JP2571102Y2 - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP2571102Y2
JP2571102Y2 JP4579491U JP4579491U JP2571102Y2 JP 2571102 Y2 JP2571102 Y2 JP 2571102Y2 JP 4579491 U JP4579491 U JP 4579491U JP 4579491 U JP4579491 U JP 4579491U JP 2571102 Y2 JP2571102 Y2 JP 2571102Y2
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JP
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resistor
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mosfet
paired
drain
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JP4579491U
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隆士 塚田
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Yokogawa Electric Corp
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Yokogawa Electric Corp
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  • Amplifiers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は半導体集積回路に関し、
更に詳しくは、ハイブリッド構成の演算増幅器における
オフセット電圧と入力バイアス電流の特性改善に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の半導体集積回路の一例の構
成図である。図において、1は入力保護ダイオード、2
はジャンクションFET、3はペアMOSFET、4は
ペア抵抗、5はコンデンサ、6は汎用アンプである。こ
れら6個の回路要素はそれぞれ独立したチップとして形
成されていて、図示しない共通の基板にチップボンディ
ングされて相互間が電気的に接続される。
【0003】すなわち、入力保護ダイオード1は2個の
ダイオードが互いに異なる極性で並列に接続されたもの
であり、一端はペアMOSFET3の一方のゲートに接
続され、他端はペアMOSFET3の他方のゲートに接
続されている。ジャンクションFET2の一端は電源ラ
インVDDに接続され、他端はペアMOSFET3のソ
ースに共通に接続されている。ペア抵抗4は薄膜抵抗で
形成されたものであり、抵抗RとRの直列回路と抵
抗RとRの直列回路の2個の抵抗直列回路で構成さ
れていて、抵抗Rの一端はペアMOSFET3の一方
のドレインに接続され、抵抗Rの一端はペアMOSF
ET3の他方のドレインに接続され、抵抗R,抵抗R
の一端は電源ラインVSSに共通に接続されている。
コンデンサ5はペアMOSFET3の他方のソース,ド
レイン間に接続されている。汎用アンプ6の非反転入力
端子はペアMOSFET3の一方のドレインと抵抗R
の接続点に接続され、反転入力端子はペアMOSFET
3の他方のドレインと抵抗Rとコンデンサ5の接続点
に接続されている。該汎用アンプ6の一方の電源端子は
電源ラインVDDに接続され、他方の電源端子は電源ラ
インVSSに接続されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構造では、以下のような問題がある。 ペア抵抗4は薄膜抵抗で形成されていることからマッ
チング精度が±1%程度と低く、オフセット電圧特性を
悪化させる一因になっている。
【0005】チップ部品点数が多く、アセンブル工数
が大きくなるとともにアセンブルの歩留まりも低下し、
コストアップになる。特にの問題は、オフセット調整
を行っても温度係数はオフセット電圧に依存するため、
無調整時のオフセットを低減しておく必要がある。
【0006】また、オフセット電圧は入力保護ダイオー
ド1のバイアス電圧になるのでダイオードのリーク電流
が大きくなり、特性を悪化させることにもなる。本考案
は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的は、ペア抵抗のマッチング精度を高めて演算増幅
器の性能を向上させるとともに、部品点数を削減してコ
ストダウンを図ることができる半導体集積回路を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案に係る半導体集積
回路は、第1の抵抗と第2の抵抗が直列接続された第1
の抵抗直列回路と第3の抵抗と第4の抵抗が直列接続さ
れた第2の抵抗直列回路よりなり、第2の抵抗の一端と
第4の抵抗の一端が共通に電源ラインに接続される不純
物拡散により形成される拡散抵抗よりなるペア抵抗と、
2個のMOSFETよりなり、各ゲートには入力信号が
入力され、一方のMOSFETのドレインには前記ペア
抵抗の第1の抵抗の一端が接続され、他方のMOSFE
Tのドレインには前記ペア抵抗の第3の抵抗の一端が接
続され、共通のソースにはジャンクションFETよりな
る定電流源が接続されるペアMOSFETと、該ペアM
OSFETの一方のMOSFETのソース,ドレイン間
に接続されたコンデンサとを含み、これらペア抵抗,ペ
アMOSFET及びコンデンサが共通のプロセスで1チ
ップ化され、前記ペア抵抗とジャンクションFETの温
度係数が逆極性になるように選択されたことを特徴とす
るものである。
【0008】
【作用】演算増幅器を構成するペア抵抗,ペアMOSF
ET及びコンデンサは共通のプロセスで1チップ化され
るのでペア抵抗の精度は高くなり、入力バイアス電流特
性を改善できる。なお、ペア抵抗は拡散抵抗で形成され
るので温度係数が悪化するが、ジャンクションFETの
温度係数をペア抵抗と逆極性にすることにより補償でき
る。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して、本考案の実施例を詳
細に説明する。図1は本考案の一実施例の構成図であ
り、図2と共通する部分には同じ符号を付けている。図
1の回路自体は図2と変わらないが、チップの構成が異
なっている。すなわち、入力保護ダイオード1、ジャン
クションFET2及び汎用アンプ6は図2と同様に独立
したチップを用いるが、ペア抵抗4,ペアMOSFET
3及びコンデンサ5は共通のプロセスでチップ7として
1チップ化されたものを用いる。
【0010】具体的には、チップ7は例えばCMOSプ
ロセスで製作する。ペア抵抗4はPMOSのソース,ド
レイン拡散を用いた拡散抵抗を近接配置する。コンデン
サ5は、ゲート酸化膜を誘電体とし、一方の電極はゲー
ト材料のポリシリコンまたはアルミを用い、他方の電極
としては拡散領域を用いる。これにより、ペアMOSF
ET3,ペア抵抗4及びコンデンサ5を共通のプロセス
でチップ7として1チップ化できる。
【0011】このように構成することにより、ペア抵抗
4の精度は±0.1%程度に向上するが、温度係数は悪
化する。そこで、ジャンクションFET2の温度係数を
ペア抵抗4と逆極性になるように選択する。
【0012】また、コンデンサ5は面積が大きくなる
が、演算増幅器全体を構成するチップ面積で考えると、
個別チップとする場合に比べて結果的には小さくなる。
図1の回路の動作は次のようになる。
【0013】ジャンクションFET2は電流Iを出力す
る定電流源として動作する。ペアMOSFET3を形成
する2個のMOSFET A,Bの入力が全く等しくて
オフセットがない場合、差動部には片側それぞれI/2
ずつ電流が流れる。ここで、MOSFET Aのドレイ
ン電位をVとすると、 V=(R+R)×(I/2)+VSS となる。入力バイアス電流はMOSFETのゲートに接
続されるため、入力抵抗は大きく、従って入力保護ダイ
オード1のリーク電流で決まる。該リーク電流は入力電
位が全く等しく2入力にオフセットがないときは零であ
るが、実際にはオフセットが存在するために有限の値に
なり、オフセットが大きくなるのに従って増加する。
【0014】次に、非反転入力端子は零で反転入力端子
はΔVIN変化するような入力が与えられたとき、MO
SFET Aのドレイン電圧は、 V+(R+R)g・ΔVIN になる。なお、gは相互コンダクタンスであり、g
=ΔIDS/ΔVgsで表される。通常、この差動段で
はゲインを10倍程度に設計し、後段の汎用アンプ6で
増幅する。コンデンサ5は位相補償用である。
【0015】
【考案の効果】以上詳細に説明した本考案によれば、以
下のような効果が得られる。 演算増幅器を構成するペア抵抗,ペアMOSFET及
びコンデンサを共通のプロセスで1チップ化したのでペ
ア抵抗の精度が高くなってオフセット電圧が小さくな
り、結果として入力保護ダイオードのリーク電流が小さ
くなって入力バイアス電流特性を改善できる。
【0016】全体のチップの数が減ることから部品点
数が削減でき、歩留まりの向上とアセンブル工数の削減
が図れ、コストダウンが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の構成図である。
【図2】従来の半導体集積回路の一例の構成図である。
【符号の説明】
1 入力保護ダイオード 2 ジャンクションFET 3 ペアMOSFET 4 ペア抵抗 5 コンデンサ 6 汎用アンプ 7 チップ(CMOSプロセス)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の抵抗と第2の抵抗が直列接続され
    た第1の抵抗直列回路と第3の抵抗と第4の抵抗が直列
    接続された第2の抵抗直列回路よりなり、第2の抵抗の
    一端と第4の抵抗の一端が共通に電源ラインに接続され
    る不純物拡散により形成される拡散抵抗よりなるペア抵
    抗と、2個のMOSFETよりなり、各ゲートには入力
    信号が入力され、一方のMOSFETのドレインには前
    記ペア抵抗の第1の抵抗の一端が接続され、他方のMO
    SFETのドレインには前記ペア抵抗の第3の抵抗の一
    端が接続され、共通のソースにはジャンクションFET
    よりなる定電流源が接続されるペアMOSFETと、該
    ペアMOSFETの一方のMOSFETのソース,ドレ
    イン間に接続されたコンデンサとを含み、これらペア抵
    抗,ペアMOSFET及びコンデンサが共通のプロセス
    で1チップ化され、前記ペア抵抗とジャンクションFE
    Tの温度係数が逆極性になるように選択されたことを特
    徴とする半導体集積回路。
JP4579491U 1991-06-18 1991-06-18 半導体集積回路 Expired - Lifetime JP2571102Y2 (ja)

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JPH051252U JPH051252U (ja) 1993-01-08
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