JPH091736A - 合板熱プレス用離型板 - Google Patents
合板熱プレス用離型板Info
- Publication number
- JPH091736A JPH091736A JP7179468A JP17946895A JPH091736A JP H091736 A JPH091736 A JP H091736A JP 7179468 A JP7179468 A JP 7179468A JP 17946895 A JP17946895 A JP 17946895A JP H091736 A JPH091736 A JP H091736A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- layer
- hot pressing
- plywood
- release
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)
- Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁石シートと離型材層を接着一体化し
た熱プレス用離型板であって、ＷＰＣ板の熱プレスであ
ってもモノマーに侵されない耐久性に優れた熱プレス用
離型板を提供する。 【構成】 磁性層と熱溶融成形可能なフッ素樹脂
からなる離型層を樹脂含浸ガラスクロスからなる接着層
を介して接着一体化して構成し、ＷＰＣ板等に含浸され
たモノマーの悪影響を防ぐ。
た熱プレス用離型板であって、ＷＰＣ板の熱プレスであ
ってもモノマーに侵されない耐久性に優れた熱プレス用
離型板を提供する。 【構成】 磁性層と熱溶融成形可能なフッ素樹脂
からなる離型層を樹脂含浸ガラスクロスからなる接着層
を介して接着一体化して構成し、ＷＰＣ板等に含浸され
たモノマーの悪影響を防ぐ。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、床材、化粧合板、ＷＰ
Ｃ（Ｗｏｏｄ Ｐｌａｓｔｉｃｓ Ｃｏｍｂｉｎａｔｉ
ｏｎ）板等の単板を基材に重ね合せ加熱加圧して得られ
る木材を製造する際に使用するホットプレスに取付ける
合板熱プレス用離型板に関する。
Ｃ（Ｗｏｏｄ Ｐｌａｓｔｉｃｓ Ｃｏｍｂｉｎａｔｉ
ｏｎ）板等の単板を基材に重ね合せ加熱加圧して得られ
る木材を製造する際に使用するホットプレスに取付ける
合板熱プレス用離型板に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ベニヤ板やＷＰＣ処理板等の合板
製造においては、木材に塗布したり含浸させた接着剤が
ホットプレスの熱盤に付着するのを防ぐ必要があった。
そのため、合板と熱盤の離型板として、ＰＴＦＥ樹脂加
工をしたアルミ板やＰＴＦＥシート等をフェルト等から
なるクッション層を介して熱盤に取付けることが行なわ
れている。また、熱盤への取付容易性を考慮して、磁石
シートと離型材層を直接接着した積層板を離型板として
用いることが実公平５−３６６８２号公報で提案されて
いる。
製造においては、木材に塗布したり含浸させた接着剤が
ホットプレスの熱盤に付着するのを防ぐ必要があった。
そのため、合板と熱盤の離型板として、ＰＴＦＥ樹脂加
工をしたアルミ板やＰＴＦＥシート等をフェルト等から
なるクッション層を介して熱盤に取付けることが行なわ
れている。また、熱盤への取付容易性を考慮して、磁石
シートと離型材層を直接接着した積層板を離型板として
用いることが実公平５−３６６８２号公報で提案されて
いる。
【０００３】しかし、後者にあっては磁石シートと離型
材層例えばシリコーンゴム層との接着力が不十分で短期
間の使用により剥離してしまい、その都度新しいものに
取替えねばならず不経済であった。
材層例えばシリコーンゴム層との接着力が不十分で短期
間の使用により剥離してしまい、その都度新しいものに
取替えねばならず不経済であった。
【０００４】また、ＷＰＣ処理は塩化ビニル、スチレ
ン、メチルメタアクレート、アクリロニトリル、酢酸ビ
ニル等のモノマーを使用するが、これらのモノマーは含
浸性が強く焼結構造のＰＴＦＥの隙間に侵入しＰＴＦＥ
を短期間に破壊してしまうので、ＰＴＦＥを用いた離型
板は著しく耐久性に劣り消耗品的な使用となり極めて経
済性の悪いものであった。
ン、メチルメタアクレート、アクリロニトリル、酢酸ビ
ニル等のモノマーを使用するが、これらのモノマーは含
浸性が強く焼結構造のＰＴＦＥの隙間に侵入しＰＴＦＥ
を短期間に破壊してしまうので、ＰＴＦＥを用いた離型
板は著しく耐久性に劣り消耗品的な使用となり極めて経
済性の悪いものであった。
【０００５】
【発明の目的、構成、作用、効果、】そこで、本発明の
目的は、磁石シートと離型材層を積層したもので両者が
強力に接着一体化し、かつＷＰＣ板の熱プレスであって
もモノマーに侵されることがない耐久性に優れた熱プレ
ス用離型板を提供することにある。
目的は、磁石シートと離型材層を積層したもので両者が
強力に接着一体化し、かつＷＰＣ板の熱プレスであって
もモノマーに侵されることがない耐久性に優れた熱プレ
ス用離型板を提供することにある。
【０００６】以上の目的を達成するため、本発明に係る
合板熱プレス用離型板は、磁性層と熱溶融成形可能なフ
ッ素樹脂からなる離型層を樹脂含浸ガラスクロスからな
る接着層を介して接着一体化したものである。また、上
記の合板熱プレス用離型板にあっては、磁性層の表面に
熱盤との固着防止層を被覆してもよい。
合板熱プレス用離型板は、磁性層と熱溶融成形可能なフ
ッ素樹脂からなる離型層を樹脂含浸ガラスクロスからな
る接着層を介して接着一体化したものである。また、上
記の合板熱プレス用離型板にあっては、磁性層の表面に
熱盤との固着防止層を被覆してもよい。
【０００７】磁性層は酸化鉄を混入した耐熱ゴム例えば
アクリルゴムで形成し、固着防止層はポリエステル不織
布やナイロン不織布、あるいはこれらに樹脂を含浸させ
たものなど適宜の材料で形成することができる。
アクリルゴムで形成し、固着防止層はポリエステル不織
布やナイロン不織布、あるいはこれらに樹脂を含浸させ
たものなど適宜の材料で形成することができる。
【０００８】本発明にあっては、磁性層と熱溶融成形可
能なフッ素樹脂製の離型層の接着にあたり、樹脂含浸ガ
ラスクロスの接着層を介在させたので、酸化鉄が８５％
重量程度を占める磁性層であっても両者の接着強度が向
上して容易に剥離せず製品寿命を永くすることができ
る。
能なフッ素樹脂製の離型層の接着にあたり、樹脂含浸ガ
ラスクロスの接着層を介在させたので、酸化鉄が８５％
重量程度を占める磁性層であっても両者の接着強度が向
上して容易に剥離せず製品寿命を永くすることができ
る。
【０００９】また、磁性層を直接熱盤に磁着させずに表
面に被覆した固着防止層を介して磁着させるようにした
場合には、熱プレス時に磁性層のベースポリマーである
耐熱ゴムが溶融したり化学反応したりすることがなく熱
盤に溶着する虞が全くない。、
面に被覆した固着防止層を介して磁着させるようにした
場合には、熱プレス時に磁性層のベースポリマーである
耐熱ゴムが溶融したり化学反応したりすることがなく熱
盤に溶着する虞が全くない。、
【００１０】本発明は、離型層を熱溶融成形可能なフッ
素樹脂で形成したので、ＷＰＣ処理板等に使用されてい
るモノマーが離型層に浸入する隙間がないため離型性や
平滑性を損なわれずに長期間の使用に耐えることができ
る。
素樹脂で形成したので、ＷＰＣ処理板等に使用されてい
るモノマーが離型層に浸入する隙間がないため離型性や
平滑性を損なわれずに長期間の使用に耐えることができ
る。
【００１１】本発明は、接着層にプリブレグとして樹脂
含浸ガラスクロスを用いることにより、離型板全体の強
度を向上させ、プレス時に局部的な集中応力が掛かって
も十分に耐えることができ、集中応力により離型板が波
打ったりせず製品寿命をより永くできる利点がある。
含浸ガラスクロスを用いることにより、離型板全体の強
度を向上させ、プレス時に局部的な集中応力が掛かって
も十分に耐えることができ、集中応力により離型板が波
打ったりせず製品寿命をより永くできる利点がある。
【００１２】
【実施例】以下、本発明に係る合板熱プレス用離型板の
ー実施例について添付図面を参照して説明する。第３図
は、本発明に係る合板熱プレス用離型板の使用状態を示
す概略図で、合板用熱プレス１は上熱盤２と下熱盤３と
で構成され、加圧加熱処理すべき合板４を下熱盤３に取
付けた緩衝材５と上熱盤２に磁着等して取付けた離型板
６を介してホットプレスするものである。
ー実施例について添付図面を参照して説明する。第３図
は、本発明に係る合板熱プレス用離型板の使用状態を示
す概略図で、合板用熱プレス１は上熱盤２と下熱盤３と
で構成され、加圧加熱処理すべき合板４を下熱盤３に取
付けた緩衝材５と上熱盤２に磁着等して取付けた離型板
６を介してホットプレスするものである。
【００１３】第１図は上記離型板６の実施例を示し、酸
化鉄を混入した未加硫のアクリルゴム製磁性シート（シ
ーアイ化成株式会社製ＴＰＳ−０．８）からなる磁性層
７とＦＥＰシート（ダイキン工業株式会社製ネオフロン
フイルムＮＦ０１００Ｂ−１）からなる離型層８をエポ
キシ樹脂含浸ガラスクロス（菱電化成株式会社製ＺＳ−
５Ｚ２５）からなる中間の接着層９を挟んで加圧加熱し
て接着一体化して離型板６を形成したものである。この
離型板６の厚みは約１ｍｍに形成してある。
化鉄を混入した未加硫のアクリルゴム製磁性シート（シ
ーアイ化成株式会社製ＴＰＳ−０．８）からなる磁性層
７とＦＥＰシート（ダイキン工業株式会社製ネオフロン
フイルムＮＦ０１００Ｂ−１）からなる離型層８をエポ
キシ樹脂含浸ガラスクロス（菱電化成株式会社製ＺＳ−
５Ｚ２５）からなる中間の接着層９を挟んで加圧加熱し
て接着一体化して離型板６を形成したものである。この
離型板６の厚みは約１ｍｍに形成してある。
【００１４】第２図は、第１図における磁性層７の表面
にエポキシ樹脂含浸ナイロン不織布（菱電化成株式会社
製ナイロン不織布接着シートＳＶＥ−８６１）からなる
固着防止層１０を積層して加圧加熱により接着一体化し
て上熱盤２との固着防止を図ったものである。
にエポキシ樹脂含浸ナイロン不織布（菱電化成株式会社
製ナイロン不織布接着シートＳＶＥ−８６１）からなる
固着防止層１０を積層して加圧加熱により接着一体化し
て上熱盤２との固着防止を図ったものである。
【００１５】なお、本発明に係る合板熱プレス用離型板
は前記実施例に限定するものでなく、その要旨の範囲内
で種々に変更することができる。例えば、磁性層を形成
する耐熱ゴムはアクリルゴムに限らず、フッ素ゴム、シ
リコーンゴム等の公知の材料を使用でき、ＦＥＰ樹脂の
離型層は熱溶融成形可能な他のフッ素樹脂を使用でき、
接着層を形成するガラスクロスはエポキシに限らずフェ
ノールやメラミンなどの樹脂を含浸させたものを使用で
きる。
は前記実施例に限定するものでなく、その要旨の範囲内
で種々に変更することができる。例えば、磁性層を形成
する耐熱ゴムはアクリルゴムに限らず、フッ素ゴム、シ
リコーンゴム等の公知の材料を使用でき、ＦＥＰ樹脂の
離型層は熱溶融成形可能な他のフッ素樹脂を使用でき、
接着層を形成するガラスクロスはエポキシに限らずフェ
ノールやメラミンなどの樹脂を含浸させたものを使用で
きる。
【００１６】また、合板熱プレス用離型板の成形方法
は、磁性層を形成するゴムの加硫接着を利用して積層体
を接着一体化する方法に限らず、加硫されたゴム層に後
接着により他層を接着する方法でもよい。
は、磁性層を形成するゴムの加硫接着を利用して積層体
を接着一体化する方法に限らず、加硫されたゴム層に後
接着により他層を接着する方法でもよい。
【図１】 本発明のー実施例を示す断面図である。
【図２】 本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図３】 本発明の使用状態を示す概略図である。
６：合板熱プレス用離型板 ７：磁性層 ８：離型層 ９：接着層 １０：固着防止層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ３２Ｂ 27/30 Ｂ３２Ｂ 27/30 Ｄ
Claims (2)
- 【請求項１】 磁性層と熱溶融成形可能なフッ素樹脂か
らなる離型層が樹脂含浸ガラスクロスからなる接着層を
介して接着一体化されている合板熱プレス用離型板。 - 【請求項２】 磁性層の表面に熱盤との固着防止層を被
覆してある請求項１に記載の合板熱プレス用離型板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07179468A JP3104841B2 (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | 合板熱プレス用離型板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07179468A JP3104841B2 (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | 合板熱プレス用離型板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH091736A true JPH091736A (ja) | 1997-01-07 |
| JP3104841B2 JP3104841B2 (ja) | 2000-10-30 |
Family
ID=16066382
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07179468A Expired - Lifetime JP3104841B2 (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | 合板熱プレス用離型板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3104841B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111421926A (zh) * | 2020-03-11 | 2020-07-17 | 华南农业大学 | 一种连续纤维布三维增强木塑复合材料及其生产方法及设备 |
| CN111516343A (zh) * | 2020-04-24 | 2020-08-11 | 安徽红树林新材料科技有限公司 | 一种夜间自发光木塑制品及其制备方法 |
-
1995
- 1995-06-22 JP JP07179468A patent/JP3104841B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111421926A (zh) * | 2020-03-11 | 2020-07-17 | 华南农业大学 | 一种连续纤维布三维增强木塑复合材料及其生产方法及设备 |
| CN111421926B (zh) * | 2020-03-11 | 2020-11-06 | 华南农业大学 | 一种连续纤维布三维增强木塑复合材料及其生产方法及设备 |
| CN111516343A (zh) * | 2020-04-24 | 2020-08-11 | 安徽红树林新材料科技有限公司 | 一种夜间自发光木塑制品及其制备方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3104841B2 (ja) | 2000-10-30 |
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