分子量
が10万乃至50万で、平均粒子径が0.01乃至10
μmがより好ましい。また、ポリアミド系フィラーの種
類では、ナイロン6やナイロン66と比較して、ナイロ
ン12フィラーが耐水性に優れ、吸水による特性変化が
ないためより好ましい。
【0023】ポリアミド系フィラーは、高融点で熱的に
も安定であり、耐油性、耐薬品性なども良く、染料によ
って染着されにくい。また、分子量が10万乃至90万
であると磨耗することもほとんどなく、自己潤滑性があ
り、摩擦係数も低く、擦れる相手を傷つけにくい。ま
た、好ましい平均粒子径は、反射画像用熱転写受像シー
トの場合、0.1乃至30μmであり、透過画像用熱転
写受像シート(OHP用シート)の場合、0.01乃至
1μmである。粒子径が小さすぎると、フィラーが裏面
層中に隠れてしまい、十分な滑り性の機能が発現され難
くなる傾向がみられ、また、粒子径が大きすぎると、裏
面層からの突出が大きくなり、結果的に摩擦係数を高め
たり、フィラーの欠落を生じる傾向があるので、好まし
くない。裏面層の樹脂に対するフィラーの配合比率は、
0.01重量%乃至200重量%の範囲が好ましい。反
射画像用熱転写受像シートの場合は、1重量%乃至10
0重量%がより好ましく、透過画像用熱転写受像シート
の場合は、0.05重量%乃至2重量%がより好まし
い。フィラーの配合比率が0.01重量%未満の場合に
は、滑り性が不十分であり、プリンターの給紙時などで
紙詰まりなどの支障をきたす傾向が生じる。また、20
0重量%を越える場合には、滑りすぎて印字画像に色ず
れなどが生じやすくなるため、好ましくない。
も安定であり、耐油性、耐薬品性なども良く、染料によ
って染着されにくい。また、分子量が10万乃至90万
であると磨耗することもほとんどなく、自己潤滑性があ
り、摩擦係数も低く、擦れる相手を傷つけにくい。ま
た、好ましい平均粒子径は、反射画像用熱転写受像シー
トの場合、0.1乃至30μmであり、透過画像用熱転
写受像シート(OHP用シート)の場合、0.01乃至
1μmである。粒子径が小さすぎると、フィラーが裏面
層中に隠れてしまい、十分な滑り性の機能が発現され難
くなる傾向がみられ、また、粒子径が大きすぎると、裏
面層からの突出が大きくなり、結果的に摩擦係数を高め
たり、フィラーの欠落を生じる傾向があるので、好まし
くない。裏面層の樹脂に対するフィラーの配合比率は、
0.01重量%乃至200重量%の範囲が好ましい。反
射画像用熱転写受像シートの場合は、1重量%乃至10
0重量%がより好ましく、透過画像用熱転写受像シート
の場合は、0.05重量%乃至2重量%がより好まし
い。フィラーの配合比率が0.01重量%未満の場合に
は、滑り性が不十分であり、プリンターの給紙時などで
紙詰まりなどの支障をきたす傾向が生じる。また、20
0重量%を越える場合には、滑りすぎて印字画像に色ず
れなどが生じやすくなるため、好ましくない。
【0024】(易接着層)基材シートの表面および/ま
たは裏面に、アクリル酸エステル樹脂やポリウレタン樹
脂やポリエステル樹脂などの接着性樹脂からなる易接着
層を塗布して設けてもよい。また、上記に記載した塗布
層を設けずに、基材シートの表面および/または裏面
に、コロナ放電処理をして、基材シートとその上に設け
る層との接着性を高めることができる。
たは裏面に、アクリル酸エステル樹脂やポリウレタン樹
脂やポリエステル樹脂などの接着性樹脂からなる易接着
層を塗布して設けてもよい。また、上記に記載した塗布
層を設けずに、基材シートの表面および/または裏面
に、コロナ放電処理をして、基材シートとその上に設け
る層との接着性を高めることができる。
【0025】(帯電防止層)基材シートの表面および/
または裏面に、もしくは、熱転写受像シートの受像面も
しくは裏面もしくはその両面の最表面に帯電防止層を設
けてもよい。帯電防止層は、帯電防止剤である、脂肪酸
エステル、硫酸エステル、リン酸エステル、アミド類、
4級アンモニウム塩、ベタイン類、アミノ酸類、アクリ
ル系樹脂、エチレンオキサイド付加物等を溶剤に溶解又
は分散させたものを塗工して、形成することができる。
その塗工量は、0.001g/m2 乃至0.1g/m2
であることが好ましい。このように最表面に帯電防止層
を設けた熱転写受像シートは、印画前に優れた帯電防止
性を有するため、ダブルフィード等の給紙不良を防止す
ることができる。また、ほこり等を寄せつけることによ
る印画抜け等のトラブルを防止することができる。
または裏面に、もしくは、熱転写受像シートの受像面も
しくは裏面もしくはその両面の最表面に帯電防止層を設
けてもよい。帯電防止層は、帯電防止剤である、脂肪酸
エステル、硫酸エステル、リン酸エステル、アミド類、
4級アンモニウム塩、ベタイン類、アミノ酸類、アクリ
ル系樹脂、エチレンオキサイド付加物等を溶剤に溶解又
は分散させたものを塗工して、形成することができる。
その塗工量は、0.001g/m2 乃至0.1g/m2
であることが好ましい。このように最表面に帯電防止層
を設けた熱転写受像シートは、印画前に優れた帯電防止
性を有するため、ダブルフィード等の給紙不良を防止す
ることができる。また、ほこり等を寄せつけることによ
る印画抜け等のトラブルを防止することができる。
【0026】
【実施例】以下に、実施例及び比較例を示し、本発明を
詳述する。熱転写受像シートの作成に関し、以下の材料
を用意する。
詳述する。熱転写受像シートの作成に関し、以下の材料
を用意する。
【0027】 (受容層塗工液1) 塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体樹脂 85重量部 (電気化学工業株式会社製、#1000AKT) ポリカプロラクトン;分子量7万 15重量部 (ダイセル化学工業株式会社製、PLACCEL H−7) アミノ変性シリコーン 3重量部 (信越化学工業株式会社製、KF−393 ) エポキシ変性シリコーン 3重量部 (信越化学工業株式会社製、X−22−343) トルエン 300重量部 メチルエチルケトン 300重量部
【0028】 (受容層塗工液2) 塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体樹脂 70重量部 (電気化学工業株式会社製、#1000AKT) ポリカプロラクトン;分子量7万 30重量部 (ダイセル化学工業株式会社製、PLACCEL H−7) アミノ変性シリコーン 3重量部 (信越化学工業株式会社製、KF−393 ) エポキシ変性シリコーン 3重量部 (信越化学工業株式会社製、X−22−343) トルエン 300重量部 メチルエチルケトン 300重量部
【0029】 (受容層塗工液3) 塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体樹脂 70重量部 (電気化学工業株式会社製、#1000MT2) ポリカプロラクトン;分子量7万 30重量部 (ダイセル化学工業株式会社製、PLACCEL H−7) アミノ変性シリコーン 3重量部 (信越化学工業株式会社製、KF−393 ) エポキシ変性シリコーン 3重量部 (信越化学工業株式会社製、X−22−343) トルエン 300重量部 メチルエチルケトン 300重量部
【0030】 (受容層塗工液4) 塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体樹脂 70重量部 (電気化学工業株式会社製、#1000AKT) ポリカプロラクトン;分子量4万 30重量部 (ダイセル化学工業株式会社製、PLACCEL H−4) アミノ変性シリコーン 3重量部 (信越化学工業株式会社製、KF−393 ) エポキシ変性シリコーン 3重量部 (信越化学工業株式会社製、X−22−343) トルエン 300重量部 メチルエチルケトン 300重量部
【0031】 (受容層塗工液5) 塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体樹脂 100重量部 (電気化学工業株式会社製、#1000AKT) アミノ変性シリコーン 3重量部 (信越化学工業株式会社製、KF−393 ) エポキシ変性シリコーン 3重量部 (信越化学工業株式会社製、X−22−343) トルエン 300重量部 メチルエチルケトン 300重量部
【0032】 (受容層塗工液6) 塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体樹脂 100重量部 (電気化学工業株式会社製、#1000MT2) アミノ変性シリコーン 3重量部 (信越化学工業株式会社製、KF−393 ) エポキシ変性シリコーン 3重量部 (信越化学工業株式会社製、X−22−343) トルエン 300重量部 メチルエチルケトン 300重量部
【0033】 (受容層塗工液7) 塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体樹脂 70重量部 (電気化学工業株式会社製、#1000AKT) 可塑剤(フタル酸ジオクチル、略してDOP) 30重量部 アミノ変性シリコーン 3重量部 (信越化学工業株式会社製、KF−393 ) エポキシ変性シリコーン 3重量部 (信越化学工業株式会社製、X−22−343) トルエン 300重量部 メチルエチルケトン 300重量部
【0034】 (受容層塗工液8) 塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体樹脂 70重量部 (電気化学工業株式会社製、#1000AKT) ポリカプロラクトン;分子量1万 30重量部 (ダイセル化学工業株式会社製、PLACCEL H−1P) アミノ変性シリコーン 3重量部 (信越化学工業株式会社製、KF−393 ) エポキシ変性シリコーン 3重量部 (信越化学工業株式会社製、X−22−343) トルエン 300重量部 メチルエチルケトン 300重量部
【0035】 (裏面層塗工液A) アクリルポリオール樹脂 20重量部 (大日本インキ化学工業株式会社製、アクリディクA−801P) ポリアミド系樹脂微粒子 0.5重量部 (日本リルサン製、オルガソール2002) 酢酸ブチル 400重量部 トルエン 400重量部 (裏面層塗工液B) アクリルポリオール樹脂 30重量部 (大日本インキ化学工業株式会社製、アクリディク47−538) ナイロン12フィラー 0.08重量部 (神東塗料製、MW−330) メチルエチルケトン 30重量部 トルエン 30重量部 酢酸ブチル 10重量部
【0036】 (裏面層塗工液C) アクリルポリオール樹脂 30重量部 (大日本インキ化学工業株式会社製、アクリディク47−538) イソシアネート硬化剤 3重量部 (武田薬品工業株式会社製、タケネートA−14) ナイロン12フィラー 0.08重量部 (神東塗料製、MW−330) 触媒(三共有機合成製、S−CAT24) 0.15重量部 メチルエチルケトン 30重量部 トルエン 30重量部 酢酸ブチル 10重量部 (裏面層塗工液D) アクリルポリオール樹脂 30重量部 (大日本インキ化学工業株式会社製、アクリディク47−538) イソシアネート硬化剤 3重量部 (武田薬品工業株式会社製、タケネートA−14) シリカ微粒子 0.05重量部 (富士シリシア製、サイシリア310) 触媒(三共有機合成製、S−CAT24) 0.15重量部 メチルエチルケトン 30重量部 トルエン 30重量部 酢酸ブチル 10重量部
【0037】上記の材料をもとに熱転写受像シートを作
成した。すなわち、厚さ100μmのポリエチレンテレ
フタレートフィルム(東レ株式会社製、ルミラー)の透
明基材シートに、規定された組成からなる受容層を、ロ
ールコート法により形成した。塗工量は、乾燥時3.5
g/m2 である。また、各実施例について、規定された
組成からなる裏面層をグラビア印刷により、塗工量を乾
燥時4.0g/m2 で形成した。次に、各実施例及び比
較例の条件について説明する。 (実施例1)基材シート上に上記の受容層塗工液1を用
いて塗布量が、3.5g/m2 となるよう受容層を形成
し、さらに、上記の裏面層塗工液Aを用いて塗布量が、
4.0g/m2 となるよう裏面層を形成し、実施例1の
熱転写受像シートを得た。 (実施例2)受容層に受容層塗工液2を用い、裏面層に
裏面層塗工液Bを用いた他は実施例1の熱転写受像シー
トと同じである。 (実施例3)受容層に受容層塗工液3を用い、裏面層に
裏面層塗工液Cを用いた他は実施例1の熱転写受像シー
トと同じである。 (実施例4)受容層に受容層塗工液4を用い、裏面層に
裏面層塗工液Dを用いた他は実施例1の熱転写受像シー
トと同じである。
成した。すなわち、厚さ100μmのポリエチレンテレ
フタレートフィルム(東レ株式会社製、ルミラー)の透
明基材シートに、規定された組成からなる受容層を、ロ
ールコート法により形成した。塗工量は、乾燥時3.5
g/m2 である。また、各実施例について、規定された
組成からなる裏面層をグラビア印刷により、塗工量を乾
燥時4.0g/m2 で形成した。次に、各実施例及び比
較例の条件について説明する。 (実施例1)基材シート上に上記の受容層塗工液1を用
いて塗布量が、3.5g/m2 となるよう受容層を形成
し、さらに、上記の裏面層塗工液Aを用いて塗布量が、
4.0g/m2 となるよう裏面層を形成し、実施例1の
熱転写受像シートを得た。 (実施例2)受容層に受容層塗工液2を用い、裏面層に
裏面層塗工液Bを用いた他は実施例1の熱転写受像シー
トと同じである。 (実施例3)受容層に受容層塗工液3を用い、裏面層に
裏面層塗工液Cを用いた他は実施例1の熱転写受像シー
トと同じである。 (実施例4)受容層に受容層塗工液4を用い、裏面層に
裏面層塗工液Dを用いた他は実施例1の熱転写受像シー
トと同じである。
【0038】(比較例1)受容層に受容層塗工液5を用
い、裏面層は設けないで、その他は実施例1の熱転写受
像シートと同じである。 (比較例2)受容層に受容層塗工液6を用い、裏面層は
設けないで、その他は実施例1の熱転写受像シートと同
じである。 (比較例3)受容層に受容層塗工液7を用い、裏面層は
設けないで、その他は実施例1の熱転写受像シートと同
じである。 (比較例4)受容層に受容層塗工液8を用い、裏面層は
設けないで、その他は実施例1の熱転写受像シートと同
じである。
い、裏面層は設けないで、その他は実施例1の熱転写受
像シートと同じである。 (比較例2)受容層に受容層塗工液6を用い、裏面層は
設けないで、その他は実施例1の熱転写受像シートと同
じである。 (比較例3)受容層に受容層塗工液7を用い、裏面層は
設けないで、その他は実施例1の熱転写受像シートと同
じである。 (比較例4)受容層に受容層塗工液8を用い、裏面層は
設けないで、その他は実施例1の熱転写受像シートと同
じである。
【0039】上記記載の本発明の実施例及び比較例の熱
転写受像シートと、市販の昇華用熱転写シートを、それ
ぞれの受容層と染料層を重ね合わせ、熱転写シートの裏
面からサーマルヘッドで加熱する。印字条件は、線密度
300dpiのサーマルヘッドを搭載した256階調制
御が可能なプリンターを使用し、イエロー、マゼンタ、
シアンの各色、およびイエロー、マゼンタ、シアンの3
色重ねのブラックで、階調値が0〜255まで均一に分
割された16ステップパターンを作成した。印字速度が
10msec/line、最大印加エネルギーが16ス
テップ目で0.65mj/dotである。各実施例及び
比較例の熱転写受像シートの同種2枚ずつを用いて、以
下の測定方法により摩擦係数を測定した。熱転写受像シ
ートの試料において、各例の同種2枚ずつを同一の方向
で、接触面積10cm×5cmで、その接触面積の短辺
方向に、受容層を下にして、裏面層と受容層を接触させ
て、試料を平面測定台の上で、荷重2kgにて引っ張り
スピード500mm/minクロスヘッドで、引っ張り
張力Fを測定し、引っ張り張力F/荷重2kgにて、摩
擦係数を算出する。但し、試料は、1枚が平面測定台に
固定し、その上に接触面積10cm×5cmの平板に、
他の試料1枚を貼着させて用意する。測定機はテンシロ
ンで、ロードセルはセル定格5kgを使用した。また、
各実施例及び比較例の熱転写受像シートを各10枚ずつ
プリンターのトレイに積み重ね、自動給紙により給紙
し、連続印字を行い、プリンターでの熱転写受像シート
の搬送性を調べる。熱転写受像シートの搬送性の評価
は、以下の判断基準である。 ○:紙詰まり、2枚差しが全くない。 ×:紙詰まり、2枚差しが生じた。 次に、透過濃度と受容層のマット化について、評価は各
色の16ステップ目で行い、透過濃度はMacbeth
透過濃度計を用いて測定し、受容層表面のマット化は、
OHPに投影した際に色が黒ずんで見えるかどうかを目
視にて判断した。判断基準は以下に示す。
転写受像シートと、市販の昇華用熱転写シートを、それ
ぞれの受容層と染料層を重ね合わせ、熱転写シートの裏
面からサーマルヘッドで加熱する。印字条件は、線密度
300dpiのサーマルヘッドを搭載した256階調制
御が可能なプリンターを使用し、イエロー、マゼンタ、
シアンの各色、およびイエロー、マゼンタ、シアンの3
色重ねのブラックで、階調値が0〜255まで均一に分
割された16ステップパターンを作成した。印字速度が
10msec/line、最大印加エネルギーが16ス
テップ目で0.65mj/dotである。各実施例及び
比較例の熱転写受像シートの同種2枚ずつを用いて、以
下の測定方法により摩擦係数を測定した。熱転写受像シ
ートの試料において、各例の同種2枚ずつを同一の方向
で、接触面積10cm×5cmで、その接触面積の短辺
方向に、受容層を下にして、裏面層と受容層を接触させ
て、試料を平面測定台の上で、荷重2kgにて引っ張り
スピード500mm/minクロスヘッドで、引っ張り
張力Fを測定し、引っ張り張力F/荷重2kgにて、摩
擦係数を算出する。但し、試料は、1枚が平面測定台に
固定し、その上に接触面積10cm×5cmの平板に、
他の試料1枚を貼着させて用意する。測定機はテンシロ
ンで、ロードセルはセル定格5kgを使用した。また、
各実施例及び比較例の熱転写受像シートを各10枚ずつ
プリンターのトレイに積み重ね、自動給紙により給紙
し、連続印字を行い、プリンターでの熱転写受像シート
の搬送性を調べる。熱転写受像シートの搬送性の評価
は、以下の判断基準である。 ○:紙詰まり、2枚差しが全くない。 ×:紙詰まり、2枚差しが生じた。 次に、透過濃度と受容層のマット化について、評価は各
色の16ステップ目で行い、透過濃度はMacbeth
透過濃度計を用いて測定し、受容層表面のマット化は、
OHPに投影した際に色が黒ずんで見えるかどうかを目
視にて判断した。判断基準は以下に示す。
【0040】 ◎:各色とも黒ずみ、マット化がみられない。 ○:3色ブラックのみややマット化しているがOHP投
影時の黒ずみはみられない。 △:各色ともややマット化しており、OHP投影時にわ
ずかに黒ずむ。 ×:16ステップよりも低い階調からマット化し、OH
P投影時に黒ずむ。
影時の黒ずみはみられない。 △:各色ともややマット化しており、OHP投影時にわ
ずかに黒ずむ。 ×:16ステップよりも低い階調からマット化し、OH
P投影時に黒ずむ。
【0041】(評価結果)評価結果を下記の表1に示
す。
す。
【0042】
【表1】 実施例1〜4と比較例1〜4を比べてわかるように、ポ
リカプロラクトンを用いた受容層は、他の受容層と比べ
ると、印字濃度(透過濃度)が高く、かつ、受容層表面
のマット化に関しても良い結果となった。また、実施例
1〜4では、プリンターの給紙時に紙詰まりが全く生じ
ないが、比較例1〜4では給紙時の紙詰まり、2枚差し
が生じた。
リカプロラクトンを用いた受容層は、他の受容層と比べ
ると、印字濃度(透過濃度)が高く、かつ、受容層表面
のマット化に関しても良い結果となった。また、実施例
1〜4では、プリンターの給紙時に紙詰まりが全く生じ
ないが、比較例1〜4では給紙時の紙詰まり、2枚差し
が生じた。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、以上説明したように、
基材シートの少なくとも一方の面に、ポリカプロラクト
ンを含有した受容層を設けることにより、高エネルギー
印画部での受容層表面のマット化が防止でき、OHP投
影時に高濃度部が黒ずむことがなく、高濃度部が不自然
にマット調になることのない熱転写受像シートが得られ
る。また、従来の熱転写受像シートでは、この粗面化に
よる黒ずみやマット化を回避するために、十分にエネル
ギーをかけることができず、必要な濃度が得られないよ
うな場合でも、本発明の熱転写受像シートを用いれば、
十分な印字濃度が得られ、高品質な画像を得ることがで
きる。さらに、基材シートの他方の面に、裏面層を設け
ることにより、カールが生じず、プリンター内での熱転
写受像シートの搬送性が向上する。
基材シートの少なくとも一方の面に、ポリカプロラクト
ンを含有した受容層を設けることにより、高エネルギー
印画部での受容層表面のマット化が防止でき、OHP投
影時に高濃度部が黒ずむことがなく、高濃度部が不自然
にマット調になることのない熱転写受像シートが得られ
る。また、従来の熱転写受像シートでは、この粗面化に
よる黒ずみやマット化を回避するために、十分にエネル
ギーをかけることができず、必要な濃度が得られないよ
うな場合でも、本発明の熱転写受像シートを用いれば、
十分な印字濃度が得られ、高品質な画像を得ることがで
きる。さらに、基材シートの他方の面に、裏面層を設け
ることにより、カールが生じず、プリンター内での熱転
写受像シートの搬送性が向上する。
Claims (7)
- 【請求項1】 基材シートの少なくとも一方の面に受容
層を設け、他方の面に裏面層を設けた熱転写受像シート
において、該受容層にポリカプロラクトンを含有してい
ることを特徴とする熱転写受像シート。 - 【請求項2】 前記ポリカプロラクトンが分子量4万乃
至10万であることを特徴とする上記の請求項1に記載
する熱転写受像シート。 - 【請求項3】 前記受容層が塩化ビニル樹脂、または塩
化ビニル・酢酸ビニル共重合体樹脂を主成分とすること
を特徴とする上記の請求項1に記載する熱転写受像シー
ト。 - 【請求項4】 前記裏面層が、アクリル系樹脂を含有す
ることを特徴とする上記の請求項1に記載する熱転写受
像シート。 - 【請求項5】 前記裏面層が、アクリルポリオールとイ
ソシアネート化合物との反応硬化物を含有することを特
徴とする上記の請求項4に記載する熱転写受像シート。 - 【請求項6】 前記裏面層が、有機フィラー、または無
機フィラーの少なくとも1種を含有することを特徴とす
る上記の請求項4に記載する熱転写受像シート。 - 【請求項7】 前記基材シートが、透明であることを特
徴とする上記の請求項1乃至6に記載する熱転写受像シ
ート。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7352193A JPH09183274A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 熱転写受像シート |
EP96120922A EP0781664A3 (en) | 1995-12-28 | 1996-12-27 | Thermal transfer image-receiving sheet |
US08/773,414 US5834154A (en) | 1995-12-28 | 1996-12-27 | Thermal transfer image-receiving sheet |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7352193A JPH09183274A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 熱転写受像シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09183274A true JPH09183274A (ja) | 1997-07-15 |
Family
ID=18422421
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7352193A Withdrawn JPH09183274A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 熱転写受像シート |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5834154A (ja) |
EP (1) | EP0781664A3 (ja) |
JP (1) | JPH09183274A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020006547A (ja) * | 2018-07-05 | 2020-01-16 | 大王製紙株式会社 | 昇華型熱転写受像シート及びその製造方法 |
JP2021070273A (ja) * | 2019-10-31 | 2021-05-06 | 大王製紙株式会社 | 昇華型熱転写受像シート |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU737516B2 (en) * | 1997-01-10 | 2001-08-23 | Arkwright Incorporated | Ink-jet transfer systems, process for their preparation and use thereof for a printing process |
WO2000015389A2 (en) * | 1998-08-27 | 2000-03-23 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Curl-resistant backside coating layer for abrasive paper |
US6432549B1 (en) | 1998-08-27 | 2002-08-13 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Curl-resistant, antislip abrasive backing and paper |
EP1129862B1 (en) * | 1998-10-08 | 2006-06-14 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | image receiving layer for thermal transfer recording and thermal transfer recording image receiver having the same |
US6272711B1 (en) | 1999-04-13 | 2001-08-14 | Dante Ignacio | Multifunction surface engaging apparatus that is particularly suited in removing snow and ice |
US6294308B1 (en) | 1999-10-15 | 2001-09-25 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Thermal imaging process and products using image rigidification |
DE60315152T2 (de) * | 2002-05-13 | 2008-04-17 | E.I. Du Pont De Nemours And Co., Wilmington | Abbildungsprozess und produkte zur erhaltung wiederstandsfähiger baugruppen |
US20060154180A1 (en) | 2005-01-07 | 2006-07-13 | Kannurpatti Anandkumar R | Imaging element for use as a recording element and process of using the imaging element |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4740497A (en) * | 1985-12-24 | 1988-04-26 | Eastman Kodak Company | Polymeric mixture for dye-receiving element used in thermal dye transfer |
DE68923783T2 (de) * | 1988-08-31 | 1996-04-11 | Dainippon Printing Co Ltd | Blatt zum empfang von bildern. |
JPH0295890A (ja) * | 1988-10-03 | 1990-04-06 | Ricoh Co Ltd | 昇華転写用受像体 |
US5334573A (en) * | 1991-12-02 | 1994-08-02 | Polaroid Corporation | Sheet material for thermal transfer imaging |
US5198410A (en) * | 1992-02-19 | 1993-03-30 | Eastman Kodak Company | Thermal dye transfer receiving element with backing layer |
US5290660A (en) * | 1993-04-23 | 1994-03-01 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Dye permeable polymer interlayers |
-
1995
- 1995-12-28 JP JP7352193A patent/JPH09183274A/ja not_active Withdrawn
-
1996
- 1996-12-27 US US08/773,414 patent/US5834154A/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-12-27 EP EP96120922A patent/EP0781664A3/en not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020006547A (ja) * | 2018-07-05 | 2020-01-16 | 大王製紙株式会社 | 昇華型熱転写受像シート及びその製造方法 |
JP2021070273A (ja) * | 2019-10-31 | 2021-05-06 | 大王製紙株式会社 | 昇華型熱転写受像シート |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5834154A (en) | 1998-11-10 |
EP0781664A2 (en) | 1997-07-02 |
EP0781664A3 (en) | 1997-07-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030304 |