JPH07279936A - ねじの緩み検知装置 - Google Patents

ねじの緩み検知装置

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JPH07279936A
JPH07279936A JP7119094A JP7119094A JPH07279936A JP H07279936 A JPH07279936 A JP H07279936A JP 7119094 A JP7119094 A JP 7119094A JP 7119094 A JP7119094 A JP 7119094A JP H07279936 A JPH07279936 A JP H07279936A
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JP
Japan
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nut
cap
screw body
bolt
screw
Prior art date
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Pending
Application number
JP7119094A
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English (en)
Inventor
Yukihiro Yamamoto
幸広 山本
Yasuhiro Murayama
靖洋 村山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 人手をかけたりすることなく、ねじの緩み具
合を検出することができるねじの緩み検知装置を提供す
る。 【構成】 互いに螺合してナット2より突出するボルト
1の突出端部1aに、キャップ4をナット2から隙間t
を隔てた状態で外装する。また、キャップ本体4とナッ
ト2とに跨がって、これらが導通状態となったことを検
知するセンサ5を電気的に接続する。そして、キャップ
本体4とナット2とが導通状態となった際には、センサ
5から所定の電流が出力されて警報装置から警報を出
す。したがって、ボルト1とナット2とが相対的に緩む
と、ボルト1に外装されているキャップ4とナット2と
がねじの軸方向に沿って互いに接近して、キャップ本体
4とナット2とが接触して導通状態となり、警報が出さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はねじの緩み検知装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】洪水時などの災害発生時に運転される排
水機場の配管設備では、いざと云う時に確実に運転でき
るように、従来では検査員が定期的に巡回して、水や燃
料油などの液漏れ事故の発生の有無や排水機のエンジン
などの土台(エンジンベースなど)への支持状態などを
目視により検査している。
【0003】液漏れ事故や機器の支持状態の悪化などの
主原因としては、ねじの緩みを挙げることができる。た
とえば、対となったフランジをシール材を介してねじ止
めしている場合には、ねじである雄ねじ体と雌ねじ体と
が互いに緩むとシール材のフランジへの押し付け力が小
さくなり、この緩み量が増加した場合にはシール材とフ
ランジとの接続部分などから液漏れが発生する。また、
エンジンなどの機器をエンジンベースなどの土台にねじ
で固定している場合、この固定用のねじが緩むと、エン
ジンの振動が増加するなどしてエンジンやその周辺機器
などにトラブルを生じるおそれがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の目視による検査方法を行うにあたって、接続部分
などから液漏れを生じている場合には液漏れ状態を目視
により確認することができる。しかしながら、ねじが緩
んでいても液漏れを生じるまでに至ってない場合や、エ
ンジンのエンジンベースへの固定状態が少しあまくなっ
ている場合などには、ねじの緩み具合を目視により確認
することは困難であった。また、ねじが設けられている
箇所を人手により締め直すことによってねじの緩み具合
を確認することは可能ではあるが、この場合には非常に
多くの手間や時間がかかってしまうこととなる。
【0005】本発明は上記問題を解決するもので、人手
をかけたりすることなく、ねじの緩み具合を検出するこ
とができるねじの緩み検知装置を提供することを目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明は、被固定部材を固定する雄ねじ体と雌ねじ体
との緩み具合を検知するねじの緩み検知装置であって、
互いに螺合して雌ねじ体より突出する雄ねじ体の突出部
分にキャップを雌ねじ体から隙間を隔てた状態で固定す
るとともに、このキャップ側に設けられた導電性を有す
る部分と前記雌ねじ体側に設けられた導電性を有する部
分とを前記隙間を隔てた状態で対向させて配置し、前記
キャップ側の導電性部分と前記雌ねじ体側の導電性部分
とに電気的に接続されて雄ねじ体と雌ねじ体とが緩んで
これらの導電性部分同士が接触して導通状態となったこ
とを検知するセンサを設けたものである。
【0007】
【作用】上記構成において、雄ねじ体と雌ねじ体とが互
いに緩むと、雄ねじ体の突出部分に固定されているキャ
ップと雌ねじ体とがねじの軸方向に沿って互いに接近す
る。したがって、これらに設けられている導電性部分同
士が接触した際に導通状態となり、この導通状態がセン
サにより検知されて、雄ねじ体と雌ねじ体とが互いに緩
んだ状態であることが検知される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1の(a)において、1は雄ねじ体としてのボル
ト、2は雌ねじ体としてのナットで、これらのボルト1
とナット2により例えばフランジやエンジン用ブラケッ
トなどの被固定部材3が止められている。なお、これら
のボルト1とナット2とは両者とも導電性を有する金属
で製造されている。
【0009】互いに螺合してナット2より突出するボル
ト1の突出端部1aにはキャップ4が外装されている。
このキャップ4は、筒形状で導電性を有するキャップ本
体4aと、その内周面に設けられて弾性を有する絶縁部
4bとから構成されている。そして、キャップ4をボル
ト1の突出端部1aに外装すると、キャップ4の絶縁部
4bがボルト1の突出端部1aのねじ面に食い込んでキ
ャップ4が確実に位置固定されるようになっている。ま
た、キャップ4は、ナット2から隙間tを隔てた状態で
外装されている。つまり、ナット2におけるボルト1が
突出する側の端面に、厚みtのすきまゲージを当てた状
態でキャップ4が被せられ、ナット2における前記端面
とこの端面に対向するキャップ本体4の端面とが隙間t
を隔てて配置されている。
【0010】また、キャップ本体4とナット2とに跨が
って、これらが導通状態となったことを検知するセンサ
5が電気的に接続されており、キャップ本体4とナット
2とが導通状態となった際には、センサ5から所定の電
流が出力されて警報装置(図示せず)から警報が出され
るようになっている。
【0011】上記構成において、図1の(b)に示すよ
うに、ボルト1とナット2とが相対的に緩むと(図1の
(b)においてはナット2が回転しながら緩み、被固定
部材3より離反している場合を図示する)、ボルト1に
外装されているキャップ4とナット2とがねじの軸方向
に沿って互いに接近する。したがって、予め設定されて
いた隙間t分だけボルト1とナット2とが相対的に緩む
と、キャップ本体4とナット2とが接触して導通状態と
なり、この導通状態がセンサ5により検知されて警報が
出され、これにより、ボルト1とナット2とが互いに緩
んだ状態であることが係員などに知らされる。
【0012】図2の(a),(b)は本発明の他の実施
例を示すものである。なお、上記実施例と同様な機能の
ものには同符号を付してその説明は省略する。この実施
例は、ナット12の表面に絶縁性の塗料などが塗布され
たり、ナット12自体が絶縁性物質から製造されている
場合を示す。また、ボルト1に直接外装されているキャ
ップ本体14aが絶縁性物質で形成されている一方、キ
ャップ14におけるナット12に対向する端面にはリン
グ形状のキャップ側導電性部材14bが固着されてい
る。また、ナット12が螺合された後に、ボルト1の突
出端部1aにはリング形状のナット側導電性部材16が
挿通され、このナット側導電性部材16とキャップ本体
14aとの間に介装された圧縮ばね17により、ナット
側導電性部材16がナット12に押し付けられている。
そして、キャップ14は、キャップ側導電性部材14b
とナット側導電性部材16とが隙間tを隔てて配置され
るように外装されている。
【0013】また、キャップ側導電性部材14bとナッ
ト側導電性部材16とに跨がって、これらが導通状態と
なったことを検知するセンサ5が電気的に接続されてお
り、キャップ側導電性部材14bとナット側導電性部材
16とが導通状態となった際には、センサ5から所定の
電流が出力されて警報装置(図示せず)から警報が出さ
れるようになっている。
【0014】この構成によっても、図2の(b)に示す
ように、ボルト1とナット12とが相対的に緩むと(図
2の(b)においてはナット12が回転しながら緩み、
被固定部材3より離反している場合を図示する)、ボル
ト1に外装されているキャップ14とナット12とがね
じの軸方向に沿って互いに接近する。したがって、予め
設定されていた隙間t分だけボルト1とナット12とが
相対的に緩むと、キャップ14端面のキャップ側導電性
部材14bとナット12に押し付けられているナット側
導電性部材16とが接触して導通状態となる。したがっ
て、この場合には、導通状態がセンサ5により検知され
て警報が出され、これにより、ボルト1とナット12と
が互いに緩んだ状態であることが係員などに知らされ
る。
【0015】このように、ボルト1とナット2,12と
が緩むと警報が出されて係員などに知らされるため、ね
じの緩みにより、接続部分などから液漏れを生じたり、
エンジンなどの機器にトラブルを生じたりすることを未
然に防止することができる。また、これらの取付作業
は、キャップ4,14を外装させてセンサ5を配線する
だけの簡単な作業で済むため、手間や時間もあまりかか
らない。
【0016】なお、上記実施例においては、ボルト1と
ナット2,12との緩み具合を検出する場合を述べた
が、これに限るものではなく、雄ねじ部を有する部材と
雌ねじ部を有する部材とであれば適用できることは申す
までもない。また、上述のようにすきまゲージを用いて
導電性部分間の隙間を調節することにより、警報が発せ
られるねじの緩み具合を調節できたり、また、ねじが複
数箇所に設けられている場合でも、警報が発せられるね
じの緩み具合を統一できたりする利点を有するが、これ
に限るものではない。また、上記実施例においては、導
電性部分間が導通状態となった際に警報を出す場合を述
べたが、所定の警告表示部を点灯または点滅させたり、
所定の箇所に警報信号を出力するようにしてもよい。ま
た、上記実施例においては、検知箇所が一箇所の場合を
それぞれ図示したが、複数の箇所をセンサに対して並列
に接続してもよく、この場合には複数の検知箇所に対し
てセンサの数を最小限で済ますことができる。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、雌ねじ体
より突出する雄ねじ体の突出部分にキャップを固定する
とともに、キャップ側の導電性部分と雌ねじ体側の導電
性部分とを隙間を隔てて対向させて配置し、これらの導
電性部分の導通状態をセンサで検知することにより、ね
じ、すなわち雌ねじ体と雄ねじ体とが緩んだ場合、この
状態を自動的にセンサで検知することができる。これに
より、ねじの緩みにより、接続部分などから液漏れを生
じたり、エンジンなどの機器にトラブルを生じたりする
ことを未然に防止することができる。また、このねじの
緩み検知装置の取付作業は、キャップを外装させてセン
サを配線するだけの簡単な作業で済むため、手間や時間
も最小限で済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)および(b)はそれぞれ本発明の実施例
にかかるねじの緩み検知装置の構成を示す図で、(a)
はねじが緩んでいない状態、(b)はねじが緩んでいる
状態を示す。
【図2】(a)および(b)はそれぞれ本発明の他の実
施例にかかるねじの緩み検知装置の構成を示す図で、
(a)はねじが緩んでいない状態、(b)はねじが緩ん
でいる状態を示す。
【符号の説明】
1 ボルト(雄ねじ体) 1a 突出端部 2,12 ナット(雌ねじ体) 3 被固定部材 4,14 キャップ 4a,14a キャップ本体 4b 絶縁部 5 センサ 14b キャップ側導電性部材 16 ナット側導電性部材 17 圧縮ばね t 隙間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被固定部材を固定する雄ねじ体と雌ねじ
    体との緩み具合を検知するねじの緩み検知装置であっ
    て、互いに螺合して雌ねじ体より突出する雄ねじ体の突
    出部分にキャップを雌ねじ体から隙間を隔てた状態で固
    定するとともに、このキャップ側に設けられた導電性を
    有する部分と前記雌ねじ体側に設けられた導電性を有す
    る部分とを前記隙間を隔てた状態で対向させて配置し、
    前記キャップ側の導電性部分と前記雌ねじ体側の導電性
    部分とに電気的に接続されて雄ねじ体と雌ねじ体とが緩
    んでこれらの導電性部分同士が接触して導通状態となっ
    たことを検知するセンサを設けたことを特徴とするねじ
    の緩み検知装置。
JP7119094A 1994-04-11 1994-04-11 ねじの緩み検知装置 Pending JPH07279936A (ja)

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