JPH09174912A - 感熱印刷装置 - Google Patents

感熱印刷装置

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JPH09174912A
JPH09174912A JP7339393A JP33939395A JPH09174912A JP H09174912 A JPH09174912 A JP H09174912A JP 7339393 A JP7339393 A JP 7339393A JP 33939395 A JP33939395 A JP 33939395A JP H09174912 A JPH09174912 A JP H09174912A
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JP
Japan
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thermal head
mark
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check mark
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Application number
JP7339393A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Yamaguchi
潔 山口
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は印刷濃度を定量的に管理し得るように
した感熱印刷装置を提供する。 【解決手段】本発明によると、紙葉に印刷データと共に
印刷チェック用マークを感熱印刷するサーマルヘッド
と、このサーマルヘッドによって感熱印刷された印刷チ
ェック用マークの濃度値を検出する検出手段と、この検
出手段によって検出された印刷チェック用マークの濃度
値が基準濃度値以下であるとき印刷不良を警告する警告
手段とを具備してなることを特徴とする感熱印刷装置が
提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は感熱印刷装置に係
り、特にその印刷濃度を定量的に管理し得るようにした
感熱印刷装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】周知のように、感熱印刷装置により印刷
を行う場合、サーマルヘッドを用いて感熱紙（ロール
紙、カット紙）を含む紙葉に感熱印刷するようにしてい
る。そして、このようにして感熱印刷された印刷物の印
刷濃度の管理はオペレータによる目視に依存してなされ
ているのが一般的である。
【０００３】また、例えば有料道路等の料金収受装置に
おける領収書発券に感熱印刷装置が利用されている場合
に、発券される領収書としての感熱印刷紙の裏面に広告
を印刷する利用形態がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上述したよ
うに感熱印刷装置による印刷濃度の管理を人為的に行う
方式では、その濃度の判断基準にばらつきを生じてしま
うので、印刷品質を確保するうえで好ましくない。
【０００５】また、この場合、サーマルヘッド自体の交
換時期の判断も人為的に行う必要があるので、そのため
の労力を要することによって保守が煩雑になるという問
題があった。
【０００６】なお、上述したように裏面広告を載せる利
用形態に対しては、予め感熱印刷紙の裏面に必要な広告
文等を印刷して置く必要があったので、そのためのラン
ニングコストが増大すると共に、その裏面印刷文等も例
えば「回数券利用」等の固定的な内容に限定されてしま
うという問題もあった。
【０００７】そこで、この発明は以上のような点に鑑み
てなされたもので、印刷濃度の管理を定量的になし得る
ようにすることにより、印刷品質を確保することができ
ると共に、保守の簡素化が図れるようにした感熱印刷装
置を提供することを目的としている。
【０００８】また、この発明の別の目的は、表裏の両面
印刷にも対処し得るようにすることにより、ランニング
コストの低減を図ることができると共に、多様な印刷内
容をタイムリーになし得るようにした感熱印刷装置を提
供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題を解決するために、紙葉に印刷データと共に印刷チェ
ック用マークを感熱印刷するサーマルヘッドと、このサ
ーマルヘッドによって感熱印刷された印刷チェック用マ
ークの濃度値を検出する検出手段と、この検出手段によ
って検出された印刷チェック用マークの濃度値が基準濃
度値以下であるとき印刷不良を警告する警告手段とを具
備してなることを特徴とする感熱印刷装置が提供され
る。
【００１０】また、本発明によると、紙葉に前もって印
刷された印刷用タイミングマークを検出するタイミング
マーク検出センサと、このタイミングマーク検出センサ
によって検出された印刷用タイミングマークに基づいた
タイミングで前記紙葉に印刷データと共に印刷チェック
用マークを感熱印刷するサーマルヘッドと、このサーマ
ルヘッドによって感熱印刷された印刷チェック用マーク
の濃度値を検出する検出手段と、この検出手段によって
検出された印刷チェック用マークの濃度値が基準濃度値
以下であるとき印刷不良を警告する警告手段とを具備し
てなることを特徴とする感熱印刷装置が提供される。
【００１１】また、本発明によると、紙葉に印刷データ
と共に印刷チェック用マークを感熱印刷するサーマルヘ
ッドと、このサーマルヘッドによって感熱印刷された印
刷チェック用マークの濃度値を検出する検出手段と、こ
の検出手段によって検出された印刷チェック用マークの
濃度値が基準濃度値以下であるとき印刷不良を警告する
警告手段と、前記サーマルヘッドによって感熱印刷され
た印刷枚数を計数する計数手段と、この計数手段による
計数値が所定値以上で且つ前記警告手段によって印刷不
良が警告されている状態で前記サーマルヘッドの交換時
期であることを報知する報知手段とを具備してなること
を特徴とする感熱印刷装置が提供される。
【００１２】また、本発明によると、紙葉に前もって印
刷された印刷用タイミングマークを検出するタイミング
マーク検出センサと、このタイミングマーク検出センサ
によって検出された印刷用タイミングマークに基づいた
タイミングで前記紙葉に印刷データと共に印刷チェック
用マークを感熱印刷するサーマルヘッドと、このサーマ
ルヘッドによって感熱印刷された印刷チェック用マーク
の濃度値を検出する検出手段と、この検出手段によって
検出された印刷チェック用マークの濃度値が基準濃度値
以下であるとき印刷不良を警告する警告手段と、前記サ
ーマルヘッドによって感熱印刷された印刷枚数を計数す
る計数手段と、この計数手段による計数値が所定値以上
で且つ前記警告手段によって印刷不良が警告されている
状態で前記サーマルヘッドの交換時期であることを報知
する報知手段とを具備してなることを特徴とする感熱印
刷装置が提供される。
【００１３】また、本発明によると、紙葉に前もって印
刷された印刷用タイミングマークを検出するタイミング
マーク検出センサと、このタイミングマーク検出センサ
によって検出された印刷用タイミングマークに基づいた
タイミングで前記紙葉に印刷データと共に印刷チェック
用マークを感熱印刷するサーマルヘッドと、このサーマ
ルヘッドによって感熱印刷された印刷チェック用マーク
の濃度値を検出する検出手段と、この検出手段によって
検出された印刷チェック用マークの濃度値が基準濃度値
以下であるとき印刷不良を警告する警告手段と、前記サ
ーマルヘッドによって感熱印刷された印刷枚数を計数す
る計数手段と、この計数手段による計数値が所定値以上
で且つ前記警告手段によって印刷不良が警告されている
状態で前記サーマルヘッドの交換時期であることを報知
する報知手段と、前記計数手段による計数値が所定値以
下で且つ前記警告手段によって印刷不良が警告されてい
る状態で前記サーマルヘッドの印刷異常であることを通
知する通知手段とを具備してなることを特徴とする感熱
印刷装置が提供される。
【００１４】また、本発明によると、紙葉の表面に表面
印刷データと共に表面印刷チェック用マークを感熱印刷
する表面印刷用サーマルヘッドと、前記紙葉の裏面に裏
面印刷データと共に裏面印刷チェック用マークを感熱印
刷する裏面印刷用サーマルヘッドと、前記表面印刷用サ
ーマルヘッドおよび裏面印刷用サーマルヘッドによって
感熱印刷された表面印刷チェック用マークおよび裏面印
刷チェック用マークの濃度値を検出する検出手段と、こ
の検出手段によって検出された表面印刷チェック用マー
クおよび裏面印刷チェック用マークの濃度値が基準濃度
値以下であるとき印刷不良を警告する警告手段とを具備
してなることを特徴とする感熱印刷装置が提供される。
【００１５】また、本発明によると、紙葉に前もって印
刷された印刷用タイミングマークを検出するタイミング
マーク検出センサと、このタイミングマーク検出センサ
によって検出された印刷用タイミングマークに基づいた
タイミングで前記紙葉の表面に表面印刷データと共に表
面印刷チェック用マークを感熱印刷する表面印刷用サー
マルヘッドと、前記紙葉の裏面に裏面印刷データと共に
裏面印刷チェック用マークを感熱印刷する裏面印刷用サ
ーマルヘッドと、前記表面印刷用サーマルヘッドおよび
裏面印刷用サーマルヘッドによって感熱印刷された表面
印刷チェック用マークおよび裏面印刷チェック用マーク
の濃度値を検出する検出手段と、この検出手段によって
検出された表面印刷チェック用マークおよび裏面印刷チ
ェック用マークの濃度値が基準濃度値以下であるとき印
刷不良を警告する警告手段とを具備してなることを特徴
とする感熱印刷装置が提供される。
【００１６】また、本発明によると、紙葉の表面に表面
印刷データと共に表面印刷チェック用マークを感熱印刷
する表面印刷用サーマルヘッドと、前記紙葉の裏面に裏
面印刷データと共に裏面印刷チェック用マークを感熱印
刷する裏面印刷用サーマルヘッドと、前記表面印刷用サ
ーマルヘッドおよび裏面印刷用サーマルヘッドによって
感熱印刷された表面印刷チェック用マークおよび裏面印
刷チェック用マークの濃度値を検出する検出手段と、こ
の検出手段によって検出された表面印刷チェック用マー
クおよび裏面印刷チェック用マークの濃度値が基準濃度
値以下であるとき印刷不良を警告する警告手段と、前記
表面印刷用サーマルヘッドおよび裏面印刷用サーマルヘ
ッドによって感熱印刷された印刷枚数を計数する計数手
段と、この計数手段による計数値が所定値以上で且つ前
記警告手段によって印刷不良が警告されている状態で前
記サーマルヘッドの交換時期であることを報知する報知
手段とを具備してなることを特徴とする感熱印刷装置が
提供される。
【００１７】また、本発明によると、紙葉に前もって印
刷された印刷用タイミングマークを検出するタイミング
マーク検出センサと、このタイミングマーク検出センサ
によって検出された印刷用タイミングマークに基ずいた
タイミングで前記紙葉の表面に表面印刷データと共に表
面印刷チェック用マークを感熱印刷する表面印刷用サー
マルヘッドと、前記紙葉の裏面に裏面印刷データと共に
裏面印刷チェック用マークを感熱印刷する裏面印刷用サ
ーマルヘッドと、前記表面印刷用サーマルヘッドおよび
裏面印刷用サーマルヘッドによって感熱印刷された表面
印刷チェック用マークおよび裏面印刷チェック用マーク
の濃度値を検出する検出手段と、この検出手段によって
検出された表面印刷チェック用マークおよび裏面印刷チ
ェック用マークの濃度値が基準濃度値以下であるとき印
刷不良を警告する警告手段と、前記表面印刷用サーマル
ヘッドおよび裏面印刷用サーマルヘッドによって感熱印
刷された印刷枚数を計数する計数手段と、この計数手段
による計数値が所定値以上で且つ前記警告手段によって
印刷不良が警告されている状態で前記サーマルヘッドの
交換時期であることを報知する報知手段とを具備してな
ることを特徴とする感熱印刷装置が提供される。
【００１８】また、本発明によると、紙葉に前もって印
刷された印刷用タイミングマークを検出するタイミング
マーク検出センサと、このタイミングマーク検出センサ
によって検出された印刷用タイミングマークに基づいた
タイミングで前記紙葉の表面に表面印刷データと共に表
面印刷チェック用マークを感熱印刷する表面印刷用サー
マルヘッドと、前記紙葉の裏面に裏面印刷データと共に
裏面印刷チェック用マークを感熱印刷する裏面印刷用サ
ーマルヘッドと、前記表面印刷用サーマルヘッドおよび
裏面印刷用サーマルヘッドによって感熱印刷された表面
印刷チェック用マークおよび裏面印刷チェック用マーク
の濃度値を検出する検出手段と、この検出手段によって
検出された表面印刷チェック用マークおよび裏面印刷チ
ェック用マークの濃度値が基準濃度値以下であるとき印
刷不良を警告する警告手段と、前記表面印刷用サーマル
ヘッドおよび裏面印刷用サーマルヘッドによって感熱印
刷された印刷枚数を計数する計数手段と、この計数手段
による計数値が所定値以上で且つ前記警告手段によって
印刷不良が警告されている状態で前記サーマルヘッドの
交換時期であることを報知する報知手段と、前記計数手
段による計数値が所定値以下で且つ前記警告手段によっ
て印刷不良が警告されている状態で前記サーマルヘッド
の印刷異常であることを通知する通知手段とを具備して
なることを特徴とする感熱印刷装置が提供される。
【００１９】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の一実
施形態について説明する。この実施形態は有料道路等の
料金収受装置の領収書印刷発券に適用された感熱印刷装
置を示す。
【００２０】図１に示す感熱印刷装置本体において、１
は両面感熱ロール紙、２は裏面印刷用サーマルヘッド、
３は表面印刷用サーマルヘッド、４はタイミングマーク
検出センサ、５は印刷マーク検出センサ、６は印刷用タ
イミングマーク、７は表面印刷チェック用マーク、８は
裏面印刷チェック用マーク、９はアナログ／ディジタル
（Ａ／Ｄ）コンバータ、１０は枚数カウンタである。
【００２１】図２に示す感熱印刷装置制御部において、
１１は装置全体の制御を司るセントラルプロセッシング
ユニット（ＣＰＵ）、１２は前記両面感熱ロール紙を搬
送する搬送モータ、１３は後述するような各種の感熱印
刷データが記憶されている発券データメモリ、１４は感
熱印刷が終了した両面感熱ロール紙をカットするカッタ
であり、これ以外の２〜５及び９は図１に示したそれと
同一物である。
【００２２】なお、図２において、１５は領収書発行ボ
タン等を含む操作部、１６は領収書発行に伴う所定の情
報及び後述するサーマルヘッド交換時期等の情報を表示
する表示部である。
【００２３】次に、以上のような構成を有する本発明の
感熱印刷装置の動作について説明する。図３は両面印刷
の手順を示すフローチャートである。
【００２４】いま、図１に示すように、両面感熱ロール
紙１、裏面印刷用サーマルヘッド２、表面印刷用サーマ
ルヘッド３、タイミングマーク検出センサ４、印刷マー
ク検出センサ５を具備した感熱印刷装置本体において、
図２に示す感熱印刷装置制御部の操作部１５における領
収書発行ボタンが押されるとＣＰＵ１１は、搬送モータ
１２を起動して両面感熱ロール紙１を矢印Ａ方向に搬送
する（ステップＳ１，Ｓ２）。
【００２５】まず、前もって両面感熱ロール紙１に印刷
された印刷用タイミングマーク６がタイミングマーク検
出センサ４で検出されると、図２に示す感熱印刷装置制
御部のＣＰＵ１１は、その検出タイミングで裏面印刷用
サーマルヘッド２に対して裏面広告と裏面印刷チェック
用マーク８とを感熱印刷することを指令する（ステップ
Ｓ３，Ｓ４）。
【００２６】次に、ＣＰＵ１１は、表面印刷用サーマル
ヘッド３に対して表面領収書と表面印刷チェック用マー
ク７とを感熱印刷することを指令する（ステップＳ
５）。その後、印刷マーク検出センサ５で印刷チェック
用マーク７及び８の濃度値が検出されるとＣＰＵ１１
は、搬送モータ１２を停止して両面感熱ロール紙１の搬
送を停止させる共に、カッタ１４により両面感熱ロール
紙１の印刷終了部をカットしてそれを領収書として発券
させた後、枚数カウンタ１０のカウント値に基ずいて発
券枚数をインクリメントする（ステップＳ６，Ｓ７，Ｓ
８，Ｓ９，Ｓ１０）。
【００２７】この間、前記ステップＳ６，Ｓ７では、印
刷マーク検出センサ５により検出された印刷チェック用
マーク７及び８の濃度値はアナログ／ディジタル（Ａ／
Ｄ）コンバータ９によりディジタル量に変換された後、
ＣＰＵ１１に送出される。
【００２８】そして、ＣＰＵ１１は、このようにして印
刷マーク検出センサ５で検出された印刷チェック用マー
ク７及び８の濃度値のディジタル変換値をあらかじめ決
めておいた基準値すなわち感熱印字濃度の最低レベルと
比較する。
【００２９】また、ステップＳ６，Ｓ７では、この比較
により、ＣＰＵ１１は、印刷チェック用マーク７及び８
の濃度値のディジタル変換値があらかじめ決めておいた
基準値すなわち感熱印字濃度の最低レベルより下回った
場合には印字カスレ（不良）発生と判断し、そのことを
表示部１６で知らせる。
【００３０】このとき、ＣＰＵ１１は、領収書の発券枚
数をカウントする枚数カウンタ１０のカウント値を読み
取り、サーマルヘッド２があらかじめ決められている交
換時期にあるか否かを調べる（ステップＳ１１，Ｓ１
２）。
【００３１】そして、ＣＰＵ１１は、枚数カウンタ１０
のカウント値に基ずいてサーマルヘッド２の交換時期で
あると判断した場合には「サーマルヘッド不良」である
としてサーマルヘッド２の交換時期であることをを表示
部１６で知らせる（ステップＳ１３）。
【００３２】しかるに、ＣＰＵ１１は、枚数カウンタ１
０のカウント値に基ずいてサーマルヘッド２の交換時期
でないと判断したにもかかわらず、その後何回かこのよ
うな印字カスレ（不良）が発生するようであれば、「印
刷異常」であることを表示部１６で警告音と共に知らせ
ると共に、その異常原因が取り除かれたか否かを判定し
てリターンする（ステップＳ１４，Ｓ１５）。
【００３３】次に以上における裏面印刷における具体例
を説明する。図４は裏面印刷の手順を示すフローチャー
トである。まず、上記した感熱印刷装置本体において、
両面感熱ロール紙１を上述と同様にして矢印Ａ方向に搬
送されているものとする。
【００３４】そして、前もって両面感熱ロール紙１に印
刷された印刷用タイミングマーク６がタイミングマーク
検出センサ４で検出されると、図２に示す感熱印刷装置
制御部のＣＰＵ１１は、その検出タイミングで裏面印刷
用サーマルヘッド２による裏面広告と裏面印刷チェック
用マーク８との感熱印刷を行うか否かを判断する（ステ
ップＳ１０１）。
【００３５】ここで、この「裏面広告」の感熱印刷内容
について説明すると、それには「回数券利用案内」や
「ハイウェイカード利用案内」など一般的な宣伝広告に
加えて、「高速道路工事案内」、「車線規制案内」など
の道路情報案内、それに車種を特定した案内として「軸
重オーバなどの警告」などが含まれる。
【００３６】この実施形態では、ステップＳ１０１にお
いて「軸重オーバなどの警告車」であるか否かが判断さ
れ、以下同様にしてステップＳ１０２において「事故情
報」、ステップＳ１０３において「規制情報」、ステッ
プＳ１０４において「一般広告」、ステップＳ１０５に
おいて「その他」であるか否かが判断され、これらの判
断結果に対応する券面データがステップＳ１０７〜Ｓ１
１１において券面データメモリ１４からそれぞれロード
された後、ステップＳ１１２で感熱印刷される。
【００３７】なお、裏面印刷を必要としない場合には、
このステップをとばして表面印刷のみを実行するように
してやればよい。以上のような本発明の感熱印刷装置で
は、両面感熱ロール紙にサーマルヘッドで感熱印刷した
印刷チェック用マークの濃度をセンサで検出した後ディ
ジタル値に変換し、それがあらかじめ設定した最低印刷
濃度値を下回った場合に、印刷発行枚数等を参照してあ
る一定枚数以上発行しているときは、サーマルヘッドの
交換時期であることを知らせるようにすることによっ
て、従来人間が目視にて判断していたものを定量的に管
理して省力化することができる。
【００３８】また、両面印刷機能については、近年、領
収書等の裏面に広告等を前もって印刷しておく場合があ
るが、本発明ではこれを発券時に感熱印刷させることに
より、ランニングコストの低減を図ることができると共
に、発券枚数をカウントしその枚数から広告料の請求や
緊急情報（事故、車線規制など）及び特定車種に対する
案内（軸重オーバ警告）等にタイムリーに対応すること
ができる。
【００３９】なお、裏面印刷のデータは、入力装置（メ
モリカード）等により容易に入力、書き換え可能なもの
とする。また、図５に示すように、両面感熱ロール紙１
と裏面印字用サーマルヘッド２とタイミングマーク検出
センサ４ａと表面印字用サーマルヘッド３を具備した装
置で、両面感熱ロール紙１を矢印Ａ方向に搬送し、ある
タイミングで裏面印字用サーマルヘッド２で裏面広告と
表面印字の為のタイミングマーク６ａを感熱印字すると
共に、感熱印字後そのまま搬送し、タイミングマーク検
出センサ４ａが、表面印字用タイミングマーク６ａを検
出したら、それに同期して表面に領収書を表面印字用サ
ーマルヘッド３で感熱印字するようにしてもよい。
【００４０】
【発明の効果】従って、以上詳述したように本発明によ
れば印刷濃度を定量的に管理し得るようにすることによ
り、印刷品質を確保することができると共に、保守の簡
素化が図れるようにした感熱印刷装置を提供することが
できる。
【００４１】また、本発明によれば、表裏の両面印刷に
も対処し得るようにすることにより、ランニングコスト
の低減を図ることができると共に、多様な印刷内容をタ
イムリーになし得るようにした感熱印刷装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態による感熱印刷装置本体部
の構成を示す斜視図。
【図２】本発明の一実施形態による感熱印刷装置制御部
の構成を示すブロック図。
【図３】本発明の動作を説明するための両面印刷の手順
を示すフローチャート。
【図４】本発明の動作を説明するための裏面印刷の手順
を示すフローチャート。
【図５】本発明の変形例の要部を示す構成図。
【符号の説明】
１…両面感熱ロール紙、 ２…裏面印刷用サーマルヘッド、 ３…表面印刷用サーマルヘッド、 ４…タイミングマーク検出センサ、 ５…印刷マーク検出センサ、 ６…印刷用タイミングマーク、 ７…表面印刷チェック用マーク、 ８…裏面印刷チェック用マーク、 ９…Ａ／Ｄコンバータ、 １０…枚数カウンタ、 １１…ＣＰＵ、 １２…搬送モータ、 １３…発券データメモリ、 １４…カッタ、 １５…操作部、 １６…表示部。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 紙葉に印刷データと共に印刷チェック用
    マークを感熱印刷するサーマルヘッドと、 このサーマルヘッドによって感熱印刷された印刷チェッ
    ク用マークの濃度値を検出する検出手段と、 この検出手段によって検出された印刷チェック用マーク
    の濃度値が基準濃度値以下であるとき印刷不良を警告す
    る警告手段とを具備してなることを特徴とする感熱印刷
    装置。
  2. 【請求項２】 紙葉に前もって印刷された印刷用タイミ
    ングマークを検出するタイミングマーク検出センサと、 このタイミングマーク検出センサによって検出された印
    刷用タイミングマークに基づいたタイミングで前記紙葉
    に印刷データと共に印刷チェック用マークを感熱印刷す
    るサーマルヘッドと、 このサーマルヘッドによって感熱印刷された印刷チェッ
    ク用マークの濃度値を検出する検出手段と、 この検出手段によって検出された印刷チェック用マーク
    の濃度値が基準濃度値以下であるとき印刷不良を警告す
    る警告手段とを具備してなることを特徴とする感熱印刷
    装置。
  3. 【請求項３】 紙葉に印刷データと共に印刷チェック用
    マークを感熱印刷するサーマルヘッドと、 このサーマルヘッドによって感熱印刷された印刷チェッ
    ク用マークの濃度値を検出する検出手段と、 この検出手段によって検出された印刷チェック用マーク
    の濃度値が基準濃度値以下であるとき印刷不良を警告す
    る警告手段と、 前記サーマルヘッドによって感熱印刷された印刷枚数を
    計数する計数手段と、 この計数手段による計数値が所定値以上で且つ前記警告
    手段によって印刷不良が警告されている状態で前記サー
    マルヘッドの交換時期であることを報知する報知手段と
    を具備してなることを特徴とする感熱印刷装置。
  4. 【請求項４】 紙葉に前もって印刷された印刷用タイミ
    ングマークを検出するタイミングマーク検出センサと、 このタイミングマーク検出センサによって検出された印
    刷用タイミングマークに基づいたタイミングで前記紙葉
    に印刷データと共に印刷チェック用マークを感熱印刷す
    るサーマルヘッドと、 このサーマルヘッドによって印刷された感熱印刷チェッ
    ク用マークの濃度値を検出する検出手段と、 この検出手段によって検出された印刷チェック用マーク
    の濃度値が基準濃度値以下であるとき印刷不良を警告す
    る警告手段と、 前記サーマルヘッドによって感熱印刷された印刷枚数を
    計数する計数手段と、 この計数手段による計数値が所定値以上で且つ前記警告
    手段によって印刷不良が警告されている状態で前記サー
    マルヘッドの交換時期であることを報知する報知手段と
    を具備してなることを特徴とする感熱印刷装置。
  5. 【請求項５】 紙葉に前もって印刷された印刷用タイミ
    ングマークを検出するタイミングマーク検出センサと、 このタイミングマーク検出センサによって検出された印
    刷用タイミングマークに基づいたタイミングで前記紙葉
    に印刷データと共に印刷チェック用マークを感熱印刷す
    るサーマルヘッドと、 このサーマルヘッドによって感熱印刷された印刷チェッ
    ク用マークの濃度値を検出する検出手段と、 この検出手段によって検出された印刷チェック用マーク
    の濃度値が基準濃度値以下であるとき印刷不良を警告す
    る警告手段と、 前記サーマルヘッドによって感熱印刷された印刷枚数を
    計数する計数手段と、 この計数手段による計数値が所定値以上で且つ前記警告
    手段によって印刷不良が警告されている状態で前記サー
    マルヘッドの交換時期であることを報知する報知手段
    と、 前記計数手段による計数値が所定値以下で且つ前記警告
    手段によって印刷不良が警告されている状態で前記サー
    マルヘッドの印刷異常であることを通知する通知手段と
    を具備してなることを特徴とする感熱印刷装置。
  6. 【請求項６】 紙葉の表面に表面印刷データと共に表面
    印刷チェック用マークを感熱印刷する表面印刷用サーマ
    ルヘッドと、 前記紙葉の裏面に裏面印刷データと共に裏面印刷チェッ
    ク用マークを感熱印刷する裏面印刷用サーマルヘッド
    と、 前記表面印刷用サーマルヘッドおよび裏面印刷用サーマ
    ルヘッドによって感熱印刷された表面印刷チェック用マ
    ークおよび裏面印刷チェック用マークの濃度値を検出す
    る検出手段と、 この検出手段によって検出された表面印刷チェック用マ
    ークおよび裏面印刷チェック用マークの濃度値が基準濃
    度値以下であるとき印刷不良を警告する警告手段とを具
    備してなることを特徴とする感熱印刷装置。
  7. 【請求項７】 紙葉に前もって印刷された印刷用タイミ
    ングマークを検出するタイミングマーク検出センサと、 このタイミングマーク検出センサによって検出された印
    刷用タイミングマークに基づいたタイミングで前記紙葉
    の表面に表面印刷データと共に表面印刷チェック用マー
    クを感熱印刷する表面印刷用サーマルヘッドと、 前記紙葉の裏面に裏面印刷データと共に裏面印刷チェッ
    ク用マークを感熱印刷する裏面印刷用サーマルヘッド
    と、 前記表面印刷用サーマルヘッドおよび裏面印刷用サーマ
    ルヘッドによって感熱印刷された表面印刷チェック用マ
    ークおよび裏面印刷チェック用マークの濃度値を検出す
    る検出手段と、 この検出手段によって検出された表面印刷チェック用マ
    ークおよび裏面印刷チェック用マークの濃度値が基準濃
    度値以下であるとき印刷不良を警告する警告手段とを具
    備してなることを特徴とする感熱印刷装置。
  8. 【請求項８】 紙葉の表面に表面印刷データと共に表面
    印刷チェック用マークを感熱印刷する表面印刷用サーマ
    ルヘッドと、 前記紙葉の裏面に裏面印刷データと共に裏面印刷チェッ
    ク用マークを感熱印刷する裏面印刷用サーマルヘッド
    と、 前記表面印刷用サーマルヘッドおよび裏面印刷用サーマ
    ルヘッドによって感熱印刷された表面印刷チェック用マ
    ークおよび裏面印刷チェック用マークの濃度値を検出す
    る検出手段と、 この検出手段によって検出された表面印刷チェック用マ
    ークおよび裏面印刷チェック用マークの濃度値が基準濃
    度値以下であるとき印刷不良を警告する警告手段と、 前記表面印刷用サーマルヘッドおよび裏面印刷用サーマ
    ルヘッドによって感熱印刷された印刷枚数を計数する計
    数手段と、 この計数手段による計数値が所定値以上で且つ前記警告
    手段によって印刷不良が警告されている状態で前記サー
    マルヘッドの交換時期であることを報知する報知手段と
    を具備してなることを特徴とする感熱印刷装置。
  9. 【請求項９】 紙葉に前もって印刷された印刷用タイミ
    ングマークを検出するタイミングマーク検出センサと、 このタイミングマーク検出センサによって検出された印
    刷用タイミングマークに基づいたタイミングで前記紙葉
    の表面に表面印刷データと共に表面印刷チェック用マー
    クを感熱印刷する表面印刷用サーマルヘッドと、 前記紙葉の裏面に裏面印刷データと共に裏面印刷チェッ
    ク用マークを感熱印刷する裏面印刷用サーマルヘッド
    と、 前記表面印刷用サーマルヘッドおよび裏面印刷用サーマ
    ルヘッドによって感熱印刷された表面印刷チェック用マ
    ークおよび裏面印刷チェック用マークの濃度値を検出す
    る検出手段と、 この検出手段によって検出された表面印刷チェック用マ
    ークおよび裏面印刷チェック用マークの濃度値が基準濃
    度値以下であるとき印刷不良を警告する警告手段と、 前記表面印刷用サーマルヘッドおよび裏面印刷用サーマ
    ルヘッドによって感熱印刷された印刷枚数を計数する計
    数手段と、 この計数手段による計数値が所定値以上で且つ前記警告
    手段によって印刷不良が警告されている状態で前記サー
    マルヘッドの交換時期であることを報知する報知手段と
    を具備してなることを特徴とする感熱印刷装置。
  10. 【請求項１０】 紙葉に前もって印刷された印刷用タイ
    ミングマークを検出するタイミングマーク検出センサ
    と、 このタイミングマーク検出センサによって検出された印
    刷用タイミングマークに基づいたタイミングで前記紙葉
    の表面に表面印刷データと共に表面印刷チェック用マー
    クを感熱印刷する表面印刷用サーマルヘッドと、 前記紙葉の裏面に裏面印刷データと共に裏面印刷チェッ
    ク用マークを感熱印刷する裏面印刷用サーマルヘッド
    と、 前記表面印刷用サーマルヘッドおよび裏面印刷用サーマ
    ルヘッドによって感熱印刷された表面印刷チェック用マ
    ークおよび裏面印刷チェック用マークの濃度値を検出す
    る検出手段と、 この検出手段によって検出された表面印刷チェック用マ
    ークおよび裏面印刷チェック用マークの濃度値が基準濃
    度値以下であるとき印刷不良を警告する警告手段と、 前記表面印刷用サーマルヘッドおよび裏面印刷用サーマ
    ルヘッドによって感熱印刷された印刷枚数を計数する計
    数手段と、 この計数手段による計数値が所定値以上で且つ前記警告
    手段によって印刷不良が警告されている状態で前記サー
    マルヘッドの交換時期であることを報知する報知手段
    と、 前記計数手段による計数値が所定値以下で且つ前記警告
    手段によって印刷不良が警告されている状態で前記サー
    マルヘッドの印刷異常であることを通知する通知手段と
    を具備してなることを特徴とする感熱印刷装置。
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