JPH09181587A - 自由コレクタ端子を備えたバイポーラトランジスタ回路 - Google Patents

自由コレクタ端子を備えたバイポーラトランジスタ回路

Info

Publication number
JPH09181587A
JPH09181587A JP8274362A JP27436296A JPH09181587A JP H09181587 A JPH09181587 A JP H09181587A JP 8274362 A JP8274362 A JP 8274362A JP 27436296 A JP27436296 A JP 27436296A JP H09181587 A JPH09181587 A JP H09181587A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
transistor
bipolar transistor
mos
bipolar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8274362A
Other languages
English (en)
Inventor
Soo Ri
相 ▲オ▼ 李
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Samsung Electronics Co Ltd
Original Assignee
Samsung Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Samsung Electronics Co Ltd filed Critical Samsung Electronics Co Ltd
Publication of JPH09181587A publication Critical patent/JPH09181587A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/02Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers
    • H01L27/04Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being a semiconductor body
    • H01L27/06Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being a semiconductor body including a plurality of individual components in a non-repetitive configuration
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/34DC amplifiers in which all stages are DC-coupled
    • H03F3/343DC amplifiers in which all stages are DC-coupled with semiconductor devices only
    • H03F3/345DC amplifiers in which all stages are DC-coupled with semiconductor devices only with field-effect devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)
  • Amplifiers (AREA)
  • Bipolar Transistors (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】寄生バイポーラトランジスタによる電流利得の
損失を低減し、製造工程への依存度の小さい自由コレク
タ端子を持つバイポーラトランジスタ回路を提供する。 【解決手段】 各々のベース端子が互いに連結され、各
々のコレクタ端子に第1電源電圧が共通に印加されるよ
う連結された第1及び第2のバイポーラトランジスタ
と、前記第1及び第2のパイポーラトランジスタのエミ
ッタ端子電圧を入力電圧として受け、両入力電圧間の誤
差を検出し、これを増幅して出力するトランスコンダク
タと、前記トランスコンダクタから検出された前記両入
力電圧間の誤差電圧をゲート入力として受け入れるよう
に連結され、ドレインが前記第2のバイポーラトランジ
スタのエミッタと連結され、ソースが第2電源電圧が印
加されるよう連結され、ゲート電圧に対応するドレイン
電流を生成する第1のモストランジスタと、前記第1の
モストランジスタに対してミラー関係を持つように連結
され、前記第1のモストランジスタのドレイン電流に比
例する大きさのドレイン電流を生成する第2のモストラ
ンジスタとで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバイポーラトランジ
スタ回路に係り、より詳細に説明すると、Cモス(CM
OS:Complementary Metal−Oxide −Semiconductor)
工程により製造されるチップ上に集積化されて実現され
る自由コレクタ端子を備えたバイポーラトランジスタ回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、添付された図面を参照して従来の
技術によるバイポーラトランジスタ回路を説明する。
【0003】図5は従来の技術による垂直型バイポーラ
トランジスタの断面図であり、図6は図5に図示された
トランジスタの等価回路である。また、図7は従来の技
術による水平型バイポーラトランジスタの断面図であ
り、図8は図7に図示されたトランジスタの等価回路で
ある。
【0004】まず、図5及び図6を参照して従来の垂直
型バイポーラトランジスタを説明する。図5に図示され
たように、従来の技術による垂直型バイポーラトランジ
スタは、n基板53と、このn基板53の表面でその内部に
向かってp型不純物が注入されて形成されたpウェル52
と、このpウェル52の表面でその内部に向かって高濃度
のn型不純物が注入されて形成されたn+ 領域51とから
なる。
【0005】また、n基板53の表面には電源電圧(VD
D)が印加され、pウェル52の表面にはベース電極
(B)が形成され、前記n+ 領域51の表面にはエミッタ
電極(E)が形成される。
【0006】このように、バイポーラトランジスタの断
面構造はn型、p型、n型が順に積み重なった構造であ
るため垂直型バイポーラトランジスタと呼ばれている。
【0007】図6に示す記号は図5に断面で図示された
トランジスタの等価的な表現(等価回路)である。一般
的に、Cモス工程では素子間の分離のため接合分離が利
用され、基板は電源電圧の一方と接続される。
【0008】これにより、前記構造のバイポーラトラン
ジスタではコレクタ端子が基板にいつも縛られており、
通常的なトランジスタの形成時に、コレクタ端子に電源
電圧が固定される場合が多いのでコレクタ端子の利用が
極めて制限を受ける。
【0009】前記のようなコレクタ端子の利用が制限さ
れる問題点を克服するためにコレクタ端子を基板から開
放した自由コレクタ端子を提供する水平型バイポーラト
ランジスタが図7及び図8に図示されている。
【0010】このような水平型バイポーラトランジスタ
の自由コレクタ端子に関する詳細はビトーズ(E.A.Vitto
z)によって“The Design of High Performance Analog
circuits on Digital CMOS chips”(IEEE JSSC, Vol.sc
-20, No. 3, June 1985.)に開示されたことがある。
【0011】次に図7及び図8を参照して従来の技術に
よる水平型バイポーラトランジスタを説明する。図7に
図示されたように、従来の技術による水平型バイポーラ
トランジスタは、n基板73と、このn基板73の表面から
内部へp型不純物が注入されて形成されたpウェル72
と、このpウェル72の表面から内部へ高濃度のn型不純
物が注入されて形成された二つのn+ 領域71とからな
る。
【0012】n基板73には電源電圧(VDD)が印加さ
れるように連結され、pウェル72にはベース端子(B)
とモス構造のゲート端子(G)が形成され、両n+ 領域
71にはエミッタ端子とコレクタ端子とがそれぞれ形成さ
れる。
【0013】このようにして、モストランジスタのソー
ス端子をエミッタ端子(E)に、ドレイン端子をコレク
タ端子(C)に、ウェルをベース端子(B)にして水平
型バイポーラトランジスタが形成されていることがわか
る。ゲート端子(G)はチャンネルストップを調節する
端子として使用され、n基板73に印加される電源電圧
(VDD)は素子分離のためのものである。
【0014】図8に示す記号は図7に断面で図示された
トランジスタの等価回路である。ところが、前記水平型
バイポーラトランジスタではソース−ウェル−ドレイン
の水平に形成される本来のバイポーラトランジスタ他
に、ソース−ウェル−基板とからなる垂直型バイポーラ
トランジスタが寄生的に共存する。
【0015】これにより、コレクタ電流は元の水平型バ
イポーラトランジスタと寄生の垂直型バイポーラトラン
ジスタとに2分されて流れ、寄生トランジスタに流れる
電流の量は製造工程に依存する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】結局、前記水平型バイ
ポーラトランジスタではコレクタ電流の予測が難しいだ
けでなく、垂直型バイポーラトランジスタの寄生による
電流利得の損失が大きい。さらに、このような寄生電流
は製造工程への依存度が大きく、実際利用時に寄生電流
を減少させるためには付加的な回路を必要とする。
【0017】本発明は前述のような従来の技術的な問題
点を解決するためのもので、所定の回路を付加して自由
コレクタ端子を持つバイポーラトランジスタ回路を提供
することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、各々のベース端子が互いに連結され、各
々のコレクタ端子に第1電源電圧が共通に印加されるよ
うに連結された第1及び第2のバイポーラトランジスタ
と、前記第1及び第2のバイポーラトランジスタのエミ
ッタ端子電圧を入力電圧として受け、両入力電圧間の誤
差を検出し、これを増幅して出力するトランスコンダク
タと、前記トランスコンダクタから検出された前記両入
力電圧間の誤差電圧をゲート入力として受け入れるよう
に連結され、ドレインが前記第2のバイポーラトランジ
スタのエミッタに連結され、ソースが第2電源電圧が印
加されるよう連結され、ゲート電圧に対応するドレイン
電流を生成する第1のモストランジスタと、前記第1の
モストランジスタに対してミラー関係を持つように連結
され、前記第1のモストランジスタのドレイン電流に比
例する大きさのドレイン電流を生成する第2のモストラ
ンジスタを含めた構成とする。
【0019】本発明の構成で、第1及び第2のバイポー
ラトランジスタの共通ベース端子は全体トランジスタ回
路のベース端子となり、第1のバイポーラトランジスタ
のエミッタ端子は全体トランジスタ回路のエミッタ端子
となり、第2モストランジスタのドレイン端子は全体ト
ランジスタ回路のコレクタ端子となる。
【0020】また前記トランスコンダクタ、第1のモス
トランジスタ及び第2のバイポーラトランジスタはネガ
ティブフィードバックループを形成し、フィードバック
ループの利得が充分に増加すると、トランスコンダクタ
の2つの入力電圧間の誤差電圧が0に接近する。
【0021】前記フィードバックループの利得は2つの
バイポーラトランジスタのバイアス電流、トランスコン
ダクタの利得及び第1のモストランジスタのW/L
(W:チャンネル幅、L:チャンネルの長さ)により決
定される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、添付された図面を参照して
本発明の好ましい実施の形態を説明する。図1は本発明
の実施の形態による自由コレクタ端子を備えているバイ
ポーラトランジスタ回路の詳細回路図であり、図2は図
1に図示された回路の等価回路である。また図3は図1
に図示された回路中のトランスコンダクタの詳細回路図
である。図4は本発明による回路と従来技術による回路
の電気的特性を比較したグラフである。
【0023】まず、図1を参照して本発明の実施の形態
による自由コレクタ端子を備えているバイポーラトラン
ジスタ回路の構成を説明する。図1に図示されたよう
に、本発明の実施の形態による自由コレクタ端子を備え
ているバイポーラトランジスタ回路は、各々のコレクタ
端子に第1電源電圧(VDD)が共通に印加されるよう
に連結され、各々のベース端子が互いに連結されたバイ
ポーラトランジスタ(Q1,Q2)と、各バイポーラト
ランジスタ(Q1,Q2)のエミッタ端子が2つの入力
端子に印加されるよう連結されたトランスコンダクタ1
と、ゲート端子にトランスコンダクタ1の出力端子が連
結され、ドレイン端子にバイポーラトランジスタ(Q
2)のエミッタ端子が連結され、ソース端子に第2電源
電圧(VSS)が印加されるように連結されたモストラ
ンジスタ(M5)と、ゲート端子がモストランジスタ
(M5)のゲート端子に連結され、ソース端子に第2電
源電圧(VSS)が印加されるように連結されたモスト
ランジスタ(M6)とからなる。
【0024】このバイポーラトランジスタ回路では、2
つのバイポーラトランジスタ(Q1,Q2)には垂直型
npn型トランジスタが使用され、2つのモストランジ
スタ(M5,M6)にはnチャネル型モストランジスタ
が使用されるが、本発明の技術的範囲はこれに限定され
ず、この回路は本発明の技術分野で通常の知識を持った
者により二重性を持つように置換できる。
【0025】また、このバイポーラトランジスタ回路の
等価的な回路記号(等価回路)が図2に図示されてお
り、図2のベース端子(B)は図1の2つのバイポーラ
トランジスタの共通ベース端子(B)であり、図2のエ
ミッタ端子(E)は図1のバイポーラトランジスタ(Q
1)のエミッタ端子(E)であり、図2のコレクタ端子
(C)は図1のモストランジスタ(M6)のドレイン端
子である。
【0026】次に前記構成を参照して本発明の実施の形
態による自由コレクタ端子を備えているバイポーラトラ
ンジスタ回路の動作を説明する。
【0027】2つのバイポーラトランジスタ(Q1,Q
2)は共通ベース端子(B)に供給される電流に対応し
て通常のトランジスタ動作を遂行し、2つのバイポーラ
トランジスタ(Q1,Q2)のエミッタ端子の電圧はト
ランスコンダクタ1の2つの入力端子に印加される。
【0028】トランスコンダクタ1では2つの入力電圧
間の誤差電圧が検出された後、電流に変換されて出力さ
れ、自身の出力抵抗により電圧値に変換されることによ
り結果的に増幅された誤差電圧がモストランジスタ(M
5)のゲート端子に現われる。
【0029】誤差電圧はモストランジスタ(M5)のゲ
ート端子に印加されてモストランジスタ(M5)を動作
させる。2つのモストランジスタ(M5,M6)のドレ
イン電流は増幅された誤差電圧により可変される。これ
によりモストランジスタ(M5)のドレイン端子電流は
バイポーラトランジスタ(Q2)のエミッタ電圧にも影
響を及ぼす。
【0030】基本的に、本発明の実施の形態による自由
コレクタ端子を備えているバイポーラトランジスタ回路
の動作は、トランスコンダクタ1−モストランジスタ
(M5)−バイポーラトランジスタ(Q2)から構成さ
れるネガティブフィードバックループによりなってい
る。
【0031】前記フィードバックループの利得が充分に
大きい場合、トランスコンダクタ1の2つの入力端子は
フィードバックループにより殆ど同一な電圧を持つよう
になり、これは2つのバイポーラトランジスタ(Q1,
Q2)のエミッタ端子電圧が殆ど同一であることを意味
する。
【0032】従って、バイポーラトランジスタ(Q2)
はバイポーラトランジスタ(Q1)と同一なコレクタ、
ベース、エミッタ電圧を持つようになり、バイポーラト
ランジスタ(Q1)のエミッタ端子電流と殆ど同じ量が
バイポーラトランジスタ(Q2)のエミッタ端子に流れ
るようになる。
【0033】また、この電流は損失なくモストランジス
タ(M5)のドレイン端子を通じてソース端子に流れ、
ミラー関係によりモストランジスタ(M6)のドレイン
端子電流として現われる。
【0034】このように、図1の回路は全体的に通常の
バイポーラトランジスタと同様に動作し、2つのモスト
ランジスタ(M5,M6)の大きさが同一でチャンネル
長変調(Channel length modulation)効果を無視する
と、全体バイポーラトランジスタ回路のエミッタ端子
(E)電流がコレクタ端子(C)にそのまま現れ、全体
バイポーラトランジスタ回路の電流利得(HFE)は下記の
数式で表現できる。 ここで、IEV,IBV及び HFEV は垂直型の2つのバイポ
ーラトランジスタ(Q1,Q2)各々のエミッタ端子電
流、ベース端子電流及び電流利得である。
【0035】なお、前述の自由コレクタ端子を備えてい
るバイポーラトランジスタ回路で、出力インピーダンス
を増加させるための2つのNチャネル型モストランジス
タ(M5,M6)に更にNチャネル型モストランジスタ
を追加して周知のカスコード形態で代替させることも出
来る。
【0036】図3にはトランスコンダクタ1の詳細を回
路が図示されており、つぎにトランスコンダクタに関し
て説明する。
【0037】図3に図示されたように、トランスコンダ
クタ1は、各々ソース端子に直列連結された電源電圧
(VDD)及び電流源(Iss)が印加され、各々のゲ
ート端子に入力電圧Vi(+)、Vi(−)が印加され
た2つのPモストランジスタ(M1,M2)と、ドレイ
ン端子がPモストランジスタ(M1)のドレイン端子に
連結され、ゲート端子とドレン端子とが互いに連結さ
れ、ソース端子に電源電圧(VSS)が印加されるよう
に連結されたNモストランジスタ(M3)と、ドレイン
端子がPモストランジスタ(M2)のドレイン端子に連
結され、ゲート端子がNモストランジスタ(M3)のゲ
ート端子に連結され、ソース端子に電源電圧(VSS)
が印加されるように連結されたNモストランジスタ(M
4)とからなる。
【0038】前述のトランスコンダクタ回路で、Pモス
トランジスタ(M2)とNモストランジスタ(M4)と
の接点から出力電流(Iout )が得られる。図3に図示
されたトランスコンダクタ回路は広く利用されているも
ので、2つのPモストランジスタ(M1,M2)は差動
対を構成し、2つのNモストランジスタ(M3,M4)
は能動負荷を形成する。
【0039】より詳細に説明すると、2つのPモストラ
ンジスタ(M1,M2)はゲート端子の電圧に対応する
電流を各々のドレイン端子に発生させ、Nモストランジ
スタ(M3)のドレイン端子電流はPモストランジスタ
(M1)のドレイン端子電流と同一な値となる。
【0040】また、2つのNモストランジスタ(M3,
M4)のミラー関係によりNモストランジスタ(M3)
のドレイン端子電流はNモストランジスタ(M4)のド
レイン端子に現われる。
【0041】これにより、Nモストランジスタ(M4)
のドレイン端子に現われるPモストランジスタ(M1)
のドレイン端子電流とPモストランジスタ(M2)のド
レイン端子電流間の差の値が出力電流(Iout )として
提供される。
【0042】この出力電流は2つのモストランジスタ
(M2,M5)の出力抵抗により電圧値に変換され、変
換された電圧値は図1の回路のNモストランジスタ(M
5)のゲート端子に印加される。
【0043】図3のようなトランスコンダクタ回路を図
1に適用する場合、図1に図示された回路でのネガティ
ブフィードバックループの利得は次の数式で表現でき
る。 ここで、gmjは各々モストランジスタ(Mj、j=1、
5)またはバイポーラトランジスタ(Q2)のセルフト
ランスコンダクタンスを表わし、gojは各々モストラン
ジスタ(Mj 、j=2、4)の出力トランスコンダクタ
ンスを表わす。
【0044】ループ利得は2つのバイポーラトランジス
タのバイアス電流とモストランジスタ(Mj 、j=1、
2、4、5)のW/Lとを調節することにより増加する
ことができる。
【0045】図4は従来の技術による垂直型バイポーラ
トランジスタ(VPNP)と本発明の実施の形態による
自由コレクタ端子を備えているバイポーラトランジスタ
回路との代表的な電気的特性を比較したものである。図
4に図示されたグラフはスパイスシミュレーションによ
り2種類のトランジスタに対してベース−エミッタ両端
電圧を可変しながらコレクタ電流とベース電流とを測定
したものである。
【0046】図4を参照にすると、本発明の回路のコレ
クタ電流が1nA〜 100μA 範囲で殆ど直線で現われ、5
周期以上で指数関数的な特性をもっていることがわか
る。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、Cモス
工程を経て作製されるチップにバイポーラトランジスタ
を作製するに際し、付加的な回路の大きな負担がない。
また、寄生的な垂直型バイポーラトランジスタが存在す
る問題が解決できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による自由コレクタ端子を
備えてたバイポーラトランジスタ回路の詳細回路図。
【図2】図1に図示された回路の等価回路。
【図3】図1に図示された回路中のトランスコンダクタ
の詳細回路図。
【図4】本発明による回路と従来技術による回路との電
気的特性を比較したグラフ。
【図5】従来の技術による垂直型バイポーラトランジス
タの断面図。
【図6】図5に図示されたトランジスタの等価回路。
【図7】従来の技術による水平型バイポーラトランジス
タの断面図。
【図8】図7に図示されたトランジスタの等価回路。
【符号の説明】
Q1,Q2 バイポーラトランジスタ M1,M2 Pチャネル型モストランジスタ M3,M4,M5,M6 Nチャネル型モストランジ
スタ B 共通ベース端子 C コレクタ端子 E エミッタ端子 1 トランスコンダクタ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年10月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】この出力電流は2つのモストランジスタ
(M2,M4)の出力抵抗により電圧値に変換され、変
換された電圧値は図1の回路のNモストランジスタ(M
5)のゲート端子に印加される。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々のベース端子が互いに連結され、各
    々のコレクタ端子に第1電源電圧が共通に印加されるよ
    う連結された第1及び第2のバイポーラトランジスタ
    と、 前記第1及び第2のバイポーラトランジスタのエミッタ
    端子電圧を入力電圧として受け、両入力電圧間の誤差を
    検出し、これを増幅して出力するトランスコンダクタ
    と、 前記トランスコンダクタから検出された前記両入力電圧
    間の誤差電圧をゲート入力として受け入れるように連結
    され、ドレインが前記第2のバイポーラトランジスタの
    エミッタと連結され、ソースが第2電源電圧が印加され
    るよう連結され、ゲート電圧に対応するドレイン電流を
    生成する第1のモストランジスタと、 前記第1のモストランジスタに対してミラー関係を持つ
    ように連結され、前記第1のモストランジスタのドレイ
    ン電流に比例する大きさのドレイン電流を生成する第2
    のモストランジスタと、からなることを特徴とする自由
    コレクタ端子を備えたバイポーラトランジスタ回路。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2のバイポーラトランジ
    スタの共通ベース端子は全体トランジスタ回路のベース
    端子となり、前記第1のバイポーラトランジスタのエミ
    ッタ端子は全体トランジスタ回路のエミッタ端子とな
    り、前記第2のモストランジスタのドレイン端子は全体
    トランジスタ回路のコレクタ端子となることを特徴とす
    る請求項1記載の自由コレクタ端子を備えたバイポーラ
    トランジスタ回路。
  3. 【請求項3】 前記トランスコンダクタ、第1のモスト
    ランジスタ及び第2のバイポーラトランジスタがネガテ
    ィブフィードバックループを形成し、前記ネガティブフ
    ィードバックループの利得が充分に増加すると前記トラ
    ンスコンダクタの両入力電圧間の誤差が減少されるよう
    動作することを特徴とする請求項1記載の自由コレクタ
    端子を備えたバイポーラトランジスタ回路。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2のバイポーラトランジ
    スタのバイアス電流、前記トランスコンダクタの利得及
    び前記第1のモストランジスタのチャンネル幅/チャン
    ネル長さの比を調節することにより前記フィードバック
    ループの利得を増加させることを特徴とする請求項3記
    載の自由コレクタ端子を備えたバイポーラトランジスタ
    回路。
  5. 【請求項5】 前記第1のモストランジスタと第2のモ
    ストランジスタとにカスコード形態でモストランジスタ
    を追加し、出力インピーダンスを増加させることを特徴
    とする請求項1記載の自由コレクタ端子を備えたバイポ
    ーラトランジスタ回路。
  6. 【請求項6】 前記第1及び第2のモストランジスタは
    Nチャネル型モストランジスタであり、前記第1及び第
    2のバイポーラトランジスタはnpn型トランジスタで
    あることを特徴とする請求項1記載の自由コレクタ端子
    を備えたバイポーラトランジスタ回路。
  7. 【請求項7】 前記トランスコンダクタは共通ソース端
    子に印加された電流から各ゲート端子に印加される入力
    電圧に対応する所定のドレイン端子電流を生成する一対
    のPチャネル型モストランジスタと、 互いにミラー構造を持つように連結され、前記一対のP
    チャネル型モストランジスタ各々のドレイン端子電流間
    の差の値を生成して出力電流として外部に提供する一対
    のNチャネル型モストランジスタとを含むことを特徴と
    する請求項1記載の自由コレクタ端子を備えたバイポー
    ラトランジスタ回路。
  8. 【請求項8】 前記トランスコンダクタは前記出力電流
    を外部へ提供し、出力抵抗により電圧値として変換され
    るようにすることを特徴とする請求項7記載の自由コレ
    クタ端子を備えたバイポーラトランジスタ回路。
  9. 【請求項9】 前記トランスコンダクタは前記出力電流
    を電圧値に変換するために、前記一対のNチャネル型モ
    ストランジスタの後段に電流/電圧変換回路を付加した
    ことを特徴とする請求項7記載の自由コレクタ端子を備
    えたバイポーラトランジスタ回路。
JP8274362A 1995-10-18 1996-10-17 自由コレクタ端子を備えたバイポーラトランジスタ回路 Pending JPH09181587A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1019950036001A KR0158625B1 (ko) 1995-10-18 1995-10-18 자유 컬렉터단자를 구비한 바이폴라 트랜지스터 회로
KR1995P-36001 1995-10-18

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09181587A true JPH09181587A (ja) 1997-07-11

Family

ID=19430561

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8274362A Pending JPH09181587A (ja) 1995-10-18 1996-10-17 自由コレクタ端子を備えたバイポーラトランジスタ回路

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5751183A (ja)
JP (1) JPH09181587A (ja)
KR (1) KR0158625B1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6822505B1 (en) * 1999-12-27 2004-11-23 Texas Instruments Incorporated Mobility compensation in MOS integrated circuits
US6653708B2 (en) 2000-08-08 2003-11-25 Intersil Americas Inc. Complementary metal oxide semiconductor with improved single event performance
US10171045B2 (en) 2016-08-18 2019-01-01 Skyworks Solutions, Inc. Apparatus and methods for low noise amplifiers with mid-node impedance networks
US10230332B2 (en) 2016-08-18 2019-03-12 Skyworks Solutions, Inc. Apparatus and methods for biasing low noise amplifiers

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0045841B1 (en) * 1980-06-24 1985-11-27 Nec Corporation Linear voltage-current converter
US4675561A (en) * 1985-11-15 1987-06-23 Precision Monolithics, Inc. FET output drive circuit with parasitic transistor inhibition
NL8503394A (nl) * 1985-12-10 1987-07-01 Philips Nv Stroomaftastschakeling voor een vermogenshalfgeleiderinrichting, in het bijzonder geintegreerde intelligente vermogenshalfgeleiderschakelaar voor met name automobieltoepassingen.
US4714872A (en) * 1986-07-10 1987-12-22 Tektronix, Inc. Voltage reference for transistor constant-current source
GB2206010A (en) * 1987-06-08 1988-12-21 Philips Electronic Associated Differential amplifier and current sensing circuit including such an amplifier
US5220207A (en) * 1991-09-03 1993-06-15 Allegro Microsystems, Inc. Load current monitor for MOS driver

Also Published As

Publication number Publication date
KR970024161A (ko) 1997-05-30
US5751183A (en) 1998-05-12
KR0158625B1 (ko) 1998-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6717474B2 (en) High-speed differential to single-ended converter
US7564298B2 (en) Voltage reference circuit and current reference circuit using vertical bipolar junction transistor implemented by deep n-well CMOS process
JPH08335122A (ja) 基準電圧用半導体装置
JPH1051246A (ja) 低電圧演算増幅器とその方法
US6545502B1 (en) High frequency MOS fixed and variable gain amplifiers
JPH09181587A (ja) 自由コレクタ端子を備えたバイポーラトランジスタ回路
JPH08340246A (ja) リーク電流補償回路
CN113110692A (zh) 一种电流镜电路
JP4291658B2 (ja) カレントミラー回路
JP2010130555A (ja) ボルテージフォロワ回路
US5049833A (en) Amplifier stage
JP2666620B2 (ja) 温度センサ回路
JP2685715B2 (ja) アナログ乗算器
JP3414320B2 (ja) 基準電圧回路
JPH08293745A (ja) Cmis差動増幅回路
JPH0212509A (ja) 定電圧回路
JPH1126694A (ja) リーク電流補償回路
JP4609308B2 (ja) 半導体回路装置
JP2000201033A (ja) 乗除算回路
JP2540764B2 (ja) マルチプライヤ
JPH08340128A (ja) 光電変換回路
JP2695870B2 (ja) 電界効果トランジスタ
JPS6221404B2 (ja)
JPH04120907A (ja) オペアンプ回路
US7663412B1 (en) Method and apparatus for providing leakage current compensation in electrical circuits

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041101

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050111

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050408

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050524