JPH1051246A - 低電圧演算増幅器とその方法 - Google Patents

低電圧演算増幅器とその方法

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JPH1051246A
JPH1051246A JP9085643A JP8564397A JPH1051246A JP H1051246 A JPH1051246 A JP H1051246A JP 9085643 A JP9085643 A JP 9085643A JP 8564397 A JP8564397 A JP 8564397A JP H1051246 A JPH1051246 A JP H1051246A
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トーマス・ディー・ペティ
Robert L Vyne
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
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    • H03F3/30Single-ended push-pull [SEPP] amplifiers; Phase-splitters therefor
    • H03F3/3001Single-ended push-pull [SEPP] amplifiers; Phase-splitters therefor with field-effect transistors

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッテリから電力を供給される汎用演算増幅
器を提供する。 【解決手段】 低電圧演算増幅器10は、摂氏0〜70
度の温度範囲にわたり、1〜8ボルトの電圧範囲で動作
する。入力段12は、N チャネル空乏モードMOSFETを用
いて、差分入力を増幅し、一定の相互コンダクタンスを
維持する。ソース・フォロアMOSFET13は、AC信号「段
1出力」の転送にあたり、単一利得を電流シンク・トラ
ンジスタ18のベースに提供する。シンク制御回路14
およびソース制御回路22は、トランジスタ18,24
内にベース駆動電流を生成する。入力信号により、「シ
ンク通過」信号のAC信号経路がシンク・トランジスタを
制御して電流を流入させ、あるいはトランスリニア・ル
ープ16を通じて、「ソース通過」信号を発生させる。
出力段は、約50ミリアンペアのシンクおよびソース電
流を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に集積回路設計に
関し、さらに詳しくは、レール対レール入力能力を得る
ために空乏モード金属酸化物半導体電界効果トランジス
タ(MOSFET)を採用する差分増幅器入力段を有するモノ
リシック演算増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】演算
増幅器を取り巻く電子システムの産業の動向は、バッテ
リ源から供給される、より低い動作電圧に向かってい
る。このため、増幅器の用途は、高入力インピーダン
ス,低入力オフセット電圧,低ノイズ,高帯域幅,高速
の充分な出力駆動能力などの従来の演算増幅器の装備に
加えて、低電圧単一電源の動作を必要とする。種々の集
積回路製造過程により、ダーリントンPNP トランジスタ
およびPャネル空乏モードMOSFETなど、演算増幅器の入
力段に関して上記の基準を満たすことを目標とする差分
入力段の技術が生まれている。増幅器出力段は、NPN ,
PNP およびMOSFETを含むトランジスタを組み合わせて、
低いクロスオーバ歪み,レール対レール性能を含む大き
な出力電圧揺動,優れた位相および利得限界,低い出力
インピーダンスおよび対称の電流流出および流入(ソー
スおよびシンク)能力を目標とする技術を用いてきた。
【0003】単一の電源電圧源から種々の入力段が動作
するが、増幅器動作に関する低電圧限界は、入力段の種
類と集積回路製造過程により異なる。演算増幅器に関す
る現在の入力段設計は、1ボルト付近に寿命限界を有す
るバッテリにより電力を供給される製品での使用が不可
能な電圧動作限界を呈する。たとえば、複数のバイポー
ラ・トランジスタを用いて温度効果と電流経路とを補償
する演算増幅器は、標準のトランジスタのベース−エミ
ッタ電圧降下により課せられる低い電圧限界を有する。
【0004】そのため、バッテリ源から電力を供給され
る種々の用途、特に演算増幅器の特性を減じない低電圧
用途において用いることのできる汎用的な演算増幅器が
必要である。高入力インピーダンスと低入力オフセット
電圧を提供する演算増幅器入力段が必要である。信号経
路内のトランジスタを最小限に抑えて、高速と高帯域幅
とを提供しながら、入力と出力の両方に関してレール対
レール能力を有する演算増幅器が必要である。
【0005】
【実施例】低電圧演算増幅器10のブロック図を図1に
示す。差分入力信号VIN が、演算増幅器入力段12の2
つの入力の両端に印加される。演算増幅器入力段12の
端子67は、MOSFET13のゲートに結合される。ドレイ
ン端子,ソース端子およびゲート端子を有するMOSFET装
置は、第1電流端子,第2電流端子および制御端子を有
する電流導電トランジスタである。以下の説明では、バ
イポーラ・トランジスタの代わりに、必要に応じてMOSF
ETまたはその他の同等品を用いることができる点に留意
すること。MOSFET13のドレインは、1ボルトなど正の
電源で動作する電源導体VCC に結合される。演算増幅器
10の負の電源が図面内では示され、全体を通じて接地
基準として説明される。MOSFET13のソースは、シンク
制御回路14の入力と、約25マイクロアンペアを流入
する電流シンク15の第1端子とに結合される。MOSFET
13のバルク(図示せず)は電圧基準(図示せず)に結
合される。電流シンク15の第2端子は、接地基準に結
合される。シンク制御回路14の端子107は、トラン
スリニア・ループ16の第1入力と、NPN トランジスタ
18のベースとに結合される。キャパシタ20は、トラ
ンジスタ18のベースとコレクタとの間に結合され、好
適な実施例においては、約8ピコファラドの容量を有す
る。エミッタ端子,コレクタ端子およびベース端子を有
するNPN トランジスタまたはPNP トランジスタは、第1
電流端子,第2電流端子および制御端子を有する電流導
電トランジスタである。トランジスタ18のエミッタは
接地基準に結合され、トランジスタ18のコレクタは出
力信号VOUTを生成する端子25に結合される。
【0006】図1のソース制御回路22の端子147
は、トランスリニア・ループ16の出力とPNP トランジ
スタ24のベースとに結合される。キャパシタ26は、
トランジスタ24のベースとコレクタとの間に結合さ
れ、好適な実施例においては、約8ピコファラドの容量
を有する。トランジスタ24のエミッタは、動作電位V
CCに結合される。トランジスタ24のコレクタは、出力
ドライバ段出力としてVOUTを生成する端子25に結合さ
れる。約20ピコファラドに選択されるキャパシタ28
と、約1.4キロオームに選択される抵抗27とは、演
算増幅器入力段12の端子25と端子67との間に直列
に結合される。
【0007】低電圧演算増幅器10は、2つの増幅段を
有する。演算増幅器入力段12の出力は、第1増幅段と
しての被増幅差分入力信号によって構成され、出力ドラ
イバ段29が第2増幅段となる。MOSFET13は、N チャ
ネル空乏モード・ソース・フォロアMOSFETとして接続さ
れ、負の閾値電圧を持つように処理される。空乏モード
・ソース・フォロアにおいては、ゲート端子に与えられ
た電圧電位がソース端子に伝えられる。MOSFET装置は、
入力信号を変更または増幅しないので、演算増幅器入力
段12から受信された信号を転送する際に単一利得を提
供する。MOSFET13は、MOSFET装置本来の高入力インピ
ーダンスを提供する。この高入力インピーダンスは、MO
SFET装置を処理する際に形成される誘電性酸化物によ
る、電流経路から、接地基準または動作電位VCC のいず
れか一方へのゲート端子の分離に由来する。
【0008】図1を参照して、シンク制御回路14は、
低電圧演算増幅器10の電流シンク能力を制御するトラ
ンジスタ18のベース電流駆動を生成する。低電圧演算
増幅器10は、8ボルトないし1ボルトのVCC 動作範囲
を有する。3ボルトの動作電位VCC においては、トラン
ジスタ18の電流シンク能力は、50ミリアンペアであ
る。ソース制御回路22は、低電圧演算増幅器10の電
流ソース能力を制御するトランジスタ24のベース電流
駆動を生成する。3ボルトの動作電位VCC においては、
トランジスタ24の電流ソース能力は、50ミリアンペ
アである。信号VIN が演算増幅器入力段12により増幅
されると、端子107におけるトランスリニア・ループ
16への信号は、端子67における信号の被転送出力と
なる。このため、演算増幅器入力段12に対する入力信
号VIN に基づいて、トランスリニア・ループ16は、シ
ンク制御回路14を動作させて低電圧演算増幅器10が
トランジスタ18を介して電流を流入するか、ソース制
御回路22を動作させて低電圧演算増幅器入力段がトラ
ンジスタ24を介して電流を流出するかを選択する。
【0009】図1を参照して、2つの増幅段を有する低
電圧演算増幅器10は、2つの周波数極を有する。抵抗
27およびキャパシタ28の機能は、1つの周波数極を
低電圧演算増幅器10の帯域幅よりも高くずらして、も
う一方の主要周波数極を低い周波数にずらすことであ
る。この分極技術の目的は、増幅器の安定性を確保する
ことである。すなわち、第2極を、単一利得点を超えて
移動することにより、充分な位相限界が得られるので、
位相シフトは単一利得点において180度にならず、低
電圧増幅器10が発振することを防ぐ。
【0010】図2は、図1に示される演算増幅器と共に
用いるのに適した演算増幅器入力段12の好適な実施例
の概略図である。低電圧演算増幅器10の第1増幅段
は、演算増幅器入力段12により行われる。信号VIN
は、N チャネル空乏モード金属酸化物半導体電界効果ト
ランジスタ(MOSFET)30,32のゲートの両端に結合
された差分入力である。MOSFET30のドレインは、電流
ソース34の1つの端子に結合され、約80マイクロア
ンペアの電流を供給する。MOSFET32のドレインは、電
流ソース36の1つの端子に結合され、約80マイクロ
アンペアの電流を供給する。電流ソース34,36の両
方の第2端子は、動作電位VCC 結合される。MOSFET3
0,32の両方のソース端子は、電流シンク38の1つ
の端子に結合され、約40マイクロアンペアを流入す
る。電流シンク38のもう一方の端子は、接地基準に結
合される。MOSFET30およびMOSFET32のバルクまたは
ウェル端子は、接地基準に結合される。
【0011】入力信号VIN を受信する図2のMOSFET3
0,32の差分対は、MOSFET30,32のドレイン端子
から、電流バイアス回路39に対する交流(AC)信号入
力として供給される2つの出力を生成する。電流バイア
ス回路39の機能は、MOSFET30,32のドレイン端子
から結合された2つの入力に等しい負荷を与え、出力端
子67において電流ソースおよびシンク能力を一致さ
せ、出力端子67に高インピーダンスを与え、入力信号
VIN の差分−単終段変換を行うことである。トランジス
タ40,42,44,46,48は、好適な実施例にお
いては、トランジスタ48のコレクタに結合された共通
トランジスタ・ベース端子を有するPNP 型である。約2
0マイクロアンペアを流入する電流シンク50は、トラ
ンジスタ48の共通ベースおよびコレクタ端子に結合さ
れた第1端子を有する。電流シンク50の第2端子は接
地基準に結合される。トランジスタ40,42のエミッ
タは、MOSFET30のドレインに結合される。トランジス
タ44,46のエミッタは、MOSFET32のドレインに結
合される。トランジスタ48のエミッタは、約7.5キ
ロオームに選択された抵抗49の1つの端子に結合さ
れ、抵抗49の第2端子は動作電位VCC に結合される。
【0012】トランジスタ52,54,56,58,6
0,62,64,66,72は、図2の演算増幅器入力
段12の好適な実施例においてはNPN 型である。トラン
ジスタ44,52の共通コレクタは、トランジスタ5
4,56の共通ベースに結合する。トランジスタ40,
42,58,60の共通コレクタは、トランジスタ6
2,64の共通ベースに結合される。トランジスタ52
のエミッタは、トランジスタ54のコレクタに結合され
る。トランジスタ56のコレクタは、トランジスタ58
のエミッタに結合される。トランジスタ54,56のエ
ミッタは、接地基準に結合される。トランジスタ60の
エミッタは、トランジスタ62のコレクタに結合され
る。トランジスタ64のコレクタは、トランジスタ66
のエミッタに結合される。トランジスタ62,64のエ
ミッタは、接地基準に結合される。トランジスタ52,
58,60,66の共通ベース端子は、20マイクロア
ンペアを流出する電流ソース68の1つの端子と、9キ
ロオームの抵抗70の1つの端子とに結合される。電流
ソース68の第2端子は、動作電位VCC に結合される。
抵抗70の第2端子は、トランジスタ72の共通コレク
タおよびベースに結合される。トランジスタ72のエミ
ッタは接地基準に結合される。トランジスタ46,66
の共通コレクタは、演算増幅器入力段出力として信号
「段1出力(STAGE-1 OUTPUT)」を生成する出力端子67
に結合される。これで演算増幅器入力段12に関する接
続が完了する。
【0013】本発明の1つの特徴として、演算増幅器入
力段12は、N チャネル空乏モードMOSFET30,32を
用いて、レール間を揺動し、ゲートが接地にあっても、
動作電源にあっても、半電源にあっても最小相互コンダ
クタンス変化を呈する。相互コンダクタンスは、MOSFET
のゲート−ソース電圧の一定の変化に関するMOSFETドレ
イン電流変化として測定される。増幅器の帯域幅は、相
互コンダクタンスに比例する。図1に見られるMOSFET1
3と、演算増幅器入力段12のMOSFET30,32とは、
ゲート,ドレイン,ソースおよびバルクとして表される
4つの端子を有するシリコン基板上に構築されたN チャ
ネル空乏モード装置である。処理マスク層が、ヒ素など
のN 型ドーピング材料をシリコン内に注入する領域を規
定して、ソースおよびドレイン領域を形成する。MOSFET
ゲート領域も、処理マスク層により規定されるので、ゲ
ート導体およびゲート酸化物は、ソース領域とドレイン
領域とを物理的に隔てる。N チャネルのソースおよびド
レイン領域は、ホウ素などのP 型材料注入を受けるウェ
ル領域内に閉じこめられる。アルミニウム金属などの低
抵抗導電率材料が、ゲート端子,ソース端子,ドレイン
端子およびウェル端子またはバルクへの電気的接続部と
なる。
【0014】図2の演算増幅器入力段12は、小さい信
号差分入力を受け取り、正確に増幅を行う。N チャネル
空乏モードMOSFET30,32は、入力信号VIN の電圧範
囲と、動作電位VCC の範囲にわたり、飽和モードで連続
動作する。MOSFET装置は、装置のドレイン電圧が装置の
ゲート電圧と閾値電圧との差よりも大きいときは、飽和
領域内で動作するので、装置の閾値電圧が重要なMOSFET
パラメータとなる。空乏モードMOSFET13,30,32
に関しては、閾値電圧は、ドレイン−ソース電流導電が
終端される、測定されたゲート−ソース電圧である。
【0015】シリコン・ウェハ上に作成されたN チャネ
ル装置の閾値電圧は、ドレイン−ソース導電チャネルを
排除し、電流の流れを終端させるための4つの特定の物
理的処理製造効果を克服するために必要とされるゲート
電圧として定義される。第1および第2閾値効果は、シ
リコン対二酸化シリコンの界面におけるゲート下の仕事
関数と電荷とを克服するためにゲートに印加される電圧
電位として定義されるフラットバンド電圧に基づく。仕
事関数電位は、ゲート材料と半導体材料内のフェルミ・
レベルにおける電子エネルギの差に基づく。シリコン対
二酸化シリコンの界面における電荷は、結晶配向と集積
回路処理とに依存する。MOSFETの第3および第4閾値電
圧効果は、表面反転層を形成するために必要な電圧電位
に帰する。ゲート導体に印加される電界によりソースか
らドレインに誘導されるN 型導電チャネル層は、バルク
材料内の不純物濃度に依存する。
【0016】N チャネル空乏モードMOSFETに関する閾値
電圧項は、集積回路製造中の処理に直接関わる4つの項
目、ウェハ開始材料,導電性ゲート材料の種類,ゲート
酸化物界面におけるシリコン内の不純物およびP ウェル
・バルク領域のドーピング濃度により決まる。閾値調整
注入と呼ばれる処理フローの段階により、ゲート領域内
により濃度の高いN 型線量注入を課することにより、N
チャネルMOSFET装置はエンハンスメント・モードから空
乏モードへと変更される。空乏モードMOSFET30,32
は、負の閾値電圧で処理される。ゲートが接地基準にあ
っても、負の閾値をもつMOSFET空乏モード装置は、ドレ
イン−ソース端子からの電流導電経路のための反転層を
作り出す。
【0017】空乏モードMOSFET30または32のゲート
が接地基準にあると、装置は飽和され、最小限の基板効
果をもつ通常の共通モード範囲内で動作する。シリコン
・ウェハとして処理される装置面積当たりの相互コンダ
クタンスが高いので、N チャネルMOSFETが望ましい。MO
SFET30,32のゲート電圧電位が接地基準よりも上が
ると、MOSFET30,32のソース端子は正のゲート電圧
に従動する。MOSFET30,32のバルク端子が接地基準
に結合されていると、バルク端子電圧より高いソース端
子電圧電位により、チャネルのコンダクタンスが変調さ
れ、これが基板効果となる。ソース−バルク電圧が増大
すると、N チャネル空乏モードMOSFET装置の閾値電圧
は、バルク内の注入ドーピングにより誘導された負の値
から、正の値に向かって動的に移動する。正の閾値を有
すると、MOSFET装置の共通モード範囲は、正の供給レー
ルにおける検知に向けて移動する。高濃度のP 型ウェル
・ドーピングにより、N チャネル空乏モードMOSFET3
0,32の基板効果が増大し、正のレールで動作しなが
ら飽和領域での両装置の動作を維持する。従って、基板
効果は、閾値電圧を変調し、MOSFET装置の飽和領域内で
の動作を維持することにより、N チャネル空乏モードMO
SFET装置を扶助する。
【0018】演算増幅器入力段12の代替の実施例に
は、4つのトランジスタ52,54,56,58を電流
ミラーとして配列された2つのNPN トランジスタに置き
換え、4つのトランジスタ60,62,64,66をこ
れも電流ミラーとして配列された2つのNPN トランジス
タに置き換える段階が含まれる。図2を参照して、実際
の代替の実施例では、トランジスタ52,58,60,
66のそれぞれに関してコレクタからエミッタの配線を
短絡し、その後でこれらのトランジスタを回路図から取
り除く。代替の実施例においては、演算増幅器入力段1
2の電流ソース68,抵抗70およびトランジスタ72
により与えられる電圧基準が排除される。直前に説明さ
れた代替実施例に関して図2に示される演算増幅器入力
段12を参照して、トランジスタ40のコレクタ内に流
れる電流は約30マイクロアンペアのIce である。等価
の電流Ice は、演算増幅器入力が共通モードにあるとき
にトランジスタ42,44,46の各々にも流れる。ト
ランジスタ44内のIce コレクタ電流の2Ibe部分が、ト
ランジスタ54,56にベース電流を供給するために用
いられ、トランジスタ54のコレクタには(Ice −2
Ibe)の電流が残る。トランジスタ54,56の電流ミ
ラーは、(Ice −2Ibe)電流がトランジスタ56のコレ
クタ内にもあることを意味する。トランジスタ40,4
2がそれぞれ等しいIce 電流を供給し、トランジスタ5
6のコレクタ内の電流が(Ice −2Ibe)とすると、トラ
ンジスタ62のコレクタ電流は、トランジスタ62,6
4のベースへの電流2Ibeを減じた後のIce となる。トラ
ンジスタ62,64の電流ミラーは、トランジスタ62
の等価のIce コレクタ電流が、トランジスタ64のコレ
クタ電流であることを意味し、それぞれトランジスタ4
6により供給されるICE 電流と一致する。そのため、
「段1出力」信号へのソースおよびシンク電流は、トラ
ンジスタ46のソース電流およびトランジスタ64のシ
ンク電流を通じて一致する出力能力を有する。
【0019】上述の概略図で示される代替の実施例は、
出力端子67における信号「段1出力」の有効出力イン
ピーダンスを改善する目的で、図2に示される好適な実
施例に強化される。トランジスタ64に直列にカスコー
ド・トランジスタ(cascodetransistor)66を追加す
ることにより、出力端子67の出力インピーダンスが増
大する。トランジスタ60は、バランス・トランジスタ
66に追加される。トランジスタ54,56にトランジ
スタ52,58を追加すると、トランジスタ60,6
2,64,66により形成されるカスコード電流ミラー
のIbe を一致および解消する別のカスコード電流ミラー
が形成される。
【0020】図2に示される演算増幅器入力段12は、
ゲート端子に印加される電圧に対する2乗の関係に従っ
て、MOSFET30,32の飽和電流に基づき、第1段階の
信号VIN の増幅を行う。端子67が「段1出力」信号を
供給する電流バイアス回路39は、トランジスタ46,
66の共通コレクタに対する接続に関しては高いインピ
ーダンス出力となる。電流バイアス回路39は、「段1
出力」信号を供給する際のトランジスタ46,66のソ
ースおよびシンク電流能力も一致させる。上述のよう
に、トランジスタ52,54,56,58は、Ibe が解
消されるような方法で結合されるので、トランジスタ4
6,66は、端子67において「段1出力」信号を供給
する際にソースおよびシンク電流能力を一致させる。
図2を参照して、トランジスタ48のコレクタに結合さ
れたベースがVbe ダイオード電圧基準を設定し、電流シ
ンク50から抵抗49を介して約20マイクロアンペア
の電流に加えられると、動作電位VCC より約0.75ボ
ルト低い電圧を設定する。トランジスタ40,42,4
4,46は、動作電位VCC より低いトランジスタ・ベー
ス基準電圧として供給される0.75ボルトにより能動
動作領域内に維持される。同様に、接地基準電圧より約
0.75ボルト高い電位を用いて、トランジスタ52,
58,60,66をその能動領域にバイアスさせる。
0.75ボルトの電位は、電流ソース68からの20マ
イクロアンペアの電流を、9キロオームの抵抗70を通
じて、トランジスタ72のVbe 電圧降下に加えたもので
ある。
【0021】図3は、演算増幅器入力段12の別の代替
の実施例を示す。MOSFET30,32は、前述のように電
流ソース34,36と電流シンク38とに結合される。
入力信号VIN を受信するMOSFET30,32の差分対は、
MOSFET30,32のドレイン端子から2つの入力を生成
する。MOSFET30のドレインからの出力は、PNP トラン
ジスタ200のエミッタに結合される。MOSFET32のド
レインからの出力は、PNP トランジスタ202のエミッ
タに結合される。トランジスタ200,202の共通ベ
ースは、電圧基準を受けるよう結合される。NPN トラン
ジスタ204,206の共通ベースは、トランジスタ2
04のコレクタに結合される。トランジスタ200のコ
レクタは、トランジスタ204のコレクタに結合され
る。トランジスタ202のコレクタは、出力信号「段1
出力」を生成する端子67に結合される。トランジスタ
206のコレクタは、端子67に結合される。トランジ
スタ204,206のエミッタは接地基準に結合され
る。
【0022】再び図3を参照して、MOSFET30,32の
差分対は、入力信号VIN を受信し、トランジスタ20
0,202,204,206と共に入力信号の差分−単
終段変換を実行する。しかし、トランジスタ202,2
06は、ソースおよびシンク電流能力を一致させず、図
2に示される好適な実施例ほど高い出力インピーダンス
を端子67に生成しない。
【0023】図4も、演算増幅器入力段12のさらに別
の代替の実施例である。MOSFET30は抵抗208に、MO
SFET32は抵抗210に結合される。抵抗208,21
0の第2端子は、動作電位VCC に結合される。入力信号
VIN を受信するMOSFET30,32の差分対は、MOSFET3
0,32のドレイン端子から出力を生成する。MOSFET3
0のドレインからの出力は、PNP トランジスタ212の
エミッタに結合される。MOSFET32のドレインからの出
力は、PNP トランジスタ214のエミッタに結合され
る。トランジスタ212,214の共通ベースは、トラ
ンジスタ212のコレクタに結合される。電流シンク2
16の第1端子は、トランジスタ212のコレクタに結
合される。トランジスタ214のコレクタは、信号「段
1出力」を生成する出力端子67に結合される。電流シ
ンク218の第1端子は、端子67に結合される。電流
シンク216,218の第2端子は、接地基準に結合さ
れる。ここでも、図4に示される代替の実施例は、ソー
スおよびシンク電流能力を一致させず、図2に示される
好適な実施例ほど高い出力インピーダンスを端子67に
生成しない。
【0024】図5は、図1の低電圧演算増幅器10で用
いるのに適したシンク制御回路14の概略図である。NP
N トランジスタ74,76,78,80の共通ベース
は、シンク制御回路14の入力として、図1に示される
MOSFET13のソースからの出力を受けるよう結合され
る。トランジスタ74のエミッタは、好適な実施例にお
いては、約3オームに選択された抵抗82の第1端子に
結合される。トランジスタ76のエミッタは、約1.5
キロオームに選択された抵抗84の第1端子に結合され
る。トランジスタ78のエミッタは、約1.5キロオー
ムに選択された抵抗84の第1端子に結合される。トラ
ンジスタ80のエミッタは、約1.5キロオームに選択
された抵抗88の第1端子に結合される。抵抗82,8
4,86,88の第2端子は、接地基準に結合される。
【0025】図5のNPN トランジスタ90,92の共通
ベースは、約25キロオームに選択された抵抗94の第
1端子に結合される。トランジスタ90のエミッタは、
トランジスタ74のコレクタに結合される。トランジス
タ92,96の共通エミッタは、トランジスタ76のコ
レクタに結合される。トランジスタ92のコレクタは、
PNP トランジスタ100のエミッタと、約4キロオーム
に選択された抵抗98の第1端子とに結合される。NPN
トランジスタ96のコレクタは、PNP トランジスタ10
2のエミッタと、約4キロオームに選択された抵抗10
4の第1端子とに結合される。トランジスタ100,1
02の共通ベースは、トランジスタ100のコレクタ
と、トランジスタ78のコレクタとに結合される。トラ
ンジスタ102のコレクタは、トランジスタ80のコレ
クタと、PNP トランジスタ106のベースとに結合す
る。約5ピコファラドの容量に選択されたキャパシタ1
08の第1端子は、トランジスタ106のベースに結合
する。キャパシタ108の第2端子は、接地基準に結合
される。トランジスタ106のコレクタは、信号「シン
ク1通過(SINK-1 PASS THROUGH )」を生成する端子1
07に結合される。トランジスタ106のエミッタは、
約25キロオームに選択された抵抗110の第1端子
と、約1キロオームに選択された抵抗112の第1端子
とに結合される。抵抗110の第2端子は、トランジス
タ96のベースに結合される。抵抗94,98,10
4,112の第2端子と、トランジスタ90のコレクタ
とは、動作電位VCC に結合される。
【0026】図5のシンク制御回路14の機能は、図1
に示される出力トランジスタ18により、低電圧演算増
幅器10の出力におけるIoutなどの電流を流入するため
に必要とされる適切なベース駆動電流を供給することで
ある。図1のトランジスタ18のエミッタ幾何学形状
は、図5のトランジスタ74のエミッタ幾何学形状のNT
倍の寸法である。この好適な実施例に関しては、比率を
決定するNTトランジスタ乗数は約25である。そのた
め、出力トランジスタ18は、トランジスタ74のコレ
クタ電流よりNT倍大きいコレクタ電流を有する。トラン
ジスタ90は、トランジスタ74と同一または同様のエ
ミッタ幾何学形状の寸法を有するので、同一または同様
のコレクタ電流Iout/NT を導電する。トランジスタ90
のベース電流は、Iout/ (NT・B )であり、B はトラン
ジスタのベース電流で除算したトランジスタのコレクタ
電流の比として定義されるトランジスタ電流利得であ
る。トランジスタ92,96は、差分単一利得増幅器を
形成し、トランジスタ92のベースが抵抗94内のIout
/ (NT・B )電流により起こる電圧降下を検知する。
【0027】かくして、トランジスタ90および抵抗9
4は、トランジスタ18に見られるIoutより比例的に小
さい電流を、抵抗94の両端の電圧に変換して、これが
差分単一利得増幅器に対する1つの入力となる。トラン
ジスタ92のベースの電圧は、(Iout・R94 )/ (NT
B )の電圧について、抵抗94の抵抗R94 で乗算した抵
抗94内の電流になる。差分単一利得増幅器の入力は、
両方とも一致する電圧電位を有する。差分単一利得増幅
器のもう一方の入力は、トランジスタ96のベースに印
加される。トランジスタ96のベースの電圧は、抵抗R
12 を有する抵抗112を通る電流ICから起こる。一致
する電圧電位を有する差分単一利得増幅器の両入力によ
り、結果は(IC・R112)=(Iout・R94 )/ (NT・B )
となる。電流ICについてこれを解くと、(Iout・NR)/
(NT・B となり、NRは抵抗94および抵抗112の抵抗
値の比、すなわちR94 /R112である。抵抗112を通る
電流ICは、基本的にはトランジスタ106のエミッタ−
コレクタ電流となる。NTに一致するように値NRを選択す
ることにより、電流ICはIout/Bの値を有する。かくし
て、2つのトランジスタ、すなわちトランジスタ18と
トランジスタ74の、2つの抵抗すなわち抵抗94と抵
抗112に対する比を一致させることにより、トランジ
スタ106を流れる電流Iout/Bは、シンク・トランジス
タ18にベース電流を供給する。図1に示されるように
トランジスタ18内にIout/Bのベース電流があるとき、
トランジスタ18のコレクタ電流はIoutである。図5の
シンク制御回路14の機能は、図1に示される出力トラ
ンジスタ18が低電圧演算増幅器10の出力において電
流Ioutを流入するために必要とする適切なベース駆動電
流を供給することである。
【0028】このように、シンク制御回路14は、3つ
の変換ステップを実行する。第1ステップは、トランジ
スタ18およびトランジスタ74に対してトランジスタ
・エミッタ幾何学形状比を提供して、トランジスタ13
0のベースにIout/ (NT・B)の電流を生成することで
ある。ステップ2で、シンク制御回路14は、差分単一
利得増幅器の入力に、抵抗94内に生成されるIout/
(NT・B )電流に依存する電圧を生成する。最終ステッ
プは、シンク制御回路14内のトランジスタ106がト
ランジスタ106内にコレクタ電流Iout/Bを生成するよ
う抵抗比を決定して、低電圧演算増幅器10内の出力ト
ランジスタ18にベース駆動電流を供給することであ
る。図1に示されるトランジスタ18に関するこのよう
なベース駆動電流は、トランジスタおよび抵抗の比と、
図5に示されるシンク制御回路14に見られる差分単一
利得増幅器により与えられる電圧の両方とに依存する。
この好適な実施例については、NTトランジスタの比は約
25で、NR抵抗の比は約25である。
【0029】図1の低電圧演算増幅器10においては、
入力信号VIN の増幅を行うと、端子67に演算増幅器入
力段12の出力として信号「段1出力」が生成され、こ
れをMOSFET13がトランジスタ18のベースに直接伝
え、ベース−エミッタ電圧(Vbe )の変化が起こる。V
be が変化すると、電流Ioutを流入するトランジスタ1
8は、電流を修正して、(Iout+△Iout)」を流入す
る。シンク制御回路14は、トランジスタ18のベース
で△Vbe に応答し、シンク・トランジスタ18内の△I
outコレクタ電流変化を補う追加のベース電流をトラン
ジスタ18に生成する。シンク制御回路14は、低電圧
演算増幅器10が入力信号VIN の変化に応答すると、図
1に示される出力シンク・トランジスタ18が必要とす
るだけ、ベース駆動電流をトランジスタ106に流す。
【0030】図1に示されるソース制御回路22を好適
な実施例として図6に示す。PNP トランジスタ114,
116,118,120の共通ベースは、信号「ソース
1通過(SOURCE-1 PASS THROUGH) 」を生成する端子14
7に結合される。トランジスタ114のエミッタは、約
10オームに選択された抵抗122の第1端子に結合さ
れる。トランジスタ116のエミッタは、約4キロオー
ムに選択された抵抗124の第1端子に結合される。ト
ランジスタ118のエミッタは、約1キロオームに選択
された抵抗126の第1端子に結合される。トランジス
タ120のエミッタは、約1キロオームに選択された抵
抗128の第1端子に結合される。抵抗122,12
4,126,128の第2端子は、動作電位VCC に結合
される。
【0031】PNP トランジスタ130,132の共通ベ
ースは、約25キロオームに選択された抵抗134の第
1端子に結合される。トランジスタ130のエミッタ
は、トランジスタ114のコレクタに結合される。トラ
ンジスタ132,136の共通エミッタは、トランジス
タ116のコレクタに結合される。トランジスタ132
のコレクタは、トランジスタ140のエミッタと、約4
キロオームに選択された抵抗138の第1端子とに結合
される。PNP トランジスタ136のコレクタは、トラン
ジスタ142のエミッタと、約4キロオームに選択され
た抵抗144の第1端子とに結合される。NPN トランジ
スタ140,142の共通ベースは、トランジスタ14
0のコレクタと、トランジスタ118のコレクタとに結
合される。トランジスタ142のコレクタは、トランジ
スタ120のコレクタと、NPN トランジスタ146のベ
ースとに結合する。約10ピコファラドの容量に選択さ
れたキャパシタ148は、トランジスタ146のベース
に結合された第1端子を有する。キャパシタ148の第
2端子は、接地基準に結合される。トランジスタ146
のコレクタは、信号「ソース1通過(SOURCE-1 PASS TH
ROUGH )」を生成する端子147に結合される。トラン
ジスタ146のエミッタは、約25キロオームに選択さ
れた抵抗150の第1端子と、約500オームに選択さ
れた抵抗152の第1端子とに結合される。抵抗150
の第2端子は、トランジスタ136のベースに結合され
る。抵抗134,138,144,152の第2端子
と、トランジスタ130のコレクタとは、接地基準に結
合される。
【0032】図6のソース制御回路22の機能は、図1
に示される出力トランジスタ24が、低電圧演算増幅器
10の出力におけるIoutなどの電流を流出するために必
要とする適切なベース駆動電流を供給することである。
図1のトランジスタ24のエミッタ幾何学形状は、図6
のトランジスタ114のエミッタ幾何学形状のNt倍の寸
法である。この好適な実施例に関しては、比率を決定す
るNtトランジスタ乗数は約50である。そのため、出力
トランジスタ24は、トランジスタ114のコレクタ電
流よりNt倍大きいコレクタ電流を有する。トランジスタ
130は、トランジスタ114と同一または同様のエミ
ッタ幾何学形状の寸法を有するので、同一または同様の
コレクタ電流Iout/Nt を導電する。トランジスタ130
のベース電流は、Iout/ (Nt・B )であり、B はトラン
ジスタのベース電流で除算したトランジスタのコレクタ
電流の比として定義されるトランジスタ電流利得であ
る。トランジスタ132,136は、差分単一利得増幅
器を形成し、トランジスタ132のベースが抵抗134
内のIout/ (Nt・B )電流により起こる電圧降下を検知
する。
【0033】かくして、トランジスタ130および抵抗
134は、トランジスタ24に見られるIoutより比例的
に小さい電流を、抵抗134の両端の電圧に変換して、
これが差分単一利得増幅器に対する1つの入力となる。
従って、トランジスタ132のベースの電圧は、(Iout
・R134)/ (Nt・B )の電圧について、抵抗134の抵
抗R134で乗算した抵抗134内の電流になる。差分単一
利得増幅器の入力は、両方とも一致する電圧電位を有す
る。差分単一利得増幅器のもう一方の入力は、トランジ
スタ136のベースに印加される。トランジスタ136
のベースの電圧は、抵抗R152を有する抵抗152を通る
電流ICから起こる。一致する電圧電位を有する差分単一
利得増幅器の両入力により、結果は(IC・R152)=(I
out・R134)/ (Nt・B )となる。電流ICについてこれ
を解くと、(Iout・Nr)/ (Nt・B)となり、Nrは抵抗
134および抵抗152の抵抗値の比、すなわちR13413
4LLL/R152である。抵抗152を通る電流ICは、基本的
にはトランジスタ146のコレクタ−エミッタ電流とな
る。Ntに一致するように値Nrを選択することにより、電
流ICはIout/Bの値を有する。かくして、2つのトランジ
スタ、すなわちトランジスタ24とトランジスタ114
の、2つの抵抗すなわち抵抗134と抵抗152に対す
る比を一致させることにより、トランジスタ146を流
れる電流Iout/Bは、ソース・トランジスタ24にベース
電流を供給する。図1に示されるようにトランジスタ2
4内にIout/Bのベース電流があるとき、トランジスタ2
4のコレクタ電流はIoutである。図6のソース制御回路
の機能は、図1に示される出力トランジスタ24が低電
圧演算増幅器10の出力において電流Ioutを流出するた
めに必要とする適切なベース駆動電流を供給することで
ある。 このように、ソース制御回路22は、3つの変
換ステップを実行する。第1ステップは、トランジスタ
24およびトランジスタ114のトランジスタ・エミッ
タ幾何学形状比を提供して、トランジスタ90のベース
にIout/ (Nt・B )の電流を生成することである。ステ
ップ2で、ソース制御回路22は、差分単一利得増幅器
の入力に、抵抗134内に生成されるIout/ (Nt・B )
電流に依存する電圧を生成する。最終ステップは、ソー
ス制御回路22内のトランジスタ146がコレクタ電流
Iout/Bを生成するよう抵抗比を決定して、低電圧演算増
幅器10内の出力トランジスタ24にベース駆動電流を
供給することである。図1に示されるトランジスタ24
に関するこのようなベース駆動電流は、トランジスタお
よび抵抗の比と、図6に示されるソース制御回路22に
見られる差分単一利得増幅器により与えられる電圧の両
方とに依存する。この好適な実施例については、Ntトラ
ンジスタの比は約50で、Nr抵抗の比は約50である。
【0034】図1の低電圧演算増幅器10においては、
入力信号VIN の増幅を行うと、演算増幅器入力段12の
出力として信号「段1出力」が生成され、これをMOSFET
13がトランジスタ18のベースに直接伝え、ベース−
エミッタ電圧(Vbe )の変化が起こる。トランスリニア
・ループ16は、トランジスタ18のベースに見られる
のと同じ大きさのVbe 電圧をトランジスタ24のベース
に伝える。しかし、Vbe 電圧は、反対の符号を持つ、す
なわち、トランジスタ18のVbe が大きくなると、トラ
ンジスタ24のVbe は小さくなる。Vbe が変化すると、
電流Ioutを流出するトランジスタ24は、電流を修正し
て、(Iout−△Iout)を流出する。ソース制御回路22
は、低電圧演算増幅器10が入力信号VIN の変化に応答
すると、図1の出力ソース・トランジスタ24が必要と
するベース駆動電流を供給する。
【0035】図7は、簡略化されたトランスリニア・ル
ープ16の実施例を示す。NPN トランジスタ230のベ
ースは、端子107に結合される。NPN トランジスタ2
30,232の共通コレクタは、NPN トランジスタ23
2,234の共通ベースに結合される。トランジスタ2
30,232,234の共通エミッタは、接地基準に結
合される。電流ソース236は、トランジスタ232の
コレクタに結合される。電流ソース236の第2端子
は、動作電位VCC に結合される。PNP トランジスタ23
8のベースおよびコレクタは、トランジスタ234のコ
レクタに結合される。トランジスタ238のエミッタ
は、動作電位VCC に結合される。PNP トランジスタ23
8のベースおよびコレクタは、出力端子147に結合さ
れる。端子147は、出力ドライバ段29(図1参照)
のソース・トランジスタ24のベースに結合される。
【0036】さらに図7を参照して、たとえば、トラン
スリニア・ループ16の簡略化された実施例は、端子1
07において、正の電圧変化を受け、これによりトラン
ジスタ230のベース−エミッタ電圧Vbe が修正され
る。出力ドライバ段29(図1参照)のトランジスタ1
8の導電率を上げるのと同じ+△Vbe が、トランジスタ
230の導電率も上げ、ダイオード接続トランジスタ2
32から電流を分岐する。このため、電流ソース236
は、トランジスタ230がトランジスタ230のコレク
タ端子に適切に入る、あるいは端子107で受信された
信号からトランジスタ230の△Vbe により決まるよう
に、トランジスタ232内に迂回する電流を供給する。
トランジスタ234は、トランジスタ232を有する電
流ミラー・トランジスタを形成する。トランジスタ23
0の+△Vbe により、トランジスタ232が導電する電
流が小さくなり、電流ミラーはトランジスタ234が導
電する電流を小さくする。トランジスタ234内の電流
が小さくなるということは、ダイオード接続トランジス
タ238内の減少した電流がトランジスタ238の減少
したVbe を発生させるということである。トランジスタ
238のベースに見られる同一の減少Vbe は、出力ドラ
イバ段(図1参照)の出力ソース・トランジスタ24の
ベースに見られる。従って、出力シンク・トランジスタ
18(図1参照)のより高度な導電率に関して+△Vbe
が大きくなると、トランスリニア・ループ16により、
出力ソース・トランジスタ24(図1参照)のより低い
導電率に関して同等なだけ−△Vbe 減少する。
【0037】図7のトランスリニア・ループ16の簡略
化された実施例が端子107において、負の電圧変化を
受けると、トランジスタ230のベース−エミッタ電圧
が修正される。出力ドライバ段29(図1参照)のトラ
ンジスタ18の導電率を下げるのと同じ−△Vbe が、ト
ランジスタ230の導電率も下げ、ダイオード接続トラ
ンジスタ232への電流を増大する。このため、電流ソ
ース236は、トランジスタ230がトランジスタ23
0のコレクタ端子に適切に入れる、あるいは端子107
で受信された信号により起こるトランジスタ230のV
be 変化により決まるように、トランジスタ232内に
迂回させる電流を供給する。トランジスタ234は、ト
ランジスタ232を有する電流ミラー・トランジスタを
形成する。トランジスタ230の−△Vbe は、従って、
トランジスタ234により導電される電流を大きくす
る。トランジスタ234内の電流が大きくなるというこ
とは、ダイオード接続トランジスタ238の増大した電
流を意味し、トランジスタ238のVbe を増大する。ト
ランジスタ238のベースに見られる同一の増大Vbe
は、出力ドライバ段(図1参照)の出力ソース・トラン
ジスタ24のベースに見られる。従って、出力シンク・
トランジスタ18(図1参照)の導電率の減少に関し
て、△Vbe が小さくなると、トランスリニア・ループ1
6により、出力ソース・トランジスタ24(図1参照)
の増大する導電率に関して同等の+△Vbe となる。
【0038】図7を参照して、低電圧トランスリニア・
ループ16の零入力電流は、トランジスタの幾何学形状
の寸法に依存する。トランジスタ18(図1参照)のエ
ミッタ面積は、トランジスタ230のエミッタ面積のNn
倍の寸法である。トランジスタ24(図1参照)のエミ
ッタ面積は、トランジスタ238のエミッタ面積のNp
の寸法である。また、電流ミラー・トランジスタは、ト
ランジスタ234のエミッタ形状がトランジスタ232
のエミッタ形状のMn倍になるような寸法になっている。
エミッタ面積がトランジスタの電流容量を決定するの
で、電流ソース236の電流2Iと、3つの変数Nn,Np
Mnの選択により、低電圧トランスリニア・ループ16の
その他の電流が設定される。かくして、シンク・トラン
ジスタ18(図1参照)の零入力電流IQは、IQ=(Nn
I )により設定され、ソース・トランジスタ24(図1
参照)の零入力電流IQは、IQ=(Mn・Np・I )により設
定される。トランジスタ230,232,234に関し
て接地基準へのエミッタ端子の結合経路に抵抗を追加す
るか、あるいはトランジスタ238の動作電位VCC への
エミッタ端子の結合経路に抵抗を追加することにより、
エミッタが衰退し、倍数Nn,Np,Mnが変化することにな
る。
【0039】図8は、図1に示されるトランスリニア・
ループ16の好適な実施例を示す。PNP トランジスタ1
54,156の共通ベースは、トランジスタ154のコ
レクタと、約10マイクロアンペアの電流を流入する電
流シンク158の第1端子とに結合される。トランジス
タ156のコレクタは、NPN トランジスタ160のベー
スと、約33キロオームに選択された抵抗162の第1
端子とに結合される。抵抗162の第2端子は、NPN ト
ランジスタ164のベースおよびコレクタに結合する。
トランジスタ160のエミッタは、NPN トランジスタ1
66のコレクタに結合する。トランジスタ166のベー
スは、信号「シンク1通過」を受信する端子107に結
合する。トランジスタ160のエミッタは、PNP トラン
ジスタ168のコレクタに結合する。トランジスタ16
0のエミッタは、NPN トランジスタ170,172の共
通ベースに結合する。トランジスタ160のエミッタ
は、トランジスタ170のコレクタと、約175マイク
ロアンペアを流出する電流ソース174の第1端子とに
結合する。トランジスタ166のエミッタは、約50オ
ームに選択された抵抗176の第1端子に結合する。ト
ランジスタ170のエミッタは、約100オームに選択
された抵抗178の第1端子に結合される。トランジス
タ172のエミッタは、約25オームに選択された抵抗
180の第1端子に結合される。トランジスタ168の
エミッタは、約300オームに選択された抵抗182に
結合される。トランジスタ172,184の共通コレク
タは、PNP トランジスタ184のベースに結合され、信
号「ソース1通過」を生成する端子147に結合され
る。トランジスタ184のエミッタは、約400オーム
に選択された抵抗186の第1端子に結合される。トラ
ンジスタ154,156のエミッタは、動作電位VCC
結合される。トランジスタ160のコレクタは、動作電
位VCC に結合される。抵抗182,186の第2端子
と、電流ソース174の第2端子は、動作電位VCC に結
合される。抵抗176,178,180の第2端子は、
接地基準に結合される。トランジスタ164のエミッタ
と電流シンク158の第2端子とは、接地基準に結合さ
れる。
【0040】図8のトランスリニア・ループは、高周波
数応答特性を有する高速出力段となる。すでに説明し
た、簡略化されたトランスリニア・ループ16と同様の
方法で、端子107における増大電圧信号「シンク1通
過」により、トランジスタ166はダイオード接続トラ
ンジスタ170から電流を分岐させる。トランジスタ1
70の電流が小さくなるということは、電流ミラー装置
であるトランジスタ172の電流も小さくなるというこ
とである。トランジスタ172の電流が小さくなるとい
うことは、ダイオード接続トランジスタ184の電流が
小さくなり、トランジスタ184のVbe 電圧が低くなる
ということである。トランジスタ184のベース−エミ
ッタ電圧の低下は、図1のトランジスタ24のVbe とし
ても見られる。かくして、トランジスタ18のベース電
圧をより正の度合の大きい電位に変調するAC信号によ
り、トランジスタ18は導電率がより高くなるが、トラ
ンスリニア・ループ16はトランジスタ24の導電率を
下げる。トランスリニア・ループ16は、信号電圧利得
を与えずに、トランジスタ18のベースからの信号をト
ランジスタ24のベースに移し替える。演算増幅器入力
段12および出力トランジスタ18,24だけが信号利
得を与える。端子107における信号「シンク1通過」
によるシンク・トランジスタ18(図1参照)両端の+
△Vbe は、トランスリニア・ループ16により、ソース
・トランジスタ24(図1参照)両端の一致する−△V
be に変換される。
【0041】トランスリニア・ループ16のすでに説明
された簡略化された実施例と同様の方法で、端子107
の減少電圧信号「シンク1通過」は、トランジスタ16
6に、電流をダイオード接続トランジスタ170内に送
らせる。トランジスタ170の電流が大きくなるという
ことは、電流ミラー装置であるトランジスタ172の電
流も大きくなるということである。トランジスタ172
の電流が大きくなるということは、ダイオード接続トラ
ンジスタ184の電流が大きくなり、トランジスタ18
4のVbe が高くなるということである。トランジスタ1
84のベース−エミッタ電圧の増大は、図1のトランジ
スタ24のVbe としても見られる。かくして、トランジ
スタ18のベース電圧をより低い電圧電位に変調するAC
信号により、トランジスタ18の導電率はより低くなる
が、トランスリニア・ループ16はトランジスタ24の
導電率を上げる。端子107における信号「シンク1通
過」によるシンク・トランジスタ18(図1参照)両端
の−△Vbe は、トランスリニア・ループ16により、ソ
ース・トランジスタ24(図1参照)両端の一致する+
△Vbe に変換される。低電圧トランスリニア・ループ1
6は、出力装置に対する低インピーダンス経路となり、
それによりソース・トランジスタ24のベースに電圧利
得を与えないようにする。
【0042】図1のシンク制御回路14およびソース制
御回路22は、出力ドライバ段29の出力トランジスタ
18,24のためのベース電流駆動を与えるにあたり、
重要な直流(DC)発生機能を提供する。しかし、低電圧
演算増幅器10の周波数性能は、シンク制御回路14ま
たはソース制御回路22に依存しない。低電圧演算増幅
器10周波数性能は、演算増幅器入力段12のVIN から
「段1出力」へ、ソース・フォロアMOSFET13を通り、
出力電流シンク・トランジスタ18のベースに直接進む
AC信号経路に依存する。電流シンク側から電流ソース側
へのAC信号経路は、出力電流シンク・トランジスタ18
のベースから、トランスリニア・ループ16を通り、出
力電流ソース・トランジスタ24のベースに続く。この
ように、AC信号経路は、シンク制御回路14およびソー
ス制御回路22内の回路構成を迂回して、低電圧演算増
幅器10の周波数性能を高める。低電圧演算増幅器10
の帯域幅は5メガヘルツである。バイアス回路23は、
シンク制御回路14,ソース制御回路22およびトラン
スリニア・ループ16によって構成される。第1バイア
ス出力は、ソース・フォロア両端で転送される信号と、
シンク制御回路14により生成される電流とにより、端
子107で生成される。第2バイアス出力は、トランス
リニア・ループ16により転送される信号と、ソース制
御回路22により生成される電流とにより、端子147
で生成される。
【0043】以上、図1の低電圧演算増幅器10は、摂
氏0度ないし70度の温度範囲にわたり、8ボルトない
し1ボルトの電圧範囲内で動作することは明白である。
演算増幅器入力段12は、N チャネル空乏モードMOSFET
30,32(図2参照)を用いて、入力VIN の増幅を行
い、一定の相互コンダクタンスを維持する。ソース・フ
ォロアMOSFET13(図1参照)は、AC信号「段1出力」
の転送にあたり、電流シンク・トランジスタ18のベー
スへ単一利得を提供する。シンク制御回路14およびソ
ース制御回路22を通る別のDCループが、トランジスタ
18,24内でベース駆動電流のバイアスを生成する。
入力信号により、「シンク通過」信号のAC信号経路が演
算増幅器出力シンク・トランジスタを制御して電流を流
入させ、あるいはトランスリニア・ループ16を通じて
演算増幅器出力ソース・トランジスタを制御する「ソー
ス通過」信号に電流を流出する。出力段は、約50ミリ
アンペアのシンクおよびソース電流を提供する。
【0044】本発明は、好適な実施例に関して説明され
たが、本発明は多くの方法で修正することができるこ
と、また特に設定され上記に説明された事例外にも多く
の実施例が可能であることは当業者には明白であろう。
従って、添付の請求項により、本発明の精神と範囲に入
るすべての修正を包含するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例による演算増幅器のブロ
ック図である。
【図2】図1に示される低電圧演算増幅器のための入力
段の好適な実施例を示す概略図である。
【図3】図1に示される低電圧演算増幅器のための入力
段の代替の実施例を示す概略図である。
【図4】図1に示される低電圧演算増幅器のための入力
段の別の代替の実施例を示す概略図である。
【図5】図1に示される演算増幅器のための出力シンク
・トランジスタ・ベース電流発生段を示す概略図であ
る。
【図6】図1に示される演算増幅器のための出力ソース
・トランジスタ・ベース電流発生段を示す概略図であ
る。
【図7】図1に示される演算増幅器のための低電圧トラ
ンスリニア・ループの代替の実施例を示す概略図であ
る。
【図8】図1に示される出力増幅器のソースまたはシン
ク能力を選択する低電圧トランスリニア・ループの好適
な実施例を示す概略図である。
【符号の説明】
10 低電圧演算増幅器 12 演算増幅器入力段 13 MOSFET装置 14 シンク制御回路 15 電流シンク 16 トランスリニア・ループ 18,24 トランジスタ 20,26,28 キャパシタ 22 ソース制御回路 23 バイアス回路 25,67,107,147 端子 27 抵抗 29 出力ドライバ段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーマス・ディー・ペティ アメリカ合衆国アリゾナ州テンピ、イース ト・サイテーション・レーン1311 (72)発明者 ロバート・エル・バイン アメリカ合衆国アリゾナ州テンピ、サウ ス・ホルブルック・レーン5623

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 差分入力を受信し、増幅された差分入力
    によって構成される演算増幅器入力段出力を提供する演
    算増幅器入力段(12);前記演算増幅器入力段に結合
    され、前記演算増幅器入力段出力を受信し、それから転
    送された出力を提供するソース・フォロア(13);前
    記ソース・フォロア(13)に結合され、前記の転送さ
    れた出力を受信し、それから第1バイアス出力および第
    2バイアス出力を提供するバイアス回路(23);およ
    び前記バイアス回路(23)および前記演算増幅器入力
    段出力に結合され、前記第1バイアス出力および前記第
    2バイアス出力を受信し、それから出力ドライバ段出力
    を提供する出力ドライバ段(29)であって、前記出力
    ドライバ段出力が前記差分入力の増幅である出力ドライ
    バ段(29);によって構成されることを特徴とする低
    電圧演算増幅器(10)。
  2. 【請求項2】 低電圧演算増幅器において、差分入力を
    増幅する方法であって:差分入力(VIN )を受信する段
    階;前記差分入力(VLIN)を増幅して演算増幅器入力段
    出力(VIN )を生成する段階;第1バイアス出力および
    第2バイアス出力を前記演算増幅器入力段出力から提供
    する段階;および前記第1バイアス出力および前記第2
    バイアス出力から、前記差分入力の増幅である出力ドラ
    イバ段出力を提供する段階;によって構成されることを
    特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 差分入力(VIN )を受信し、増幅された
    差分入力によって構成される演算増幅器入力段出力を提
    供する演算増幅器入力段(12);前記演算増幅器入力
    段に結合され、前記演算増幅器入力段出力を受信し、そ
    れから第1バイアス出力および第2バイアス出力を提供
    するバイアス回路(23);および前記バイアス回路
    (23)および前記演算増幅器入力段出力に結合され、
    前記第1バイアス出力および前記第2バイアス出力を受
    信し、それから出力ドライバ段出力を提供する出力ドラ
    イバ段(29)であって、前記出力ドライバ段出力が前
    記差分入力の増幅である出力ドライバ段(29);によ
    って構成されることを特徴とする低電圧演算増幅器(1
    0)。
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