JPH09178062A - 真空配管継手 - Google Patents

真空配管継手

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Publication number
JPH09178062A
JPH09178062A JP33218295A JP33218295A JPH09178062A JP H09178062 A JPH09178062 A JP H09178062A JP 33218295 A JP33218295 A JP 33218295A JP 33218295 A JP33218295 A JP 33218295A JP H09178062 A JPH09178062 A JP H09178062A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gasket
pipe
nut
joint
vacuum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33218295A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Okamoto
直樹 岡本
Keitaro Ogawa
恵太郎 小川
Eiji Yano
栄治 矢野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP33218295A priority Critical patent/JPH09178062A/ja
Publication of JPH09178062A publication Critical patent/JPH09178062A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の真空配管継手では、ガスケット14の有
無にかかわらずナット12とボディ13との間に締め付
け代があり、外観上で簡単にガスケット14の有無をチ
ェックできず、またガスケット14が無い場合でも一時
的に真空シールができてしまい信頼性が悪かった。 【解決手段】ボディ13の締め付け代がパイプ14とボ
ディ13との間にガスケット14を一枚はさんだときに
ゼロとなるネジ長さにし、対向するパイプ14端部とボ
ディ13端部との間に隙間を設けたことにより達成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は真空配管継手に係
り、特に真空シールにガスケットを用いる真空配管継手
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、真空配管継手は図4に示すよう
に、パイプ11にナット12が抜けないように鍔を設け
て、ナット12にボディ13aをねじ込み配管を接続し
ていた。継手雌側のナット12のネジ深さと継手雄側の
ボディ13aの有効ネジ長さは、継手内部にガスケット
14を取付けても締め付け代が残る余裕のある寸法とな
っていた。このような真空配管継手では、ガスケット1
4が取付けてあるか確認する手段は継手をばらして行っ
ていた。真空配管継手の真空度に対する信頼性試験の一
手段であるHeリークテストは、組み合わされた真空配
管継手のパイプ11に接続した図示しない真空ポンプで
真空引きを行い、ナット12に設けたリークテストポー
ト15よりHeを挿入してパイプ11に接続した真空計
測器16でHeを計測して測定を行っていた。なお、こ
の種に関するものとしては、昭和57年11月2日,(株)フ
ジ・テクノシステム社発行,半導体工業におけるガス利
用技術と作業環境の安全衛生管理技術集成P170〜173に
記載のものが挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の真空配管継
手では、ガスケットが二枚以上取付けられている場合
は、配管継手のHeリークテストで発見できていた。こ
れは、重なりあったガスケット間に隙間ができることで
配管継手の真空シールが不可能となるためである。しか
し、ガスケットを取付け忘れた場合は、ナットとボディ
を締め付けていけば、締め付け代が大きかったのでパイ
プとボディとのそれぞれの端部がメタルタッチになり一
時的に真空シールが可能となり、Heリークテストでは
合格となってしまうケースがあった。しかし、将来的に
はネジの緩み等によってリークが生じしてしまうという
問題があった。
【0004】本発明の目的は、ガスケットの有無を容易
に判断でき、配管接続後の信頼性を高くすることのでき
る真空配管継手を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】一端に鍔を有したパイプ
と、前記パイプの鍔部に回転可能に係止されるナット
と、前記ナットの雌ネジに捩じ込まれ一端を前記パイプ
の鍔側に対向させて締め付けられるボディとから成る真
空配管継手において、ボディ締め付け代がパイプとボデ
ィとの間にガスケットを一枚はさんだときにゼとなるネ
ジ長さにし、対向するパイプ端部とボディ端部との間に
隙間を設たことにより達成される。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図1ないし図
3により説明する。図1に本発明の真空配管継手の構成
を示す。本図において、従来構造を示した図4と同符号
は同一部材を示し説明を省略する。本図が図4と事なる
点は、ナット12のネジ深さとボディ13の有効ネジ長
さの寸法を、ガスケット14を一枚はさんで取付けたと
きに締め付け代を考慮し締め切ったところでネジ山が終
わる寸法にし、そのときナット12とボディ13の六角
部分の対向端面間に隙間がなくなるようにした点であ
る。
【0007】なお、ボディ13の締め付け代として、ガ
スケット14の板厚の約半分を取り、ナット12とボデ
ィ13の六角部分の対向端面が接触した状態で、ガスケ
ット14の板厚の約半分の寸法でガスケット14を締め
付け、パイプ11とボディ13との端面をシールしてい
る。これにより、ガスケット14をはさんでの締め付け
は、ナット12とボディ13がメタルタッチするまで締
め付ければ良く、従来のように締め付け代を考慮して締
め付け力が変わった点から注意して締め付ける必要がな
く、作業を容易にすることができる。
【0008】図2に真空配管継手に誤ってガスケット1
4を二枚取付けた場合の実施例を示す。本発明の真空配
管継手はナット12とボディ13の六角部分の対向端面
間の寸法をガスケット14一枚取付けたときメタルタッ
チになるようにしてあるため、ガスケット14を二枚取
付けてしまった場合、ナット12とボディ13の対向端
面間には隙間sができてしまう。従来、Heリークテス
トでガスケット14の過剰取付けを発見できたが、本実
施例ではナット12とボディ13を締め付けていき締め
切ったときにナット12とボディ13の六角部分に隙間
sがあればガスケット14の過剰取付けと判断できる。
【0009】図3に真空配管継手にガスケット14を取
付け忘れた場合の実施例を示す。ガスケット14を一枚
取付けたときに、ナット12とボディ13の六角部分の
対向端面間の寸法がゼロとなり、ナット12とボディ1
3との対向端面間がメタルタッチになるようにしてある
ので、それ以上の締め付けはできなくなっている。これ
により、従来Heリークテストでガスケット14の取付
け忘れを発見できなかったが、本発明ではガスケット1
4を取付けずにナット12とボディ13を締め付けてい
き締め切ったときにパイプ11とボディ13に隙間tが
できるため、ナット12のリークテストポート15から
Heを挿入したときにパイプ11の先端に取付けてある
真空計測器16で真空が維持されないことがわかり、ガ
スケットが取付けてないことが判断できる。
【0010】
【発明の効果】本発明により、配管継手内にガスケット
が二枚以上取付けてあれば、ナット部とボディの間に隙
間ができ、ガスケットが一枚もしくは、取付けてない場
合は隙間がなく外観で判断することができる。更に、ガ
スケットが取付けてない場合は継手内で隙間ができ、確
実にHeリークテストで発見でき、真空配管継手の信頼
性を向上させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であるガスケットを一枚取付け
た真空配管継手を示す縦断図である。
【図2】本発明の実施例であるガスケットを二枚取付け
た真空配管継手を示す縦断図である。
【図3】本発明の実施例であるガスケットを取付けてな
い真空配管継手を示す縦断図である。
【図4】従来の真空配管継手を示す構成図である。
【符号の説明】
11…パイプ、12…ナット、13,13a…ボディ、
14…ガスケット、15…リークテストポート、16…
真空計測器。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端に鍔を有したパイプと、前記パイプの
    鍔部に回転可能に係止されるナットと、前記ナットの雌
    ネジに捩じ込まれ一端を前記パイプの鍔側に対向させて
    締め付けられるボディとから成る真空配管継手におい
    て、前記ボディの締め付け代が前記パイプと前記ボディ
    との間にガスケットを一枚はさんだときにゼロとなるネ
    ジ長さとしたことを特徴とする真空配管継手。
  2. 【請求項2】一端に鍔を有したパイプと、前記パイプの
    鍔部に回転可能に係止されるナットと、前記ナットの雌
    ネジに捩じ込まれ一端を前記パイプの鍔側に対向させて
    締め付けられるボディとから成る真空配管継手におい
    て、前記ボディの締め付け代が前記ボディとの間にガス
    ケットを一枚はさんだときにゼロとなるネジ長さとし、
    対向する前記パイプ端部と前記ボディ端部との間に隙間
    を設けたことを特徴とする真空配管継手。
JP33218295A 1995-12-20 1995-12-20 真空配管継手 Pending JPH09178062A (ja)

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JP33218295A JPH09178062A (ja) 1995-12-20 1995-12-20 真空配管継手

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JP33218295A JPH09178062A (ja) 1995-12-20 1995-12-20 真空配管継手

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JPH09178062A true JPH09178062A (ja) 1997-07-11

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JP33218295A Pending JPH09178062A (ja) 1995-12-20 1995-12-20 真空配管継手

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016164459A (ja) * 2009-02-20 2016-09-08 スウエイジロク・カンパニー 導管把持デバイスを事前設置するためのセンサを有する手動ツール
US9556981B2 (en) 2008-06-02 2017-01-31 Swagelok Company Fitting assembly evaluating apparatus

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JP2016164459A (ja) * 2009-02-20 2016-09-08 スウエイジロク・カンパニー 導管把持デバイスを事前設置するためのセンサを有する手動ツール
US9556979B2 (en) 2009-02-20 2017-01-31 Swagelok Company Fitting assembly evaluating apparatus
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