JP2866709B2 - 複数個加工方法およびその装置 - Google Patents
複数個加工方法およびその装置Info
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- 238000003754 machining Methods 0.000 claims description 23
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 13
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
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- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminum Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 230000000875 corresponding Effects 0.000 description 3
- 210000001847 Jaw Anatomy 0.000 description 1
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えばアルミサッシ等、ワーク表面にうね
りを生じて表面高さにばらつきのある複数個のワークに
対し或はワークの複数箇所に対し、それぞれのワーク表
面から同一加工深さで同時加工を行うための加工方法お
よびその装置に関する。
りを生じて表面高さにばらつきのある複数個のワークに
対し或はワークの複数箇所に対し、それぞれのワーク表
面から同一加工深さで同時加工を行うための加工方法お
よびその装置に関する。
[従来技術] 例えば第6図で示すようなアルミサッシ等の長尺の押
し出し材Wにおいては、加工深さの寸法hはダイス等で
正確に管理されているが、ワーク表面Waは通常長手方向
にうねっており、表面高さにばらつきがある。したがっ
て、ワーク表面Waより一定の加工深さで長手方向の短か
い距離に渡って加工する場合は、例えば一度ワーク表面
Waをツールで接触し、これによる通電等の手段でワーク
表面位置を検出してから正確に上記寸法hの加工を行う
方法が用いられる。
し出し材Wにおいては、加工深さの寸法hはダイス等で
正確に管理されているが、ワーク表面Waは通常長手方向
にうねっており、表面高さにばらつきがある。したがっ
て、ワーク表面Waより一定の加工深さで長手方向の短か
い距離に渡って加工する場合は、例えば一度ワーク表面
Waをツールで接触し、これによる通電等の手段でワーク
表面位置を検出してから正確に上記寸法hの加工を行う
方法が用いられる。
この場合1つの加工主軸でワークを1個ずつ加工する
ことは従来からなされている。しかし、近年、より生産
性を上げるために複数個同時加工する方法が強く要請さ
れている。
ことは従来からなされている。しかし、近年、より生産
性を上げるために複数個同時加工する方法が強く要請さ
れている。
[発明が解決しようとする問題点] このために、複数本のスピンドルを備えた多軸ヘッド
を用いることにより、複数個加工を行うこおができる
が、ワークの表面高さがばらついている場合、それぞれ
に一定の加工寸法で加工することは不可能であった。
を用いることにより、複数個加工を行うこおができる
が、ワークの表面高さがばらついている場合、それぞれ
に一定の加工寸法で加工することは不可能であった。
そこで、本発明は、ワーク表面高さにばらつきのある
ワークについてワーク表面よりの加工寸法の公差が厳し
い加工を、複数個同時に行うための加工方法およびその
装置を提供することを目的とする。
ワークについてワーク表面よりの加工寸法の公差が厳し
い加工を、複数個同時に行うための加工方法およびその
装置を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] すなわち、本発明は、同一ヘッド本体に設けた複数の
スピンドルのうちの第1スピンドルに装着したツールの
先端位置よりも第1スピンドルを除く他のスピンドルに
装着したツールの先端位置を後退させた状態で、まずワ
ークに向かってヘッド本体を送り移動させ、第1スピン
ドルがワーク表面位置を検出すると同時にヘッド本体を
停止し、次に他のスピンドルをワークに向かってそれぞ
れ送り移動させ、各スピンドルがワーク表面位置を検出
すると同時にそれぞれのスピンドルの送り移動を停止
し、全スピンドルがワーク表面位置を検出した状態より
ヘッド本体を加工送り移動させて複数のスピンドルによ
る複数個同時加工を行うことにより、同種ワークの同一
加工を各ワーク表面位置を別々に検出しながら複数個同
時加工を行えるようにし、ワーク表面高さのばらつきに
関係なく、どのワークのどの加工位置においてもワーク
表面よりの一定の加工深さで加工できるようにしたもの
である。
スピンドルのうちの第1スピンドルに装着したツールの
先端位置よりも第1スピンドルを除く他のスピンドルに
装着したツールの先端位置を後退させた状態で、まずワ
ークに向かってヘッド本体を送り移動させ、第1スピン
ドルがワーク表面位置を検出すると同時にヘッド本体を
停止し、次に他のスピンドルをワークに向かってそれぞ
れ送り移動させ、各スピンドルがワーク表面位置を検出
すると同時にそれぞれのスピンドルの送り移動を停止
し、全スピンドルがワーク表面位置を検出した状態より
ヘッド本体を加工送り移動させて複数のスピンドルによ
る複数個同時加工を行うことにより、同種ワークの同一
加工を各ワーク表面位置を別々に検出しながら複数個同
時加工を行えるようにし、ワーク表面高さのばらつきに
関係なく、どのワークのどの加工位置においてもワーク
表面よりの一定の加工深さで加工できるようにしたもの
である。
[作用] ヘッド本体の移動および各スピンドルのそれぞれの送
り移動によって、各スピンドル毎に対応するワークの表
面位置が効率よく短時間で検出され、全スピンドルのワ
ーク表面位置検出により、その位置からヘッド本体の移
動のみで同一加工を複数個同時に行う。
り移動によって、各スピンドル毎に対応するワークの表
面位置が効率よく短時間で検出され、全スピンドルのワ
ーク表面位置検出により、その位置からヘッド本体の移
動のみで同一加工を複数個同時に行う。
[実施例] 以下、本発明の具体的一実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
本実施例では2つのスピンドルを備えた2軸型の加工
装置について説明する。
装置について説明する。
第1図は加工装置全体図を示し、第2図はヘッド部分
の上面図、第3図は第2図のA矢視側面図、第4図は同
上B−B矢視断面図、第5図は加工時におけるヘッドの
動作説明図である。
の上面図、第3図は第2図のA矢視側面図、第4図は同
上B−B矢視断面図、第5図は加工時におけるヘッドの
動作説明図である。
第1図において、1は固定ベース、2は固定ベース1
上をモータ3によって水平横方向(X軸)に移動される
X軸コラム、4はX軸コラム2上をモータ5によって水
平前後方向(Y軸)に移動されるY軸コラム、6はY軸
コラム4に対しモータ7によって垂直方向(Z軸)に移
動されるサドル、8はサドル6に一体に固定され2つの
スピンドルS1、S2を保持するヘッド本体である。9は上
記固定ベース1上に固定されたワーク取付台で、このワ
ーク取付台9上にワーククランプ装置10によって2個の
ワークW1、W2がそれぞれ取付けられている。
上をモータ3によって水平横方向(X軸)に移動される
X軸コラム、4はX軸コラム2上をモータ5によって水
平前後方向(Y軸)に移動されるY軸コラム、6はY軸
コラム4に対しモータ7によって垂直方向(Z軸)に移
動されるサドル、8はサドル6に一体に固定され2つの
スピンドルS1、S2を保持するヘッド本体である。9は上
記固定ベース1上に固定されたワーク取付台で、このワ
ーク取付台9上にワーククランプ装置10によって2個の
ワークW1、W2がそれぞれ取付けられている。
第2図ないし第4図に示すように、ヘッド本体8は第
1スピンドルS1のスピンドルハウジング11を一体に支持
するとともに、第2スピンドルS2のスピンドルハウジン
グ12を支持枠13を介して加工送り方向であるZ軸と同一
方向に移動自在に支持している。すなわち、ヘッド本体
8には送り駆動手段としてのモータ14が取り付けられ、
このモータ軸14aと同軸に減速機30を介して連結した送
りねじ15と上記支持枠13に固定したナット部材16との螺
合により、スピンドルハウジング12はリニアガイド17に
沿ってZ軸方向に移動される。また、上記スピンドルハ
ウジング12に設けられたドグ18は上昇限のオーバートラ
ベル検知用のドグで、ヘッド本体8側に設けた検知スイ
ッチ19に対応している。
1スピンドルS1のスピンドルハウジング11を一体に支持
するとともに、第2スピンドルS2のスピンドルハウジン
グ12を支持枠13を介して加工送り方向であるZ軸と同一
方向に移動自在に支持している。すなわち、ヘッド本体
8には送り駆動手段としてのモータ14が取り付けられ、
このモータ軸14aと同軸に減速機30を介して連結した送
りねじ15と上記支持枠13に固定したナット部材16との螺
合により、スピンドルハウジング12はリニアガイド17に
沿ってZ軸方向に移動される。また、上記スピンドルハ
ウジング12に設けられたドグ18は上昇限のオーバートラ
ベル検知用のドグで、ヘッド本体8側に設けた検知スイ
ッチ19に対応している。
各スピンドルハウジング11、12内にはそれぞれ第1ス
ピンドルS1、第2スピンドルS2が軸受20を介して回転自
在に支承され、かつ各スピンドルS1、S2はそれぞれのス
ピンドルハウジング11、12に内蔵された主軸モータ21、
21によりそれぞれ回転駆動される。さらに、各スピンド
ルS1、S2内にはそれぞれ先端にツールクランプ爪22aを
有するクランプロッド22が軸方向に進退自在に挿入さ
れ、ツールホルダー23を各スピンドルS1、S2に対しクラ
ンプするものである。24は上記クランプロッド22の進退
駆動用のシリンダーである。また25はそのクランプロッ
ド22上端に設けたクランプ・アンクランプ検知用ドグ
で、シリンダ24のケースに設けたクランプ検知用スイッ
チ26とアンクランプ検知用スイッチ27とに対応してい
る。
ピンドルS1、第2スピンドルS2が軸受20を介して回転自
在に支承され、かつ各スピンドルS1、S2はそれぞれのス
ピンドルハウジング11、12に内蔵された主軸モータ21、
21によりそれぞれ回転駆動される。さらに、各スピンド
ルS1、S2内にはそれぞれ先端にツールクランプ爪22aを
有するクランプロッド22が軸方向に進退自在に挿入さ
れ、ツールホルダー23を各スピンドルS1、S2に対しクラ
ンプするものである。24は上記クランプロッド22の進退
駆動用のシリンダーである。また25はそのクランプロッ
ド22上端に設けたクランプ・アンクランプ検知用ドグ
で、シリンダ24のケースに設けたクランプ検知用スイッ
チ26とアンクランプ検知用スイッチ27とに対応してい
る。
そして、上記各モータ3、5、7、14の駆動は図示し
ないNC装置により行われる。
ないNC装置により行われる。
また、各スピンドルS1、S2とワークW1、W2間にはそれ
ぞれワーク表面位置検出手段としての通電検知回路28、
29が設けられ、スピンドルS1、S2に装着されたツール
T1、T2のそれぞれのワークW1、W2との接触により電流が
流れ、それによって通電検知が働き、ワーク表面位置を
検出するようになっている。
ぞれワーク表面位置検出手段としての通電検知回路28、
29が設けられ、スピンドルS1、S2に装着されたツール
T1、T2のそれぞれのワークW1、W2との接触により電流が
流れ、それによって通電検知が働き、ワーク表面位置を
検出するようになっている。
次に作用を説明する。
ワークの加工寸法hを予め制御装置に指定しておき、
各通電検知回路28、29の通電検知によりワーク表面位置
を検出した後、加工開始しZ軸方向ではヘッド本体8の
寸法hの加工送りがなされるように加工プログラムが組
まれている。この加工プログラムと上記制御装置とでワ
ークの複数個同時加工を行わせる制御手段を構成する。
各通電検知回路28、29の通電検知によりワーク表面位置
を検出した後、加工開始しZ軸方向ではヘッド本体8の
寸法hの加工送りがなされるように加工プログラムが組
まれている。この加工プログラムと上記制御装置とでワ
ークの複数個同時加工を行わせる制御手段を構成する。
まず、同種ワークW1、W2がワーク取付台9上に2個取
付けられると、ヘッド本体8は第1図の状態からX、Y
軸送りにより、ワークW1、W2の加工位置上方に2本のツ
ールT1、T2を位置させる(第5図(a))。通常、2本
のツールT1、T2先端は同一高さにあり、この高さを第2
スピンドルS2のヘッド本体8に対する原位置高さとして
いる。
付けられると、ヘッド本体8は第1図の状態からX、Y
軸送りにより、ワークW1、W2の加工位置上方に2本のツ
ールT1、T2を位置させる(第5図(a))。通常、2本
のツールT1、T2先端は同一高さにあり、この高さを第2
スピンドルS2のヘッド本体8に対する原位置高さとして
いる。
ここでワークW1、W2への貫通穴加工の場合は、各ワー
ク表面からの加工深さ指定を必要としないため、それぞ
れのワークW1、W2についての表面位置の検出は必要ない
が、両ワークW1、W2に上記指定寸法hで同一加工深さの
加工を行う場合には、加工プログラムに従い、第5図の
ようなスピンドルS1、S2の送り動作がなされる。
ク表面からの加工深さ指定を必要としないため、それぞ
れのワークW1、W2についての表面位置の検出は必要ない
が、両ワークW1、W2に上記指定寸法hで同一加工深さの
加工を行う場合には、加工プログラムに従い、第5図の
ようなスピンドルS1、S2の送り動作がなされる。
まず、第5図(a)の状態から、モータ14によりスピ
ンドルS2を設定量mだけ上昇させ、スピンドルS1のツー
ルT2先端位置を高い位置にセットする(同図(b))。
なお、設定量mは少なくともワーク表面高さのばらつき
の幅またはそれ以上の値に設定する。
ンドルS2を設定量mだけ上昇させ、スピンドルS1のツー
ルT2先端位置を高い位置にセットする(同図(b))。
なお、設定量mは少なくともワーク表面高さのばらつき
の幅またはそれ以上の値に設定する。
この(b)の状態から、まずモータ7によりサドル6
を介してヘッド本体8を下降させ、まずツールT1先端を
ワークW1表面に接触させる。この接触により、通電検知
回路28が働き、これと同時にNCのスキップ機能でモータ
7が停止され、ヘッド本体8の下降動作は停止される
(同図(c))。
を介してヘッド本体8を下降させ、まずツールT1先端を
ワークW1表面に接触させる。この接触により、通電検知
回路28が働き、これと同時にNCのスキップ機能でモータ
7が停止され、ヘッド本体8の下降動作は停止される
(同図(c))。
この(c)の状態から、次にモータ14によりスピンド
ルS2を下降させ、ツールT2先端をワークW2表面に接触さ
せる。この接触により、通電検知回路29が働き、これと
同時にモータ14が停止され、スピンドルS2の下降動作は
停止される(同図(d))。
ルS2を下降させ、ツールT2先端をワークW2表面に接触さ
せる。この接触により、通電検知回路29が働き、これと
同時にモータ14が停止され、スピンドルS2の下降動作は
停止される(同図(d))。
上記両検知回路28と29にて通電検知が確認されると、
(d)の状態から加工開始される。Z軸方向ではモータ
7により指定寸法hだけヘッド本体8を加工送りさせ、
それぞれのツールT1、T2により両ワークW1、W2の同一深
さの同時加工がなされる。
(d)の状態から加工開始される。Z軸方向ではモータ
7により指定寸法hだけヘッド本体8を加工送りさせ、
それぞれのツールT1、T2により両ワークW1、W2の同一深
さの同時加工がなされる。
寸法hの加工が終了すると(同図(e))、モータ7
と14をそれぞれ逆転させヘッド本体8およびスピンドル
S2を上昇移動させ、同図(b)の最初の設定位置に戻
す。
と14をそれぞれ逆転させヘッド本体8およびスピンドル
S2を上昇移動させ、同図(b)の最初の設定位置に戻
す。
この後、さらに同一の加工を行うには、同図(b)か
ら(c)→(d)→(e)→(f)の順で加工を繰り返
す。
ら(c)→(d)→(e)→(f)の順で加工を繰り返
す。
なお、ワーク表面位置検出を要しない加工の場合は、
同図(a)のように第2スピンドルS2を原位置高さに戻
し、検知回路28、29を作動させないで加工を行うことが
できる。
同図(a)のように第2スピンドルS2を原位置高さに戻
し、検知回路28、29を作動させないで加工を行うことが
できる。
[変形例] 上記実施例においては、2本のスピンドルを保持した
2軸型の加工装置について説明したが、本発明は2軸型
に限らず3本以上のスピンドルを保持した3軸以上の多
軸型の加工装置にも十分に応用でき、この場合も同様に
第1スピンドルを除く他のスピンドルをヘッド本体に対
しそれぞれ加工送り方向に移動自在に取付け、ワーク表
面位置検出開始時は第1スピンドルのツール先端よりも
他のスピンドルの各ツール先端高さをわずかに高い位置
におき、この状態からまずヘッド本体を下降させ、第1
スピンドルでのワーク表面位置検出後、他のスピンドル
をそれぞれ下降させ、全てのワーク表面位置検出を確認
した時点で、ヘッド本体の送りで同時加工を行うことが
可能である。
2軸型の加工装置について説明したが、本発明は2軸型
に限らず3本以上のスピンドルを保持した3軸以上の多
軸型の加工装置にも十分に応用でき、この場合も同様に
第1スピンドルを除く他のスピンドルをヘッド本体に対
しそれぞれ加工送り方向に移動自在に取付け、ワーク表
面位置検出開始時は第1スピンドルのツール先端よりも
他のスピンドルの各ツール先端高さをわずかに高い位置
におき、この状態からまずヘッド本体を下降させ、第1
スピンドルでのワーク表面位置検出後、他のスピンドル
をそれぞれ下降させ、全てのワーク表面位置検出を確認
した時点で、ヘッド本体の送りで同時加工を行うことが
可能である。
また、第1スピンドルに対し第2スピンドルを移動自
在にさらに第2スピンドルに対し第3スピンドルを移動
自在にした順次搭載型の構造でもよい。
在にさらに第2スピンドルに対し第3スピンドルを移動
自在にした順次搭載型の構造でもよい。
また、第1スピンドルを除く他のスピンドルの送り駆
動用のモータ14は特にNC制御でなくともよい。
動用のモータ14は特にNC制御でなくともよい。
さらに本発明は、複数個ワークの同時加工に限らず、
1個のワークに対して複数箇所の同時加工も可能であ
り、表面にうねりのあるワークでもどの位置に対しても
一定の加工深さで同時に複数個加工を行うことができ
る。
1個のワークに対して複数箇所の同時加工も可能であ
り、表面にうねりのあるワークでもどの位置に対しても
一定の加工深さで同時に複数個加工を行うことができ
る。
[発明の効果] 本発明によれば、ヘッド本体に設けられた第1スピン
ドルに対し他のスピンドルは加工送り方向に相対移動可
能に設定されるとともに、各スピンドル毎にワーク表面
位置検出が行われるので、各スピンドルに対応するワー
クの表面位置に合わせた加工開始位置が決まり、この位
置よりヘッド本体の移動のみで全スピンドルが同時に加
工送りされる。よって、複数個のワーク或はワークの複
数箇所を同時に同一加工深さでそれぞれ正確な寸法の加
工が行える。
ドルに対し他のスピンドルは加工送り方向に相対移動可
能に設定されるとともに、各スピンドル毎にワーク表面
位置検出が行われるので、各スピンドルに対応するワー
クの表面位置に合わせた加工開始位置が決まり、この位
置よりヘッド本体の移動のみで全スピンドルが同時に加
工送りされる。よって、複数個のワーク或はワークの複
数箇所を同時に同一加工深さでそれぞれ正確な寸法の加
工が行える。
よって、例えばアルミサッシのような表面にうねりの
あるワークに対し、ワーク表面よりの加工寸法の公差が
厳しい加工を行う場合に、複数個のワーク或は複数箇所
を同一ヘッドでしかもワーク表面高さにばらつきがある
にも拘らずそれぞれ正確な寸法で同時加工でき、ワーク
複数個加工を可能とするため、生産性を著しく高めるこ
とができる。
あるワークに対し、ワーク表面よりの加工寸法の公差が
厳しい加工を行う場合に、複数個のワーク或は複数箇所
を同一ヘッドでしかもワーク表面高さにばらつきがある
にも拘らずそれぞれ正確な寸法で同時加工でき、ワーク
複数個加工を可能とするため、生産性を著しく高めるこ
とができる。
また、第1スピンドルでのワーク表面位置検出時は他
のスピンドルのツールがワーク表面より必ず逃げてお
り、しかも他のスピンドルのワーク表面位置検出は第1
スピンドルによるワーク表面位置後であるので、その分
他のスピンドルのワーク表面位置検出のための移動量が
短縮され、各ツールを短時間で加工開始位置に持ってい
くことができ、さらに、加工時はヘッド本体と一体的に
全スピンドルが同時に加工送りされるため、一度に複数
個が同一深さで加工できる。
のスピンドルのツールがワーク表面より必ず逃げてお
り、しかも他のスピンドルのワーク表面位置検出は第1
スピンドルによるワーク表面位置後であるので、その分
他のスピンドルのワーク表面位置検出のための移動量が
短縮され、各ツールを短時間で加工開始位置に持ってい
くことができ、さらに、加工時はヘッド本体と一体的に
全スピンドルが同時に加工送りされるため、一度に複数
個が同一深さで加工できる。
第1図は本発明装置の一実施例である2軸型の加工装置
の全体図、第2図はヘッド部分の平面図、第3図は第2
図のA矢視側面図、第4図は同上B−B矢視断面図、第
5図は加工時のヘッドの動作説明図、第6図はワーク例
を示す斜視図である。 8……ヘッド本体、11、12……スピンドルハウジング、
14……送り駆動手段としてのモータ28、29……ワーク表
面位置検出手段としての通電検知回路、S1、S2……第1
および第2スピンドル、T1、T2……ツール、W1、W2……
ワーク。
の全体図、第2図はヘッド部分の平面図、第3図は第2
図のA矢視側面図、第4図は同上B−B矢視断面図、第
5図は加工時のヘッドの動作説明図、第6図はワーク例
を示す斜視図である。 8……ヘッド本体、11、12……スピンドルハウジング、
14……送り駆動手段としてのモータ28、29……ワーク表
面位置検出手段としての通電検知回路、S1、S2……第1
および第2スピンドル、T1、T2……ツール、W1、W2……
ワーク。
Claims (2)
- 【請求項1】同一ヘッド本体に保持した複数のスピンド
ルのうちの第1スピンドルに装着したツールの先端位置
よりも第1スピンドルを除く他のスピンドルに装着した
ツールの先端位置を後退させた状態で、まずワークに向
かってヘッド本体を送り移動させ、第1スピンドルがワ
ーク表面位置を検出すると同時にヘッド本体を停止し、
次に他のスピンドルをワークに向かってそれぞれ送り移
動させ、各スピンドルがワーク表面位置を検出すると同
時にそれぞれのスピンドルの送り移動を停止し、全スピ
ンドルがワーク表面位置を検出した状態よりヘッド本体
を加工送り移動させて複数のスピンドルによるワークの
複数個同時加工を行うことを特徴とする複数個加工方
法。 - 【請求項2】加工送り方向に移動されるヘッド本体に第
1スピンドルを支承し、第1スピンドルを除く他のスピ
ンドルのスピンドルハウジングを上記ヘッド本体に加工
送り方向に移動自在に支持するとともに、上記各スピン
ドルハウジングそれぞれの送り駆動手段を有し、かつ上
記各スピンドルそれぞれにワーク表面位置検出手段を設
け、最初にワークに向かってヘッド本体を送り移動さ
せ、第1スピンドルのワーク表面位置検出手段がワーク
表面位置を検出すると同時にヘッド本体を停止させ、次
に他のスピンドルをそれぞれの送り駆動手段によってワ
ークに向かって送り移動させ、各スピンドルのワーク表
面位置検出手段がワーク表面位置を検出すると同時にそ
れぞれのスピンドルの送り移動を停止させ、全スピンド
ルがワーク表面位置で停止した状態よりヘッド本体を加
工送り移動させて複数のスピンドルによるワークの複数
個同時加工を行わせる制御手段を備えたことを特徴とす
る複数個加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14405190A JP2866709B2 (ja) | 1990-05-31 | 1990-05-31 | 複数個加工方法およびその装置 |
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---|---|---|---|
JP14405190A JP2866709B2 (ja) | 1990-05-31 | 1990-05-31 | 複数個加工方法およびその装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0435804A JPH0435804A (en) | 1992-02-06 |
JP2866709B2 true JP2866709B2 (ja) | 1999-03-08 |
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ID=15353176
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14405190A Expired - Fee Related JP2866709B2 (ja) | 1990-05-31 | 1990-05-31 | 複数個加工方法およびその装置 |
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---|---|
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3738702A1 (en) * | 2019-05-13 | 2020-11-18 | SCM Group S.p.A. | Drilling method for multi bit drilling machine and corresponding drilling machine using such method |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1990
- 1990-05-31 JP JP14405190A patent/JP2866709B2/ja not_active Expired - Fee Related
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