JP2000111613A - バーンインボード用ローダアンローダ装置 - Google Patents

バーンインボード用ローダアンローダ装置

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JP2000111613A
JP2000111613A JP10285084A JP28508498A JP2000111613A JP 2000111613 A JP2000111613 A JP 2000111613A JP 10285084 A JP10285084 A JP 10285084A JP 28508498 A JP28508498 A JP 28508498A JP 2000111613 A JP2000111613 A JP 2000111613A
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burn
socket
semiconductor device
loader
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JP10285084A
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English (en)
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Kazuo Kaneko
和夫 金子
Akio Imai
彰夫 今井
Masato Ito
正人 伊藤
Shuichi Kaneko
修一 金子
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Shinano Electronics KK
Japan Engineering Corp
Original Assignee
Shinano Electronics KK
Japan Engineering Corp
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 ローダアンローダ装置は、バーンインボ
ードに対する半導体デバイスの挿抜を行うための吸着ヘ
ッド手段を備えており、吸着ヘッド手段は、4個の吸着
ヘッドを有し、これら吸着ヘッドの中心を結ぶ線は実質
的に4角形を形成し、2辺となる2軸のピッチは、可変
とされている。さらに、ソケットの位置誤差やソケット
の損傷やデバイスの吸着位置の誤差等を検出して、それ
に応じて挿抜動作の制御を行えるようにする画像処理シ
ステムを備える。 【効果】 デバイスの挿入ミスを大幅に減少でき、デバ
イスの機能試験結果別の分類作業を含めて作業を高速化
でき、試験するデバイスの変更の段取り替えの時間を短
縮することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バーンインボード
のソケットに対して半導体デバイスを挿抜するためのロ
ーダアンローダ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】バーンインボードのソケットから、半導
体デバイスを1個又は2個を同時に抜去装着しテストバ
ーンイン装置の試験結果別に分類し、新たに未試験の半
導体デバイスをソケットに挿入装着する半導体デバイス
のローダアンローダ装置は知られている。
【0003】例えば、メモリ半導体の初期不良を温度と
電圧により加速して検出し、除去する工程をバーンイン
と言い、125度C程度の温度と通常使用より高い電圧
で、数時間から1週間かける。このバーンイン用のボー
ドのソケットにメモリ半導体を挿入実装し、同時に機能
試験別に抜去し分類する(6分類から10分類)。半導
体デバイスのローダアンローダ装置は、このような抜去
分類のために使用されるものである。大容量化するメモ
リ半導体の品質、信頼性確保のために、機能試験(メモ
リの回路が正常に作動するかの検査、書込みと読み出し
が、あらゆる条件で正しく行われるか試験)、不具合チ
ェックやウイークポイントの検証をする必要があり、こ
のような検証を行う装置を、本出願人等はテストバーン
インシステムと名付けている。このように大容量メモリ
半導体は、バーンインと呼ばれるスクリーニングを全数
実施する。バーンインとは、短時間高温動作であり、初
期故障モード不良の、最終検査での検出力を高めること
が目的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この種のバーンインボ
ード用ローダアンローダ装置の特性としては、短時間に
大量の半導体デバイスのバーンインテストおよび試験結
果別に分類して行くことができるように、バーンインボ
ードに対する半導体デバイスの挿抜動作を短時間にて大
量に扱えることが要求されている。また、半導体デバイ
ス供給トレーの格納枡のピッチと、バーンインボードの
ソケットのピッチは異なる場合が多い。それは、半導体
デバイスだけを格納するサイズと、半導体デバイスの端
子を接続するソケットとは、大きさが違うからである。
違うピッチ間を複数の半導体デバイスを同時に運び、抜
去と挿入装着するには、ピッチ変換装置が必要とされて
いる。
【0005】従来のバーンインボード用ローダアンロー
ダ装置は、1度にせいぜい1個または2個の半導体デバ
イスを抜去または挿入する程度のものであり、短時間に
大量に扱えるというような要求には必ずしも十分に応え
ているものではなかった。また、従来のバーンインボー
ド用ローダアンローダ装置は、汎用性のあるピッチ変換
装置を備えていないので、サイズの異なる半導体デバイ
スに対して容易には対応できないものであった。さらに
また、従来のバーンインボード用ローダアンローダ装置
は、バーンインボードのソケットの不良や配列位置の誤
差、バーンインボードのソケットに対する半導体デバイ
スの挿抜に使用する吸着ヘッドの位置誤差や吸着位置誤
差等に対応する十分な工夫がなされておらず、それらの
誤差による挿入ミスやその他の不具合を生じ易いもので
あった。
【0006】本発明の目的は、前述したような従来技術
の問題点を解消しうるようなバーンインボード用ローダ
アンローダ装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の一つの観点によ
れば、バーンインボードのソケットに対して半導体デバ
イスを挿抜するためのローダアンローダ装置において、
バーンインボードに対する半導体デバイスの挿抜を行う
ための吸着ヘッド手段を備えており、該吸着ヘッド手段
は、4個の吸着ヘッドを有しており、該吸着ヘッドの中
心を結ぶ線は実質的に4角形を形成し、2辺となる2軸
のピッチは、前記バーンインボードのソケットの位置に
応じて可変とされたことを特徴とする。
【0008】本発明の一つの実施の形態によれば、バー
ンインボード用ローダアンローダ装置は、前記バーンイ
ンボードのソケットの位置座標を計測するための画像処
理システムを更に備え、前記吸着ヘッド手段の2軸のピ
ッチは、前記画像処理システムで計測した前記バーンイ
ンボードのソケットの位置座標で、指定され伸び縮みさ
せられるように構成される。
【0009】本発明のさらに別の実施の態様によれば、
バーンインボード用ローダアンローダ装置は、前記バー
ンインボードのソケットに対する半導体デバイスの挿入
ミスをしたソケット位置座標を前記画像処理システムを
通して学習する学習手段を更に備え、該学習手段により
挿入ミスの学習に応じて、前記吸着ヘッド手段による挿
入態様を変更できるようにしている。。
【0010】本発明の別の観点によれば、バーンインボ
ードのソケットに対して半導体デバイスを挿抜するため
のローダアンローダ装置において、バーンインボードに
対する半導体デバイスの挿抜を行うための挿抜手段と、
前記バーンインボードのソケットの位置を計測するため
の画像処理システムとを備えており、該画像処理システ
ムは、前記バーンインボードの上部に横軸のトランスフ
ァを持つ移動カメラと、前記バーンインボードの下部に
少なくとも2台の固定カメラとを備えており、前記移動
カメラは、前記バーンインボードのソケットの位置を計
測し、前記固定カメラは、前記バーンインボードの移動
軸の傾きを計測し、前記挿抜手段は、前記画像処理シス
テムの計測結果に応じて制御されることを特徴とする。
【0011】本発明の一つの実施の形態によれば、バー
ンインボード用ローダアンローダ装置は、前記画像処理
システムは、前記バーンインボードと同様の形状のスケ
ールボードを備えており、該スケールボードを使用して
カメラ自身の移動軸の傾きを計測する。
【0012】本発明の別の実施の形態によれば、前記移
動カメラは、前記挿抜手段の移動より先に走る機構とさ
れている。
【0013】本発明のさらに別の実施の形態によれば、
前記挿抜手段は、4個の吸着ヘッドを有しており、該吸
着ヘッドの中心を結ぶ線は実質的に4角形を形成し、2
辺となる2軸のピッチは、前記バーンインボードのソケ
ットの位置に応じて可変とされており、前記画像処理シ
ステムは、前記4個の吸着ヘッドと半導体デバイスとの
チャッキング位置のズレを計測し且つ前記バーンインボ
ードの対応する4個のソケットの位置座標のそれぞれの
中心点を計測し、マトリクス演算を用いた座標変換を通
して、前記半導体デバイスのソケットに対する挿抜を制
御する。
【0014】本発明のさらに別の観点によれば、バーン
インボードのソケットに対して半導体デバイスを挿抜す
るためのローダアンローダ装置において、前記バーンイ
ンボードを所定の方向において搬送するボード搬送手段
と、前記所定の方向において間隔を置いて配置された抜
取り手段および挿入手段とを備えており、前記抜取り手
段および挿入手段は、それぞれ4個のヘッドを有してお
り、該ヘッドの中心を結ぶ線は実質的に4角形を形成
し、前記バーンインボードのソケットに対する前記半導
体デバイスの挿抜は、前記ボード搬送手段によって前記
バーンインボードを前記所定の方向において搬送させな
がら、前記抜取り手段による半導体デバイスの抜取り動
作および前記挿入手段による半導体デバイスの挿入動作
を繰り返すことによって行われることを特徴とする。
【0015】本発明の一つの実施の形態によれば、前記
ボード搬送手段は、前記所定の方向において前記バーン
インボードを前進後退を繰り返すようにして移動させ、
前記抜取り手段および挿入手段による前記半導体デバイ
スの挿抜は、基本的には、4個の半導体デバイスの単位
にて行われる。
【0016】本発明のさらに別の観点によれば、バーン
インボードのソケットに対して半導体デバイスを挿抜す
るためのローダアンローダ装置において、バーンインボ
ードに対する半導体デバイスの挿抜を行うための挿抜手
段と、前記バーンインボードのソケットの状態を検出す
るための画像処理システムとを備えており、前記画像処
理システムは、前記バーンインボードのソケットに不具
合があること、または前記バーンインボードのソケット
に半導体デバイスが挿入されていないことを検出したと
きには、前記挿抜手段を制御して当該ソケットへの半導
体デバイスの挿入動作または当該ソケットからの半導体
デバイスの抜取り動作を行わせないような制御を行うこ
とを特徴とする。
【0017】本発明の一つの実施の形態によれば、前記
バーンインボードには、予め損傷を受けているソケット
に光学的シールが貼り付けられる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、添付図面に基づいて、本発
明の実施の形態について、本発明をより詳細に説明す
る。
【0019】図1は、本発明の一実施例としてのバーン
インボード用ローダアンローダ装置の全体構成を示す概
略平面ブロック図である。この図1に示されるように、
この実施例のバーンインボード用ローダアンローダ装置
は、複数のバーンインボード10を収納したキャリアラ
ック20を収納して運搬するための台車30と、台車3
0からキャリアラック20を受け取るキャリアラックス
トッカ40と、キャリアラックストッカ40からキャリ
アラック20を受け取るキャリアラックエレベータ50
と、キャリアラックエレベータ50のキャリアラック2
0からバーンインボード10を引き出して搬送するボー
ド搬送ユニット60と、移動カメラ71を設けたカメラ
トランスファ70と、抜取りヘッド90を設けた抜取り
トランスファ80と、挿入ヘッド110を設けた挿入ト
ランスファ100と、空トレートランスファ120と、
収納Zシャトル130と、第1収納トランスファ140
と、第2収納トランスファ150と、収納トレー160
を含む収納トレーエレベータ170と、収納ヘッド18
0と、供給トランスファ200と、位置決めO/Sシャ
トル210と、供給トレーエレベータ220と、供給ヘ
ッド230と、NGポケット240と、空トレーエレベ
ータ250を、主として備えている。
【0020】次に、このような全体構成のバーンインボ
ード用ローダアンローダ装置の各構成部分について順に
説明していく。先ず、図2は、図1の装置の構成部分の
うちの、バーンインボード10を収納したキャリアラッ
ク20を収納して運搬するための台車30と、台車30
からキャリアラック20を受け取るキャリアラックスト
ッカ40との関係を説明するための概略斜視図である。
この図2によく示されるように、キャリアラック20
は、例えば、10〜12枚のバーンインボード10を段
重ねにて収納する構造とされている。一枚のバーンイン
ボード10は、アルミリブで縁取られた基板11上に、
一度に半導体デバイスを大量に検査するため、多数の半
導体デバイスを挿着できる多数のソケット12をマトリ
クス状に配設しており、一端に取手13、他端にテスト
装置への接続のためのエッジコネクタ部14を備えてい
る。
【0021】台車30は、バーンインボード10を収納
したキャリアラック20を2個収納して、手押しにて搬
送できるようにしたものである。キャリアラックストッ
カ40は、台車30からキャリアラック20を受け取
り、キャリアラックエレベータ50へと引き渡していく
ためのものである。このキャリアストッカ40は、2段
構造とされており、各段には、ローラ41と、キャリア
ラック20を固定するシリンダ42と、ガイド43と、
キャリアラック20を搬送するコンベア44とが設けら
れている。キャリアラックストッカ40の外側面には、
コンベアのリバーシブルモータのためのスイッチ45が
設けられており、前面の下縁には、台車30の前面下縁
の対応する位置に設けられた位置決め突部(図示してい
ない)のためのガイド46が設けられていて、台車30
とキャリアラックストッカ40との正確な接続が案内さ
れるようになっている。また、キャリアラックストッカ
40の前面下縁には、センサ47が設けられていて、台
車30との接続の有無を感知する。上部に設けられたパ
トライト49は、挿入ミス、抜取りミス、トレー終了、
キャリアラック終了等を表示できるようにしている。さ
らにまた、キャリアラックストッカ40の前面には、不
使用時にその開口を閉じるためのドア48が設けられて
いる。この実施例では、台車30は、手押しにてキャリ
アラックストッカ40へ接続するようなものとして説明
したのであるが、自動的に移動させて接続できるAGV
(搬送ロボット)対応にすることもできる。
【0022】図3は、キャリアラックストッカ40とキ
ャリアラックエレベータ50との関係を説明するための
部分概略図である。図3によく示されるように、キャリ
アラックエレベータ50は、キャリアラックストッカ4
0の上段と下段との間で上下に移動できるようにされた
ガイド51を有するローラ棚52を備えている。このロ
ーラ棚52は、キャリアラックストッカ40の上段およ
び下段からのキャリアラック20を受け取って、ボード
搬送ユニット60へと接続するためのものである。ロー
ラ棚52は、ベース53に設けられたLMガイド54に
そって上下に案内移動させられるようになっており、こ
の実施例では、ローラ棚52に取り付け固定されたボー
ルねじナット55に係合したボールねじ56をカップリ
ング57を介してパルスモータ58にて回転駆動するこ
とにより、上下移動させられるようになっている。参照
符号59は、バーンインボードを揃えるプレートガイド
を示している。キャリアラックエレベータ50の後端に
は、バーンインボード10を引き出す部分50Aが与え
られている。
【0023】図4は、キャリアラックエレベータ50と
ボード搬送ユニット60との関係を説明するための部分
概略図である。図4によく示されるように、このボード
搬送ユニット60は、前後に設けられた軸受61の間
に、バーンインボード10の搬送方向、すなわち、長手
方向(ここでは、Y軸という)にそって配設されたボー
ルねじ62を備えている。このボールねじ62には、キ
ャリアラックエレベータ50のローラ棚52上のキャリ
アラック20から1枚ずつバーンインボード10の縁端
をつかんで引き出していくようにするツメ63が係合さ
せられている。ボールねじ62を適当な駆動モータ、例
えば、パルスモータにより回転駆動させることにより、
ツメ63がこのボールねじ62の延長方向、すなわち、
Y軸方向へ移動させられていくことにより、バーンイン
ボード10がキャリアラック20からY軸方向へと移動
させられていく。このY軸方向の移動量を表す信号を発
生するためのエンコーダ64が設けられている。このボ
ールねじ62の両側には、シリンダ65によって下から
押されるプレート66が設けられており、これらプレー
ト66の上には、上から後述する吸着ヘッド等でバーン
インボード10が押されたときに、そのバーンインボー
ド10が撓まないようにするクッション67が多数配設
されている。プレート66の両側には、バーンインボー
ド10のガイド溝68と、LMガイド69とが設けられ
ている。
【0024】図5は、ボード搬送ユニット60と、移動
カメラ71を設けたカメラトランスファ70と、抜取り
ヘッド90を設けた抜取りトランスファ80と、収納Z
シャトル130と、位置補正用の固定カメラ75との関
係を説明するための概略部分図である。この図5によく
示されるように、カメラトランスファ70は、移動カメ
ラ71をボード搬送ユニット60によるバーンインボー
ド10のY軸方向への移動を横切るような方向、すなわ
ち、X軸の方向へ移動させるように、ボード搬送ユニッ
ト60の上方に設けられている。同様に、抜取りトラン
スファ80は、抜取りヘッド90をボード搬送ユニット
60によるバーンインボード10のY軸方向への移動を
横切るような方向、すなわち、X軸の方向へ移動させる
ように、ボード搬送ユニット60の上方であって且つカ
メラトランスファ70より下方に設けられている。この
実施例の抜取りヘッド90は、4個の吸着ヘッド91を
有しており、これら吸着ヘッド91の中心を結ぶ線は実
質的に4角形を形成し、2辺となる2軸のピッチは、バ
ーンインボード10のソケット12の位置に応じて可変
とされている。したがって、この抜取りヘッド90は、
4個の吸着ヘッド91をそれぞれバネ92を介してZ軸
エアシリンダ93に取り付けており、X軸、Y軸方向で
の移動を案内するLMガイド94を備えており、さら
に、Z軸ステッピングモータも備えている。一方、収納
Zシャトル130は、ベルト131上に吸着ヘッド13
2有していて、矢印を付して示すように、90度旋回し
て半導体デバイスの向きを変えることができるようにな
っている。これらの詳細動作については、後述する。
【0025】図6は、抜取りトランスファ80と、収納
Zシャトル130と、第1収納トランスファ140と、
第2収納トランスファ150と、収納トレー160を含
む収納トレーエレベータ170と、収納ヘッド180と
の関係を説明するための部分概略図である。
【0026】図7は、収納Zシャトル130の詳細構造
を示す概略部分斜視図であり、この図7によく示される
ように、収納Zシャトル130は、Zモータ133によ
って駆動されるベルト134によって90度旋回および
上下移動させられるヘッド132を有している。ヘッド
132の上下移動は、LMガイド135によって案内さ
れるようになっている。
【0027】図8は、第2収納トランスファ150と第
2収納トレー160との関係を説明するための概略部分
斜視図である。第2収納トランスファ150は、ベルト
151にてY軸、X軸に移動される吸着ヘッド152を
備えており、この吸着ヘッド152は、Z軸モータ15
3により上下方向、すなわち、Z軸方向にも移動させら
れるように構成されている。
【0028】図9は、空トレートランスファ120と、
供給トレーエレベータ121と、収納トレーエレベータ
122と、空トレーエレベータ260との関係を説明す
るための概略部分図である。この空トレートランスファ
120は、空トレーを「供給」から「空」へ、「空」か
ら「収納」へと移送するためのものである。
【0029】図10は、ボード搬送ユニット60による
バーンインボード10の搬送と、挿入トランスファ10
0と、挿入ヘッド110と、位置決めO/Sシャトル2
10と、NGポケット240との関係を説明するための
概略部分図である。図10において、参照符号211
は、DCテスターヘッドを示している。
【0030】図11は、挿入トランスファ100に設け
られてX軸方向に移動させられる挿入ヘッド110の詳
細構造を示す図である。図11によく示されるように、
この挿入ヘッド110は、4個の吸着ヘッド111を有
しており、これら吸着ヘッド111の中心を結ぶ線は実
質的に4角形を形成し、2辺となる2軸のピッチは、バ
ーンインボード10のソケット12の位置に応じて可変
とされている。したがって、この挿入ヘッド110は、
4個の吸着ヘッド111をそれぞれバネ112を介して
Z軸エアシリンダ113に取り付けており、X軸、Y軸
方向での移動を案内するLMガイド114を備えてお
り、Z軸ステッピングモータ115およびXまたはYモ
ータ116およびベルト117も備えている。吸着ヘッ
ド111は、NGデバイスをNGポケット240へ落と
してバーンインボード10上へ移行するようになってい
る。
【0031】図12は、位置決めO/Sシャトル210
と、DCテスター211と、供給トレーエレベータ12
1と、供給トランスファ200と、供給ヘッド230と
の関係を説明するための概略部分図である。
【0032】図13は、位置決めO/Sシャトル210
の詳細構造を示す部分概略図である。図13によく示さ
れるように、位置決めO/Sシャトル210は、LMガ
イド212にそってタイミングベルト214により移動
されるDCテスターヘッド211および90度旋回ヘッ
ド213を備えており、Z軸モータ216により上下に
移動させられる吸着ヘッド215を備えている。挿入ト
ランスファ200は、供給ヘッド230を用いて供給ト
レー1、2から位置決めO/Sシャトル210へ供給す
るものである。
【0033】図14は、供給トレーエレベータ220の
概略構造を略示しており、この供給トレーエレベータ2
20には、バーンインテストすべき多数の半導体デバイ
ス1をマトリクス状に配列収納した供給トレー122が
重ねて収納されており、供給トレー122は、供給トレ
ーエレベータ121内において、リバーシブルモータと
ボールねじとにより上下動させられるようになってい
る。
【0034】次に、このような全体構成を有するバーン
インボード用ローダアンローダ装置の詳細動作につい
て、本発明が関与する部分について詳細に説明するので
あるが、その前に、バーンインボードに対する半導体デ
バイスの正確で迅速な挿抜を行わせる上で重要な要因と
なるバーンインボードのソケットの配列誤差等について
説明しておく。
【0035】図15から図17は、バーンインボードに
おけるソケットの配列部分を部分的に平面で示してい
る。前述したように、バーンインボード10の基板11
上には、通常、100個前後のソケット12がマトリク
ス状に配設されている。このようなバーンインボード1
0は、基板11とソケット12、ソケット12とソケッ
ト12等の相対角度、間隔等には、どうしても構造上の
誤差が生じてしまっている。図15は、ソケット12の
基板11に対する相対角度θにどうしてもバラツキがあ
ることを示している。図16は、基板11の端面基準1
1Aからソケット12の中心位置までの座標誤差が±0.
1程度どうしてもあることを示している。その上、基板
11の端面基準11Aは、経年変化し減ってくるもので
もある。図17は、ソケット12とソケット12のズレ
の誤差もあることを示しており、寸法A、B、C、D
は、±0.3程度ある。なお、「ボードの設計基準書」で
は、ソケット実装精度(バラツキ)は、目標、±0.3で
ある。基準孔は、公差0〜+0.05、ピッチ公差±0.1
である。ボード端面基準と、ソケットとソケットの位置
の誤差は、累積で±0.4もありうる。
【0036】次に、本発明において抜取りヘッド90お
よび挿入ヘッド110として使用する吸着ヘッドの構造
例について説明する。図18は、前述したようなバーン
インボード10上のソケット12に対する吸着ヘッド9
1または111の位置関係を示している。図18に示さ
れるように、この吸着ヘッドは、半導体デバイスを4個
同時に吸着できるようにしたもので、ヘッド自体は、マ
イナスエアー(バキューム)にて作動するものでよい。
これら4個の吸着ヘッド91または111は、吸着ヘッ
ドの中心を結ぶ線は実質的に4角形を形成し、2辺とな
る2軸、すなわち、X軸およびY軸のピッチは、点線で
示すように可変とされている。これは、前述したような
バーンインボードの基準とソケットの位置の誤差と、ソ
ケットとソケットの誤差を後述するような画像処理で検
出し計測して、これに対応させて吸着ヘッドのピッチを
変えることができるようにするためである。このような
吸着ヘッドの2軸の補正だけでは、不足する場合がある
が、それを補う方法については後述する。吸着ヘッドの
2軸のピッチは、例えば、12mmから45mmまで移動す
る。これは、トレーでの半導体デバイスの配列ピッチか
ら、バーンインボードでのソケットのピッチまでに対応
している。本発明において使用する吸着ヘッドの構造
は、ソケットを開ける機能を除いて、ほとんど同じヘッ
ド構造とし、4個を共通の設計とすることができる。ト
レーからテスター、テスターからボードへの供給、ボー
ドからシャトル、シャトルからトレーへの収納等の操作
にも同様のヘッド構造を使用できる。
【0037】従来のICローダアンローダ装置に使用さ
れているヘッド構造は、2個または4個の横並びで固定
のものであり、前述したような4個の2軸移動のヘッド
は使用されたことがない。従来の如く、横並び4個の場
合では、バーンインボードのソケットの座標は、4の倍
数しか使えない。本装置では、一つの半導体デバイスを
基準にして(XとYの原点)残り3個のソケットの誤差
がある位置への移動は軸不足で、平均の位置とする(図
19参照)。将来、移動軸の追加、θ軸の追加(旋回)
も考えられるが、挿入ミスを学習し、その画像処理から
生データを記憶、挿入できない誤差と判断したら2度で
挿入(3個挿入し、さらにヘッドを移動してもう1個挿
入とする)(図20参照)。また、Z軸が下降端までい
かない時は、半導体デバイスがソケットに乗り上げてい
ると判断し停止する。この挿入ミスの履歴を作る。ソケ
ットを壊さないために、Z軸にはバネ92または112
を設けておくとよい。
【0038】半導体デバイスの種類(サイズが違う)に
よって、トレーの枡状の、位置のピッチは代わる。ソケ
ットのサイズも変わる。ソケットの位置の座標も変わ
る。検査する半導体デバイスの変更の「段取り替え」に
対応する制御ソフトは、タッチパネルで指定できるよう
にすることが考えられる。ヘッドの2軸のピッチは、
「荒位置」としての座標に移動し、画像処理で処理され
た位置に修正される。
【0039】次に、本発明による画像処理について説明
する。本発明において行う画像処理は、固定カメラ75
だけでなく、カメラトランスファ(短軸ロボット)70
に設けられた移動カメラ71も使用するもので、移動カ
メラ71は、バーンインボード10上のソケット12の
位置を計測する。本来はバーンインボードの挿入位置で
計測するべきであるが、以下の理由で抜く位置で計測す
る。本発明においては、抜く位置から挿入位置へボード
が搬送され、又抜く位置へ戻る。これを繰り返すのであ
る。 1)抜く時にソケットに半導体デバイスがあるか、ない
か、カメラで確認する(通常、有無検査は、画像処理の
アプリケーションである)。ない時は、抜く動作(バキ
ューム)をしない。 2)ソケットが不良の場合、ソケットに光学的マークを
貼り付けておき、これを確認し抜く動作をしない(通
常、マーキング有無検査は、画像処理のアプリケーショ
ンである)。 3)ソケット位置を計測し(通常、高精度の位置ズレの
計測も、画像処理のアプリケーションである)、計算す
るのに1秒近くかかる(将来は、0.2秒目標)。2秒タ
クトで挿抜(ローダアンローダ)するので、時間的に余
裕がない。この移動カメラ71は、抜く側の抜取りトラ
ンスファ80の上部にあり、いつも抜くヘッドより先に
走るようになっている。X軸を抜取りトランスファ80
による移動、Y軸をボード搬送ユニット60によるバー
ンインボード10の移動により、抜くソケットへの「荒
位置」への位置決めをする。挿入する(吸着)ヘッドの
X軸とY軸の、ズレの微動分の計測をする。
【0040】この画像処理のトランスファは、組立て時
や、装置の輸送上の狂いが出て客先で設置時に画像処理
で補正して使用する必要がある。狂い(傾き)は、図2
1に略示するように、スケールプレートボード72を使
用することによって補正されうる。図21は、カメラト
ランスファ70に設けられた移動カメラ71の下に配置
されたスケールプレートボード72を平面的に示してい
る。このスケールプレートボード72は、バーンインボ
ード10と同じサイズ形状に形成されている。ソケット
に挿入された半導体デバイスの位置の高さに透明の板
(アクリル等樹脂またはガラス)を固定し、マーク72
Aを印刷することによって、このスケールプレートボー
ド72は作製しうる。図21において、θは、カメラの
移動軸の傾きを示している。この傾きの補正は、装置の
経年変化にも対応する。
【0041】図22は、このようなスケールプレートボ
ード72の詳細を示しており、例えば、マーク点72A
の直径は、2mm、ピッチは、5mmとしている。このマー
ク点72Aの製作上の精度は、長さ300mmに対し、直
角度、平行度±0.05mmである。その理由は、ソケット
の位置誤差は、累計で±0.5mmまでであるからである。
移動軸の分解能は、0.02mmであり、一桁上位の精度と
した。
【0042】前述したように、ボード搬送ユニット60
の抜く位置で、ソケットの位置の誤差の測定をする。挿
入する位置まで、本装置は、145mm+α分進行する。
また、抜く位置へ戻る時は、145mmである。α分は進
む分で、ボードの縦方向(Y軸)のソケットのピッチ分
である。バーンインボードは、半導体デバイスを挿抜し
ながら、行ったり来たりして、ソケットのピッチ分進む
のである。このボードの搬送(移動)の軸の傾きを検出
する。これは、ボードのソケットの位置の誤差ではな
く、ボード搬送のユニットとしての傾きである。経年変
化での傾きの検出もする。これをY軸とする。図23
は、このようなボード搬送の移動軸(Y軸)の傾きを例
示している。
【0043】バーンインボードの移動軸の傾きの検出
は、固定された位置に設置した固定カメラ75(図5参
照)を使用しスケールプレートボード72で検出する。
先ず、スケールプレートボード72のマーク点72Aを
固定カメラ75を用いて画像処理する。次に、スケール
プレートボード72を移動させ、同じマーク点を画像処
理に入力し、マーク点のズレで傾きを検出する。この固
定カメラ75は、ボード搬送ユニット60の上部では、
トランスファ、ヘッドが邪魔(干渉)で、固定してボー
ドが見渡せる位置が無く、下側に2台を固定し、ボード
半分づつを担うようにしている。したがって、スケール
プレートボード72は、上の移動カメラ71と下の固定
カメラ75との連動ができるように、透明のアクリルか
ガラスにマーク点を印刷したものとしている。着色した
黒い板にマーク点として、穴を開けるのもよい。
【0044】もう一つ考慮するべきこととして、挿入ト
ランスファ100の、2軸ロボットのX軸の傾きがある
(Z軸は垂直との前提とする)。挿入ヘッド110のX
軸の、移動軸の検出は、固定された2つの固定カメラ7
5でヘッド位置と、スケールプレートボード72のマー
ク点72Aの軸とのズレで傾きを検出する。X軸とY軸
は、先の吸着ヘッドの2軸にもある。この傾きは、無い
前提とする。供給トレー、収納トレー、O/Sテスター
シャトル、収納シャトル等の平行度、直角度は、400
mmに対し、±0.02mmで、位置決めピン(ハメアイH
7、h7)で組立て、傾きはない前提とする。
【0045】図24は、以上述べたようなスケールプレ
ートボード72でボード搬送ユニット60(Y軸)の傾
きの検出する態様を立体的に略示している。また、図2
5は、挿入トランスファ100の(X軸)傾きを検出す
る態様を正面図にて略示しており、図26は、挿入トラ
ンスファ100の(X軸)傾きを検出する態様を平面図
にて略示している。
【0046】最後に、4個の半導体デバイスを挿入ヘッ
ド110の各吸着ヘッド111でチャッキングした位置
を、ボード搬送ユニット60の下側の固定カメラ75で
検出する。図27は、この態様を平面的に示している。
吸着ヘッド111は、バキューム(マイナスエアー)し
て、半導体デバイスを吸着してから挿入トランスファ1
00で移動して、バーンインボード10のソケット12
の上に行く。半導体デバイスは、O/Sテスターシャト
ル210で位置決めされている。シャトル210には、
半導体デバイスが蟻地獄のように、逆台形状のテーパに
落ち込み、吸着されるのを待っている。この位置のズレ
は、設計上問題にならない程小さいが、バキュームチャ
ックの欠点は、半導体デバイスが極めて軽いので舞い上
がり、ズレてしまうことである。それでは、ティーチン
グだけでは、位置決めができない。吸着ヘッド111の
レベルは、半導体デバイスを受け渡す面から、半導体デ
バイスの底面まで1mm空けるよう調整される。挿入する
時は落とすことになり、吸着する時は、半導体デバイス
は浮き上がる。従来は、吸着ヘッドを、このシャトルに
位置決め治具(設計必要)に置き、中心を合せ、ティー
チングする。4個の半導体デバイスの中心は、このシャ
トル上では、固定され決まっているが、ヘッドは2軸で
の移動軸を持つので、シャトルと同じピッチに移動しボ
ード搬送ユニット60の下側の固定カメラ75で、中心
位置を検出する。前述したバーンインボード10のソケ
ット4個の、2軸の平均位置の中心に、今、検出したヘ
ッドの中心を合わせる。この検出は、段取り替えの際に
実施する。スケールプレートボード72の下側のアルミ
板には、マーク点位置に四角形の穴が必要であり、同じ
ようにボード搬送ユニットにも同じ位置に穴が必要であ
る。
【0047】図28は、前述したような挿入ヘッドに吸
着された半導体デバイスの検出態様を示す正面図であ
り、図29は、それら半導体デバイスの中心点の検出態
様を示す平面図である。ボード搬送ユニット60の下側
に配置された固定カメラ75は、吸着ヘッド111に吸
着された半導体デバイスの位置を前もって試験して検出
してそれらの位置を記憶しておき、その記憶値を、後の
実際の動作時に位置補正値として使用するようにするこ
とができるものである。
【0048】このような画像処理システムを用いて、半
導体デバイスのソケット位置の補正は、前述したような
バーンインボードの基準からの傾き誤差、ソケット位置
の誤差の累計を、挿抜の抜く度に検出する。ボード搬送
ユニットの移動軸の傾き(Y軸)、カメラトランスファ
の傾き(X軸)、挿入ヘッドのトランスファの傾き(X
軸)、デバイスのチャッキングの、中心点の検出を求め
て、マトリクス演算を用いた座標変換に使用する。全て
の計算後にデバイスは、バーンインボードのソケット
に、ミスなく挿入される。設計仕様では、これをジャム
率とし、1/3000とした。挿入タクト、O/Sテス
ト、抜き取りタクト、下側の3枚の収納トレーへのソー
ター(選別)は2秒である。実際は、ボードの交換、ト
レーの交換、NGデバイスの収納、ラックの交換等の時
間があるが、それらを除けば、挿抜の合計は、1440
0個/時間(UPH)である。
【0049】最後に、前述したような本発明によるバー
ンインボード用ローダアンローダ装置の全体の動作につ
いて、例として、半導体デバイスを高速で同時挿抜で6
分類する場合について、まとめて説明する。本装置は、
本出願人等によるプロフィット(テストバーンイン装
置)とネットワークし、半導体デバイス(IC、TSO
P)を抜き取り、試験結果による等級別に6分類して収
納トレーに収納していくものである。デバイス供給のト
レーと同じレベルのトレーエレベータ(ストローク30
0mm、トレー35枚)は、3基(収納トレー1、2、
3)とし、第2収納トレーは、その上部に3枚を置く
(収納トレー4、5、6)。供給トレーエレベータは、
2基とし、2秒タクトで、半導体デバイスをバーンイン
ボードのソケットに挿抜を交互にする。
【0050】バーンインボード10のキャリアラック2
0は、キャリアラックストッカ40に上下2段を同時に
セットできる。専用の台車30は、キャリアラック20
を2個同時に出し入れできる。
【0051】事前チェックとして、半導体デバイスをバ
ーンインボード10のソケット12へ挿入する前に、O
/S(Open-Short)テストを含むDCテストを行い不良
(NG)デバイスを取り除く。供給トレーエレベータ2
20の一番上のトレーのデバイスを4個づつ、供給トラ
ンスファ200と供給ヘッド230が、位置決めO/S
コンタクトシャトル210へ運ぶ。各ユニットの動作の
2秒タクトと同じ2秒でテストを行う。
【0052】DCテスター211によるO/Sを含むD
Cテストは、合格したデバイスのみをバーンインボード
10のソケット12に実装することにより、バーンイン
中に発生する、列フェイル(ボードのソケットのY列の
列ごと不良と判断)及びブロックフェイル(X行とY列
が両方不良と判断)を、軽減することが目的である。勿
論、NG(不良)デバイスをバーンイン前に取り除くこ
とが一番の目的である。
【0053】DCテストのIC対象ピン数については、
制御ピン、I/Oピン用は64ピンであり、OEピン用
は、1ピン、デバイス電源用ピンは、4ピン、合計69
ピンであり、これが、2回路ある。DCテスト時間につ
いては、0.5秒/4個であり、4個を2個づつに分けて
試験する。
【0054】DCテスト試験項目としては、以下の6項
目である。 1)コンタクトチェック 2)リーク電流チェックH/L(I/O系) 3)リーク電流チェックL/H(I/O系) 4)リーク電流チェックH/L(制御系) 5)リーク電流チェックL/H(制御系) 6)スタンバイ電流コンタクトチェック
【0055】キャリアラックエレベータ50は、前述し
たように、キャリアラックストッカ40から、箱状のキ
ャリアラック20を1台引き出し、バーンインボード搬
送ユニット60にバーンインボード10を1枚づつ搬送
ユニット60のレベルを合わせるために、キャリアラッ
ク20を上下動させ、バーンインボード10をボード搬
送ユニット60に送るためのものであり、パルスモータ
58、ボールねじ56、エンコーダ、モータドライバー
等で構成されている。
【0056】ボード搬送ユニット60は、キャリアラッ
クエレベータ50からバーンインボード10を引き出
し、バーンインボード10のソケット12から半導体デ
バイスを挿抜する2種のヘッド、すなわち、抜取りヘッ
ド90および挿入ヘッド110の位置に前後動させるユ
ニットであり、進行方向には、“145mm+α”進み、
後退は、”145mm”である。そのαは、ボードのY列
のソケットのピッチ分である。このボード搬送ユニット
60は、前述したように、パルスモータ、ボールねじ6
2、エンコーダ64、モータドライバ等で構成される。
このボード搬送ユニット60は、バーンインボード10
の端面を基準にするために、両サイドのアルミ板に形成
したガイド溝68にバーンインボード10の縁部を差し
込み、このうちの片面をエアーシリンダー65で移動さ
せて固定し、バーンインボード10の位置決めを行う。
本装置では、キャリアラックエレベータからボードを引
き出すステッピングモータと、ボード搬送の前後移動用
のパルスモータと、2階建て構造としたが、一つのパル
スモータで兼用することも考えられる。
【0057】バーンインボードのIDの読取りについて
説明するに、バーンインボード10のアドレスの読み込
みは、ボード搬送ユニット60のバーンインボードの固
定位置のコネクタの接続による。従来においては、キャ
リアラックエレベータの位置でボードIDの読み取りを
していたが、欠点があった。その欠点は、何かの理由
で、途中でボードを抜き出した場合に、IDをクリアー
しないと、テストバーンインの試験結果別の収納に、ミ
スが起きる。本装置は、まさに、挿抜しているボードI
Dをリアルタイムで確認して、ソーター(選別)してい
る。
【0058】NGポケット240と挿入について説明す
るに、DCテスト後、NGデバイスをNGポケット24
0へ入れる。4個のデバイスをチャッキングしている
が、NGデバイスを、挿入トランスファ100と挿入ヘ
ッド110がバーンインボード10へ運ぶ途中で落と
す。それで、挿入ヘッド110の吸着ヘッド111に
は、4個のデバイスのうち、NGの数量分は不足してい
るが、バーンインボード10のソケット12に、挿入ト
ランスファ100と挿入ヘッド110で挿入する。ボー
ド10のソケット12には、NGのデバイス数量分は、
いったん挿入されないことになる。ボード10への4個
づつの挿入が完了後(NGは別だが)、次に4個のデバ
イスをチャッキングして、1個づつ空いているソケット
12へ挿入する。この動作を、空になっているソケット
の数量分を繰り返す。従来は、4個のデバイスのDCテ
ストを行い、一つでもNGがあると4個をNGとした
り、又は4個のうち1個にNGがあると、3個を挿入
後、1個のDCテストをして、1個だけを挿入してい
た。本装置は、4個のDCテスト後、1個づつ実装され
ていないソケットに挿入する。挿入トランスファ100
の挿入ヘッド110は、いちいちDCテスター211の
シャトルに戻らない分、時間短縮される。
【0059】NG収納と挿入の別パターン選択について
説明する。テストするデバイスのうちNGの比率が多い
時は、NGポケット240に落とさないで、いったんボ
ード10のソケット12に挿入してしまう。ボード搬送
ユニット60は、行ったり来たりの往復運動をしている
ので、必ず抜取りの位置に戻る。ただし一歩進んでいる
から、デバイスを抜いていないソケットX行位置に戻
る。これをソケットの、“ボードのY列のピッチ分プラ
ス145mm ”を戻し、再抜取りして、第2収納トレー
に運ぶ。全て挿入後に、NGだけをまとめて抜いて、再
挿入も選択できる。NGデバイスが4〜6%は、NGポ
ケット240へ、NG7%〜20%は、NG分をソケッ
トのピッチ分を戻し収納後に挿入、NG20%〜40%
は、まとめて抜取り、再挿入とする。
【0060】次に、収納について説明するに、バーンイ
ンボード10のソケット12から抜取りしたデバイス
は、収納トレーにテストバーンインのテスト結果に従い
分類して収納するのであるが、6分類のうち3分類は、
第2収納(Z)シャトル130と第2収納トランスファ
150から収納トレー4、5、6へ収納される。このト
レーは、1枚づつ置いてあり、重ねていない。第2収納
トレーは、NG用の収納トレーになることもある。
【0061】空トレーストッカについて説明するに、空
トレーを収納/待機させる空トレーエレベータ260
は、ストローク300mmで、トレー35枚収納できる。
【0062】空トレートランスファ120は、供給トレ
ー1、2のデバイスが空になれば、この空トレーを空ト
レーエレベータ260に運ぶ。収納トレーのデバイスが
満杯になれば、空のトレーを運ぶ。供給トレーエレベー
タ220は、通常は上昇し、空トレーエレベータ260
は、上下動し、また、収納トレーエレベータ1、2、3
は、通常下降する。空トレートランスファ120は、他
の供給トランスファ200と収納トランスファ140と
干渉するので移動時は制御する。
【0063】従来においては、抜取りヘッドおよび挿入
ヘッドとして2個又は4個の吸着ヘッドを横に並べた型
のものが使用されていたのに対して、本装置において使
用する抜取りヘッドおよび挿入ヘッドは、4角形の4隅
に吸着ヘッドがあり、この4角形が大きくなったり、小
さくなったりの、辺の長さを変更するスライド軸を持つ
型のものとしている。この特徴は、デバイスが変更にな
れば(段取り替え)、トレーのデバイスの、位置のピッ
チが変わるし、又ボードのソケットの、位置(座標のピ
ッチ)が変わるが、同じヘッドで対応できるようにす
る。同じように、DCテスター211の4個のテストヘ
ッドのピッチも変更しなくて良い。このような型のヘッ
ドは、ステッピングモータとタイミングベルトとボール
ねじとLMガイドで構成できる。
【0064】ボード搬送ユニット60と挿入トランスフ
ァ100と供給トランスファ200とについて説明する
に、従来においては、バーンインボード10を固定して
(動かない、動くのはボード交換時だけ)、XとYの2
軸のロボットで抜取りと挿入のソケット位置への位置決
めをしていた。すなわち、ボードからデバイスを抜くだ
けで、ボードへ挿入だけと、別の位置で2軸(正しくは
3軸、Z軸がある)のロボットで挿抜作業をしていた。
これに対し、本装置では、同時に(2秒のタイムラグは
あるが)2秒タクトで挿抜する。
【0065】これで、ボード1枚の挿入時間だけ、タイ
ムロスがない。ボードからデバイスを抜き終わる2秒後
には、挿入も完了していることになる。従来は、ボード
からデバイスを抜き終わって、ボード1枚分の挿入が完
了するまで、キャリアラック1箱が完了しない。本装置
は、キャリアラック1箱あたり、1ボード分の挿入時間
が短縮される。例として、1枚のボードあたり100個
のソケットとすれば、4個づつ挿入であるから、NGデ
バイスが無ければ25秒の時間短縮となる。
【0066】台車30とキャリアストッカ40のセンサ
47との関係について説明するに、本装置では、専用の
台車30で、バーンインボード10のキャリアラック2
0を2箱づつ運び、エージングテスト装置や本装置へと
出し入れできるようにしている。この時、本装置のキャ
リアラックストッカ40の前面には、台車30を感知す
るセンサ47が設けられており、台車30の雌ガイドと
キャリアラックストッカ40の雄ガイド46とが接続さ
れないと、キャリアラック20の移動の、コンベアベル
ト44のリバーシブルモータが回転しないようになって
いる。逆に、キャリアラックストッカ40内のキャリア
ラック20を、コンベアベルト44で台車30内に移動
させる場合にも、台車30が接続していないと、コンベ
ア回転用スイッチ(正と逆)45に通電しないようにな
っている。これにより、キャリアラック20が台車30
内へ入らずに、外部に落下してしまうことが防止されて
いる。
【0067】
【発明の効果】バーンインボードのソケットの座標位置
誤差による半導体デバイスの挿入ミスを大幅に減少さ
せ、同時に行う半導体デバイスの機能試験結果別の分類
作業を含めて作業を高速化することができ、試験する半
導体デバイスの変更の段取り替えの時間を短縮すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としてのバーンインボード用
ローダアンローダ装置の全体構成を示す概略平面ブロッ
ク図である。
【図2】図1の装置の構成部分のうちの、バーンインボ
ード、キャリアラック、台車、およびキャリアラックス
トッカとの関係を説明するための概略斜視図である。
【図3】図1の装置の構成部分のうちの、キャリアラッ
クストッカとキャリアラックエレベータとの関係を説明
するための部分概略図である。
【図4】図1の装置の構成部分のうちの、キャリアラッ
クエレベータとボード搬送ユニットとの関係を説明する
ための部分概略図である。
【図5】図1の装置の構成部分のうちの、ボード搬送ユ
ニット、カメラトランスファ、抜取りトランスファ、収
納Zシャトルおよび固定カメラとの関係を説明するため
の概略部分図である。
【図6】図1の装置の構成部分のうちの、抜取りトラン
スファ、収納Zシャトル、第1収納トランスファ、第2
収納トランスファ、収納トレーエレベータおよび収納ヘ
ッドとの関係を説明するための部分概略図である。
【図7】図1の装置の構成部分のうちの収納Zシャトル
の詳細構造を示す概略部分斜視図である。
【図8】図1の装置の構成部分のうちの、第2収納トラ
ンスファと第2収納トレーとの関係を説明するための概
略部分斜視図である。
【図9】図1の装置の構成部分のうちの、空トレートラ
ンスファ、供給トレーエレベータ、収納トレーエレベー
タおよび空トレーエレベータとの関係を説明するための
概略部分図である。
【図10】図1の装置の構成部分のうちの、バーンイン
ボードの搬送と、挿入トランスファと、挿入ヘッドと、
位置決めO/Sシャトルと、NGポケットとの関係を説
明するための概略部分図である。
【図11】挿入トランスファに設けられてX軸方向に移
動させられる挿入ヘッドの詳細構造を示す図である。
【図12】図1の装置の構成部分のうちの、位置決めO
/Sシャトル、DCテスター、供給トレーエレベータ、
供給トランスファおよび供給ヘッドとの関係を説明する
ための概略部分図である。
【図13】位置決めO/Sシャトルの詳細構造を示す部
分概略図である。
【図14】供給トレーエレベータの概略構造を略示する
図である。
【図15】バーンインボードにおけるソケットの基板に
対する相対角度の誤差を説明するための概略平面図であ
る。
【図16】バーンインボードの基板に端面基準からソケ
ットの中心までの座標誤差を説明するための概略平面図
である。
【図17】バーンインボードのソケットとソケットのズ
レの誤差を説明するための概略平面図である。
【図18】バーンインボード上のソケットに対する吸着
ヘッドの位置関係を示す図である。
【図19】バーンインボードのソケット位置の誤差の平
均点位置を説明するための図である。
【図20】挿入ミスを学習して2度で挿入する態様を説
明するための図である。
【図21】画像処理カメラの移動軸の傾きを説明するた
めの図である。
【図22】スケールプレートボードを示す平面図であ
る。
【図23】ボード搬送ユニットの移動軸の傾きを説明す
るための図である。
【図24】スケールプレートボードでボード搬送ユニッ
トの傾きの検出を説明するための図である。
【図25】挿入トランスファの傾きを説明するための正
面図である。
【図26】挿入トランスファの傾きを説明するための平
面図である。
【図27】挿入ヘッドの吸着ヘッドの中心を説明するた
めの図である。
【図28】挿入ヘッドのデバイスの検出を説明するため
の正面図である。
【図29】デバイスの中心点の検出を説明するための平
面図である。
【符号の説明】
1 半導体デバイス 10 バーンインボード 20 キャリアラック 30 台車 40 キャリアラックストッカ 50 キャリアラックエレベータ 60 ボード搬送ユニット 70 カメラトランスファ 71 移動カメラ 80 抜取りトランスファ 90 抜取りヘッド 91 吸着ヘッド 100 挿入トランスファ 110 挿入ヘッド 111 吸着ヘッド 120 空トレートランスファ 130 収納Zシャトル 140 第1収納トランスファ 150 第2収納トランスファ 160 収納トレー 170 収納トレーエレベータ 180 収納ヘッド 200 供給トランスファ 210 位置決めO/Sシャトル 220 供給トレーエレベータ 230 供給ヘッド 240 NGポケット 250 空トレーエレベータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 彰夫 長野県松本市和田南西原3967番地29 株式 会社しなのエレクトロニクス内 (72)発明者 伊藤 正人 長野県松本市和田南西原3967番地29 株式 会社しなのエレクトロニクス内 (72)発明者 金子 修一 長野県佐久市跡部47番地1 Fターム(参考) 2G003 AA08 AB01 AC01 AD01 AF06 AF08 AG01 AG10 AG11 AG16 AH04 AH06 AH07 AH10 3F011 BA04 BC04

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーンインボードのソケットに対して半
    導体デバイスを挿抜するためのローダアンローダ装置に
    おいて、バーンインボードに対する半導体デバイスの挿
    抜を行うための吸着ヘッド手段を備えており、該吸着ヘ
    ッド手段は、4個の吸着ヘッドを有しており、該吸着ヘ
    ッドの中心を結ぶ線は実質的に4角形を形成し、2辺と
    なる2軸のピッチは、前記バーンインボードのソケット
    の位置に応じて可変とされたことを特徴とするバーンイ
    ンボード用ローダアンローダ装置。
  2. 【請求項2】 前記バーンインボードのソケットの位置
    座標を計測するための画像処理システムを更に備え、前
    記吸着ヘッド手段の2軸のピッチは、前記画像処理シス
    テムで計測した前記バーンインボードのソケットの位置
    座標で、指定され伸び縮みさせられる請求項1記載のバ
    ーンインボード用ローダアンローダ装置。
  3. 【請求項3】 前記バーンインボードのソケットに対す
    る半導体デバイスの挿入ミスをしたソケット位置座標を
    前記画像処理システムを通して学習する学習手段を更に
    備え、該学習手段により挿入ミスの学習に応じて、前記
    吸着ヘッド手段による挿入態様を変更できるようにした
    請求項3記載のバーンインボード用ローダアンローダ装
    置。
  4. 【請求項4】 バーンインボードのソケットに対して半
    導体デバイスを挿抜するためのローダアンローダ装置に
    おいて、バーンインボードに対する半導体デバイスの挿
    抜を行うための挿抜手段と、前記バーンインボードのソ
    ケットの位置を計測するための画像処理システムとを備
    えており、該画像処理システムは、前記バーンインボー
    ドの上部に横軸のトランスファを持つ移動カメラと、前
    記バーンインボードの下部に少なくとも2台の固定カメ
    ラとを備えており、前記移動カメラは、前記バーンイン
    ボードのソケットの位置を計測し、前記固定カメラは、
    前記バーンインボードの移動軸の傾きを計測し、前記挿
    抜手段は、前記画像処理システムの計測結果に応じて制
    御されることを特徴とするバーンインボード用ローダア
    ンローダ装置。
  5. 【請求項5】 前記画像処理システムは、前記バーンイ
    ンボードと同様の形状のスケールボードを備えており、
    該スケールボードを使用してカメラ自身の移動軸の傾き
    を計測する請求項4記載のバーンインボード用ローダア
    ンローダ装置。
  6. 【請求項6】 前記移動カメラは、前記挿抜手段の移動
    より先に走る機構とされている請求項4または5記載の
    バーンインボード用ローダアンローダ装置。
  7. 【請求項7】 前記挿抜手段は、4個の吸着ヘッドを有
    しており、該吸着ヘッドの中心を結ぶ線は実質的に4角
    形を形成し、2辺となる2軸のピッチは、前記バーンイ
    ンボードのソケットの位置に応じて可変とされており、
    前記画像処理システムは、前記4個の吸着ヘッドと半導
    体デバイスとのチャッキング位置のズレを計測し且つ前
    記バーンインボードの対応する4個のソケットの位置座
    標のそれぞれの中心点を計測し、マトリクス演算を用い
    た座標変換を通して、前記半導体デバイスのソケットに
    対する挿抜を制御する請求項4または5または6記載の
    バーンインボード用ローダアンローダ装置。
  8. 【請求項8】 バーンインボードのソケットに対して半
    導体デバイスを挿抜するためのローダアンローダ装置に
    おいて、前記バーンインボードを所定の方向において搬
    送するボード搬送手段と、前記所定の方向において間隔
    を置いて配置された抜取り手段および挿入手段とを備え
    ており、前記抜取り手段および挿入手段は、それぞれ4
    個のヘッドを有しており、該ヘッドの中心を結ぶ線は実
    質的に4角形を形成し、前記バーンインボードのソケッ
    トに対する前記半導体デバイスの挿抜は、前記ボード搬
    送手段によって前記バーンインボードを前記所定の方向
    において搬送させながら、前記抜取り手段による半導体
    デバイスの抜取り動作および前記挿入手段による半導体
    デバイスの挿入動作を繰り返すことによって行われるこ
    とを特徴とするバーンインボード用ローダアンローダ装
    置。
  9. 【請求項9】 前記ボード搬送手段は、前記所定の方向
    において前記バーンインボードを前進後退を繰り返すよ
    うにして移動させ、前記抜取り手段および挿入手段によ
    る前記半導体デバイスの挿抜は、基本的には、4個の半
    導体デバイスの単位にて行われる請求項8記載のバーン
    インボード用ローダアンローダ装置。
  10. 【請求項10】 バーンインボードのソケットに対して
    半導体デバイスを挿抜するためのローダアンローダ装置
    において、バーンインボードに対する半導体デバイスの
    挿抜を行うための挿抜手段と、前記バーンインボードの
    ソケットの状態を検出するための画像処理システムとを
    備えており、前記画像処理システムは、前記バーンイン
    ボードのソケットに不具合があること、または前記バー
    ンインボードのソケットに半導体デバイスが挿入されて
    いないことを検出したときには、前記挿抜手段を制御し
    て当該ソケットへの半導体デバイスの挿入動作または当
    該ソケットからの半導体デバイスの抜取り動作を行わせ
    ないような制御を行うことを特徴とするバーンインボー
    ド用ローダアンローダ装置。
  11. 【請求項11】 前記バーンインボードには、予め損傷
    を受けているソケットに光学的シールが貼り付けられる
    請求項10記載のバーンインボード用ローダアンローダ
    装置。
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