JPH09176944A - 丸打ち組み機 - Google Patents

丸打ち組み機

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JPH09176944A
JPH09176944A JP8344312A JP34431296A JPH09176944A JP H09176944 A JPH09176944 A JP H09176944A JP 8344312 A JP8344312 A JP 8344312A JP 34431296 A JP34431296 A JP 34431296A JP H09176944 A JPH09176944 A JP H09176944A
Authority
JP
Japan
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lever
spool
guide member
strand guide
round
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Ceased
Application number
JP8344312A
Other languages
English (en)
Inventor
Werner Scherzinger
シェルジィンガー ヴェルナー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sipra Patententwicklungs und Beteiligungs GmbH
Original Assignee
Sipra Patententwicklungs und Beteiligungs GmbH
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Publication date
Priority claimed from DE19547930A external-priority patent/DE19547930B4/de
Application filed by Sipra Patententwicklungs und Beteiligungs GmbH filed Critical Sipra Patententwicklungs und Beteiligungs GmbH
Publication of JPH09176944A publication Critical patent/JPH09176944A/ja
Ceased legal-status Critical Current

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    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05CEMBROIDERING; TUFTING
    • D05C11/00Devices for guiding, feeding, handling, or treating the threads in embroidering machines; Machine needles; Operating or control mechanisms therefor
    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04CBRAIDING OR MANUFACTURE OF LACE, INCLUDING BOBBIN-NET OR CARBONISED LACE; BRAIDING MACHINES; BRAID; LACE
    • D04C3/00Braiding or lacing machines
    • D04C3/40Braiding or lacing machines for making tubular braids by circulating strand supplies around braiding centre at equal distances
    • D04C3/42Braiding or lacing machines for making tubular braids by circulating strand supplies around braiding centre at equal distances with means for forming sheds by controlling guides for individual threads

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転軸(1)を中心に相反回転方向に円形通
路上を巡回し、編組み点(35)で編組まれた物品(3
6)を編組みするためのストランド(32、37)を保
持している2つのスプール群(31、38)を備えた丸
打ち組み機を提供する。 【解決手段】 ストランド案内部材(48)は編組み
(例えば、“2オーバ −2アンダ”)を行うようにス
トランド(32、37)をクロスさせる働きをし、ほぼ
直線または若干カーブした案内路(78)上を逆方向ま
たは前方向に移動可能に取り付けられており、案内路
は、ストランド案内部材に連結され、各々が偏心ボルト
(69)をもち、本発明による楕円ギヤ(63、67)
として設計されているギヤ・メカニズム(51)の制御
下に置かれているレバー(73)と同様に、回転軸
(1)に対して鋭角をなしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転軸1をもつ丸
打ち組み機であって、回転軸1と同軸になった円形通路
上に配置され、各スプールが1本のストランド(糸)を
保持している内側(前部)スプール群31と外側(後
部)スプール群38と、両スプール群を相反方向r、s
に移動させる駆動手段9乃至11、17、29、42乃
至45と、少なくとも一方のスプール群38のストラン
ド37を該スプール群と編組み点35との間の個所で案
内するストランド案内部材48と、内側スプール31と
外側スプール38のストランドをクロスさせる手段とを
装備し、該手段は駆動手段と同期して動作し、ストラン
ド案内部材48と連結されているレバーをもち、前記ス
トランド案内手段48は、編組み点35との距離をほぼ
一定に保つことを目的とした直線または曲線案内路78
上を逆方向および前方向に移動可能に装着されており、
少なくとも1つのストランド案内部材48はクランク6
8、69をもち、該クランクの角速度が純粋正弦回転運
動に対応する場合よりも、案内路の反転点に対応する領
域では小さくなり、反転点間に位置する領域では大きく
なるような種類の重合正弦運動を引き起こすギヤ・メカ
ニズムの制御下に置かれているレバー73と連結されて
いる丸打ち組み機に関する。
【0002】
【従来の技術】組み機(braiding machi
ne)は主に2種類のものが知られている。1つは過去
に主流となっていたもので、この組み機では、スプール
・キャリヤ自体が運動を行って、糸やストランドのイン
タレーシング(interlacing)またはクロス
オーバ(cross−over)のために必要な通路を
クロスしている(メイポール原理)。もう一方は現在主
流となっているもので、この組み機では、2つのスプー
ル群が相反方向に円形運動を行い、一方のスプール群の
ストランドだけが他方のスプール群の上と下を交互に通
過するようになっている(高速組み原理)。本発明は後
者の種類に属する組み機だけに係わるものである。
【0003】ストランドを前後に移動させるシステムは
種々のものがある。
【0004】最も多く使用されている公知の丸打ち組み
機は、一端がピボット回転可能に軸支されたスイング・
レバーと一緒に動作し、前端にストランド案内部材をも
ち、クランク、偏心輪または制御カム通路によって前後
に移動するようになっている(例えば、DE−PS 2
743 893、 EP 0 441 604 A
1)。この場合、ストランド案内部材は、ほぼ正弦曲線
運動を行っている。この結果、循環スプール群が高速で
回転しているとき、スイング・レバーがむち打ち状に前
後にスイングすることになるので、曲げ応力が大にな
り、反転点でスイング・レバーがオーバスイングするこ
とになり、これは構造上の問題になっている(例えば、
摩耗が大になる)。また、正弦曲線運動を行うと、機械
の周囲に装着できるスプール数が少なくならざるを得な
いので、スプール間の間隔を大きくせざるを得なくな
る。これは、“2オーバ − 2アンダ”といった高次
をクロスする単純な“1オーバ − 1アンダ”(組み
構成)にするのではなく、“3オーバ − 3アンダ”
組み構成または類似のようにすると、正弦曲線がクロス
オーバ個所で比較的に平坦になるからである。この問題
は、クランク・アームに連結されたドライブ・リンケー
ジによって、スイング・レバーのスイング運動をクロス
オーバ個所で加速し、反転点で遅速させると、純粋正弦
曲線運動に比べて、部分的にではあるが回避できること
は確かである(DE 3 937 334A1)。しか
し、この方法によって軽減できるむち打ち効果とそれに
関連する構造上の問題はほんのわずかである。
【0005】むち打ち効果を防止するために、ストラン
ド案内部材を一定回転するクランク・スライド・リンケ
ージの一端に配置して、ストランド案内部材がコイル状
の外サイクロイド軌跡を描くようにクランク・スライド
・リンケージの循環運動を制御することはすでに知られ
ている(DE 4 009 494 A1)。この結
果、ストランド案内部材をもつクランク・スライド・リ
ンケージはクロスオーバ動作のとき角速度が最大になる
が、2つのクロスオーバ間だけは移動速度が非常に遅く
なるか、ほぼ静止状態に保たれているので、この方法に
よると、“2オーバ − 2アンダ”の組み構成を行う
ことも可能になる。しかし、この解決方法では、クロス
オーバ個所での曲線コースも一部が相対的に平坦になる
ので、スプール間隔を比較的大きくする必要があり、
“2オーバ − 2アンダ”のラップ(lap)とそれ
より大の値のラップは十分に経済的に行うことができな
い。これとは別に、特にストランドが加工処理された粘
着性材料であるときは、個々のストランドがねじれた
り、一緒にねじれたりするおそれがある。
【0006】上記に鑑みて、本願の同一出願人が以前に
出願した日本国平成7年特許願第165216号の基礎
となっている目的は、冒頭に引用した種類の丸打ち組み
機を提供することであり、この組み機は、ストランド案
内部材を移動する部品のむち打ち状の運動を大幅に防止
するが、それにもかかわらず比較的狭いスプール間隔を
実現できると共に、最大“3オーバ − 3アンダ”さ
らにはそれより大きい値のパターンまでの組み構成を容
易にかつ経済的に行えるように設計、開発されている。
【0007】上記目的は、ストランド案内部材が回転軸
に対してほぼ鋭角で半径方向に配置された案内トラック
内を往復動するように装着され、しかも、レバーがほぼ
案内トラックの延長線上に配置され、一端側ではストラ
ンド案内部材に、他端側ではそれぞれの回転クランク・
レバーに、連結ロッドのようにピボット回転可能に装着
されていることを特徴とする丸打ち組み機によって達成
されている(同一出願人の平成7年特許願第16521
6号を参照)。この種の組み機によると、ストランド案
内部材がスイング可能なレバーに取り付けられていると
起こるように円形通路上ではなく、ストランド案内部材
がほぼ直線通路上を移動するという利点が得られる。そ
の結果として、ストランド案内部材を駆動するレバーは
連結ロッドの働きをするクランク・メカニズムによっ
て、スイングするのではなく、ほぼ長手方向に前後方向
に移動することを可能にして、むち打ち状の前後運動を
大幅に防止するようにしている。さらに、同一出願人の
平成7年特許願第165216号によるクランク・レバ
ーは、好ましくは、クランク・レバーの角速度が純粋正
弦回転運動に対応する場合よりも、案内路に対応する領
域の反転点では小さくなり、反転点間に位置する領域で
は大きくなるような種類の重合正弦曲線運動を引き起こ
す駆動ユニットによって駆動されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記に鑑みて、本発明
の基礎となっている目的は、上述した原理を幅広く応用
することにより、ストランド案内部材用に開発した駆動
メカニズムを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、回転軸をもつ丸打ち組み機であって、回
転軸1と同軸になった円形通路上に配置され、各スプー
ルが1本のストランド32、37を保持している内側ス
プール群31と外側スプール群38と、両スプール群を
相反方向に移動させる駆動手段9乃至11、1
7、29、42乃至45と、少なくとも一方のスプール
群38のストランド37を該スプール群と編組み点35
との間の個所で案内するストランド案内部材48と、内
側スプール31と外側スプール38のストランド32、
37をクロスさせる手段とを装備し、該手段は駆動手段
と同期して動作し、ストランド案内部材48と連結され
ているレバーをもち、前記ストランド案内部材48は、
編組み点35との距離をほぼ一定に保つことを目的とし
た直線または曲線案内路78上を逆方向および前方向に
移動可能に装着されており、少なくとも1つのストラン
ド案内部材48は、クランク68、69をもち、該クラ
ンク68、69の角速度が純粋正弦回転運動に対応する
場合よりも、案内路78の反転点に対応する領域では小
さくなり、反転点間に位置する領域では大きくなるよう
な種類の重合正弦運動を引き起こすギヤ・メカニズムの
制御下に置かれているレバー73と連結されているよう
な丸打ち組み機において、ギヤ・メカニズムは楕円ギヤ
であることを特徴としている。
【0010】ここで、ギヤ・メカニズムは中心軸をもつ
駆動オーバル・ホイール63と被駆動オーバル・ホイー
ル67を備え、クランク半径は、前記中心軸に平行で偏
心して配置され、被駆動オーバル・ホイール67と一緒
に巡回する偏心ボルト69によって形成されることを特
徴としたものである。
【0011】本発明の利点となる、その他の特徴は請求
項3およびそれ以降の請求項に記載されている。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について添付図面を参
照して詳しく説明する。
【0013】本発明を説明するために、図1および図2
を用いて本願の同一出願人による平成7年特許願第16
5216号の丸打ち組み機の例を示す。ここでは、回転
軸1(図2)が水平に配置されている。ロータ支持体3
(図2)はベース・フレーム2(図1)上に固定されて
おり、ハブ5はベアリング・ユニット4を介して回転軸
1を中心に回転可能にロータ支持体上に取り付けられて
いる(図2)。ハブ5には、環状でほぼ円形の垂直に配
置されたロータ6が載置されている。複数のベアリング
・ユニット7は、回転軸1から半径方向に一定の距離を
置いてロータ6にはめ込まれ、回転軸1を中心に等角度
間隔で分布され、シャフト8は回転軸1に平行に回転可
能に上記ベアリング・ユニットに装着されている。ピニ
オン9とギヤホイール10は、これらのシャフト8の前
端側で相互に背中合わせになるように軸方向に装着され
ている。各ピニオン9は、回転軸1と同軸にロータ6の
前部に配置された固定ギヤホイール11とかみ合ってい
る。ロータ6が回転すると、ピニオン9はサンギヤの作
用をするギヤホイール11上をプラネタリギヤのように
転動する。
【0014】ロータ6には、さらに、同じくほぼ環状で
円形の支持体12が載置され、支持体12は内側のベア
リング・ユニット14を介してロータ支持体3上に回転
可能に取り付けられ、シャフト8の外側に半径方向に、
シャフト8と平行に置かれたピン13によって、ギヤホ
イール10の前でロータ6上に固定されている。支持体
12はさらに別のベアリング・ユニット15を介してシ
ャフト8の前端を支持している。ロータ6と支持体12
の中間には、中間ピニオン17がベアリング・ユニット
16を介してピン13上に回転可能に取り付けられ、ギ
ヤホイール10とかみ合っている。特に図1に示すよう
に、この実施例では、ピニオン9とギヤホイール10を
もつ12個のシャフト8が回転軸1の周囲に配置され、
2個の中間ピニオン17が各ギヤホーイル10と関連づ
けられ、そのピン13は回転軸1と同軸の円内に位置し
ている。
【0015】等間隔のセグメント18は支持体12の外
周縁に固定され、例えば、溝形状のローラ・トラックが
そこに形成され、外側に向かって半径方向に、つまり、
図2では上方に向かって開いている。対応するセグメン
ト20は、間隔が置かれた支持ブラケット21によって
ロータ6上に固定され、同じく溝形状のローラ・トラッ
クがそこに形成され、内側に向かって半径方向に、つま
り、図2では下方に向かって開いている。さらに、セグ
メント20はセグメント18の前に半径方向に配置さ
れ、回転軸1との半径方向の間隔はセグメント18より
も大きくなっている。
【0016】セグメント18、20のローラ・トラック
はそれぞれローラ23と24を受け入れるようになって
おり、ローラ23と24は、それぞれ中心軸が回転軸1
と平行になるようにベアリング・ピン25と26上に取
り付けられている。これらのピン25、26はスプール
・キャリヤ27に固定され、スプール・キャリヤはセグ
メント18、20と同じように回転軸1の周囲に等間隔
に分布されている。さらに、内部に歯29をもつリング
・セクション28(図2)はベアリング・ピン25に固
定され、中間ピニオン17とかみ合っている。リング・
セクション28はロータ6の円周方向から見たとき、各
リング・セクション28がロータ6に対して回転したと
きその瞬時位置に関係なく、中間ピニオン17の少なく
とも1つと常にかみ合っているが、個々のリング・セク
ション28間には、それでもなお半径方向に空き空間ま
たはスロットが存在するような長さになっている。これ
に対応して、ローラ23、24はスプール・キャリヤ2
7に取り付けられ、各スプール・キャリヤ27はロータ
6に対して回転したときその瞬時位置に関係なく、常に
少なくとも2つのローラ23、24によって各セグメン
ト18、20内を確実に案内されるが、それでもなお個
々のスプール・キャリヤ間には半径方向に空き空間また
はスロットが存在するようになっている。セグメント1
8、20のローラ・トラックと歯29は共に回転軸1と
同軸の円上に位置している。
【0017】スプール・キャリヤ27には第1の前部ま
たは内側スプール群31が載置され、その各々から糸
(ワイヤ)またはストランド32がテンション・レギュ
レータ33によって制御されるローラ34上の編組み点
35まで案内されるようになっている。編組み点では、
編み組まれるマテリアルは回転軸1の方向(図2の矢印
v)に移送されるとき組まれる。
【0018】別の糸またはストランド37は、ホルダ3
9によってブラケット21上に固定されている第2の後
部または外側スプール群38から供給され、同じく、テ
ンション・レギュレータ40によって制御されるローラ
41上を編組み点35に送られる。図1に示す例では、
内側(前部)スプール31と外側(後部)スプール38
はそれぞれ12個設けられている。
【0019】丸打ち組み機の駆動は、ベース・フレーム
2に取り付けられた駆動モータ42が駆動ピニオン44
をギヤホイール43を介して駆動し、ピニオンがハブ5
上に固定されたギヤホイール45とかみ合うことによっ
て行われる(図2)。
【0020】駆動モータ42をスイッチ・オンすると、
ハブ5とロータ6、支持体12、セグメント18、20
および外側(後部)スプール38は、図1に矢印rで示
すように、選択した方向、例えば、時計回り方向に回転
する。ピニオン9はギヤホイール11の円周上を転動す
るので、これらの両方とギヤホイール10が時計回り方
向に回転する。これとは反対に、中間ピニオン17は反
時計回り方向に駆動される。種々のギヤホイールまたは
ピニオンを適当な寸法にすると、中間ピニオン17の回
転は高速化し、それとかみ合う歯29とスプール・キャ
リヤ27と内側(前部)スプール31は反時計回り方向
(図1の矢印s)に、しかもロータ6と同一角速度であ
るが反対方向に、セグメント18、20のローラ・トラ
ック内を移動することになる。
【0021】編み組まれたマテリアル36上をクロスす
るストランド32、37で編むように巻き付けるために
は、一方のスプール群のストランドを他方のスプール群
の間に周期的に前後に移動させなければならない。原則
として、内側(前部)スプール間を通り抜けるのは外側
(後部)スプール38のストランド37であるので、少
なくともクロスオーバ運動をしている間、内側(前部)
スプール31間だけではなく、それらを支える部分間に
も十分なサイズのスロットまたは空き空間が存在してい
なければならない。この実施例では、これらのスロット
または空き空間は、例えば、セグメント18、20とス
プール・キャリヤ27間とブラケット21間にも設けら
れ、あるいはローラ6と可能ならば支持体12にも設け
られている。
【0022】この種の丸打ち組み機は一般にこの分野の
当業者に公知であるので、これ以上詳しく説明すること
は省略する。なお、詳しい説明は前掲の文献に記載され
ているが、そこに記載されている内容は、引用により本
明細書の一部を構成するものである(同一出願人の平成
7年特許願第165216号を参照)。
【0023】この実施例では、外側(後部)スプール2
8のストランド37は内側(前部)スプール31間を周
期的に通り抜けている。この目的のために、各スプール
38からのストランド37はまずそらしローラ(def
lecting roller)47上を通り、そこか
らストランド案内部材48(例えば、糸口)を通って編
組み点35に供給され、ストランド案内部材48は図2
に示すように、曲線状の案内トラック(案内路)49上
を案内され、ギヤ・メカニズム51によって駆動される
それぞれのレバー50によって往復動される。なお、図
示してはいないが、案内トラック(案内路)49は、直
線又はほぼ直線によって構成しても同じ効果が得られ
る。ただし、曲線状の案内トラック(案内路)49にす
ると、ストランド案内部材48から編組み点35までの
距離を、その移動通路全体にわたってほぼ一定に保つこ
とができるという利点を得る事ができる。
【0024】図2に示すように、各案内路49は回転軸
1から離れて半径方向に、好ましくは回転軸とほぼ共通
平面内に配置され、その軸の延長部分は回転軸1に対し
て鋭角をなしている。以上のように、すべてのストラン
ド案内部材48の案内路49の軸は回転軸として回転軸
1と一緒に回転する円錐上に位置している。案内路の各
端と編組み点35との距離がほぼ同一であれば、案内路
49上に案内部材48が置かれているすべてのロケーシ
ョンと編組み点35との距離は案内路49が直線である
場合であっても、若干異なるだけである。
【0025】しかるに、本発明の好適実施例によれば、
案内路49は回転軸1と共に形成された平面で若干カー
ブしており、これは編組み点35からの距離に対応する
半径をもつ円形通路上に位置している。このようにする
と、編組み点35からのストランド案内部材48の距離
を移動通路全体にわたって完全に一定に保つことが可能
になる。
【0026】また、重要なことは、関連ストランド案内
部材48の2反転点における、つまり、ストランド案内
部材が案内路49の端まできたときの、各レバー50が
案内路49の延長部分にほぼ位置していることである。
これを示したのが図2であり、レバーは完全に後退した
位置にある。このようにすると、レバー50は引張り応
力または圧縮応力を受けるが、曲げ応力を受けないの
で、高速で動作しているときでもオーバスイングまたは
振動することがない。このオーバスイングまたは振動
は、公知の組み機では、むち打ち効果のために避けられ
なかった。好ましくは、レバー50はさらに、ストラン
ド案内部材48がどの位置にあるときでも、案内路49
またはそれぞれの接線に対して常に鋭角をなして、90
°から大幅にそれるように、つまり、中間位置にあると
きでも若干の曲げ応力だけを受けるように、移動され
る。このようにして、レバー50は、連結ロッドと同じ
ように、その長軸方向に平行運動を行う。この過程で
は、ストランド案内部材48から離れた側のレバー端は
どのような時でも、急激に前後に移動することがなく、
図2に示すように、クランク・レバー52によって巡回
路53上を循環するように案内される(矢印)。これ
により、高速で動作しているときでも、ストランド案内
システム全体が機械的応力を受けることが回避される。
これらの利点は、いずれも、ストランド案内部材48自
体を円形通路上を移動させなくても得られるので、個々
のストランドのねじれが起こることもない。
【0027】案内路49は、好ましくはレール上を案内
されるスライドからなり、このスライドはラグまたは類
似手段として設計されたストランド案内部材48を搬送
し、レバー50の一端にヒンジで連結されている。ギヤ
リングはいろいろな方法で設計できるが、好ましくは、
ストランド案内部材48の速度が純粋正弦曲線運動の場
合よりも、案内路49の端では小になり、案内路の中間
部分では大になるようにレイアウトされている。
【0028】本願と同一出願人が以前に出願した日本国
平成7年特許願第165216号によれば、ギヤ・メカ
ニズム51は偏心輪またはピックオフ (pick−o
ff)として設計されている。
【0029】他方、本発明によれば、ギヤ・メカニズム
51は楕円に設計されている。これについては、図3乃
至図7を参照して以下で詳しく説明する。図3および図
4において、同一部品は図1および図2の同一参照符号
を付けて示されている。従って、これらの部品はすでに
上述されているので、ここで説明することは省略する。
さらに、図3と図4には、本発明を理解する上で役立つ
部品だけが再度示されている。
【0030】図3乃至図6に示すように、各ギヤ・メカ
ニズム51はギヤ・ハウジング57に収容されており、
ギヤ・ハウジングはロータ6にねじ止めされ、そこに
は、図3と図4に示すように、ベベルギヤ・ホイールの
形体になった駆動ピニオン58も収められており、ベベ
ルギヤ・ホイールは支持体12から離れた側のそれぞれ
のシャフト8の端に固着されている。駆動ピニオン58
はベベルギヤ・ホイール59を駆動する(図5)。これ
はシャフト60に取り付けられ、シャフト60はベアリ
ング61、62を介してピボット回転可能にギヤ・ハウ
ジング57に装着され、オーバル・ホイール(oval
wheel)63もそこに取り付けられている(図
6)。シャフト60に平行に、第2のシャフト64がベ
アリング65、66を介してピボット回転可能にギヤ・
ハウジング57に装着されている。第2のオーバル・ホ
イール67はこのシャフト上に取り付けられ、ギヤ・ハ
ウジング57内に配置されている。これらの2オーバル
・ホイール63、67は例えばインボリュートギヤ歯
(involute gear teeth)を備え、
それぞれの中心線がシャフト60、64に対して同軸に
なっている。オーバル・ホイール63は駆動ホイール
に、オーバル・ホイール67は被駆動ホイールになって
いる。
【0031】ギヤ・ハウジング57から突出したシャフ
ト64の一端側には、円形ディスク68が取り付けら
れ、これもオーバル・ホイール67に食い込むように設
けることが可能であり、シャフト64の中心軸から一定
の距離を置いて、シャフト64に平行の偏心ボルト69
が取り付けられ、偏心ボルト69は円形ディスク68と
ギヤ・ハウジング57上を外側に突出している。この偏
心ボルト69はオーバル・ホイール67と一緒に循環
し、円形ディスク68と一緒になってクランクを構成し
ている。本明細書においては、円形ディスク68と偏心
ボルト69とによって構成されるクランクとを、単にク
ランク(68、69)と表現することがある。このクラ
ンクの半径は偏心ボルトの中心軸とシャフト64の中心
軸との間の距離と同じになっている。
【0032】特に、図3と図4に示すように、ストラン
ド案内部材48は図1および図2とは異なり、リジッド
な案内路49上を移動することができないが、延長され
た支持部材70に取り付けられ、この支持部材全体が移
動可能になっており、例えば、支持部材70から突出し
たラグとして設計されている。説明を簡単にするため
に、支持部材70は断面が三角形で、3コーナをもつレ
バーまたはランセット(lancet)形状の部品とし
て図3と図4に示されており、ストランド案内部材48
は他の2コーナから比較的遠くに離れている1コーナに
設けられている。さらに、支持部材70の中間平面とな
るものは図3と図4に示すように突出平面に位置し、こ
こに回転軸1が収められている。つまり、支持部材70
は残りの部品に対して相対位置を占め、これは図2の案
内路49の位置にほぼ一致している。
【0033】支持部材70の他の2コーナは図3と図4
に示すようにヒンジ点71、72として設計され、ヒン
ジの中心軸は突出平面および回転軸1に対して直交して
いる。ヒンジ点71にはレバー73の一端がヒンジ連結
され、他端はベアリング・ブロック75のヒンジ点74
でスイベル可能に取り付けられている。このように、レ
バー73は、関節レバー(articulated l
ever)を構成している。ベアリング・ブロック75
はスプール群、この例では、外側(後部)スプール群と
一緒に循環し、この目的のために、これは、例えば、ハ
ブ5に固定接続されている。
【0034】ベアリング・ブロック75の第2ヒンジ点
76には、第2レバー77の一端がスイベル可能に取り
付けられ、他端は支持部材70のヒンジ点72と一緒に
ヒンジ連結され、ヒンジ点74、76のヒンジ中心軸は
ヒンジ点71、72のそれと平行になっている。このよ
うに、レバー77も、関節レバー(articulat
ed lever)を構成している。
【0035】4つのヒンジ点71、72、74、76は
図3と図4に示すように平行四辺形(parallel
ogram)のように配置され、支持部材70、ベアリ
ング・ブロック75およびレバー73、77と一緒にな
って、4バー・メカニズム(4−bar mechan
ism)を構成し、ストランド案内部材48をスイング
させるようになっている。
【0036】図3はその終端位置の一方にあるストラン
ド案内部材48を示しており、この位置は図2の案内路
49の右端に対応している。他方、図4は他方の終端位
置にあるストランド案内部材48を示し、これは図2の
案内路49の左端に対応している。このことから明らか
であるように、ストランド案内部材48は破線で示して
いる通路(案内路)78に沿ってこの2終端間を移動
し、そのコースは図2の案内路49とほぼ同じになって
いる。しかし、図2と異なり、通路(案内路)78は固
定的に取り付けられた案内路ではなく、3次元のカーブ
・セクションになっており、支持部材70が4バー・メ
カニズムによって図3に示す位置から図4に示す位置
に、またはその逆に押し込まれたときストランド案内部
材48がそのカーブ・セクション上を移動するようにな
っている。4バー・メカニズムによると、支持部材70
とストランド案内部材48が通路(案内路)78を横切
るように移動し、また図3と図4の突出平面を横切るよ
うに移動することがない。さらに、上記から理解される
ように、通路78は図2と同じように、ほぼ直線にし、
回転軸1に対して鋭角をなすように走行させることも可
能であり、その中心が好ましくはストランド32の後方
延長部分に位置するようにすると、ストランド案内部材
48が移動しているとき編組み点の変化が可能な限り少
なくなる。従って、この限りにおいては、ストランド案
内部材48が実際に移動するのと大差がない。
【0037】また、図3および図4から明らかなよう
に、支持部材70はストランド案内部材48の2終端位
置間をその長軸方向に平行運動だけを行う。このように
するとむち打ち状の運動の発生が防止される。
【0038】図3と図4にも示されているように、偏心
ボルト69(図6)は4バー・メカニズム71、72、
74、76を駆動する働きをする。この目的のために、
偏心ボルト69はベアリング81を介して連結ロッド8
2の一端に取り付けられ、他端は図3、4および6に示
すように、ベアリング83とトラニオン(trunni
on)84を介してピボット回転可能にレバー73に連
結されている。レバー73は、この目的のために、ヒン
ジ点74のある端が図に三角形の延長部分で示されてい
る幅広になっているので、トラニオン84の中心軸を2
ヒンジ点71、74間の直線接続ラインの外側の個所に
置くことも可能になっている。このことから理解される
ように、連結ロッド82とレバー73、77は平行平面
に移動することができ、偏心ボルト69の中心軸とトラ
ニオン84の中心軸はヒンジ点71、72、74、76
のヒンジ中心軸に平行に配置されている。さらに、これ
らのヒンジ点は、図6に示すように、部品83、84に
対応するベアリングとトラニオンで実現することが好ま
しい。
【0039】次に、上述した楕円ギヤの動作について説
明する。
【0040】ロータ6が回転すると、ロータ6と同期し
て駆動ピニオン58(図6)が作動し、その結果、2つ
のオーバル・ホイール63、67が図3と図4に示す矢
印方向に回転する。この過程では、偏心ボルト69は被
駆動オーバル・ホイール67の中心軸を取り巻く円形通
路上を異なる角速度で回転する。例えば、オーバル・ホ
イールが時計回り方向に約180°回転して偏心ボルト
69が図3に示す位置からそれて図4に示す位置になる
と、レバー73はヒンジ点74を中心にして連結ロッド
82を介してスイングし、それと共に、レバー77はヒ
ンジ点76を中心にしてスイングして、図4に示すよう
に4バー・メカニズム71、72、74、76の位置に
なる。これと同時に、ストランド案内部材48は図4に
示すように、支持部材70を介して終端位置に移ること
になる。オーバル・ホイールがさらに時計回り方向に約
180°回転すると、図3に示す位置に再び到達するこ
とになる。
【0041】ストランド案内部材48の望ましい移動通
路は、この例では、特に、ヒンジ点71、72、74、
76相互間のそれぞれの距離の寸法を決め、トラニオン
84の相対位置により、オーバル・ホイール63、67
とクランク半径のサイズによって、および編組み点35
とヒンジ点74、76間の距離を正しく選択することに
より固定することができる。さらに、図1と図2を参照
して上述した実施例と同じように、ストランド案内部材
48が前方向と逆方向に移動すると、ストランド37は
選択的にストランドの下または上に位置するようにな
り、このようにして所望の編組みが作られることにな
る。
【0042】図7は、被駆動オーバル・ホイール67の
角速度が駆動オーバル・ホイール63の一定角速度と共
にどのように変化するかを示している。ここでは、オー
バル・ホイール63はライン86から始まって、各々が
15°の6ステップずつ反時計回り方向にその長軸と共
に回転し、オーバル・ホイール67は同じようにその長
軸と共にライン87から始まって、角度β1ないしβ6
に対応する関連ステップずつ時計回り方向に回転するも
のと想定している。このことから理解されるように、角
度β1は15°よりも大きく、15°のステップに対応
する最大回転角度であり、他方、各々が15°の追加ス
テップに対応する回転角度β2乃至β6は徐々に小さく
なっていき、特に角度β6は15°より小さくなってい
る。
【0043】オーバル・ホイール63が90°(ライン
88)のあと到達した位置から始まって、追加の90°
だけ反時計回り方向に回転し、それと共に、オーバル・
ホイール67がライン86を越えて時計回り方向に回転
すると、角度β6乃至β1に対応するオーバル・ホイー
ルの角速度は徐々に減少していく。オーバル・ホイール
63と67を正しくレイアウトし、例えば、ストランド
案内部材48の反転点における偏心ボルト69または連
結ロッド82(図3、4)の位置を正しく選択し、トラ
ニオン84で表されたレバー73上のヒンジ点の位置を
正しく選択すると、ストランド案内部材48の移動速度
を通路(案内路)78の中間領域で比較的に大きくし、
通路(案内路)の終端セクションで、特に反転点で、ス
トランド案内部材48の移動速度を比較的に小さくする
ことが可能になる。このようにすると、レバー73、7
7のむち打ち状の運動は同時に大幅に防止されることに
なる。
【0044】図8は、ロータ6が図示の矢印方向に回転
したときストランド案内部材が描く軌跡を示す概略図で
あり、図1に示す外側(後部)スプール38と内側(前
部)スプール31の移動は矢印で示されている。
スプール31と38はそれぞれ12個あるのが好ましい
ので、それぞれの角度間隔は30°になっている。スト
ランド案内部材48の全ストロークはで示されてい
る。図8から明らかなように、ストロークの最大部分
は2スプール31間、例えば、約10°と25°(スプ
ールEとC)の間または約40°と55°(スプールC
とD)の間に実現されている。この結果として、少なく
とも“2オーバ − 2アンダ”のパターンでは、図8
に示すように、比較的に大きなスプール31、38、つ
まり、大きなオリジナル角度径をもつスプールを使用し
ても、クロスするストランドが望ましくない方法で相互
に接触したり、機械本体の部品と接触したりするおそれ
がないので、編組み工程に好ましくない影響を与えるこ
とがない。上述したパラメータを選択すると、ストラン
ド案内部材48の移動を個々のケースの状況に合わせる
ことができ、純粋正弦曲線運動に対して改良することが
できる。
【0045】本発明は上述した例示の実施例に限定され
るものではなく、種々態様に変更することが可能であ
る。
【0046】このことは、特に楕円ギヤを実現するため
に個々のケースで使用する手段に妥当する。さらに、ス
トランド案内部材の前方向と逆方向の移動を図示したも
のとは別の手段で行うことも可能である。また、図1と
図2を参照して説明した丸打ち組み機は単なる一実施例
を示したものにすぎない。なぜならば、上述したギヤ・
メカニズムは構造全体を改良することにより、垂直軸を
備えたものであっても、前後に移動するストランド案内
部材を備えていて、必要なクロスオーバを作り出すすべ
ての丸打ち組み機に応用可能であるからである。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、ギヤ・メカニズムにお
けるオーバル・ホイール63と67とを正しくレイアウ
トし、例えば、ストランド案内部材48の反転点におけ
る偏心ボルト69または連結ロッド82(図3、4)の
位置を正しく選択し、トラニオン84で表されたレバー
73上のヒンジ点の位置を正しく選択すると、ストラン
ド案内部材の移動速度を通路(案内路)78の中間領域
で比較的に大きくし、通路(案内路)の終端セクション
で、特に反転点で、ストランド案内部材48の移動速度
を、比較的に小さくすることが可能になる。このように
すると、レバー73、77のむち打ち状の運動は同時に
大幅に防止されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される形式に係る従来の丸打ち組
み機を示す一部を破切した正面図。
【図2】図1の丸打ち組み機の上半分を拡大して示すA
−A縦断断面図。
【図3】本発明による丸打ち組み機の図2図示の部分と
同一部分についての縦断断面図。
【図4】図3と同一の部分を現す縦断断面図であって、
ストランド案内部材が図3図示の状態と異なる位置にあ
るときを現す縦断断面図。
【図5】本発明の丸打ち組み機におけるギヤ・メカニズ
ムの一部を省略した拡大断面図。
【図6】図5図示のギヤ・メカニズムのB−B断面図。
【図7】図5図示のギヤ・メカニズムにおける二つのオ
ーバル・ホイールの異なる位置を示す概略図。
【図8】図3乃至図7に示す本発明の丸打ち組み機の動
作時にストランド案内部材が走行する通路を示す概略
図。
【符号の説明】
1 回転軸 5 ハブ 6 ロータ 8 シャフト 31 内側スプール群 32、37 ストランド 35 編組み点 38 外側スプール群 48 ストランド案内部材 51 ギヤ・メカニズム 57 ギヤハウジング 58 駆動ピニオン 60、64 シャフト 63 駆動オーバル・ホイール 67 被駆動オーバル・ホイール 68 円形ディスク(クランク) 69 偏心ボルト(クランク) 70 支持部材 71 ヒンジ点(4バー・メカニズム) 72 ヒンジ点(4バー・メカニズム) 74 ヒンジ(4バー・メカニズム) 76 ヒンジ(4バー・メカニズム) 73 レバー 75 ベアリング・ブロック 77 レバー 78 案内路 82 連結ロッド 84 トラニオン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴェルナー シェルジィンガー ドイツ連邦共和国 ディー−72406 バイ ジンゲン フランツフェルダーストラーセ 6

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸(1)をもつ丸打ち組み機であっ
    て、回転軸(1)と同軸になった円形通路上に配置さ
    れ、各スプールが1本のストランド(32、37)を保
    持している内側スプール群(31)と外側スプール群
    (38)と、両スプール群を相反方向()に移動
    させる駆動手段(9乃至11、17、29、42乃至4
    5)と、少なくとも一方のスプール群(38)のストラ
    ンド(37)を該スプール群と編組み点(35)との間
    の個所で案内するストランド案内部材(48)と、内側
    スプール(31)と外側スプール(38)のストランド
    (32、37)をクロスさせる手段とを装備し、該交差
    手段は駆動手段と同期して動作し、ストランド案内部材
    (48)と連結されているレバーをもち、前記ストラン
    ド案内部材(48)は、編組み点(35)との距離をほ
    ぼ一定に保つことを目的とした直線または曲線案内路
    (78)上を逆方向および前方向に移動可能に装着され
    ており、少なくとも1つのストランド案内部材(48)
    は、クランク(68、69)をもち、該クランク(6
    8、69)の角速度が純粋正弦回転運動に対応する場合
    よりも、案内路(78)の反転点に対応する領域では小
    さくなり、反転点間に位置する領域では大きくなるよう
    な種類の重合正弦運動を引き起こすギヤ・メカニズムの
    制御下に置かれているレバー(73)と連結されている
    ような丸打ち組み機において、 ギヤ・メカニズムは楕円ギヤであることを特徴とする丸
    打ち組み機。
  2. 【請求項2】 ギヤ・メカニズムは中心軸をもつ駆動オ
    ーバル・ホイール(63)と被駆動オーバル・ホイール
    (67)を備え、クランク半径は前記中心軸に平行で偏
    心して配置され、被駆動オーバル・ホイール(67)と
    一緒に巡回する偏心ボルト(69)によって形成される
    ことを特徴とする請求項1記載の丸打ち組み機。
  3. 【請求項3】 クランク(68、69)はレバー(7
    3)にヒンジされた連結ロッドにヒンジで連結されてい
    ることを特徴とする請求項1または2記載の丸打ち組み
    機。
  4. 【請求項4】 レバー(73)は関節レバー(arti
    culated lever)であり、その一端はスト
    ランド案内部材(48)に連結され、その他端はスプー
    ル群と一緒に巡回する部分にスイベル可能に取り付けら
    れ、中央セクションでクランク(68、69)に連結さ
    れていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一
    項記載の丸打ち組み機。
  5. 【請求項5】 レバー(73)は連結ロッド(82)を
    介してクランク(68、69)に連結されていることを
    特徴とする請求項4記載の丸打ち組み機。
  6. 【請求項6】 ストランド案内部材(48)はヒンジで
    レバーに連結された延長支持部材上に装着されており、
    一端が支持部材(70)に接続され、他端がスプール群
    と一緒に巡回する部分にスイベル可能に装着された第2
    の関節レバー(articulated lever)
    (77)が設けられていることを特徴とする請求項1乃
    至5のいずれか一項記載の丸打ち組み機。
  7. 【請求項7】 スプール群の一方(38)はロータ
    (6)上に装着され、両レバー(73、74)の各々の
    一端はロータ(6)のハブ(5)に固定接続されたベア
    リング・ブロック(75)にスイベル可能に装着されて
    いることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一項記
    載の丸打ち組み機。
  8. 【請求項8】 2レバー(73、77)は平行四辺形に
    似た4バー・メカニズム(71、72、74、76)を
    形成していることを特徴とする請求項6または7記載の
    丸打ち組み機。
  9. 【請求項9】 2レバー(73、77)は相互に相対す
    るように配置され、ストランド案内部材(48)が逆方
    向と前方向に移動した時に、支持部材(70)が延長す
    る方向に、支持部材(70)が駆動されるように2レバ
    ー(73、77)が支持部材(70)へ連結されている
    ことを特徴とする請求項6乃至8のいずれか一項記載の
    丸打ち組み機。
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