JPH09174340A - 形彫放電加工機 - Google Patents

形彫放電加工機

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JPH09174340A
JPH09174340A JP35050195A JP35050195A JPH09174340A JP H09174340 A JPH09174340 A JP H09174340A JP 35050195 A JP35050195 A JP 35050195A JP 35050195 A JP35050195 A JP 35050195A JP H09174340 A JPH09174340 A JP H09174340A
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JP
Japan
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machining
liquid level
electrode
tank
electric discharge
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JP35050195A
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English (en)
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Seiji Suzuki
政治 鈴木
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Makino Milling Machine Co Ltd
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Makino Milling Machine Co Ltd
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 気中放電および電極チャックの内部への加工
屑の侵入を防止し、ワークの加工精度を向上させること
ができる形彫放電加工機を提供する。 【解決手段】 形彫加工用電極35を放電加工の開始位
置に位置決めした後、加工槽15を上昇させ、加工槽1
5内に充満される加工液の液面高さ67を液面フロート
スイッチ69により設定する。放電加工中、形彫加工用
電極35が保持されたホルダ37と電極チャック33と
の装着高さに設けられた上フロートスイッチ73が、加
工液の液面高さ67を検出したら、加工槽15を下降さ
せ加工液の液面高さ67を下フロートスイッチ75が作
動する位置まで下げるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、主軸の下端部に設
けられた電極チャックに形彫加工用電極を保持したホル
ダを装着し、加工液中で形彫加工用電極にZ軸方向の送
りを与えワークを放電加工する形彫放電加工機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、形彫放電加工機では、形彫加工
用電極が保持されたホルダを電極マガジンに複数個収納
し、使用すべき形彫加工用電極が保持されたホルダを電
極自動交換位置に割り出し、割り出された形彫加工用電
極をホルダとともに主軸の下端部に設けられた電極チャ
ックに移送し、装着する電極自動交換装置を設けて形彫
加工用電極の自動交換を行い、ワークの様々な形状加工
に対応できるようになっている。さらに、形彫放電加工
機の外部にパレットマガジンおよびパレット交換装置を
設置して、段取りの済んだワークが固定されたパレット
を複数個のパレット支持板にそれぞれ載置して収納する
パレットマガジンで、加工すべきワークが固定されたパ
レットをパレット交換位置に割り出し、割り出されたパ
レットをパレット交換装置により形彫放電加工機に搬入
し、加工終了後、パレットとともに加工済のワークをパ
レット交換装置により形彫放電加工機からパレットマガ
ジンに搬出するようにしてパレットの自動交換を行い、
ワークの無人加工および自動加工が可能になっている。
【0003】上述のような形彫加工用電極およびパレッ
トの自動交換を実現するためには、形彫加工用電極およ
びパレットを形彫放電加工機に移送、搬入出するのにア
プローチする際、形彫加工用電極およびパレットの加工
槽との干渉を考慮しなければならない。こうした問題を
クリアする形彫放電加工機として、実開平5−7083
2号公報に示すような加工槽上下方式の形彫放電加工機
がある。この形彫放電加工機は、ワークを載置するテー
ブルを取り囲み、弾性体のシールを介して、加工槽がテ
ーブルに対し上下動可能に設けられ、放電加工時、加工
槽内に加工液を充満する場合、加工槽を上昇させた後、
シールの断面を拡大させることにより、シールを加工槽
に圧接して加工槽内から加工液が流出しないようにして
いる。また、形彫加工用電極およびパレットの形彫放電
加工機への移送、搬入出時、シールの断面を縮小させる
ことにより、シールと加工槽との圧接を開放してシール
と加工槽との間隙から加工槽内に充満された加工液を排
出するようにしている。また、加工槽を上下動させる機
構として、特開平7−266136号公報に示すよう
に、加工槽側面に設けられたラックに対し、モータ等か
ら回転が与えられるピニオンを滑動させることにより加
工槽を上下動可能としたものがある。
【0004】形彫加工用電極およびパレットの自動交換
を行ってから放電加工を開始するまでの作業工程は次の
通りである。まず、加工槽を下降させ、加工すべきワー
クが固定されたパレットをパレットマガジンでパレット
交換位置に割り出し、パレット交換装置によりパレット
マガジンから形彫放電加工機のテーブル上に設けられた
パレットチャックに搬入し、装着する。さらに、使用す
べき形彫加工用電極が保持されたホルダを電極自動交換
装置により電極マガジンから主軸の下端部に設けられた
電極チャックに移送し、装着し、形彫加工用電極をワー
クの加工位置に移動する。その後、形彫加工用電極をZ
軸方向に下降させ、NCプログラムにおける放電加工の
開始位置に位置決めして、加工槽を上昇させて加工槽内
に加工液を充満し、形彫加工用電極とワークとの極間に
パルス電圧を印加しながら、形彫加工用電極にZ軸方向
の送りを与えワークを放電加工する。
【0005】通常、加工槽内に充満される加工液の液面
高さは、ワークの厚さに応じて所定の液面高さに設定さ
れる。そのため、加工槽にフロートスイッチ等の液面高
さ設定手段を取り付け、加工槽を上下動させることによ
り、加工槽内に充満される加工液の液面高さをワークの
厚さに応じて設定するようにしている。これに対し、ワ
ークの無人加工および自動加工の場合は、加工すべきワ
ークを固定したパレットが形彫放電加工機に搬入される
ごとに、加工槽を最上位置まで上昇させて、ワークの厚
さにかかわらず、加工槽内に充満される加工液の液面高
さを最上位置に設定するようにして、形彫放電加工機の
制御の簡略化を図っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、放電加
工時、加工槽内に充満される加工液の液面高さを最上位
置に設定すると、加工すべきワークの厚さによっては、
形彫加工用電極およびパレットの自動交換時、加工槽内
から加工液を排出する時間や、放電加工時、加工槽内に
加工液を充満する時間に無駄な時間ができてしまう。ま
た、図4に示すように、比較的薄いワーク7を固定した
パレット9を形彫放電加工機1に搬入した場合、形彫加
工用電極35をNCプログラムにおける放電加工の開始
位置に位置決め後、加工槽15を最上位置まで上昇させ
ると、液面フロートスイッチ69により加工槽15内に
充満される加工液の液面高さ67が必要以上に高い位置
に設定され、形彫加工用電極35が保持されたホルダ3
7と主軸29の下端部に設けられた電極チャック33と
の装着高さより上がり、電極チャック33が加工液中に
浸漬する。よって、電極チャック33の内部に加工液お
よび加工液中に浮遊する加工屑が侵入し、ホルダ37と
電極チャック33との装着精度が悪化し、ワーク7の加
工精度に影響を及ぼしてしまう。
【0007】こうしたことから、加工槽内に充満される
加工液の液面高さをパレットに固定されたワークの厚さ
に応じて設定するようなNCプログラムによって放電加
工を行うことが考えられる。しかし、図5に示すよう
に。厚い部分と薄い部分からなるワーク7を固定したパ
レット9を形彫放電加工機1に搬入した場合、形彫加工
用電極35とワーク7との極間で気中放電を生じさせず
火災を引き起こさないように、液面フロートスイッチ6
9により、加工槽15内に充満される加工液の液面高さ
67は、ワーク7の厚い部分まで加工液中に浸漬する位
置に設定される。しかし、ワーク7の薄い部分を放電加
工するとき、図4で示したように、加工液の液面高さ6
7が、ホルダ37と電極チャック33との装着高さより
上がり、電極チャック33の内部に加工液および加工液
中に浮遊する加工屑が侵入してしまうという問題が発生
する。よって、加工槽15内に充満される加工液の液面
高さ67の設定は、単に、ワーク7の最大厚さではな
く、実際に加工する部分の厚さに依存するので、NCプ
ログラムによりパレット9に固定されたワーク7の厚さ
に応じて加工液の液面高さ67を設定することは難し
い。そこで本発明は、加工槽に充満される加工液の液面
高さを検出することにより、気中放電および電極チャッ
クの内部への加工屑の侵入を防止し、ワークの加工精度
を向上させることができる形彫放電加工機を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的に鑑み、本発明
は以下に述べる形彫放電加工機である。 (1) 主軸の下端部に設けられた電極チャックに形彫
加工用電極を保持したホルダを装着し、加工液中で前記
形彫加工用電極にZ軸方向の送りを与え前記ワークを放
電加工する形彫放電加工機において、前記ワークを載置
するテーブルを取り囲み、前記テーブルに対して上下動
するように設けられた加工槽と、前記加工槽に取り付け
られ、前記加工槽の位置を上下させることにより前記加
工槽内に充満される加工液の液面高さを設定する液面高
さ設定手段と、前記主軸とともに移動して、前記加工槽
内に充満された加工液の液面高さを検出する液面高さ検
出手段と、前記液面高さ検出手段の作動時、前記加工槽
内に充満された加工液の液面高さを下げるように前記加
工槽の位置を制御する制御手段と、を具備した形彫放電
加工機。 (2) 前記液面高さ検出手段は、前記ホルダと前記電
極チャックとの装着高さより上に加工液の液面高さが上
がることを防止する上限液面設定手段をさらに備えた形
彫放電加工機。
【0009】
【作用】主軸の下端部に設けられた電極チャックに形彫
加工用電極が保持されたホルダを装着し、テーブル上に
ワークを載置して、形彫加工用電極を放電加工の開始位
置に位置決めする。その後、加工槽を上昇させ、液面高
さ設定手段により加工槽内に充満される加工液の液面高
さを設定する。放電加工中、主軸とともに下降する液面
高さ検出手段により、加工槽に充満された加工液の液面
高さを検出するようにしたので、ワークが加工液中に浸
漬していることを確認しながら放電加工を行うため、形
彫加工用電極とワークとの極間で気中放電が生じること
がない。さらに、液面高さ検出手段におけるホルダと電
極チャックとの装着高さ位置に上限液面設定手段を備
え、放電加工中、上限液面設定手段が作動した場合、制
御手段により加工槽を下降させ、加工槽に充満された加
工液の液面高さを下げるようにしたので、ホルダと電極
チャックとの装着高さより上に加工液の液面高さが上が
ることを防止して、電極チャックの内部に加工液および
加工屑が侵入せずホルダと電極チャックとの装着精度を
向上させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態につい
て図面に沿って説明する。図1は、本発明実施形態の形
彫放電加工機にパレットマガジンおよびパレット交換装
置を設置したときの全体正面図、図2は、図1の矢視A
における本発明実施形態の形彫放電加工機の側面図、図
3は、本発明実施形態の形彫放電加工機における液面高
さ検出手段の動作説明図、図4は、従来の形彫放電加工
機における加工液の液面高さが不適切に設定された場合
を示す概略正面図、図6は、従来の形彫放電加工機にお
ける加工液の液面高さが不適切に設定された別の場合を
示す概略正面図である。
【0011】まず、図1および図2を参照して、本発明
実施形態の形彫放電加工機を説明する。形彫放電加工機
1のベッド3上に取り付けられたテーブル5上面には、
ワーク7が載置されたパレット9を位置決め、固定する
パレットチャック11が設けられ、テーブル5の周囲に
シール13を介して囲むように設けられた加工槽15
は、加工槽15側面に設けられたラック17に噛み合
い、モータ(図示せず)から回転が与えられるピニオン
19により上下動可能となっている。なお、ワーク7お
よびパレット9上面は加工槽15内に充満される加工液
中に浸漬している。コラム21はテーブル5後方のベッ
ド3上に立設され、サドル23はコラム21上をX軸方
向に移動可能に設けられ、また、ラム25はサドル23
上をY軸方向に移動可能に設けられ、さらに、ラム25
前面には電極ヘッド27が取り付けられている。一方、
主軸29は、電極ヘッド27に対しZ軸方向へ上下動可
能、かつ、Z軸の軸線回りに回転可能に設けられ、主軸
29の下端部には、絶縁プレート31を介して電極チャ
ック33が設けられ、形彫加工用電極35が保持される
ホルダ37をプルスタッド39を引き込むように同心に
把持する。コラム21中央の抜け部には、電極自動交換
装置(図示せず)が配設され、主軸29のZ軸方向への
移動の最上位置である電極自動交換位置にて、使用済み
の形彫加工用電極35が保持されたホルダ37を主軸2
9の下端部に設けられた電極チャック33から取り外
し、電極マガジン41にプルスタッド39を介し収納し
て、新たな形彫加工用電極35が保持されたホルダ37
を電極マガジン41から主軸29の下端部に設けられた
電極チャック33に移送し、プルスタッド39を引き込
み、装着するように電極自動交換を行う。
【0012】また、形彫放電加工機1の外部に設置され
たパレットマガジン43は、ベース45上の水平面内に
設けられた無端状のチェーン(図示せず)に連結された
複数個のパレット支持板47に、テーパコーン49を介
して、段取りの済んだワーク7が固定されたパレット9
をそれぞれ位置決め、載置するように収納している。ワ
ーク7が固定されたパレット9を位置決め、載置するパ
レット支持板47は、無端状のチェーンを回転させるこ
とにより、ローラ51を介してベース45上を旋回移動
してパレット交換位置にパレット9を順次割り出す。パ
レット交換装置53は、パレットマガジン43のベース
45に取り付けられた支柱55、57の上部に設けられ
たガイド59と、パレット交換アーム61の鉛直方向へ
の移動を案内するスライダ63と、ガイド59前面に取
り付けられ、スライダ63の水平方向への移動を案内す
るレール65とから構成される。パレットマガジン43
によりパレット交換位置に割り出されたパレット9は、
パレット交換アーム61の鉛直方向への移動およびスラ
イダ63の水平方向への移動により、パレット交換アー
ム61の先端部に支持し形彫放電加工機1に搬入、搬出
して、パレット9の自動交換が行われる。
【0013】加工槽15の側面内部には、加工槽15内
に充満される加工液の液面高さ67を設定する液面フロ
ートスイッチ69が設けられている。さらに、主軸29
の下端部の絶縁プレート31に取り付けられたフロート
取付板71には、放電加工時、ホルダ37と電極チャッ
ク33との装着高さより上に加工液の液面高さ67が上
がることを防止する上フロートスイッチ73と、液面フ
ロートスイッチ69により設定された加工液の液面高さ
67を主軸29側から検出する下フロートスイッチ75
とが設けられている。なお、図1および図2は、形彫加
工用電極35をNCプログラムにおける放電加工の開始
位置に位置決めした後、加工槽15を上昇させ、液面フ
ロートスイッチ69により加工槽15内に充満される加
工液の液面高さ67を下フロートスイッチ75が作動す
る位置に設定した状態を示している。
【0014】次に、図3を参照して、形彫加工用電極の
自動交換を行い、ワークが固定されたパレットを形彫放
電加工機へ搬入し、放電加工を開始してから終了するま
での形彫放電加工機の動作をステップを追って説明す
る。 (1)加工槽15を下降させ、加工すべきワーク7が固
定されたパレット9をパレットマガジン43によりパレ
ット交換位置に割り出して、パレット交換装置53でパ
レットマガジン43から形彫放電加工機1に搬入し、パ
レットチャック11に位置決め、装着する。 (2)電極ヘッド27をX、Y軸方向へ移動させるとと
もに、主軸29をZ軸方向へ上昇させ電極自動交換位置
に位置決めし、電極自動交換装置の電極マガジン41に
より交換すべき形彫加工用電極35が保持されたホルダ
37を割り出して、主軸29の下端部に設けられた電極
チャック33に移送し、装着する。 (3)電極ヘッド27をX、Y軸方向へ移動し、形彫加
工用電極35をワーク7の加工位置に位置決めした後、
主軸29をZ軸方向へ下降させ、形彫加工用電極35を
NCプログラムにおける放電加工の開始位置に位置決め
する。通常、放電加工の開始位置は、ワーク7から所定
距離だけ離れた位置に設定される。
【0015】(4)加工槽15を上昇させ加工槽15内
に加工液を充満する。このとき、図3(a)に示すよう
に、加工液の液面高さ67を主軸29の下端部に設けら
れた下フロートスイッチ75が作動する位置に、加工槽
15の側面内部に設けられた液面フロートスイッチ69
により設定する。 (5)形彫加工用電極35とワーク7との極間にパルス
電圧を印加し、形彫加工用電極35にZ軸方向の送りを
与えながらワーク7の放電加工を開始する。 (6)図3(b)に示すように、放電加工中、形彫加工
用電極35がZ軸方向へ下降していくことにより、主軸
29の下端部に設けられた上フロートスイッチ73が作
動して加工液の液面高さ67を検出したら、図3(c)
に示すように、加工槽15を下降させ、液面フロートス
イッチ69により加工液の液面高さ67を下フロートス
イッチ75が作動する位置まで下降させる。
【0016】放電加工中、形彫加工用電極35の自動交
換を行うこともあるが、まず、主軸29を電極自動交換
位置に位置決めし、加工槽15を最下位置まで下降させ
加工槽15内に充満された加工液を全て排出せず、一
旦、加工槽15を形彫加工用電極35の移送が可能な位
置まで下降させて、形彫加工用電極35の自動交換を行
い、加工槽15を自動交換前の位置まで上昇させて加工
槽15内に加工液を充満する。その後、形彫加工用電極
35をワーク7にアプローチしていくが、この場合で
も、加工槽15内に充満された加工液の液面高さ67を
下フロートスイッチ75で検出するようにすれば、図4
および図5に示すような問題が発生することはない。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、主軸の下端部に設けられた電極チャックに形
彫加工用電極が保持されたホルダを装着し、テーブル上
にワークを載置して、形彫加工用電極を放電加工の開始
位置に位置決めする。その後、加工槽を上昇させ、液面
高さ設定手段により加工槽内に充満される加工液の液面
高さを設定する。放電加工中、主軸とともに下降する液
面高さ検出手段により、加工槽に充満された加工液の液
面高さを検出するようにしたので、ワークが加工液中に
浸漬していることを確認しながら放電加工を行うため、
形彫加工用電極とワークとの極間で気中放電を生じさせ
ず、火災を引き起こすことがない。さらに、液面高さ検
出手段におけるホルダと電極チャックとの装着高さ位置
に上限液面設定手段を備え、放電加工中、上限液面設定
手段が作動した場合、制御手段により加工槽を下降さ
せ、加工槽に充満された加工液の液面高さを下げるよう
にしたので、ホルダと電極チャックとの装着高さより上
に加工液の液面高さが上がることを防止して、電極チャ
ックの内部に加工液および加工屑が侵入せずホルダと電
極チャックとの装着精度を低下させることがなく、ワー
クの加工精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施形態の形彫放電加工機にパレット
マガジンおよびパレット交換装置を設置したときの全体
正面図である。
【図2】 図1の矢視Aにおける本発明実施形態の形彫
放電加工機の側面図である。
【図3】 本発明実施形態の形彫放電加工機における液
面高さ検出手段の動作説明図である。
【図4】 従来の形彫放電加工機における加工液の液面
高さが不適切に設定された場合を示す概略正面図であ
る。
【図5】 従来の形彫放電加工機における加工液の液面
高さが不適切に設定された別の場合を示す概略正面図で
ある。
【符号の説明】
1 形彫放電加工機 5 テーブル 7 ワーク 15 加工槽 17 ラック 19 ピニオン 27 電極ヘッド 29 主軸 33 電極チャック 35 形彫加工用電極 37 ホルダ 67 加工液の液面高さ 69 液面フロートスイッチ 71 フロート取付板 73 上フロートスイッチ 75 下フロートスイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸の下端部に設けられた電極チャック
    に形彫加工用電極を保持したホルダを装着し、加工液中
    で前記形彫加工用電極にZ軸方向の送りを与え前記ワー
    クを放電加工する形彫放電加工機において、 前記ワークを載置するテーブルを取り囲み、前記テーブ
    ルに対して上下動するように設けられた加工槽と、 前記加工槽に取り付けられ、前記加工槽の位置を上下さ
    せることにより前記加工槽内に充満される加工液の液面
    高さを設定する液面高さ設定手段と、 前記主軸とともに移動して、前記加工槽内に充満された
    加工液の液面高さを検出する液面高さ検出手段と、 前記液面高さ検出手段の作動時、前記加工槽内に充満さ
    れた加工液の液面高さを下げるように前記加工槽の位置
    を制御する制御手段と、を具備したことを特徴とする形
    彫放電加工機。
  2. 【請求項2】 前記液面高さ検出手段は、前記ホルダと
    前記電極チャックとの装着高さより上に加工液の液面高
    さが上がることを防止する上限液面設定手段をさらに備
    えた請求項1に記載の形彫放電加工機。 【0001】
JP35050195A 1995-12-22 1995-12-22 形彫放電加工機 Pending JPH09174340A (ja)

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