JP3424434B2 - リーク電流補償回路 - Google Patents

リーク電流補償回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高温動作時にリー
ク電流が問題となる集積回路(IC、LSI)に対し
て、回路を構成する素子に存在する寄生ダイオードの逆
方向リーク電流を補償するリーク電流補償回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図1に、一般的なCMOS製造工程によ
って製作したnMOSトランジスタおよびpMOSトラ
ンジスタを示す。この例は、n型基板にnMOSトラン
ジスタおよびpMOSトランジスタを形成したものであ
り、nウェルおよびn型基板の電位はVDD(高電圧の
電源電位)に設定され、pウェルの電位はVSS(低電
圧(例えばアース)の電源電位)に設定されている。
【0003】これらのMOSトランジスタにおいては、
そのソースsとバルク(ウェル)bとの間に寄生ダイオ
ードDsが存在し、ドレインdとバルク(ウェル)bと
の間に寄生ダイオードDdが存在する。この寄生ダイオ
ードDs、Ddは、通常、逆バイアス状態におかれるた
め、わずかながら逆方向リーク電流が流れる。
【0004】図2に、nMOSトランジスタM1を使用
した回路を示す。この回路では、nMOSトランジスタ
M1のゲートgに回路30が接続され、ドレインdに回
路20が接続され、ソースsにVSSが接続されてい
る。
【0005】図2に示すように、nMOSトランジスタ
M1が、回路ブロック20および30に接続された回路
を考える場合、ソース側の寄生ダイオードはD1sは零
バイアスの状態になるのでリーク電流は流れないが、ド
レイン側の寄生ダイオードD1dは逆バイアス状態にな
るので、リーク電流ILが存在する。このリーク電流I
Lは、通常極めて小さいので、回路設計上は無視して、
【数1】 Iin=Ids ・・・・(1) として設計がなされる。ところが、高温になるとリーク
電流ILは急激に増加するので、無視できなくなり、次
式(2)
【数2】 Iin=Ids+IL ・・・・(2) となる。こうなると回路は、もはや設計通りの動作をし
なくなり、電流Iinの増加、若しくはIdsの減少若
しくはこれらの双方が生じることになる。
【0006】このリーク電流の対策として、本出願人は
先に特願平7−147877号にて、寄生ダイオードと
同じ特性をもつ補償ダイオードによって上述のリーク電
流を補償するリーク電流補償回路について提案してい
る。以下、このリーク電流補償回路について図3を用い
て説明する。図3において、補償ダイオードD1Cd
は、逆方向の補償電流ICを流し、この補償電流ICに
よってnMOSトランジスタM1に存在する寄生ダイオ
ードD1dのリーク電流ILを補償する。この補償ダイ
オードD1Cdは、nMOSトランジスタM1と同様の
構造のnMOSトランジスタM1Cのドレインdと、電
源VSSとの間に形成される寄生ダイオードである。ま
た、このnMOSトランジスタM1Cのソースおよびp
ウェルは電源VSSに接続され、ゲートgは電源VSS
に接続されておりnMOSトランジスタM1Cはオフ状
態となるように設定されている。
【0007】更に、図3に示すように、補償ダイオード
D1Cdおよび寄生ダイオードD1dはそれぞれ同一の
電源VSSに接続されている。また、カレントミラー回
路10は、入力電流と出力電流の大きさが等しく設定さ
れており、補償ダイオードD1Cdによって電源VDD
より引き出される電流I0と等しい電流I1が、電源V
DDからnMOSトランジスタM1のドレインdに供給
されている。
【0008】ここで、補償ダイオードD1Cdの逆方向
リーク電流(補償電流)ICをカレントミラー回路10
の入力電流I0とすると、補償電流ICと、このカレン
トミラー回路30の入力電流I0および出力電流I1と
の関係は、
【数3】 I0=I1=IC ・・・・(3) となる。
【0009】ここで、ダイオードの逆方向電流がバイア
ス依存性を有しないとすれば、寄生ダイオードD1dと
補償ダイオードD1Cdは全く同じ構造・大きさとする
ことで、次式(4)
【数4】 IC=IL ・・・・(4) となる。
【0010】こうすることにより、寄生ダイオードD1
dにおけるリーク電流ILにほぼ等しい電流I1が、リ
ーク電流補償回路からこの寄生ダイオードD1dを有す
る素子に供給される。従って、カレントミラー回路10
からの出力電流I1によって寄生ダイオードD1dのリ
ーク電流が補償される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上の原理を用いれ
ば、寄生ダイオードによるリーク電流の補償が可能には
なるものの、以下のような問題点があった。
【0012】即ち、寄生ダイオードのリーク電流は、わ
ずかながらバイアスの電圧に依存した大きさの電流とな
る。図4に、実測した200℃におけるリーク電流のバ
イアス電圧依存性を示す。図4から明らかなように、リ
ーク電流は、印加されるバイアス電圧に応じて変化して
おり、NMOSトランジスタの場合には、特にその依存
性が高くなっている。
【0013】図3に示すような構成のリーク電流補償回
路を用いて、nMOSトランジスタM1の寄生ダイオー
ドD1dのリーク電流を補償する場合、補償ダイオード
D1Cdと寄生ダイオードD1dにバイアスされる電圧
に相違が生じる可能性がある。そして、両者のバイアス
電圧に相違が生じた場合、図4に示すようなリーク電流
の電圧依存性により各ダイオードD1Cd、D1dがぞ
れぞれ流す電流IC、ILの大きさは同じにならない。
従って、リーク電流補償回路は、補償すべき電流の大き
さと異なる大きさの電流で補償することになってしま
う。
【0014】具体的には、図3のリーク電流補償回路に
おいて、補償ダイオードD1Cdのバイアス電圧は、電
源電圧VDDに近い電圧(〓VDD+Vth(MP
0))である。なお、上記[Vth(MP0)]は、カ
レントミラー回路10を構成するpMOSトランジスタ
MM0を含むpMOSトランジスタ共通のしきい値電圧
を示している。これに対し、図3に示すように、nMO
SトランジスタM1のドレインdには回路20からの電
流が供給されているため、ドレイン電圧は、回路20の
構成や動作によって決定される。従って、寄生ダイオー
ドD1dへのバイアス電圧が、VSSに近い電圧(VS
S+Vthn、Vthn;nMOSトランジスタのしき
い値電圧)となる場合があり、このような場合、従来の
リーク電流補償回路では、正確に寄生ダイオードD1d
の逆方向リーク電流を補償することができなかった。
【0015】本発明は、上記課題に解決するためになさ
れ、IC,LSIの高温動作化のためのリーク電流補償
回路において、寄生ダイオードの逆方向リーク電流の電
圧依存性に基づく補償回路の誤動作を防止することを目
的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のリーク電流補償回路は、集積回路を構成する
素子の寄生ダイオードの逆方向リーク電流を補償する回
路であって、寄生ダイオードが接続されている電源と同
じ電源に接続され逆方向リーク電流を流す第一および第
二の補償ダイオードと、第一の補償ダイオードの逆方向
リーク電流を入力電流とする2出力の第一のカレントミ
ラー回路と、第一カレントミラー回路の一方の出力端子
からの出力電流と、第二補償ダイオードの逆方向リーク
電流との差の電流を入力電流とする第二のカレントミラ
ー回路と、を有する。そして、第一のカレントミラー回
路の他方の出力端子からの出力電流と、前記第二のカレ
ントミラー回路の出力電流と、の差の電流を補償電流と
して、寄生ダイオードの他方の端子に供給、または引き
抜くことを特徴とする。
【0017】上記寄生ダイオードは、逆方向リーク電流
がそのダイオードに印加されているバイアス電圧に対す
る依存性を有している。そして、本発明のリーク電流補
償回路によれば、例えば、寄生ダイオードが低バイアス
されている場合においても、そのバイアス電圧に応じて
発生する寄生ダイオードの逆方向リーク電流とほぼ同じ
大きさの補償電流を発生することができる。具体的に
は、例えば、寄生ダイオードに供給される補償電流は、
第二の補償ダイオードが流す前記逆方向リーク電流にほ
ぼ等しく設定することにより、寄生ダイオードが低バイ
アスされている場合に、精度よくリーク電流を補償でき
る。従って、本発明の構成によれば、従来方式に比較し
てさらに高温度領域まで高精度なリーク電流補償が可能
になる。
【0018】また、寄生ダイオードが高圧側電源電圧
(実施形態ではVDD)と低圧側電源(実施形態ではV
SS)との中間電位にバイアスされている場合は、カレ
ントミラー回路の入力−出力電流の比を加減すること
で、中間電位にバイアスされた寄生ダイオードのリーク
電流補償ができる。具体的には、例えば、第二のカレン
トミラー回路を入力電流に対してN倍の出力電流を発生
する構成として、この倍率を変更することにより実現可
能である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
(以後、実施形態という)について、図面に基づき説明
する。
【0020】(実施形態1)本発明の実施形態1に係わ
るリーク電流補償回路を説明する。図5は、nMOSト
ランジスタM1のドレイン端子に存在する寄生ダイオー
ドD1dのリーク電流を補償する場合の回路構成であ
る。
【0021】なお、ここでは説明を簡単化するために、
全てのnMOSトランジスタ、pMOSトランジスタの
しきい値電圧を、各々、Vthn(>0)、Vthp
(<0)として説明する。
【0022】nMOSトランジスタM1のドレインdは
回路20に接続され、ゲートgは回路30に接続され、
p−ウェル(b)およびソースsは電源VSSに接続さ
れている。また、ドレインdと電源VSS間、ソースs
と電源VSS間に各々寄生ダイオードD1d,DIsが
存在する。このうち寄生ダイオードD1sは、零バイア
スなので電流は流れないが、寄生ダイオードD1dに
は、逆バイアス電圧が印加されるため、リーク電流IL
が流れる。
【0023】また、電源VDDと第一の補償ダイオード
D1Cdとの間には第一のカレントミラー回路12が設
けられ、第一の補償ダイオードD1Cdの逆方向電流が
第一のカレントミラー回路12の入力電流となるように
接続されている。カレントミラー回路12は2つの出力
端子を有し、一方の出力端子は第二のカレントミラー回
路11の入力端子と、第二の補償ダイオードD1Csの
カソード端子に接続されている。第一のカレントミラー
回路12の他方の出力端子と第二のカレントミラー回路
11の出力端子は接続され、さらに、nMOSトランジ
スタM1のドレインdに接続されている。
【0024】二つの補償ダイオードD1Cd,D1Cs
は、寄生ダイオードD1dと全く同じpn接合の構造
(同じ形状,面積,周囲長,不純物濃度等)を有したダ
イオードである。この補償ダイオードD1Cd,D1C
sは、nMOSトランジスタM1と全く同じnMOSト
ランジスタM1Cを作製し、そのp−ウェルを寄生ダイ
オードD1d、D1sと同様に、電源VSSに接続して
いる。また、nMOSトランジスタM1Cがオフ状態に
なるように、ゲートを電源VSSに接続し、このnMO
SトランジスタM1Cのドレインと電源電圧VSS間に
できる寄生ダイオードをD1Cdとして、ソースとの間
にできる寄生ダイオードをD1Csとして利用したもの
である。
【0025】第一のカレントミラー回路12は、大きさ
の等しい3つのpMOSトランジスタMP0,MP1,
MP2から、第二のカレントミラー回路11は、大きさ
の等しい2つのnMOSトランジスタMN0,MN1か
ら構成された基本的なカレントミラー回路であり、入力
電流と出力電流の大きさの比が1対1,すなわち等しく
なっている。
【0026】ここで、第一の補償ダイオードD1Cdの
バイアス電圧V1、と第二の補償ダイオードD1Csの
バイアス電圧V2を考える。
【0027】電圧V1は、第一のカレントミラー回路の
入力端子の電圧であり、図5に示した回路構成の場合
は、電源VSSよりも電源VDDの側に、すなわち
【数5】 V1〓VDD+Vthp ・・・・(5) となる。
【0028】これは、第一の補償ダイオードD1Cdの
逆方向リーク電流IL1が小さいため、カレントミラー
回路12の入力のpMOSトランジスタMP0のゲート
−ソース間電圧は、しきい値電圧Vthp程度になるた
めである。
【0029】また、第二の補償ダイオードD1Csのバ
イアス電圧V2も、同様な理由により、
【数6】 V2〓VSS+Vthn ・・・・(6) となる。ここで、V1>V2であるから、ダイオードの
逆方向電流のバイアス依存性により、図6に示すように
第一と第二の補償ダイオードの逆方向電流IL1,IL
2の関係は、
【数7】 IL1>IL2 ・・・・(7) となる。
【0030】第一の補償ダイオードD1Cdの逆方向リ
ーク電流IL1と、第一のカレントミラー回路12の入
力電流IP0と二つの出力端子の出力電流IP1,IP
2との関係は、
【数8】 IP0=IP1=IP2=IL1 ・・・・(8) となる。
【0031】一方、第二の補償ダイオードD1Csの逆
方向リーク電流IL2と、第二のカレントミラー回路の
入力電流IN0と二つの出力端子の出力電流IN1との
関係は、
【数9】 IN0=IN1 =IL1−IL2 ・・・・(9) となる。
【0032】従って、寄生ダイオードD1への補償電流
ICは、
【数10】 IC=IP2−IN1 =IL2 ・・・・(10) となる。
【0033】以上から明らかなように、本実施形態にお
けるリーク電流補償回路は、寄生ダイオードD1dのバ
イアス電圧Vdの大きさに関係なく、補償電流はIL2
となる。従って、寄生ダイオードD1dへのバイアス電
圧Vdが、
【数11】 ・・・・(11) Vd〓VSS+Vthn の場合において、特に精度よくリーク電流ILの補償が
行える。
【0034】その結果、回路20からの電流はそのまま
nMOSトランジスタM1のドレイン電流となり、リー
ク電流ILの影響を受けにくくなる。このように、2つ
の全く同じ構造の補償ダイオードの逆方向リーク電流を
利用することで、寄生ダイオードD1dが低バイアスさ
れている場合において、高精度にリーク電流を補償する
ことが可能となる。
【0035】ところで、図7に示すように、カレントミ
ラー回路12を構成するpMOSトランジスタMP0,
MP1,MP2にも寄生ダイオードDP0d,DP0
s,DP1d,DP1s,DP2d,DP2sが存在す
る。しかし、カレントミラー回路12が扱う電流レベル
は比較的小さな電流レベルなので、最小ルールで設計で
きるため、非常に小さなpn接合のダイオードとなり、
そこで生じるリーク電流のレベルはIL,ICより小さ
くできる。従って、カレントミラー回路12の動作に影
響を与えない。また、カレントミラー回路11を構成す
るnMOSトランジスタについても、同様のことがいえ
る。
【0036】なお、上述の第一実施形態では、第一と第
二の補償ダイオードD1Cd,D1Csは、nMOSト
ランジスタM1と全く同じ構造のnMOSトランジスタ
M1Cの寄生ダイオードを利用したが、補償ダイオード
D1Cの作製法はこの限りではない。例えば、nMOS
トランジスタM1と同じp−ウェル内に、寄生ダイオー
ドD1dと同程度の大きさのn−typeの領域を作製
してできるダイオードを利用してもよい。
【0037】また、カレントミラー回路12は、図5の
回路方式に限定するものではない。要は図8に示すよう
に、入力端子からの電流IP0と同じ大きさの電流IP
1,IP2を各出力端子から供給できれば良い。カレン
トミラー回路11についても同様に入力端子からの電流
IN0と同じ大きさの電流IN1を出力端子から供給す
る構成であれば良い。
【0038】(実施形態2)以下、本発明の実施形態2
に係わるリーク電流補償回路について、図9を用いて説
明する。
【0039】nMOSトランジスタM1のドレインdは
回路20に接続し、ゲートgは回路30に接続し、p−
well(b)およびソースsは電源VSSに接続して
いる。また、ドレインdと電源VSS間、ソースsと電
源VSS間には、各々寄生ダイオードD1d,D1sが
存在している。寄生ダイオードD1sは、零バイアスな
ので電流は流れないが、寄生ダイオードD1dには、電
圧が印加されるとリーク電流ILが流れる。
【0040】そして、このリーク電流ILを補償するた
めに、本実施形態2では、2つの補償ダイオードD1C
d,D1Csと2つのカレントミラー回路14,11を
設けている。
【0041】次に、本実施形態2における構成におい
て、実施形態1と異なる点について述べる。
【0042】本実施形態2における第一の補償ダイオー
ドの逆方向電流の大きさは、実施形態1における第一の
補償ダイオードの逆方向電流の1/Mになっている。つ
まり、本実施形態2の第一の補償ダイオードD1Cdの
逆方向電流IL1mと、実施形態1と同様に第一の補償
ダイオードをnMOSトランジスタM1の寄生ダイオー
ドD1と全く同じ大きさにした場合にこの第1の補償ダ
イオードが流す逆方向リーク電流IL1との関係は、次
式(12)のようになっている。
【0043】
【数12】 IL1m=IL1/M ・・・・(12) さらに、本実施形態2においては、第一のカレントミラ
ー回路14の入力電流IP0と、2つの出力電流IP
1,IP2の大きさの比は、次式(13)のように設定
されている。
【0044】
【数13】 |IP0|:|IP1|:|IP2|=1:M:M ・・・・(13) 以上の2点が、実施形態1と異なる点である。
【0045】なお、第二のカレントミラー回路11の入
力電流IN0と出力電流IN1の大きさの比は、実施形
態1と同様に、
【数14】 |IN0|:|IN1|=1:1 ・・・・(14) に設定されている。
【0046】また、第一の補償ダイオードD1Cdのバ
イアス電圧V1、および第二の補償ダイオードD1Cs
のバイアス電圧V2は、上述の実施形態1と同様の理由
により、次式(15),(16)となる。
【0047】
【数15】 V1〓VDD+Vthp ・・・・(15)
【数16】 V2〓VSS+Vthn ・・・・(16) このため、第一および第二の補償ダイオードのリーク電
流IL1m,IL2は、次式(17)に示すような関係
となる。
【0048】
【数17】 M・IL1m=IL1>IL2 ・・・・(17) また、第一の補償ダイオードD1Cdの逆方向リーク電
流IL1mと、第一のカレントミラー回路14の入力電
流IP0と二つの出力電流IP1,IP2との関係は、
次式(18)となる。
【0049】
【数18】 IP2=IP1=M・IP0=M・IL1m ・・・・(18) 一方、第二の補償ダイオードD1Csの逆方向リーク電
流IL2と、第二のカレントミラー回路の入力電流IN
0と二つの出力端子の出力電流IN1との関係は、
【数19】 IN1=IN0 =M・IL1m−IL2 ・・・・(19) となる。
【0050】従って、寄生ダイオードD1への補償電流
ICは、
【数20】 IC=IP2−IN1 =M・IL1m−(M・IL1m−IL2) =IL2 ・・・・(20) となる。
【0051】このように、本実施形態2におけるリーク
電流補償回路は、寄生ダイオードD1dのバイアス電圧
Vdの大きさに関係なく、補償電流はIL2となる。こ
のため、本実施形態2の構成により、nMOSトランジ
スタM1のドレイン電圧、すなわち、寄生ダイオードD
1dのバイアス電圧vdが、次式(21)
【数21】 Vd〓VSS+Vthn ・・・・(21) となる回路構成の場合において、特に精度良くリーク電
流ILの補償が行える。
【0052】以上に説明したように、nMOSトランジ
スタのドレインdの電圧Vdが低い場合、特にnMOS
トランジスタのドレインdの電圧Vdが、
【数22】 Vd=VSS+Vthn ・・・・(22) の場合に、寄生ダイオードD1dのリーク電流ILと同
じ大きさの電流がnMOSトランジスタM1のドレイン
dに供給され、従来よりも精度良くリーク電流の補償が
できる。その結果、回路20からの電流はそのままnM
OSトランジスタM1のドレイン電流となり、リーク電
流ILの影響を受けにくくなる。
【0053】また、本実施形態2の構成のように、第一
のカレントミラー回路14の入出力電流の比を上式(1
3)のように設定することにより、第一の補償ダイオー
ドD1Cdよりも小面積のダイオードを用いることがで
きる。このため、補償回路の集積度をより向上させるこ
とが可能となる。なお、図9においてMを2以上の整数
とすると、特に回路の設計、製造が容易となる。
【0054】(実施形態3)次に、本発明の実施形態3
に係わるリーク電流補償回路の構成について、図10を
用いて説明する。
【0055】nMOSトランジスタM1は、そのドレイ
ンが回路20に接続され、ゲートが回路30に接続さ
れ、p−ウェルおよびソースは電源VSSに接続されて
いる。また、ドレインdと電源VSS間、ソースsと電
源VSS間には、各々寄生ダイオードD1d,D1sが
存在している。寄生ダイオードD1sは、零バイアスな
ので電流は流れないが、寄生ダイオードD1dには、電
圧が印加されるとリーク電流ILが流れる。
【0056】そして、このリーク電流ILを補償するた
めに、本実施形態3では、2つの補償ダイオードD1C
d,D1Csと2つのカレントミラー回路18,11を
設けている。
【0057】ここで、本実施形態3における構成におい
て、実施形態1と異なる点について述べる。
【0058】まず、本実施形態3における第一の補償ダ
イオードの逆方向電流の大きさは、実施形態1における
第一および第二の補償ダイオードの逆方向電流の1/M
になっている。つまり、本実施形態3の第一および第二
の補償ダイオードD1Cd,D1Csの逆方向電流IL
1m,IL2mと、実施形態1と同様に第一および第二
の補償ダイオードをnMOSトランジスタM1の寄生ダ
イオードD1と全く同じ大きさにした場合における逆方
向リーク電流IL1,IL2との関係は、次式(23)
のようになっている。
【0059】
【数23】 IL1m=IL1/M ・・・・(23)
【数24】 IL2m=IL2/M ・・・・(24) 次に、第一のカレントミラー回路18の入力電流IP0
と2つの出力電流IP1,IP2の大きさの比は、次式
(25)のように設定されている。
【0060】
【数25】 |IP0|:|IP1|:|IP2|=1:1:M ・・・・(25) また、第二のカレントミラー回路11の入力電流IN0
と出力電流IN1の大きさの比は、実施形態1と同様
に、
【数26】 |IN0|:|IN1|=1:M ・・・・(26) に設定されている。
【0061】以上の3点が、実施形態1と異なる点であ
る。
【0062】本実施形態3において、第一の補償ダイオ
ードD1Cdのバイアス電圧V1、および第二の補償ダ
イオードD1Csのバイアス電圧V2は、上述の実施形
態1と同様の理由により、次式(27),(28)とな
る。
【0063】
【数27】 V1〓VDD+Vthp ・・・・(27)
【数28】 V2〓VSS+Vthn ・・・・(28) このため、第一および第二の補償ダイオードのリーク電
流IL1m,IL2mは、次式(29)のような関係と
なる。
【0064】
【数29】 IL1m>IL2m ・・・・(29) また、第一の補償ダイオードD1Cdの逆方向リーク電
流IL1mと、第一のカレントミラー回路18の入力電
流IP0と二つの出力電流IP1,IP2との関係は、
【数30】 IP2=M・IP1=M・IP0=M・IL1m ・・・・(30) となる。
【0065】一方、第二の補償ダイオードD1Csの逆
方向リーク電流IL2mと、第二のカレントミラー回路
の入力電流IN0と二つの出力端子の出力電流IN1と
の関係は、
【数31】 IN1=M・IN0 =M・(IL1m−IL2m) ・・・・(31) となる。
【0066】従って、寄生ダイオードD1への補償電流
ICは、
【数32】 IC=IP2−IN1 =M・IL1m−M・(IL1m−IL2m) =M・IL2m=IL2 ・・・・(32) となる。
【0067】上式(32)からも明らかなように、本実
施形態3におけるリーク電流補償回路は、寄生ダイオー
ドD1dのバイアス電圧Vdの大きさに関係なく、補償
電流はIL2となる。このため、本実施形態3の構成に
より、nMOSトランジスタM1のドレイン電圧、すな
わち、寄生ダイオードD1dのバイアス電圧Vdが、
【数33】 Vd〓VSS+Vthn ・・・・(33) 上式(33)となる回路構成の場合において、特に精度
良くリーク電流ILの補償が行える。
【0068】以上に説明したようにnMOSトランジス
タのドレインdの電圧Vdが低い場合、特にnMOSト
ランジスタのドレインdの電圧Vdが、
【数34】 Vd=VSS+Vthn ・・・・(34) の場合に、寄生ダイオードD1dのリーク電流ILと同
じ大きさの電流がnMOSトランジスタM1のドレイン
dに供給され、従来よりも精度良く補償ができる。その
結果、回路20からの電流はそのままnMOSトランジ
スタM1のドレイン電流となり、リーク電流ILの影響
を受けにくくなる。
【0069】また、本実施形態3の構成のように、第一
および第二のカレントミラー回路18,11の入出力電
流の比を上式(25),(26)のように設定すること
により、第一の補償ダイオードD1Cdよりも小面積の
ダイオードを用いることができる。このため、補償回路
の集積度をより向上させることが可能となる。なお、図
10においてMを2以上の整数とすると、他の実施形態
と同様に、特に回路の設計、製造が容易となる。
【0070】(実施形態4)次に、本発明の実施形態4
に係わるリーク電流補償回路の構成について、図11を
用いて説明する。図11は、nMOSトランジスタM1
のドレイン端子に存在し、電源VDDからVSSの間の
電圧でバイアスされている寄生ダイオードD1のリーク
電流を補償した場合の回路構成である。
【0071】nMOSトランジスタM1のドレインは回
路20に接続し、ゲートは回路30に接続し、p−ウェ
ルおよびソースは電源VSSに接続している。さらに、
ドレインと電源VSS間、ソースと電源VSS間には、
各々寄生ダイオードD1d,D1sが存在している。こ
のうち寄生ダイオードD1sは、零バイアスなので電流
は流れないが、寄生ダイオードD1dには、電圧が印加
されるとリーク電流ILが流れる。
【0072】そして、このリーク電流ILを補償するた
めに、本実施形態4では、実施形態1と同様に、第一お
よび第二の補償ダイオードD1Cd,D1Csと、第一
のカレントミラー回路12を設け、更に第二のカレント
ミラー回路16を設けている。
【0073】本実施形態4が実施形態1と相違する点
は、実施形態4の第二のカレントミラー回路16の入力
電流IN0と出力電流IN1の大きさの比が、次式(3
5)のように設定されていることであり、他は同じ構成
である。
【0074】
【数35】 |IN0|:|IN1|=1:N ・・・・(35) 第一の補償ダイオードD1Cdのバイアス電圧V1、お
よび第二の補償ダイオードD1Csのバイアス電圧V2
は、前記実施形態1と同様の理由により、次式(3
6),(37)となる。
【0075】
【数36】 V1〓VDD+Vthp ・・・・(36)
【数37】 V2〓VSS+Vthn ・・・・(37) また、ダイオードのリーク電流のバイアス依存性によ
り、2つの補償ダイオードD1Cd,D1Csの各リー
ク電流をIL1,IL2とすると、その関係は次式(3
8)のようになる。
【0076】
【数38】 IL1>IL2 ・・・・(38) 次に、第一の補償ダイオードD1Cdの逆方向リーク電
流IL1、第一のカレントミラー回路12の入力電流I
P0と二つの出力電流IP1,IP2との関係は、次式
(39)のようになる。
【0077】
【数39】 IP2=IP1=IP0=IL1 ・・・・(39) 一方、第二の補償ダイオードD1Csの逆方向リーク電
流IL2と、第二のカレントミラー回路16の入力電流
IN0と二つの出力端子の出力電流IN1との関係は、
次式(40)となる。
【0078】
【数40】 IN1=N・IN0 =N(IL1−IL2) ・・・・(40) 従って、寄生ダイオードD1への補償電流ICは、
【数41】 IC=IP2−IN1 =IL1−N(IL1−IL2) ・・・・(41) となる。
【0079】すなわち、寄生ダイオードD1が、中間電
圧Vdでバイアスされている場合、すなわち、次式(4
2)の場合は、
【数42】 V1≧Vd≧V2 ・・・・(42) 逆方向リーク電流は、式(43)となり、
【数43】 IL1≧IL≧IL2 ・・・・(43) 上式(41)に基づいて、
【数44】 N=(IL1−IL)/(IL1−IL2) ・・・・(44) となるように、Nを設定する。この場合の補償電流IC
の大きさを式(41)から求めると、当然のことなが
ら、
【数45】 IC=IL ・・・・(45) となり、nMOSトランジスタの寄生ダイオードD1d
のリーク電流ILと同じ大きさになる。
【0080】以上のような構成とすることにより、nM
OSトランジスタのドレインdの電圧Vdが、式(4
2)に示すような電源電圧VSSとVDDの中間電位で
あっても、寄生ダイオードD1dのリーク電流ILと同
じ大きさの電流をnMOSトランジスタM1のドレイン
の供給することができる。
【0081】その結果、回路20からの電流はそのまま
nMOSトランジスタM1のドレイン電流となり、リー
ク電流ILの影響を受けにくくなり、高精度なリーク電
流の補償が可能となる。
【0082】なお、本発明は、以上に説明した実施形態
のみには限定されず、例えば、寄生ダイオードD1dに
印加されるバイアス電圧Vdに応じて、実施形態2また
は実施形態3と実施形態4とを組み合わせる構成も採用
可能である。
【0083】すなわち、入力電流に対してM倍の出力電
流を発生する第一のカレントミラー回路14(図9)、
18(図10)と、入力電流に対してN倍の出力電流を
発生する第二のカレントミラー回路16(図11)を用
いて、第一および第二の補償ダイオードD1Cd,D1
Csの逆方向リーク電流IL1,IL2に基づいて補償
電流ICを作成する構成も採用可能である。寄生ダイオ
ードD1dへのバイアス電圧Vdに応じて、このような
構成とすれば、より正確にリーク電流の補償を行うこと
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 n形基板に作製したnMOSトランジスタと
pMOSトランジスタのそれぞれの寄生ダイオードを示
す図である。
【図2】 寄生ダイオードによって生じるリーク電流を
示す図である。
【図3】 関連する従来のリーク電流補償回路の構成を
示す図である。
【図4】 リーク電流のバイアス電圧依存性(200
℃)を示す図である。
【図5】 本発明の実施形態1に係るリーク電流補償回
路の構成を示す図である。
【図6】 補償ダイオードの逆方向電流とバイアス電圧
の関係を示す図である。
【図7】 図5の第一のカレントミラー回路12を構成
するMOSトランジスタに存在する寄生ダイオードの構
成を示す図である。
【図8】 図5の回路12,11の基本的動作を示す図
である。
【図9】 本発明の実施形態2に係わるリーク電流補償
回路の構成を示す図である。
【図10】 本発明の実施形態3に係わるリーク電流補
償回路の構成を示す図である。
【図11】 本発明の実施形態4に係わるリーク電流補
償回路の構成を示す図である。
【符号の説明】
12,14,18 第一のカレントミラー回路、11,
16 第二のカレントミラー回路、20,30,40
回路、M1,M1C nMOSトランジスタ、D1d,
D1s 寄生ダイオード、D1Cd,D1Cs 補償ダ
イオード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長瀬 宏 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41 番地の1 株式会社豊田中央研究所内 (56)参考文献 特開 昭61−230353(JP,A) 特開 平7−218340(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03F 3/45 H01L 21/8234 H01L 27/088 H03K 19/094

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集積回路を構成する素子の寄生ダイオー
    ドの逆方向リーク電流を補償する回路において、 前記寄生ダイオードが接続されている電源と同じ電源に
    接続され、逆方向リーク電流を流す第一および第二の補
    償ダイオードと、 前記第一の補償ダイオードの逆方向リーク電流を入力電
    流とする2出力の第一のカレントミラー回路と、 前記第一カレントミラー回路の一方の出力端子からの出
    力電流と、前記第二補償ダイオードの逆方向リーク電流
    との差の電流を入力電流とする第二のカレントミラー回
    路と、を有し、 前記第一のカレントミラー回路の他方の出力端子からの
    出力電流と、前記第二のカレントミラー回路の出力電流
    と、の差の電流を補償電流として、前記寄生ダイオード
    に供給、または引き抜くことを特徴とするリーク電流補
    償回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のリーク電流補償回路に
    おいて、 前記第一および第二の補償ダイオードは、前記寄生ダイ
    オードとほぼ同じ構造で、ほぼ同じ大きさの逆方向リー
    ク電流を流し、 前記第一及び第二のカレントミラー回路は、入力電流に
    ほぼ等しい出力電流を発生することを特徴とするリーク
    電流補償回路。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のリーク電流補償回路に
    おいて、 前記第一の補償ダイオードの流す逆方向リーク電流の大
    きさは、前記寄生ダイオードの逆方向リーク電流の1/
    Mであり、 前記第一のカレントミラー回路は、入力電流に対してM
    倍の大きさの出力電流を発生することを特徴とするリー
    ク電流補償回路。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のリーク電流補償回路に
    おいて、 第一および第二の補償ダイオードの流す逆方向リーク電
    流の大きさは前記寄生ダイオードの逆方向リーク電流の
    1/Mであり、 前記第一のカレントミラー回路は、その2つの出力端子
    のうちの一方の出力端子にて入力電流と同じ大きさの出
    力電流を発生し、他方の出力端子にて前記入力電流のM
    倍の出力電流を発生し、 前記第一のカレントミラー回路の一方の出力端子からの
    出力電流を入力電流とする第二のカレントミラー回路
    は、この入力電流に対してM倍の大きさの出力電流を発
    生することを特徴とするリーク電流補償回路。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載のリー
    ク電流補償回路において、 前記寄生ダイオードに印加されているバイアス電圧が、
    高電圧側電源電圧と低電圧側電源電圧の中間電位である
    場合に、 前記寄生ダイオードに供給または引き抜く補償電流が、
    前記寄生ダイオードの逆方向リーク電流と同じ大きさと
    なるように、前記第二のカレントミラー回路の入力電流
    と出力電流の大きさの比を設定することを特徴とするリ
    ーク電流補償回路。
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