JP2000201033A - 乗除算回路 - Google Patents

乗除算回路

Info

Publication number
JP2000201033A
JP2000201033A JP11001946A JP194699A JP2000201033A JP 2000201033 A JP2000201033 A JP 2000201033A JP 11001946 A JP11001946 A JP 11001946A JP 194699 A JP194699 A JP 194699A JP 2000201033 A JP2000201033 A JP 2000201033A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
transistor
output
emitter
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11001946A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuzo Hiraide
修三 平出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP11001946A priority Critical patent/JP2000201033A/ja
Publication of JP2000201033A publication Critical patent/JP2000201033A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 CMOSプロセスによるデバイスのみで構成
することが可能な乗除算回路を提供する。 【解決手段】 PNPトランジスタとバッファアンプと
からなり、第1,第2,第3の入力信号をそれぞれ対数
圧縮するための電流電圧変換回路124 ,125 ,126 と、
対数圧縮された第1及び第2の入力信号の演算を行うた
めの第1の差動増幅回路127 と、第1の差動増幅回路の
出力と対数圧縮された第3の入力信号の演算を行うため
の第2の差動増幅回路128 と、演算増幅回路とPNPト
ランジスタとNMOSトランジスタとからなり第2の差
動増幅回路の出力を逆対数伸長するための電圧電流変換
回路129 とを備え、前記PNPトランジスタはコレクタ
をP型シリコン基板、ベースをNウェル、エミッタをP
拡散層で形成して乗除算回路を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CMOS集積回
路を用いて構成した乗除算回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、乗除算回路の一例として、図4に
示すような構成のものが知られている。この構成の乗除
算回路においては、演算増幅器402 の非反転入力端子は
接地され、反転入力端子は第1の信号入力端子401 と、
ベース端子が接地されているNPNトランジスタ403 の
コレクタ端子に接続され、出力端子はNPNトランジス
タ404 とNPNトランジスタ407 のベース端子に共通に
接続されている。演算増幅器405 の非反転入力端子は接
地され、反転入力端子は第2の信号入力端子406と、N
PNトランジスタ404 のコレクタ端子に接続され、出力
端子はNPNトランジスタ403 とNPNトランジスタ40
4 のエミッタ端子に共通に接続されている。演算増幅器
408 の非反転入力端子は接地され、反転入力端子は第3
の信号入力端子409 と、NPNトランジスタ407 のコレ
クタ端子に接続され、出力端子はNPNトランジスタ40
7 のエミッタ端子とNPNトランジスタ410 のエミッタ
端子に共通に接続されている。NPNトランジスタ410
のベース端子は接地され、コレクタ端子は信号出力端子
411 に接続されている。そして、このような回路構成の
乗除算機能をもつデバイスは、バイポーラプロセスによ
り半導体基板上に形成されている。
【0003】次に、このように構成されている従来の乗
除算回路の動作について説明する。図4において、NP
Nトランジスタ403 ,404 ,407 ,及び410 のベース・
エミッタ間電圧をそれぞれVBE403 ,VBE404 ,V
BE407 ,及びVBE410 とすると、次式(1)が成立す
る。 −VBE403 +VBE404 −VBE407 +VBE410 =0 ・・・・・・・(1) ここで、第1の信号入力端子にIA ,第2の信号入力端
子にIB ,及び第3の信号入力端子にIC なる電流が入
力され、信号出力端子411 にIO なる出力電流が流入す
るものとすると、上記(1)式は次式(2)のように表
される。 −VT ln(IA /IS )+VT ln(IB /IS )−VT ln(IC /IS ) +VT ln(IO /IS )=0 ・・・・・・・・・・・・・・・・(2) 但し、ここでVT は熱電圧、IS は逆飽和電流である。
上記(2)式を整理すると、出力電流IO は次式(3)
で表される。 IO =IA C /IB ・・・・・・・・・・(3) このように出力信号IO は第1の入力電流IA と第3の
入力電流IC を乗算した値を、第2の入力電流IB で除
算した電流となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成の従来の乗除算回路を、CMOSプロセスによ
り半導体基板上に形成するにあたっては、次のような課
題がある。すなわち、演算増幅器はMOSトランジスタ
で構成できるためCMOSプロセスにより容易に形成で
きるが、NPNトランジスタを形成するには困難であ
り、バイポーラプロセスが必要であった。BiCMOS
プロセスを用いることによりバイポーラトランジスタを
形成することは可能ではあるが、プロセス工程が複雑と
なり、プロセス工期が長期化し、チップ価格が高価とな
る恐れがある。
【0005】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、容易にCMOSプロセスによるデバイスの
みで構成することが可能な乗除算回路を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る乗除算回路は、半導体基板に、第1の
電流信号がエミッタ端子に入力されるベース端子及びコ
レクタ端子が接地された第1のバイポーラトランジスタ
と、第2の電流信号がエミッタ端子に入力されるベース
端子及びコレクタ端子が接地された第2のバイポーラト
ランジスタと、第3の電流信号がエミッタ端子に入力さ
れるベース端子及びコレクタ端子が接地された第3のバ
イポーラトランジスタと、前記第1のバイポーラトラン
ジスタ及び前記第2のバイポーラトランジスタのエミッ
タ端子より出力される電圧信号が入力される第1の差動
増幅器と、前記第3のバイポーラトランジスタのエミッ
タ端子及び前記第1の差動増幅器より出力される電圧信
号が入力される第2の差動増幅器と、ベース端子及びコ
レクタ端子が接地された第4のバイポーラトランジスタ
と、ドレイン端子が出力端子に接続され、且つソース端
子が前記第4のバイポーラトランジスタのエミッタ端子
に接続されたMOSトランジスタと、非反転入力端子に
前記第2の差動増幅器の出力端子を接続し、反転入力端
子に前記第4のバイポーラトランジスタのエミッタ端子
と前記MOSトランジスタのソース端子を接続し、出力
端子に前記MOSトランジスタのゲート端子が接続され
た演算増幅器とを備え、前記第1,第2,第3,第4の
バイポーラトランジスタは、コレクタに相当する前記半
導体基板と、前記半導体基板上に選択的に形成され、ベ
ースに相当する前記半導体基板と異なる導電型の第1の
拡散層と、前記第1の拡散層上方に選択的に形成され、
エミッタに相当する前記半導体基板と同型導電型である
第2の拡散層とから構成されていることを特徴とするも
のである。
【0007】このように構成された乗除算回路において
は、入力された第1,第2及び第3の電流信号IA ,I
B ,IC はそれぞれ第1,第2及び第3のバイポーラト
ランジスタにより対数圧縮された電圧信号に変換され、
更にこれらの電圧信号は第1及び第2の差動増幅器によ
り演算され、第2の差動増幅器の出力VZ は、VZ =V
T ln〔{β/(β+1)}IA C /IS B 〕とな
る。ここで、βはバイポーラトランジスタの電流増幅
率、VT は熱電圧、IS は逆飽和電流である。この出力
Z は、演算増幅器と第4のバイポーラトランジスタと
MOSトランジスタからなる電圧電流変換器により逆対
数伸長された電流信号に変換され、その出力電流I
O は、IO =IA C /IB となり、第1の電流信号I
A と第3の電流信号IC を乗算した値を第2の電流信号
B で除算した電流が得られる。そして、電流電圧変換
及び電圧電流変換を行うのに必要なバイポーラトランジ
スタは、バイポーラプロセスを必要とせずCMOSプロ
セスで形成されているので、CMOSプロセスのみで乗
除算回路を構成することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に実施の形態について説明す
る。図1は、本発明に係る乗除算回路の第1の実施の形
態を示す回路構成図である。図1において、端子101 は
第1の信号入力端子であり、出力端子が抵抗値R1 なる
抵抗104 の第1の端子に接続されているバッファアンプ
102 の入力端子と、ベース端子及びコレクタ端子が接地
されているPNPトランジスタ103 のエミッタ端子に接
続されている。また、端子105 は第2の信号入力端子で
あり、出力端子が抵抗値R1 なる抵抗108 の第1の端子
に接続されているバッファアンプ106 の入力端子と、ベ
ース端子及びコレクタ端子が接地されているPNPトラ
ンジスタ107 のエミッタ端子に接続されている。109 は
演算増幅器であり、反転入力端子には抵抗104 の第2の
端子と抵抗値がR1なる抵抗110 の第1の端子が接続さ
れ、非反転入力端子には抵抗108 の第2の端子と一端が
接地された抵抗値がR1 なる抵抗111 が接続され、ま
た、出力端子には抵抗110 の第2の端子と抵抗値がR2
なる抵抗112 の第1の端子が接続されている。
【0009】端子113 は第3の信号入力端子であり、出
力端子が抵抗値R2 なる抵抗116 の第1の端子に接続さ
れているバッファアンプ115 の入力端子と、ベース端子
及びコレクタ端子が接地されているPNPトランジスタ
114 のエミッタ端子に接続されている。117 は演算増幅
器であり、反転入力端子には抵抗112 の第2の端子と抵
抗値がR2 なる抵抗118 の第1の端子が接続され、非反
転入力端子には抵抗116 の第2の端子と一端がグランド
に接続されている抵抗値がR2 なる抵抗119 が接続され
ており、また、出力端子は抵抗118 の第2の端子と演算
増幅器120 の非反転入力端子に接続されている。演算増
幅器120 の反転入力端子はベース端子とコレクタ端子が
接地されているPNPトランジスタ121 のエミッタ端子
とNMOSトランジスタ122 のソース端子に接続されて
おり、出力端子はNMOSトランジスタ122 のゲート端
子に接続されている。NMOSトランジスタ122 のドレ
イン端子は信号出力端子123 に接続されている。
【0010】前記PNPトランジスタ103 とバッファア
ンプ102 ,またPNPトランジスタ107 とバッファアン
プ106 ,またPNPトランジスタ114 とバッファアンプ
115とでそれぞれ構成されている回路124 ,125 及び126
は、入力信号を対数圧縮するための電流電圧変換回路
であり、抵抗104 と抵抗108 と抵抗110 と抵抗111 と演
算増幅器109 とで構成されている回路127 ,及び抵抗11
2 と抵抗116 と抵抗118 と抵抗119 と演算増幅器117 と
で構成されている回路128 は、対数圧縮された入力信号
の演算を行うための差動増幅回路であり、演算増幅器12
0 とPNPトランジスタ121 とNMOSトランジスタ12
2 とで構成される回路129 は、演算された対数圧縮信号
を逆対数伸長するための電圧電流変換回路である。ま
た、前記バッファアンプ102 ,106 ,及び115 は図示し
ない演算増幅器のボルテージフォロワで構成されてい
る。
【0011】ここで、前記PNPトランジスタ103 ,10
7 ,114 及び121 はCMOSプロセスにて形成すること
ができる。図2の(A)にかかるPNPトランジスタの
断面図を示す。P型シリコン基板201 にNウェル202 が
形成され、更にNウェル202内部にはNウェル202 より
高い不純物濃度のN拡散層203 と、P拡散層204 が形成
されている。また、Nウェル202 外部のP型シリコン基
板201 の上方にはP拡散層205 が形成されている。よっ
て、P型シリコン基板201 がコレクタ、Nウェル202 が
ベース、P拡散層204 がエミッタとなるPNPトランジ
スタが形成される。N拡散層203 とP拡散層204 とP拡
散層205 に図示しない電極を付けることによってベース
端子、エミッタ端子及びコレクタ端子を形成することが
できる。しかしながら、通常、P型シリコン基板201 は
グランド(最低電位)に接続するため、この構成のPN
Pトランジスタは図2の(B)に示すように、常にコレ
クタ電極が接地されたトランジスタとなる。このような
PNPトランジスタはバイポーラプロセスを用いること
なくCMOSプロセスのみによって形成することができ
る。
【0012】次に、上記構成の第1の実施の形態に係る
乗除算回路の動作について説明する。図1において、第
1の信号入力端子101 に入力される電流をIA ,第2の
信号入力端子105 に入力される電流をIB ,バッファア
ンプ102 及び106 の出力電圧をそれぞれVA ,及びVB
とすると、次式(4),(5)が成立する。 VA =VBE103 =VT ln(IC103/IS ) ・・・・・・・・・・(4) VB =VBE107 =VT ln(IC107/IS ) ・・・・・・・・・・(5) 但し、VBE103 ,VBE107 :PNPトランジスタ103 ,107 のベース・エミッタ 間電圧 IC103,IC107 :PNPトランジスタ103 ,107 のコレクタ電流 VT :熱電圧 IS :逆飽和電流
【0013】ここでPNPトランジスタの電流増幅率を
βとすると、(4)式及び(5)式は次式(6),
(7)で表される。 VA =VT ln〔{β/(β+1)}IA /IS 〕 ・・・・・・・(6) VB =VT ln〔{β/(β+1)}IB /IS 〕 ・・・・・・・(7) よって、抵抗104 ,108 ,110 及び111 の抵抗値はR1
であり全て等しいので、演算増幅器109 の出力電圧をV
X とすると、(6)式、(7)式より次式(8)が得ら
れる。 VX =VB −VA =VT ln〔{β/(β+1)}IB /IS 〕 −VT ln〔{β/(β+1)}IA /IS 〕=VT ln(IB /IA ) ・・・・・・・(8)
【0014】次に、第3の信号入力端子113 に入力され
る電流をIC ,バッファアンプ115の出力電圧をVY
すると、次式(9)が成り立つ。 VY =VBE114 =VT ln〔{β/(β+1)}IC /IS 〕 ・・・・・・・(9) よって、抵抗112 ,116 ,118 ,及び119 の抵抗値はR
2 であり全て等しいので、演算増幅器117 の出力電圧を
Z とすると、(8)式、(9)式より次式(10)が成
立する。 VZ =VY −VX =VT ln〔{β/(β+1)}IC /IS 〕 −VT ln(IB /IA ) =VT ln〔{β/(β+1)}IA C /(IS B )〕 ・・・・・・・(10)
【0015】演算増幅器117 の出力電圧VZ は、演算増
幅器120 の仮想短絡によりPNPトランジスタ121 のエ
ミッタ電圧、すなわち、ベース・エミッタ間電圧V
BE121 に等しい。よって信号出力端子123 より流入する
出力電流をIO とすると、IO はPNPトランジスタ12
1 のエミッタ電流となるので、VZ =VBE121 より次式
(11)が成立する。 VT ln〔{β/(β+1)}IA C /IS B 〕 =VT ln〔{β/(β+1)}IO /IS 〕 ・・・・・・・・・(11) この(11)式を整理すると、出力電流IO は次式(12)
で表され、乗除算信号が得られる。 IO =IA C /IB ・・・・・・・・・・(12)
【0016】上記図1に示した第1の実施の形態におけ
るバッファアンプは、演算増幅器のボルテージフォロワ
を用いて構成しているが、MOSトランジスタによるソ
ースフォロワを用いて構成しても構わない。図3はバッ
ファアンプにMOSトランジスタのソースフォロワを用
いて構成した第2の実施の形態を示す回路構成図であ
る。図3において、302 ,306 ,315 及び330 はソース
フォロワによるバッファアンプである。これらのバッフ
ァアンプにおいて、302b,306b,315b及び330bは電流値
Iなる定電流源であり、また302a,306a,315a及び330a
はドレイン端子が接地された同特性のPMOSトランジ
スタであり、定電流源302b,306b,315b及び330bの第1
の端子はそれぞれ図示しない電源に、また第2の端子は
それぞれPMOSトランジスタ302a,306a,315a及び33
0aのソース端子に接続されており、前記PMOSトラン
ジスタの各ゲート端子は入力端子、各ソース端子は出力
端子となっている。前記PMOSトランジスタ302a,30
6a,315a及び330aの特性は同一であり、また前記定電流
源302b,306b,315b及び330bの電流値は同一なので、前
記PMOSトランジスタ302a,306a,315a及び330aのゲ
ート・ソース間電圧V GSは等しくなる。
【0017】バッファアンプ302 ,306 及び315 は、そ
れぞれ図1に示した第1の実施の形態のバッファアンプ
102 ,106 及び115 を置き換えたものであり、バッファ
アンプ330 は図1に示した第1の実施の形態において第
1の差動増幅回路127 の出力端子と第2の差動増幅回路
128 の第1の入力端子との間に挿入されており、第2の
差動増幅回路の出力信号をレベルシフトさせるためのも
のである。なお、第2の実施の形態の他の構成は第1の
実施の形態と同様であり、同一又は対応する構成要素に
は 300代の対応する符号を付して示している。
【0018】次に、このように構成されている第2の実
施の形態の動作について説明する。図1に示した第1の
実施の形態と同様に、第1,第2の信号入力端子301 及
び305 にそれぞれ電流IA ,IB が入力されると、バッ
ファアンプ302 及び306 の出力電圧VA 及びVB は、次
式(13),(14)で表される。 VA =VT ln〔{β/(β+1)}IA /IS 〕+VGS ・・・・(13) VB =VT ln〔{β/(β+1)}IB /IS 〕+VGS ・・・・(14) よって、バッファアンプ303 の出力電圧VX は(13)
式、(14)式より、次式(15)で表される。 VX =VB −VA +VGS=VT ln(IB /IA )+VGS ・・・・(15)
【0019】また、図1に示した第1の実施の形態と同
様に、第3の信号入力端子313 に電流IC が入力される
と、バッファアンプ315 の出力電圧VY は、次式(16)
で表される。 VY =VT ln〔{β/(β+1)}IC /IS 〕+VGS ・・・・(16) よって第2の差動増幅器328 の出力電圧VZ は(15)
式、(16)式より次式(17)で表される。 VZ =VY −VX =VT ln〔{β/(β+1)}IA C /(IS B )〕 ・・・・・・・(17) (17)式は前記(10)式と同一である。よって、出力電
流IO は次式(18)で表され、乗除算信号が得られる。 IO =IA C /IB ・・・・・・・・・・(18) なお、上記ソースフォロワはPMOSトランジスタを用
いたものを示したが、NMOSトランジスタを用いて構
成しても問題はない。
【0020】
【発明の効果】以上実施の形態に基づいて説明したよう
に、本発明によれば、入力信号電流に対して電流電圧変
換を行い更に電圧電流変換を行うのに必要なバイポーラ
トランジスタを、バイポーラプロセスを必要とせずCM
OSプロセスで形成できるようにしているので、CMO
Sプロセスによるデバイスのみで容易に構成することが
可能な乗除算回路を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る乗除算回路の第1の実施の形態を
示す回路構成図である。
【図2】図1に示した第1の実施の形態におけるPNP
トランジスタの断面構成図及び対応するシンボルを示す
図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示す回路構成図で
ある。
【図4】従来の乗除算回路の構成例を示す回路構成図で
ある。
【符号の説明】
101,301 第1の信号入力端子 102,106,115,302,306,315,330 バッファアンプ 103,107,114,121,303,307,314,321 PNPトランジス
タ 104,108,110,111,112,116,118,119,304,308,310,311,31
2,316,318,319 抵抗 105,305 第2の信号入力端子 109,117,120,309,317,320 演算増幅器 113,313 第3の信号入力端子 122,322 NMOSトランジスタ 123,323 信号出力端子 124,125,126,324,325,326 電流電圧変換回路 127,128,327,328 差動増幅回路 129,329 電圧電流変換回路 201 P型シリコン基板 202 Nウェル 203 N拡散層 204 P拡散層 205 P拡散層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板に、第1の電流信号がエミッ
    タ端子に入力されるベース端子及びコレクタ端子が接地
    された第1のバイポーラトランジスタと、第2の電流信
    号がエミッタ端子に入力されるベース端子及びコレクタ
    端子が接地された第2のバイポーラトランジスタと、第
    3の電流信号がエミッタ端子に入力されるベース端子及
    びコレクタ端子が接地された第3のバイポーラトランジ
    スタと、前記第1のバイポーラトランジスタ及び前記第
    2のバイポーラトランジスタのエミッタ端子より出力さ
    れる電圧信号が入力される第1の差動増幅器と、前記第
    3のバイポーラトランジスタのエミッタ端子及び前記第
    1の差動増幅器より出力される電圧信号が入力される第
    2の差動増幅器と、ベース端子及びコレクタ端子が接地
    された第4のバイポーラトランジスタと、ドレイン端子
    が出力端子に接続され、且つソース端子が前記第4のバ
    イポーラトランジスタのエミッタ端子に接続されたMO
    Sトランジスタと、非反転入力端子に前記第2の差動増
    幅器の出力端子を接続し、反転入力端子に前記第4のバ
    イポーラトランジスタのエミッタ端子と前記MOSトラ
    ンジスタのソース端子を接続し、出力端子に前記MOS
    トランジスタのゲート端子が接続された演算増幅器とを
    備え、前記第1,第2,第3,第4のバイポーラトラン
    ジスタは、コレクタに相当する前記半導体基板と、前記
    半導体基板上に選択的に形成され、ベースに相当する前
    記半導体基板と異なる導電型の第1の拡散層と、前記第
    1の拡散層上方に選択的に形成され、エミッタに相当す
    る前記半導体基板と同型導電型である第2の拡散層とか
    ら構成されていることを特徴とする乗除算回路。
JP11001946A 1999-01-07 1999-01-07 乗除算回路 Withdrawn JP2000201033A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11001946A JP2000201033A (ja) 1999-01-07 1999-01-07 乗除算回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11001946A JP2000201033A (ja) 1999-01-07 1999-01-07 乗除算回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000201033A true JP2000201033A (ja) 2000-07-18

Family

ID=11515790

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11001946A Withdrawn JP2000201033A (ja) 1999-01-07 1999-01-07 乗除算回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000201033A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002052737A1 (fr) * 2000-12-22 2002-07-04 Niigata Seimitsu Co., Ltd. Circuit de limitation
JP2007221627A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Seiko Epson Corp 発振回路、物理量トランスデューサ及び振動ジャイロセンサ
JP2011172228A (ja) * 2010-02-18 2011-09-01 Ls Industrial Systems Co Ltd 定電流ベースの電力線通信システム
KR101845229B1 (ko) 2018-02-13 2018-04-04 주식회사 우진엔텍 전자회로의 입력신호 제어용 곱셈 연산기 장치

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002052737A1 (fr) * 2000-12-22 2002-07-04 Niigata Seimitsu Co., Ltd. Circuit de limitation
US7368981B2 (en) 2000-12-22 2008-05-06 Niigata Seimitsu Co., Ltd. Limit circuit
JP2007221627A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Seiko Epson Corp 発振回路、物理量トランスデューサ及び振動ジャイロセンサ
JP2011172228A (ja) * 2010-02-18 2011-09-01 Ls Industrial Systems Co Ltd 定電流ベースの電力線通信システム
KR101845229B1 (ko) 2018-02-13 2018-04-04 주식회사 우진엔텍 전자회로의 입력신호 제어용 곱셈 연산기 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6717474B2 (en) High-speed differential to single-ended converter
JP2891297B2 (ja) 電圧電流変換回路
US4647841A (en) Low voltage, high precision current source
US20110169551A1 (en) Temperature sensor and method
US5132640A (en) Differential current amplifier circuit
JPH1022748A (ja) 電圧電流変換回路
JP2000201033A (ja) 乗除算回路
JPH10150332A (ja) 差動回路
JP3022388B2 (ja) トランスリニアマルチプライヤ
KR0158625B1 (ko) 자유 컬렉터단자를 구비한 바이폴라 트랜지스터 회로
JPH0865074A (ja) 電流電圧変換回路、電流圧縮伸張回路、自動露出制御システム及びセンサ内蔵自動露出制御システム
JPH05218799A (ja) インピーダンス乗算器
JPH09105763A (ja) コンパレータ回路
JPS5857814A (ja) 電子インピ−ダンス装置
WO1996019865A2 (en) An amplifying circuit
US6339319B1 (en) Cascoded current mirror circuit
US7081787B2 (en) Analog circuit for calculating square and reciprocal of a current
JP2685715B2 (ja) アナログ乗算器
US4859966A (en) Current amplifier circuit and a current amplifying type differential current converter circuit
US20040246029A1 (en) Current-mode circuit for implementing the minimum function
JPH06250751A (ja) 基準電圧回路
JP2001203546A (ja) 演算回路
US7663412B1 (en) Method and apparatus for providing leakage current compensation in electrical circuits
JP2996551B2 (ja) カレントミラー回路装置
JPH0433162B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060307