JP3879010B2 - 丸打ち組み機 - Google Patents

丸打ち組み機 Download PDF

Info

Publication number
JP3879010B2
JP3879010B2 JP16521695A JP16521695A JP3879010B2 JP 3879010 B2 JP3879010 B2 JP 3879010B2 JP 16521695 A JP16521695 A JP 16521695A JP 16521695 A JP16521695 A JP 16521695A JP 3879010 B2 JP3879010 B2 JP 3879010B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
round
machine according
shaft
guide member
drive unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP16521695A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0841761A (ja
Inventor
シェルジィンガー ヴェルナー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sipra Patententwicklungs und Beteiligungs GmbH
Original Assignee
Sipra Patententwicklungs und Beteiligungs GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sipra Patententwicklungs und Beteiligungs GmbH filed Critical Sipra Patententwicklungs und Beteiligungs GmbH
Publication of JPH0841761A publication Critical patent/JPH0841761A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3879010B2 publication Critical patent/JP3879010B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04CBRAIDING OR MANUFACTURE OF LACE, INCLUDING BOBBIN-NET OR CARBONISED LACE; BRAIDING MACHINES; BRAID; LACE
    • D04C3/00Braiding or lacing machines
    • D04C3/40Braiding or lacing machines for making tubular braids by circulating strand supplies around braiding centre at equal distances
    • D04C3/42Braiding or lacing machines for making tubular braids by circulating strand supplies around braiding centre at equal distances with means for forming sheds by controlling guides for individual threads
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B3/00Sewing apparatus or machines with mechanism for lateral movement of the needle or the work or both for making ornamental pattern seams, for sewing buttonholes, for reinforcing openings, or for fastening articles, e.g. buttons, by sewing

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、回転軸をもつ丸打ち組み機であって、回転軸と同軸になった円形トラック上に配置され、各々がストランドを保持している内側スプール群と外側スプール群と、スプール群を相反方向に移動させる駆動手段と、少なくとも一方のスプール群のストランドを該スプール群と編組み点の間の個所で案内するストランド案内部材と、駆動手段と同期して動作するレバーを備え、該レバーはストランド案内部材と連結されて内側スプールと外側スプールのストランド横切るようになっている手段とを装備している丸打ち組み機に関する。
【0002】
【従来の技術】
組み機(braiding machine)は主に2種類のものが知られている。1つは過去に主流となっていたもので、この組み機では、スプール・キャリヤ自体が運動を行って、糸やストランドのインタレーシング(interlacing)またはクロスオーバ(cross−over)のために必要な通路を横切っている(メイポール原理)。もう一方は現在主流となっているもので、この組み機では、2つのスプール群が相反方向に円形運動を行い、一方のスプール群のストランドだけが他方のスプール群の上と下を交互に通過するようになっている(高速組み原理)。本発明は後者の種類に属する丸打ち組み機だけに係わるものである。
【0003】
ストランドを前後に移動させるシステムは種々のものがある。
【0004】
最も多く使用されている公知の丸打ち組み機は、一端がピボット回転可能に軸支されたスイング・レバーと一緒に動作し、前端にストランド案内部材をもち、クランク、偏心輪または制御カム通路によって前後に移動するようになっている(例えば、DE−PS 2 743 893、 EP 0 441 604 A1)。この場合、ストランド案内部材はほぼ正弦曲線運動を行っている。この結果、循環スプール群が高速で回転しているとき、スイング・レバーがむち打ち状に前後にスイングすることになるので、曲げ応力が大になり、反転点でスイング・レバーがオーバスイングすることになり、これは構造上の問題になっている(例えば、摩耗が大になる)。また、正弦曲線運動を行うと、機械の周囲に装着できるスプール数が少なくならざるを得ないので、スプール間の間隔を大きくせざるを得なくなる。これは、“2オーバ − 2アンダ”といった高次をクロスする単純な“1オーバ − 1アンダ”(組み構成)にするのではなく、“3オーバ − 3アンダ”組み構成または類似のようにすると、正弦曲線がクロスオーバ個所で比較的に平坦になるからである。この問題は、クランク・アームに連結されたドライブ・リンケージによって、スイング・レバーのスイング運動をクロスオーバ個所で加速し、反転点で遅速させると、純粋正弦曲線運動に比べて、部分的にではあるが回避できることは確かである(DE 3 937 334 A1)。しかし、この方法によって軽減できるむち打ち効果とそれに関連する構造上の問題はほんのわずかである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
むち打ち効果を防止するために、ストランド案内部材を一定回転するクランク・スライド・リンケージの一端に配置して、ストランド案内部材がコイル状の外サイクロイド軌跡を描くようにクランク・スライド・リンケージの循環運動を制御することはすでに知られている(DE 4 009 494 A1)。この結果、ストランド案内部材をもつクランク・スライド・リンケージはクロスオーバ動作のとき角速度が最大になるが、2つのクロスオーバ間だけは移動速度が非常に遅くなるか、ほぼ静止状態に保たれるので、この方法によると、“2オーバ − 2アンダ”の組み構成を行うことも可能になる。しかし、この解決方法では、クロスオーバ個所での曲線コースも一部が相対的に平坦になるので、スプール間隔を比較的大きくする必要があり、“2オーバ − 2アンダ”のラップ(lap)とそれより大きい値のラップは十分に経済的に行うことができない。これとは別に、特にストランドが加工処理された粘着性材料であるときは、個々のストランドがねじれたり、一緒にねじれたりするおそれがある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記に鑑みて、本発明の目的は冒頭に引用した種類の丸打ち組み機を提供することであり、具体的には、ストランド案内部材を移動する部品のむち打ち状の運動を大幅に防止するが、それにもかかわらず比較的狭いスプール間隔を実現できると共に、最大“3オーバ − 3アンダ”さらにはそれより大きい値のパターンまでの組み構成を経済的に容易に行えるように設計された丸打ち組み機を提供することである。
【0007】
上記目的は、請求項1に記載されている特徴事項によって達成されている。すなわち、本発明は、回転軸1をもつ丸打ち組み機であって、回転軸1と同軸になった円形トラック上に配置され、各々がストランド32、37を保持している内側スプール群と外側スプール群31、38と、スプール群を相反方向r、sに移動させる駆動手段9乃至11、17、29、42乃至45と、少なくとも一方のスプール群38のストランド37を該スプール群と編組み点35の間の個所で案内するストランド案内部材48と、駆動手段と同期して動作するレバー50を備え、該レバーはストランド案内部材48と連結されて内側スプールと外側スプール31、38のストランド32、37横切るようになっている手段とを装備している丸打ち組み機において、ストランド案内部材48は、回転軸1に対してほぼ半径方向に配置された案内トラック49内を往復動するように装着され、レバー50は案内トラック49のほぼ延長線上に配置され、その一端側が連結ロッドのようにストランド案内部材48に連結され、他端側がそれぞれの回転クランク・レバー82、126に連結されていることを特徴とする丸打ち組み機である。
【0008】
本発明の利点となるその他の特徴は、請求項2およびそれ以降の請求項に記載されている。
【0009】
【実施例】
以下、添付図面を参照して本発明の実施例について詳しく説明する。
【0010】
図1および図2は水平に配置された回転軸1(図2)を備えた丸打ち組み機の例を示す図である。ロータ支持体3(図2)はベース・フレーム2上に固定されており、ハブ5はベアリング・ユニット4を介して回転軸1を中心に回転可能にロータ支持体3上に取り付けられている。ハブ5には、環状でほぼ円形の垂直に配置されたロータ6が載置されている。複数のベアリング・ユニット7は、回転軸1から半径方向に一定の距離を置いてロータ6にはめ込まれ、回転軸1を中心に等角度間隔で分布され、シャフト8は回転軸1に平行に回転可能に上記ベアリング・ユニット7に装着されている。ピニオン9とギヤホイール10は、これらのシャフト8の前端側で相互に背中合わせになるように軸方向に装着されている。各ピニオン9は、回転軸1と同軸にロータ6の前部に配置された固定ギヤホイール11とかみ合っている。ロータ6が回転すると、ピニオン9はサンギヤの作用をするギヤホイール11上をプラネタリギヤのように転動する。
【0011】
ロータ6には、さらに、同じくほぼ環状で円形の支持体12が載置され、支持体12は内側のベアリング・ユニット14を介してロータ支持体3上に回転可能に取り付けられ、シャフト8の外側に半径方向に、シャフト8と平行に置かれたピン13によって、ギヤホイール10の前でロータ6上に固定されている。支持体12はさらに別のベアリング・ユニット15を介してシャフト8の前端を支持している。ロータ6と支持体12の中間には、中間ピニオン17がベアリング・ユニット16を介してピン13上に回転可能に取り付けられ、ギヤホイール10とかみ合っている。特に図1に示すように、この実施例では、ピニオン9とギアホイール10をもつ12個のシャフト8が回転軸1の周囲に配置され、2個の中間ピニオン17が各ギヤホイール10と関連づけられ、そのピン13は回転軸1と同軸の円内に位置している。
【0012】
等間隔のセグメント18は支持体12の外周縁に固定され、例えば、溝形状のローラ・トラックがそこに形成され、外側に向かって半径方向に、つまり、図2では上方に向かって開いている。対応するセグメント20は、間隔が置かれた支持ブラケット21によってロータ6上に固定され、同じく溝形状のローラ・トラックがそこに形成され、内側に向かって半径方向に、つまり、図2では下方に向かって開いている。さらに、セグメント20はセグメント18の前に半径方向に配置され、回転軸1との半径方向の間隔はセグメント18よりも大きくなっている。
【0013】
セグメント18、20のローラ・トラックはそれぞれローラ23と24を受け入れるようになっており、ローラ23と24は、それぞれ軸が回転軸1と平行になるようにベアリング・ピン25と26上に回転可能に取り付けられている。これらのピン25、26はスプール・キャリヤ27に固定され、セグメント18、20と同じように、回転軸1の周囲に等間隔に分布されている。さらに、内部に歯29をもつリング・セクション28(図1)はピン25に固定され、中間ピニオン17とかみ合っている。リング・セクション28はロータ6の円周方向から見たとき、各リング・セクション28がロータ6に対して回転したとき、その瞬時位置に関係なく、中間ピニオン17の少なくとも1つと常にかみ合っているが、個々のリング・セクション28間には、それでもなお半径方向に空き空間またはスロットが存在するような長さになっている。これに対応して、ローラ23、24はスプール・キャリヤ27に取り付けられ、各スプール・キャリヤ27はロータ6に対して回転したとき、その瞬時位置に関係なく、常に少なくとも2つのローラ23、24によって各セグメント18、20内を確実に案内されるが、それもでもなお個々のスプール・キャリヤ間には半径方向にスロットまたは空き空間が存在するようになっている。セグメント18、20のローラ・トラックと歯29は共に回転軸1と同軸の円上に位置している。
【0014】
スプール・キャリヤ27には第一の前部または内側スプール群31が載置され、その各々から糸(ワイヤ)またはストランド32がテンション・レギュレータ33によって制御されるローラ34上を編組み点35まで案内されるようになっている。編組み点では、編み組まれるマテリアル36は回転軸1の方向(図2の矢印V)に移送されるとき組まれる。
【0015】
別の糸またはストランド37は、ホルダ39によってブラケット21上に固定されている第二の後部または外側スプール群38から供給され、同じく、テンション・レギュレータ40によって制御されるローラ41上を編組み点35に送られる。図1に示す例では、前部スプール31と後部スプール38はそれぞれ12個設けられている。
【0016】
丸打ち組み機の駆動は、ベース・フレーム2に取り付けられた駆動モータ42が駆動ピニオン44をギヤホイール43を介して駆動し、ピニオンがハブ5上に固定されたギヤホイール45とかみ合うことによって行われる。
【0017】
駆動モータ42をスイッチ・オンすると、ハブ5とロータ6、支持体12、セグメント18、20および後部スプール38は、図1に矢印rで示すように、選択した方向、例えば時計回り方向に回転する。ピニオン9はギヤホイール11の円周上を転動するので、これらの両方とギヤホイール10が時計回り方向に回転する。これとは反対に、中間ピニオン17は反時計回り方向に駆動される。種々のギヤホイールまたはピニオンを適当な寸法にすると、中間ピニオン17の回転は高速化し、それとかみ合う歯29とスプール・キャリヤ27とスプール31は、反時計回り方向(図1の矢印s)に、しかもロータ6と同一角速度であるが反対方向に、セグメント18、20のローラ・トラック内を移動することになる。
【0018】
編み組まれたマテリアル36上をクロスするストランド32、37で編むように巻き付けるためには、一方のスプール群のストランドを他方のスプール群の間に周期的に前後に移動させなければならない。原則として、前部スプール31間を通り抜けるのは後部スプール38のストランド37であるので、少なくともクロスオーバ運動をしている間、前部スプール31間だけではなく、それらを支える部品間にも十分なサイズのスロットまたは空き空間が存在していなければならない。本発明の実施例では、これらのスロットまたは空き空間は、例えば、セグメント18、20とスプール・キャリヤ27間とブラケット21間にも設けられ、あるいはロータ6と可能ならば支持体12にも設けられている。
【0019】
この種の丸打ち組み機は一般にこの分野の当業者に公知であるので、詳しく説明することは省略する。なお、詳しい説明は前掲の文献に記載されているが、そこに記載されている内容は、引用により本明細書の一部を構成するものである。
【0020】
実施例では、後部スプール38のストランド37は前部スプール31間を周期的に通り抜ける。この目的のために、各スプール38からのストランド37は、まず、そらしローラ(deflecting roller)47上を通り、そこからストランド案内部材48(例えば、糸口)を通って編組み点35に供給され、ストランド案内部材48は図2に示すように、カーブした案内トラック49上を案内され、駆動ユニット51によって駆動されるそれぞれのレバー50によって往復動される。なお、案内トラックは直線にすることも可能である。カーブした案内トラック49にすると、ストランド案内部材48から編組み点35までの距離を、その移動通路全体にわたってほぼ一定に保つことができる。この意味で重要なことは、各レバー50が関連のストランド案内部材48の2個所または反転点で、つまり、これが案内トラック49の終端に到達したとき、案内トラック49の延長線上に配置されていることである。これを示したのが図2であり、レバー50の位置が実線で示されている。従って、レバー50は、反転点では、常に引張り応力または圧縮応力を受けるが、曲げ応力は受けないので、動作速度が高速のときでも、公知の丸打ち組み機ではむち打ち効果のために避けられなかった、著しいオーバシュートや振動が起こることはない。レバー50は好ましくはさらに移動するので、案内トラック49に対して常に鋭角(90°とはほぼ異なる)をなすことになる。つまり、ストランド案内部材48のすべての位置において、案内トラック49に対して接線をなすことになる。言い換えれば、中間位置においては、曲げ応力を受けるが、ほんのわずかである。最後に、ストランド案内部材48から離れた側のレバー50の端も、どの時点においても急激に往復動することなく、図2に示すように、クランク・レバー42によって循環通路53(矢印W)を回るように案内されるので、動作速度が高速のときでも、ストランド案内部材全体が機械的応力を受けることがない。これらの利点はすべて、ストランド案内部材48自体を循環通路上を移動させなくても得られるので、個々のストランドがねじれることはあり得ない。
【0021】
各案内トラック49は、図1と図2に示すように、ほぼ半径方向に、好ましくは回転軸1に対して鋭角に配置されているので、ストランド案内部材48と編組み点35との間隔は、案内トラック49上を前後に移動しているとき若干変化するだけである。案内トラック49は、図3と図4に示すように、ほぼU形状の2つのレール54で構成し、開いた側が間隔を置いて相互に向き合うようにし、その間をスライドばめのキャリッジ55がローラなどによって移動可能に案内されるようにすると利点がある。このキャリッジ55は、例えば糸口の形状をしたストランド案内部材48をその前端にもち、この案内部材は、キャリッジ55が前後に移動しているとき案内トラックのレール54または他の部分に接触することなく、関連のスプール38(図2)からのストランド37が2つのレール54間を矢印方向(図3)に供給されて編組み点35に到着するように配置されている。後端側では、キャリッジはベアリング・ユニット56を介してレバー50にピボット可能に連結され(図2も参照)、レバーは、案内トラック49上のキャリッジ55の少なくとも二反転点で、2つのレール54によって形成された移動通路の概念上の後方延長線上にほぼ位置している。
【0022】
駆動ユニット51は種々の方法で実現することが可能であり、本発明の望ましい開発では、ストランド案内部材48が案内トラック49の終端にあるときの速度が、純粋正弦曲線運動の場合のときの速度よりも小さく、案内トラック49の中間部分にあるときの速度がその速度よりも大きくなるように設計されている。
【0023】
図5乃至図9までは、図2に示す駆動ユニット51として特殊な偏心輪駆動ユニットを使用した本発明の実施例を示す図である。各駆動ユニット51は駆動ユニット・ハウジング57を具備し(図5、図6)、これはロータ6上にねじ止めされ、駆動ギヤホイール58を受け入れている。駆動ギヤホイール58は図2にも示すように支持体12から離れた側のそれぞれのシャフト8の端部に固定されている。駆動ギヤホイール58はそこに固定されたギヤホイール59を通してシャフト60を駆動し、このシャフト60はベアリング・ユニット61を介して駆動ユニット・ハウジング57内に回転可能に取り付けられ、ギヤホール59から離れた側のその端部にベベルギヤ62が取り付けられている。ベベルギヤ62はベベルギヤ63とかみ合い、ベベルギヤ63は駆動ユニット・ハウジング57内に回転可能に装着されたシャフト65上にキー64(図6)によって固定されている。別のギヤホイール66はベベルギヤ63から離れた端側で、同じキー64によってシャフト65上に固定され、中間ギヤホイール67とかみ合っている。この中間ギヤホイール67はシャフト65から一定間隔で平行になったシャフト68上にあり、駆動ユニット・ハウジング57内に回転可能に装着され、その一部がギヤホイール69とかみ合っている。ギヤホイール69は別のシャフト79上に固定され、このシャフト70はシャフト65から一定間隔で平行に駆動ユニット・ハウジング57内に装着されている。このシャフト70には第2のギヤホイール71が付いており、これはベベルギヤ63から離れたギヤホイール66の側でシャフト65上に回転可能に取り付けられたギヤホイール66とかみ合っている。ギヤホイール66、67、69、71および72は平ギヤにすることが好ましく、ベアリング・ユニット73乃至77はこれらを支持し、安定にジャーナル軸支している。
【0024】
円形ディスク78はベベルギヤ63から離れた側のシャフト65の端部に固定され、ギヤホイール72内に埋め込むことが可能であり、偏心に置かれたカム・ローラ79を備えている。カム・ローラ79は円形ディスク78とギヤホイール72から半径方向に突出している。同じように、軸方向に突出した円形案内ヘッド81をもつベアリング・ピン80がカム・ローラ79の軸に平行に一定間隔をおいてギヤホイール72に設けられ、これも偏心に配置されている。
【0025】
クランク・レバー82はギヤホイール72と円形ディスク78の自由面上に取り付けられ、図7に示すように、その後端側でその長軸方向に平行になったスロット83を備え、スロット83はその中間セクションに円形開口84が設けれ、その前端にベアリング・ピン85とベアリング・エレメント86が設けられている。クランク・レバー82は、シャフト65の軸87に直交してスライド可能に、回転可能に取り付けられ、カム・ローラ79はスロット内に突入し、案内ヘッド81は開口84内に突入している。ベアリング・エレメント86はさらにレバー50の対応する円形受け口内に配置され(図2)、レバー50はクランク・レバー82上に回転可能に取り付けられている。これは連結ロッドとも呼ばれている。
【0026】
図5乃至図7までに示す駆動ユニットの動作方法を図8を参照して説明する。ギヤホイール66と69(図6)は中間ギヤホイール67を介して結合されているので、ロータ6の回転と同期してギヤホイール58からベベルギヤ63に駆動力が伝えられてベベルギヤが反時計回り方向に回転すると、ギヤホイール72が時計回り方向に回転する。つまり、カム・ローラ79と案内ヘッド81は軸87を中心に相反方向に回転する(図6)。種々のギヤホイールの伝達比は、カム・ローラ79と案内ヘッド81が1:1の比率で相反方向に回転するように選択されている。
【0027】
図8(a)に示す位置は、図2に示すレバー50の左側死点に対応する位置である。図6と図7に示す案内ヘッド81は左側一杯にこの位置に置かれ、カム・ローラ79は右側一杯にスロット83内に置かれており、案内ヘッド81とカム・ローラ79はそれぞれ循環通路88上を時計回り方向に、循環通路88より半径が小さい循環通路89上を反時計回り方向に回転するとする。カム・ローラ79と案内ヘッド81が各々約45°だけ回転したとき(図8(b)の位置)、クランク・レバー82は45°以下で、例えば約25°に相当する角度だけ時計方向に回転している。カム・ローラ79と案内ヘッド81がさらに45°だけ回転すると、クランク・レバー82は90°の位置(図8(c)の位置)にある。このことは、クランク・レバーが45°以上に、例えば、65°だけ回転したことを意味する。さらに図8(d)の位置では、クランク・レバー82は、カム・ローラ79と案内ヘッド81が45°だけ回転したとき再び約65°だけ回転し、カム・ローラと案内ヘッドが180°まで回転すると(図8(e)の位置)、クランク・レバー82も180°の位置になる。この位置は図4に示すように、レバー50の右側死点、つまり、対応するストランド案内部材48の右側死点に対応している。この図8(e)の位置から始まって、クランク・レバー82は再び同じ方向に、加速および遅速しながらさらに180°だけ回転し、再び開始位置(図8(a)の位置)に戻る。このことは、ベアリング・ピン85は、クランク・レバー82が図2に示すクランク・レバー52の代わりに使用されていれば、循環通路53上を回って通過するときの角速度が一定していないが、レバー50の加速は案内トラック49の反転点間の方が反転点の領域よりもほぼ高速になることを意味している。このようにすると、クランク・レバー82とベアリング・ピン85の運動が一方向だけに行われるので、高速に回転しているときでも、むち打ち効果が避けられるだけでなく、摩耗を受けない動作が容易になる。
【0028】
ロータ6が図示の矢印方向に回転しているときストランド案内部材48(図4)がたどっていく軌跡90は図9に概略示されている。同図において、後部スプール38と前部スプール31の運動はそれぞれ矢印rとsで示されている。スプール31と38はそれぞれ12個設けることが好ましいので、これらの角間隔はどちらの場合も30°になっている。ストランド案内部材48の総ストローク量はHで示されている。図8と同様に、図9から明らかなように、ストローク量Hの大部分は2つのスプール31間で、例えば、約10°と25°の間(スプールEとC)または約40°と55°の間(スプールCとD)で行われる。この結果、少なくとも図9に示す“2オーバ − 2アンダ”のパターンでは、比較的大きなスプール、つまり、元の巻取り径が大きなスプール31を使用しても、クロスするストランドが相互に、あるいは機械の部分に接触して、組み動作に悪い影響を与えるおそれがない。カム・ローラ79と案内ヘッド81の偏心度を選択することにより、ストランド案内部材の運動を特定ケースの事情に合致させて、純粋正弦曲線運動に対して修正することができる。
【0029】
次に、図2の駆動ユニット51の本発明による第2実施例を図10乃至図16までを参照して説明する。この実施例では、図の各駆動ユニット51には、偏心駆動ユニットではなく積算(summing)駆動ユニットが使用されている。
【0030】
各駆動ユニットは駆動ユニット・ハウジング93(図10、図11)を備え、これは図4と図5にも示すように、ロータ6上にねじ止めされ、駆動ギヤホイール58(図11)を受け入れている。駆動ギヤホイール58はそこに固定されたギヤホイール94を介してシャフト95を駆動し、シャフトはベアリング・ユニット96を介して駆動ユニット・ハウジング93内に回転可能に取り付けられており、ギヤホイール94から離れた側の端部にベベルギヤ97が取り付けられている。ベベルギヤ97はベベルギヤ98とかみ合い、ベベルギヤ98は、駆動ユニット・ハウジング93内に回転可能に取り付けられたシャフト100上にキー90(図12)によって固定されている。別のギヤホイール101はベベルギヤ97から離れた側のシャフト100の端に同一キー99によって固定され、ギヤホイール102とかみ合っている。ギヤホイール102は別のギヤホイール103と一緒に、シャフト100から一定間隔で平行になったシャフト104上にある。ギヤホイール103はギヤホイール105とかみ合い、ギヤホイール105はベベルギヤ98から離れて面するギヤホイール101の側でシャフト100上に自由回転可能に取り付けられている。ギヤホイール101、102、103および105は平ギヤにすることが好ましい。シャフト100とギヤホイール105はベアリング・ユニット106乃至109を介して駆動ユニット・ハウジング93内に回転可能に取り付けられ、相互に支持し安定にジャーナル軸支している。
【0031】
図10乃至図12に示すように、シャフト104はベアリング・ユニット110、111を介して振動フレーム112内に回転可能に装着され、フレームの方はベアリング・ユニット114と115を介してシャフト100上に、またはギヤホイール98、101および105の軸方向に突出したカラー上に回転可能に取り付けられ、シャフト100の軸113(図10、図12)を中心に前後にスイング可能になっている。振動フレーム112はシャフト101をリング状に取り巻く外壁に歯116を備え、この歯116はラック118上の歯117とかみ合い、ラック118は駆動ユニット・ハウジング93内に固定されたガイド110の軸113に直交して、矢印Z(図10)の方向に前後に移動可能になっており、ギヤホイールの対101、102および103、105間のかみ合いが失われることなく、振動フレーム112を回転し、それと共にシャフト104とギヤホイール102、103を軸113を中心に回転するようになっている。連結ロッドの作用をするロッド120はラック118を前後に運動させる働きをし、その一端はピボット・ピン121によってラック118の一端に連結され、その他端はクランクの働きをし、シャフト123の端に偏心に固定された偏心ディスク112上に取り付けられている。シャフト123はベアリング・ユニット124を介して駆動ユニット・ハウジング93内に回転可能に取り付けられ、その軸が軸113に直交するように配置されている。駆動ギヤホイール58とかみ合うギヤホイール125は偏心ディスク122から離れた側のシャフト123の部分に取り付けられている。
【0032】
クランク・レバー126の後端はギヤホイール105(図12と図13)に取り付けられ、このクランク・レバーは図6と図7に示すクランク・レバー82に対応しており、これと同じように、ベアリング・ユニット127とベアリング・エレメントを介して図4に示すレバー50に回転可能に連結されている。クランク・レバー126の長手方向の軸はこれに対応して軸113に直交するように配置され、この軸を中心に回転可能になっている。
【0033】
図10乃至図13に示す駆動ユニットの動作方法は図14に概略示されている。一方ではギヤホイール101と102、他方ではギヤホイール103と105は直接にかみ合っているので、ギヤホイール105は、ギヤホイール101が丸打ち組み機の動作中に駆動ホイール58からギヤホイール94を介して駆動されるとギヤホイール101と同じ方向に回転する。しかし、ラック118がギヤホイール124によって同時に駆動され、振動フレーム112を歯116、117を介して軸113(図10、図12)を中心に回転させるので、ギヤホイール103はラック118の移動方向(図10中の矢印Z)に応じてギヤホイール103の周面上を転動する。従って、ギヤホイールは、シャフト100から伝達された回転運動に加えて、一方または他方の方向の第2の回転運動を重ね合わせているので、これはシャフト100の回転運動に対応するものよりも高速または低速に回転することになる。これは、クランク・レバー126とそこに連結されたレバー50の回転運動の場合も同じである。以上を要約すると、図5乃至図9に示す実施例の場合と同様に、シャフト110によって伝達された正弦曲線運動は、ラック118によって伝達された第2の正弦曲線運動と重ね合わされることになるので、この場合も、ギヤホイールを適当な寸法にすると、ストランド案内部材48は反転個所では純粋正弦曲線運動の場合よりも低速になり、案内トラック49(図4)上の反転点間では高速になる。これを示したのが図14の概略図である。ラック118のドライブを選択すると、ストランド案内部材48の運動は特定ケースに適合させ、純粋正弦曲線運動に対して幅広く修正することができる。
【0034】
図14では、シャフト100が矢印tの方向に一定の角速度で回転することを想定している。約15°、30°および45°ずつ回転していくと、ギヤホイール105(またはクランク・レバー126)はそれぞれ、α1 =2°,α2 =7.5°,α3 =18°の回転角だけ走行するだけである。シャフト100がさらに45°だけ回転して90°位置になると、クランク・レバー126も90°位置になるので、これは2回目の45°サイクルではもっと、つまり、約72°だけ回転したことになる。シャフト100が次に2回45°回転すると、クランス・シャフト126はこれに応じて最初に72°だけ、次に18°だけ移動するので、再び180°位置に一致し、ストランド案内部材48は図2に示す案内トラック49の右側死点になる。さらに180°だけ回転すると、0°位置ですべての部品が開始位置になり、ストランド案内部材48が図2に示す左側死点になるまで同じプロセスが繰り返される。
【0035】
ロータ6の回転と共に、図示の矢印方向にストランド案内部材48が描く軌跡は図15に示されている。この軌跡は図9に示す軌跡90と大体同じであるので、得られる利点は同じである。しかし、図9とは対照的に、軌跡は反転領域では軌跡90よりも若干平坦になっている。純粋正弦曲線は比較のために図9と同じ破線で示されている。
【0036】
関係するギヤホイールとラック118のドライブとの伝達率によっては、図10乃至図12に示す実施例によれば、ギヤホイール105がシャフト100とは反対方向に瞬時に走行することが可能である。つまり、その角速度を負にすることが可能である。これは図16に軌跡131で示されているが、この軌跡は図示の矢印方向にストランド案内部材48によって描かれたものである。図9および図15とは対照的に、この実施例でのストランド案内部材48は通路130の反転点では遅速運動をするだけではなく、待機ループ132または133に沿って小さなストロークで往復運動もする。これにより、ストランド案内部材48を反転点で一定の滞留時間だけ滞留させてから、次のクロスオーバ操作を行うことができる。このようにすると、図16に示すように、滞留時間を長くすることができるので、トラックの急峻な曲線セクションをクロスオーバ個所で断念しなくても、“3アンダ − 3オーバ”のパターンが得られるという利点がある。
【0037】
本発明は上述してきた実施例に限定されるものではなく、種々態様に変更が可能である。このことは、偏心または積算駆動ユニットまたは他の同等駆動ユニットを実現するために特殊ケースで使用される手段についても同様である。ストランド案内部材48、48および/または振動フレーム112の前後運動を、図示の手段とは別の手段で行うことも可能である。また、駆動ユニットの上述した実施例は構造全体を適当に変更することにより、垂直軸を備えたものを含めて、往復動するストランド案内部材を装備して必要なクロスオーバを作るすべての丸打ち組み機にも基本的に使用することができるので、駆動ユニットの上述した実施例は単なる例示にすぎない。
【0038】
【発明の効果】
本発明によって、ストランド案内部材を移動する部品のむち打ち状の運動を大幅に防止するが、それにもかかわらず比較的狭いスプール間隔を実現できると共に、最大“3オーバ − 3アンダ”さらにはそれより大きい値のパターンまでの組み構成を経済的に容易に行えるように設計された丸打ち組み機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による丸打ち組み機の一部を破切して示す正面図である。
【図2】丸打ち組み機の上半分を図1のA−A線に沿って断面して示す拡大縦断面図である。
【図3】丸打ち組み機の案内トラックを図2の右側から見た拡大断面図である。
【図4】図3のB−B断面図である。
【図5】図2と同じ縦断面図であり、ストランド案内部材を駆動するための図1と図2に示す丸打ち組み機の駆動ユニットの第1実施例を拡大して示す図である。
【図6】図5に示す駆動ユニットの平面図である。
【図7】図5と図6に示す駆動ユニットによって図6中の矢印X方向に駆動されたレバーを示す図である。
【図8】図1と図2に示す丸打ち組み機が動作しているときの、図7に示すレバーの種々部分を示す概略図であって、(a)は、レバーの左側死点に対応する位置、(b)は、(a)の位置から45°回転したとき、(c)は、(b)の位置から45°回転したとき、(d)は、(c)の位置から45°回転したとき、(e)は、(d)の位置から45°回転したときを表わす図である。
【図9】図1と図2に示す丸打ち組み機が動作しているとき図7に示すレバーによって駆動されたストランド案内部材が通過する軌跡を示す概略図である。
【図10】図2と同じ縦断面図であり、ストランド案内部材を駆動するための図1と図2に示す丸打ち組み機の駆動ユニットの第2実施例を拡大して示す図12中のF−F断面図である。
【図11】図10に示す駆動ユニットを示す図12中のG−G断面図である。
【図12】図10および図11に示す駆動ユニットの平面図である。
【図13】図8乃至図10に示す駆動ユニットによって図12中の矢印Y方向に駆動されたレバーを示す図である。
【図14】図1および図2に示す丸打ち組み機が動作しているとき図13に示すレバーが移動する軌跡を示す概略図である。
【図15】図1および図2に示す丸打ち組み機が動作しているとき図10乃至図12に示す駆動ユニットの種々設計で得ることができるストランド案内部材が通る軌跡を示す概略図である。
【図16】図1および図2に示す丸打ち組み機が動作しているとき図10乃至図12に示す駆動ユニットの種々設計で得ることができるストランド案内部材が通る他の軌跡を示す概略図である。
【符号の説明】
1 回転軸
2 ベース・フレーム
3 ロータ支持体
4 ベアリングユニット
5 ハブ
6 ロータ
7 ベアリングユニット
8 シャフト
9 ピニオン
10 ギヤホイール
11 ギヤホイール
17 中間ピニオン
29 歯
31 前部スプール
32 ストランド
35 編組み点
37 ストランド
38 後部スプール
42 駆動モータ
43 ギヤホイール
44 駆動ピニオン
45 ギヤホイール
48 ストランド案内部材
49 案内トラック
50 レバー
51 駆動ユニット
54 レール
55 キャリッジ
79 カム・ローラ
81 円形案内ヘッド
82 クランク・レバー
83 スロット
84 開口
100 シャフト
102 ギヤホイール
103 ギヤホイール
105 ギヤホイール
112 振動フレーム
116 歯
118 ラック
120 ロッド
121 ピボット・ピン
122 偏心ディスク
123 シャフト
126 クランク・レバー
132 待機ループ
133 待機ループ

Claims (18)

  1. 回転軸(1)をもつ丸打ち組み機であって、回転軸(1)と同軸になった円形トラック上に配置され、各々がストランド(32、37)を保持している内側スプール群と外側スプール群(31、38)と、スプール群を相反方向(r、s)に移動させる駆動手段(9乃至11、17、29、42乃至45)と、少なくとも一方のスプール群(38)のストランド(37)を該スプール群と編組み点(35)の間の個所で案内するストランド案内部材(48)と、駆動手段と同期して動作するレバー(50)を備え、該レバーはストランド案内部材(48)と連結されて内側スプールと外側スプール(31、38)のストランド(32、37)横切るようになっている手段とを装備している丸打ち組み機において、ストランド案内部材(48)は、回転軸(1)に対してほぼ半径方向に配置された案内トラック(49)内を往復動するように装着され、レバー(50)は案内トラック(49)のほぼ延長線上に配置され、その一端側が連結ロッドのようにストランド案内部材(48)に連結され、他端側がそれぞれの回転クランク・レバー(82、126)に連結されていることを特徴とする丸打ち組み機。
  2. 案内トラック(49)は一定間隔のレール(54)で形成され、各々の場合に、ストランド案内部材(48)をもつキャリッジ(55)がレール間を移動可能に案内されることを特徴とする請求項1に記載の丸打ち組み機。
  3. クランク・レバー(82、126)は駆動ユニット(51)によって駆動され、該駆動ユニットは重ね合わされた正弦曲線運動を引き起こして、案内トラック(49)の反転点に対応する個所でのクランク・レバー(82、126)の角速度と反転点間に位置する個所でのクランク・レバー(82、126)の角速度が、重ね合わせのない正弦曲線運動に対応する角速度よりも、それぞれ小および大になるようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の丸打ち組み機。
  4. 案内トラック(49)はリニア形状であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の丸打ち組み機。
  5. 案内トラックは円弧上に配置され、ストランド案内部材(48)が編組み点(35)から一定の距離を置いて案内されるようにしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の丸打ち組み機。
  6. 駆動ユニット(51)は偏心駆動ユニットであることを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載の丸打ち組み機。
  7. 偏心駆動ユニットは相反方向に回転可能な2つの偏心輪をもち、その一方はクランク・レバー(82)のスロット(83)に突入し、他方は円形開口(84)に突入していることを特徴とする請求項6に記載の丸打ち組み機。
  8. 一方の偏心輪はカム・ローラ(79)として形成され、他方の偏心輪は案内ヘッド(81)として形成されていることを特徴とする請求項7に記載の丸打ち組み機。
  9. 2つの偏心輪は同一の絶対角速度で回転することを特徴とする請求項7または8に記載の丸打ち組み機。
  10. 駆動ユニット(51)はストランド案内部材の運動の上に別の運動を重ね合わせる積算駆動ユニットであることを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載の丸打ち組み機。
  11. 積算駆動ユニットはクランク・レバー(126)を駆動し、スプール群(31、38)の運動と同期して駆動される回転シャフト(100)を備えていることを特徴とし、この運動の上に別の運動を重ね合わせる手段が設けられていることを特徴とする請求項10に記載の丸打ち組み機。
  12. 前記手段は、自由に回転可能に装着されたホイール(105)を備え、シャフト(100)によって駆動され、その角速度がクランク・レバー(126)の角位置に応じて該手段によって増減可能になっていることを特徴とする請求項11に記載の丸打ち組み機。
  13. 前記ホイール(105)上に、前後にスイング可能な振動フレーム(112)が回転可能に装着され、ホイール(105)とシャフト(100)に駆動可能に連結された伝達ホイール(102、103)がフレーム内で結合され、前記伝達ホイール(102、103)の少なくとも一方は振動フレーム(112)がスイングしたとき一方または他方の回転方向にホイール(105)上を転動することを特徴とする請求項12に記載の丸打ち組み機。
  14. ホイール(105)とシャフト(100)は同軸に配置され、伝達ホイール(102、103)はシャフト(100)から間隔をおいて平行に配置され、振動フレーム(112)に回転可能に装着されたシャフト(104)に固定されていることを特徴とする請求項13に記載の丸打ち組み機。
  15. ホイール(105)と伝達ホイール(102、103)は、ギヤホイールであることを特徴とする請求項12乃至14のいずれかに記載の丸打ち組み機。
  16. 振動フレーム(112)はラック(118)とかみ合う歯(112)をもち、ラック(118)は駆動手段に同期結合されたクランク・ドライブ(120乃至123)に連結されていることを特徴とする請求項13乃至15のいずれかに記載の丸打ち組み機。
  17. ストランド(32、27)を横切る手段は、ストランド案内部材が案内トラック(49)の反転点において小さなストロークで往復運動するための待機ループ(132、133)を通り抜けるように形成されていることを特徴とする請求項6乃至16のいずれかに記載の丸打ち組み機。
  18. 待機ループ(132、133)は振動フレーム(112)と、ラック(118)用のクランク・ドライブ(120乃至123)とを使用してセットアップされることを特徴とする請求項17に記載の丸打ち組み機。
JP16521695A 1994-06-30 1995-06-30 丸打ち組み機 Expired - Fee Related JP3879010B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4422893A DE4422893B4 (de) 1994-06-30 1994-06-30 Rundflechtmaschine
DE4422893.7 1994-06-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0841761A JPH0841761A (ja) 1996-02-13
JP3879010B2 true JP3879010B2 (ja) 2007-02-07

Family

ID=6521889

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16521695A Expired - Fee Related JP3879010B2 (ja) 1994-06-30 1995-06-30 丸打ち組み機

Country Status (8)

Country Link
US (1) US5749280A (ja)
JP (1) JP3879010B2 (ja)
KR (1) KR100338527B1 (ja)
CN (1) CN1061719C (ja)
DE (2) DE4422893B4 (ja)
GB (1) GB2290802B (ja)
IT (1) IT1276749B1 (ja)
TW (2) TW275090B (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR912M (ja) * 1960-10-12 1961-11-06
IT1289350B1 (it) * 1995-12-22 1998-10-02 Sipra Patent Beteiligung Macchina circolare per treccia
US5931077A (en) * 1998-07-10 1999-08-03 Deyoung; Simon A. Braiding machine eyelet tube support and drive mechanism
DE19843822A1 (de) * 1998-09-24 2000-03-30 Impag Gmbh Medizintechnik Vorrichtung zum Herstellen eines Stents
DE19853869A1 (de) 1998-11-23 2000-05-25 Sipra Patent Beteiligung Vorrichtung zur Strangführung und damit ausgerüstete Rundflechtmaschine
CN100445448C (zh) * 2006-03-14 2008-12-24 黎日佳 高速编织机
DE102009011172A1 (de) * 2009-03-04 2010-09-16 Wolfgang Emmerich Fadenverlegeeinrichtung mit einem Changierantrieb
US8430013B1 (en) 2009-12-23 2013-04-30 Simon Arden DeYoung Braiding machine
CN101920795B (zh) * 2010-04-27 2011-12-07 格兰达技术(深圳)有限公司 一种盘式送料编带机及其分类抓放方法
CN102140732B (zh) * 2011-05-10 2013-01-02 于富启 编织机及编织系统
DE102012025302A1 (de) * 2012-12-28 2014-07-03 Maschinenfabrik Niehoff Gmbh & Co. Kg Rotationsflechtmaschine
CN105019136A (zh) * 2015-05-08 2015-11-04 李江涛 编织机的导轨式恒距挑线机构
AT521026B1 (de) * 2018-08-16 2019-10-15 Khu Peter Vorrichtung zur Herstellung einer geflochtenen Ummantelung
US11674245B2 (en) 2021-06-22 2023-06-13 Apple Inc. Braided electronic device cable, braiding machine and method for braiding an electronic device cable

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US814711A (en) * 1903-09-10 1906-03-13 Henry W Larsson Braiding-machine.
US1260063A (en) * 1915-02-16 1918-03-19 Ferdinand Rosskothen Braiding-machine.
US1457474A (en) * 1921-01-31 1923-06-05 Tober Carl Braiding machine
US1456656A (en) * 1921-01-31 1923-05-29 Tober Carl Braiding machine
FR604711A (fr) * 1924-10-13 1926-05-12 Machine à tresser
US1615587A (en) * 1926-02-20 1927-01-25 Watson Stillman Co Braiding machine
US4034642A (en) * 1976-09-27 1977-07-12 Rockwell International Corporation Braiding machine
BR8003107A (pt) * 1979-10-26 1981-04-28 Wabing Srl Maquina para fabricacao de cabos ou espias de cordoes trancados
US4372191A (en) * 1982-03-12 1983-02-08 Rockwell International Corp. Rotary braiding machine
US4729278A (en) * 1987-05-04 1988-03-08 Rockwell International Corporation Vertical rotary braider
DD287171A7 (de) * 1988-12-30 1991-02-21 Veb Werk Schnellflechter,De Strangfuehrungsvorrichtung fuer flechtmaschinen
DD301296A7 (de) * 1989-12-05 1992-11-19 Werk Schnellflechter Veb Strangführungsvorrichtung, insbesondere für Flechtmaschinen
GB9002741D0 (en) * 1990-02-07 1990-04-04 Karg Limited Braiding machine

Also Published As

Publication number Publication date
DE19547930B4 (de) 2006-06-01
IT1276749B1 (it) 1997-11-03
TW353116B (en) 1999-02-21
GB2290802A (en) 1996-01-10
JPH0841761A (ja) 1996-02-13
CN1120087A (zh) 1996-04-10
GB9512088D0 (en) 1995-08-09
US5749280A (en) 1998-05-12
KR960001257A (ko) 1996-01-25
KR100338527B1 (ko) 2002-10-11
DE4422893A1 (de) 1996-01-04
ITMI951313A1 (it) 1996-12-20
TW275090B (ja) 1996-05-01
DE19547930A1 (de) 1997-06-26
ITMI951313A0 (it) 1995-06-20
DE4422893B4 (de) 2005-08-25
CN1061719C (zh) 2001-02-07
GB2290802B (en) 1998-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3879010B2 (ja) 丸打ち組み機
US7444916B2 (en) Braiding unit moving type braiding apparatus
US4034642A (en) Braiding machine
US4729278A (en) Vertical rotary braider
WO1992018674A1 (en) Three-dimensional fabric for reinforcing irregularly functional composite material and method of manufacturing said fabric
US3783736A (en) Braiding machine
CN101580983B (zh) 倍捻机的智能防叠松边装置及其方法
JP2642201B2 (ja) コーマに於けるデタッチングローラの駆動装置
JPS58169556A (ja) 回転式組ひも機
KR100450066B1 (ko) 원형자수기
JPS589181B2 (ja) 回転組ひも機のボビン駆動機構
US5775195A (en) Rotary braider machine
CN1201040C (zh) 用于旋转式编织机的导纱装置
JP3185755B2 (ja) ブレイダーの組成安定化ガイド
US6318227B1 (en) Circular braiding machine and strand guiding device for same
KR101905571B1 (ko) 캐리어가 방사형으로 배열된 3차원 브레이더
EP0301111A1 (en) Braided stranded rope forming machine
JPH0364619B2 (ja)
JPS5926585B2 (ja) 織糸送給装置のベルト寿命を延長する方法及びその装置
JPH0931814A (ja) ブレイダー
JP2003026372A (ja) トラバース装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050830

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20051130

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20051206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060919

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061019

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees