JPH10129129A - 熱転写受像シート - Google Patents
熱転写受像シートInfo
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- JPH10129129A JPH10129129A JP8304020A JP30402096A JPH10129129A JP H10129129 A JPH10129129 A JP H10129129A JP 8304020 A JP8304020 A JP 8304020A JP 30402096 A JP30402096 A JP 30402096A JP H10129129 A JPH10129129 A JP H10129129A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 記録感度に優れ高濃度の画像を形成すること
ができ、熱転写記録時に熱転写記録シートに融着するこ
とがなく濃度ムラのない鮮明な画像を形成でき、記録画
像の保存性および耐光性に優れた熱転写受像シートを提
供する。 【解決手段】 基材シートの少なくとも一方の面に染料
受容層を形成してなる熱転写受像シートにおいて、該染
料受容層がポリカーボネート樹脂を主成分として含み、
さらに離型剤を含有する。或いは、染料受容層がポリカ
ーボネート樹脂と架橋剤との硬化反応物を主成分として
含み、さらに離型剤を含有する。染料受容層が更にポリ
カーボネート樹脂以外の熱可塑性樹脂を含有する。
ができ、熱転写記録時に熱転写記録シートに融着するこ
とがなく濃度ムラのない鮮明な画像を形成でき、記録画
像の保存性および耐光性に優れた熱転写受像シートを提
供する。 【解決手段】 基材シートの少なくとも一方の面に染料
受容層を形成してなる熱転写受像シートにおいて、該染
料受容層がポリカーボネート樹脂を主成分として含み、
さらに離型剤を含有する。或いは、染料受容層がポリカ
ーボネート樹脂と架橋剤との硬化反応物を主成分として
含み、さらに離型剤を含有する。染料受容層が更にポリ
カーボネート樹脂以外の熱可塑性樹脂を含有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱転写受像シート
に関し、更に詳しくは昇華型熱転写記録方式に用いる熱
転写受像シート、特に記録感度に優れ高濃度の画像を形
成することができ、熱転写記録時に熱転写記録シートに
融着することがなく濃度ムラのない鮮明な画像を形成す
ることができると共に、記録画像の保存性および耐光性
に優れた熱転写受像シートに関するものである。
に関し、更に詳しくは昇華型熱転写記録方式に用いる熱
転写受像シート、特に記録感度に優れ高濃度の画像を形
成することができ、熱転写記録時に熱転写記録シートに
融着することがなく濃度ムラのない鮮明な画像を形成す
ることができると共に、記録画像の保存性および耐光性
に優れた熱転写受像シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、フルカラープリンターの需要が年
々増加し、このフルカラープリンターの記録方式として
電子写真方式、インクジェット方式、熱転写方式などが
あるが、この中で操作や保守が容易なこと、装置の小型
化及び低コスト化が可能なこと、ランニングコストが安
いこと、騒音が無いことなどの理由により熱転写方式が
注目されている。この熱転写方式には、熱溶融性物質中
に着色剤を分散したインク層を有する熱転写記録シート
と受像シートとを重ねて熱転写記録シートに画像状に熱
印加することによりインク層を熱溶融せしめて受像シー
ト上に転写して記録する溶融型熱転写方式と、熱昇華性
染料あるいは熱移行性染料(以下単に昇華性染料と言
う)を含有するインク層を有する熱転写記録シートと受
像シートとを重ねて熱転写記録シートに画像状に熱印加
することによりインク層の昇華性染料を受像シート上に
昇華又は移行せしめて記録する昇華型熱転写記録方式と
がある。フルカラー画像の記録としては一般的に色調の
忠実性から昇華型熱転写方式が優れており、この方式に
より高品質の記録画像が得られる。
々増加し、このフルカラープリンターの記録方式として
電子写真方式、インクジェット方式、熱転写方式などが
あるが、この中で操作や保守が容易なこと、装置の小型
化及び低コスト化が可能なこと、ランニングコストが安
いこと、騒音が無いことなどの理由により熱転写方式が
注目されている。この熱転写方式には、熱溶融性物質中
に着色剤を分散したインク層を有する熱転写記録シート
と受像シートとを重ねて熱転写記録シートに画像状に熱
印加することによりインク層を熱溶融せしめて受像シー
ト上に転写して記録する溶融型熱転写方式と、熱昇華性
染料あるいは熱移行性染料(以下単に昇華性染料と言
う)を含有するインク層を有する熱転写記録シートと受
像シートとを重ねて熱転写記録シートに画像状に熱印加
することによりインク層の昇華性染料を受像シート上に
昇華又は移行せしめて記録する昇華型熱転写記録方式と
がある。フルカラー画像の記録としては一般的に色調の
忠実性から昇華型熱転写方式が優れており、この方式に
より高品質の記録画像が得られる。
【0003】従来、このような昇華型熱転写方式におい
ては、受像シートとして、昇華性染料に対して強い染着
性を示し、昇華性染料の転写速度が速く且つ記録画像の
保存性に優れた樹脂、例えば各種の熱可塑性ポリエステ
ル系樹脂からなる染料受容層を基材シート上に形成した
熱転写受像シートが使用されている。そのような各種の
熱可塑性ポリエステル系樹脂としては、例えば、特開昭
57−107885号公報には飽和ポリエステル樹脂を
用いることが開示されており、特開昭61−3796号
公報にはスルホン化フタル酸変性ポリエステル樹脂を用
いることが、また特開昭62−244696号公報には
フェニル変性ポリエステルを用いることが提案されてい
る。また、特開昭63−7971号公報にはフェニル基
を含有するポリオールとジカルボン酸からなり1000
0〜30000の分子量を有するポリエステル樹脂を用
いることが提案されている。
ては、受像シートとして、昇華性染料に対して強い染着
性を示し、昇華性染料の転写速度が速く且つ記録画像の
保存性に優れた樹脂、例えば各種の熱可塑性ポリエステ
ル系樹脂からなる染料受容層を基材シート上に形成した
熱転写受像シートが使用されている。そのような各種の
熱可塑性ポリエステル系樹脂としては、例えば、特開昭
57−107885号公報には飽和ポリエステル樹脂を
用いることが開示されており、特開昭61−3796号
公報にはスルホン化フタル酸変性ポリエステル樹脂を用
いることが、また特開昭62−244696号公報には
フェニル変性ポリエステルを用いることが提案されてい
る。また、特開昭63−7971号公報にはフェニル基
を含有するポリオールとジカルボン酸からなり1000
0〜30000の分子量を有するポリエステル樹脂を用
いることが提案されている。
【0004】しかしながら、従来の熱転写受像シートで
は熱転写記録シート表面との剥離性が充分ではなく、特
に、熱転写受像シートと記録シートとを重ねた状態にし
て前者の走行速度を後者の走行速度のN倍(N>1)に
して記録する、いわゆるN倍モード(速度差モード)記
録法に適用した場合には、熱転写受像シートと記録シー
トとの間に強い摩擦力が加わるため記録時に熱転写受像
シートが熱転写記録シートに融着したり、熱転写受像シ
ートや熱転写記録シートが破損したりすることがあっ
た。また、ポリエステル系樹脂を染料受容層の樹脂とし
て用いた場合には十分な記録感度が得られず、結果的に
熱印加のための印加電圧を高く設定する必要があるため
省エネルギーの観点からも好ましくなく、更に融着など
の副作用が発生し易い条件にもなるため記録画像の品質
が劣化することもあった。さらに、昇華型熱転写方式は
一般に記録速度が遅いため、記録速度をより高速にする
ことが求められているが、ポリエステル系樹脂を染料受
容層の樹脂として用いた場合には記録速度を要求される
ような高速とすることが困難であった。
は熱転写記録シート表面との剥離性が充分ではなく、特
に、熱転写受像シートと記録シートとを重ねた状態にし
て前者の走行速度を後者の走行速度のN倍(N>1)に
して記録する、いわゆるN倍モード(速度差モード)記
録法に適用した場合には、熱転写受像シートと記録シー
トとの間に強い摩擦力が加わるため記録時に熱転写受像
シートが熱転写記録シートに融着したり、熱転写受像シ
ートや熱転写記録シートが破損したりすることがあっ
た。また、ポリエステル系樹脂を染料受容層の樹脂とし
て用いた場合には十分な記録感度が得られず、結果的に
熱印加のための印加電圧を高く設定する必要があるため
省エネルギーの観点からも好ましくなく、更に融着など
の副作用が発生し易い条件にもなるため記録画像の品質
が劣化することもあった。さらに、昇華型熱転写方式は
一般に記録速度が遅いため、記録速度をより高速にする
ことが求められているが、ポリエステル系樹脂を染料受
容層の樹脂として用いた場合には記録速度を要求される
ような高速とすることが困難であった。
【0005】このような記録時における諸々の難点を改
善し、熱転写記録シートに融着したり破損することがな
く、また昇華性染料の染着性に優れ、記録画像の保存性
も良好な染料受容層を形成することができる熱可塑性樹
脂として、従来からポリ塩化ビニル、塩ビ・酢ビ系共重
合体が多く用いられており、例えば特開昭64−588
6号公報および特開平4−113893号公報にはポリ
塩化ビニルを用いることが、特開平4−83685号公
報にはポリ塩化ビニル又はポリ塩ビ・酢ビ共重合体用い
ることが、また特開平4−135794号公報にはポリ
塩ビ・酢ビ共重合体を用いることが開示されている。ま
た、特開昭61−283595号公報、特開平4−33
9692号公報および特開平7−195847号公報に
は飽和ポリエステル樹脂と塩ビ・酢ビ共重合体を併用す
ることが開示されている。
善し、熱転写記録シートに融着したり破損することがな
く、また昇華性染料の染着性に優れ、記録画像の保存性
も良好な染料受容層を形成することができる熱可塑性樹
脂として、従来からポリ塩化ビニル、塩ビ・酢ビ系共重
合体が多く用いられており、例えば特開昭64−588
6号公報および特開平4−113893号公報にはポリ
塩化ビニルを用いることが、特開平4−83685号公
報にはポリ塩化ビニル又はポリ塩ビ・酢ビ共重合体用い
ることが、また特開平4−135794号公報にはポリ
塩ビ・酢ビ共重合体を用いることが開示されている。ま
た、特開昭61−283595号公報、特開平4−33
9692号公報および特開平7−195847号公報に
は飽和ポリエステル樹脂と塩ビ・酢ビ共重合体を併用す
ることが開示されている。
【0006】しかしながら、これらのポリ塩化ビニル、
塩ビ・酢ビ系共重合体や前記のポリエステル系樹脂を用
いた場合には、染料受容層上に形成された画像の耐光性
が劣るという問題があり、また記録感度や記録画像の保
存性においても必ずしも十分ではない。記録画像の耐光
性を向上させる方法としては、染料受容層にセルロース
エステル系樹脂や酢酸ビニル系樹脂を用いることが知ら
れているが、このような樹脂からなる染料受容層は基材
シートとの接着性が悪い等の難点がある。
塩ビ・酢ビ系共重合体や前記のポリエステル系樹脂を用
いた場合には、染料受容層上に形成された画像の耐光性
が劣るという問題があり、また記録感度や記録画像の保
存性においても必ずしも十分ではない。記録画像の耐光
性を向上させる方法としては、染料受容層にセルロース
エステル系樹脂や酢酸ビニル系樹脂を用いることが知ら
れているが、このような樹脂からなる染料受容層は基材
シートとの接着性が悪い等の難点がある。
【0007】また、記録画像の耐光性を向上させる他の
方法としては、紫外線吸収剤、光安定化剤、酸化防止剤
などを染料受容層中に含有させる方法があり、これらの
例は特開昭61−32789号公報、特開昭61−22
9594号公報、特開昭63−145089号公報、特
開平1−127387号公報、特開平3−19893号
公報、特開平4−211995号公報および特開平5−
139057号公報などに開示されている。しかしなが
ら、紫外線吸収剤や光安定化剤の添加によって記録画像
の耐光性は向上するが、記録画像の色調が変化し易く、
また染料受容層が熱転写記録シートに融着する等の副作
用を伴うという問題がある。
方法としては、紫外線吸収剤、光安定化剤、酸化防止剤
などを染料受容層中に含有させる方法があり、これらの
例は特開昭61−32789号公報、特開昭61−22
9594号公報、特開昭63−145089号公報、特
開平1−127387号公報、特開平3−19893号
公報、特開平4−211995号公報および特開平5−
139057号公報などに開示されている。しかしなが
ら、紫外線吸収剤や光安定化剤の添加によって記録画像
の耐光性は向上するが、記録画像の色調が変化し易く、
また染料受容層が熱転写記録シートに融着する等の副作
用を伴うという問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の課題は
このような問題点を解決し、昇華型熱転写記録方式に用
いた場合において、記録感度に優れ高濃度の画像を形成
することができ、熱転写記録時に熱転写記録シートに融
着することがなく濃度ムラのない鮮明な画像を形成する
ことができると共に、記録画像の保存性および耐光性に
優れた熱転写受像シートを提供することにある。
このような問題点を解決し、昇華型熱転写記録方式に用
いた場合において、記録感度に優れ高濃度の画像を形成
することができ、熱転写記録時に熱転写記録シートに融
着することがなく濃度ムラのない鮮明な画像を形成する
ことができると共に、記録画像の保存性および耐光性に
優れた熱転写受像シートを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、基
材シートの少なくとも一方の面に染料受容層を形成して
なる熱転写受像シートにおいて、該染料受容層が1種類
または2種類以上のポリカーボネート樹脂を主成分とし
て含み、さらに1種類または2種類以上の離型剤を含有
することを特徴とする熱転写受像シートによって達成さ
れる。また、本発明の上記課題は、基材シートの少なく
とも一方の面に染料受容層を形成してなる熱転写受像シ
ートにおいて、該染料受容層が1種類または2種類以上
のポリカーボネート樹脂と、ポリカーボネート樹脂以外
の1種類または2種類以上の熱可塑性樹脂との混合物を
主成分として含み、さらに1種類または2種類以上の離
型剤を含有することを特徴とする熱転写受像シートによ
って達成される。また、本発明の上記課題は、基材シー
トの少なくとも一方の面に染料受容層を形成してなる熱
転写受像シートにおいて、該染料受容層が1種類または
2種類以上のポリカーボネート樹脂と架橋剤との硬化反
応物を主成分として含み、さらに1種類または2種類以
上の離型剤を含有することを特徴とする熱転写受像シー
トによって達成される。また、本発明の上記課題は、基
材シートの少なくとも一方の面に染料受容層を形成して
なる熱転写受像シートにおいて、該染料受容層が下記の
AとBの混合物を主成分として含み、さらに1種類また
は2種類以上の離型剤を含有することを特徴とする熱転
写受像シートによって達成される。 A:1種類または2種類以上のポリカーボネート樹脂と
架橋剤との硬化反応物。 B:ポリカーボネート樹脂以外の1種類または2種類以
上の熱可塑性樹脂と架橋剤との硬化反応物。 また、本発明の上記課題は、基材シートの少なくとも一
方の面に染料受容層を形成してなる熱転写受像シートに
おいて、該染料受容層が下記のAとBの混合物を主成分
として含み、さらに1種類または2種類以上の離型剤を
含有することを特徴とする熱転写受像シートによって達
成される。 A:1種類または2種類以上のポリカーボネート樹脂と
架橋剤との硬化反応物。 B:ポリカーボネート樹脂以外の樹脂であり且つ架橋剤
と反応性をもたない1種類または2種類以上の熱可塑性
樹脂。
材シートの少なくとも一方の面に染料受容層を形成して
なる熱転写受像シートにおいて、該染料受容層が1種類
または2種類以上のポリカーボネート樹脂を主成分とし
て含み、さらに1種類または2種類以上の離型剤を含有
することを特徴とする熱転写受像シートによって達成さ
れる。また、本発明の上記課題は、基材シートの少なく
とも一方の面に染料受容層を形成してなる熱転写受像シ
ートにおいて、該染料受容層が1種類または2種類以上
のポリカーボネート樹脂と、ポリカーボネート樹脂以外
の1種類または2種類以上の熱可塑性樹脂との混合物を
主成分として含み、さらに1種類または2種類以上の離
型剤を含有することを特徴とする熱転写受像シートによ
って達成される。また、本発明の上記課題は、基材シー
トの少なくとも一方の面に染料受容層を形成してなる熱
転写受像シートにおいて、該染料受容層が1種類または
2種類以上のポリカーボネート樹脂と架橋剤との硬化反
応物を主成分として含み、さらに1種類または2種類以
上の離型剤を含有することを特徴とする熱転写受像シー
トによって達成される。また、本発明の上記課題は、基
材シートの少なくとも一方の面に染料受容層を形成して
なる熱転写受像シートにおいて、該染料受容層が下記の
AとBの混合物を主成分として含み、さらに1種類また
は2種類以上の離型剤を含有することを特徴とする熱転
写受像シートによって達成される。 A:1種類または2種類以上のポリカーボネート樹脂と
架橋剤との硬化反応物。 B:ポリカーボネート樹脂以外の1種類または2種類以
上の熱可塑性樹脂と架橋剤との硬化反応物。 また、本発明の上記課題は、基材シートの少なくとも一
方の面に染料受容層を形成してなる熱転写受像シートに
おいて、該染料受容層が下記のAとBの混合物を主成分
として含み、さらに1種類または2種類以上の離型剤を
含有することを特徴とする熱転写受像シートによって達
成される。 A:1種類または2種類以上のポリカーボネート樹脂と
架橋剤との硬化反応物。 B:ポリカーボネート樹脂以外の樹脂であり且つ架橋剤
と反応性をもたない1種類または2種類以上の熱可塑性
樹脂。
【0010】本発明によれば、昇華型熱転写記録方式に
用いた場合において、記録感度に優れ高濃度の画像を形
成することができ、熱転写記録時に熱転写記録シートに
融着することがなく濃度ムラのない鮮明な画像を形成す
ることができると共に、記録画像の保存性および耐光性
に優れた熱転写受像シートを得ることができる。
用いた場合において、記録感度に優れ高濃度の画像を形
成することができ、熱転写記録時に熱転写記録シートに
融着することがなく濃度ムラのない鮮明な画像を形成す
ることができると共に、記録画像の保存性および耐光性
に優れた熱転写受像シートを得ることができる。
【0011】以下に、本発明について好ましい実施態様
を挙げ更に詳細に説明する。本発明の熱転写受像シート
における基材シートとしては、合成紙(ポリオレフィン
系合成紙、ポリスチレン系合成紙など)、または上質
紙、アート紙、コート紙、キャストコート紙、壁紙、裏
打用紙、合成樹脂又はエマルジヨン含浸紙、合成ゴムラ
テックス含浸紙、合成樹脂内添紙、板紙等のセルロース
繊維紙、あるいはポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリメタク
リレート、ポリカーボネート等の各種合成樹脂のフィル
ムもしくはシート、これらの合成樹脂に白色顔料や充填
剤を加えて成膜した白色不透明フィルムまたは発泡させ
た発泡シートなどを用いることができる。また、上記基
材シートの任意の組み合わせによる積層体も使用するこ
とができ、その代表的な例としては、セルロース繊維紙
と合成紙との積層体、あるいはセルロース繊維紙と合成
樹脂フィルムもしくはシートとの積層体などが挙げられ
る。これらの基材シートの厚さは任意でよく、例えば1
0〜300μm程度の厚さのものが一般に使用される。
上記の如き基材シートが、その表面に形成する染料受容
層との接着力に乏しい場合には、基材シート表面にプラ
イマー処理やコロナ放電処理を施すことが好ましい。
を挙げ更に詳細に説明する。本発明の熱転写受像シート
における基材シートとしては、合成紙(ポリオレフィン
系合成紙、ポリスチレン系合成紙など)、または上質
紙、アート紙、コート紙、キャストコート紙、壁紙、裏
打用紙、合成樹脂又はエマルジヨン含浸紙、合成ゴムラ
テックス含浸紙、合成樹脂内添紙、板紙等のセルロース
繊維紙、あるいはポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリメタク
リレート、ポリカーボネート等の各種合成樹脂のフィル
ムもしくはシート、これらの合成樹脂に白色顔料や充填
剤を加えて成膜した白色不透明フィルムまたは発泡させ
た発泡シートなどを用いることができる。また、上記基
材シートの任意の組み合わせによる積層体も使用するこ
とができ、その代表的な例としては、セルロース繊維紙
と合成紙との積層体、あるいはセルロース繊維紙と合成
樹脂フィルムもしくはシートとの積層体などが挙げられ
る。これらの基材シートの厚さは任意でよく、例えば1
0〜300μm程度の厚さのものが一般に使用される。
上記の如き基材シートが、その表面に形成する染料受容
層との接着力に乏しい場合には、基材シート表面にプラ
イマー処理やコロナ放電処理を施すことが好ましい。
【0012】本発明の熱転写受像シートにおいては、合
成紙上に直接又は中間層を介して染料受容層を設けるこ
とが、コスト的に安価であり且つ染料受容層の感度を損
なうことがないため、特に好ましい。また、基材シート
の染料受容層に最も近い層を発泡ポリエチレンテレフタ
レート層とすることにより高濃度で且つ鮮明な記録画像
を得ることができる。さらに基材シートとして合成紙、
透明ポリエチレンテレフタレート層、発泡ポリエチレン
テレフタレート層の順に積層されたものを用いることに
より高濃度で且つ鮮明な記録画像を形成することがで
き、且つ耐カール性に優れた熱転写受像シートを得るこ
とができる。
成紙上に直接又は中間層を介して染料受容層を設けるこ
とが、コスト的に安価であり且つ染料受容層の感度を損
なうことがないため、特に好ましい。また、基材シート
の染料受容層に最も近い層を発泡ポリエチレンテレフタ
レート層とすることにより高濃度で且つ鮮明な記録画像
を得ることができる。さらに基材シートとして合成紙、
透明ポリエチレンテレフタレート層、発泡ポリエチレン
テレフタレート層の順に積層されたものを用いることに
より高濃度で且つ鮮明な記録画像を形成することがで
き、且つ耐カール性に優れた熱転写受像シートを得るこ
とができる。
【0013】本発明の熱転写受像シートにおいて、基材
シートの表面に形成する染料受容層は、熱転写シートか
ら移行してくる昇華性染料を受容し、形成された昇華性
染料の記録画像を維持する為のものである。染料受容層
に用いるポリカーボネート樹脂としては、Vicat軟
化温度が70〜150℃の範囲にあるポリカーボネート
樹脂が好ましく、Vicat軟化温度が70℃未満の場
合には染料受容層樹脂としての耐熱性が低いため、熱転
写記録時に染料受容層と熱転写シートとの間で融着が起
こりやすく、また記録画像の画像品質や保存性を悪化さ
せることになる。また、Vicat軟化温度が150℃
よりも高い場合には染料受容層樹脂としての耐熱性が非
常に高いため、熱転写記録時の記録感度が低下し十分な
画像濃度を得ることが困難となる。ポリカーボネート樹
脂の分子量としては、1万〜5万の範囲が好ましく、5
万以上の場合には有機溶剤に対する溶解性が下がり、染
料受容層形成用塗液の調製に支障をきたすようになる。
シートの表面に形成する染料受容層は、熱転写シートか
ら移行してくる昇華性染料を受容し、形成された昇華性
染料の記録画像を維持する為のものである。染料受容層
に用いるポリカーボネート樹脂としては、Vicat軟
化温度が70〜150℃の範囲にあるポリカーボネート
樹脂が好ましく、Vicat軟化温度が70℃未満の場
合には染料受容層樹脂としての耐熱性が低いため、熱転
写記録時に染料受容層と熱転写シートとの間で融着が起
こりやすく、また記録画像の画像品質や保存性を悪化さ
せることになる。また、Vicat軟化温度が150℃
よりも高い場合には染料受容層樹脂としての耐熱性が非
常に高いため、熱転写記録時の記録感度が低下し十分な
画像濃度を得ることが困難となる。ポリカーボネート樹
脂の分子量としては、1万〜5万の範囲が好ましく、5
万以上の場合には有機溶剤に対する溶解性が下がり、染
料受容層形成用塗液の調製に支障をきたすようになる。
【0014】基材シートに対する染料受容層の接着性を
向上させ、また熱転写記録時における記録感度を良好に
するためは、Vicat軟化温度の比較的低い脂肪族系
ポリカーボネート樹脂を用いることが好ましい。さらに
好ましくは脂肪族系ポリカーボネート樹脂と芳香族系ポ
リカーボネート樹脂との混合物を用いることにより、記
録感度に優れ、且つ耐熱性、耐摩擦性にも優れた熱転写
受像シートを得ることができる。ポリカーボネート樹脂
単独で熱転写記録時における所定の物性及び性能が得ら
れない場合にはポリカーボネートと他のポリマーとの共
重合体を用いても良い。
向上させ、また熱転写記録時における記録感度を良好に
するためは、Vicat軟化温度の比較的低い脂肪族系
ポリカーボネート樹脂を用いることが好ましい。さらに
好ましくは脂肪族系ポリカーボネート樹脂と芳香族系ポ
リカーボネート樹脂との混合物を用いることにより、記
録感度に優れ、且つ耐熱性、耐摩擦性にも優れた熱転写
受像シートを得ることができる。ポリカーボネート樹脂
単独で熱転写記録時における所定の物性及び性能が得ら
れない場合にはポリカーボネートと他のポリマーとの共
重合体を用いても良い。
【0015】共重合体を形成する相手ポリマーとしては
ポリスチレン、アクリル酸系化合物、メタクリル酸系化
合物、アクリロニトリル、塩化ビニル、ポリシロキサ
ン、ポリフェニレンエーテル、ポリブタジエン、水溶性
ポリブタジエン、ポリアミド等が挙げられる。
ポリスチレン、アクリル酸系化合物、メタクリル酸系化
合物、アクリロニトリル、塩化ビニル、ポリシロキサ
ン、ポリフェニレンエーテル、ポリブタジエン、水溶性
ポリブタジエン、ポリアミド等が挙げられる。
【0016】また、染料受容層においてポリカーボネー
ト樹脂と共に用いられるポリカーボネート樹脂以外の熱
可塑性樹脂としては、酢酸ビニル樹脂、ポリエステル樹
脂、ポリ塩化ビニル樹脂、塩ビ・酢ビ共重合体、セルロ
ースエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、
ポリアクリル酸エステル樹脂、ポリメタクリル酸エステ
ル樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリスチレン樹
脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエ
チレンオキサイド樹脂、ポリビニルエーテル樹脂または
ポリアクリロニトリル樹脂などが挙げられる。
ト樹脂と共に用いられるポリカーボネート樹脂以外の熱
可塑性樹脂としては、酢酸ビニル樹脂、ポリエステル樹
脂、ポリ塩化ビニル樹脂、塩ビ・酢ビ共重合体、セルロ
ースエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、
ポリアクリル酸エステル樹脂、ポリメタクリル酸エステ
ル樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリスチレン樹
脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエ
チレンオキサイド樹脂、ポリビニルエーテル樹脂または
ポリアクリロニトリル樹脂などが挙げられる。
【0017】ポリカーボネート樹脂以外の熱可塑性樹脂
としては、Vicat軟化温度が100℃以下であるも
のが特に好ましく、このような熱可塑性樹脂をポリカー
ボネート樹脂と共に用いることにより、ポリカーボネー
ト樹脂を単独で用いる場合よりも高い記録感度を有する
熱転写受像シートを得ることができる。ポリカーボネー
ト樹脂以外の熱可塑性樹脂のVicat軟化温度が10
0℃を越えるようになると記録感度を高める効果が小さ
くなる。また、染料受容層を形成する樹脂の総重量に占
めるポリカーボネート樹脂以外の熱可塑性樹脂の量は5
〜50重量%であることが好ましく、この範囲より過剰
になると染料受容層全体の耐熱性が悪くなり熱転写記録
時に染料受容層と熱転写シートとの間で融着が起こりや
すく、また染料受容層上に形成された記録画像の耐光性
が悪くなることがある。
としては、Vicat軟化温度が100℃以下であるも
のが特に好ましく、このような熱可塑性樹脂をポリカー
ボネート樹脂と共に用いることにより、ポリカーボネー
ト樹脂を単独で用いる場合よりも高い記録感度を有する
熱転写受像シートを得ることができる。ポリカーボネー
ト樹脂以外の熱可塑性樹脂のVicat軟化温度が10
0℃を越えるようになると記録感度を高める効果が小さ
くなる。また、染料受容層を形成する樹脂の総重量に占
めるポリカーボネート樹脂以外の熱可塑性樹脂の量は5
〜50重量%であることが好ましく、この範囲より過剰
になると染料受容層全体の耐熱性が悪くなり熱転写記録
時に染料受容層と熱転写シートとの間で融着が起こりや
すく、また染料受容層上に形成された記録画像の耐光性
が悪くなることがある。
【0018】次に、染料受容層にポリカーボネート樹脂
と架橋剤との硬化反応物、あるいはポリカーボネート樹
脂以外の熱可塑性樹脂と架橋剤との硬化反応物を含有さ
せる場合の架橋剤について説明する。
と架橋剤との硬化反応物、あるいはポリカーボネート樹
脂以外の熱可塑性樹脂と架橋剤との硬化反応物を含有さ
せる場合の架橋剤について説明する。
【0019】架橋剤としては、例えばイソシアネ−ト、
ジアルデヒド化合物などが挙げられる。また、一般に第
2級水酸基と反応する架橋性の各種樹脂を硬化反応時に
併用することにより硬化反応物の分子量、熱特性などの
制御を行っても良い。そのような架橋性の樹脂としては
フェノール系樹脂、エポキシ系樹脂、メラミン系樹脂な
どが挙げられ、これらは単独または2種類以上を混合し
て用いても良い。
ジアルデヒド化合物などが挙げられる。また、一般に第
2級水酸基と反応する架橋性の各種樹脂を硬化反応時に
併用することにより硬化反応物の分子量、熱特性などの
制御を行っても良い。そのような架橋性の樹脂としては
フェノール系樹脂、エポキシ系樹脂、メラミン系樹脂な
どが挙げられ、これらは単独または2種類以上を混合し
て用いても良い。
【0020】本発明におけるように染料受容層にポリカ
ーボネート樹脂を主成分として用いる場合、特に架橋剤
としてイソシアネート化合物を用いることが好ましい。
イソシアネート化合物としては、多官能タイプのジ−又
はトリ−イソシアネート化合物が特に有効であり、例え
ば2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレ
ンジイソシアネート、水添4,4−ジフェニルメタンジ
イソシアネート、リジンジイソシアネート、ヘキサメチ
レンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、
テトラメチルキシレンジイソシアネート、リジンエステ
ルトリイソシアネート、1,6,11−ウンデカントリ
イソシアネート、1,8−ジイソシアネート−4−イソ
シアネートメチルオクタン、1,3,6−ヘキサメチレ
ントリイソシアネートビシクロヘプタントリイソシアネ
ート、トリフェニルメタントリイソシアネート、イソホ
ロンジイソシアネート、ビスイソシアネートメチルシク
ロヘキサン、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネー
ト、並びにこれらの変性体または誘導体などが挙げられ
る。
ーボネート樹脂を主成分として用いる場合、特に架橋剤
としてイソシアネート化合物を用いることが好ましい。
イソシアネート化合物としては、多官能タイプのジ−又
はトリ−イソシアネート化合物が特に有効であり、例え
ば2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレ
ンジイソシアネート、水添4,4−ジフェニルメタンジ
イソシアネート、リジンジイソシアネート、ヘキサメチ
レンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、
テトラメチルキシレンジイソシアネート、リジンエステ
ルトリイソシアネート、1,6,11−ウンデカントリ
イソシアネート、1,8−ジイソシアネート−4−イソ
シアネートメチルオクタン、1,3,6−ヘキサメチレ
ントリイソシアネートビシクロヘプタントリイソシアネ
ート、トリフェニルメタントリイソシアネート、イソホ
ロンジイソシアネート、ビスイソシアネートメチルシク
ロヘキサン、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネー
ト、並びにこれらの変性体または誘導体などが挙げられ
る。
【0021】架橋剤の添加量としては、(架橋剤中のイ
ソシアネート基の総数)/(ポリカーボネート樹脂中の
水酸基の総数)=0.1〜1.5の関係を満たす量であ
ることが好ましい。この関係で示される量よりも過剰に
添加した場合には、染料受容層中における未反応のイソ
シアネート化合物の存在により記録画像の耐光性が悪化
するようになる。
ソシアネート基の総数)/(ポリカーボネート樹脂中の
水酸基の総数)=0.1〜1.5の関係を満たす量であ
ることが好ましい。この関係で示される量よりも過剰に
添加した場合には、染料受容層中における未反応のイソ
シアネート化合物の存在により記録画像の耐光性が悪化
するようになる。
【0022】また、ポリカーボネート樹脂、又はポリカ
ーボネート樹脂以外の熱可塑性樹脂とイソシアネ−ト化
合物とを反応させて熱転写記録時に融着等の副作用のな
い染料受容層熱特性を得るためには、染料受容層を塗布
し乾燥させるだけでは不十分であり、乾燥後の処理とし
て、高温雰囲気中で長時間静置して加熱処理を施すこと
が好ましい。高温雰囲気中で長時間の加熱処理を施すこ
とは製造コスト上不利であるため、染料受容層形成用塗
液中に硬化触媒を添加することにより、この高温の加熱
処理条件を緩和することができる。
ーボネート樹脂以外の熱可塑性樹脂とイソシアネ−ト化
合物とを反応させて熱転写記録時に融着等の副作用のな
い染料受容層熱特性を得るためには、染料受容層を塗布
し乾燥させるだけでは不十分であり、乾燥後の処理とし
て、高温雰囲気中で長時間静置して加熱処理を施すこと
が好ましい。高温雰囲気中で長時間の加熱処理を施すこ
とは製造コスト上不利であるため、染料受容層形成用塗
液中に硬化触媒を添加することにより、この高温の加熱
処理条件を緩和することができる。
【0023】また、記録画像の耐光性をより向上させる
には、架橋剤として脂肪族系のイソシアネート化合物、
もしくは無黄変タイプのイソシアネート化合物を用いる
ことが特に好ましいが、この場合には硬化反応速度が、
芳香族系イソシアネートやその他の速硬性タイプのイソ
シアネート化合物を用いた場合と比べて、一般に遅いた
め硬化触媒を併用することが望ましい。硬化触媒として
は、酸、金属化合物などが有効であり、活性水素をもつ
樹脂とイソシアネ−ト化合物との反応に対しては特に有
機錫系の硬化触媒が好ましい。
には、架橋剤として脂肪族系のイソシアネート化合物、
もしくは無黄変タイプのイソシアネート化合物を用いる
ことが特に好ましいが、この場合には硬化反応速度が、
芳香族系イソシアネートやその他の速硬性タイプのイソ
シアネート化合物を用いた場合と比べて、一般に遅いた
め硬化触媒を併用することが望ましい。硬化触媒として
は、酸、金属化合物などが有効であり、活性水素をもつ
樹脂とイソシアネ−ト化合物との反応に対しては特に有
機錫系の硬化触媒が好ましい。
【0024】有機錫系の硬化触媒は4価の錫原子に少な
くとも炭素原子が直接結合している化合物であり、下記
一般式で表される化合物が好ましい。
くとも炭素原子が直接結合している化合物であり、下記
一般式で表される化合物が好ましい。
【化1】(R)m−Sn−(Y)4-m (式中、Rはアルキル基、Yは有機酸塩を表し、mは0
〜4の整数を表す。) 有機錫系の硬化触媒としては、例えばジブチル錫オキサ
イド、ジオクチル錫オキサイド、テトラブチル錫、四塩
化錫、ジブチル錫ラウレート、ジブチル錫ジラウレー
ト、ジオクチル錫ジラウレート、ブチル錫トリクロライ
ド、ジブチル錫ジアセテートなどが挙げられ、比較的毒
性の低いジオクチル錫系の硬化触媒が好ましい。硬化触
媒の添加量としては、染料受容層の主成分である着染性
樹脂に対して0.05〜1.3重量%程度が好ましい。
少なすぎると硬化促進効果が低く染料受容層の耐熱性が
不十分となり、多すぎると記録画像の耐光性に悪影響を
もたらすようになる。
〜4の整数を表す。) 有機錫系の硬化触媒としては、例えばジブチル錫オキサ
イド、ジオクチル錫オキサイド、テトラブチル錫、四塩
化錫、ジブチル錫ラウレート、ジブチル錫ジラウレー
ト、ジオクチル錫ジラウレート、ブチル錫トリクロライ
ド、ジブチル錫ジアセテートなどが挙げられ、比較的毒
性の低いジオクチル錫系の硬化触媒が好ましい。硬化触
媒の添加量としては、染料受容層の主成分である着染性
樹脂に対して0.05〜1.3重量%程度が好ましい。
少なすぎると硬化促進効果が低く染料受容層の耐熱性が
不十分となり、多すぎると記録画像の耐光性に悪影響を
もたらすようになる。
【0025】次に、染料受容層の滑性を上げ、熱転写記
録時における熱転写受像シートと熱転写記録シートとの
融着を防止するために、染料受容層に含有させる離型剤
について説明する。離型剤の例としては、流動性パラフ
ィン等の石油系潤滑油、ハロゲン化水素、ジエステル
油、シリコーン油、フッ素シリコーン油、変性(エポキ
シ変性、アミノ変性、アルキル変性、ポリエーテル変性
等)シリコーン油などの合成潤滑油、ポリオキシアルキ
レングリコールなどの有機化合物とシリコーンとの共重
合体等のシリコーン潤滑性物質、フルオロアルキル化合
物等の各種フッ素系界面活性剤、パラフィンワックス、
ポリエチレンワックス等のワックス類、高級脂肪酸、高
級脂肪族アルコール、高級脂肪族アミド、高級脂肪酸エ
ステル、高級脂肪酸塩などが挙げられる。これら離型剤
の添加量としては、染料受容層に含まれる樹脂の総重量
に対して1〜30重量%程度が好ましい。1重量%より
も少ないと滑性効果が不十分となり、30重量%を越え
ると画像の濃度ムラが目立つようになる。
録時における熱転写受像シートと熱転写記録シートとの
融着を防止するために、染料受容層に含有させる離型剤
について説明する。離型剤の例としては、流動性パラフ
ィン等の石油系潤滑油、ハロゲン化水素、ジエステル
油、シリコーン油、フッ素シリコーン油、変性(エポキ
シ変性、アミノ変性、アルキル変性、ポリエーテル変性
等)シリコーン油などの合成潤滑油、ポリオキシアルキ
レングリコールなどの有機化合物とシリコーンとの共重
合体等のシリコーン潤滑性物質、フルオロアルキル化合
物等の各種フッ素系界面活性剤、パラフィンワックス、
ポリエチレンワックス等のワックス類、高級脂肪酸、高
級脂肪族アルコール、高級脂肪族アミド、高級脂肪酸エ
ステル、高級脂肪酸塩などが挙げられる。これら離型剤
の添加量としては、染料受容層に含まれる樹脂の総重量
に対して1〜30重量%程度が好ましい。1重量%より
も少ないと滑性効果が不十分となり、30重量%を越え
ると画像の濃度ムラが目立つようになる。
【0026】本発明の熱転写受像シートにおける染料受
容層には、更に紫外線吸収剤及び/又は光安定化剤、或
いは可塑剤を添加することができる。紫外線吸収剤とし
ては、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、シア
ノアクリレート系、サリチレート系及びシュウ酸アニリ
ド系などの紫外線吸収剤などを用いることができ、光安
定化剤としてはヒンダードアミン系化合物などの公知の
化合物を用いることができる。低分子型の紫外線吸収剤
及び/又は光安定化剤を用いる場合には融点が60℃以
上のものを用いることが好ましい。融点が60℃未満の
ものを用いた場合には、熱転写記録時に熱転写受像シー
トが熱転写記録シートに融着することがあり、また記録
画像に濃度ムラが発生するようになる。また、低分子型
の紫外線吸収剤及び/又は光安定化剤を用いた場合に
は、紫外線吸収剤などが染料受容層の表面に移行し易
く、ブロッキングやブリードアウトなどの問題が生じる
場合があるため、高分子型の紫外線吸収剤などを用いる
ことが特に好ましい。
容層には、更に紫外線吸収剤及び/又は光安定化剤、或
いは可塑剤を添加することができる。紫外線吸収剤とし
ては、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、シア
ノアクリレート系、サリチレート系及びシュウ酸アニリ
ド系などの紫外線吸収剤などを用いることができ、光安
定化剤としてはヒンダードアミン系化合物などの公知の
化合物を用いることができる。低分子型の紫外線吸収剤
及び/又は光安定化剤を用いる場合には融点が60℃以
上のものを用いることが好ましい。融点が60℃未満の
ものを用いた場合には、熱転写記録時に熱転写受像シー
トが熱転写記録シートに融着することがあり、また記録
画像に濃度ムラが発生するようになる。また、低分子型
の紫外線吸収剤及び/又は光安定化剤を用いた場合に
は、紫外線吸収剤などが染料受容層の表面に移行し易
く、ブロッキングやブリードアウトなどの問題が生じる
場合があるため、高分子型の紫外線吸収剤などを用いる
ことが特に好ましい。
【0027】高分子型の紫外線吸収剤としては、例え
ば、[2−ヒドロキシ−4−(メタクリロイルオキシエ
トキシ)ベンゾフェノン]−メタクリル酸メチル共重合
体、[2−ヒドロキシ−4−(メタクリロイルオキシメ
トキシ)ベンゾフェノン]−メタクリル酸メチル共重合
体、[2−ヒドロキシ−4−(メタクリロイルオキシオ
クトキシ)ベンゾフェノン]−メタクリル酸メチル共重
合体、[2−ヒドロキシ−4−(メタクリロイルオキシ
ドデシロキシ)ベンゾフェノン]−メタクリル酸メチル
共重合体、[2−ヒドロキシ−4−(メタクリロイルオ
キシベンジロキシ)ベンゾフェノン]−メタクリル酸メ
チル共重合体、[2,2′−ジヒドロキシ−4−(メタ
クリロイルオキシエトキシ)ベンゾフェノン]−メタク
リル酸メチル共重合体、[2,2′−ジヒドロキシ−4
−(メタクリロイルオキシメトキシ)ベンゾフェノン]
−メタクリル酸メチル共重合体、[2,2′−ジヒドロ
キシ−4−(メタクリロイルオキシオクトキシ)ベンゾ
フェノン]−メタクリル酸メチル共重合体、[2,2′
−ジヒドロキシ−4−(メタクリロイルオキシベンジロ
キシ)ベンゾフェノン]−メタクリル酸メチル共重合
体、[2,2′−ジヒドロキシ−4−(メタクリロイル
オキシドデシロキシ)ベンゾフェノン]−メタクリル酸
メチル共重合体、[2,2′,4−トリヒドロキシ−
4′−(メタクリロイルオキシエトキシ)ベンゾフェノ
ン]−メタクリル酸メチル共重合体、[2,2′,4−
トリヒドロキシ−4′−(メタクリロイルオキシメトキ
シ)ベンゾフェノン]−メタクリル酸メチル共重合体、
[2,2′,4−トリヒドロキシ−4′−(メタクリロ
イルオキシオクトキシ)ベンゾフェノン]−メタクリル
酸メチル共重合体、[2,2′,4−トリヒドロキシ−
4′−(メタクリロイルオキシドデシロキシ)ベンゾフ
ェノン]−メタクリル酸メチル共重合体、[2,2′,
4−トリヒドロキシ−4′−(メタクリロイルオキシベ
ンジロキシ)ベンゾフェノン]−メタクリル酸メチル共
重合体、[4−ヒドロキシ−4′−(メタクリロイルオ
キシエトキシ)ベンゾフェノン]−メタクリル酸メチル
共重合体、[4−ヒドロキシ−4′−(メタクリロイル
オキシメトキシ)ベンゾフェノン]−メタクリル酸メチ
ル共重合体、[4−ヒドロキシ−4′−(メタクリロイ
ルオキシオクトキシ)ベンゾフェノン]−メタクリル酸
メチル共重合体、[4−ヒドロキシ−4′−(メタクリ
ロイルオキシドデシロキシ)ベンゾフェノン]−メタク
リル酸メチル共重合体、[4−ヒドロキシ−4′−(メ
タクリロイルオキシベンジロキシ)ベンゾフェノン]−
メタクリル酸メチル共重合体、[2−ヒドロキシ−4′
−メチル−4−(メタクリロイルオキシエトキシ)ベン
ゾフェノン]−メタクリル酸メチル共重合体、[2−ヒ
ドロキシ−4′−メチル−4−(メタクリロイルオキシ
メトキシ)ベンゾフェノン]−メタクリル酸メチル共重
合体、[2−ヒドロキシ−4′−メチル−4−(メタク
リロイルオキシオクトキシ)ベンゾフェノン]−メタク
リル酸メチル共重合体、[2−ヒドロキシ−4′−メチ
ル−4−(メタクリロイルオキシドデシロキシ)ベンゾ
フェノン]−メタクリル酸メチル共重合体、[2−ヒド
ロキシ−4′−メチル−4−(メタクリロイルオキシベ
ンジロキシ)ベンゾフェノン]−メタクリル酸メチル共
重合体、[2−(2′−ヒドロキシ−4′−メタクリロ
イルオキシエトキシ)ベンゾトリアゾール]−メタクリ
ル酸メチル共重合体、[2−(2′−ヒドロキシ−4′
−メタクリロイルオキシエトキシ)−5−クロロベンゾ
トリアゾール]−メタクリル酸メチル共重合体などが挙
げられる。
ば、[2−ヒドロキシ−4−(メタクリロイルオキシエ
トキシ)ベンゾフェノン]−メタクリル酸メチル共重合
体、[2−ヒドロキシ−4−(メタクリロイルオキシメ
トキシ)ベンゾフェノン]−メタクリル酸メチル共重合
体、[2−ヒドロキシ−4−(メタクリロイルオキシオ
クトキシ)ベンゾフェノン]−メタクリル酸メチル共重
合体、[2−ヒドロキシ−4−(メタクリロイルオキシ
ドデシロキシ)ベンゾフェノン]−メタクリル酸メチル
共重合体、[2−ヒドロキシ−4−(メタクリロイルオ
キシベンジロキシ)ベンゾフェノン]−メタクリル酸メ
チル共重合体、[2,2′−ジヒドロキシ−4−(メタ
クリロイルオキシエトキシ)ベンゾフェノン]−メタク
リル酸メチル共重合体、[2,2′−ジヒドロキシ−4
−(メタクリロイルオキシメトキシ)ベンゾフェノン]
−メタクリル酸メチル共重合体、[2,2′−ジヒドロ
キシ−4−(メタクリロイルオキシオクトキシ)ベンゾ
フェノン]−メタクリル酸メチル共重合体、[2,2′
−ジヒドロキシ−4−(メタクリロイルオキシベンジロ
キシ)ベンゾフェノン]−メタクリル酸メチル共重合
体、[2,2′−ジヒドロキシ−4−(メタクリロイル
オキシドデシロキシ)ベンゾフェノン]−メタクリル酸
メチル共重合体、[2,2′,4−トリヒドロキシ−
4′−(メタクリロイルオキシエトキシ)ベンゾフェノ
ン]−メタクリル酸メチル共重合体、[2,2′,4−
トリヒドロキシ−4′−(メタクリロイルオキシメトキ
シ)ベンゾフェノン]−メタクリル酸メチル共重合体、
[2,2′,4−トリヒドロキシ−4′−(メタクリロ
イルオキシオクトキシ)ベンゾフェノン]−メタクリル
酸メチル共重合体、[2,2′,4−トリヒドロキシ−
4′−(メタクリロイルオキシドデシロキシ)ベンゾフ
ェノン]−メタクリル酸メチル共重合体、[2,2′,
4−トリヒドロキシ−4′−(メタクリロイルオキシベ
ンジロキシ)ベンゾフェノン]−メタクリル酸メチル共
重合体、[4−ヒドロキシ−4′−(メタクリロイルオ
キシエトキシ)ベンゾフェノン]−メタクリル酸メチル
共重合体、[4−ヒドロキシ−4′−(メタクリロイル
オキシメトキシ)ベンゾフェノン]−メタクリル酸メチ
ル共重合体、[4−ヒドロキシ−4′−(メタクリロイ
ルオキシオクトキシ)ベンゾフェノン]−メタクリル酸
メチル共重合体、[4−ヒドロキシ−4′−(メタクリ
ロイルオキシドデシロキシ)ベンゾフェノン]−メタク
リル酸メチル共重合体、[4−ヒドロキシ−4′−(メ
タクリロイルオキシベンジロキシ)ベンゾフェノン]−
メタクリル酸メチル共重合体、[2−ヒドロキシ−4′
−メチル−4−(メタクリロイルオキシエトキシ)ベン
ゾフェノン]−メタクリル酸メチル共重合体、[2−ヒ
ドロキシ−4′−メチル−4−(メタクリロイルオキシ
メトキシ)ベンゾフェノン]−メタクリル酸メチル共重
合体、[2−ヒドロキシ−4′−メチル−4−(メタク
リロイルオキシオクトキシ)ベンゾフェノン]−メタク
リル酸メチル共重合体、[2−ヒドロキシ−4′−メチ
ル−4−(メタクリロイルオキシドデシロキシ)ベンゾ
フェノン]−メタクリル酸メチル共重合体、[2−ヒド
ロキシ−4′−メチル−4−(メタクリロイルオキシベ
ンジロキシ)ベンゾフェノン]−メタクリル酸メチル共
重合体、[2−(2′−ヒドロキシ−4′−メタクリロ
イルオキシエトキシ)ベンゾトリアゾール]−メタクリ
ル酸メチル共重合体、[2−(2′−ヒドロキシ−4′
−メタクリロイルオキシエトキシ)−5−クロロベンゾ
トリアゾール]−メタクリル酸メチル共重合体などが挙
げられる。
【0028】また、可塑剤としてはフタル酸ジメチル、
フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジオク
チル、フタル酸ジドデシル(フタル酸ジラウリル)、フ
タル酸イソペンチル、フタル酸ジフェニルなどのフタル
酸エステル化合物が挙げられ、分子量190〜600の
ものがブリードも少なく最も適している。さらに、染料
受容層には界面活性剤、酸化防止剤、蛍光増白剤等の公
知の添加剤を添加することもでき、これらの添加量の総
量は30重量%以下が好ましい。
フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジオク
チル、フタル酸ジドデシル(フタル酸ジラウリル)、フ
タル酸イソペンチル、フタル酸ジフェニルなどのフタル
酸エステル化合物が挙げられ、分子量190〜600の
ものがブリードも少なく最も適している。さらに、染料
受容層には界面活性剤、酸化防止剤、蛍光増白剤等の公
知の添加剤を添加することもでき、これらの添加量の総
量は30重量%以下が好ましい。
【0029】本発明の熱転写受像シ−トは、例えば次の
ようにして容易に製造することができる。すなわち、1
種類または2種類以上のポリカーボネート樹脂および1
種類または2種類以上の離型剤を、必要に応じて紫外線
吸収剤、光安定化剤、可塑剤、界面活性剤、酸化防止
剤、蛍光増白剤などの添加剤と共に、適当な有機溶媒に
溶解した溶解液あるいは有機溶媒や水に分散した分散液
からなる染料受容層形成用塗液を、グラビア印刷法、ス
クリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコ
ーティング法などにより、基材シートの少なくとも一方
の面に塗布し乾燥させて染料受容層を形成することによ
って本発明の熱転写受像シ−トを製造することができ
る。また、1種類または2種類以上のポリカーボネート
樹脂とポリカーボネート樹脂以外の1種類または2種類
以上の熱可塑性樹脂との混合物および1種類または2種
類以上の離型剤を、必要に応じて紫外線吸収剤、光安定
化剤、可塑剤、界面活性剤、酸化防止剤、蛍光増白剤な
どの添加剤と共に、適当な有機溶媒に溶解した溶解液あ
るいは有機溶媒や水に分散した分散液からなる染料受容
層形成用塗液を用い、上記のようにして染料受容層を形
成することによって本発明の熱転写受像シ−トを製造す
ることができる。
ようにして容易に製造することができる。すなわち、1
種類または2種類以上のポリカーボネート樹脂および1
種類または2種類以上の離型剤を、必要に応じて紫外線
吸収剤、光安定化剤、可塑剤、界面活性剤、酸化防止
剤、蛍光増白剤などの添加剤と共に、適当な有機溶媒に
溶解した溶解液あるいは有機溶媒や水に分散した分散液
からなる染料受容層形成用塗液を、グラビア印刷法、ス
クリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコ
ーティング法などにより、基材シートの少なくとも一方
の面に塗布し乾燥させて染料受容層を形成することによ
って本発明の熱転写受像シ−トを製造することができ
る。また、1種類または2種類以上のポリカーボネート
樹脂とポリカーボネート樹脂以外の1種類または2種類
以上の熱可塑性樹脂との混合物および1種類または2種
類以上の離型剤を、必要に応じて紫外線吸収剤、光安定
化剤、可塑剤、界面活性剤、酸化防止剤、蛍光増白剤な
どの添加剤と共に、適当な有機溶媒に溶解した溶解液あ
るいは有機溶媒や水に分散した分散液からなる染料受容
層形成用塗液を用い、上記のようにして染料受容層を形
成することによって本発明の熱転写受像シ−トを製造す
ることができる。
【0030】さらに、1種類または2種類以上のポリカ
ーボネート樹脂と架橋剤および1種類または2種類以上
の離型剤を、必要に応じて硬化触媒、紫外線吸収剤、光
安定化剤、可塑剤、界面活性剤、酸化防止剤、蛍光増白
剤などの添加剤と共に、適当な有機溶媒に溶解した溶解
液あるいは有機溶媒や水に分散した分散液からなる染料
受容層形成用塗液を基材シートの少なくとも一方の面に
塗布し乾燥させ、次いで高温雰囲気中で加熱処理を施し
て染料受容層を形成することにより本発明の熱転写受像
シ−トを製造することができる。また、上記の架橋剤を
含有する染料受容層形成用塗液に、更にポリカーボネー
ト樹脂以外以外の樹脂であり且つ架橋剤により硬化する
1種類または2種類以上の熱可塑性樹脂、あるいはポリ
カーボネート樹脂以外の樹脂であり且つ架橋剤と反応性
をもたない1種類または2種類以上の熱可塑性樹脂を添
加してなる染料受容層形成用塗液を基材シートの少なく
とも一方の面に塗布し乾燥させ、次いで高温雰囲気中で
加熱処理を施して染料受容層を形成することにより本発
明の熱転写受像シ−トを製造することができる。
ーボネート樹脂と架橋剤および1種類または2種類以上
の離型剤を、必要に応じて硬化触媒、紫外線吸収剤、光
安定化剤、可塑剤、界面活性剤、酸化防止剤、蛍光増白
剤などの添加剤と共に、適当な有機溶媒に溶解した溶解
液あるいは有機溶媒や水に分散した分散液からなる染料
受容層形成用塗液を基材シートの少なくとも一方の面に
塗布し乾燥させ、次いで高温雰囲気中で加熱処理を施し
て染料受容層を形成することにより本発明の熱転写受像
シ−トを製造することができる。また、上記の架橋剤を
含有する染料受容層形成用塗液に、更にポリカーボネー
ト樹脂以外以外の樹脂であり且つ架橋剤により硬化する
1種類または2種類以上の熱可塑性樹脂、あるいはポリ
カーボネート樹脂以外の樹脂であり且つ架橋剤と反応性
をもたない1種類または2種類以上の熱可塑性樹脂を添
加してなる染料受容層形成用塗液を基材シートの少なく
とも一方の面に塗布し乾燥させ、次いで高温雰囲気中で
加熱処理を施して染料受容層を形成することにより本発
明の熱転写受像シ−トを製造することができる。
【0031】さらに、上記染料受容層の形成に際して
は、染料受容層の白色度を向上させて記録画像の鮮明度
をより高めるために、染料受容層形成用塗液に酸化チタ
ン、酸化亜鉛、カオリン、クレー、炭酸カルシウム、微
粉末シリカなどの顔料や充頃剤を添加することができ
る。以上の様にして形成される染料受容層は任意の厚さ
でよいが、一般的には1〜20μmの厚さが好ましい。
また、染料受容層は、ポリカーボネート樹脂などを適当
な有機溶媒に溶解した溶解液からなる染料受容層形成用
塗液により連続被覆層として形成することが好ましい
が、ポリカーボネート樹脂などを有機溶媒や水に分散し
た樹脂エマルジョンや樹脂分散液からなる染料受容層形
成用塗液により不連続の被覆層として形成しても良い。
は、染料受容層の白色度を向上させて記録画像の鮮明度
をより高めるために、染料受容層形成用塗液に酸化チタ
ン、酸化亜鉛、カオリン、クレー、炭酸カルシウム、微
粉末シリカなどの顔料や充頃剤を添加することができ
る。以上の様にして形成される染料受容層は任意の厚さ
でよいが、一般的には1〜20μmの厚さが好ましい。
また、染料受容層は、ポリカーボネート樹脂などを適当
な有機溶媒に溶解した溶解液からなる染料受容層形成用
塗液により連続被覆層として形成することが好ましい
が、ポリカーボネート樹脂などを有機溶媒や水に分散し
た樹脂エマルジョンや樹脂分散液からなる染料受容層形
成用塗液により不連続の被覆層として形成しても良い。
【0032】本発明の熱転写受像シートは、昇華型熱転
写記録方式、すなわち昇華性染料を含有するインク層を
有する熱転写記録シートと熱転写受像シートとを重ね熱
転写記録シートに画像状の熱印加を行うことによりイン
ク層の昇華性染料を熱転写受像シート上に移行させて画
像を形成する昇華型熱転写記録方式に好適に用いること
ができる。熱転写記録シートのインク層に用いる昇華性
染料としては、60℃以上で昇華あるいは気化する染料
が好ましく、主に分散染料、油溶性染料など熱転写捺染
で使用されるものを用いることができ、例えばC.I.
ディスパースイエローの1,3,8,9,16,41,
54,60,77,116など、C.I.ディスパース
レッドの1,4,6,11,15,17,55,59,
60,73,83など、C.I.ディスパースブルーの
3,14,19,26,56,60,64,72,9
9,108など、C.I.ソルベントイエローの77,
176など、C.I.ソルベントレッドの23,25,
27など、C.I.ソルベントブルーの36,63,8
3,105などが挙げられる。これらの染料は一種また
は数種混合して用いることができる。
写記録方式、すなわち昇華性染料を含有するインク層を
有する熱転写記録シートと熱転写受像シートとを重ね熱
転写記録シートに画像状の熱印加を行うことによりイン
ク層の昇華性染料を熱転写受像シート上に移行させて画
像を形成する昇華型熱転写記録方式に好適に用いること
ができる。熱転写記録シートのインク層に用いる昇華性
染料としては、60℃以上で昇華あるいは気化する染料
が好ましく、主に分散染料、油溶性染料など熱転写捺染
で使用されるものを用いることができ、例えばC.I.
ディスパースイエローの1,3,8,9,16,41,
54,60,77,116など、C.I.ディスパース
レッドの1,4,6,11,15,17,55,59,
60,73,83など、C.I.ディスパースブルーの
3,14,19,26,56,60,64,72,9
9,108など、C.I.ソルベントイエローの77,
176など、C.I.ソルベントレッドの23,25,
27など、C.I.ソルベントブルーの36,63,8
3,105などが挙げられる。これらの染料は一種また
は数種混合して用いることができる。
【0033】インク層は、上記の様な昇華性染料が結着
樹脂中に溶解または分散されてなるものが一般的であ
り、結着樹脂には熱可塑性又は熱硬化性樹脂が用いら
れ、その具体例としては塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹
脂、ポリアミド、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポ
リスチレン、ポリプロピレン、アクリル樹脂、フェノー
ル樹脂、ポリエステル、ポリウレタン、エポキシ樹脂、
シリコーン樹脂、フッ素樹脂、ブチラール樹脂、メラミ
ン樹脂、天然ゴム、合成ゴム、ポリビニルアルコール、
セルロース樹脂などが挙げられる。これらの樹脂は一種
でも使用できるが、数種を混合し、或いはこれらの共重
合体を使用しても良い。インク層の厚さは0.5〜20
μmが好ましく、熱転写感度から1〜10μmが特に好
ましい。また、インク層における昇華性染料の濃度とし
ては5〜80重量%が好ましく、さらには熱転写記録シ
ートの熱感度、保存性から50〜80%重量が特に好ま
しい。
樹脂中に溶解または分散されてなるものが一般的であ
り、結着樹脂には熱可塑性又は熱硬化性樹脂が用いら
れ、その具体例としては塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹
脂、ポリアミド、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポ
リスチレン、ポリプロピレン、アクリル樹脂、フェノー
ル樹脂、ポリエステル、ポリウレタン、エポキシ樹脂、
シリコーン樹脂、フッ素樹脂、ブチラール樹脂、メラミ
ン樹脂、天然ゴム、合成ゴム、ポリビニルアルコール、
セルロース樹脂などが挙げられる。これらの樹脂は一種
でも使用できるが、数種を混合し、或いはこれらの共重
合体を使用しても良い。インク層の厚さは0.5〜20
μmが好ましく、熱転写感度から1〜10μmが特に好
ましい。また、インク層における昇華性染料の濃度とし
ては5〜80重量%が好ましく、さらには熱転写記録シ
ートの熱感度、保存性から50〜80%重量が特に好ま
しい。
【0034】また、速度差モード用熱転写記録シートの
インク層の構成としては、特開平5−64980号公報
に開示されているように、染料供給層と低染着性樹脂層
との間に染料転写寄与層を設けた構成が好ましく、さら
に昇華性染料の供給を長時間安定に継続させて熱転写記
録特性を良好に保つために、少なくとも未溶解粒子状の
昇華性染料を含んでいる染料供給層を設けることが好ま
しい。ここで未溶解粒子とは、結着樹脂と昇華性染料お
よび溶剤からなるインク層形成用塗液を基体上に塗布し
乾燥させてインク層を形成する際に、結着樹脂に溶けき
れず粒子状として析出する染料を意味し、同一の結着樹
脂及び染料でも溶剤により未溶解粒子状の昇華性染料の
存在状況が異なる。未溶解粒子状染料の存在は染料供給
層を形成した後、電子顕微鏡により容易に観察すること
ができる。未溶解粒子状染料の粒径は染料供給層の厚さ
によっても異なるが、0.01μm〜20μmが好まし
く、特に1.0μm〜5μmが好ましい。
インク層の構成としては、特開平5−64980号公報
に開示されているように、染料供給層と低染着性樹脂層
との間に染料転写寄与層を設けた構成が好ましく、さら
に昇華性染料の供給を長時間安定に継続させて熱転写記
録特性を良好に保つために、少なくとも未溶解粒子状の
昇華性染料を含んでいる染料供給層を設けることが好ま
しい。ここで未溶解粒子とは、結着樹脂と昇華性染料お
よび溶剤からなるインク層形成用塗液を基体上に塗布し
乾燥させてインク層を形成する際に、結着樹脂に溶けき
れず粒子状として析出する染料を意味し、同一の結着樹
脂及び染料でも溶剤により未溶解粒子状の昇華性染料の
存在状況が異なる。未溶解粒子状染料の存在は染料供給
層を形成した後、電子顕微鏡により容易に観察すること
ができる。未溶解粒子状染料の粒径は染料供給層の厚さ
によっても異なるが、0.01μm〜20μmが好まし
く、特に1.0μm〜5μmが好ましい。
【0035】染料供給層と染料転写寄与層との関係は、
それぞれの層を同一付着量で基体上に独立の層として並
列させて形成し、その各々の層と熱転写受像シートとを
重ね合わせ、両者に同一の熱エネルギーを印加したと
き、熱転写受像シートへの昇華性染料の転写量が、染料
供給層>染料転写寄与層の関係となるようにすることが
望ましい。インク層中における昇華性染料の拡散はフィ
ックの法則に従い、断面積qを単位時間内に通過する染
料量dnは次式(1)で示される。 dn=−D・(dc/dx)・q・dt (1) (式において、Dは熱印加したときのインク層中の各部
位の平均拡散係数を示し、dc/dxは拡散方向におけ
る染料の濃度勾配を示す) そこで、染料供給層から染料転写寄与層に昇華性染料が
拡散供給されやすくするためには、1)それぞれの層中
における染料濃度及び/または2)それぞれの層中にお
ける拡散係数について、染料供給層>染料転写寄与層の
関係となるようにすればよい。
それぞれの層を同一付着量で基体上に独立の層として並
列させて形成し、その各々の層と熱転写受像シートとを
重ね合わせ、両者に同一の熱エネルギーを印加したと
き、熱転写受像シートへの昇華性染料の転写量が、染料
供給層>染料転写寄与層の関係となるようにすることが
望ましい。インク層中における昇華性染料の拡散はフィ
ックの法則に従い、断面積qを単位時間内に通過する染
料量dnは次式(1)で示される。 dn=−D・(dc/dx)・q・dt (1) (式において、Dは熱印加したときのインク層中の各部
位の平均拡散係数を示し、dc/dxは拡散方向におけ
る染料の濃度勾配を示す) そこで、染料供給層から染料転写寄与層に昇華性染料が
拡散供給されやすくするためには、1)それぞれの層中
における染料濃度及び/または2)それぞれの層中にお
ける拡散係数について、染料供給層>染料転写寄与層の
関係となるようにすればよい。
【0036】染料供給層の厚さとしては0.1〜20μ
mが好ましく、特に0.5〜10μmが好ましい。染料
転写寄与層及び低染着性樹脂層の厚さとしては、0.0
5〜5μm、が好ましく、特に0.1〜2μmが好まし
い。染料供給層及び染料転写寄与層には、前記インク層
において示したような公知の昇華性染料や熱可塑性又は
熱硬化性樹脂などの結着樹脂が使用できる。
mが好ましく、特に0.5〜10μmが好ましい。染料
転写寄与層及び低染着性樹脂層の厚さとしては、0.0
5〜5μm、が好ましく、特に0.1〜2μmが好まし
い。染料供給層及び染料転写寄与層には、前記インク層
において示したような公知の昇華性染料や熱可塑性又は
熱硬化性樹脂などの結着樹脂が使用できる。
【0037】染料転写寄与層と染料供給層との間におい
てガラス転移点または軟化温度に差を設ける場合には、
ガラス転移点0℃以下または軟化温度60℃以下の樹脂
もしくは天然ゴムや合成ゴムを用いることが好ましく、
具体的には、ポリエチレンオキサイド(アルコックスE
−30,45,R−150,400,1000、明成化
学工業社製)、カプロラクトンポリオール(プラクセル
H−1,4,7、ダイセル化学工業社製)などが実用上
有用であり、また、これらの一種又は数種と上記熱可塑
性又は熱硬化性樹脂とを混合したかたちで用いることが
好ましい。
てガラス転移点または軟化温度に差を設ける場合には、
ガラス転移点0℃以下または軟化温度60℃以下の樹脂
もしくは天然ゴムや合成ゴムを用いることが好ましく、
具体的には、ポリエチレンオキサイド(アルコックスE
−30,45,R−150,400,1000、明成化
学工業社製)、カプロラクトンポリオール(プラクセル
H−1,4,7、ダイセル化学工業社製)などが実用上
有用であり、また、これらの一種又は数種と上記熱可塑
性又は熱硬化性樹脂とを混合したかたちで用いることが
好ましい。
【0038】染料転写寄与層及び低染着性樹脂層におけ
るの昇華性染料の濃度としては、通常0〜80重量%程
度が好ましく、特に10〜60重量%程度が好ましい。
また、染料供給層におけるの昇華性染料の濃度として
は、5〜80重量%程度が好ましいが、染料転写寄与層
と染料供給層との間に染料濃度勾配をつける場合には、
染料転写寄与層における染料濃度に対して1.1〜5
倍、特に1.5〜3倍とすることが望ましい。染料転写
寄与層及び低染着性樹脂層における昇華性染料の状態と
しては、実際に転写に寄与する単分子状で分散している
ことが好ましく、それにより転写濃度ムラの発生が防止
され、また染料供給層と染料転写寄与層との間の染料濃
度勾配を安定に保つことができる。また、各インク層中
には公知の滑剤、硬化剤、分散剤、酸化防止剤などの添
加剤を添加しても良い。
るの昇華性染料の濃度としては、通常0〜80重量%程
度が好ましく、特に10〜60重量%程度が好ましい。
また、染料供給層におけるの昇華性染料の濃度として
は、5〜80重量%程度が好ましいが、染料転写寄与層
と染料供給層との間に染料濃度勾配をつける場合には、
染料転写寄与層における染料濃度に対して1.1〜5
倍、特に1.5〜3倍とすることが望ましい。染料転写
寄与層及び低染着性樹脂層における昇華性染料の状態と
しては、実際に転写に寄与する単分子状で分散している
ことが好ましく、それにより転写濃度ムラの発生が防止
され、また染料供給層と染料転写寄与層との間の染料濃
度勾配を安定に保つことができる。また、各インク層中
には公知の滑剤、硬化剤、分散剤、酸化防止剤などの添
加剤を添加しても良い。
【0039】熱転写記録シートの基体としては、コンデ
ンサーペーパー、ポリエステルフィルム、ポリスチレン
フィルム、ポリサルフォンフィルム、ポリイミドフィル
ム、ポリアラミドフィルムなどのフィルムが使用され、
基体と染料供給層との間には必要に応じて従来公知の接
着層などを設けていても良く、また基体の裏面には必要
に応じて従来公知の耐熱性潤滑層を設けても良い。な
お、速度差モード用熱転写記録シートのインク層の構成
としては、上記のように昇華性染料を含有する染料層を
3層に分けた例のほかに、適切な染料転写量の差を生じ
させ機能分離ができれば染料層を3層以上の多層にして
もよい。
ンサーペーパー、ポリエステルフィルム、ポリスチレン
フィルム、ポリサルフォンフィルム、ポリイミドフィル
ム、ポリアラミドフィルムなどのフィルムが使用され、
基体と染料供給層との間には必要に応じて従来公知の接
着層などを設けていても良く、また基体の裏面には必要
に応じて従来公知の耐熱性潤滑層を設けても良い。な
お、速度差モード用熱転写記録シートのインク層の構成
としては、上記のように昇華性染料を含有する染料層を
3層に分けた例のほかに、適切な染料転写量の差を生じ
させ機能分離ができれば染料層を3層以上の多層にして
もよい。
【0040】また、熱転写記録シートと熱転写受像シー
トとを重ね熱転写記録シートに画像状の熱印加を行う手
段としては、サーマルヘッド、熱ローラ、熱印版、レー
ザー光、あるいは熱転写記録シートの基体中で発生する
ジュール熱を利用する方法などを用いることができる。
このうち、基体中で発生するジュール熱を利用する通電
熱転写法は、例えば米国特許第4,103,066号明
細書、特開昭57−14060号公報、特開昭57−1
1080号公報あるいは特開昭59−9096号公報な
どの多くの文献に記載されている。
トとを重ね熱転写記録シートに画像状の熱印加を行う手
段としては、サーマルヘッド、熱ローラ、熱印版、レー
ザー光、あるいは熱転写記録シートの基体中で発生する
ジュール熱を利用する方法などを用いることができる。
このうち、基体中で発生するジュール熱を利用する通電
熱転写法は、例えば米国特許第4,103,066号明
細書、特開昭57−14060号公報、特開昭57−1
1080号公報あるいは特開昭59−9096号公報な
どの多くの文献に記載されている。
【0041】この通電熱転写法を用いる場合には、基体
として比較的耐熱性の良いポリエステル、ポリカーボネ
ート、トリアセチルロース、ナイロン、ポリイミド、芳
香族ポリアミドなどの樹脂にアルミニウム、銅、鉄、
錫、亜鉛、ニッケル、モリブデン、銀などの金属粉及び
/又はカーボンブラック等の導電性粉末を分散させて抵
抗値を絶縁体と良導体との中間に調整した基体、或いは
上記樹脂のシートに上記のような導電性金属を蒸着又は
スパッタリングさせた基体を用いればよい。
として比較的耐熱性の良いポリエステル、ポリカーボネ
ート、トリアセチルロース、ナイロン、ポリイミド、芳
香族ポリアミドなどの樹脂にアルミニウム、銅、鉄、
錫、亜鉛、ニッケル、モリブデン、銀などの金属粉及び
/又はカーボンブラック等の導電性粉末を分散させて抵
抗値を絶縁体と良導体との中間に調整した基体、或いは
上記樹脂のシートに上記のような導電性金属を蒸着又は
スパッタリングさせた基体を用いればよい。
【0042】これらの支持体の厚さはジュール熱の伝導
効率を考慮すると、2〜15μm程度が望ましい。ま
た、熱印加を行う手段としてレーザー光を用いる場合に
は、基体としてレーザー光を吸収し発熱する材質を使用
すればよい。例えば上記樹脂のシートにカーボン等の光
吸収熱変換剤を含有させた基体、或いは光吸収熱変換層
を樹脂シートの表面または裏面に形成した基体を使用す
ればよい。
効率を考慮すると、2〜15μm程度が望ましい。ま
た、熱印加を行う手段としてレーザー光を用いる場合に
は、基体としてレーザー光を吸収し発熱する材質を使用
すればよい。例えば上記樹脂のシートにカーボン等の光
吸収熱変換剤を含有させた基体、或いは光吸収熱変換層
を樹脂シートの表面または裏面に形成した基体を使用す
ればよい。
【0043】
【実施例】以下に実施例および比較例により本発明を更
に具体的により説明する。なお実施例中の部または%は
特に断りの無い限り重量基準である。
に具体的により説明する。なお実施例中の部または%は
特に断りの無い限り重量基準である。
【0044】実施例1 下記の染料受容層形成用塗液を合成紙(商品名:ユポ、
王子油化合成紙社製)上に塗布し80℃で乾燥させて厚
さ3μmの染料受容層を形成した後、これに100℃で
1時間の加熱処理を施して熱転写受像シートを作成し
た。 (染料受容層形成用塗液) ポリカーボネート樹脂(商品名:SP1010、日本GE プラスチックス社製、Vicat軟化温度:131℃) 9.38部 トルエン 21.4部 メチルクロロホルム 122部 アルコール変性シリコーン油(商品名:SF8427、 トーレシリコーン社製) 0.62部 無変性シリコーン油(商品名:SH200、 トーレシリコーン社製;動粘度1000cs) 0.62部
王子油化合成紙社製)上に塗布し80℃で乾燥させて厚
さ3μmの染料受容層を形成した後、これに100℃で
1時間の加熱処理を施して熱転写受像シートを作成し
た。 (染料受容層形成用塗液) ポリカーボネート樹脂(商品名:SP1010、日本GE プラスチックス社製、Vicat軟化温度:131℃) 9.38部 トルエン 21.4部 メチルクロロホルム 122部 アルコール変性シリコーン油(商品名:SF8427、 トーレシリコーン社製) 0.62部 無変性シリコーン油(商品名:SH200、 トーレシリコーン社製;動粘度1000cs) 0.62部
【0045】実施例2 実施例1における染料受容層形成用塗液に代えて下記の
染料受容層形成用塗液を用いた以外は実施例1と同様に
して熱転写受像シートを作成した。 (染料受容層形成用塗液) ポリカーボネート樹脂(商品名:SP1110、日本GE プラスチックス社製、Vicat軟化温度:135℃) 9.38部 トルエン 21.4部 メチルクロロホルム 122部 アルコール変性シリコーン油(商品名:SF8427、 トーレシリコーン社製) 0.62部 無変性シリコーン油(商品名:SH200、 トーレシリコーン社製;動粘度1000cs) 0.62部
染料受容層形成用塗液を用いた以外は実施例1と同様に
して熱転写受像シートを作成した。 (染料受容層形成用塗液) ポリカーボネート樹脂(商品名:SP1110、日本GE プラスチックス社製、Vicat軟化温度:135℃) 9.38部 トルエン 21.4部 メチルクロロホルム 122部 アルコール変性シリコーン油(商品名:SF8427、 トーレシリコーン社製) 0.62部 無変性シリコーン油(商品名:SH200、 トーレシリコーン社製;動粘度1000cs) 0.62部
【0046】実施例3 実施例1における染料受容層形成用塗液に代えて下記の
染料受容層形成用塗液を用いた以外は実施例1と同様に
して熱転写受像シートを作成した。 (染料受容層形成用塗液) ポリカーボネート樹脂(商品名:SP1210、日本GE プラスチックス社製、Vicat軟化温度:139℃) 6.6部 塩化ビニル/酢酸ビニル/ビニルアルコール共重合体 (商品名:デンカビニル#1000GKT、電気化学工業社製、 Vicat軟化温度:70℃) 2.8部 トルエン 21.4部 メチルクロロホルム 122部 アルコール変性シリコーン油(商品名:SF8427、 トーレシリコーン社製) 0.62部 無変性シリコーン油(商品名:SH200、 トーレシリコーン社製;動粘度1000cs) 0.62部
染料受容層形成用塗液を用いた以外は実施例1と同様に
して熱転写受像シートを作成した。 (染料受容層形成用塗液) ポリカーボネート樹脂(商品名:SP1210、日本GE プラスチックス社製、Vicat軟化温度:139℃) 6.6部 塩化ビニル/酢酸ビニル/ビニルアルコール共重合体 (商品名:デンカビニル#1000GKT、電気化学工業社製、 Vicat軟化温度:70℃) 2.8部 トルエン 21.4部 メチルクロロホルム 122部 アルコール変性シリコーン油(商品名:SF8427、 トーレシリコーン社製) 0.62部 無変性シリコーン油(商品名:SH200、 トーレシリコーン社製;動粘度1000cs) 0.62部
【0047】実施例4 実施例1における染料受容層形成用塗液に代えて下記の
染料受容層形成用塗液を用いた以外は実施例1と同様に
して熱転写受像シートを作成した。 (染料受容層形成用塗液) ポリカーボネート樹脂(商品名:SP1010、 日本GEプラスチックス社製) 7.5部 酢酸ビニル樹脂(商品名:PV−500、日本合成化学工業社製、 Vicat軟化温度:43℃) 1.9部 トルエン 21.4部 メチルクロロホルム 122部 アルコール変性シリコーン油(商品名:SF8427、 トーレシリコーン社製) 0.62部 無変性シリコーン油(商品名:SH200、 トーレシリコーン社製;動粘度1000cs) 0.62部
染料受容層形成用塗液を用いた以外は実施例1と同様に
して熱転写受像シートを作成した。 (染料受容層形成用塗液) ポリカーボネート樹脂(商品名:SP1010、 日本GEプラスチックス社製) 7.5部 酢酸ビニル樹脂(商品名:PV−500、日本合成化学工業社製、 Vicat軟化温度:43℃) 1.9部 トルエン 21.4部 メチルクロロホルム 122部 アルコール変性シリコーン油(商品名:SF8427、 トーレシリコーン社製) 0.62部 無変性シリコーン油(商品名:SH200、 トーレシリコーン社製;動粘度1000cs) 0.62部
【0048】実施例5 実施例1における染料受容層形成用塗液に代えて下記の
染料受容層形成用塗液を用いた以外は実施例1と同様に
して熱転写受像シートを作成した。 (染料受容層形成用塗液) ポリカーボネート樹脂(商品名:SP1110、 日本GEプラスチックス社製) 7.5部 酢酸ビニル樹脂(商品名:PV−500、 日本合成化学工業社製) 1.9部 トルエン 21.4部 メチルクロロホルム 122部 アルコール変性シリコーン油(商品名:SF8427、 トーレシリコーン社製) 0.62部 無変性シリコーン油(商品名:SH200、 トーレシリコーン社製;動粘度1000cs) 0.62部
染料受容層形成用塗液を用いた以外は実施例1と同様に
して熱転写受像シートを作成した。 (染料受容層形成用塗液) ポリカーボネート樹脂(商品名:SP1110、 日本GEプラスチックス社製) 7.5部 酢酸ビニル樹脂(商品名:PV−500、 日本合成化学工業社製) 1.9部 トルエン 21.4部 メチルクロロホルム 122部 アルコール変性シリコーン油(商品名:SF8427、 トーレシリコーン社製) 0.62部 無変性シリコーン油(商品名:SH200、 トーレシリコーン社製;動粘度1000cs) 0.62部
【0049】実施例6 実施例1における染料受容層形成用塗液に代えて下記の
染料受容層形成用塗液を用いた以外は実施例1と同様に
して熱転写受像シートを作成した。 (染料受容層形成用塗液) ポリカーボネート樹脂(商品名:SP1010、 日本GEプラスチックス社製) 7.5部 塩ビ・酢ビ共重合体樹脂(商品名:エスレックCN、 積水化学工業社製、Vicat軟化温度:64℃) 1.9部 トルエン 21.4部 メチルクロロホルム 122部 アルコール変性シリコーン油(商品名:SF8427、 トーレシリコーン社製) 0.62部 無変性シリコーン油(商品名:SH200、 トーレシリコーン社製;動粘度1000cs) 0.62部
染料受容層形成用塗液を用いた以外は実施例1と同様に
して熱転写受像シートを作成した。 (染料受容層形成用塗液) ポリカーボネート樹脂(商品名:SP1010、 日本GEプラスチックス社製) 7.5部 塩ビ・酢ビ共重合体樹脂(商品名:エスレックCN、 積水化学工業社製、Vicat軟化温度:64℃) 1.9部 トルエン 21.4部 メチルクロロホルム 122部 アルコール変性シリコーン油(商品名:SF8427、 トーレシリコーン社製) 0.62部 無変性シリコーン油(商品名:SH200、 トーレシリコーン社製;動粘度1000cs) 0.62部
【0050】実施例7 実施例1における染料受容層形成用塗液に代えて下記の
染料受容層形成用塗液を用いた以外は実施例1と同様に
して熱転写受像シートを作成した。 (染料受容層形成用塗液) ポリカーボネート樹脂(商品名:SP1010、 日本GEプラスチックス社製) 7.5部 酢酸ビニル樹脂(商品名:PV−500、 日本合成化学工業社製) 1.9部 トルエン 21.4部 メチルクロロホルム 122部 2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル) ベンゾトリアゾール 0.5部 アルコール変性シリコーン油(商品名:SF8427、 トーレシリコーン社製) 0.62部 無変性シリコーン油(商品名:SH200、 トーレシリコーン社製;動粘度1000cs) 0.62部
染料受容層形成用塗液を用いた以外は実施例1と同様に
して熱転写受像シートを作成した。 (染料受容層形成用塗液) ポリカーボネート樹脂(商品名:SP1010、 日本GEプラスチックス社製) 7.5部 酢酸ビニル樹脂(商品名:PV−500、 日本合成化学工業社製) 1.9部 トルエン 21.4部 メチルクロロホルム 122部 2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル) ベンゾトリアゾール 0.5部 アルコール変性シリコーン油(商品名:SF8427、 トーレシリコーン社製) 0.62部 無変性シリコーン油(商品名:SH200、 トーレシリコーン社製;動粘度1000cs) 0.62部
【0051】実施例8 実施例1における染料受容層形成用塗液に代えて下記の
染料受容層形成用塗液を用いた以外は実施例1と同様に
して熱転写受像シートを作成した。 (染料受容層形成用塗液) ポリカーボネート樹脂(商品名:SP1010、 日本GEプラスチックス社製) 7.5部 酢酸ビニル樹脂(商品名:PV−500、 日本合成化学工業社製) 1.9部 トルエン 21.4部 メチルクロロホルム 122部 [2−ヒドロキシ−4−(メタクリロイルオキシエトキシ) ベンゾフェノン]−メタクリル酸メチル共重合体 (商品名:UVA633L、BASF社製) 0.88部 アルコール変性シリコーン油(商品名:SF8427、 トーレシリコーン社製) 0.62部 無変性シリコーン油(商品名:SH200、 トーレシリコーン社製;動粘度1000cs) 0.62部
染料受容層形成用塗液を用いた以外は実施例1と同様に
して熱転写受像シートを作成した。 (染料受容層形成用塗液) ポリカーボネート樹脂(商品名:SP1010、 日本GEプラスチックス社製) 7.5部 酢酸ビニル樹脂(商品名:PV−500、 日本合成化学工業社製) 1.9部 トルエン 21.4部 メチルクロロホルム 122部 [2−ヒドロキシ−4−(メタクリロイルオキシエトキシ) ベンゾフェノン]−メタクリル酸メチル共重合体 (商品名:UVA633L、BASF社製) 0.88部 アルコール変性シリコーン油(商品名:SF8427、 トーレシリコーン社製) 0.62部 無変性シリコーン油(商品名:SH200、 トーレシリコーン社製;動粘度1000cs) 0.62部
【0052】実施例9 実施例1における染料受容層形成用塗液に代えて下記の
染料受容層形成用塗液を用いた以外は実施例1と同様に
して熱転写受像シートを作成した。 (染料受容層形成用塗液) ポリカーボネート樹脂(商品名:SP1110、 日本GEプラスチックス社製) 7.5部 塩ビ・酢ビ共重合体樹脂(商品名:エスレックCN、 積水化学工業社製) 1.9部 トルエン 21.4部 メチルクロロホルム 122部 [2−ヒドロキシ−4−(メタクリロイルオキシエトキシ) ベンゾフェノン]−メタクリル酸メチル共重合体 (商品名:UVA635L、BASF社製) 0.88部 アルコール変性シリコーン油(商品名:SF8427、 トーレシリコーン社製) 0.62部 無変性シリコーン油(商品名:SH200、 トーレシリコーン社製;動粘度1000cs) 0.62部
染料受容層形成用塗液を用いた以外は実施例1と同様に
して熱転写受像シートを作成した。 (染料受容層形成用塗液) ポリカーボネート樹脂(商品名:SP1110、 日本GEプラスチックス社製) 7.5部 塩ビ・酢ビ共重合体樹脂(商品名:エスレックCN、 積水化学工業社製) 1.9部 トルエン 21.4部 メチルクロロホルム 122部 [2−ヒドロキシ−4−(メタクリロイルオキシエトキシ) ベンゾフェノン]−メタクリル酸メチル共重合体 (商品名:UVA635L、BASF社製) 0.88部 アルコール変性シリコーン油(商品名:SF8427、 トーレシリコーン社製) 0.62部 無変性シリコーン油(商品名:SH200、 トーレシリコーン社製;動粘度1000cs) 0.62部
【0053】実施例10 実施例1における染料受容層形成用塗液に代えて下記の
染料受容層形成用塗液を用いた以外は実施例1と同様に
して熱転写受像シートを作成した。 (染料受容層形成用塗液) ポリカーボネート樹脂(商品名:SP1110、 日本GEプラスチックス社製) 7.5部 塩ビ・酢ビ共重合体樹脂(商品名:エスレックCN、 積水化学工業社製) 1.9部 トルエン 21.4部 メチルクロロホルム 122部 [2−ヒドロキシ−4−(メタクリロイルオキシエトキシ) ベンゾフェノン]−メタクリル酸メチル共重合体 (商品名:UVA635L、BASF社製) 0.88部 芳香族系イソシアネート化合物(商品名:D103H、 武田薬品工業社製) 2.60部 スズ触媒(商品名:TK−1L、武田薬品工業社製) 0.60部 アルコール変性シリコーン油(商品名:SF8427、 トーレシリコーン社製) 0.62部 無変性シリコーン油(商品名:SH200、 トーレシリコーン社製;動粘度1000cs) 0.62部
染料受容層形成用塗液を用いた以外は実施例1と同様に
して熱転写受像シートを作成した。 (染料受容層形成用塗液) ポリカーボネート樹脂(商品名:SP1110、 日本GEプラスチックス社製) 7.5部 塩ビ・酢ビ共重合体樹脂(商品名:エスレックCN、 積水化学工業社製) 1.9部 トルエン 21.4部 メチルクロロホルム 122部 [2−ヒドロキシ−4−(メタクリロイルオキシエトキシ) ベンゾフェノン]−メタクリル酸メチル共重合体 (商品名:UVA635L、BASF社製) 0.88部 芳香族系イソシアネート化合物(商品名:D103H、 武田薬品工業社製) 2.60部 スズ触媒(商品名:TK−1L、武田薬品工業社製) 0.60部 アルコール変性シリコーン油(商品名:SF8427、 トーレシリコーン社製) 0.62部 無変性シリコーン油(商品名:SH200、 トーレシリコーン社製;動粘度1000cs) 0.62部
【0054】実施例11 実施例1における染料受容層形成用塗液に代えて下記の
染料受容層形成用塗液を用いた以外は実施例1と同様に
して熱転写受像シートを作成した。 (染料受容層形成用塗液) ポリカーボネート樹脂(商品名:SP1210、 日本GEプラスチックス社製) 7.5部 塩ビ・酢ビ共重合体樹脂(商品名:エスレックCN、 積水化学工業社製) 1.9部 トルエン 21.4部 メチルクロロホルム 122部 [2−ヒドロキシ−4−(メタクリロイルオキシエトキシ) ベンゾフェノン]−メタクリル酸メチル共重合体 (商品名:UVA633L、BASF社製) 0.88部 脂肪族系イソシアネート化合物(商品名:D140N、 武田薬品工業社製) 2.60部 スズ触媒(商品名:TK−1L、武田薬品工業社製) 0.60部 アルコール変性シリコーン油(商品名:SF8427、 トーレシリコーン社製) 0.62部 無変性シリコーン油(商品名:SH200、 トーレシリコーン社製;動粘度1000cs) 0.62部
染料受容層形成用塗液を用いた以外は実施例1と同様に
して熱転写受像シートを作成した。 (染料受容層形成用塗液) ポリカーボネート樹脂(商品名:SP1210、 日本GEプラスチックス社製) 7.5部 塩ビ・酢ビ共重合体樹脂(商品名:エスレックCN、 積水化学工業社製) 1.9部 トルエン 21.4部 メチルクロロホルム 122部 [2−ヒドロキシ−4−(メタクリロイルオキシエトキシ) ベンゾフェノン]−メタクリル酸メチル共重合体 (商品名:UVA633L、BASF社製) 0.88部 脂肪族系イソシアネート化合物(商品名:D140N、 武田薬品工業社製) 2.60部 スズ触媒(商品名:TK−1L、武田薬品工業社製) 0.60部 アルコール変性シリコーン油(商品名:SF8427、 トーレシリコーン社製) 0.62部 無変性シリコーン油(商品名:SH200、 トーレシリコーン社製;動粘度1000cs) 0.62部
【0055】実施例12 実施例1における染料受容層形成用塗液に代えて下記の
染料受容層形成用塗液を用いた以外は実施例1と同様に
して熱転写受像シートを作成した。 (染料受容層形成用塗液) ポリカーボネート樹脂(商品名:SP1210、 日本GEプラスチックス社製) 7.5部 塩ビ・酢ビ共重合体樹脂(商品名:エスレックCN、 積水化学工業社製) 1.9部 トルエン 21.4部 メチルクロロホルム 122部 [2−ヒドロキシ−4−(メタクリロイルオキシエトキシ) ベンゾフェノン]−メタクリル酸メチル共重合体 (商品名:UVA635L、BASF社製) 0.88部 イソシアネート化合物(商品名:D140N、 武田薬品工業社製) 1.50部 スズ触媒(商品名:TK−1L、武田薬品工業社製) 0.60部 アルコール変性シリコーン油(商品名:SF8427、 トーレシリコーン社製) 0.62部 無変性シリコーン油(商品名:SH200、 トーレシリコーン社製;動粘度1000cs) 0.62部
染料受容層形成用塗液を用いた以外は実施例1と同様に
して熱転写受像シートを作成した。 (染料受容層形成用塗液) ポリカーボネート樹脂(商品名:SP1210、 日本GEプラスチックス社製) 7.5部 塩ビ・酢ビ共重合体樹脂(商品名:エスレックCN、 積水化学工業社製) 1.9部 トルエン 21.4部 メチルクロロホルム 122部 [2−ヒドロキシ−4−(メタクリロイルオキシエトキシ) ベンゾフェノン]−メタクリル酸メチル共重合体 (商品名:UVA635L、BASF社製) 0.88部 イソシアネート化合物(商品名:D140N、 武田薬品工業社製) 1.50部 スズ触媒(商品名:TK−1L、武田薬品工業社製) 0.60部 アルコール変性シリコーン油(商品名:SF8427、 トーレシリコーン社製) 0.62部 無変性シリコーン油(商品名:SH200、 トーレシリコーン社製;動粘度1000cs) 0.62部
【0056】実施例13 実施例1における染料受容層形成用塗液に代えて下記の
染料受容層形成用塗液を用い、また合成紙に代えて合成
紙/透明PET/発泡PETの順に貼り合わせた積層体
を用いて発泡PET上に染料受容層形成用塗液を塗工し
た以外は実施例1と同様にして熱転写受像シートを作成
した。 (染料受容層形成用塗液) ポリカーボネート樹脂(商品名:SP1010、 日本GEプラスチックス社製) 6.6部 酢酸ビニル樹脂(商品名:PV−500、 日本合成化学工業社製) 2.8部 トルエン 21.4部 メチルクロロホルム 122部 [2−ヒドロキシ−4−(メタクリロイルオキシエトキシ) ベンゾフェノン]−メタクリル酸メチル共重合体 (商品名:UVA633L、BASF社製) 0.88部 フタル酸ジオクチル 0.5部 イソシアネート化合物(商品名:D140N、 武田薬品工業社製) 2.60部 スズ触媒(商品名:TK−1L、武田薬品工業社製) 0.60部 アルコール変性シリコーン油(商品名:SF8427、 トーレシリコーン社製) 0.62部 無変性シリコーン油(商品名:SH200、 トーレシリコーン社製;動粘度1000cs) 0.62部
染料受容層形成用塗液を用い、また合成紙に代えて合成
紙/透明PET/発泡PETの順に貼り合わせた積層体
を用いて発泡PET上に染料受容層形成用塗液を塗工し
た以外は実施例1と同様にして熱転写受像シートを作成
した。 (染料受容層形成用塗液) ポリカーボネート樹脂(商品名:SP1010、 日本GEプラスチックス社製) 6.6部 酢酸ビニル樹脂(商品名:PV−500、 日本合成化学工業社製) 2.8部 トルエン 21.4部 メチルクロロホルム 122部 [2−ヒドロキシ−4−(メタクリロイルオキシエトキシ) ベンゾフェノン]−メタクリル酸メチル共重合体 (商品名:UVA633L、BASF社製) 0.88部 フタル酸ジオクチル 0.5部 イソシアネート化合物(商品名:D140N、 武田薬品工業社製) 2.60部 スズ触媒(商品名:TK−1L、武田薬品工業社製) 0.60部 アルコール変性シリコーン油(商品名:SF8427、 トーレシリコーン社製) 0.62部 無変性シリコーン油(商品名:SH200、 トーレシリコーン社製;動粘度1000cs) 0.62部
【0057】実施例14 実施例13における染料受容層形成用塗液に代えて下記
の染料受容層形成用塗液を用いた以外は実施例13と同
様にして熱転写受像シートを作成した。 (染料受容層形成用塗液) ポリカーボネート樹脂(商品名:SP1110、 日本GEプラスチックス社製) 6.6部 塩ビ・酢ビ共重合体樹脂(商品名:エスレックCN、 積水化学工業社製) 2.8部 トルエン 21.4部 メチルクロロホルム 122部 [2−ヒドロキシ−4−(メタクリロイルオキシエトキシ) ベンゾフェノン]−メタクリル酸メチル共重合体 (商品名:UVA635L、BASF社製) 0.88部 フタル酸ジブチル 0.5部 イソシアネート化合物(商品名:D140N、 武田薬品工業社製) 2.60部 スズ触媒(商品名:TK−1L、武田薬品工業社製) 0.60部 アルコール変性シリコーン油(商品名:SF8427、 トーレシリコーン社製) 0.62部 無変性シリコーン油(商品名:SH200、 トーレシリコーン社製;動粘度1000cs) 0.62部
の染料受容層形成用塗液を用いた以外は実施例13と同
様にして熱転写受像シートを作成した。 (染料受容層形成用塗液) ポリカーボネート樹脂(商品名:SP1110、 日本GEプラスチックス社製) 6.6部 塩ビ・酢ビ共重合体樹脂(商品名:エスレックCN、 積水化学工業社製) 2.8部 トルエン 21.4部 メチルクロロホルム 122部 [2−ヒドロキシ−4−(メタクリロイルオキシエトキシ) ベンゾフェノン]−メタクリル酸メチル共重合体 (商品名:UVA635L、BASF社製) 0.88部 フタル酸ジブチル 0.5部 イソシアネート化合物(商品名:D140N、 武田薬品工業社製) 2.60部 スズ触媒(商品名:TK−1L、武田薬品工業社製) 0.60部 アルコール変性シリコーン油(商品名:SF8427、 トーレシリコーン社製) 0.62部 無変性シリコーン油(商品名:SH200、 トーレシリコーン社製;動粘度1000cs) 0.62部
【0058】実施例15 実施例13における染料受容層形成用塗液に代えて下記
の染料受容層形成用塗液を用いた以外は実施例13と同
様にして熱転写受像シートを作成した。 (染料受容層形成用塗液) ポリカーボネート樹脂(商品名:SP1210、 日本GEプラスチックス社製) 6.6部 塩ビ・酢ビ共重合体樹脂(商品名:エスレックCN、 積水化学工業社製) 2.8部 トルエン 21.4部 メチルクロロホルム 122部 [2−ヒドロキシ−4−(メタクリロイルオキシエトキシ) ベンゾフェノン]−メタクリル酸メチル共重合体 (商品名:UVA635L、BASF社製) 0.88部 フタル酸ジオクチル 0.5部 イソシアネート化合物(商品名:D140N、 武田薬品工業社製) 1.50部 スズ触媒(商品名:TK−1L、武田薬品工業社製) 0.60部 アルコール変性シリコーン油(商品名:SF8427、 トーレシリコーン社製) 0.62部 無変性シリコーン油(商品名:SH200、 トーレシリコーン社製;動粘度1000cs) 0.62部
の染料受容層形成用塗液を用いた以外は実施例13と同
様にして熱転写受像シートを作成した。 (染料受容層形成用塗液) ポリカーボネート樹脂(商品名:SP1210、 日本GEプラスチックス社製) 6.6部 塩ビ・酢ビ共重合体樹脂(商品名:エスレックCN、 積水化学工業社製) 2.8部 トルエン 21.4部 メチルクロロホルム 122部 [2−ヒドロキシ−4−(メタクリロイルオキシエトキシ) ベンゾフェノン]−メタクリル酸メチル共重合体 (商品名:UVA635L、BASF社製) 0.88部 フタル酸ジオクチル 0.5部 イソシアネート化合物(商品名:D140N、 武田薬品工業社製) 1.50部 スズ触媒(商品名:TK−1L、武田薬品工業社製) 0.60部 アルコール変性シリコーン油(商品名:SF8427、 トーレシリコーン社製) 0.62部 無変性シリコーン油(商品名:SH200、 トーレシリコーン社製;動粘度1000cs) 0.62部
【0059】比較例1 実施例1における染料受容層形成用塗液に代えて下記の
染料受容層形成用塗液を用いた以外は実施例1と同様に
して熱転写受像シートを作成した。 (染料受容層形成用塗液) ポリエステル樹脂(商品名:VYLON290、東洋紡績社製、 Vicat軟化温度:68℃) 9.38部 トルエン 43.0部 メチルエチルケトン 43.0部 アルコール変性シリコーン油(商品名:SF8427、 トーレシリコーン社製) 0.62部 無変性シリコーン油(商品名:SH200、 トーレシリコーン社製;動粘度1000cs) 0.62部
染料受容層形成用塗液を用いた以外は実施例1と同様に
して熱転写受像シートを作成した。 (染料受容層形成用塗液) ポリエステル樹脂(商品名:VYLON290、東洋紡績社製、 Vicat軟化温度:68℃) 9.38部 トルエン 43.0部 メチルエチルケトン 43.0部 アルコール変性シリコーン油(商品名:SF8427、 トーレシリコーン社製) 0.62部 無変性シリコーン油(商品名:SH200、 トーレシリコーン社製;動粘度1000cs) 0.62部
【0060】比較例2 実施例1における染料受容層形成用塗液に代えて下記の
染料受容層形成用塗液を用いた以外は実施例1と同様に
して熱転写受像シートを作成した。 (染料受容層形成用塗液) ポリエステル樹脂(商品名:VYLON290、東洋紡績社製、 Vicat軟化温度:68℃) 6.6部 セルロースアセテート樹脂(商品名:CA−398−3、 イーストマンケミカル社製;Vicat軟化温度:221℃) 2.8部 トルエン 21.4部 メチルクロロホルム 122部 アルコール変性シリコーン油(商品名:SF8427、 トーレシリコーン社製) 0.62部 無変性シリコーン油(商品名:SH200、 トーレシリコーン社製;動粘度1000cs) 0.62部
染料受容層形成用塗液を用いた以外は実施例1と同様に
して熱転写受像シートを作成した。 (染料受容層形成用塗液) ポリエステル樹脂(商品名:VYLON290、東洋紡績社製、 Vicat軟化温度:68℃) 6.6部 セルロースアセテート樹脂(商品名:CA−398−3、 イーストマンケミカル社製;Vicat軟化温度:221℃) 2.8部 トルエン 21.4部 メチルクロロホルム 122部 アルコール変性シリコーン油(商品名:SF8427、 トーレシリコーン社製) 0.62部 無変性シリコーン油(商品名:SH200、 トーレシリコーン社製;動粘度1000cs) 0.62部
【0061】比較例3 実施例1における染料受容層形成用塗液に代えて下記の
染料受容層形成用塗液を用いた以外は実施例1と同様に
して熱転写受像シートを作成した。 (染料受容層形成用塗液) ポリエステル樹脂(商品名:VYLON200、東洋紡績社製、 Vicat軟化温度:72℃) 6.6部 酢酸ビニル樹脂(商品名:PV−500、 日本合成化学工業社製) 2.8部 トルエン 21.44部 メチルエチルケトン 64.3部 アルコール変性シリコーン油(商品名:SF8427、 トーレシリコーン社製) 0.62部 無変性シリコーン油(商品名:SH200、 トーレシリコーン社製;動粘度1000cs) 0.62部
染料受容層形成用塗液を用いた以外は実施例1と同様に
して熱転写受像シートを作成した。 (染料受容層形成用塗液) ポリエステル樹脂(商品名:VYLON200、東洋紡績社製、 Vicat軟化温度:72℃) 6.6部 酢酸ビニル樹脂(商品名:PV−500、 日本合成化学工業社製) 2.8部 トルエン 21.44部 メチルエチルケトン 64.3部 アルコール変性シリコーン油(商品名:SF8427、 トーレシリコーン社製) 0.62部 無変性シリコーン油(商品名:SH200、 トーレシリコーン社製;動粘度1000cs) 0.62部
【0062】比較例4 実施例1における染料受容層形成用塗液に代えて下記の
染料受容層形成用塗液を用いた以外は実施例1と同様に
して熱転写受像シートを作成した。 (染料受容層形成用塗液) 塩化ビニル/酢酸ビニル/ビニルアルコール共重合体 (商品名:デンカビニル#1000GKT、電気化学工業社製)3.8部 酢酸ビニル樹脂(商品名:PV−500、 日本合成化学工業社製) 5.6部 トルエン 21.4部 メチルクロロホルム 122部 アルコール変性シリコーン油(商品名:SF8427、 トーレシリコーン社製) 0.62部 無変性シリコーン油(商品名:SH200、 トーレシリコーン社製;動粘度1000cs) 0.62部
染料受容層形成用塗液を用いた以外は実施例1と同様に
して熱転写受像シートを作成した。 (染料受容層形成用塗液) 塩化ビニル/酢酸ビニル/ビニルアルコール共重合体 (商品名:デンカビニル#1000GKT、電気化学工業社製)3.8部 酢酸ビニル樹脂(商品名:PV−500、 日本合成化学工業社製) 5.6部 トルエン 21.4部 メチルクロロホルム 122部 アルコール変性シリコーン油(商品名:SF8427、 トーレシリコーン社製) 0.62部 無変性シリコーン油(商品名:SH200、 トーレシリコーン社製;動粘度1000cs) 0.62部
【0063】比較例5 実施例1における染料受容層形成用塗液に代えて下記の
染料受容層形成用塗液を用いた以外は実施例1と同様に
して熱転写受像シートを作成した。 (染料受容層形成用塗液) 塩化ビニル/酢酸ビニル/ビニルアルコール共重合体 (商品名:デンカビニル#1000GKT、電気化学工業社製)9.38部 トルエン 21.4部 メチルエチルケトン 64.3部 イソシアネート化合物(商品名:D103H、 武田薬品工業社製) 3.20部 スズ触媒(商品名:TK−1L、武田薬品工業社製) 0.60部 アルコール変性シリコーン油(商品名:SF8427、 トーレシリコーン社製) 0.62部 無変性シリコーン油(商品名:SH200、 トーレシリコーン社製;動粘度1000cs) 0.62部
染料受容層形成用塗液を用いた以外は実施例1と同様に
して熱転写受像シートを作成した。 (染料受容層形成用塗液) 塩化ビニル/酢酸ビニル/ビニルアルコール共重合体 (商品名:デンカビニル#1000GKT、電気化学工業社製)9.38部 トルエン 21.4部 メチルエチルケトン 64.3部 イソシアネート化合物(商品名:D103H、 武田薬品工業社製) 3.20部 スズ触媒(商品名:TK−1L、武田薬品工業社製) 0.60部 アルコール変性シリコーン油(商品名:SF8427、 トーレシリコーン社製) 0.62部 無変性シリコーン油(商品名:SH200、 トーレシリコーン社製;動粘度1000cs) 0.62部
【0064】比較例6 実施例1における染料受容層形成用塗液に代えて下記の
染料受容層形成用塗液を用いた以外は実施例1と同様に
して熱転写受像シートを作成した。 (染料受容層形成用塗液) ポリエステル樹脂(商品名:VYLON200、東洋紡績社製、 Vicat軟化温度:72℃) 6.6部 酢酸ビニル樹脂(商品名:PV−500、 日本合成化学工業社製) 2.8部 トルエン 21.4部 メチルクロロホルム 122部 イソシアネート化合物(商品名:D103H、 武田薬品工業社製) 5.40部 スズ触媒(商品名:TK−1L、武田薬品工業社製) 0.60部 アルコール変性シリコーン油(商品名:SF8427、 トーレシリコーン社製) 0.62部 無変性シリコーン油(商品名:SH200、 トーレシリコーン社製;動粘度1000cs) 0.62部
染料受容層形成用塗液を用いた以外は実施例1と同様に
して熱転写受像シートを作成した。 (染料受容層形成用塗液) ポリエステル樹脂(商品名:VYLON200、東洋紡績社製、 Vicat軟化温度:72℃) 6.6部 酢酸ビニル樹脂(商品名:PV−500、 日本合成化学工業社製) 2.8部 トルエン 21.4部 メチルクロロホルム 122部 イソシアネート化合物(商品名:D103H、 武田薬品工業社製) 5.40部 スズ触媒(商品名:TK−1L、武田薬品工業社製) 0.60部 アルコール変性シリコーン油(商品名:SF8427、 トーレシリコーン社製) 0.62部 無変性シリコーン油(商品名:SH200、 トーレシリコーン社製;動粘度1000cs) 0.62部
【0065】比較例7 実施例1における染料受容層形成用塗液に代えて下記の
染料受容層形成用塗液を用い、合成紙に代えて軟質塩ビ
シートを用いた以外は実施例1と同様にして熱転写受像
シートを作成した。 (染料受容層形成用塗液) 塩化ビニル/酢酸ビニル/ビニルアルコール共重合体 (商品名:デンカビニル#1000GKT、電気化学工業社製)7.5部 エポキシ樹脂(商品名:EPICLON7050、 大日本インキ化学工業社製) 1.9部 トルエン 21.4部 メチルクロロホルム 122部 [2−ヒドロキシ−4−(メタクリロイルオキシエトキシ) ベンゾフェノン]−メタクリル酸メチル共重合体 (商品名:UVA635L、BASF社製) 0.88部 イソシアネート化合物(商品名:D140N、 武田薬品工業社製) 2.60部 スズ触媒(商品名:TK−1L、武田薬品工業社製) 0.60部 アルコール変性シリコーン油(商品名:SF8427、 トーレシリコーン社製) 0.62部 無変性シリコーン油(商品名:SH200、 トーレシリコーン社製;動粘度1000cs) 0.62部
染料受容層形成用塗液を用い、合成紙に代えて軟質塩ビ
シートを用いた以外は実施例1と同様にして熱転写受像
シートを作成した。 (染料受容層形成用塗液) 塩化ビニル/酢酸ビニル/ビニルアルコール共重合体 (商品名:デンカビニル#1000GKT、電気化学工業社製)7.5部 エポキシ樹脂(商品名:EPICLON7050、 大日本インキ化学工業社製) 1.9部 トルエン 21.4部 メチルクロロホルム 122部 [2−ヒドロキシ−4−(メタクリロイルオキシエトキシ) ベンゾフェノン]−メタクリル酸メチル共重合体 (商品名:UVA635L、BASF社製) 0.88部 イソシアネート化合物(商品名:D140N、 武田薬品工業社製) 2.60部 スズ触媒(商品名:TK−1L、武田薬品工業社製) 0.60部 アルコール変性シリコーン油(商品名:SF8427、 トーレシリコーン社製) 0.62部 無変性シリコーン油(商品名:SH200、 トーレシリコーン社製;動粘度1000cs) 0.62部
【0066】次いで、上記のようにして得られた実施例
及び比較例の熱転写受像シートと下記のようにして得ら
れた熱転写記録シートを用い、熱転写受像シートの染料
受容層と熱転写記録シートのインク層を密着させ、6d
ot/mm部分グレースのサーマルヘッドにより、印加
電力442mW/dot、最高印加工ネルギー2.21
mJ/dot、(熱転写受像シートの走行速度)/(熱
転写記録シートの走行速度)=7〜30の記録条件で熱
転写記録を行い、下記の方法により各熱転写受像シート
を用いた場合における熱転写記録感度、記録画像品質、
記録画像の耐光性、記録画像の保存性の評価を行った。
その結果を表1に示す。
及び比較例の熱転写受像シートと下記のようにして得ら
れた熱転写記録シートを用い、熱転写受像シートの染料
受容層と熱転写記録シートのインク層を密着させ、6d
ot/mm部分グレースのサーマルヘッドにより、印加
電力442mW/dot、最高印加工ネルギー2.21
mJ/dot、(熱転写受像シートの走行速度)/(熱
転写記録シートの走行速度)=7〜30の記録条件で熱
転写記録を行い、下記の方法により各熱転写受像シート
を用いた場合における熱転写記録感度、記録画像品質、
記録画像の耐光性、記録画像の保存性の評価を行った。
その結果を表1に示す。
【0067】1.熱転写記録シートの作成 下記処方のインク層形成用塗液を芳香族ポリアミドフィ
ルム上に塗布し乾燥させて昇華性染料を含有する厚さ
4.5μmのインク層を形成し熱転写記録シートを作成
した。 (インク層形成用塗液) ポリビニルブチラール樹脂(商品名:BX−1、積水樹脂社製) 10部 昇華性染料(商品名:カヤセットブルー714、 日本化薬社製) 25部 イソシアネート化合物(商品名:コロネ−トL、 日本ポリウレタン社製) 10部 シリコーン油(商品名:SF8417、 ト−レシリコーン社製) 1.5部 トルエン 100部 メチルエチルケトン 100部 2.記録感度の評価 上記の熱転写記録により得られた各熱転写受像シート上
の画像の濃度をマクベス濃度計で測定し、下記の基準に
より記録感度の評価を行った。 極めて感度良好(◎印で表示):画像濃度2.3以上 感度良好(○印で表示) :画像濃度2.0以上2.3未満 感度不良(△印で表示) :画像濃度1.7以上2.0未満 極めて感度悪い(×印で表示):画像濃度1.7未満 3.記録画像品質の評価 上記の熱転写記録により得られた各熱転写受像シート上
のシアン色画像について色調、濃度ムラ、融着の有無を
目視により観察し、下記の基準により記録画像品質の評
価を行った。 A:色調が良好であり、融着がなく濃度ムラもない。 B:若干の濃度ムラがある。 C:融着が発生し、または濃度ムラが著しい。
ルム上に塗布し乾燥させて昇華性染料を含有する厚さ
4.5μmのインク層を形成し熱転写記録シートを作成
した。 (インク層形成用塗液) ポリビニルブチラール樹脂(商品名:BX−1、積水樹脂社製) 10部 昇華性染料(商品名:カヤセットブルー714、 日本化薬社製) 25部 イソシアネート化合物(商品名:コロネ−トL、 日本ポリウレタン社製) 10部 シリコーン油(商品名:SF8417、 ト−レシリコーン社製) 1.5部 トルエン 100部 メチルエチルケトン 100部 2.記録感度の評価 上記の熱転写記録により得られた各熱転写受像シート上
の画像の濃度をマクベス濃度計で測定し、下記の基準に
より記録感度の評価を行った。 極めて感度良好(◎印で表示):画像濃度2.3以上 感度良好(○印で表示) :画像濃度2.0以上2.3未満 感度不良(△印で表示) :画像濃度1.7以上2.0未満 極めて感度悪い(×印で表示):画像濃度1.7未満 3.記録画像品質の評価 上記の熱転写記録により得られた各熱転写受像シート上
のシアン色画像について色調、濃度ムラ、融着の有無を
目視により観察し、下記の基準により記録画像品質の評
価を行った。 A:色調が良好であり、融着がなく濃度ムラもない。 B:若干の濃度ムラがある。 C:融着が発生し、または濃度ムラが著しい。
【0068】4.記録画像の保存性の評価 上記の熱転写記録により各熱転写受像シート上に等濃度
ドットパターンの印字を行い、得られた各熱転写受像シ
ートを60℃で100時間放置し、ドットパターンのに
じみ具合を目視により観察し、下記の基準により記録画
像の保存性の評価を行った。 A:ドットパターンにじみが無い。 B:ドットパターンにじみがやや有る。 C:ドットパターンにじみが著しい。 5.記録画像の耐光性の評価 上記の熱転写記録により得られた各熱転写受像シートを
キセノンフェードメーターにより24時間の照射を行
い、照射前の画像濃度と照射後の画像濃度を測定し、画
像濃度残存率(%)=[照射後画像濃度/照射前画像濃
度】×100により画像濃度残存率(%)を算出し、下
記の基準により記録画像の耐光性の評価を行った。な
お、表1の画像耐光性欄におけるカッコ内は画像濃度残
存率(%)を示している。 耐光性極めて良好(◎印で表示):画像濃度残存率80%以上 耐光性良好(○印で表示) :画像濃度70%以上80%未満 耐光性不良(△印で表示) :画像濃度60%以上70%未満 耐光性極めて悪い(×印で表示):画像濃度60%未満 6.総合評価 ◎印:全ての評価がAおよび◎である場合。 ○印:Aまたは◎が1つ以上で、且つC、△、×がない
場合。 △印:総合評価における◎印、○印または×印以外の場
合。 ×印:×またはCの数が合わせて2つ以上で、且つA、
◎、○がない場合。
ドットパターンの印字を行い、得られた各熱転写受像シ
ートを60℃で100時間放置し、ドットパターンのに
じみ具合を目視により観察し、下記の基準により記録画
像の保存性の評価を行った。 A:ドットパターンにじみが無い。 B:ドットパターンにじみがやや有る。 C:ドットパターンにじみが著しい。 5.記録画像の耐光性の評価 上記の熱転写記録により得られた各熱転写受像シートを
キセノンフェードメーターにより24時間の照射を行
い、照射前の画像濃度と照射後の画像濃度を測定し、画
像濃度残存率(%)=[照射後画像濃度/照射前画像濃
度】×100により画像濃度残存率(%)を算出し、下
記の基準により記録画像の耐光性の評価を行った。な
お、表1の画像耐光性欄におけるカッコ内は画像濃度残
存率(%)を示している。 耐光性極めて良好(◎印で表示):画像濃度残存率80%以上 耐光性良好(○印で表示) :画像濃度70%以上80%未満 耐光性不良(△印で表示) :画像濃度60%以上70%未満 耐光性極めて悪い(×印で表示):画像濃度60%未満 6.総合評価 ◎印:全ての評価がAおよび◎である場合。 ○印:Aまたは◎が1つ以上で、且つC、△、×がない
場合。 △印:総合評価における◎印、○印または×印以外の場
合。 ×印:×またはCの数が合わせて2つ以上で、且つA、
◎、○がない場合。
【0069】
【表1】
【0070】表1から明らかなように、実施例の熱転写
受像シートは、記録感度、記録画像の品質、記録画像の
保存性および記録画像の耐光性において優れており、比
較例の熱転写受像シートでは、これらの少なくともいず
れかにおいて劣っている。
受像シートは、記録感度、記録画像の品質、記録画像の
保存性および記録画像の耐光性において優れており、比
較例の熱転写受像シートでは、これらの少なくともいず
れかにおいて劣っている。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、昇華型熱転写記録方式
に用いた場合において、記録感度に優れ高濃度の画像を
形成することができ、熱転写記録時に熱転写記録シート
に融着することがなく濃度ムラのない鮮明な画像を形成
することができると共に、記録画像の保存性および耐光
性に優れた熱転写受像シートを得ることができる。
に用いた場合において、記録感度に優れ高濃度の画像を
形成することができ、熱転写記録時に熱転写記録シート
に融着することがなく濃度ムラのない鮮明な画像を形成
することができると共に、記録画像の保存性および耐光
性に優れた熱転写受像シートを得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有賀 ゆたか 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内
Claims (25)
- 【請求項1】 基材シートの少なくとも一方の面に染料
受容層を形成してなる熱転写受像シートにおいて、該染
料受容層が1種類または2種類以上のポリカーボネート
樹脂を主成分として含み、さらに1種類または2種類以
上の離型剤を含有することを特徴とする熱転写受像シー
ト。 - 【請求項2】 基材シートの少なくとも一方の面に染料
受容層を形成してなる熱転写受像シートにおいて、該染
料受容層が1種類または2種類以上のポリカーボネート
樹脂と、ポリカーボネート樹脂以外の1種類または2種
類以上の熱可塑性樹脂との混合物を主成分として含み、
さらに1種類または2種類以上の離型剤を含有すること
を特徴とする熱転写受像シート。 - 【請求項3】 基材シートの少なくとも一方の面に染料
受容層を形成してなる熱転写受像シートにおいて、該染
料受容層が1種類または2種類以上のポリカーボネート
樹脂と架橋剤との硬化反応物を主成分として含み、さら
に1種類または2種類以上の離型剤を含有することを特
徴とする熱転写受像シート。 - 【請求項4】 基材シートの少なくとも一方の面に染料
受容層を形成してなる熱転写受像シートにおいて、該染
料受容層が下記のAとBの混合物を主成分として含み、
さらに1種類または2種類以上の離型剤を含有すること
を特徴とする熱転写受像シート。 A:1種類または2種類以上のポリカーボネート樹脂と
架橋剤との硬化反応物。 B:ポリカーボネート樹脂以外の1種類または2種類以
上の熱可塑性樹脂と架橋剤との硬化反応物。 - 【請求項5】 基材シートの少なくとも一方の面に染料
受容層を形成してなる熱転写受像シートにおいて、該染
料受容層が下記のAとBの混合物を主成分として含み、
さらに1種類または2種類以上の離型剤を含有すること
を特徴とする熱転写受像シート。 A:1種類または2種類以上のポリカーボネート樹脂と
架橋剤との硬化反応物。 B:ポリカーボネート樹脂以外の樹脂であり且つ架橋剤
と反応性をもたない1種類または2種類以上の熱可塑性
樹脂。 - 【請求項6】 架橋剤が多官能性イソシアネート化合物
であり、かつ架橋剤の添加量が(架橋剤中のイソシアネ
ート基の総数)/(ポリカーボネート樹脂中の水酸基の
総数)=0.1〜1.5の関係を満たす量であることを
特徴とする請求項3記載の熱転写受像シート。 - 【請求項7】 架橋剤が多官能性イソシアネート化合物
であり、かつ架橋剤の添加量が(架橋剤中のイソシアネ
ート基の総数)/(ポリカーボネート樹脂中の水酸基の
総数)=0.1〜1.5の関係を満たす量であることを
特徴とする請求項4または5記載の熱転写受像シート。 - 【請求項8】 多官能性イソシアネート化合物が脂肪族
系又は無黄変タイプであることを特徴とする請求項6記
載の熱転写受像シート。 - 【請求項9】 多官能性イソシアネート化合物が脂肪族
系又は無黄変タイプであることを特徴とする請求項7記
載の熱転写受像シート。 - 【請求項10】 ポリカーボネート樹脂以外の樹脂のV
icat軟化温度が100℃以下であることを特徴とす
る請求項2、4、5、7、9記載の熱転写受像シート。 - 【請求項11】 染料受容層を形成する樹脂の総重量に
占めるポリカーボネート樹脂以外の熱可塑性樹脂の量が
5〜50重量%であることを特徴とする請求項2、4、
5、7、9、10記載の熱転写受像シート。 - 【請求項12】 ポリカーボネート樹脂のVicat軟
化温度が70〜150℃であることを特徴とする請求項
1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11
記載の熱転写受像シート。 - 【請求項13】 ポリカーボネート樹脂の分子量が1万
〜5万の範囲であることを特徴とする請求項1、2、
3、4、5、6、7、8、9、10、11または12記
載の熱転写受像シート。 - 【請求項14】 ポリカーボネート樹脂が脂肪族系であ
ることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、
7、8、9、10、11、12または13記載の熱転写
受像シート。 - 【請求項15】 染料受容層中に含まれるポリカーボネ
ート樹脂が脂肪族系ポリカーボネート樹脂と芳香族系ポ
リカーボネート樹脂との混合物であることを特徴とする
請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、1
1、12または13記載の熱転写受像シート。 - 【請求項16】 ポリカーボネート樹脂がポリカーボネ
ートとA群より選択されるポリマーとの共重合体である
ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、
8、9、10、11、12、13、14または15記載
の熱転写受像シート。A群:ポリスチレン、アクリル酸
系化合物、メタクリル酸系化合物、アクリロニトリル、
塩化ビニル、ポリシロキサン、ポリフェニレンエーテ
ル、ポリブタジエン、水溶性ポリブタジエン、ポリアミ
ド。 - 【請求項17】 染料受容層が融点60℃以上の紫外線
吸収剤及び/又は光安定化剤を含むことを特徴とする請
求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、1
1、12、13、14、15または16記載の熱転写受
像シート。 - 【請求項18】 染料受容層が高分子型紫外線吸収剤を
含有することを特徴とする請求項1、2、3、4、5、
6、7、8、9、10、11、12、13、14、1
5、16または17記載の熱転写受像シート。 - 【請求項19】 染料受容層が合成紙上に直接または中
間層を介して設けられていることを特徴とする請求項
1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、1
2、13、14、15、16、17または18記載の熱
転写受像シート。 - 【請求項20】 基材シートの染料受容層側に最も近い
層が発泡ポリエチレンテレフタレート層又は透明ポリエ
チレンテレフタレート層であることを特徴とする請求項
1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、1
2、13、14、15、16、17または18記載の熱
転写受像シート。 - 【請求項21】 基材シートが合成紙、透明ポリエチレ
ンテレフタレート層、発泡ポリエチレンテレフタレート
層を順に積層してなる積層体であり、染料受容層が基材
シートの発泡ポリエチレンテレフタレート層上に形成さ
れていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、
6、7、8、9、10、11、12、13、14、1
5、16、17または18記載の熱転写受像シート。 - 【請求項22】 染料受容層における離型剤の量が染料
受容層に含まれる樹脂の総重量に対して1〜30重量%
であることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、
6、7、8、9、10、11、12、13、14、1
5、16、17、18、19、20または21記載の熱
転写受像シート。 - 【請求項23】 染料受容層に含まれる1種類又は2種
類以上の離型剤が下記A群より選ばれたものであること
を特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、
9、10、11、12、13、14、15、16、1
7、18、19、20、21または22記載の熱転写受
像シート。 A群:流動性パラフィン等の石油系潤滑油、ハロゲン化
水素、ジエステル油、 シリコーン油、フッ素シリコーン油、エポキシ変性シリ
コーンオイル、 アミノ変性シリコーンオイル、アルキル変性シリコーン
オイル、ポリエーテル変性シリコーンオイル、ポリオキ
シアルキレングリコールとシリコーンとの共重合体、フ
ルオロアルキル化合物、フッ素系界面活性剤、 パラフィンワックス、ポリエチレンワックス、高級脂肪
酸、高級脂肪族アルコール、高級脂肪族アミド、高級脂
肪酸エステル、高級脂肪酸塩。 - 【請求項24】 染料受容層が1種類又は2種類以上の
可塑剤を含むことを特徴とする請求項1、2、3、4、
5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、
15、16、17、18、19、20、21、22また
は23記載の熱転写受像シート。 - 【請求項25】 可塑剤が分子量190〜600のフタ
ル酸エステルであることを特徴とする請求項24記載の
熱転写受像シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8304020A JPH10129129A (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | 熱転写受像シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8304020A JPH10129129A (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | 熱転写受像シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10129129A true JPH10129129A (ja) | 1998-05-19 |
Family
ID=17928114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8304020A Pending JPH10129129A (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | 熱転写受像シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10129129A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014065162A (ja) * | 2012-09-25 | 2014-04-17 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写シート |
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1996
- 1996-10-30 JP JP8304020A patent/JPH10129129A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014065162A (ja) * | 2012-09-25 | 2014-04-17 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写シート |
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