JP3580108B2 - 計器の取付用継手装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、蒸気タービンなどの流体機器を対象に、流体機器のケーシングに圧力計,温度計などの工業計器を取付ける際に用いる計器の取付用継手装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
まず、頭記した計器の従来における取付け構造を図2(a),(b) に示す。図において、1は流体機器、2は流体機器1に取付けた計器であり、被測定流体は流体機器1のケーシングに穿孔した流体通路1aを通じて計器2に導き、計器2で被測定流体の圧力,温度などを測定,表示するようにしている。
【0003】
ここで、計器2には計器本体2aと一体にその背後から固定的に突き出た被測定流体導入用のねじ込みカプラ(外周面に雄ねじが形成されている)2bを備えている。なお、計器の種類によってはカプラ2bが計器本体2aから下方に突き出したものもある。一方、流体機器側には計器2の取付箇所に前記流体通路1aに連ねてねじ穴としてなるポケット状のカプラ取付口(内周面に雌ねじが形成されている)1bが形成されており、このカプラ取付口1bの底部にガスケット3を介挿して計器のカプラ2bを直接ねじ込んで固定し、この状態で計器2のカプラ2bを流体通路1aに連通接続するとともに、ガスケット3で被測定流体が漏れるのを防ぐようにシールしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記した従来の計器取付け構造では次記のような問題点がある。
(1) 計器2のカプラ2bのねじ径を機器側に開口したカプラ取付口1bのねじ径に合わせる必要がある。
(2) 計器2をねじ込み固定する際には計器本体2a自身を回転させるために、その周域に計器本体2aが突き当たらないスペースを確保しておくことが必要である。
【0005】
(3) 計器2のカプラ2bを一杯にねじ込んで固定した際に計器の向きが一定せず、状況によっては計器の向きが傾いて正しく正面を向かない(計器は、保守要員が所内を巡回する際に目盛の表示を読み取って機器の運転異常有無を目視確認するようにすることから、計器は正しく正面を向いた状態に固定する必要がある)場合がある。また、この場合に計器2のカプラ2bを必要以上に増し締めすると、ガスケット3が過度に圧縮されるおそれがある。なお、従来では取付け状態で計器2が正面を正しく向かない場合には、計器2を一旦取り外し、ガスケット3を厚さの異なるものに交換した上で計器2を再度ねじ込み固定し、計器2の目盛りが正面を向くように調整し直しているのが現状である。
【0006】
(4) ガスケット3がクリープ現象などによる経年変化でシール機能が劣化した場合に、計器2のカプラ2bを増し締めすると、計器2の目盛りの向きが変わってしまう。
この発明は上記の点に鑑みなされたものであり、その目的は前記課題を解決し、設置場所の周囲スペースに制約されることなく、計器を所望の向きに位置決めして機器側に形成した取付口に計器を確実に固定できるようにした計器の取付用継手装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明によれば、計器本体から突き出たねじ込みカプラを流体機器の計器取付箇所に開口したポケット状のカプラ取付口にガスケットを介して取付け、機器側の流体通路に連通接続する計器の取付用継手装置を次のように構成するものとする。。
【0008】
すなわち、継手装置の継手部材として互いに嵌め合い結合して計器のカプラと機器側のカプラ取付口の間に介装した内筒,外筒を有し、ここで内筒は内周面に雌ねじを形成し、かつ後端に外周に張り出す鍔部を形成したねじ込みソケット、また外筒は外周面に雄ねじ形成したソケット押さえねじとしてなり、前記内筒を計器のカプラの周面にねじ込んだ上でガスケットとともに機器側のカプラ取付口に挿入して計器を所定の向きに位置決めし、この状態で取付口にねじ込んだ外筒を締め付けて計器本体を押さえ込み式に固定する(請求項1)。
【0009】
かかる構成によれば、計器のカプラにねじ込み固定した内筒の外周面と外筒との内周面とが自由に摺動できるように嵌め合いとなって。したがって、計器のカプラを機器側のカプラ取付口に挿入した状態で、外筒を強固に締め付ける以前の段階では内筒とともに計器を任意の向きに位置決めすることが可能である。そして、計器を所望の向きに位置決め設定し、この向きを保ったまま外筒を締め付けることで従来のように計器自身を回すことなく所望の向きに固定できる。また、長期間使用の間に行う保守点検時にガスケットのシール性を確保するために増し締めする場合でも、計器の向きを固定のままで外筒の増し締めが行える。
【0010】
また、この発明によれば、前記の構成において、カプラ取付口の底面中央にガスケットの厚さ寸法よりも深さの浅い凹所を形成し、この凹所にガスケットを嵌入するようにする(請求項2)。
これにより、外筒を過度に締めつけと、内筒の鍔部が取付口の底面肩部に突き当たってそれ以上の締め付けができなくなる。したがって、ガスケットが過剰に押し潰されるような過度な増し締めを回避できるほか、保守点検時に行う増し締めの際に、ガスケットが完全に潰れる以前の段階でガスケットの交換時期を知ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図1(a),(b) に示す実施例に基づいて説明する。なお、実施例の図中で図2に対応する同一部材には同じ符号が付してある。
すなわち、図示実施例においては、計器2を流体機器1に取付けた状態で、計器2のカプラ2bと機器側に開口したカプラ取付口1bとの間の間隙内に、継手部材として内外に嵌め合い結合した内筒4,および外筒5を介装して取付用の継手装置を構成している。ここで、内筒4はその内周面に雌ねじを形成し、かつ後端には外周に張り出す鍔部4aを形成したねじ込みソケットとしてなる。一方、外筒5はその外周面に雄ねじ形成した筒状のソケット押さえねじとしてなり、図示のように内筒4の外周に摺動自在に嵌まり合っている。なお、外筒5の前端側にはスパナ(締め付け工具)を掛けるように正6角形のフランジ部5aが形成されている。
【0012】
さらに、カプラ取付口1bの底面には、流体通路1aの開口面を包含する面域にガスケット3の厚さ寸法よりも多少深さの浅い凹所1cが形成されており、この凹所1cの中にガスケット3が嵌まり込むようにしている。
そして、計器2を流体機器1に取付ける際には、前記した外筒5を内筒4の外周に嵌め合わせた状態で内筒4を計器2のカプラ2bにねじ込み結合し、ガスケット3とともに機器側のカプラ取付口1bの中に挿入するとともに、この状態で計器2が所望の方向へ向くように位置決めする。なお、この状態ではガスケット3が取付口1cの底面に形成した凹所1cの中に嵌まり込んでいる。続いて、計器本体2aを一方の手で押さえながら、取付口1bにねじ込んだ外筒5をスパナを使って締め付ける。これにより、外筒5の先端が内筒4の鍔部4aに当たり、内筒4とともに計器2のカプラ2bを押し込んで取付口1bの底部側に押さえ込む。
【0013】
これにより、計器本体2を所定の向きに保持して計器2が固定されると同時に、ガスケット3がカプラ2bと取出口1bの凹所3bとの間に圧縮状態に挟まれて、被測定流体が外部に漏れ出ないようにシールする。なお、この場合に外筒5を増し締めしても、ガスケット3が過剰に押し潰される以前に内筒4の鍔部4aが取付口1bの底面肩部に突き当たってそれ以上は締め付けられなくなるので、ガスケット3を適正な圧縮状態で使用することができる。
【0014】
また、長期間使用の間にガスケット3のシール性がクリープ現象などによる経年変化で低下した場合に、これを補償するように外筒5を増し締めしても、内筒5,計器2は共回りしないので、計器本体1aの向きがずれるようなことはない。しかも、この増し締めを行う過程でガスケット3が完全に潰れる以前に内筒4の鍔部4aが取付口1bの底面肩部に突き当たってそれ以上は締め付けられなくなるので、ガスケット3の交換時期を容易に知ることができる。
【0015】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明の構成によれば、次記の効果を奏する。
(1) 継手部材である内筒を計器のカプラのねじ径に合わせることで、流体機器側に形成した計器取付口にカプラ口径の異なる各種の計器を取付けることができる。
【0016】
(2) 計器本体を所望の向きに設定して計器を固定することができるとともに、計器の取付けに際しては従来のように計器自身を回してねじ込む必要がないので、計器設置箇所の周辺スペースが狭い場合でも周囲からの制約を受けずに計器を取付けることができる。
(3) また、カプラ取付口の底面にガスケットを嵌入する凹所を形成したことにより、ガスケットの過渡な増し締めを防ぎつつ、ガスケットが完全に潰れる以前の段階でガスケットの交換時期を知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の構成図であり、(a) は計器を流体機器に取付けた状態の全体構成図、(b) は(a) 図における要部の拡大断面図
【図2】従来における計器の取付け構造図であり、(a) は計器を流体機器に取付けた状態の全体構成図、(b) は(a) 図における要部の拡大断面図
【符号の説明】
1 流体機器
1a 被測定流体を導く流体通路
1b カプラ取付口
1c ガスケット嵌入用の凹所
2 計器
2a 計器本体
2b カプラ
3 ガスケット
4 内筒
4a 鍔部
5 外筒
【発明の属する技術分野】
この発明は、蒸気タービンなどの流体機器を対象に、流体機器のケーシングに圧力計,温度計などの工業計器を取付ける際に用いる計器の取付用継手装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
まず、頭記した計器の従来における取付け構造を図2(a),(b) に示す。図において、1は流体機器、2は流体機器1に取付けた計器であり、被測定流体は流体機器1のケーシングに穿孔した流体通路1aを通じて計器2に導き、計器2で被測定流体の圧力,温度などを測定,表示するようにしている。
【0003】
ここで、計器2には計器本体2aと一体にその背後から固定的に突き出た被測定流体導入用のねじ込みカプラ(外周面に雄ねじが形成されている)2bを備えている。なお、計器の種類によってはカプラ2bが計器本体2aから下方に突き出したものもある。一方、流体機器側には計器2の取付箇所に前記流体通路1aに連ねてねじ穴としてなるポケット状のカプラ取付口(内周面に雌ねじが形成されている)1bが形成されており、このカプラ取付口1bの底部にガスケット3を介挿して計器のカプラ2bを直接ねじ込んで固定し、この状態で計器2のカプラ2bを流体通路1aに連通接続するとともに、ガスケット3で被測定流体が漏れるのを防ぐようにシールしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記した従来の計器取付け構造では次記のような問題点がある。
(1) 計器2のカプラ2bのねじ径を機器側に開口したカプラ取付口1bのねじ径に合わせる必要がある。
(2) 計器2をねじ込み固定する際には計器本体2a自身を回転させるために、その周域に計器本体2aが突き当たらないスペースを確保しておくことが必要である。
【0005】
(3) 計器2のカプラ2bを一杯にねじ込んで固定した際に計器の向きが一定せず、状況によっては計器の向きが傾いて正しく正面を向かない(計器は、保守要員が所内を巡回する際に目盛の表示を読み取って機器の運転異常有無を目視確認するようにすることから、計器は正しく正面を向いた状態に固定する必要がある)場合がある。また、この場合に計器2のカプラ2bを必要以上に増し締めすると、ガスケット3が過度に圧縮されるおそれがある。なお、従来では取付け状態で計器2が正面を正しく向かない場合には、計器2を一旦取り外し、ガスケット3を厚さの異なるものに交換した上で計器2を再度ねじ込み固定し、計器2の目盛りが正面を向くように調整し直しているのが現状である。
【0006】
(4) ガスケット3がクリープ現象などによる経年変化でシール機能が劣化した場合に、計器2のカプラ2bを増し締めすると、計器2の目盛りの向きが変わってしまう。
この発明は上記の点に鑑みなされたものであり、その目的は前記課題を解決し、設置場所の周囲スペースに制約されることなく、計器を所望の向きに位置決めして機器側に形成した取付口に計器を確実に固定できるようにした計器の取付用継手装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明によれば、計器本体から突き出たねじ込みカプラを流体機器の計器取付箇所に開口したポケット状のカプラ取付口にガスケットを介して取付け、機器側の流体通路に連通接続する計器の取付用継手装置を次のように構成するものとする。。
【0008】
すなわち、継手装置の継手部材として互いに嵌め合い結合して計器のカプラと機器側のカプラ取付口の間に介装した内筒,外筒を有し、ここで内筒は内周面に雌ねじを形成し、かつ後端に外周に張り出す鍔部を形成したねじ込みソケット、また外筒は外周面に雄ねじ形成したソケット押さえねじとしてなり、前記内筒を計器のカプラの周面にねじ込んだ上でガスケットとともに機器側のカプラ取付口に挿入して計器を所定の向きに位置決めし、この状態で取付口にねじ込んだ外筒を締め付けて計器本体を押さえ込み式に固定する(請求項1)。
【0009】
かかる構成によれば、計器のカプラにねじ込み固定した内筒の外周面と外筒との内周面とが自由に摺動できるように嵌め合いとなって。したがって、計器のカプラを機器側のカプラ取付口に挿入した状態で、外筒を強固に締め付ける以前の段階では内筒とともに計器を任意の向きに位置決めすることが可能である。そして、計器を所望の向きに位置決め設定し、この向きを保ったまま外筒を締め付けることで従来のように計器自身を回すことなく所望の向きに固定できる。また、長期間使用の間に行う保守点検時にガスケットのシール性を確保するために増し締めする場合でも、計器の向きを固定のままで外筒の増し締めが行える。
【0010】
また、この発明によれば、前記の構成において、カプラ取付口の底面中央にガスケットの厚さ寸法よりも深さの浅い凹所を形成し、この凹所にガスケットを嵌入するようにする(請求項2)。
これにより、外筒を過度に締めつけと、内筒の鍔部が取付口の底面肩部に突き当たってそれ以上の締め付けができなくなる。したがって、ガスケットが過剰に押し潰されるような過度な増し締めを回避できるほか、保守点検時に行う増し締めの際に、ガスケットが完全に潰れる以前の段階でガスケットの交換時期を知ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図1(a),(b) に示す実施例に基づいて説明する。なお、実施例の図中で図2に対応する同一部材には同じ符号が付してある。
すなわち、図示実施例においては、計器2を流体機器1に取付けた状態で、計器2のカプラ2bと機器側に開口したカプラ取付口1bとの間の間隙内に、継手部材として内外に嵌め合い結合した内筒4,および外筒5を介装して取付用の継手装置を構成している。ここで、内筒4はその内周面に雌ねじを形成し、かつ後端には外周に張り出す鍔部4aを形成したねじ込みソケットとしてなる。一方、外筒5はその外周面に雄ねじ形成した筒状のソケット押さえねじとしてなり、図示のように内筒4の外周に摺動自在に嵌まり合っている。なお、外筒5の前端側にはスパナ(締め付け工具)を掛けるように正6角形のフランジ部5aが形成されている。
【0012】
さらに、カプラ取付口1bの底面には、流体通路1aの開口面を包含する面域にガスケット3の厚さ寸法よりも多少深さの浅い凹所1cが形成されており、この凹所1cの中にガスケット3が嵌まり込むようにしている。
そして、計器2を流体機器1に取付ける際には、前記した外筒5を内筒4の外周に嵌め合わせた状態で内筒4を計器2のカプラ2bにねじ込み結合し、ガスケット3とともに機器側のカプラ取付口1bの中に挿入するとともに、この状態で計器2が所望の方向へ向くように位置決めする。なお、この状態ではガスケット3が取付口1cの底面に形成した凹所1cの中に嵌まり込んでいる。続いて、計器本体2aを一方の手で押さえながら、取付口1bにねじ込んだ外筒5をスパナを使って締め付ける。これにより、外筒5の先端が内筒4の鍔部4aに当たり、内筒4とともに計器2のカプラ2bを押し込んで取付口1bの底部側に押さえ込む。
【0013】
これにより、計器本体2を所定の向きに保持して計器2が固定されると同時に、ガスケット3がカプラ2bと取出口1bの凹所3bとの間に圧縮状態に挟まれて、被測定流体が外部に漏れ出ないようにシールする。なお、この場合に外筒5を増し締めしても、ガスケット3が過剰に押し潰される以前に内筒4の鍔部4aが取付口1bの底面肩部に突き当たってそれ以上は締め付けられなくなるので、ガスケット3を適正な圧縮状態で使用することができる。
【0014】
また、長期間使用の間にガスケット3のシール性がクリープ現象などによる経年変化で低下した場合に、これを補償するように外筒5を増し締めしても、内筒5,計器2は共回りしないので、計器本体1aの向きがずれるようなことはない。しかも、この増し締めを行う過程でガスケット3が完全に潰れる以前に内筒4の鍔部4aが取付口1bの底面肩部に突き当たってそれ以上は締め付けられなくなるので、ガスケット3の交換時期を容易に知ることができる。
【0015】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明の構成によれば、次記の効果を奏する。
(1) 継手部材である内筒を計器のカプラのねじ径に合わせることで、流体機器側に形成した計器取付口にカプラ口径の異なる各種の計器を取付けることができる。
【0016】
(2) 計器本体を所望の向きに設定して計器を固定することができるとともに、計器の取付けに際しては従来のように計器自身を回してねじ込む必要がないので、計器設置箇所の周辺スペースが狭い場合でも周囲からの制約を受けずに計器を取付けることができる。
(3) また、カプラ取付口の底面にガスケットを嵌入する凹所を形成したことにより、ガスケットの過渡な増し締めを防ぎつつ、ガスケットが完全に潰れる以前の段階でガスケットの交換時期を知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の構成図であり、(a) は計器を流体機器に取付けた状態の全体構成図、(b) は(a) 図における要部の拡大断面図
【図2】従来における計器の取付け構造図であり、(a) は計器を流体機器に取付けた状態の全体構成図、(b) は(a) 図における要部の拡大断面図
【符号の説明】
1 流体機器
1a 被測定流体を導く流体通路
1b カプラ取付口
1c ガスケット嵌入用の凹所
2 計器
2a 計器本体
2b カプラ
3 ガスケット
4 内筒
4a 鍔部
5 外筒
Claims (2)
- 計器本体から突き出た被測定流体導入用のねじ込みカプラを流体機器へ取付けて機器側の流体通路に連通接続するための計器の取付用継手装置であり、前記流体通路に連ねて機器側の計器取付箇所にねじ穴としてなるポケット状のカプラ取付口を形成し、該取付口にガスケットを介挿して計器のカプラを接続するようにしたものにおいて、継手部材として互いに嵌め合い結合して計器のカプラと機器側のカプラ取付口の間に介装した内筒,外筒を有し、ここで内筒は内周面に雌ねじを形成し、かつ後端に外周に張り出す鍔部を形成したねじ込みソケット、また外筒は外周面に雄ねじ形成したソケット押さえねじとしてなり、前記内筒を計器のカプラの周面にねじ込んだ上でガスケットとともに機器側のカプラ取付口に挿入して計器を所定の向きに位置決めし、この状態で取付口にねじ込んだ外筒を締め付けて計器本体を固定したことを特徴とする計器の取付用継手装置。
- 請求項1記載の継手装置において、カプラ取付口の底面中央にガスケットの厚さ寸法よりも深さの浅い凹所を形成し、この凹所にガスケットを嵌入するようにしたことを特徴とする計器の取付用継手装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34516397A JP3580108B2 (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | 計器の取付用継手装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34516397A JP3580108B2 (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | 計器の取付用継手装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11173875A JPH11173875A (ja) | 1999-07-02 |
JP3580108B2 true JP3580108B2 (ja) | 2004-10-20 |
Family
ID=18374718
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34516397A Expired - Fee Related JP3580108B2 (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | 計器の取付用継手装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3580108B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TW200842334A (en) * | 2007-04-19 | 2008-11-01 | sen-mu Gao | Rotary meter head structure |
-
1997
- 1997-12-15 JP JP34516397A patent/JP3580108B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11173875A (ja) | 1999-07-02 |
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