JP4688693B2 - 電力供給制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ハイサイドドライブで用いられる電力供給制御装置に関する。
電力供給制御装置には、下記特許文献1に示すように、nチャネル型のMOSFETをプラス電源と負荷との間に挿入して電流制御を行う、いわゆるハイサイドドライバとして使用されるものがある。このものでは、上記MOSFETを十分にオン(通電動作)させるためには、そのゲート電圧を電源電圧以上(一般には電源電圧の2倍程度の電圧)とする必要があり、このためにゲート駆動回路(チャージポンプ回路)が必要となる。具体的には、ゲート駆動回路は、電力供給制御装置に外部からオン指令信号が入力されたときに、電源電圧に基づく入力電圧を昇圧した出力電圧をゲートに与えてMOSFETをオンさせる。また、この種の電力供給制御装置には、例えば負荷での短絡などの負荷異常によりMOSFETに流れる負荷電流が所定の閾値を超える電流異常となった場合にMOSFETに強制的な遮断動作を行わせる過電流保護機能を備えたものがある。
特開2001−217696公報
ところで、上記負荷異常が発生している状態で、MOSFETにオン指令信号を与えてオンさせたときは、このMOSFETの強制遮断動作を早期に行わせることが望ましい。このためには、ゲート駆動回路の充電速度をなるべく速くして、負荷電流が早期に上記閾値を超えるようにする必要がある。しかしながら、従来の電力供給制御装置は、ゲート駆動回路の充電速度は常に一定であったため、充電速度を速くすると、負荷異常が発生していない正常時におけるMOSFETのオン動作時でも高速充電されることになり、負荷電流の急峻な変化に基づくノイズが発生し得る。逆に、充電回路の充電速度を遅くすると、ノイズ発生は抑制できる反面、負荷異常が発生している状態でMOSFETにオンさせた時からMOSFETの強制遮断動作までの時間が遅くなり、電力損失(スイッチングロス)が大きくなるという問題が発生する。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、ノイズ発生を抑制しつつ負荷異常時における電力損失を低減することが可能な電力供給制御装置を提供するところにある。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明に係る電力供給制御装置は、電源と負荷との間に設けられて前記電源から前記負荷への電力供給を制御する電力供給制御装置であって、前記電源から前記負荷への通電路に配されるMOSFETと、前記MOSFETに流れる負荷電流を検出する電流検出素子と、前記電流検出素子からの電流検出信号に基づき前記MOSFETに流れる負荷電流が第1閾値を超える第1電流異常になった場合に前記MOSFETに強制遮断動作を行わせる過電流保護回路と、前記MOSFETに通電動作をさせるためのオン指令信号に基づき前記MOSFETのゲートに充電電流を流して当該MOSFETに通電動作を行わせるものであって、その充電速度が変更可能とされた充電回路と、前記電流検出素子からの電流検出信号に基づき前記MOSFETに流れる負荷電流が前記第1閾値よりも低い第2閾値を超える第2電流異常になった場合に、前記充電回路に対して、その充電速度を、前記負荷電流が当該第2閾値以下のときよりも速い速度に変更させる制御を行う制御回路と、を備える。
請求項2の発明は、請求項1に記載の電力供給制御装置において、前記MOSFETは、nチャネル型である。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の電力供給制御装置において、前記充電回路は、チャージポンプ部と、前記チャージポンプ部に異なる周波数でクロック信号を与えることが可能とされ、その与えたクロック信号の周波数に応じた昇圧動作を前記チャージポンプ部にさせるクロック発生回路とを有して構成され、前記制御回路は、前記チャージポンプ部に与える前記クロック信号の周波数を変更させることで前記充電回路の充電速度を変更させるよう制御する。
請求項4の発明は、請求項1または請求項2に記載の電力供給制御装置において、前記充電回路は、昇圧用コンデンサと、オンオフ制御されて前記昇圧用コンデンサを充放電させるバッファ回路と、当該バッファ回路による充放電電流の電流量を変更する電流変更回路とを有して構成され、前記制御回路は、前記充放電電流の電流量を変更させることで前記充電回路の充電速度を変更するよう制御する。
請求項5の発明は、請求項1または請求項2に記載の電力供給制御装置において、前記充電回路は、昇圧用コンデンサと、オンオフ制御されて前記昇圧用コンデンサを充放電させるバッファ回路と、前記昇圧用コンデンサの容量を変更する容量変更回路とを有して構成され、前記制御回路は、前記昇圧用コンデンサの容量を変更させることで前記充電回路の充電速度を変更するよう制御する。
請求項6の発明は、請求項1または請求項2に記載の電力供給制御装置において、前記充電回路は、その昇圧動作による昇圧用コンデンサと、オンオフ制御されて前記昇圧用コンデンサを充放電させるバッファ回路と、そのバッファ回路による前記昇圧用コンデンサの充電電圧を変更する充電電圧変更回路とを有して構成され、前記制御回路は、前記充電電圧を変更させることで前記充電回路の充電速度を変更するよう制御する。
請求項7の発明は、請求項1または請求項2に記載の電力供給制御装置において、前記充電回路は、前記電源と前記MOSFETのゲートとの間に設けられるとともに昇圧用コンデンサを有して昇圧動作を行う第1充電部と、前記電源と前記MOSFETとの間に配されたスイッチ素子を有しこのスイッチ素子のオン動作によって前記ゲートへの充電経路を形成する第2充電部とを備えて構成され、前記制御回路は、前記スイッチ素子をオンオフ動作させることで前記充電回路の充電速度を変更するよう制御する。
請求項8の発明は、請求項1から請求項7のいずれかに記載の電力供給制御装置において、前記MOSFETのゲート電荷を放電して当該MOSFETに遮断動作を行わせるものであって、その放電速度が変更可能とされた放電回路を備え、前記制御回路は、前記負荷電流が前記第2閾値を超えているときに実行される遮断動作時には、前記放電回路に対して、その放電速度を、前記負荷電流が前記第2閾値以下のときに実行される遮断動作時よりも速い速度に変更させる制御を行う。
請求項9の発明は、請求項8に記載の電力供給制御装置において、前記放電回路は、前記MOSFETのゲートとソースとの間に並列接続された複数の放電用スイッチ素子を備えて構成され、前記制御回路は、前記複数の放電用スイッチ素子に対するオン動作の組み合わせパターンを変更させることで前記放電回路の放電速度を変更するよう制御する。
<請求項1,2の発明>
本構成によれば、充電回路は、その充電動作過程において、例えば負荷での短絡などの負荷異常の発生により負荷電流が第2閾値(MOSFETに強制遮断動作をさせるための第1閾値よりも低い値)を超えた場合に高速充電に変更するように制御される。従って、負荷異常が発生せずに負荷電流が第2閾値以下のときにはMOSFETに比較的に遅い充電速度(単位時間当たりにゲートに充電される電荷量)による通電動作を行わせることで、ノイズ発生を抑制できる。また、負荷電流が上記第1閾値を超えるような負荷異常が発生したときには、第2閾値を超えた時点で高速充電に変更することで、早期に負荷電流を第1閾値に到達させてMOSFETの強制遮断動作を迅速に実行させることができる。
<請求項3の発明>
本構成によれば、クロック発生回路からのクロック信号の周波数に応じた昇圧動作を行う充電回路において、そのクロック信号の周波数を変更することにより、充電回路の充電速度を変更する構成とした。これにより、比較的に簡単な構成で充電速度の変更を行うことができる。
<請求項4の発明>
本構成によれば、オンオフ制御されるバッファ回路から昇圧用コンデンサへの充放電電流に応じた昇圧動作を行う充電回路において、その充放電電流の電流量を変更することにより、充電回路の充電速度を変更する構成とした。
<請求項5の発明>
本構成によれば、オンオフ制御されるバッファ回路から昇圧用コンデンサへの充放電電流に応じた昇圧動作を行う充電回路において、その昇圧用コンデンサの容量を変更することにより、充電回路の充電速度を変更する構成とした。
<請求項6の発明>
バッファ回路による昇圧用コンデンサの充電電圧を変更するにより、充電回路の充電速度を変更する構成とした。
<請求項7の発明>
昇圧コンデンサを備えてゲート電位を昇圧する本来の第1充電部とは別に、電源からゲートへの間にスイッチ素子を介してゲートへの充電経路を設けて、このスイッチ素子をオンオフ動作させることにより、充電回路の充電速度を変更する構成とした。また、上記請求項3から請求項6の構成に比べてゲート電位の昇圧動作によるノイズの低減を図ることができる。
<請求項8の発明>
本構成によれば、負荷電流が第2閾値以下のときに実行される遮断動作(例えば、負荷電流が第2閾値以下のときにMOSFETに遮断動作をさせるためのオフ指令信号に基づき実行される通常遮断動作)時にはMOSFETに比較的に遅い放電速度(単位時間当たりにゲートから放電される電荷量)による遮断動作を行わせることでノイズ発生を抑制できる。一方、負荷電流が第2閾値を超えているときに実行される遮断動作、例えば上記強制遮断動作時には高速放電により第1電流異常の検出時点からMOSFETを即座に強制遮断状態に移行させることができ、電力損失を更に軽減できる。
<請求項9の発明>
本構成によれば、MOSFETのゲートとソースとの間に並列接続された複数の放電用スイッチ素子に対するオン動作の組み合わせパターンを変更させることにより、放電回路の放電速度を変更する構成とした。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1〜図5を参照しつつ説明する。
1.電力供給制御装置の構成
(1)全体構成
図1は、本実施形態に係る電力供給制御装置10の全体構成のブロック図である。この電力供給制御装置10は図示しない車両に搭載され、その車両用電源(以下、「電源12」)から負荷11として例えば車両用のランプ、クーリングファン用モータやデフォッガー用ヒータなどへの電力供給制御を行うために使用される。なお、以下では、「負荷」は電力供給制御装置10の制御対象装置であって、電力供給制御装置10とその制御対象装置との間に連なる電線30を含まない意味とし、「外部回路」を負荷11と電線30とを含めた意味として説明する。
具体的には、電力供給制御装置10は、電源12から負荷11への通電路13中に設けられるnチャネル型のパワーMOSFET14(「MOSFET」に相当)を備えている。そして、電力供給制御装置10は、パワーMOSFET14のゲートに定電圧信号、或いは、PWM(Pulse Width Modulation。パルス幅変調)制御信号などの制御信号S1を与えてオンオフ動作させることで、そのパワーMOSFET14の出力側に連なる負荷11への電力供給を制御するように構成されている。なお、本実施形態では、この電力供給制御装置10は、入力端子P1が外部の操作スイッチ15に接続される構成をなし、この操作スイッチ15がオンとなることで動作するようになっている。具体的には、入力端子P1は、抵抗15aを介して操作スイッチ15に接続され、抵抗15aと操作スイッチ15との接続点が抵抗15bを介して電源12に接続され、入力端子P1は、操作スイッチ15がオフしているときは、電源電圧Vcc側にプルアップされている。
電力供給制御装置10は、図1に示すように、上記入力端子P1と、電源12に接続される電源(Vcc)端子P2及びタブ端子P3と、負荷11に接続される負荷接続端子P4と、電流電圧変換回路としての外付け抵抗16を介してグランド(GND)に接続される外部端子P5と、グランド(GND)に直接接続されるグランド端子P6と、ダイアグ出力端子P7とが設けられた半導体スイッチ装置17(半導体ディバイス)として構成されている。本実施形態では、パワーMOSFET14、後述するセンスMOSFET18(「電流検出素子」に相当)、及び、温度検出素子としての温度センサ19(本実施形態では例えばダイオード)がパワーチップ20としてワンチップ化され、それ以外の回路が搭載された制御チップ21に組み付けられて構成されている。
パワーチップ20は、ドレインがタブ端子P3に共通接続される複数のMOSFETが配列され、ほとんどのMOSFET群が、ソースを後述するカレントミラー部51のパワーFET用入力51a及び負荷接続端子P4に共通接続することでパワーMOSFET14を構成し、残りのMOSFET群が、ソースをカレントミラー部51のセンスFET用入力51bに共通接続することでセンスMOSFET18を構成している。なお、パワーMOSFET14を構成するMOSFET群の数と、センスMOSFET18を構成するMOSFET群の数との比が概ねセンス比である。
制御チップ21には、主として、入力インターフェース部22、内部グランド生成部23、電流検出部24、過熱検出部25、ダイアグ出力部26、過電流保護回路及び過熱保護回路として機能するコントロールロジック部27、ゲート駆動部28が搭載されている。
2.各部の構成
(1)入力インターフェース部
入力インターフェース部22は、入力側が入力端子P1に接続されており、操作スイッチ15がオフしているときにハイレベルの制御信号S1が、オンしているときにローレベルの制御信号S1が入力され、この制御信号S1が内部グランド生成部23及びコントロールロジック部27に与えられる。電力供給制御装置10は、後述するように、電流異常も温度異常も発生していない正常状態においては、上記ローレベルの制御信号S1を受けるとゲート駆動部28によってパワーMOSFET14をターンオンして通電状態とする一方で、ハイレベルの制御信号S1を受けるとゲート駆動部28によってパワーMOSFET14をターンオフして遮断状態にする。従って、本実施形態では、ローレベルの制御信号S1が「オン指令信号」に相当し、ハイレベルの制御信号S1が「オフ指令信号」に相当する。
なお、図1に示すように、電源端子P2とグランド端子P6との間には、カソード側が高電位側に配されたダイオード36と抵抗37とが直列接続され、これらの接続点が上記内部グランドGND1とされている。このような構成であれば、誤ってグランド端子P6側が電源電圧Vcc側に接続された場合でも、この電力供給制御装置10の回路内に流れる電流をダイオード36によって一定レベル以下に規制することができる。
(2)内部グランド生成部
定電圧電源生成回路としての内部グランド生成部23は、入力インターフェース部22からローレベルの制御信号S1(オン指令信号)を受けているときに通電して、電源電圧Vccよりも所定電圧分低い内部グランドGND2を生成する。そして、電源電圧Vccから内部グランドGND2を差し引いた定電圧がコントロールロジック部27に供給されることで、このコントロールロジック部27が動作可能な状態となる。
(3)電流検出部
電流検出部24は、図1に示すように、カレントミラー部51と、閾値電圧生成部52と、過電流異常検出部53とを備えて構成されている。図2は、カレントミラー部51、閾値電圧生成部52及び過電流異常検出部53を拡大して示す回路であり、他の回路構成は一部省略されている。
a.カレントミラー部
カレントミラー部51は、パワーMOSFET14とセンスMOSFET18との出力側電位(ソース電位)を同電位に保持するための電位制御回路54と、1対のカレントミラー回路55,55とを備えている。
電位制御回路54は、パワーFET用入力51a(パワーMOSFET14のソース)とセンスFET用入力51b(センスMOSFET18のソース)とが1対の入力端子それぞれに接続されるオペアンプ56、センスFET用入力51bと外部端子P5との間に接続され制御端子にオペアンプ56の出力が与えられるスイッチ素子としてのFET57を備えている。より具体的には、パワーFET用入力51aは、オペアンプ56の逆相入力に接続され、センスFET用入力51bは、オペアンプ56の正相入力に接続されている。このオペアンプ56の差動出力は、FET57のゲート−ドレイン間を介して、正相入力にフィードバックされている。
このようにオペアンプ56の差動出力をフィードバックすることによって、オペアンプ56の正相入力の電位と逆相入力の電位とがほとんど同じになるイマジナリーショート状態となる。このため、パワーMOSFET14及びセンスMOSFET18のドレイン同士、ソース同士が互いに同電位となり、パワーMOSFET14に流れる負荷電流ILに対して安定した一定比率(上記センス比)のセンス電流Is(「電流検出素子からの電流検出信号」に相当)をセンスMOSFET18に流すことができる。
電位制御回路54からのセンス電流Isは上記1対のカレントミラー回路55,55及び外部端子P5を介して外付け抵抗16に流れ、このセンス電流Isに応じて外部端子P5の端子電圧Voが変化する。
b.過電流異常検出部
過電流異常検出部53は、複数(本実施形態では2つ)の比較回路58,59(本実施形態では、ヒステリシスコンパレータ)を備え、外部端子P5の端子電圧Voが比較回路58の一方の入力端子に与えられると共に、比較回路59の一方の入力端子に与えられる。
比較回路58は、他方の入力端子に閾値電圧生成部52からの第1異常用閾値電圧Vocを受けて、この第1異常用閾値電圧Vocを端子電圧Voが超えたときにローレベルの第1異常電流信号OCをコントロールロジック部27に出力する。なお、以下では、端子電圧Voが第1異常用閾値電圧Vocに達したときにパワーMOSFET14に流れる電流異常時の負荷電流ILを、「第1異常用閾値電流ILoc」(「第1閾値」に相当)とし、このときの電流異常を「オーバーカレント」(「第1電流異常」に相当)という。
比較回路59は、他方の入力端子に閾値電圧生成部52からの第2異常用閾値電圧Vfc(<Voc)を受けて、この第2異常用閾値電圧Vfcを端子電圧Voが超えたときにローレベルの第2異常電流信号FCをコントロールロジック部27に出力する。なお、以下では、端子電圧Voが第2異常用閾値電圧Vfcに達したときにパワーMOSFET14に流れる電流異常時の負荷電流ILを、「第2異常用閾値電流ILfc」(「第2閾値」に相当)とし、このときの電流異常を「ヒューズカレント」(「第2電流異常」に相当)という。
c.閾値電圧生成部
閾値電圧生成部52は、基準電圧を複数の抵抗で分圧する分圧回路を備え、この分圧回路によって生成される複数の分圧電圧を、上記第1異常用閾値電圧Voc及び第2異常用閾値電圧Vfcとして出力する。具体的には、閾値電圧生成部52は、図2に示すように、パワーMOSFET14のソースとグランド端子P6との間に接続された分圧回路60を備える。この分圧回路60は、複数の抵抗(本実施形態では3つの抵抗60a〜60c)を直列接続して構成されており、抵抗60aと抵抗60bとの接続点Aの分圧電圧が上記第2異常用閾値電圧Vfcとして出力され、抵抗60bと抵抗60cとの接続点Bの分圧電圧が上記第1異常用閾値電圧Vocとして出力される。
なお、本実施形態では、分圧回路60はパワーMOSFET14のソース電圧Vsを分圧する構成としたが、ソース電圧以外の所定電圧を分圧する構成であってもよい。但し、本実施形態のような構成であれば、パワーMOSFET14のソース電圧Vsの増減に応じて増減するように各異常用閾値電圧を設定できる。従って、ソース電圧の変動にかかわらず固定レベルの閾値を設定するような構成と比較して、例えば負荷11の短絡等が生じた場合に、電源電圧Vccの大小にかかわらず外付け抵抗16の端子電圧Voが即座に異常用閾値電圧に達することとなり、各電流異常を迅速に検出できる。
更に、この実施形態では、パワーMOSFET14がオフしているときでもソース電圧Vsが0[V]にならないようにバイアスするため、コントロールロジック部27からのバイアス信号Biasによってオン動作するスイッチ素子としてのFET62によって電源12からの電流を抵抗63を介して分圧回路60に流すようになっている。なお、このバイアス信号Biasは、ローレベルの制御信号S1が入力されたときにコントールロジック部27から出力され、上記FET62がオンする。
ここで、図3は、本実施形態の電力供給制御装置10に接続され得る外部回路、例えば電線30(例えば電線被覆材)の発煙特性について、電流レベルと通電時間(溶断時間)との関係を示したグラフである。つまり、任意の一定電流(ワンショット電流)を電線30に流したときに、当該電線30の被覆材の焼損が発生するまでの時間を示している。なお、同グラフは、電力供給制御装置10に接続される電線30の発煙特性を示している。また、電力供給制御装置10に接続される外部回路(電線等の配線部材、負荷)によって発煙特性は異なり、これに対応して上記異常信号FC,OCを出力するセンス電流Isレベルも異なってくるが、この調整は、前述した外付け抵抗16の抵抗値を変更することにより容易に行うことができる。
同グラフ中、ILmaxは負荷11の定格電流(設計時に保証される機器の使用限度)であり、Ioは電線30における発熱と放熱のバランスがとれた熱平衡状態で流すことが可能な平衡時限界電流である。この平衡時限界電流Ioよりも高いレベルの電流を流す場合には、過度熱抵抗領域となり、電流レベルと焼損までの時間とが略反比例関係となる。そして、第2異常用閾値電流ILfcは、負荷11の定格電流ILmaxよりもやや高い値に設定されている。このレベルに負荷電流ILがなった場合には、後述するように、パワーMOSFET14を即時的に遮断しなくても、このヒューズカレント状態がある程度継続したときに遮断すればよい。
これに対して、第1異常用閾値電流ILocは、第2異常用閾値電流ILfcよりも高い値に設定されている。このレベルに負荷電流ILがなった場合には、後述するようにパワーMOSFET14を即時的に遮断する必要がある。
(4)過熱検出部
過熱検出部25は、パワーチップ20に設けられた温度センサ19から当該パワーチップ20の温度に応じた温度信号S4を受ける。そして、過熱検出部25は、所定の温度閾値を超える異常温度を示す温度信号S4を受けたときに温度異常を検出してローレベルの異常温度信号OTをコントロールロジック部27に与える。
なお、ダイアグ出力回路26は、後述するように電流異常或いは温度異常が発生し、コントロールロジック部27によってパワーMOSFET14に後述する第1及び第2の強制遮断動作を行わせている間、ハイレベルのダイアグ信号Diagをコントロールロジック部27から受けることでダイアグ出力端子P7をローレベルにプルダウンさせてダイアグ出力を実行する。これにより、パワーMOSFET14が電流異常や温度異常の発生、ヒューズ機能の実行によって強制遮断状態になっていることを外部に通知することが可能となる。
(5)コントロールロジック部
コントロールロジック部27は、前述したように、入力インターフェース部22からの制御信号S1、電流検出部24からの第1異常電流信号OC及び第2異常電流信号FC、過熱検出部25からの異常温度信号OTを受けて、制御信号S1及び第2異常電流信号FCをそのままゲート駆動部28に与える。また、コントロールロジック部27は、電流検出部24からのローレベルの第1異常電流信号OC、及び、過熱検出部25からのローレベルの異常温度信号OTのうち少なくともいずれか一方を受けたことを条件に、パワーMOSFET14に所定の基準遮断時間だけ強制的に遮断動作させた後に、その強制遮断状態を解除する。以下、このときの強制遮断(動作)を「第1強制遮断(動作)」という。なお、本実施形態において、強制遮断とは、電力供給制御装置10がローレベルの制御信号S1(オン指令信号)を受けていてもパワーMOSFET14を遮断状態にすることをいう。
具体的には、コントロールロジック部27は、ローレベルの第1異常電流信号OC及びローレベルの異常温度信号OTのうち少なくともいずれか一方を受けたときに、ローレベルの出力信号Inhibitをゲート駆動部28に与えて、パワーMOSFET14に上記第1強制遮断動作を実行させる。そして、上記所定の基準遮断時間経過後に、ハイレベルの出力信号Inhibitをゲート駆動部28に与えて、パワーMOSFET14の強制遮断状態を解除する。従って、電流検出部24及びコントールロジック部27は、本発明の「過電流保護回路」として機能する。
更に、コントロールロジック部27は、電流検出部24からのローレベルの第2異常電流信号FCを受けているとき、及び、上記第1強制遮断がされているときの双方の異常時間(以下、「ヒューズ時間」という)を積算していき、この積算時間が所定の基準ヒューズ時間(>上記基準遮断時間)に達した場合にも、上記ローレベルの出力信号Inhibitをゲート駆動部28に与えてパワーMOSFET14に強制遮断動作をさせる。以下、このときの強制遮断(動作)を「第2強制遮断(動作)」という。なお、この第2強制遮断状態は、例えば電力供給制御装置10の入力端子P1にハイレベルの制御信号S1(オフ指令信号)が入力された状態が所定時間継続されたことを条件に解除されるようになっている。
(6)ゲート駆動部
図4は、ゲート駆動部28の構成を示した概要図である。ゲート駆動部28は、コントールロジック部27から制御信号S1、第2異常電流信号FC及び出力信号Inhibitとが入力される。ゲート駆動部28は、電源端子P2とパワーMOSFET14及びセンスMOSFET18(同図では省略)のゲートとの間に接続されたチャージポンプ90(「第1充電部」に相当)と、パワーMOSFET14及びセンスMOSFET18のゲートとソースの間に接続された通常放電用FET91(「放電用スイッチ素子」に相当)とを備える。
更に、ゲート駆動部28は、電源端子P2とパワーMOSFET14及びセンスMOSFET18のゲートとの間に接続された異常時急速充電用FET92及びダイオード93(「第2充電部」に相当)と、パワーMOSFET14及びセンスMOSFET18のゲートとソースとの間に接続された異常時急速放電用FET94(「放電用スイッチ素子」に相当)とを備える。従って、チャージポンプ90、異常時急速充電用FET92及びダイオード93が本発明の「充電回路」に相当し、通常放電用FET91及び異常時急速放電用FET94が本発明の「放電回路」に相当する。
そして、例えば負荷の短絡などの負荷異常が発生していない正常状態時には、ゲート駆動部28は、ローレベルの制御信号S1(オン指令信号)を受けることで、チャージポンプ90のみを駆動させて電源電圧Vccよりも高いレベルに昇圧した電圧をパワーMOSFET14及びセンスMOSFET18の各ゲート−ソース間に与えてオンして通電動作にさせる通常充電動作を行う(図5<充電時>参照)。一方、ハイレベルの制御信号S1(オフ指令信号)を受けることで、チャージポンプ90の昇圧動作をオフするとともに、通常放電用FET91のみをオンしてパワーMOSFET14及びセンスMOSFET18の各ゲート−ソース間の電荷を放電し、遮断動作させる通常放電動作を行う(図5<放電時>参照)。
これに対して、例えば負荷異常が発生している状態で、ローレベルの制御信号S1(オン指令信号)を受けたときには、当初はチャージポンプ90のみを駆動させてパワーMOSFET14に通電動作を開始させるが、負荷電流ILが第2異常用閾値電流ILfcを超えてゲート駆動部28に第2異常電流信号FCが入力された時点でチャージポンプ90に加えて異常時急速充電用FET92をもオンして、電源電圧Vccまでの昇圧速度を速くする急速充電動作を行う(図5<充電時>参照)。なお、ローレベルの制御信号S1(オン指令信号)を受けている状態で、上記第1強制遮断動作が実行され所定の基準遮断時間経過後にこの第1強制遮断状態が解除されたときにも、負荷異常が解消されていなければ、急速充電動作が実行される。
また、ローレベルの第2異常電流信号FCを受けた状態で、ハイレベルの制御信号S1(オフ指令信号)を受けたときには、通常放電用FET91とともに異常時急速放電用FET94をオンして、パワーMOSFET14及びセンスMOSFET18の各ゲート−ソース間の電荷を急速に放電し、遮断動作させる急速放電動作を行う(図5<放電時>参照)。即ち、上述の第1及び第2の強制遮断動作時には、この急速放電動作が実行されることなる。従って、コントールロジック部27は、本発明の「制御回路」として機能する。
3.本実施形態の効果
以上のように、本実施形態によれば、ゲート駆動部28は、正常状態時でローレベルの制御信号S1(オン指令信号)を受けると、チャージポンプ90のみを駆動させてパワーMOSFET14に通常充電動作を行う。これにより、ノイズ発生を抑制できる。一方、負荷異常状態でローレベルの制御信号S1(オン指令信号)を受けると、負荷電流ILが第2異常用閾値電流ILfcを超えた時点でチャージポンプ90に加えて異常時急速充電用FET92をもオンして急速充電動作を行う。これにより、負荷電流ILを第1異常用閾値電流ILocに早期に到達させてMOSFETの第1強制遮断動作を迅速に実行させることができる。
また、ゲート駆動部28は、正常状態時でハイレベルの制御信号S1(オフ指令信号)を受けると、通常放電用FET91のみをオンして通常放電動作を行う。これによりノイズ発生を抑制できる。一方、負荷異常状態でハイレベルの制御信号S1(オフ指令信号)を受けると、通常放電用FET91とともに異常時急速放電用FET94をオンして急速放電動作を行う。これにより、パワーMOSFET14を上記第1及び第2の強制遮断状態に即座に移行させることができ、電力損失を軽減できる。
また、本実施形態のように、既存のチャージポンプ90に並列に第2放電路を設けてそこに設けた異常時急速充電用FET92をオンオフすることで充電速度を変更する構成であれば、後述する他の構成に比べて比較的簡単に構成でき、かつ、ノイズの低減を図ることができる。
<実施形態2>
図6は(請求項3の発明に対応する)実施形態2を示す。前記実施形態との相違は、充電回路の構成にあり、その他の点は前記実施形態1と同様である。従って、実施形態1と同一符号を付して重複する説明を省略し、異なるところのみを次に説明する。
図6には、本実施形態の充電回路の構成が示されている。この充電回路は、主として、チャージポンプ部100と、クロック発生回路101とを備える。チャージポンプ部100は、電源端子P2とパワーMOSFET14のゲートとの間に直列接続された3つのダイオード102〜104と、ダイオード102〜104の各接続点にそれぞれ一端側が接続された1対の昇圧用コンデンサ105,106とを備える。昇圧用コンデンサ105は、他端側が1つのバッファ回路(NAND回路)107を介してクロック発生回路101に接続される。昇圧用コンデンサ106は、他端側が2つのバッファ回路(NAND回路)108,109を介してクロック発生回路106に接続される。これにより、クロック発生回路101から出力されるクロック信号に同期したタイミングで1対の昇圧用コンデンサ105,106に対して交互に充電動作が繰り返されてパワーMOSFET14のゲート電圧が引き上げられる。
ここで、クロック発生回路101は、互いに周波数の異なる2つのクロック信号S5、S6(例えばクロック信号S5よりもクロック信号S6の方が周波数が高い)を生成する構成とされ、これらのクロック信号S5、S6をそれぞれ出力する1対の出力端子101a,101bを備えている。そして、上記通常充電動作時には、バッファ回路107,108の入力に、クロック発生回路101の出力端子101aが接続され、上記クロック信号S5の周波数に応じた速度で昇圧動作、即ち充電動作が実行される。これに対して、上記急速充電動作時には、バッファ回路107,108の入力に、クロック発生回路101の出力端子101bが接続され、上記クロック信号S6の周波数に応じた高速度で昇圧動作、即ち充電動作が実行される。
このような構成であれば、チャージポンプ部100に与えるクロック信号の周波数を変更するという比較的に簡単な構成で、充電回路の充電速度を変更することができる。
<実施形態3>
図7は(請求項4の発明に対応する)実施形態3を示す。本実施形態は、上記実施形態2の構成(図6参照)において、クロック発生回路101から一周波数のクロック信号をチャージポンプ部100に与える構成とし、バッファ回路107,109の構成に改良を加えたものとなっている。
各バッファ回路107,109は、図7に示すように、互いにドレイン同士、ゲート同士がそれぞれ共通接続されたpチャネル型FET110及びnチャネル型FET111を備えた構成である。そして、本実施形態では、pチャネル型FET110のソースは、定電流回路112を介して電源端子P2に接続されるとともに、定電流回路113及びスイッチ素子114を介して電源端子P2に接続されている。また、nチャネル型FET111のソースは、定電流回路115を介してグランド端子P6に接続されるとともに、定電流回路116及びスイッチ素子117を介してグランド端子P6に接続されている。
以上のような構成において、上記通常充電動作時には、スイッチ素子114,117はオフされており、定電流回路112,115からの定電流量に応じた速度でパワーMOSFET14のゲートへの充電動作が実行される。これに対して、上記急速充電動作時には、スイッチ素子114,117がオンされることで、定電流回路113,116からの定電流をも昇圧用コンデンサ105,106への充放電量(バッファ回路107,109による昇圧用コンデンサ105,106への電流の流し込み量、流し出し量)に加えられ、これに応じた高速度の充電動作が実行される。
<実施形態4>
図8は(請求項5の発明に対応する)実施形態4を示す。本実施形態は、上記実施形態2の構成(図6参照)において、クロック発生回路101から一周波数のクロック信号をチャージポンプ部100に与える構成とし、昇圧用コンデンサ105,106それぞれに、異常時昇圧コンデンサ120,121及びスイッチ素子122,123(「容量変更回路」に相当)を並列接続したものとなっている。
このような構成によれば、上記通常充電動作時には、スイッチ素子122,123はオフされており、昇圧用コンデンサ105,106のみの容量に応じた速度でパワーMOSFET14のゲートへの充電動作が実行される。これに対して、上記急速充電動作時には、スイッチ素子122,123がオンされることで、昇圧用コンデンサ105,106と異常時昇圧コンデンサ120,121との合成容量に応じた高速度の充電動作が実行される。
<実施形態5>
図9は(請求項6の発明に対応する)実施形態5を示す。本実施形態は、上記実施形態2の構成(図6参照)において、クロック発生回路101から一周波数のクロック信号をチャージポンプ部100に与える構成とし、バッファ回路107,109の構成に改良を加えたものとなっている。
各バッファ回路107,109には、図9に示すように、pチャネル型FET110及びnチャネル型FET111の両ソース間にツェナーダイオード130及びスイッチ素子131が直列接続されている。そして、上記通常充電動作時には、スイッチ素子131がオンされており、これにより、昇圧用コンデンサ105,106の充電電圧がツェナーダイオード130のツェナー電圧に抑えられ、これに応じた速度でパワーMOSFET14のゲートへの充電動作が実行される。これに対して、上記急速充電動作時には、スイッチ素子131がオフされることで、昇圧用コンデンサ105,106を上記ツェナー電圧を超える充電電圧まで充電することが可能となり、これに応じた高速度の充電動作が実行される。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記各実施形態では、MOSFETとしてnチャネル型のものを備えた電力供給制御装置10について説明したが、これに限らず、pチャネル型のMOSFETを備えた構成であっても本発明の適用することができる。この場合、pチャネル型のMOSFETのゲートと電源61との間に上記した放電のための回路が配され、ゲートとソースとの間に充電のための回路が配されることになる。
(2)上記実施形態1では、正常状態時には通常放電用FET91のみをオンし、負荷異常時には通常放電用FET91及び異常時急速放電用FET94の両方をオンする構成としたが、これに限らず、例えば通常放電用FET91よりも異常時急速放電用FET94の放電能力を高くし、負荷異常時には異常時急速放電用FET94のみをオンする構成であってもよい。
(3)上記実施形態2では、クロック発生回路101から周波数の異なる2つのクロック信号S5、S6を出力し、これらを選択的にチャージポンプ部100に与える構成としたが、これに限らず、例えば、チャージポンプ部100に接続される出力端子を1つとし、クロック発生回路101にてこの出力端子から出力するクロック信号の周波数を変更する構成であってもよい。
(4)上記実施形態3において、電源端子P2とpチャネル型FET110のソースとの間、nチャネル型FET111のソースとグランド端子P6との間に、それぞれ電流変更回路として可変抵抗を設ける構成であってもよい。
(5)上記実施形態4に対して、各昇圧用コンデンサ自体を可変容量コンデンサとして、容量を変更することで充電速度を変える構成であってもよい。
本発明の実施形態1に係る電力供給制御装置の全体構成のブロック図 カレントミラー部、閾値電圧生成部及び過電流異常検出部の回路図 第1異常用閾値電流と第2異常用閾値電流との設定レベルを説明するためのグラフ ゲート駆動部の構成を示した概要図 充電時及び放電時のゲート電圧と時間との関係を示すグラフ 実施形態2の充電回路の構成を示した概要図 実施形態3の充電回路の構成を示した概要図 実施形態4の充電回路の構成を示した概要図 実施形態5の充電回路の構成を示した概要図
符号の説明
10…電力供給制御装置
11…負荷
12…電源
13…通電路
14…パワーMOSFET(MOSFET)
18…センスMOSFET(電流検出素子)
24…電流検出部(過電流保護回路)
27…コントールロジック部(制御回路、過電流保護回路)
90…チャージポンプ(充電回路、第1充電部)
91…通常放電用FET(放電回路、放電用スイッチ素子)
92…異常時急速充電用FET(充電回路、第2充電部)
93…ダイオード(充電回路、第2充電部)
94…異常時急速放電用FET(放電回路、放電用スイッチ素子)
100…チャージポンプ部
101…クロック発生回路
105,106…昇圧用コンデンサ
107,109…バッファ回路
112,113,115,116…定電流回路(電流変更回路)
114,117…スイッチ素子(電流変更回路)
120,121…異常時昇圧コンデンサ(容量変更回路)
122,123…スイッチ素子(容量変更回路)
130…ツェナーダイオード(充電電圧変更回路)
131…スイッチ素子(充電電圧変更回路)
ILoc…第1異常用閾値電流(第1閾値)
ILfc…第2異常用閾値電流(第2閾値)
Is…センス電流(電流検出素子からの電流検出信号)
IL…負荷電流
S5、S6…クロック信号

Claims (9)

  1. 電源と負荷との間に設けられて前記電源から前記負荷への電力供給を制御する電力供給制御装置であって、
    前記電源から前記負荷への通電路に配されるMOSFETと、
    前記MOSFETに流れる負荷電流を検出する電流検出素子と、
    前記電流検出素子からの電流検出信号に基づき前記MOSFETに流れる負荷電流が第1閾値を超える第1電流異常になった場合に前記MOSFETに強制遮断動作を行わせる過電流保護回路と、
    前記MOSFETに通電動作をさせるためのオン指令信号に基づき前記MOSFETのゲートに充電電流を流して当該MOSFETに通電動作を行わせるものであって、その充電速度が変更可能とされた充電回路と、
    前記電流検出素子からの電流検出信号に基づき前記MOSFETに流れる負荷電流が前記第1閾値よりも低い第2閾値を超える第2電流異常になった場合に、前記充電回路に対して、その充電速度を、前記負荷電流が当該第2閾値以下のときよりも速い速度に変更させる制御を行う制御回路と、を備える電力供給制御装置。
  2. 前記MOSFETは、nチャネル型である請求項1に記載の電力供給制御装置。
  3. 前記充電回路は、チャージポンプ部と、前記チャージポンプ部に異なる周波数でクロック信号を与えることが可能とされ、その与えたクロック信号の周波数に応じた昇圧動作を前記チャージポンプ部にさせるクロック発生回路とを有して構成され、
    前記制御回路は、前記チャージポンプ部に与える前記クロック信号の周波数を変更させることで前記充電回路の充電速度を変更させるよう制御する請求項1または請求項2に記載の電力供給制御装置。
  4. 前記充電回路は、昇圧用コンデンサと、オンオフ制御されて前記昇圧用コンデンサを充放電させるバッファ回路と、当該バッファ回路による充放電電流の電流量を変更する電流変更回路とを有して構成され、
    前記制御回路は、前記充放電電流の電流量を変更させることで前記充電回路の充電速度を変更するよう制御する請求項1または請求項2に記載の電力供給制御装置。
  5. 前記充電回路は、昇圧用コンデンサと、オンオフ制御されて前記昇圧用コンデンサを充放電させるバッファ回路と、前記昇圧用コンデンサの容量を変更する容量変更回路とを有して構成され、
    前記制御回路は、前記昇圧用コンデンサの容量を変更させることで前記充電回路の充電速度を変更するよう制御する請求項1または請求項2に記載の電力供給制御装置。
  6. 前記充電回路は、その昇圧動作による昇圧用コンデンサと、オンオフ制御されて前記昇圧用コンデンサを充放電させるバッファ回路と、そのバッファ回路による前記昇圧用コンデンサの充電電圧を変更する充電電圧変更回路とを有して構成され、
    前記制御回路は、前記充電電圧を変更させることで前記充電回路の充電速度を変更するよう制御する請求項1または請求項2に記載の電力供給制御装置。
  7. 前記充電回路は、前記電源と前記MOSFETのゲートとの間に設けられるとともに昇圧用コンデンサを有して昇圧動作を行う第1充電部と、前記電源と前記MOSFETとの間に配されたスイッチ素子を有しこのスイッチ素子のオン動作によって前記ゲートへの充電経路を形成する第2充電部とを備えて構成され、
    前記制御回路は、前記スイッチ素子をオンオフ動作させることで前記充電回路の充電速度を変更するよう制御する請求項1または請求項2に記載の電力供給制御装置。
  8. 前記MOSFETのゲート電荷を放電して当該MOSFETに遮断動作を行わせるものであって、その放電速度が変更可能とされた放電回路を備え、
    前記制御回路は、前記負荷電流が前記第2閾値を超えているときに実行される遮断動作時には、前記放電回路に対して、その放電速度を、前記負荷電流が前記第2閾値以下のときに実行される遮断動作時よりも速い速度に変更させる制御を行う請求項1から請求項7のいずれかに記載の電力供給制御装置。
  9. 前記放電回路は、前記MOSFETのゲートとソースとの間に並列接続された複数の放電用スイッチ素子を備えて構成され、
    前記制御回路は、前記複数の放電用スイッチ素子に対するオン動作の組み合わせパターンを変更させることで前記放電回路の放電速度を変更するよう制御する請求項8に記載の電力供給制御装置。
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