JP2683449B2 - 編組装置 - Google Patents

編組装置

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JP2683449B2
JP2683449B2 JP2304571A JP30457190A JP2683449B2 JP 2683449 B2 JP2683449 B2 JP 2683449B2 JP 2304571 A JP2304571 A JP 2304571A JP 30457190 A JP30457190 A JP 30457190A JP 2683449 B2 JP2683449 B2 JP 2683449B2
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秀穂 岩田
啓利 中島
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  • Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は組紐等の横型編組装置に関するもので、特
に、キャリヤへの動力伝達機構及びキャリヤの改良によ
る編組速度の向上と騒音低下を目的に開発したものであ
る。
【従来の技術及び解決しようとする課題】
編組装置には、芯材を中心にして編組糸ボビンを多数
縦に配置して8字形の軌道を走行する縦形編組機と、下
糸と上糸が円周上を逆回転しながら中央の芯材表面に編
組する横形編組機の2種類がある。 従来の横型編組装置におけるキャリヤへの動力伝達は
ラック・ピニオン機構によるギヤ伝導であるため、編組
速度が出ないのと、騒音が激しいこと及び注油個所の多
い点や綿埃に対する防除対策がなされていないことによ
るメンテナンスの繁雑さがある。更には、糸ボビンの大
形化による変換頻度の軽減、糸のテンションむら防止に
よる製品の均一化など、多くの課題がある。
【課題を解決するための手段】
本発明はこれら多くの課題解決のために、主としてキ
ャリヤへの動力伝達機構とキャリヤの構造及び糸の張力
制御装置について検討を加えたものである。 すなわち、垂直方向主軸が芯材(A)を供給する中空
軸(3)と、編糸(B)を供給する外糸ボビン(10)を
外周に多数配置し、かつキャリヤ(15)が走行するゲー
トリング(18)を設けた正転円板(9)を回転させる正
転軸(5)と、編糸(C)を供給する内糸ボビン(14)
を搭載したキャリヤ(15)に動力を伝達する逆転円板
(11)を回転させる逆転軸(4)とからなり、編糸
(B)がキャリヤ(15)間を上下しながら編組する編組
装置において、逆転円板(11)は正転円板底面外周付近
に平滑なリングレール面(12)を形成し、逆転円板(1
1)外周に設けたゴムローラ(13)を前記リングレール
面(12)に当接して回転させると共に、キャリヤ(15)
は円筒状ゲートリング(18)の内面に当接する4個の走
行車輪(23)を上下平行点から偏位して設けることで、
前記走行面上の編糸(B)挿通円弧穴(22)には前記走
行車輪が常に1個しか脱輪しないようにしたことを特徴
とする編組装置である。 また、前記編組装置において、キャリヤフレーム(2
4)に取付けた推進ローラ(27)を樹脂製等のスプライ
ンとしたキャリヤ(15)を用いるのである。 更に、糸巻ボビンのボビン径の検出レバー(33)によ
りボビン軸(32)に当接するブレーキシュウ(35)の圧
接力をスプリング(34)で調節する糸の張力制御装置を
設けてなる編組装置である。
【作用】
本発明の編組装置はキャリヤの駆動にゴムローラを用
いたので、編組速度を上昇させることが可能となる。ま
た、ギヤ伝導の場合の騒音の発生も低減される。このこ
とにより、高速化と低騒音化といった相反する課題の解
決が可能となる。また、キャリヤ駆動部の注油個所もな
くなるし、綿埃に対する防除対策も不要となりメンテナ
ンスも軽減される。 キャリヤ走行車輪が4個でかつこれら4個の車輪が上
下平行点から偏位して設けられているので、同時に2個
の車輪が編糸の挿通穴に落ちることなく円滑に走行でき
る。 更に、糸ボビンの大形化が可能となり、変換頻度が軽
減される。 加えて、張力制御装置が、糸のテンションを常に一定
に保ち、テンションむら防止による製品の均一化が可能
となる。
【実施例】
以下図面によって本発明の実施例を詳細に説明する。 第1図は本発明の編組装置の中央縦断面図、第2図は
キャリヤの平面図、第3図は同正面図、第4図は側面図
である。第5図はキャリヤと揺動アームの動きを示すタ
イミング図である。第6図はキャリヤに設けた糸の張力
制御装置の側面図である。 まず、第1図によって本発明の全体構造を説明する。 ベースフレーム(1)上に円形の外筒フレーム(2)
が取付けられ、この中央に主軸が中空軸(3)、逆転軸
(4)、正転軸(5)が多重に設けられている。軸の回
転はベースフレーム(1)内のモータ(6)及び変速機
(7)からそれぞれベルト伝導で連結されているのは従
来と同様である。中空軸(3)は固定で、その中を芯材
ボビン(8)から引出した芯材(A)が下方から上方へ
と挿通移動する。 主軸外側の正転軸(5)には正転円板(9)が取付け
られ、その外周下面に多数の編糸(B)を供給する複数
の外糸ボビン(10)が、この場合12個等間隔に設けられ
ている。 逆転軸(4)は主軸中央正転軸(5)と中空軸(3)
との間にあって正転軸と逆方向に回転し、正転軸(5)
上へ突出させ、その部分に逆転円板(11)を取付けてい
る。そして、正転円板(9)外周付近に平滑なリングレ
ール面(12)を設け、このリングレール面(12)上を走
行するゴムローラ(13)を上記逆転円板(11)の外周に
設け、このゴムローラ(13)の転勤を駆動源として多数
の編糸(C)の内糸ボビン(14)を搭載した複数のキャ
リヤ、この場合は12個のキャリヤ(15)を走行させるの
である。ゴムローラ(13)の転勤であるから、ここから
発生する騒音はほとんどない。 外筒フレーム(2)の上部にはカムリング(16)が固
定され、その内面に第5図のタイミング図にみられるよ
うな波状のカム溝(17)が設けられている。このカム溝
(17)に対向して正転円板(9)外周にゲートリング
(18)があり、ゲートリング外周でカムリング(16)と
の間に第2〜4個にみられるような、編糸(B)を、各
キャリヤ(15)を上下に縫うように導く揺動アーム(1
9)が編糸(B)の数だけその基部をゲートリング(1
8)に軸支して設けられている。この揺動アーム(19)
には、基部付近に前記カム溝(17)に嵌まるカムロッド
(20)が、先端に編糸(B)の挿通孔(21)があり、挿
通孔(21)の揺動軌跡の部分に、第3図に示すような円
弧状の編糸(B)の挿通円弧穴(22)がゲートリング
(18)に設けられ、編糸(B)外糸ボビン(10)から第
1図のように上下に揺動する挿通孔(21)に通し、揺動
させながら挿通円弧孔(22)を通して装置中央の芯材
(A)表面まで導くのである。 キャリヤ(15)は編糸(C)を芯材(A)のまわりに
回転しながら供給するためのもので、編糸(B)の外糸
ボビン(10)と共に回転する正転円板(9)のリングレ
ール面(12)上に接して回転するゴムローラ(13)から
動力を伝達して逆転円板(11)と共に外糸ボビン(10)
とは逆方向に回転する。回転時の遠心力を吸収するため
に、正転円板(9)外周に直立したゲートリング(18)
の内面に接して転動する走行車輪(23)が4個キャリヤ
フレーム(24)に取付けられている。その様子は第2〜
4図に示すところで、特に第3図に示すように各走行車
輪(23)が上下異なる軸に支えられて平行四辺形の頂点
に偏位して配置され、ゲートリング(18)に設けられた
走行スリット(25)にソリ(26)が嵌まってゲートリン
グ(18)内面を転動走行する際に、ゲートリング(18)
上の編糸(B)挿通円弧穴(22)には4個のうち1個し
か脱輪せず、3個の走行車輪(23)がキャリヤフレーム
(24)を安定に支持し、走行時の振れを皆無にしてい
る。なお、キャリヤ(15)がゲートリング(18)から離
脱しないように、ソリ(26)の中央付近にゲートリング
(18)に外方から走行スリット(25)より広幅の止め板
(40)をねじ込み固定している。 キャリヤフレーム(24)の下中央には第3図のように
推進ローラ(27)が取付けられているが、この推進ロー
ラ(27)は樹脂又は硬質ゴム等のセレーションギヤ形状
とし、そのギヤの溝間を編糸(B)が図の右から左へと
挾まれ通過する。この推進ローラ(27)への動力伝導
は、上述のように逆転円板(11)外周に設けたゴムロー
ラ(13)が正転円板(9)のリングレール面(12)上を
転勤することにより得られるが、この動力伝達には、ゴ
ムローラ(13)の軸に設けた伝導ギヤ(28)に噛み合う
斜上前後2個の伝導ギヤ(29)(29)の軸に設けた伝導
ローラ(30)(30)に対して、上記推進ローラ(27)を
当接させることで達成される。これら伝導ギヤもその一
部を樹脂又は硬質ゴムとすれば、騒音は著しく緩和され
る。 第5図はゲートリング(18)内周面を右方へ走行する
編糸(C)のキャリヤ(15)の動きと、逆に左方向へ動
くゲートリング(18)に取付けた編糸(B)の揺動アー
ム(19)のカム溝(17)による動きとを、回転角0゜〜
180゜の間で45゜毎に図示したタイミング図である。 すなわち、回転角0゜のときは揺動アーム(19)が走
行スリット(25)上に一直線に並び、かつ隣接するキャ
リヤ(15)間に挿通円弧穴(22)がきているので、編糸
(B)はキャリヤ(15)に引掛かることがない。回転角
45゜のときは揺動アーム(19)が下死点にきてキャリヤ
(15)を避け、前述の推進ローラ(27)と伝動ギヤ(3
0)(30)間をくぐり抜ける。 回転角90゜と135゜の間では揺動アーム(19)が上死
点にありキャリヤ(15)の通過する間編糸(B)はキャ
リヤ(15)の上方へ避けている。 各回転角における図中、キャリヤ(15)には〜、
揺動アーム(19)には〜の記号をつけてこれらの動
きを表示した。かくして第1図に示すように芯糸(A)
のまわりに編糸(B)と編糸(C)が編組されて編組製
品(D)となり、ガイドローラ(39)を経て図示しない
製品巻取ローラに巻取られるのである。 編糸(B)は外巻ボビン(10)から、編糸(C)は内
糸ボビン(14)から供給されるのであるが、単にたるみ
徐止のラチェットブレーキをボビン軸に設けたのではボ
ビンの糸の巻き径によって糸の張力が変化して均一な目
の編組製品が得られない。本発明では糸の巻き径を検出
して軸に加えるブレーキ力を変化させ常に一定の張力を
糸に与えるように工夫した。 第6図はキャリヤ(15)に設けた糸の張力制御装置を
示したもので、キャリヤフレーム(24)の上方を支点
(31)とした検出レバー(33)を、ボビン軸(32)に取
付けた内糸ボビン(14)の外周面をボビン軸(32)方向
へ押圧するようコイルスプリング(34)で引張り、か
つ、このコイルスプリング(34)の他端はブレーキシュ
ウ(35)をボビン軸(32)に対して押圧するようキャリ
ヤフレーム(24)に取付けた支点(36)で揺動する長さ
調節ねじ(37)付のリンクレバー(38)上部に取付けた
Z形リンクとしている。ボビン径が変化しても糸の張力
を一定にするための設計はばね定数と各支点と当接点と
の長さから容易に算出することができる。 このような構造の張力制御装置は、各キャリヤ(15)
にはもちろんのこと、各外糸ボビン(10)にもそれぞれ
設けている。
【発明の効果】
本発明の編組装置はキャリヤの揺動を、ギヤ伝導でな
くゴムローラによる伝導とし、かつキャリヤの走行車輪
を4個とし、かつ車輪の位置を上下平行点から偏位して
設けたので、編組速度が従来のギヤ伝導の場合の30rpm
からほぼ120rpmへと上昇し、かつ騒音もギヤ伝導の場合
の95ホンから80ホン程度へと低下した。 また、注油個所が減少し、綿埃に対する防除対策も完
全となりメンテナンスも軽減されることとなった。 更には、糸ボビンの大形化による変換頻度の軽減、糸
のテンションむら防止による製品の均一化などが可能と
なった。 加えて、キャリヤ駆動部の部品点数が減って、コスト
低減効果も得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の編組装置の中央縦断面図、第2図はキ
ャリヤの平面図、第3図は同正面図、第4図は側面図で
ある。第5図はキャリヤと揺動アームの動きを示すタイ
ミング図である。第6図はキャリヤに設けた糸の張力制
御装置の側面図である。 (3)……中空軸、(4)……逆転軸 (5)……正転軸、(9)……正転円板 (10)……外糸ボビン、(11)……逆転円板 (12)……リングレール面、(13)……ゴムローラ (14)……内糸ボビン、(15)……キャリヤ (16)……カムリング、(17)……カム溝 (18)……ゲートリング、(19)……揺動アーム (23)……走行車輪、(25)……走行スリット (26)……ソリ、(27)……推進ローラ (30)……伝動、(31)……検出レバー支点 (32)……ボビン軸、(33)……検出レバー (34)……コイルスプリング、(35)……ブレーキシュ
ウ (36)……リンクレバー支点 (37)……調節ねじ、(38)……リンクレバー (A)……芯材、(B)(C)……編糸 (D)……編組製品

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】垂直方向主軸が芯材(A)を供給する中空
    軸(3)と、編糸(B)を供給する外糸ボビン(10)を
    外周に多数配置し、かつキャリヤ(15)が走行するゲー
    トリング(18)を設けた正転円板(9)を回転させる正
    転軸(5)と、編糸(C)を供給する内糸ボビン(14)
    を搭載したキャリヤ(15)に動力を伝達する逆転円板
    (11)を回転させる逆転軸(4)とからなり、編糸
    (B)がキャリヤ(15)間を上下しながら編組する編組
    装置において、逆転円板(11)は正転円板底面外周付近
    に平滑なリングレール面(12)を形成し、逆転円板(1
    1)外周に設けたゴムローラ(13)を前記リングレール
    面(12)に当接して回転させると共に、キャリヤ(15)
    は円筒状ゲートリング(18)の内面に当接する4個の走
    行車輪(23)を上下平行点から偏位して設けることで、
    前記走行面上の編糸(B)挿通円弧穴(22)には前記走
    行車輪が常に1個しか脱輪しないようにしたことを特徴
    とする編組装置。
JP2304571A 1990-11-10 1990-11-10 編組装置 Expired - Lifetime JP2683449B2 (ja)

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