JPH09183025A - ワーク配列治具及びワーク検査方法 - Google Patents

ワーク配列治具及びワーク検査方法

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JPH09183025A
JPH09183025A JP7352882A JP35288295A JPH09183025A JP H09183025 A JPH09183025 A JP H09183025A JP 7352882 A JP7352882 A JP 7352882A JP 35288295 A JP35288295 A JP 35288295A JP H09183025 A JPH09183025 A JP H09183025A
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jig
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arranging
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JP7352882A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Higuchi
裕之 樋口
Akihiko Mashita
明彦 真下
Masaki Okamoto
正樹 岡本
Susumu Hinohara
進 日野原
Motoji Sakurai
源嗣 桜井
Shoichi Kurihara
昭一 栗原
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Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワーク配列治具11により配列されたワーク
aの検査工程とマーキング工程或はワーク配列治具11
からのワークaの取出工程とを自動化する。 【解決手段】 ワーク配列治具11は、ワークaを所定
の配列状態で保持するものであって、そのフレーム12
の外側に、各々ワーク配列治具11を個体別に識別する
識別手段が設けられている。このワーク配列治具11に
ワークaを所定の配列状態で保持されたワークaを検査
すると共に、この検査に前後してワーク配列治具11の
識別手段を読み取り、この識別手段から読み取った個体
の識別情報毎に検査により特定されたワークaの位置を
メモリに記録する。さらに、このメモリに記録された情
報により、ワーク配列治具11に保持された良不良のワ
ークaの位置を特定し、それらを良品と不良品とに分別
してマーキングし、またはワーク配列治具11から取り
出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークを所定の配
列状態で保持するワーク配列治具と、ワークを所定の配
列状態でワーク配列治具に保持した状態でそのワークを
検査するワーク検査方法に関する。特に、各々の個体別
に識別し得る識別手段を有するワーク配列治具と、ワー
クの検査工程で特定されたワークの位置を前記の識別手
段により各々のワーク配列治具毎に記憶し、その情報に
より各ワーク配列治具毎にワークを良品と不良品に分け
てマーキングし、或はワーク配列治具から取り外す工程
を有するワーク検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、電子部品の製造ラインで製造さ
れるワークには、セラミックチップ状部品、多層回路基
板、混成集積回路部品、巻線部品等、多種多様な部品が
ある。これらのワークは、そのワークの形状や寸法及び
その製造工程に見合った形状や構造を有するキャリアや
配列治具等に所定の配列状態で配列された状態で取り扱
われることが多く、その状態で検査工程等に供される。
【0003】例えば、チップ状部品の配列のためには、
平板の主面にチップ状部品が収納できる凹部を縦横に配
列した配列治具が使用され、チップ状部品はこの凹部に
収納されることで、所定の方向を向いた状態で縦横に配
列される。この状態でワークの外観検査が行われ、その
結果、不良品がマーキングされたり、配列治具から取り
除かれる。また、多層回路基板や混成集積回路部品のよ
うに比較的大きなワークは、複数のエリアが縦横に仕切
られた枠を有するトレイ等が使用されることが多く、そ
のトレイの枠で仕切られた各エリアにワークを収納する
ことでワークが配列される。そして、前述のワークと同
様にして、ワークの外観検査が行われ、その結果、不良
品がマーキングされたり、配列治具から取り除かれる。
【0004】何れにしても、このような製造の過程で
は、ワークの外観検査が行われ、ワークをマーキングし
たりワーク配列治具から取り出すときは、良品と不良品
とを分けてマーキングしたり取り出す必要がある。すな
わち、ワーク配列治具にワークを保持した状態で検査を
行い、良品と不良品を分別してワークにマーキングした
りワーク配列治具から取り出す。従来このようなワーク
の外観検査は、人手による目視検査やCCDカメラを使
用した画像処理法によりなされてきた。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】このような従来の
ワーク検査方法においては、ワークの外観検査が所定の
工程を経た後の中間的な工程として行われるのに対し、
ワークのマーキングやワーク配列治具からの取出工程
は、製造ラインの最終工程で行われる。前者の検査工程
において、不良品或は良品と判断されたワークは、ワー
ク配列治具上の位置で特定できる。従って、マーキング
工程や取出工程においては、不良品或は良品としてマー
キングし或は取り出すワークをワーク配列治具上の位置
で特定して行うのが有効である。
【0006】ところが、実際には製造ライン上に多数の
ワーク配列治具が流れているため、中間の検査工程で判
断した良不良のワークの位置を、最終のマーキング工程
や取出工程にまで正確に再現することは困難であった。
例えば、ワーク配列治具の送り順によって製造ラインの
中間での検査結果を、最終のマーキング工程や取出工程
で再現しようとした場合、何等かの理由でワーク配列治
具の送り順が変わった場合、或はロットの切り替え時等
があった場合に対処できなくなる。また、各ワークにつ
いて製造ラインの中に検査工程が複数存在するのことが
多く、この場合も双方の検査結果を最終のマーキング工
程や取出工程に再現するのをより困難にしている。この
ため、従来では検査工程の完全な自動化が行いにくく、
現実には不良品が発見される都度、マニュアルでそのワ
ークをワーク配列治具から取り出し、その後ワーク配列
治具を製造ラインに戻すということが行われていた。
【0007】本発明は、このような従来における課題に
鑑み、前述のようなワーク検査方法、すなわち、ワーク
配列治具により配列されたワークを外観検査し、最終工
程で良品と不良品とを分けてマーキングし、或はワーク
配列治具から取り出すワーク検査方法において、ワーク
の検査工程とマーキング工程或は取出工程とを完全自動
化することを可能とすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、このような
目的を達成するため、ワーク配列治具11の個体を識別
するための識別手段をワーク配列治具11に設け、検査
結果の情報をこの識別手段により得られる個体の識別情
報毎にメモリに記録しておき、ワークのマーキング工程
または取出工程では、このワーク配列治具の識別手段か
ら個体の識別情報を読み取り、この識別情報毎に記録さ
れた検査結果から不良品或は良品のワークaのワーク配
列治具上での位置を特定し、それらをマーキングする
か、或はワーク配列治具から取り出した後、残りの良品
或は不良品のワークaをワーク配列治具から取り出すよ
うにした。
【0009】すなわち、本発明によるワーク配列治具1
1は、ワークaを所定の配列状態で保持するものであっ
て、そのフレーム12の外側に、各々ワーク配列治具1
1を個体別に識別する識別手段が設けられているもので
ある。さらに、このようなワーク配列治具を用いて行わ
れる本発明によるワーク検査方法は、ワーク配列治具1
1にワークaを所定の配列状態で保持する工程と、この
ワーク配列治具11に保持されたワークaを検査する工
程とを有し、この検査工程に前後してワーク配列治具1
1の識別手段を読み取り、この識別手段から読み取った
個体の識別情報毎に検査により特定されたワークaの位
置をメモリに記録する工程を有する。さらに、このメモ
リに記録された情報により、ワーク配列治具11に保持
された良不良のワークaの位置を特定し、それらを良品
と不良品とに分別してマーキングし、またはワーク配列
治具11から取り出す工程を有する。
【0010】このようなワーク検査方法では、前記検査
工程でワークaの良不良を検査すると同時に、その良品
と不良品の数をカウントすることもできる。そして、ワ
ークaの取出工程では、当該ワーク配列治具11の個体
の識別情報毎の検査結果に従い、各ワーク配列治具11
における不良品の位置を特定し、その不良品をワーク配
列治具11から選択的に取り出し、その後残りの良品を
一括して取り出す。他方、ワークaのマーキング工程で
は、当該ワーク配列治具11の個体の識別情報毎の検査
結果に従い、各ワーク配列治具11における不良品の位
置を特定し、その不良品とされたワークaのみに選択的
にマークを施す。
【0011】このようなワーク検査方法では、検査結果
がワーク配列治具11の個体の識別情報毎に記憶される
ため、マーキング工程または取出工程において、ワーク
配列治具11の識別手段から、この個体の識別情報を読
み取ることにより、以前の検査工程で得られた検査結果
を照合し、そのワーク配列治具11上のワークaの良不
良の位置を確実に認識することができる。そして、個々
のワーク配列治具11の識別情報毎に検査結果が読み取
られるため、検査工程と最終のマーキング工程または取
出工程とが離れている場合でも、またその送り順が途中
で変わってしまっても、マーキング工程または取出工程
において、各ワーク配列治具11毎の良品と不良品との
位置を特定し、それらを各々別にマーキングし、または
取り出すことが可能となる。また、製造ライン上に各々
のワークaについての検査工程が複数ある場合でも、そ
の検査工程の都度不良品を取り出すことなく、複数の検
査の何れかで不良品とされたワークaとそれ以外のワー
クaとを、分けてマーキングしたり取り出すことが可能
となる。
【0012】なお、通常の製造ラインでは、ワークaの
不良品の発生率は一般に少ないため、ワークaの取出工
程において、不良品のみをワーク配列治具11から選択
的に取り出した後、その残りの良品を一括して取り出す
ようにすると、効率のよい取り出しが可能となる。ま
た、マーキング工程でも、ワーク配列治具11の個体の
識別毎の検査結果に従い、不良品とされたワークaのみ
に選択的にマークを施すことにより、マーキング工程が
簡単に行える。さらに、前記のワーク検査方法におい
て、検査工程でワークaの良不良を検査すると同時に、
各ワーク配列治具11の良品と不良品の数をカウントす
ることにより、製造ロット数の管理も同時に行えるよう
になる。
【0013】前記の識別手段としては、バーコード15
を使用することができ、これにより市販のバーコードリ
ーダ61を用いて個体の識別情報としてのコードを迅速
に読み取り、処理することが可能となる。ワーク配列治
具11の側面に他の側面部分より窪んだ凹部16を設
け、そこにバーコード15を設けると、バーコード15
に傷や汚れが付き難く、同じバーコード15を設けたワ
ーク配列治具11を、繰り返し使用することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態について具体的且つ詳細に説明する。図
1は、ワーク配列治具11にワークaを保持した状態を
示し、図2は、その一部を拡大した図であり、図3はそ
の部分断面を示している。このワーク配列治具11は、
フレーム12と弾性部材13とからなる。図3に示すよ
うに、フレーム12は、矩形の枠部18の間に格子状に
ビーム部材17が張られたもので、このビーム部材17
を包むように弾性部材13が設けられている。この弾性
部材13は、全体として平坦な板状に形成され、前記ブ
ーム部材13の間に複数の部品保持孔14を有してい
る。この部品保持孔14の径は、ワークaの径より小さ
く、その中にワークaを挿入することにより、ワークa
が部品保持孔14の周囲の弾性部材13の壁面によって
保持される。例えば、ワークaとしてのチップ状部品の
端部にペーストを塗布するときは、塗布しようとする端
部を部品保持孔14から突出した状態でワークaが部品
保持孔14により保持される。
【0015】図1に示されたように、このワーク配列治
具11の枠部18の側面に窪んだ平坦な面からなる凹部
16が設けられ、この凹部16の平坦な面に識別手段と
してのバーコード15が設けられている。このバーコー
ド15は、製造ラインにおいて使用するワーク配列治具
11の個体毎に異なっており、これから読み取られるコ
ードにより、ワーク配列治具11の各個体を識別するこ
とができる。個体の識別手段としては、このようなバー
コード15に限らず、マイクロチップ、磁気シート等、
個体を識別できる他の手段を使用することもできる。
【0016】次に、ワークaを保持したワーク配列治具
11は、図4に示す検査ステーションに送られる。この
検査ステーションでは、所定の位置に配置されたワーク
配列治具11の真上にCCDカメラ等の撮影器53が配
置され、この撮影器53はX−Y移動機構54により図
4において紙面前後と左右方向に移動しながらワーク配
列治具11の上面を撮影する。もちろん、撮像器53を
固定し、ワーク保持治具11を移動してもよい。撮影し
た結果は、コンピュータ(図示せず)によって画像処理
され、ワークaが収納されてない部品保持孔14が認識
されることにより、ワーク配列治具11に保持されたワ
ークaのが数が計数される。この検査工程においては、
例えば、図1に二点鎖線で示すように、ワーク配列治具
11の部品保持エリアを複数、すなわち図1の場合は1
6のエリアに区分し、この区分されたエリア毎に画像処
理する。
【0017】この検査ステーションのすぐ後に、図5に
示すようなバーコード読取ステーションが配置され、ワ
ーク配列治具11がこのバーコード読取ステーションに
送られる。バーコード読取ステーションには、搬送され
て所定の位置に配置されたワーク配列治具11の側面に
設けた前述のバーコード15(図1参照)と対向する位
置にバーコードリーダ61が配置されている。このバー
コードリーダ61は、前記バーコード15からコードを
読み取り、前記の検査結果がこのコード毎にコンピュー
タのメモリに記録される。
【0018】図6は、このようにしてワーク配列治具1
1に保持され、同治具11の板面から突出されたワーク
aの端部にペーストpを塗布する工程を示す。すなわ
ち、塗布ローラ80の周面に一定の厚みでペーストpを
付着させ、回転する塗布ローラ80の周面と同じ速度で
同じ方向にワーク配列治具11を移動させながら、塗布
ローラ80の周面に付着したペーストpをワーク配列治
具11の上面から突出されたワークaの端部に塗布す
る。このとき、塗布ローラ80とワーク配列治具11の
上面から突出したワークaの端部との距離及び塗布ロー
ラ80の周面のペーストの付着厚は、何れも一定とする
ことにより、ワークaの端部に概ね均一にペーストが塗
布される。しかし、局部的なペーストの欠損やムラによ
り、塗布状態に若干の違いが出ることもある。
【0019】その後、前述の図4に示すのと同様の検査
ステーションにワーク配列治具11を搬送し、今度はワ
ークaの端部のペーストの塗布状態を検査する。続いて
図5に示すのと同様のバーコード読取ステーションにお
いて、バーコードリーダによりワーク配列治具11の側
面に設けたバーコードが読み取られる。前述の検査結果
は、読み取られたコード毎にコンピュータのメモリに記
録される。その後、ワーク配列治具は、トンネル炉など
の焼付炉に搬送され、そこでワークaの端部に塗布され
たペーストが焼き付けられる。
【0020】図7と図8は、最終のワーク取り出しステ
ーションを示している。この取り出しステーションは、
前述の検査工程における検査の結果、不良と判定された
ワークaをワーク配列治具11から取り出す図7に示す
不良品取り出しステーションと、ワーク配列治具11か
ら残りのワークaを取り出す図8に示す良品取り出しス
テーションとの2つのステーションからなる。個々のワ
ーク配列治具11については、前述したバーコード読取
ステーションと同様にして、そのバーコード11が読み
取られ、そのコードによって個々のワーク配列治具11
の検査結果が照合され、それによって各ワーク配列治具
11について、それから不良品として取り出すべきワー
クaの位置が認識される。
【0021】その後、当該ワーク配列治具11が図7に
示す不良品取出ステーションに送られ、抜取台112に
設置される。この不良品取出ステーションには、移動機
構114により移動する抜取ヘッド113が設置され、
この抜取ヘッド113の下端には、空気等のガスを噴出
するガスノズル115、116が設けられている。図示
の場合、これらのガスノズル115、116は、図の紙
面前後方向にワーク配列治具11の部品保持孔14の一
列分ずつ各々並んでいる。また、移動機構114により
抜取ヘッド113がこのガスノズル115、116の配
列方向と直交する方向に移動する。ワーク配列治具11
の部品保持孔14の図7において紙面の前後方向の列で
は、ガスノズル115、116の列により、また左右方
向の列では抜取ヘッド113の一次元座標の位置により
各部品保持孔14との位置決めが行われる。
【0022】この不良品取出ステーションでは、コンピ
ュータの取出指令により、抜取ヘッド113が図7にお
いて左右に移動しながら、前述の検査の結果不良とされ
たワークaの位置でガスノズル115、116からガス
を吹き出し、そのワークaのみを選択的に抜き取る。抜
き取られたワークaは抜取台112の内部に収納され
る。なお、ここではガスノズル115、116によるワ
ークaの取り出しが行われているが、ピンによる取り出
し等、他の取り出し手段を採用することもできる。但
し、不良品は取り出しに際して破損しても不都合はない
ので、高速で取り出し可能なガスによる取り出しがよ
い。
【0023】最後に、ワーク配列治具11が図8に示す
良品取出ステーションに送られ、抜取台122に設置さ
れる。この良品取出ステーションには、周辺部が抜取台
122に支持されると共に、抜取板127上に設置され
たワーク配列治具11の上に、複数のピン121を突設
したピンヘッド124が設けられ、このピンヘッド12
4は昇降機構123により昇降され、最も下降したとき
ワーク配列治具11に達する。ピンヘッド124から下
方に突設されたピン121は、ワーク配列治具11の部
品保持孔14の位置に対応して各々設けられ、そのピン
121の径は部品保持孔14より僅かに細い。このピン
121の先端側は、ピン121に対応して通孔が設けら
れたピンガイド板125によって案内されている。この
ピンガイド板125はピンヘッド124に対して平行の
まま昇降自在であると共に、ピンヘッド124に対して
下方にばね126の弾力が付勢されている。
【0024】この良品取出ステーションでは、昇降機構
123によりピンヘッド124が下降され、ピンガイド
板125がワーク配列治具11の上面に当接する。さら
にピンヘッド124が下降されると、ピンヘッド124
はばね126の弾力に抗してさらに下降し、そのピン1
21がピンガイド板125の通孔から突設する。そし
て、それらピン121の先端がワーク配列治具11の部
品保持孔14内に挿入され、同部品保持孔14からワー
クaを下方に押し出す。これによって、部品保持孔14
内のすべてのワークaが一括して抜き取られる。
【0025】こうして部品保持孔14から抜き取られた
ワークaは、部品保持孔14に対応して抜取板127に
設けた通孔を通してホッパ128に落下し、このホッパ
128を通してパーツフィーダ129に送られる。その
後、パーツフィーダ129からホッパ130を通して梱
包部131でパッケージングされる。なお、前記のホッ
パ128は、例えば、ワーク配列治具11の部品保持孔
14から抜き取られたワークを、負圧により強制回収す
る真空吸引式のものがよい。他方、ワーク配列治具は元
の位置の戻って再利用される。この再利用に際して、前
述のような検査結果は、バーコード15から読み取った
コード毎にコンピュータのメモリに上書きされ、前述と
同様にして処理される。
【0026】図9は、検査工程、取出工程及びコンピュ
ータにおける検査結果とバーコードから読み取ったコー
ドの処理体系を示すブロック図である。すなわち、検査
工程では、検査の都度そのワーク配列治具11のバーコ
ード15からコードを読み取り、そのコード毎に検査結
果をコンピュータに記録する。そして、取出工程では、
ワークaを取り出そうとするワーク配列治具11のバー
コード15からコードを読み取り、コンピュータでその
コードを照合する。コンピュータでは、そのコードによ
りメモリから検査結果を読み出し、当該ワーク配列治具
11から不良品として取り出すべきワークaの位置を不
良品取出ステーションに指令する。これによって不良取
出ステーションで、ワーク配列治具11から不良品のみ
が取り出される。その後、残りのワークaをワーク配列
治具から良品として一括して取り出す。
【0027】次に、図10〜図12にワーク配列治具1
1の他の例を示す。すなわち、図10はワークaを保持
してない状態のワーク配列治具11の全体を、図11及
び図12は、ワークaを配列した状態の要部を拡大して
示している。このワーク配列治具では、板状のフレーム
12の主面に縦横にワークaを収納するための凹部43
を配列していおり、図示の例では、直方体形のチップ状
部品であるワークaを収納するため、ワークaの縦横寸
法よりやや大きく、ワークaの高さより浅い矩形の凹部
43を設けている。さらに、このワーク配列治具11の
フレーム12の側面に窪んだ平坦な面からなる凹部16
が設けられ、この凹部16の平坦な面に識別手段として
のバーコード15が設けられている。このバーコード1
5は、前述のワーク配列治具11の例と同様にして、製
造ラインにおいて使用するワーク配列治具11の個体毎
に異なっており、これから読み取られるコードにより、
ワーク配列治具11の各個体を識別することができる。
【0028】このようなワーク配列治具11には、その
矩形の凹部43に各々直方体形のワークaが収納され、
配列される。そしてこの状態で、前述と同様にしてワー
クaの外観検査及びバーコード15の読み取りが行われ
る。その結果、バーコード15により読み取られたコー
ドにより、不良品及び良品とされたワークaの位置が個
々のワーク配列治具11毎にメモリに記憶される。そし
て、最終のマーキング工程において、前記バーコード1
5により読み取られた識別コードにより、個々の部品配
列治具11毎に例えば不良品と判断されたワークaの位
置が読み出され、これによって当該不良品と判断された
ワークaのみに選択的にマークが施される。さらに、こ
のマークにより不良品とされたワークaのみを選択的に
ワーク配列治具11から取り出し、その後残りのワーク
aを良品としてワーク配列治具11から取り出す。
【0029】前述した2つの例は、ワークaとして円柱
形及び直方体形のチップ状部品をワーク配列治具11に
保持し、検査し、ワーク配列治具11から取り出すもの
であった。他方、巻線インダクタ等の比較的大きな部品
については、図10〜図12に示すのと同様であって、
ワークの形状にあった凹部を配列したワーク配列治具を
用いることができる。さらに、プリント配線基板や混成
集積回路部品のようなより大きなワークについては、個
々のワークを収納するエリアを枠状に囲ったトレイ等を
ワーク配列治具として使用し、ワークを所定の配列状態
に揃えた状態で検査を行うこともできる。何れのワーク
配列治具も、バーコード等の識別手段を設け、その識別
手段から読み取られる個体別の情報により、検査結果を
照合し、不良品と良品とを各々分けてマーキングしたり
取り出したりすることは、前述の例と同様である。
【0030】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明ではワーク配
列治具11にバーコード15等の個体を識別可能な識別
手段を設け、各ワーク配列治具11に保持したワークa
を検査する毎に識別手段を読み取って、検査結果をコー
ド等で識別される個体識別情報毎に記録し、マーキング
工程や取出工程では、前記識別手段により読み取った個
体の識別情報により当該ワーク配列治具11から不良品
として取り出すべきワークaと良品として取り出すべき
ワークaとを区別して取り出す。このため、ワーク配列
治具11の送りの順序が違ってしまっても、またロット
変わりに際しても、間違いなくワークaを良品と不良品
とに分けて取り出すことができる。従って、ワークaの
正確な取り出しが可能になると共に、検査工程と不良品
の取出工程との自動化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるワーク配列治具にワークを保持し
た状態の例を示す斜視図である。
【図2】図1のA部拡大図である。
【図3】同工程において、ワークをワーク配列治具に保
持した状態を示す拡大断面図である。
【図4】本発明によるワーク検査方法の例において、ワ
ーク配列治具に保持されたワークを検査する工程の概略
側面図である。
【図5】本発明によるワーク検査方法の例において、前
記検査の後にワーク配列治具のバーコードを読み取る工
程の概略平面図である。
【図6】同工程において、ワーク配列治具に保持された
ワークの端部にペーストが塗布される様子を示す拡大断
面図である。
【図7】本発明によるワーク検査方法の例において、ワ
ーク配列治具に保持されたワークのうち、検査の結果不
良品と判断されたワークのみを選択的に取り出す工程の
概略一部縦断側面図である。
【図8】本発明によるワーク検査方法の例において、ワ
ーク配列治具に保持されたワークのうち、不良品として
取り出されなかった残りのワークを一括して取り出す工
程の概略一部縦断側面図である。
【図9】本発明によるワーク検査方法の例において、ワ
ーク配列治具に保持されたワークの検査工程とその取出
工程とのデータの処理系統を示すブロック図である。
【図10】本発明によるワーク配列治具の他例の斜視図
である。
【図11】同ワーク配列治具の凹部にワークを収納した
図10のB部分の拡大図である。
【図12】同ワーク配列治具の凹部にワークを収納した
状態の拡大斜視図である。
【符号の説明】
11 ワーク配列治具 14 ワーク配列治具の部品保持孔 15 ワーク配列治具のバーコード 16 ワーク配列治具の凹部 61 バーコードリーダ a ワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 日野原 進 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内 (72)発明者 桜井 源嗣 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内 (72)発明者 栗原 昭一 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワーク(a)を所定の配列状態で保持す
    るワーク配列治具において、フレーム(12)の外側
    に、各々のワーク配列治具を個体別に識別する識別手段
    が設けられていることを特徴とするワーク配列治具。
  2. 【請求項2】 識別手段がバーコード(15)であり、
    各ワーク配列治具の個体別にそのバーコード(15)か
    ら読み取られるコードが各々異なっていることを特徴と
    する請求項1に記載のワーク配列治具。
  3. 【請求項3】 フレーム(12)の側面に他の部分より
    窪んだ凹部(16)を設け、この凹部(16)に識別手
    段を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の
    ワーク配列治具。
  4. 【請求項4】 ワーク配列治具(11)にワーク(a)
    を所定の配列状態で保持する工程と、このワーク配列治
    具(11)に保持されたワーク(a)を検査する工程と
    を有し、ワーク配列治具(11)のフレーム(12)の
    外側に各々のワーク配列治具(11)を個体別に識別す
    る識別手段を設け、前記検査工程に前後してワーク配列
    治具(11)の識別手段を読み取り、この識別手段から
    読み取った各ワーク配列治具(11)の個体の識別情報
    毎に検査により特定されたワーク(a)の位置をメモリ
    に記録する工程を有することを特徴とするワーク検査方
    法。
  5. 【請求項5】 メモリに記録された情報により、各々の
    ワーク配列治具(11)に保持された良不良のワーク
    (a)の位置を特定し、それらを良品と不良品とに分別
    してマーキングし、またはワーク配列治具(11)から
    取り出す工程を有することを特徴とする請求項4に記載
    のワーク検査方法。
  6. 【請求項6】 識別手段がバーコード(15)であり、
    ワーク配列治具(11)の個体の識別情報がそのバーコ
    ード(15)から読み取られるコードであることを特徴
    とする請求項5または6に記載のワーク検査方法。
  7. 【請求項7】 検査工程で各ワーク配列治具(11)に
    保持されたワーク(a)の良不良を検査すると同時に、
    各々のワーク配列治具(11)の良品と不良品の数をカ
    ウントすることを特徴とする請求項4〜6の何れかに記
    載のワーク検査方法。
  8. 【請求項8】 ワーク(a)の取出工程は、各ワーク配
    列治具(11)の個体の識別情報毎の検査結果に従い不
    良品をワーク配列治具(11)から選択的に取り出す工
    程と、その後残りの良品を一括して取り出す工程とから
    なることを特徴とする請求項4〜7の何れかに記載のワ
    ーク検査方法。
  9. 【請求項9】 ワーク(a)のマーキング工程は、各ワ
    ーク配列治具(11)の個体の識別情報毎の検査結果に
    従い不良品とされたワーク(a)のみに選択的にマーク
    を施す工程であることを特徴とする請求項4〜7の何れ
    かに記載のワーク検査方法。
JP7352882A 1995-12-28 1995-12-28 ワーク配列治具及びワーク検査方法 Pending JPH09183025A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007166314A (ja) * 2005-12-14 2007-06-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd マイクロホン装置、マイクロホン組立て用トレイ、反転用プレート、およびマイクロホン装置の製造方法
JP2018128729A (ja) * 2017-02-06 2018-08-16 コニカミノルタ株式会社 工程監視装置、工程監視装置の制御方法およびプログラム

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