JPH07280676A - コンクリートの異常監視方法 - Google Patents

コンクリートの異常監視方法

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Publication number
JPH07280676A
JPH07280676A JP6071191A JP7119194A JPH07280676A JP H07280676 A JPH07280676 A JP H07280676A JP 6071191 A JP6071191 A JP 6071191A JP 7119194 A JP7119194 A JP 7119194A JP H07280676 A JPH07280676 A JP H07280676A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
concrete
abnormality
abnormality monitoring
conductor
monitoring point
Prior art date
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Pending
Application number
JP6071191A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironori Ogawa
浩紀 小川
Tarou Shinamatsu
太郎 品末
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンクリートの異常の発生を自動検出できる
監視方法を提供することを目的とする。 【構成】 異常監視個所Aのコンクリートが正常な場合
には、コンクリートに埋設された導電体3の電気特性に
変化がないため、処理装置7はコンクリートに破断など
の異常がないと判定する。前記導電体3の電気特性に変
化があると、処理装置7はコンクリートに破断などの異
常が発生していると判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンクリートの異常監視
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】洪水時などの災害発生時に運転される排
水機場の配管設備では、いざと云う時に確実に運転でき
るように、従来では検査員が定期的に巡回して、水や燃
料油などの液漏れ事故の発生の有無、ならびにエンジン
が据え付けられているコンクリート架台に割れなどの異
常が発生していないかどうかを目視検査しているのが現
状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の目視
による監視方法では、人材不足などの理由で日常の管理
が不十分になる問題があり、特にコンクリートの異常検
査を無人化して日常管理の充実が望まれているのが現状
である。
【0004】本発明はコンクリートの割れなどの異常の
発生を自動検出できるコンクリートの異常監視方法を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のコンク
リートの異常監視方法は、異常監視個所のコンクリート
に導電体を埋設し、前記導電体の電気特性を測定し、前
記電気特性の変化を監視することを特徴とする。
【0006】請求項2に記載のコンクリートの異常監視
方法は、異常監視個所のコンクリートに埋設されている
鉄筋の電気特性を測定し、前記電気特性の変化を監視す
ることを特徴とする。
【0007】
【作用】請求項1の構成によると、異常監視個所のコン
クリートが正常な場合には、コンクリートに埋設された
導電体の電気特性に変化がないため、コンクリートに破
断などの異常がないと判定できる。前記導電体の電気特
性に変化があると、コンクリートに破断などの異常が発
生していると判定できる。
【0008】請求項2の構成によると、異常監視個所の
コンクリートが正常な場合には、コンクリートに埋設さ
れている鉄筋の電気特性に変化がないため、コンクリー
トに破断などの異常がないと判定できる。前記鉄筋の電
気特性に変化があると、鉄筋の変形,コンクリートに破
断などの異常が発生していると判定できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明のコンクリートの異常監視方法
を図1と図2に示す具体的な実施例に基づいて説明す
る。
【0010】図1は第1の実施例を示す。この実施例で
は排水機場においてポンプを駆動するエンジン1が据え
付けられるコンクリート架台2の特定個所が異常監視個
所Aとなっている。3は異常監視個所のコンクリートに
埋設された導電体としての抵抗線で、コンクリートを打
設する際にコンクリート架台2を形造る鉄筋とは別にセ
ットされて、コンクリートに埋設されている。4は抵抗
線3の電気特性を測定する検出回路で、抵抗線3と抵抗
器5との直列回路に電源6の出力電圧が印加されてい
る。7は検出回路4の出力を監視して監視中ランプ8ま
たは警報装置9を選択的に作動させる処理回路である。
【0011】ここで、抵抗線3の初期抵抗値をR0 、抵
抗器5の抵抗値をR1 、電源6の出力電圧をEO とする
と、異常監視個所Aに異常が発生していない状態では、
検出回路4の出力電圧ES は下記のように表され、この
初期状態をES0とする。
【0012】 ES0 = { EO /( R0 + R1 )}・R1 処理回路7は常に検出回路4の出力電圧ES を次のよう
に監視している。#1で出力電圧ES を読み取り、#2
では基準電圧Er と#1で読み取った電圧ES とを比較
する。#2では Er ≦ ES で正常と判定されて
#3で監視中ランプ8を点灯させる。ここでEr は、E
r = ES0 − α で、αは初期状態で動作が不安定
にならないように設定された不感領域設定用の電圧範囲
である。
【0013】異常監視個所Aのコンクリートに破断など
の異常が発生した場合には、例えば抵抗線3がその長手
方向に引っ張られて抵抗値R1 が大きくなる。抵抗値R
1 が大きくなると電圧ES が低下する。この場合には、
#2で Er > ES のために異常であると判定さ
れて、#4で警報装置9に指示して警報が出力される。
【0014】このように、抵抗線3に電流を流して電圧
S の変化に置き換えて抵抗線3に作用している外力を
監視して異常状態の発生を検出することができ、僅かな
異常を検出して異常監視個所のコンクリートの大きな異
常を予知することができる。
【0015】上記の実施例では、抵抗線3をコンクリー
トを打設する際にコンクリート架台2を形造る鉄筋とは
別にセットしたが、コンクリート架台2を形造る鉄筋を
導電体として異常監視個所Aのコンクリートの異常や鉄
筋の変形などを同様に監視することができる。
【0016】図2は第2の実施例の要部を示す。上記の
各実施例では単一の導電体のそれ自体の電気特性の変化
からコンクリートの異常を検出したが、この図2に示す
ように異常監視個所Aのコンクリートに導電体3a,3
bを埋設し、この導電体3a,3bの間に交流信号(高
周波信号を含む)を印加し、導電体3a−3bの間の容
量成分を測定し、容量成分の変化を処理装置7によって
監視してコンクリートの異常を検出することもできる。
【0017】容量成分の測定によらずに導電体3a,3
bの間に交流信号(高周波信号を含む)を印加し、導電
体3a−3bの間の誘導成分を測定し、誘導成分の変化
を処理装置7によって監視してコンクリートの異常を検
出することもできる。
【0018】この第2の実施例のように容量成分または
誘導成分の測定による場合には、導電体3a,3bの表
面がコンクリートと接触している場合と、導電体3a,
3bの一方または両方の表面を絶縁体で被覆してコンク
リートと完全に絶縁して短絡されないように構成される
場合とがある。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によると、異常監視
個所のコンクリートに導電体を埋設し、前記導電体の電
気特性を測定し、または異常監視個所のコンクリート埋
設された鉄筋の電気特性を測定し、前記電気特性の変化
を監視してコンクリートの異常を感知することができ、
洪水時などの災害発生時に運転される排水機場の監視装
置に採用することによって、排水機場の信頼性の向上を
実現できる。
【0020】また、異常監視個所のコンクリートに複数
の導電体を埋設し、前記導電体の間の電気特性を測定
し、前記電気特性の変化を監視してコンクリートの異常
を感知することができ、洪水時などの災害発生時に運転
される排水機場の監視装置に採用することによって、排
水機場の信頼性の向上を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンクリートの異常監視方法の第1の
実施例の構成図である。
【図2】本発明のコンクリートの異常監視方法の第2の
実施例の要部の構成図である。
【符号の説明】
A 異常監視個所 2 コンクリート架台 3 抵抗線〔導電体〕 4 検知回路 7 処理回路 9 警報装置 3a,3b 抵抗線〔導電体〕

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異常監視個所のコンクリートに導電体を
    埋設し、前記導電体の電気特性を測定し、前記電気特性
    の変化を監視するコンクリートの異常監視方法。
  2. 【請求項2】 異常監視個所のコンクリート埋設された
    鉄筋の電気特性を測定し、前記電気特性の変化を監視す
    るコンクリートの異常監視方法。
  3. 【請求項3】 異常監視個所のコンクリートに埋設され
    た導電体または鉄筋に通電し、電流値の変化を監視する
    請求項1または請求項2記載のコンクリートの異常監視
    方法。
  4. 【請求項4】 異常監視個所のコンクリートに複数の導
    電体を埋設し、前記導電体の間の電気特性を測定し、前
    記電気特性の変化を監視するコンクリートの異常監視方
    法。
  5. 【請求項5】 複数の導電体の間に交流信号を印加し、
    前記導電体の間の容量成分または誘導成分を測定し、容
    量成分または誘導成分の変化を監視する請求項4記載の
    コンクリートの異常監視方法。
JP6071191A 1994-04-11 1994-04-11 コンクリートの異常監視方法 Pending JPH07280676A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09100356A (ja) * 1995-10-02 1997-04-15 Chubu Electric Power Co Inc 導電性粉末含有成形体及び荷重検知方法
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CN105354997A (zh) * 2015-10-25 2016-02-24 泉州市南安市轴飞电子科技有限公司 一种利用电压实现检测的手机报警系统
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