JPH09179287A - 位相シフトマスク及びその製造方法 - Google Patents

位相シフトマスク及びその製造方法

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JPH09179287A
JPH09179287A JP33320495A JP33320495A JPH09179287A JP H09179287 A JPH09179287 A JP H09179287A JP 33320495 A JP33320495 A JP 33320495A JP 33320495 A JP33320495 A JP 33320495A JP H09179287 A JPH09179287 A JP H09179287A
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Hiroyuki Oki
博幸 大木
Akiyuki Minami
章行 南
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 効果を持たせたい最も微細なパターンの領域
にのみハーフトーン方式を適用できるため、大パターン
やスクライブラインにおける膜減りを抑えることができ
る位相シフトマスク及びその製造方法を提供する。 【構成】 位相シフトマスクにおいて、マスク基板41
上に開口部45を有するハーフトーンシフター膜44
と、開口部43を有する遮光膜42とを有し、前記遮光
膜42上の一部に前記ハーフトーンシフター膜44が形
成されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体製造におけるリ
ソグラフィ工程に用いられるハーフトーン位相シフトマ
スクの構造及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
例えば、以下に示されるようなものがあった。図12は
従来の通常のマスクの断面図である。この図に示すよう
に、マスク基板1上に開口部3を有する遮光膜2が設け
られている。ここで、遮光膜2としては通常、Crが用
いられている。
【0003】図13は従来のハーフトーンマスクの断面
図である。この図に示すマスクは、位相差法の一種であ
るハーフトーン方式の位相シフトマスク(ハーフトーン
マスク)であり、このマスクを用いることにより、解像
力、DOF(焦点深度)を向上させることができる。こ
の構造ではマスク基板11上に開口部13を有する10
%程度以下の透明率を持たせた薄膜12が形成されてお
り、開口部13と薄膜12の位相差は180°となるよ
うに構成されている。このような薄膜12としてはCr
/SiO2 の2層構造や、あるいはMoSi系等の単層
膜が用いられる。
【0004】図14はこのようなハーフトーンマスクの
光強度プロファイルを示す図であり、図14(a)はそ
のハーフトーンマスクの断面図、図14(b)はそのハ
ーフトーンマスクによる光強度プロファイルを示す図、
図14(c)はそのハーフトーンマスクを用いてウエハ
上へ転写した場合の転写後のレジストパターンを示す断
面図である。
【0005】図14(a)に示すハーフトーンマスク、
すなわち、マスク基板21に開口部23を有する10%
程度以下の透明率を持たせた薄膜22を形成したハーフ
トーンマスクを用いる。すると、図14(b)に示すよ
うに、ハーフトーンマスクによる位相差法では、パター
ン形成を行う開口部23の外側にサイドピーク26が生
じる。サイドピーク26は、転写性に影響を及ぼし、サ
イドピーク(Isp)26とピークインテンシティ(I
p)25の比Isp/Ipが大きいと、図14(c)に
示すように、ウエハ31上のポジレジスト32に、サイ
ドピーク26によりレジスト膜減り33が生じる。
【0006】なお、サイドピークは透過率、パターンサ
イズ、ピッチによって変わり、例えば、抜きパターンの
場合、透過率は高い程、パターンサイズは大きい程、そ
してピッチは狭い程、サイドピークは上がる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上述
べた方法では、透過率の設定は1種類であり、様々なパ
ターンが存在する場合、効果を持たせたい最も微細なパ
ターンに対して透過率の最適化を行うと、例えば、抜き
パターンにおいては、最適化を行ったパターンよりも大
きいパターンではサイドピークが高くなるため、レジス
ト膜減りが生じるという問題点があった。また、スクラ
イブラインでは2重露光、4重露光による膜減りが生じ
るという問題点もあった。
【0008】本発明は、上記問題点を除去し、効果を持
たせたい最も微細なパターンの領域にのみ、ハーフトー
ン方式を適用できるため、大パターンやスクライブライ
ンにおける膜減りを抑えることができる位相シフトマス
ク及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(1)位相シフトマスクにおいて、マスク基板(41)
上に開口部(45)を有するハーフトーンシフター膜
(44)と、開口部(43)を有する遮光膜(42)と
を有し、前記遮光膜(42)上の一部に前記ハーフトー
ンシフター膜(44)が形成されるようにしたものであ
る。
【0010】(2)位相シフトマスクの製造方法におい
て、マスク基板(41)上にエッチングストッパー(4
1A)と遮光膜(42)を順次成膜する工程と、レジス
トを塗布し、レジストパターニングを行った後、前記遮
光膜(42)のウェットエッチングを行い、レジストを
除去する工程と、2層構造のハーフトーンシフター膜と
なる位相差調整用透明膜(44A)と透過率調整用半透
明膜(44B)を続けて成膜した後、レジストを塗布
し、レジストパターニングを行う工程と、前記透過率調
整用半透明膜(44B)のウェットエッチング、前記位
相差調整用透明膜(44A)のドライエッチング、レジ
スト除去する工程とを順に施すようにしたものである。
【0011】(3)位相シフトマスクにおいて、マスク
基板(51)上に開口部(53)を有するハーフトーン
シフター膜(52)と、開口部(55)を有する遮光膜
(54)とを有し、ハーフトーンシフター膜(52)上
の一部に遮光膜(54)が形成されるようにしたもので
ある。 (4)位相シフトマスクにおいて、マスク基板(61)
上に開口部(63)を有するハーフトーンシフター膜
(62)と、このハーフトーンシフター膜(62)上の
開口部(63)のない領域の一部に半透明膜(64)と
を設けるようにしたものである。
【0012】(5)位相シフトマスクにおいて、マスク
基板(71)上に開口部(74)を有するハーフトーン
シフター膜(72)と、このハーフトーンシフター膜
(72)上の一部に半透明膜(73)を有し、この半透
明膜(73)/ハーフトーンシフター膜(72)の積層
部に開口部(75)を設けるようにしたものである。 (6)位相シフトマスクの製造方法において、マスク基
板(71)上に2層構造のハーフトーンシフター膜とな
る透過率調整用半透明膜(72A)と位相差調整用透明
膜(72B)及び半透明膜(73)とを続けて成膜する
工程と、レジストパターニングを行い前記半透明膜(7
3)のウェットエッチング、レジスト除去により遮光帯
を形成する工程と、レジストパターニングを行い、前記
透過率調整用半透明膜(72A)と位相差調整用透明膜
(72B)のドライエッチング、レジスト除去によりハ
ーフトーン方式のパターンを形成する工程とを順に施す
ようにしたものである。
【0013】(7)位相シフトマスクにおいて、マスク
基板(81)上に開口部(84)を有するハーフトーン
シフター膜(83)と、開口部を持たない半透明膜(8
2)を有し、この半透明膜(82)上にはハーフトーン
シフター膜(83)を設けるようにしたものである。 (8)位相シフトマスクにおいて、マスク基板(91)
上に半透明膜(92)と、開口部(94)を有するハー
フトーンシフター膜(93)と、前記半透明膜(92)
上にはハーフトーンシフター膜(93)が存在し、この
ハーフトーンシフター膜(93)/半透明膜(92)の
積層部に開口部(95)を形成するようにしたものであ
る。
【0014】(9)位相シフトマスクの製造方法におい
て、マスク基板(91)上にエッチングストッパー(9
1A)と半透明膜(92)とを成膜した後、レジストパ
ターニングを行う工程と、前記半透明膜(92)のウェ
ットエッチング、レジスト除去によりハーフトーン方式
と通常方式の領域の形成を行う工程と、2層構造のハー
フトーンシフター膜となる透過率調整用半透明膜(93
B)と位相差調整用透明膜(93A)とを続けて成膜す
る工程と、レジストパターニングを行い、前記透過率調
整用半透明膜(93B)のウェットエッチング、位相差
調整用透明膜(93A)のドライエッチング、前記半透
明膜(92)のドライエッチング、レジスト除去により
ハーフトーン方式と通常方式のパターンを形成する工程
とを順に施すようにしたものである。
【0015】(10)位相シフトマスクにおいて、マス
ク基板(101)上に開口部(103)を有するハーフ
トーンシフター膜(102)と、開口部(105)を有
するハーフトーンシフター膜(104)とを有し、前記
ハーフトーンシフター膜(102)上の一部にハーフト
ーンシフター膜(104)が形成されるようにしたもの
である。
【0016】(11)位相シフトマスクの製造方法にお
いて、マスク基板(101)上にエッチングストッパー
(101A)、2層構造のハーフトーンシフター膜とな
る位相差調整用透明膜(102A)と透過率調整用半透
明膜(102B)を続けて成膜する工程と、レジストパ
ターニングを行い、前記透過率調整用半透明膜(102
B)のウェットエッチング、前記位相差調整用透明膜
(102A)のドライエッチング、レジスト除去により
ハーフトーン方式を形成する工程と、前記ハーフトーン
シフター膜の保護膜あるいは位相差調整用となる透明膜
(104A)、遮光膜あるいは透過率調整用となる半透
明膜(104B)を続けて成膜した後、レジストパター
ニングを行い、遮光膜あるいは透過率調整用となる半透
明膜(104B)のウェットエッチング、前記透明膜
(104A)のドライエッチング、レジスト除去により
通常方式を形成する工程を順に施すようにしたものであ
る。
【0017】
【作用】
〔A〕請求項1記載の位相シフトマスクによれば、マス
ク基板(41)上に、開口部(45)を有するハーフト
ーンシフター膜(44)と、開口部(43)を有する遮
光膜(42)とを有し、前記遮光膜(42)上の一部に
前記ハーフトーンシフター膜(44)が形成されるよう
にしたものである。
【0018】また、請求項2記載の位相シフトマスクの
製造方法によれば、マスク基板(41)上にエッチング
ストッパー(41A)と遮光膜(42)を順次成膜する
工程と、レジストを塗布し、レジストパターニングを行
った後、前記遮光膜(42)のウェットエッチングを行
い、レジストを除去する工程と、2層構造のハーフトー
ンシフター膜となる位相差調整用透明膜(44A)と透
過率調整用半透明膜(44B)を続けて成膜した後、レ
ジストを塗布し、レジストパターニングを行う工程と、
前記透過率調整用半透明膜(44B)のウェットエッチ
ング、前記位相差調整用透明膜(44A)のドライエッ
チング、レジスト除去する工程とを順に施すようにし
た。
【0019】したがって、様々なパターンが存在する場
合、ハーフトーンマスク及び通常マスクの2種類の構造
を同一のマスク上に設けるようにしたので、効果を持た
せたい最も微細なパターンの領域にのみハーフトーン方
式を適用できるため、大パターンやスクライブラインに
おける膜減りを抑えることができる。また、2種類の構
造の境界部ではオーバーラップ構造とすることにより、
2回露光工程を行う際の合わせ余裕をとることができ、
境界においてハーフトーンシフター膜及び遮光帯がない
構造をとらないようにすることができる。
【0020】〔B〕請求項3記載の位相シフトマスクに
よれば、マスク基板(51)上に開口部(53)を有す
るハーフトーンシフター膜(52)と、開口部(55)
を有する遮光膜(54)とを有し、ハーフトーンシフタ
ー膜(52)上の一部に遮光膜(54)が形成されるよ
うにしたので、様々なパターンが存在する場合、ハーフ
トーンマスク及び通常マスクの2種類の構造を同一のマ
スク上に設けるため、効果を持たせたい最も微細なパタ
ーンの領域のみハーフトーン方式を適用できるため、大
パターンやスクライブラインにおける膜減りを抑えるこ
とができる。また、2種類の構造の境界部ではオーバー
ラップ構造とすることにより、2回露光工程を行う際の
合わせ余裕をとることができ、境界においてハーフトー
ンシフター膜及び遮光帯がない構造をとらないようにす
ることができる。
【0021】〔C〕請求項4記載の位相シフトマスクに
よれば、マスク基板(61)上に開口部(63)を有す
るハーフトーンシフター膜(62)と、このハーフトー
ンシフター膜(62)上の開口部(63)のない領域の
一部に半透明膜(64)とを設けるようにしたので、様
々なパターンが存在する場合、ハーフトーンマスク及び
通常マスクの2種類の構造を同一のマスク上に設けるた
め、効果を持たせたい最も微細なパターンの領域のみハ
ーフトーン方式を適用できるため、パターン転写しない
領域の透過率を下げることができ、スクライブラインの
2重露光、4重露光部における膜減りを抑えることがで
きる。
【0022】〔D〕請求項5記載の位相シフトマスクに
よれば、マスク基板(71)上に開口部(74)を有す
るハーフトーンシフター膜(72)と、このハーフトー
ンシフター膜(72)上の一部に半透明膜(73)を有
し、この半透明膜(73)/ハーフトーンシフター膜
(72)の積層部に開口部(75)を設けるようにし
た。
【0023】また、請求項6記載の位相シフトマスクの
製造方法によれば、マスク基板(71)上に2層構造の
ハーフトーンシフター膜となる透過率調整用半透明膜
(72A)と位相差調整用透明膜(72B)及び半透明
膜(73)とを続けて成膜する工程と、レジストパター
ニングを行い前記半透明膜(73)のウェットエッチン
グ、レジスト除去により遮光帯を形成する工程と、レジ
ストパターニングを行い、前記透過率調整用半透明膜
(72A)と位相差調整用透明膜(72B)のドライエ
ッチング、レジスト除去によりハーフトーン方式のパタ
ーンを形成する工程とを順に施すようにした。
【0024】したがって、様々なパターンが存在する場
合、ハーフトーンマスク及び通常マスクの2種類の構造
を同一のマスク上に設けるため、効果を持たせたい最も
微細なパターンの領域のみハーフトーン方式を適用でき
るため、大パターンやスクライブラインにおける膜減り
を抑えることができる。 〔E〕請求項7記載の位相シフトマスクによれば、マス
ク基板(81)上に開口部(84)を有するハーフトー
ンシフター膜(83)と、開口部を持たない半透明膜
(82)を有し、この半透明膜(82)上には前記ハー
フトーンシフター膜(83)を設けるようにしたので、
様々なパターンが存在する場合、ハーフトーンマスク及
び通常マスクの2種類の構造を同一のマスク上に設ける
ため、効果を持たせたい最も微細なパターンの領域のみ
ハーフトーン方式を適用できるため、パターン転写しな
い領域の透過率を下げることができ、スクライブライン
の2重露光、4重露光部における膜減りを抑えることが
できる。
【0025】〔F〕請求項8記載の位相シフトマスクに
よれば、マスク基板(91)上に、半透明膜(92)
と、開口部(94)を有するハーフトーンシフター膜
(93)と、前記半透明膜(92)上にはハーフトーン
シフター膜(93)が存在し、このハーフトーンシフタ
ー膜(93)/半透明膜(92)の構造が開口部(9
5)を有するようにした。
【0026】また、請求項9記載の位相シフトマスクの
製造方法によれば、マスク基板(91)上にエッチング
ストッパー(91A)と半透明膜(92)とを成膜した
後、レジストパターニングを行う工程と、前記半透明膜
(92)のウェットエッチング、レジスト除去によりハ
ーフトーン方式と通常方式の領域の形成を行う工程と、
2層構造のハーフトーンシフター膜となる透過率調整用
半透明膜(93B)と位相差調整用透明膜(93A)を
続けて成膜する工程と、レジストパターニングを行い、
前記透過率調整用半透明膜(93B)のウェットエッチ
ング、前記位相差調整用透明膜(93A)のドライエッ
チング、前記半透明膜(92)のドライエッチング、レ
ジスト除去によりハーフトーン方式と通常方式のパター
ンを形成する工程とを順に施すようにした。
【0027】したがって、様々なパターンが存在する場
合、効果を持たせたい最も微細なパターンの領域のみハ
ーフトーン方式を適用できるため、大パターンやスクラ
イブラインにおける膜減りを抑えることができる。 〔G〕請求項10記載の位相シフトマスクによれば、マ
スク基板(101)上に開口部(103)を有するハー
フトーンシフター膜(102)と、開口部(105)を
有するハーフトーンシフター膜(104)とを有し、前
記ハーフトーンシフター膜(102)上の一部にハーフ
トーンシフター膜(104)が形成されるようにした。
【0028】また、請求項11記載の位相シフトマスク
の製造方法によれば、マスク基板(101)上にエッチ
ングストッパー(101A)、2層構造のハーフトーン
シフター膜となる位相差調整用透明膜(102A)と透
過率調整用半透明膜(102B)を続けて成膜する工程
と、レジストパターニングを行い、前記透過率調整用半
透明膜(102B)のウェットエッチング、前記位相差
調整用透明膜(102A)のドライエッチング、レジス
ト除去によりハーフトーン方式を形成する工程と、前記
ハーフトーンシフター膜の保護膜あるいは位相差調整用
となる透明膜(104A)、遮光膜あるいは透過率調整
用となる半透明膜(104B)を続けて成膜した後、レ
ジストパターニングを行い、前記遮光膜あるいは透過率
調整用となる半透明膜(104B)のウェットエッチン
グ、透明膜(104A)のドライエッチング、レジスト
除去により通常方式を形成する工程を順に施すようにし
た。
【0029】したがって、様々なパターンが存在する場
合、透過率設定が2種類できるため効果を持たせたい最
も微細なパターンで最適な透過率設定ができるととも
に、他のパターンでも異なる透過率によるハーフトーン
方式を適用できる。また、2種類の構造の境界部ではオ
ーバーラップ構造とすることにより、2回露光工程を行
う際の合わせ余裕をとることができ、境界においてハー
フトーンシフタ膜及び遮光帯がない構造をとらないよう
にすることができる。
【0030】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1は本発明の第1実施例を示すハー
フトーンマスクの概略断面図であり、ここではエッチン
グストッパー等細かな点については示されていない。図
2はそのようなハーフトーンマスクの製造工程断面図で
ある。
【0031】図1に示すように、マスク基板41上に、
開口部43を有する遮光膜42が形成されており、その
遮光膜42上の一部に重なるようにハーフトーンシフタ
ー膜44が存在し、このハーフトーンシフター膜44に
は開口部45が形成されている。以下、そのようなハー
フトーンマスクの製造方法について図2を参照しながら
説明する。ここでは、ハーフトーンシフター膜としてC
r/SiO2 の2層構造を用いる。
【0032】(1)まず、図2(a)に示すように、マ
スク基板41上に、ITO、ネサガラス等のエッチング
ストッパー41A及び遮光膜としてCr42を成膜後、
レジストを塗布し、電子ビーム描画等によりレジストパ
ターニングを行い、レジストパターン42Rを形成す
る。 (2)次に、図2(b)に示すように、硝酸第二セリウ
ムアンモニウムによりCr42のウェットエッチングを
行い、Cr42の開口部43を形成後、アッシングによ
りレジストパターン42R〔図2(a)参照〕を除去す
る。これにより、通常方式の遮光膜パターン42Aが形
成される。
【0033】(3)次に、図2(c)に示すように、ハ
ーフトーンシフター膜として位相差調整用の透明膜とし
てのSiO2 膜44Aと、透過率調整用の半透明膜Cr
44Bを、所望の透過率で基板との位相差が180°と
なるような膜厚でスパッタにより成膜し、電子ビーム描
画等によりレジストパターニングを行い、レジストパタ
ーン44Rを形成する。
【0034】(4)次に、図2(d)に示すように、硝
酸第二セリウムアンモニウムによるCr44Bのウェッ
トエッチングと、C2 6 +CHF3 ガスによるSiO
2 膜44Aのドライエッチングを続けて行った後、開口
部45を形成し、アッシングによりレジストパターン4
4Rを除去し、ハーフトーン方式のパターンが形成され
る。C2 6 +CHF3 ガスを用いることにより、Si
2 膜44AとCr44B及びエッチングストッパー4
1Aとの選択比は確保される。
【0035】図3は本発明の第2実施例を示すハーフト
ーンマスクの概略断面図である。この図に示すように、
マスク基板51上に、開口部53を有するハーフトーン
シフター膜52と、開口部55を有する遮光膜54があ
り、そのハーフトーンシフター膜52上の一部に遮光膜
Cr54が存在している。図4は本発明の第3実施例を
示すハーフトーンマスクの概略断面図である。
【0036】この図に示すように、マスク基板61上に
開口部63を有するハーフトーンシフター膜62があ
り、このハーフトーンシフター膜62上の開口部のない
領域の一部に半透明膜(Cr)64が存在している。図
5は本発明の第4実施例を示すハーフトーンマスクの概
略断面図、図6はそのようなハーフトーンマスクの製造
工程断面図である。
【0037】図5に示すように、マスク基板71上に、
開口部74を有するハーフトーンシフター膜72があ
り、このハーフトーンシフター膜72上の一部に半透明
膜(Cr)73が存在し、この半透明膜73/ハーフト
ーンシフター膜72の積層部に開口部75を形成してい
る。以下、そのようなハーフトーンマスクの製造方法に
ついて図6を参照しながら説明する。ここで、ハーフト
ーンシフター膜として、SiO2 /Crの2層構造を用
いる。
【0038】(1)まず、図6(a)に示すように、マ
スク基板71上に、ハーフトーンシフター膜として透過
率調整用の半透明膜Cr72Aと、位相差調整用の透明
膜としてのSiO2 膜72Bとを、所望の透過率で基板
との位相差が180°となるような膜厚でスパッタによ
り成膜し、さらに、半透明膜としてCr73を成膜後、
電子ビーム描画によりレジストパターニングを行い、レ
ジストパターン73R1を形成する。
【0039】(2)次に、図6(b)に示すように、硝
酸第二セリウムアンモニウムによりCr73のウェット
エッチングを行った後、アッシングによりレジストパタ
ーン73R1〔図6(a)参照〕を除去し、ハーフトー
ン方式と通常方式の領域を形成する。 (3)次に、図6(c)に示すように、メインパターン
を形成するために、電子ビーム描画等によりレジストパ
ターニングを行い、レジストパターン73R2を形成す
る。
【0040】(4)次に、図6(d)に示すように、硝
酸第二セリウムアンモニウムによりCr73のウェット
エッチングを行った後(第4実施例の場合のみ)、C2
6+CHF3 ガスによるSiO2 膜72Bのドライエ
ッチングと、CF4 +O2 によるCr72Aのドライエ
ッチングを続けて行い、開口部74と75とを形成す
る。その後、アッシングによりレジストパターン73R
2を除去する。C2 6+CHF3 ガスを用いることに
より、SiO2 膜72BとCr72Aとの選択比は確保
される。
【0041】図7は本発明の第5実施例を示すハーフト
ーンマスクの概略断面図である。この図に示すように、
マスク基板81上に開口部84を有するハーフトーンシ
フター膜83と開口部を持たない半透明膜(Cr)82
があり、半透明膜82上にはハーフトーンシフター膜8
3が存在する。図8は本発明の第6実施例を示すハーフ
トーンマスクの概略断面図、図9はそのようなハーフト
ーンマスクの製造工程断面図である。
【0042】図8に示すように、マスク基板91上に、
半透明膜(Cr)92と、開口部94を有するハーフト
ーンシフター膜93があり、半透明膜92上にはハーフ
トーンシフター膜93が存在し、このハーフトーンシフ
ター膜93/半透明膜92の積層部に開口部95を形成
している。以下、そのようなハーフトーンマスクの製造
方法について図9を参照しながら説明する。ここで、ハ
ーフトーンシフター膜としてSiO2 /Crの2層構造
を用いる。
【0043】(1)まず、図9(a)に示すように、マ
スク基板91上に、ITO、ネサガラス等のエッチング
ストッパー91A及び半透明膜としてCr92を成膜
後、電子ビーム描画等によりレジストパターニングを行
い、レジストパターン92Rを形成する。 (2)次に、図9(b)に示すように、硝酸第二セリウ
ムアンモニウムによりCr92のウェットエッチングを
行った後、アッシングによりレジストパターン92R
〔図9(a)参照〕を除去し、ハーフトーン方式と通常
方式の領域を形成する。
【0044】(3)次に、図9(c)に示すように、ハ
ーフトーンシフター膜として位相差調整用のSiO2
93Aと透過率調整用の半透明膜Cr93Bを、所望の
透過率で基板との位相差が180°となるような膜厚で
スパッタにより成膜し、メインパターンを形成するため
に、電子ビーム描画等によりレジストパターニングを行
い、レジストパターン93Rを形成する。
【0045】(4)次いで、図9(d)に示すように、
硝酸第二セリウムアンモニウムによるCr93Bのウェ
ットエッチングを行った後、C2 6 +CHF3 ガスに
よるSiO2 膜93Aのドライエッチングと、CF4
2 によるCr92のドライエッチングを続けて行い、
開口部94と95とを形成する。その後、アッシングに
よりレジストパターン93R〔図9(c)参照〕を除去
する。ここで、C2 6 +CHF3 ガスを用いることに
より、SiO2 膜93AとCr93Bとの選択比は確保
される。
【0046】図10は本発明の第7実施例を示すハーフ
トーンマスクの概略断面図、図11はそのようなハーフ
トーンマスクの製造工程断面図である。ここでは、ハー
フトーンシフター膜としてCr/SiO2 の2層構造を
用いる。この図10に示すように、マスク基板101上
に、開口部106を有するハーフトーンシフター膜10
2と、開口部105を有するハーフトーンシフター膜1
000あり、ハーフトーンシフター膜102上の一部に
ハーフトーンシフター膜104が存在している。
【0047】以下、そのようなハーフトーンマスクの製
造方法について図11を参照しながら説明する。ここ
で、ハーフトーンシフター膜としてSiO2 /Crの2
層構造を用いる。 (1)まず、図11(a)に示すように、マスク基板1
01上に、ITO,ネサガラス等のエッチングストッパ
ー101A及びハーフトーンシフター膜として位相差調
整用のSiO2 膜102Aと透過率調整用の半透明膜C
r102Bを、所望の透過率で基板との位相差が180
°となるような膜厚でスパッタにより成膜し、電子ビー
ム描画等によりレジストパターニングを行い、レジスト
パターン102Rを形成する。
【0048】(2)次に、図11(b)に示すように、
硝酸第二セリウムアンモニウムによるCr102Bのウ
ェットエッチングと、C2 6 +CHF3 によるSiO
2 膜102Aのドライエッチングを続けて行った後、開
口部103を形成した後、アッシングによりレジストパ
ターン102R〔図11(a)参照〕を除去する。これ
によりハーフトーン方式のパターンが形成される。C2
6 +CHF3 ガスを用いることにより、SiO2 膜1
02AとCr102B及びエッチングストッパー101
Aとの選択比は確保される。
【0049】(3)次いで、図11(c)に示すよう
に、ハーフトーンシフター膜として位相差調整用のSi
2 膜104Aと、透過率調整用の半透過膜Cr104
Bを、所望の透過率で基板との位相差が180°となる
ような膜厚でスパッタにより成膜し、電子ビーム描画等
によりレジストパターニングを行い、レジストパターン
104Rを形成する。
【0050】(4)次いで、図11(d)に示すよう
に、SiO2 膜104A及びCr104Bはハーフトー
ン方式のパターン形成と同様にして、硝酸第二セリウム
アンモニウムによるCr104Bのウェットエッチング
と、C2 6 +CHF3 ガスによるSiO2 膜104A
のドライエッチングを続けて行い、開口部105と10
6を形成する。その後、アッシングによりレジストパタ
ーン104R〔図11(c)参照〕を除去する。
【0051】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能
であり、これらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
【0052】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、以下の
ような効果を奏することができる。 〔A〕請求項1乃至2記載の発明によれば、様々なパタ
ーンが存在する場合、ハーフトーンマスク及び通常マス
クの2種類の構造を同一のマスク上に設けるようにした
ので、効果を持たせたい最も微細なパターンの領域にの
みハーフトーン方式を適用できるため、大パターンやス
クライブラインにおける膜減りを抑えることができる。
【0053】また、2種類の構造の境界部ではオーバー
ラップ構造とすることにより、2回露光工程を行う際の
合わせ余裕をとることができ、境界においてハーフトー
ンシフター膜及び遮光膜がない構造をとらないようにす
ることができる。 〔B〕請求項3記載の発明によれば、様々なパターンが
存在する場合、ハーフトーンマスク及び通常マスクの2
種類の構造を同一のマスク上に設けるため、効果を持た
せたい最も微細なパターンの領域のみハーフトーン方式
を適用できるため、大パターンやスクライブラインにお
ける膜減りを抑えることができる。
【0054】また、2種類の構造の境界部ではオーバー
ラップ構造とすることにより、2回露光工程を行う際の
合わせ余裕をとることができ、境界においてハーフトー
ンシフター膜及び遮光帯がない構造をとらないようにす
ることができる。 〔C〕請求項4記載の発明によれば、様々なパターンが
存在する場合、ハーフトーンマスク及び通常マスクの2
種類の構造を同一のマスク上に設けるため、効果を持た
せたい最も微細なパターンの領域のみハーフトーン方式
を適用できるため、パターン転写しない領域の透過率を
下げることができ、スクライブラインの2重露光、4重
露光部における膜減りを抑えることができる。
【0055】〔D〕請求項5又は6記載の発明によれ
ば、様々なパターンが存在する場合、ハーフトーンマス
ク及び通常マスクの2種類の構造を同一のマスク上に設
けるため、効果を持たせたい最も微細なパターンの領域
のみハーフトーン方式を適用できるため、大パターンや
スクライブラインにおける膜減りを抑えることができ
る。
【0056】〔E〕請求項7記載の発明によれば、様々
なパターンが存在する場合、ハーフトーンマスク及び通
常マスクの2種類の構造を同一のマスク上に設けるた
め、効果を持たせたい最も微細なパターンの領域のみハ
ーフトーン方式を適用できるため、パターン転写しない
領域の透過率を下げることができ、スクライブラインの
2重露光、4重露光部における膜減りを抑えることがで
きる。
【0057】〔F〕請求項8又は9記載の発明によれ
ば、様々なパターンが存在する場合、効果を持たせたい
最も微細なパターンの領域のみハーフトーン方式を適用
できるため、大パターンやスクライブラインにおける膜
減りを抑えることができる。 〔G〕請求項10又は11記載の発明によれば、様々な
パターンが存在する場合、透過率設定が2種類できるた
め効果を持たせたい最も微細なパターンで最適な透過率
設定ができるとともに、他のパターンでも異なる透過率
によるハーフトーン方式を適用できる。また、2種類の
構造の境界部ではオーバーラップ構造とすることによ
り、2回露光工程を行う際の合わせ余裕をとることがで
き、境界においてハーフトーンシフタ膜及び遮光帯がな
い構造をとらないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すハーフトーンマスク
の概略断面図である。
【図2】本発明の第1実施例を示すハーフトーンマスク
の製造工程断面図である。
【図3】本発明の第2実施例を示すハーフトーンマスク
の概略断面図である。
【図4】本発明の第3実施例を示すハーフトーンマスク
の概略断面図である。
【図5】本発明の第4実施例を示すハーフトーンマスク
の概略断面図である。
【図6】本発明の第4実施例を示すハーフトーンマスク
の製造工程断面図である。
【図7】本発明の第5実施例を示すハーフトーンマスク
の概略断面図である。
【図8】本発明の第6実施例を示すハーフトーンマスク
の概略断面図である。
【図9】本発明の第6実施例を示すハーフトーンマスク
の製造工程断面図である。
【図10】本発明の第7実施例を示すハーフトーンマス
クの概略断面図である。
【図11】本発明の第7実施例を示すハーフトーンマス
クの製造工程断面図である。
【図12】従来の通常のマスクの断面図である。
【図13】従来のハーフトーンマスクの断面図である。
【図14】従来のハーフトーンマスクの光強度プロファ
イルを示す図である。
【符号の説明】
41,51,61,71,81,91,101 マス
ク基板 41A,91A,101A エッチングストッパー 42,54 遮光膜(Cr) 42A 遮光膜パターン 42R,44R,73R1,73R2,92R,93
R,102R,104Rレジストパターン 43,45,53,55,63,74,75,84,9
4,95,103,105,106 開口部 44,52,62,72,83,93,102,104
ハーフトーンシフター膜 44A,72B,93A,102A,104A 位相
差調整用の透明膜(SiO2 膜) 44B,72A,93B,102B,104B 透過
率調整用の半透明膜(Cr) 64,73,82,92 半透明膜(Cr)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 南 章行 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)マスク基板上に開口部を有するハー
    フトーンシフター膜と、(b)開口部を有する遮光膜と
    を有し、(c)前記遮光膜上の一部に前記ハーフトーン
    シフター膜が形成されることを特徴とする位相シフトマ
    スク。
  2. 【請求項2】(a)マスク基板上にエッチングストッパ
    ーと遮光膜を順次成膜する工程と、(b)レジストを塗
    布し、レジストパターニングを行った後、前記遮光膜の
    ウェットエッチングを行い、レジストを除去する工程
    と、(c)2層構造のハーフトーンシフター膜となる位
    相差調整用透明膜と透過率調整用半透明膜を続けて成膜
    した後、レジストを塗布し、レジストパターニングを行
    う工程と、(d)前記透過率調整用半透明膜のウェット
    エッチング、前記位相差調整用透明膜のドライエッチン
    グ、レジスト除去する工程とを順に施すことを特徴とす
    る位相シフトマスクの製造方法。
  3. 【請求項3】(a)マスク基板上に開口部を有するハー
    フトーンシフター膜と、(b)開口部を有する遮光膜と
    を有し、(c)前記ハーフトーンシフター膜上の一部に
    遮光膜が形成されることを特徴とする位相シフトマス
    ク。
  4. 【請求項4】(a)マスク基板上に開口部を有するハー
    フトーンシフター膜と、(b)該ハーフトーンシフター
    膜上の開口部のない領域の一部に半透明膜とを有するこ
    とを特徴とする位相シフトマスク。
  5. 【請求項5】(a)マスク基板上に開口部を有するハー
    フトーンシフター膜と、(b)該ハーフトーンシフター
    膜上の一部に半透明膜を有し、(c)該半透明膜/ハー
    フトーンシフター膜の積層部に開口部を形成することを
    特徴とする位相シフトマスク。
  6. 【請求項6】(a)マスク基板上に2層構造のハーフト
    ーンシフター膜となる透過率調整用半透明膜と位相差調
    整用透明膜及び半透明膜とを続けて成膜する工程と、
    (b)レジストパターニングを行い前記半透明膜のウェ
    ットエッチング、レジスト除去により遮光帯を形成する
    工程と、(c)レジストパターニングを行い、前記透過
    率調整用半透明膜と位相差調整用透明膜のドライエッチ
    ング、レジスト除去によりハーフトーン方式のパターン
    を形成する工程とを順に施すことを特徴とする位相シフ
    トマスクの製造方法。
  7. 【請求項7】(a)マスク基板上に開口部を有するハー
    フトーンシフター膜と、(b)開口部を持たない半透明
    膜を有し、(c)該半透明膜上にはハーフトーンシフタ
    ー膜を有することを特徴とする位相シフトマスク。
  8. 【請求項8】(a)マスク基板上に半透明膜と開口部を
    有するハーフトーンシフター膜と、(b)前記半透明膜
    上にはハーフトーンシフター膜が存在し、該ハーフトー
    ンシフター膜/半透明膜の積層部に開口部が形成される
    ことを特徴とする位相シフトマスク。
  9. 【請求項9】(a)マスク基板上にエッチングストッパ
    ーと半透明膜とを成膜した後、レジストパターニングを
    行う工程と、(b)前記半透明膜のウェットエッチン
    グ、レジスト除去によりハーフトーン方式と通常方式の
    領域の形成を行う工程と、(c)2層構造のハーフトー
    ンシフター膜となる透過率調整用半透明膜と位相差調整
    用透明膜を続けて成膜する工程と、(d)レジストパタ
    ーニングを行い、前記透過率調整用半透明膜のウェット
    エッチング、前記位相差調整用透明膜のドライエッチン
    グ、前記半透明膜のドライエッチング、レジスト除去に
    よりハーフトーン方式と通常方式のパターンを形成する
    工程とを順に施すことを特徴とする位相シフトマスクの
    製造方法。
  10. 【請求項10】(a)マスク基板上に開口部を有するハ
    ーフトーンシフター膜と、(b)開口部を有するハーフ
    トーンシフター膜とを有し、(c)前記ハーフトーンシ
    フター膜上の一部にハーフトーンシフター膜が形成され
    ることを特徴とする位相シフトマスク。
  11. 【請求項11】(a)マスク基板上にエッチングストッ
    パー、2層構造のハーフトーンシフター膜となる位相差
    調整用透明膜と透過率調整用半透明膜を続けて成膜する
    工程と、(b)レジストパターニングを行い、前記透過
    率調整用半透明膜のウェットエッチング、前記位相差調
    整用透明膜のドライエッチング、レジスト除去によりハ
    ーフトーン方式を形成する工程と、(c)前記ハーフト
    ーンシフター膜の保護膜あるいは位相差調整用となる透
    明膜、遮光膜あるいは透過率調整用となる半透明膜を続
    けて成膜した後、レジストパターニングを行い、前記遮
    光膜あるいは透過率調整用となる半透明膜のウェットエ
    ッチング、前記透明膜のドライエッチング、レジスト除
    去により通常方式を形成する工程を順に施すことを特徴
    とする位相シフトマスクの製造方法。
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