JP5446733B2 - 電流検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、負荷に流れる電流を検出するための電流検出装置に関する。
特許文献1には、コイル等の負荷に接続されるスイッチング部と、同電位制御部と、電流掃引部とを備えた電流検出装置が開示されている。
スイッチング部は、負荷に接続される出力端子と、電流掃引部に接続される電流検出端子とを備える。スイッチング部は、負荷及び電流掃引部への電力供給のオン・オフを制御する。
同電位制御部は、出力端子と電流検出端子とに接続されている。そして、同電位制御部は、出力端子と電流検出端子とを同電位にするために電流掃引部を制御する。
電流掃引部は、掃引トランジスタを有する。電流掃引部の掃引トランジスタのゲートは、同電位制御部によって電流検出端子が出力端子と同電位となるように制御されて、検出電流を出力する。
特許文献1の電流検出装置では、スイッチング部がオン状態になると、負荷に電流が流れる。また、検出電流が、出力端子と同電位に制御された電流検出端子を介して、電流掃引部に流れる。電流検出装置は、この検出電流をモニタすることにより、負荷に流れる電流を検出する。この後、スイッチング部がオフ状態になると、負荷への電力供給が停止する。
近年、このような電流検出装置の一部または全部が、同一半導体基板上に形成される。更に、別の装置の一部が、電流検出装置の一部と同一半導体基板上に形成されることがある。これにより、各装置の小型化が実現されている。
特開2009−80036号公報
しかしながら、電流掃引部の掃引トランジスタが、他の装置のダイオード等と同一半導体基板上の隣接する位置に形成されると、寄生トランジスタ等の寄生素子が掃引トランジスタと当該ダイオードとの間に形成される。これにより、当該ダイオードを含む他の装置が、誤動作を起こすといった課題がある。具体的には、スイッチング部が、コイル等の負荷への供給を停止すると、出力端子が誘導起電力によって負電位となる。これにより、電流検出端子が負電位となるために、ダイオードのカソードが正電位であれば、電流が、ダイオードから掃引トランジスタに流れる。この結果、ダイオードを含む装置が誤動作する。
本発明は、上述した課題を解決するために創案されたものであり、誤動作を低減できる電流検出装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、出力端子を介して負荷へ供給する電力のオン・オフ、及び、電流検出端子を介して供給する検出電流のオン・オフを切り替えるスイッチング部と、前記電流検出端子を介して前記スイッチング部に接続され、負荷に流れる出力電流に対応する検出電流を引き出す電流掃引部と、前記出力端子の電位と前記電流検出端子の電位を同電位に制御する同電位制御部と、前記検出電流に対応するモニタ電流を出力するモニタ電流出力部とを備え、前記電流掃引部は、アノード端子が前記電流検出端子に接続された負電位防止ダイオードと、前記負電位防止ダイオードと同じ基板に形成され、ドレイン端子が前記負電位防止ダイオードのカソード端子に接続された掃引トランジスタとを備え、前記モニタ電流出力部は、前記検出電流が入力される入力用トランジスタ、及び、前記検出電流に対応するモニタ電流を出力する出力用トランジスタを有する第1カレントミラー部と、前記出力用トランジスタにカソード端子が接続された補正ダイオードによりモニタ電流を補正する電流補正部とを備え、前記補正ダイオードは、前記負電位防止ダイオードと同じ基板上に形成され、前記負電位防止ダイオードと同じ電流電圧特性を有し、前記電流補正部は、前記補正ダイオードと前記基板とによって形成され、前記負電位防止ダイオードと前記基板とによって形成される寄生トランジスタと同じ構造の補正用寄生トランジスタを有することを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、一対のトランジスタを有し、モニタ電流を出力する第2カレントミラー部を更に備え、前記補正ダイオードのアノード端子は、前記第2カレントミラー部の一方のトランジスタの出力側に接続され、前記第2カレントミラー部の他方のトランジスタの出力側は、モニタ電流が流れるモニタ出力端子であり、前記第2カレントミラー部の入力側は、前記スイッチング部の入力側と接続されていることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、前記基板は、P型の基板であって、前記掃引トランジスタは、NPN型のトランジスタであって、前記負電位防止ダイオードは、前記掃引トランジスタが形成された前記基板に形成されたTUB用N型領域内に形成されたアノード用のP型領域と、前記アノード用のP型領域内に形成されたカソード用のN型領域とを有するダイオードであり、前記TUB用N型領域は、前記スイッチング部の入力側と接続されていることを特徴とする。
本発明によれば、負電位防止ダイオードのカソード端子と掃引トランジスタのドレイン端子が接続されている。これにより、負荷がオフ状態に切り替えられて、誘導起電力によって、負電位防止ダイオードのアノード端子が接続された電流検出端子が負電位になっても、掃引トランジスタのドレイン端子は負電位にならない。このため、掃引トランジスタと隣接する別のダイオードとの間に寄生トランジスタが形成されていても、寄生トランジスタに電流が流れることを抑制できる。この結果、本発明は、誤動作を抑制することができる。
第1実施形態による電流検出装置の回路図である。 電流検出装置の電流掃引部近傍の素子構造を説明するための縦断面図である。 第2実施形態による電流検出装置の回路図である。 第3実施形態による電流検出装置の回路図である。 電流検出装置の電流掃引部近傍の素子構造を説明するための縦断面図である。 電流掃引部の等価回路図である。
(第1実施形態)
以下、図面を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態による電流検出装置の回路図である。図2は、電流検出装置の電流掃引部近傍の素子構造を説明するための縦断面図である。
図1に示すように、第1実施形態による電流検出装置1は、スイッチング部2と、オペアンプ(請求項の同電位制御部に相当)3と、電流掃引部4と、モニタ電流出力部5とを備える。
スイッチング部2は、コイル等の負荷90への電力供給のオン・オフの制御をする部である。また、スイッチング部2は、電流掃引部4への検出電流Idet1の供給のオン・オフを制御する部である。スイッチング部2は、出力用MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)11と、検出用MOSFET12と、駆動回路13とを備えている。
出力用MOSFET11のドレイン端子は、電源(図示略)が接続される電源電圧端子71に接続されている。出力用MOSFET11のソース端子は、負荷90が接続される出力端子15に接続されている。これにより、電力(出力電流Iout)が、出力端子15を介して負荷90へ供給される。出力用MOSFET11は、縦型トランジスタである。
検出用MOSFET12は、出力用MOSFET11と並列に接続されている。検出用MOSFET12のドレイン端子は、電源電圧端子71に接続されている。検出用MOSFET12のソース端子は、電流掃引部4が接続されている電流検出端子16に接続されている。これにより、検出電流Idet1が、電流検出端子16を介して、電流掃引部4へと供給される。検出用MOSFET12は、縦型トランジスタである。検出用MOSFET12の平面積は、出力用MOSFET11の平面積よりも極めて小さい(例えば、1/1000倍)。これにより、検出用MOSFET12に流れる検出電流Idet1が、出力用MOSFET11に流れる出力電流Ioutに比べて極めて小さくなる(例えば、1/1000)。
駆動回路13は、MOSFET11、12のオン・オフを制御するものである。駆動回路13は、MOSFET11、12のゲート端子に接続されている。
オペアンプ3は、出力端子15と電流検出端子16とを同電位に制御するための部である。オペアンプ3の正相入力端子は、出力端子15に接続されている。オペアンプ3の逆相入力端子は、電流検出端子16に接続されている。オペアンプ3の出力端子は、後述する電流掃引部4の掃引DMOSFET(Double-Diffused MOSFET)22のゲート端子44に接続されている。
電流掃引部4は、出力電流Ioutに対応する検出電流Idet1を引き出す(掃引する)ための部である。図1及び図2に示すように、電流掃引部4は、負電位防止ダイオード21と、NPN型の掃引DMOSFET22とを備えている。
負電位防止ダイオード21は、掃引DMOSFET22のドレイン端子42が負電位になることを防止するものである。負電位防止ダイオード21のアノード端子35は、電流検出端子16に接続されている。負電位防止ダイオード21のカソード端子34は、掃引DMOSFET22のドレイン端子42に接続されている。
掃引DMOSFET22のゲート端子44は、オペアンプ3の出力端子に接続されている。これにより、掃引DMOSFET22のゲート電圧が、出力端子15と電流検出端子16とが同電位になるようにオペアンプ3によって制御される。掃引DMOSFET22のソース端子43は、モニタ電流出力部5に接続されている。
次に、電流掃引部4の素子構造について、図2を参照して説明する。
図2に示すように、負電位防止ダイオード21は、P型シリコン基板31上に形成されたN型領域32と、N型領域32に形成されたP型領域33とを有する。N型領域32は、カソード端子34と接続されている。尚、カソード端子34は、掃引DMOSFET22のドレイン端子42と接続されている。P型領域33は、アノード端子35と接続されている。ここで、PNP型の寄生トランジスタ81が、ISO端子83を介して接地されたP型シリコン基板31と、負電位防止ダイオード21のN型領域32及びP型領域33とによって構成される。
図2に示すように、掃引DMOSFET22は、P型シリコン基板31上に形成された第1N型領域37と、第1N型領域37に形成されたP型領域38と、P型領域38に形成された第2N型領域39と、ゲート電極40とを備える。第1N型領域37は、ドレイン端子42と接続されている。P型領域38及び第2N型領域39は、ソース端子43と接続されている。ゲート電極40は、第1N型領域37と第2N型領域39との間のP型領域38を跨ぐように形成されている。ゲート電極40は、ゲート端子44と接続されている。
各N型領域32、37、39は、P型シリコン基板31またはP型領域38の所定の領域にP型の基となる不純物がドープされて形成されている。各P型領域33、38は、N型領域32、37の所定の領域にN型の基となる不純物がドープされて形成されている。
尚、掃引DMOSFET22の近傍には、他の装置のダイオード93が形成されている。このため、寄生トランジスタ94が、掃引DMOSFET22のN型領域37と、P型シリコン基板31と、別の装置(図示略)のダイオード93のN型領域95とによって形成される。
モニタ電流出力部5は、電流検出端子16を流れる検出電流Idet1に対応するモニタ電流Imon2をモニタ端子72から出力するための部である。モニタ電流出力部5は、カレントミラー部(請求項の第1カレントミラー部に相当)51と、電流補正部52とを備える。
カレントミラー部51は、電流掃引部4から出力された検出電流Idet2に対応したモニタ電流Imon1を出力するための部である。カレントミラー部51は、NPN型の入力用バイポーラトランジスタ53と、NPN型の出力用バイポーラトランジスタ54とを備えている。
入力用バイポーラトランジスタ53のコレクタは、掃引DMOSFET22のソース端子43に接続されている。これにより、検出電流Idet2が、入力用バイポーラトランジスタ53に入力される。
出力用バイポーラトランジスタ54は、モニタ端子72が接続された電流補正部52に接続されている。これにより、出力用バイポーラトランジスタ54は、検出電流Idet2に対応するモニタ電流Imon1を電流補正部52に出力する。
電流補正部52は、検出電流Idet1とモニタ電流Imon1との差を補正する部である。換言すると、電流補正部52は、電流検出端子16を流れる検出電流Idet1に対応するモニタ電流Imon2を出力する部である。電流補正部52は、補正用ダイオード56を有する。図1及び図2に示すように、補正用ダイオード56のカソード端子59は、カレントミラー部51の出力用バイポーラトランジスタ54のコレクタに接続されている。補正用ダイオード56のアノード端子60は、モニタ端子72と接続されている。尚、モニタ端子72には、モニタ電流Imon2をモニタするためのモニタ装置(図示略)が接続されている。
補正用ダイオード56は、図2に示すように、負電位防止ダイオード21と同じP型シリコン基板31上に形成されている。補正用ダイオード56は、P型シリコン基板31上に形成されたN型領域57と、N型領域57に形成されたP型領域58とを備えている。N型領域57は、カソード端子59と接続されている。P型領域58は、アノード端子60と接続されている。ここで、補正用ダイオード56は、負電位防止ダイオード21と同じ構造を有する。このため、補正用ダイオード56は、負電位防止ダイオード21と同じ電流電圧特性を有する。
ここで、PNP型の補正用寄生トランジスタ82が、補正用ダイオード56のP型領域58及びN型領域57と、P型シリコン基板31とによって形成される。上述したように補正用ダイオード56は、負電位防止ダイオード21と同じ構造を有する。このため、補正用寄生トランジスタ82は、負電位防止ダイオード21とP型シリコン基板31とによって形成される寄生トランジスタ81と同じ構成となる。
(電流検出動作)
次に、上述した電流検出装置1の動作について説明する。
まず、電力が負荷90に必要な場合、スイッチング部2がオン状態になる。具体的には、スイッチング部2の駆動回路13が、出力用MOSFET11のゲート電圧を昇圧する。これにより、出力用MOSFET11がオン状態になる。この結果、出力電流Ioutが、出力用MOSFET11を介して、電源電圧端子71から負荷90に流れる。一方、駆動回路13は、出力用MOSFET11のゲート電圧とともに、検出用MOSFET12のゲート電圧を昇圧する。これにより、検出用MOSFET12がオン状態になる。この結果、検出電流Idet1が、検出用MOSFET12を介して、電源電圧端子71から電流掃引部4へと流れる。
ここで、出力用MOSFET11が接続される出力端子15はオペアンプ3の正相入力端子に接続されている。また、検出用MOSFET12が接続される電流検出端子16はオペアンプ3の逆相入力端子に接続されている。これにより、出力端子15の電位と電流検出端子16の電位とが異なる電位になると、オペアンプ3は、電流掃引部4の掃引DMOSFET22のゲート電圧を制御する。この結果、出力端子15の電位と電流検出端子16の電位とが、オペアンプ3によって同電位に維持される。
このように出力端子15の電位と電流検出端子16の電位とが同電位に維持された状態で、検出電流Idet1が電流掃引部4へと流れる。しかしながら、図2に示すように、PNP型の寄生トランジスタ81が、負電位防止ダイオード21とP型シリコン基板31とによって構成される。ここで、負電位防止ダイオード21のアノード端子35とカソード端子34との間の電圧が「Vf」となると、寄生トランジスタ81のベースとエミッタとの間の電圧も「Vf」となる。このため、寄生トランジスタ81にリーク電流Ileak1が流れる。これにより、以下に示す検出電流Idet2が、電流掃引部4からモニタ電流出力部5のカレントミラー部51に流れる。
Idet2=Idet1−Ileak1 ・・・(1)
次に、検出電流Idet2がカレントミラー部51の入力用バイポーラトランジスタ53に入力されることによって、出力用バイポーラトランジスタ54が検出電流Idet2と同じモニタ電流Imon1を出力する。この結果、電流補正部52の補正用ダイオード56にモニタ電流Imon1が流れる。
上述したように補正用寄生トランジスタ82が、補正用ダイオード56とP型シリコン基板31とによって形成されている。また、モニタ電流Imon1が補正用ダイオード56に流れると、負電位防止ダイオード21と同様に、補正用ダイオード56のアノード端子60とカソード端子59との間の電圧が「Vf」となる。このため、補正用寄生トランジスタ82のベースとエミッタとの間の電圧も「Vf」となる。これにより、リーク電流Ileak2が補正用寄生トランジスタ82に流れる。この結果、モニタ端子72に流れるモニタ電流Imon2は、
Imon2=Imon1+Ileak2 ・・・(2)
となる。
ここで、補正用ダイオード56と負電位防止ダイオード21とが同じ構成を有するので、リーク電流Ileak1とリーク電流Ileak2とが同じ大きさになる。また、モニタ電流Imon1が、検出電流Idet2と同じ大きさであること、及び、式(1)を考慮すると、
Imon2=Idet2+Ileak2
=Idet1−Ileak1+Ileak2
=Idet1
となる。これにより、モニタ端子72に流れるモニタ電流Imon2が、電流検出端子16に流れる検出電流Idet1と等しくなる。この結果、モニタ端子72に接続されたモニタ装置が、検出電流Idet1と等しいモニタ電流Imon2をモニタする。
次に、負荷90への電力が不要となると、スイッチング部2がオフ状態になる。具体的には、駆動回路13が、出力用MOSFET11のゲート電圧の印加を停止するとともに、検出用MOSFET12のゲート電圧の印加を停止する。これにより、負荷90に流れる出力電流Ioutが急激に低下するので、負荷90が誘導起電力を発生させる。
ここで、図2に示すように、寄生トランジスタ94が、掃引DMOSFET22のN型領域37と、P型シリコン基板31と、別の装置のダイオード93のN型領域95とによって形成されている。
ここで、従来ならば、負荷90が生じさせる誘導起電力によって電流検出端子16と接続された掃引DMOSFET22のドレイン端子42が負電位になるために、寄生トランジスタ94の内部を、正電位が印加されているダイオード93のN型領域95から掃引DMOSFET22のN型領域37へと電流が流れる。この結果、ダイオード93を有する別の装置が誤動作を起こしていた。
しかし、第1実施形態による電流検出装置1は、掃引DMOSFET22と電流検出端子16との間に接続された負電位防止ダイオード21を備えている。そして、負電位防止ダイオード21のアノード端子35が、電流検出端子16に接続されている。これにより、電流検出端子16が誘導起電力により負電位になっても、負電位防止ダイオード21のカソード端子34及び掃引DMOSFET22のドレイン端子42が負電位になることはない。この結果、寄生トランジスタ94を流れるリーク電流が低減される。これにより、ダイオード93を含む別の装置の誤動作が低減する。
(電流検出装置の効果)
次に、上述した第1実施形態による電流検出装置1の効果について説明する。
上述したように第1実施形態による電流検出装置1は、掃引DMOSFET22のドレイン端子42が負電位になることを抑制するための負電位防止ダイオード21を備えている。これにより、ダイオード93が掃引DMOSFET22の近傍に形成されて、寄生トランジスタ94がダイオード93と掃引DMOSFET22とによって構成されても、寄生トランジスタ94に電流が流れることを抑制できる。この結果、ダイオード93及びダイオード93を含む別の装置が誤動作することを抑制できる。
また、電流検出装置1は、負電位防止ダイオード21と同じ構造の補正用ダイオード56を有する電流補正部52を備えている。これにより、リーク電流Ileak1が負電位防止ダイオード21によって形成された寄生トランジスタ81を介して流れても、リーク電流Ileak1と同じ大きさのリーク電流Ileak2が補正用ダイオード56によって形成される補正用寄生トランジスタ82にも流れるので、モニタ装置に流れるモニタ電流Imon2が、電流検出端子16を流れる検出電流Idet1と同じ電流となる。この結果、電流検出装置1は、電流検出精度を向上させることができる。
(第2実施形態)
次に、上述した実施形態の一部を変更した第2実施形態について説明する。図3は、第2実施形態による電流検出装置の回路図である。尚、上述した実施形態と同様の構成には、同じ符号を付けて説明を省略する。
図3に示すように、第2実施形態の電流検出装置1Aのモニタ電流出力部5Aは、カレントミラー部(請求項の第2カレントミラー部に相当)61を備えている。
カレントミラー部61は、モニタ電流Imon2をモニタ端子72に出力する部である。カレントミラー部61は、一対のPNP型のバイポーラトランジスタ62、63を有する。一方のバイポーラトランジスタ62のコレクタ(出力側)は、電流補正部52の補正用ダイオード56のアノード端子60に接続されている。他方のバイポーラトランジスタ63のコレクタ(出力側)は、モニタ装置に接続されるモニタ端子72として機能する。
バイポーラトランジスタ62、63のエミッタは、電源電圧端子71に接続されている。これにより、カレントミラー部61の入力側はスイッチング部2の入力側と接続されて同電位になるので、電流補正部52の入力側がスイッチング部2の入力側と略同電位になる。このため、カレントミラー部51の出力用バイポーラトランジスタ54のコレクタ電位が、入力用バイポーラトランジスタ53のコレクタ電位と略同電位になる。この結果、第2実施形態の電流検出装置1Aは、電流検出端子16に流れる検出電流Idet1とモニタ端子72に流れるモニタ電流Imon2との誤差を更に低減することができる。
また、電流検出装置1Aは、負電位防止ダイオード21を備えているので、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
(第3実施形態)
次に、上述した実施形態の電流掃引部を変更した第3実施形態について説明する。図4は、第3実施形態による電流検出装置の回路図である。図5は、電流検出装置の電流掃引部近傍の素子構造を説明するための縦断面図である。図6は、電流掃引部の等価回路図である。尚、上述した実施形態と同様の構成には、同じ符号を付けて説明を省略する。
図4及び図5に示すように、第3実施形態による電流検出装置1Bでは、電流掃引部4Bの負電位防止ダイオード21Bが、掃引DMOSFET22と同じP型シリコン基板31上に形成され、電源電圧端子71に接続されたTUB用N型領域64に形成されている。
負電位防止ダイオード21Bは、TUB用N型領域64に形成されたP型領域65と、P型領域65に形成されたN型領域66とを備えている。ここで、図2の素子構造を考慮すると、電流掃引部4Bの回路構成は図3と等価になる。即ち、負電位防止ダイオード21Bを、コレクタが電源電圧端子71に接続されたNPN型のバイポーラトランジスタ21Baと見なすことができる。
ここで図5に示すように、PNP型の寄生トランジスタ96が、負電位防止ダイオード21BのN型領域66及びP型領域65と、TUB用N型領域64とによって形成されている。しかし、TUB用N型領域64が電源電圧端子71に接続されているので、寄生トランジスタ96は遮断状態となる。これにより、電流検出装置1Bは、寄生トランジスタ96によるリーク電流を抑制できる。この結果、モニタ電流出力部5Bが第1実施形態の電流補正部52を省略できるとともに、電流検出装置1Bが検出電流Idet1とモニタ電流Imon2との誤差を低減することができる。
また、電流検出装置1Bは、負電位防止ダイオード21Bを備えているので、第1実施形態と同様に、オン状態からオフ状態への切替時のダイオード93の誤動作を抑制できる。
以上、実施形態を用いて本発明を詳細に説明したが、本発明は本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載及び特許請求の範囲の記載と均等の範囲により決定されるものである。以下、上記実施形態を一部変更した変更形態について説明する。
上述した各実施形態の構成の形状、数値、配置、材料等は適宜変更可能である。
上述した各実施形態では、掃引DMOSFETの近傍にダイオードが形成されている場合について説明したが、ダイオード以外のトランジスタが形成されている場合に本発明を適用してもよい。更に、掃引DMOSFETの近傍に形成されているダイオード(またはトランジスタ)が、本発明の電流検出装置内の素子であってもよい。例えば、オペアンプ内の素子であってもよいし、カレントミラー部の素子であってもよい。
1、1A、1B 電流検出装置
2 スイッチング部
3 オペアンプ
4、4B 電流掃引部
5、5A、5B モニタ電流出力部
15 出力端子
16 電流検出端子
21、21B 負電位防止ダイオード
21Ba バイポーラトランジスタ
22 掃引DMOSFET
31 P型シリコン基板
32 N型領域
33 P型領域
34 カソード端子
35 アノード端子
37 N型領域
38 P型領域
39 N型領域
42 ドレイン端子
43 ソース端子
44 ゲート端子
51 カレントミラー部
52 電流補正部
56 補正用ダイオード
61 カレントミラー部
62 バイポーラトランジスタ
63 バイポーラトランジスタ
64 TUB用N型領域
65 P型領域
66 N型領域
72 モニタ端子
81 寄生トランジスタ
82 補正用寄生トランジスタ
90 負荷
93 ダイオード
94 寄生トランジスタ
95 N型領域
96 寄生トランジスタ
Idet1、Idet2 検出電流
Ileak1、Ileak2 リーク電流
Imon1、Imon2 モニタ電流
Iout 出力電流

Claims (3)

  1. 出力端子を介して負荷へ供給する電力のオン・オフ、及び、電流検出端子を介して供給する検出電流のオン・オフを切り替えるスイッチング部と、
    前記電流検出端子を介して前記スイッチング部に接続され、負荷に流れる出力電流に対応する検出電流を引き出す電流掃引部と、
    前記出力端子の電位と前記電流検出端子の電位を同電位に制御する同電位制御部と、
    前記検出電流に対応するモニタ電流を出力するモニタ電流出力部とを備え、
    前記電流掃引部は、
    アノード端子が前記電流検出端子に接続された負電位防止ダイオードと、
    前記負電位防止ダイオードと同じ基板に形成され、ドレイン端子が前記負電位防止ダイオードのカソード端子に接続された掃引トランジスタと
    を備え
    前記モニタ電流出力部は、
    前記検出電流が入力される入力用トランジスタ、及び、前記検出電流に対応するモニタ電流を出力する出力用トランジスタを有する第1カレントミラー部と、
    前記出力用トランジスタにカソード端子が接続された補正ダイオードによりモニタ電流を補正する電流補正部と
    を備え、
    前記補正ダイオードは、前記負電位防止ダイオードと同じ基板上に形成され、前記負電位防止ダイオードと同じ電流電圧特性を有し、
    前記電流補正部は、前記補正ダイオードと前記基板とによって形成され、前記負電位防止ダイオードと前記基板とによって形成される寄生トランジスタと同じ構造の補正用寄生トランジスタを有する
    ことを特徴とする電流検出装置。
  2. 一対のトランジスタを有し、モニタ電流を出力する第2カレントミラー部を更に備え、
    前記補正ダイオードのアノード端子は、前記第2カレントミラー部の一方のトランジスタの出力側に接続され、
    前記第2カレントミラー部の他方のトランジスタの出力側は、モニタ電流が流れるモニタ出力端子であり、
    前記第2カレントミラー部の入力側は、前記スイッチング部の入力側と接続されていることを特徴とする請求項に記載の電流検出装置。
  3. 前記基板は、P型の基板であって、
    前記掃引トランジスタは、NPN型のトランジスタであって、
    前記負電位防止ダイオードは、
    前記掃引トランジスタが形成された前記基板に形成されたTUB用N型領域内に形成されたアノード用のP型領域と、
    前記アノード用のP型領域内に形成されたカソード用のN型領域と
    を有するダイオードであり、
    前記TUB用N型領域は、前記スイッチング部の入力側と接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電流検出装置。
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