JP4038022B2 - 車両乗員保護装置における少なくとも1つの点火装薬の抵抗測定および漏れ電流測定のための診断回路およびそれに対応して設計された乗員保護装置 - Google Patents

車両乗員保護装置における少なくとも1つの点火装薬の抵抗測定および漏れ電流測定のための診断回路およびそれに対応して設計された乗員保護装置 Download PDF

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Description

【0001】
本発明は、少なくとも1つの電気的負荷たとえば車両乗員拘束装置における点火装薬の抵抗および漏れ電流を測定する診断回路に関する。点火装薬として設けられたこのような電気的負荷においては、点火装薬の適正な動作機能を保証できるようにする目的で、診断のため抵抗と漏れ電流の測定とを要求されることが多い。このような診断は規則的または不規則なインターバルで、たとえば自動車始動時などに実行することができる。診断において、点火装薬の抵抗が許容範囲外にあること、および/または許容できない漏れ電流が発生していることを検出するようにすれば、適時にエラーメッセージを送出することができ、および/または点火装薬制御用の制御パラメータ(動作電圧、動作電流、制御時間)を必要に応じて整合させることができる。
【0002】
診断測定にあたり通例、点火装薬抵抗と点火装薬漏れ電流が相前後して測定される。しかし、最近の自動車乗員拘束システムにおいてしばしば該当するように、多数の点火装薬が設けられている場合には、すべての点火装薬を検査するのに長い期間を要する。
【0003】
ドイツ連邦共和国特許出願 DE 196 38 393 C1 から請求項1の上位概念に記載の診断回路が公知である。これによれば、テストすべき点火装薬へ広帯域で制御される電流源から給電され、その際に点火装薬のところで降下する電圧がやはり広帯域で給電される相関器へスイッチ素子を介して供給される。また、漏れ電流を測定するため、漏れ電流測定用の別個の電流源をアースまたはバッテリ電圧に対向して設けることができる。
【0004】
アメリカ合衆国特許 US 5 640 095 には回路点の漏れ抵抗をテストする回路について記載されており、これによればテスト電流がその回路点に供給され、その際に回路点に発生する電圧が測定される。バイポーラの漏れ抵抗測定のために、互いに逆方向の2つの測定電流を回路点に供給することができる。
【0005】
ヨーロッパ特許出願 EP-A 0 486 114 には電気回路を漏れ電流についてテストする装置が開示されており、この場合、回路はブリッジ回路の一部分を成しており、その分岐に同じ電流が供給される。漏れ電流測定のためブリッジ電圧が評価される。
【0006】
本発明の課題は、迅速に実施できる精密な診断を実現する診断回路を提供することにある。
【0007】
この課題は請求項1の特徴部分に記載の構成により解決される。さらに本発明によれば、請求項9または10記載の自動車乗員保護装置が提供される。また、従属請求項には本発明の有利な実施形態が示されている。
【0008】
本発明による診断回路によれば、少なくとも1つの負荷たとえば点火装薬の電気抵抗と漏れ電流が、少なくとも部分的に別個に作られた測定回路によって測定される。これらの測定を同時に実行することができる。このようにすることで、抵抗測定と漏れ電流測定に全体として必要とされるタイムインターバルが相当に短くなる。殊に検査すべき多数の負荷が存在する場合、たとえば10個よりも多くの点火装薬用点火回路が存在する場合、全体的に必要とされる診断タイムインターバルを劇的に短縮することができる。しかも同時に漏れ電流を測定すれば、電流測定に基づく抵抗測定結果を、漏れ電流を考慮してただちに補正することができ、その結果、測定精度が高まる。
【0009】
漏れ電流測定は、入力側に供給される電流と出力側で測定される電流との差を形成することにより簡単に行うことができる。この差分電流は有利には抵抗分圧器によって捕捉され、この分圧器はそのタップから漏れ電流を表す電圧を発生させる。この場合、互いに接続された2つの電流バンクが設けられており、これらの電流バンクは、点火装薬に供給される電流もしくは点火装薬から流出する電流をシミュレートしている。これらの電流バンク間の接続点に、漏れ電流測定回路有利には抵抗分圧器を接続することができる。抵抗分圧器により、接続点に現れる測定電圧が抵抗分圧器に加わる各基準電圧の間に位置し、漏れ電流方向に応じて高くなったり低くなったりするようになる。しかし抵抗分圧器の代わりに、アースに対向して接続されたただ1つの抵抗を設けることもできる。この場合、漏れ電流測定電圧は漏れ電流方向に応じてその極性を変化させる。
【0010】
有利には電流バンクの1つに電圧調整器が接続されており、この調整器は負荷端子に現れる電圧を所定の値に合わせて調整する。このようにして、負荷における電流および電圧特性がまえもって固定的に定められ、この端子と接続された電流バンクは、他の負荷端子に接続された電流バンクとは異なり、印加された電圧により制御され、印加された電流によっては制御されない。有利な実施形態によれば電圧は可変であり、したがってたとえば漏れ電流測定を様々な電位値によって繰り返すことができる。このため、アースと給電電圧との間に位置する電位値に対する漏れ抵抗を検出することもできる。
【0011】
この診断回路は有利には自動車乗員保護装置たとえばエアバッグシステムなどに適用され、乗員拘束システム制御装置にじかに統合することができる。このことによって、定常化時間の短い迅速な診断が行えるようになる。
【0012】
有利には、以下のような電流バンク(カレントミラー回路)が設けられている。すなわちこの電流バンクは、診断時に点火装薬に流れ有利には電流源を介して印加される電流を等しくまたは一定の比例関係でシミュレートし、その電流を別個の端子を介して抵抗測定回路および漏れ電流測定回路へ導く。このことにより、実際に点火装薬に流れる電流の影響や変造を伴わずに電流測定を行うことができる。また、抵抗測定や漏れ電流測定における不所望な相互作用も、別個の電流バンク端子によって阻止することができる。この場合、有利な1つの実施形態によれば、抵抗測定回路および漏れ電流測定回路へ供給される電流は、点火装薬へ供給される電流の一部分たとえば10分の1に相応する。このことで、信頼性の高い診断のために点火装薬に十分に電流を確実に供給できる一方、評価にあたりごくわずかな電流しか処理しなくて済むようになる。しかもこのように僅かな電流ゆえに電力消費が小さくなり、評価回路に強い熱的負荷が生じないようになる。さらにこの場合、僅かな電流しか形成しなくてよいし、供給しなくてよい。また、有利にはアナログ形式で構成されたマルチプレクサを使用し、つまりは多数の点火装薬を時間ごとに選択して測定することで、電流消費が格段に抑えられるようになる。
【0013】
点火装薬抵抗測定は有利には別個の測定により行われ、これによれば点火装薬を流れ有利には電流バンクを介してシミュレートされる電流とその際に点火装薬のところで降下する電圧が測定される。
【0014】
さらに有利には、抵抗測定と漏れ電流測定のためにそれぞれ異なる電流を発生させる。漏れ電流は、ごく僅かな電流強度で測定するのがよい。なぜならばこの場合には、不所望な損失がかなり大きく生じるからである。
【0015】
また、種々の負荷の切り替え用にマルチプレクサを設けるとよい。そのようにすれば、抵抗および漏れ電流測定コンポーネントをそれぞれ1つだけ設ければよくなり、このことで回路の煩雑さが抑えられるだけでなく、等しい測定条件、感度、測定許容範囲等が保証され、また、任意の拡張性も得られるようになる。また、較正も1回で済ませられる。
【0016】
それぞれ異なる電流強度を用い測定結果の差分を形成することで測定を2回繰り返すようにすれば、漏れ電流補償および/またはオフセット補償を伴う精確な抵抗測定を実現することができる。
【0017】
このようにして、多数の負荷たとえば点火装薬を同じ抵抗および漏れ電流測定コンポーネントを用いて測定することができる。マルチプレクサはたとえばアナログマルチプレクサとして設計されており、個々の点火装薬と直列に接続されたスイッチを有しているので、点火装薬を次々に個別にテストすることができる。点火装薬のところで降下する電圧は、有利には電圧検出器たとえば演算増幅器により測定される。有利にはこの演算増幅器もマルチプレクサのスイッチを介して、検査すべきすべての負荷の端子と接続される。たしかにこれにより回路がいくらか複雑になり、負荷と直列に接続されたマルチプレクサスイッチの電流バンク端子と演算増幅器とをダイレクトに接続して余分なスイッチを用いずに実現することよりも、多少はコストがかかる。とはいえこのように結線することで、負荷と直列に接続されたマルチプレクサスイッチにおける電圧降下によって何らかの誤りが生じることなく、負荷電圧をダイレクトに測定することができる。有利には、この演算増幅器と負荷との間に付加的なダイオードが設けられており、このダイオードによって逆方向電流等による悪影響が抑えられる。
【0018】
さらに有利には、電圧調整器が電圧検出器の端子とダイレクトに接続されており、したがって目下つながっているマルチプレクサスイッチを介して目下測定される点火装薬の端子につなげられ、その結果、そこに現れる電位が調整される。
【0019】
本発明は、抵抗や漏れ電流を測定すべきあらゆる電気的負荷に適しているが、殊に多数の点火装薬点火回路の点火装薬診断に適しており、たとえばそのために設計されている。それというのも本発明によれば、定常化時間が短く漏れ電流や点火装薬抵抗を同時に測定できるようにして非常に迅速な診断測定を実現できるからであり、しかも簡単に構成され制御可能なアナログマルチプレクサを用いることができるからである。アナログマルチプレクサに対する回路技術的および制御技術的な要求は非常に小さく、その理由は点火装薬ごとに少数のスイッチ(点火装薬あたり4つのスイッチ)しか必要とされないからである。すべての診断測定を実施するために、他の回路コンポーネントを共通に使用することができ、したがって1つしか設けなくてよい。本発明を1つの集積回路として形成することもでき、その場合に僅かなシリコン面積しか必要としない。
【0020】
さらに本発明は、このような診断回路を装備した自動車乗員保護装置にも係わる。この乗員保護装置は、点火トランジスタをそれぞれ異なるチップに分散させることで高い動作信頼性が得られることで優れており、および/または少数の点火トランジスタや導線によって点火装薬の点火を実現することができ、しかもその際、選択的なテストの能力も維持されている。
【0021】
次に、図1〜図5に描かれたブロック回路図を参照しながら実施例に基づき本発明について詳しく説明する。
【0022】
図1に描かれている診断回路は電流バンク(カレントミラー回路)1を有しており、これは複数の(ここでは4つの)トランジスタから成り、それらのトランジスタはそれぞれ等しいまたは比例関係的に等しい電流を流すように結線されている。個々のトランジスタに付されている数値「1」もしくは「10」は電流増幅率を表しており、数値「1」の付されたトランジスタはそれぞれ等しい大きさの電流を流すのに対し、数値「10」の付されたトランジスタは10倍の電流を流す。電流バンク1における各トランジスタのすべのエミッタ端子は共通に給電電圧端子2に接続されており、そこには給電電圧VZが加わっている。電流バンク1におけるすべてのトランジスタの制御端子は、内部的に互いに接続されさらに端子4と接続されており、この端子はスイッチ17を介して電流源18につながっている。電流源18は殊に漏れ電流測定に使われ、たとえば0.5mAという僅かな電流を発生させる。
【0023】
電流バンク1における各トランジスタの別の出力側(コレクタ)は、それぞれ互いに無関係に端子6,7または9と接続されている。
【0024】
第2の電流バンク(カレントミラー回路)3も電流バンク1と同じように構成されており、まとめられた個々のエミッタ端子を介して給電電圧端子2と接続されているのに対し、電流バンク3における各トランジスタの制御端子はそれぞれいっしょに接続されさらに出力端子5と接続されている。そしてこの出力端子は、スイッチ19を介して電流源20と接続可能である。電流源20は、電流源18よりも大きい電流たとえば3.5mAを発生する。電流バンク3における各トランジスタの別の出力端子はそれぞれ別個に端子6,7または9とつながっており、したがって電流バンク1の各端子とペアを成して接続されている。この場合、電流バンク1および3において端子9と接続されている両方のトランジスタはともにそれぞれ増幅率「10」を有しているのに対し、他のすべてのトランジスタは増幅率「1」を有している。
【0025】
測定すべき負荷は点火装薬24であって、これは端子9とアース端子41との間に接続された直列回路の一部を成している。この直列回路には順番に、順方向接続されたダイオード10、スイッチ21、(接点接続および測定用の)端子23と25の間に接続された点火装薬24、スイッチ27、順方向接続されたダイオード28、ならびに別の電流バンク36における1つのトランジスタが含まれている。
【0026】
端子6にはアース端子として用いられる端子11が接続されており、この端子11とアースとの間に規定の抵抗値をもつ測定抵抗13が接続されている。また、端子7にもやはりアース端子として用いられる端子12が接続されており、この端子12は抵抗14と16を有する抵抗分圧器のタップ15とつなげられている。直列に接続されているこれらの抵抗14および16は2つの基準電位の間に接続されており、つまり一方では基準電圧VCC5(たとえば5V)におかれ、他方ではアースにおかれている。端子7はさらに端子8と接続されている。この端子8は、電流バンク36における1つのトランジスタの端子(コレクタ)と接続されているとともに、電流バンク1および3における1つのトランジスタの出力側と接続されている。電流バンク36における3つのトランジスタのエミッタは共通にアース端子41とつなげられているのに対し、それらの制御端子は互いに接続されかつ線37と接続されている。電流バンク36において点火装薬24と接続されているトランジスタは増幅率10を有しているのに対し、電流バンク36における他のトランジスタは増幅率1を有しており、つまり電流バンク36において点火装薬24と接続されているトランジスタの電流値の10分の1の電流しか流さない。
【0027】
点火装薬24において降下する電圧を測定するため、端子23と25が線22もしくは26およびスイッチ31もしくは34を介して、演算増幅器30として設けられている電圧検出器につなげられている。この場合、演算増幅器30は差動増幅器として動作し、これは入力端子43,44に加わる電圧差をそれに相応する出力電圧に変換し、この出力電圧は電圧測定端子29へ送出される。
【0028】
電流バンク36の入力端子42つまりは端子25に発生する電圧の電圧調整のため演算増幅器39が設けられており、この演算増幅器の入力側40には所望の電圧値に対応する基準電圧たとえば8Vが加えられ、出力抵抗38および線37を介して電流バンク36に流れる電流を制御する。演算増幅器39における他方の入力側は線33を介して演算増幅器30の入力側およびスイッチ34と接続されており、つまりは端子25と接続されている。
【0029】
スイッチ21,27,31,34はアナログマルチプレクサの一部分を成しており、このマルチプレクサはさらに別の同様のスイッチを有しており、それらのスイッチを介して図示されている回路コンポーネント(コンポーネント22〜27、31,34を除く)を、さらに別の点火装薬をテストするためにそれらの点火装薬と次々に接続することができる。
【0030】
次に、この回路の動作について説明する。点火装薬24の漏れ電流および/または抵抗を求めるため、まずはじめにスイッチK1が閉じられ、その結果、電流バンク1において端子4と接続されているトランジスタにそれ相応の電流たとえば0.5mAの電流が加わる。このことで、電流バンク1において端子9と接続されているトランジスタには10倍大きい電流(この実施例では5mAの電流)が流れることになり、この電流は閉じられたスイッチ21,27を介して点火装薬24へ供給される。ついでこの電流はさらに電流バンク36において右側に示されているトランジスタを流れ、電流バンク36は電圧調整器39を介して、端子25における電圧が所望の値をもつよう制御される。そしてこの電流によって点火装薬24に相応の電圧降下が引き起こされ、この電圧降下は線22,26ならびに閉じられたスイッチ31,34を介して差動増幅器30へ加えられ、それによって相応の測定電圧が端子29に生じるようになる。このようにして、点火装薬24のところで降下する電圧が検出される。これと同時に端子6を介して、点火装薬電流に比例する(10分の1の小さい)電流が測定抵抗13を流れ、端子11に現れる電圧が測定される。この電圧値は点火装薬電流に正比例しており、したがってこれは
端子11における電圧=(抵抗13の抵抗値)×(I点火装薬/10)
と表される。端子29に生じる点火装薬において降下した電圧と、端子11における電圧を介して求めることのできる点火装薬電流とから、端子11,29に接続された図示されていない評価回路によって式R=U/Iに従い点火装薬抵抗を求めることができる。
【0031】
抵抗測定と同時に分圧器14〜16によって、端子12に発生する電圧を介して点火装薬漏れ電流を捕捉することができる。漏れ電流が生じていなければ、端子9を介して点火装薬24へ供給される電流は、電流バンク36における右側のトランジスタを流れる電流と同じ大きさである。この場合、電流バンク3および/または1から端子8へ供給される電流は、この端子8と接続されている電流バンク36のトランジスタに完全に流れ込み、その結果、分圧器14〜16には電流が供給されないし、そこから取り出されない。このためタップ15における電圧は、電位VCC5とアースにより定まり抵抗比によって決まる電位と一致する。
【0032】
しかし漏れ電流が発生すると、漏れ電流がプラスの電位に向かって流れるのかアースに向かって流れるのかに応じて、点火装薬に供給されそこから流れ出る電流が非対称となり、その結果、分圧器14〜16に電流が流れ込み、あるいはそこから取り出されるようになる。これによりタップ15において上方または下方に向かって相応の電位変位が発生し、端子12において図示されていない評価回路により測定される電圧がそれに応じて変化するようになる。この場合、漏れ電流は次式に従い端子12に現れる電圧変位に正比例する:
漏れ電流=10ΔU12/(抵抗14,16から成る並列回路の抵抗値)
ここでΔU12は、漏れ電流のない状態で現れる電圧に対し端子12で測定された電圧偏差を表す。
【0033】
漏れ電流の大きさは通常、1〜2mAというように小さいので、有利には漏れ電流測定のためにはスイッチK1だけが閉じられスイッチK2は開かれ、その結果、電流は電流源18だけによって電流バンク1へ供給され、電流バンク3は非アクティブ状態におかれる。これにより点火装薬24には、電流源20がアクティブであるときよりも著しく小さい電流(この実施例では約5mAだけ)しか流れず、したがって場合によっては生じる可能性のある漏れ電流損失はそれ相応に強く配分されて作用することになり、そのためいっそう良好に検出することができる。
【0034】
抵抗測定において電流を高めるため、ついでスイッチ19を閉じることで電流源20を投入することができ、その結果、3.5mAの電流が流れるようになる。スイッチ17を閉じたまま保持しておくならば、両方の電流源18,20により合わせて4mAの電流が生成され、その電流は電流バンク1および3によって約40mAの点火装薬電流に変換される。点火装薬抵抗も前述の説明と同じようにして測定することができ、たとえば式
点火装薬=(端子29におけるU点火装薬)/(U端子11×10))× R抵抗13
に従って求めることができる。
【0035】
抵抗測定において測定精度をさらに高めるため、漏れ電流測定(スイッチ17のみ閉成時)にあたり得られた状態を抵抗測定において第2の測定値として考慮することができる。この場合、次式に従って計算が実行される:
点火装薬=1/10×(U点火装薬2/U2(端子11)
−U点火装薬1/U1(端子11))×R13
この場合、R点火装薬は点火装薬抵抗を表し、U点火装薬2はスイッチ17,19閉成時に点火装薬24に発生する電圧値、U2(端子11)はスイッチ17,19閉成時に端子11に発生する電圧値、U点火装薬1はスイッチ17は閉じているがスイッチ19は開いているとき点火装薬24に発生する電圧値、U1(端子11)はスイッチ17は閉じているがスイッチ19は開いているときに端子11に発生する電圧値を表す。このような差分形成により、点火装薬抵抗算出に対する漏れ電流の影響を補償することができ、したがって非常に精確な測定を実現することができる。しかもこのような測定手法によって、同時にオフセット補償を行うこともできる。その結果、本発明によれば、それぞれ異なるように励起し得られたおよび/または一時的に計算された測定値の差分を形成して相前後する2回の測定を行う相応の測定方法も提供される。
【0036】
抵抗分圧器14〜16の代わりに抵抗16だけを設け、抵抗14および基準電圧源へのその端子を省略することも可能である。さらに回路簡略化のため、電流源18または20をそれに属するスイッチならびに電流バンクともども省略することもできる。また、電流バンク1,3,36の代わりに、すべての分岐で等しい電流を流すようにしたカレントミラー回路や、実施例で設定された10:1という値とは異なる内部的な比例係数をもつカレントミラー回路を用いることもできる。
【0037】
以上、要約すれば、測定抵抗13および演算増幅器30はそれらに属する結線(ならびに端子11,12,29と接続された図示されていない評価回路)とともに抵抗測定回路の構成部分を成しているのに対し、分圧器14〜16は(図示されていない評価回路とともに)漏れ電流回路の一部分を成している。
【0038】
図2および図3には、本発明に従って構成された自動車乗員保護装置の電気的コンポーネントに関する別の実施例が示されている。この自動車乗員保護装置は、複数の電気的負荷たとえば点火装薬および/またはスイッチあるいは抵抗および/または漏れ電流について監視すべきその他のコンポーネントを測定するための中央診断回路を有している。なお、図1で示したコンポーネントと同一であるおよび/または同じ機能を果たすコンポーネントには、図1と同じ参照符号が付されている。それらのコンポーネントについては前述の説明を参照されたい。なお、図2と図3は、図3が図2の右側に続くよう端子9および端子42〜44がそれぞれ互いに接続されるようにして合成することができる。この場合、図2には診断回路セクションが示されているのに対し、図3には測定すべき負荷およびドライバトランジスタを含めてマルチプレクサセクションが示されている。
【0039】
図2に示されている回路の場合には図1に示した実施例とは異なり、(たとえば10Vの電圧である)高レベル側にただ1つの電流バンク3だけしか設けられていない。さらに2つの電流源18,20は制御可能な1つの電流源回路46に置き換えられている。この電流源回路46は(たとえば5V〜0Vである)低電圧側に配置されていて、抵抗47とスイッチ48から成る複数の直列回路を有しており、それらの直列回路は並列に接続されている。この場合、各抵抗47はそれぞれ異なる値をもっていてもよいし、あるいは等しい値をもっていてもよく、それぞれスイッチ48をスイッチオンすることにより、あるいは同時にスイッチオンされるスイッチ48の個数により、そのつど得られる抵抗値が規定され、これによってそのつど要求される診断電流がカレントミラー回路49へ印加され、それが電流バンク36へ供給される。このようにして抵抗測定、電圧測定ならびに漏れ測定にあたり測定精度を高めるため、種々の目標電流を設定することができる。この場合、電流バンク49のための給電電圧電位と電流バンク36の所属のFETとの間に電流測定抵抗13が接続されており、電流測定出力側11が抵抗13の電流バンク端子につなげられている。
【0040】
図2による診断回路には電圧測定端子43のための定電圧制御部が設けられており、したがってこの端子43は演算増幅器39の一方の入力側と接続されている。演算増幅器39の出力側は、動作点調整のため電流バンク3におけるFETのゲートと接続されており、診断電流は電流源回路46、電流バンク36およびテストすべき負荷を介して電流バンク3へ印加される。図2による回路の場合、端子43に印加される定電圧値をレベル設定回路51によって可変に設定可能であり、したがって様々な測定範囲設定のために定電圧を切り替えることができ、および/または漏れ電流測定中に定電圧を2段階またはそれよりも多くの段階で変化させることができるので、たとえば1つの固定的な電位に対し複数の漏れ電流を確実に検出することもできる。レベル設定回路51はフィードバック接続された演算増幅器52を有しており、その反転端子とゼロ電位との間に接続され選択的に付加接続したり遮断したりすることのできる抵抗53を介して、この演算増幅器52の増幅率を段階的に変化させることができる。演算増幅器52の非反転入力側には、一定の基準電圧たとえば1Vの基準電圧が加えられている。
【0041】
良好な補償調整を達成する目的で、製造時に複数のトランジスタを並列に設けることができ、それらのトランジスタのゲートは演算増幅器39の出力側と接続されていて、つまり最初はカレントミラー回路3の構成部分を成している。そして許容範囲の補償調整のため最初の較正にあたりそれらの電界効果トランジスタは、高レベルのカレントミラー回路と低レベルのカレントミラー回路が同じ特性をもつように選択され、つまり漏れ電流がないときに端子8,12,15における電位が実際に抵抗分圧器14,16の端子電位の中央に精確に位置するように選択される。不必要なトランジスタは非アクティブにされる。このようにしてコンポーネント内部での較正を実現することができ、その結果、外部の補償調整手段を省くことができる。
【0042】
図3には複数の点火装薬55を含む診断すべき回路が描かれており、それらの点火装薬はそれぞれ所属の点火トランジスタ56と57の間に直列に接続されている。点火トランジスタ56,57の他方の主端子は点火電圧端子58もしくはアース電位と接続されており、図示されていない制御装置によって事故発生時に導通させられ、それぞれ選択された点火装薬が着火され、それによってたとえばエアバッグなどがトリガされる。点火装薬55の各端子は端子ポート60(P1)および61(P2)のターミナルとそれぞれ接続されていて、これらの端子ポートはたとえばASIC内に集積され60,61の左側に示されているコンポーネントに対するインタフェースとして用いられる。さらにマルチプレクサ62が設けられており、これは各端子9,42,43,44ごとに複数のスイッチをもつスイッチバンクを有しており、それらを介して個々の端子が目下テストすべき点火装薬55とそれぞれ同時に接続される。マルチプレクサ62により、テストすべきすべての負荷55などを選択的に相前後して(たとえば図1または図2による)同一の測定回路により測定することができる。このようにしてすべての負荷に対し同じ測定方式が得られるようになり、その結果、測定コンセプトもそれぞれ同じまま維持される。測定個所の個数を任意に拡張することができるので、たとえば抵抗測定や電圧測定を実施できるだけでなく、外部のトランジスタのスイッチング状態やセンサなどを測定することもできるし、データ通信も可能である。また、個々の測定個所を別個に選択可能にし、ただ1つの測定回路だけしか使わず画一的な測定方式を用いた集中型測定技術によって、感度補償調整が簡単になり、すべての測定について同じ許容偏差が得られ、さらに測定ロジックが1つしか必要とされず、つまり回路構造が非常に簡単になるという利点が得られ、その際、測定を実行するコンポーネントたとえばASICの補償調整もただ1度しか必要とされない。このようなコンセプトはASICにおける測定に適しているだけでなく、いかなる点火回路にもあるいは他のいかなるコンポーネントにも合わせて拡張することができる。
【0043】
さらに本発明によれば、たとえば内部の測定端子63に接続されている内部のチップコンポーネントにおける電圧測定など、所期のように付加的な測定を実行することも可能である。さらにたとえば、スイッチ64の動作機能をチェックすることができる。このスイッチ64の一方の端子は1つの点火装薬55とつなげられており、他方の端子は一定の電位たとえばアース電位におかれている。スイッチ64の閉成は、つなげられている点火装薬55を漏れ電流が流れるのと同じ作用をもっており、このことは漏れ電流測定装置12,14〜16を介して検出できる。測定された推定の漏れ電流の大きさと、実際にスイッチ64により適正な動作時に予期されるべき電流の大きさとに基づき、スイッチ64の動作を高い信頼性を伴ってチェックすることができる。このようにして、たとえばベルト鎖錠識別に用いられるホールスイッチなどの動作についてテストすることができる。当然ながら、異なる種類の電気的な負荷をテストすることも可能であるし、あるいはたとえばスイッチ64を複数の点火装薬55の1つの代わりに設けることもでき、つまりスイッチの両方の端子をそれぞれ属する端子ポート60,61のターミナルと接続することも可能であり、このようにすることで電流測定のほか電圧測定を実施できるようになる。
【0044】
図4には1つの変形実施形態が示されており、これによれば各点火装薬(ここでは8つの点火装薬)55の点火トランジスタペアがそれぞれ異なるチップたとえばASIC上に分散されている。図4において点火装薬55および左側端子ポート60,61の左に描かれているコンポーネントが1つのチップ上に配置されているのに対し、図4において点火装薬55および右側端子ポート60,61の右に描かれているコンポーネントは別のチップ上に配置されている。図示されている接続技術によれば、個々の点火装薬に属するトランジスタが2つのチップに分散されており、つまり高レベル点火トランジスタ(ハイ・サイド、high side)は、個々の点火装薬の低レベル点火トランジスタ(ロウ・サイド、low side)とは別の構成部材上に配置されている。これらのチップのうちの1つがたとえば過熱により断線するなどして故障したときに、高い信頼性をもって点火装薬の点火が抑圧される。それというのも、個々の点火装薬の点火に必要とされる他の出力段は別のチップ上に配置されているからである。図4に示されている個々のコンポーネントは、図3を参照しながらすでに説明した同じ参照符号の付されたコンポーネントに対応しているので、それらについては前述の説明を参照されたい。
【0045】
ここに示されているように、各チップはマルチプレクサ62を備えている。測定端子9,42,43,44は、図1または図2に示した測定回路と相互に分離されたかたちで結線されていて、たとえば左側のチップにおいて左上に描かれている測定端子9を介して給電される診断電流は、選択された点火装薬の通電後、右側に描かれているチップの端子42から送出され、さらに測定回路へと導かれる。これと同じことは、他の端子についても同様にあてはまる。マルチプレクサ62の制御は、有利には次のように設計されている。すなわち測定実行にあたり、左側に示されているマルチプレクサ62の上半分のスイッチが、右側に示されているマルチプレクサ62の下半分のスイッチと同期して駆動され、上方の4つの点火装薬55が測定されるのに対し、左側のマルチプレクサ62の下半分と右側に描かれているマルチプレクサ62の上半分は操作されないまま保持され、つまりスイッチは開放されたままになるよう設計されている。そして下方の4つの点火装薬55を測定するときにはこれと逆の状態になり、つまりマルチプレクサ62の左下半分と右上半分が操作されるのに対し、他のマルチプレクサ区間は操作されないままにされる。
【0046】
図5には別の実施例が示されており、これによれば回路をほとんど複雑にすることなく測定すべきそして点火すべき点火装薬の個数を増やすことができる。図5において端子ポート60,61の左側に描かれているコンポーネントは、図3で示しそれに基づき説明した構成部分と同じである。図3に示した4つの点火装薬55の代わりに、図5による実施例では8つの点火装薬を測定し選択制御することができる。この目的で、4つの点火装薬の一方の端子がいっしょに結線されており、それらはその共通の端子を介して端子ポート60の1つの端子と接続されているとともに、1つの共通の点火トランジスタ66とも接続されている。この4つの点火装薬の他方の端子は、それぞれ別個に端子ポート61を介して固有の点火トランジスタ57と接続されている。これらの点火装薬の1つを点火するため、点火トランジスタ66およびこれと同時にその点火装薬に割り当てられた点火トランジスタ57を導通させる。選択的な診断測定のためマルチプレクサ62は次のように切り替えられる。すなわち、診断電流は共通の点火装薬端子へ供給されるけれども、その診断電流を、目下選択されている点火装薬と、マルチプレクサ62においてその点火装薬に割り当てられていて端子42と接続されたスイッチバンクのスイッチとだけを介して、測定回路へ流すことができるように切り替えられる。
【0047】
点火トランジスタ66を外部の点火トランジスタとして構成してもよいが、点火トランジスタ56,57と同じコンポーネント内に形成することもできる。
【0048】
同様に、右側に示されている4つの点火装薬55の低レベル端子もいっしょに結線されており、端子ポート61における1つの共通の端子ならびに点火トランジスタ67と接続されていて、この点火トランジスを介して点火時にそれらをゼロ電位につなげることができる。右側に示されている4つの点火装薬55の4つの高レベル端子は、端子ポート60におけるそれぞれ固有の端子に選択的に接続され、そのようにすることで選択的な診断も可能であるし、それらの点火装薬を点火させることもできる。点火トランジスタ67も同様に外部の点火トランジスタとして形成してもよいが、点火トランジスタ57を含むチップの構成部分として形成することもできる。このようにして8つの点火装薬を選択的に点火するために10個の出力トランジスタしか必要とされず、これによっても選択的に測定したりトリガしたりする機能が損なわれることはない。このことで簡単な回路構造を実現することができる。しかもこの場合、測定回路(図1、図2)を8つの点火装薬の測定に使用することができるので、非常に良好に利用することができるようになり、つまり回路の煩雑さがかなり抑えられるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による診断回路を示す図である。
【図2】 本発明に従って構成された自動車乗員保護装置の電気的コンポーネントに関する別の実施例を示す図である。
【図3】 本発明に従って構成された自動車乗員保護装置の電気的コンポーネントに関する別の実施例を示す図である。
【図4A】 1つの変形実施形態を示す図である。
【図4B】 1つの変形実施形態を示す図である。
【図5】 回路をほとんど複雑にすることなく測定すべきそして点火すべき点火装薬の個数を増やすことのできる別の実施例を示す図である。

Claims (10)

  1. 車両乗員保護装置における少なくとも1つの点火装薬(24)の抵抗測定および漏れ電流測定のための診断回路において、
    診断測定時に前記負荷に電流を供給する作動回路(1,3,17〜20,36)と、
    前記負荷の抵抗を求めるための抵抗測定回路(13,30)と、
    診断測定時に場合によっては流れる漏れ電流を求めるため、有利には前記抵抗測定回路と同時に作動可能な漏れ電流測定回路(14〜16)が設けられていて、
    前記漏れ電流測定回路は、負荷(24)に供給される電流と、該負荷(24)から基準電位たとえばアースに流れる電流との差を測定し、
    前記負荷(24)の両方の端子(23,25)に電流バンク(1,3,36)が接続されており、該電流バンクに漏れ電流測定回路(14〜16)が接続されていることを特徴とする、
    電気的負荷の抵抗測定および漏れ電流測定のための診断回路。
  2. 前記漏れ電流測定回路(14〜16)は、2つの基準電位の間に接続された抵抗分圧器を有しており、該抵抗分圧器のタップに現れ漏れ電流を表す電圧を測定する、請求項1記載の診断回路。
  3. 前記電流バンクの1つ(36)に電圧調整器(39)が接続されており、該電圧調整器は前記電流バンク(36)に割り当てられた前記負荷(24)の端子(25)に現れる電圧を、所定の有利には設定可能な値に合わせて調整する、請求項2記載の診断回路。
  4. 前記作動回路(1,3,17〜20,36)は、診断時に付加接続可能であり有利には種々の電流値に合わせて調整可能な電流源(18,20)と、少なくとも1つの電流バンク(1,3)を有しており、該電流バンクは別個の出力端子(4〜9)を介して前記の電流源(18,20)、負荷(24)、抵抗測定回路(13,30)ならびに漏れ電流測定回路(14〜16)と接続されており、該電流バンクは、これらのコンポーネントに対し等しいまたは一定の電位関係をもつ電流を供給する、請求項1記載の診断回路。
  5. 漏れ電流測定は抵抗測定よりも小さい電流強度で実行される、請求項4記載の診断回路。
  6. 抵抗測定にあたりそれぞれ異なる強さの電流を用いて2つの測定が実行され、その際に達成された測定結果または中間結果に対し、たとえば漏れ電流補償またはオフセット補償のため差分形成が行われる、請求項1から5のいずれか1項記載の診断回路
  7. 有利にはアナログ形式で形成されたマルチプレクサが設けられており、該マルチプレクサは、測定すべき負荷(24)とそれぞれ直列に接続されたスイッチ(21,27)を有している、請求項1から6のいずれか1項記載の診断回路。
  8. 前記抵抗測定回路は、電圧捕捉のために用いられる電圧検出器(30)を有しており、該電圧検出器はマルチプレクサにより選択的に制御可能なスイッチ(31,34)を介して負荷(24)の端子(23,25)と接続可能であり、該電圧検出器(30)の端子に前記電圧調整器(39)が接続されている、請求項7記載の診断回路。
  9. 複数の点火装薬が設けられており、該点火装薬は、請求項1から8のいずれか1項記載の診断回路と接続されており、該点火装薬点火のためにスイッチオンされるべき2つのスイッチ素子の間にそれぞれ配置されている、車両乗員保護装置において、
    前記スイッチ素子は2つの集積回路チップ上に分散されており、個々の点火装薬を点火するためには1つのスイッチ素子を一方の回路チップ内で、対応するスイッチ素子を他方の回路チップ内でスイッチオンしなければならないよう、前記点火装薬が両方の回路チップと接続されていることを特徴とする、車両乗員保護装置。
  10. 複数の点火装薬が設けられており、該点火装薬は、請求項1から8のいずれか1項記載の診断回路と接続されており、該点火装薬点火のためにスイッチオンされるべき2つのスイッチ素子の間にそれぞれ配置されている、車両乗員保護装置において、
    点火装薬の複数の端子がいっしょに結線されていて、1つの共通のスイッチ素子により制御され、これらの点火装薬における他方の端子はそれぞれ別個にスイッチ素子と接続されていることを特徴とする、車両乗員保護装置。
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