JPH03293105A - 着色frpシート及び着色複合成形体の製造方法 - Google Patents

着色frpシート及び着色複合成形体の製造方法

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JPH03293105A
JPH03293105A JP2097293A JP9729390A JPH03293105A JP H03293105 A JPH03293105 A JP H03293105A JP 2097293 A JP2097293 A JP 2097293A JP 9729390 A JP9729390 A JP 9729390A JP H03293105 A JPH03293105 A JP H03293105A
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JP
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colored
resin
layer
fiber material
reinforcing fiber
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JP2097293A
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English (en)
Inventor
Tetsuhiro Shinokawa
篠川 哲裕
Mitsuo Sasakura
満雄 笹倉
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、着色FRPシートおよび着色FRPシートを
用いた着色複合成形体の製造方法に関するものである。
(従来の技術) ガラス繊維に光硬化性不飽和ポリエステル樹脂液を含浸
した繊維強化熱可塑性樹脂からなるプリプレグシートは
、各種複合成形体の製造に広く使用されている。例えば
特開昭62−73939号公報には、ガラス繊維材に光
硬化性不飽和ポリエステル樹脂液を含浸したプリプレグ
シートと、布に通気性軟質発泡シートを積層接着した表
皮材とを、上記発泡シートがプリプレグシートと対向す
るようにして密着させ、この密着物を加熱した後、表皮
材の面が成形型の面に接するようにして真空吸引して所
望の形状に賦形し、これに光を照射して硬化させること
により複合成形体を製造する方法が開示されている。
この従来の方法による光硬化性樹脂からなる着色した複
合成形体は、光硬化時間を長くしないために光透過性の
良好な顔料を用いるか、顔料の量を少なくするか、また
は着色層を設ける等により得られていた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、従来の着色複合成形体製造用の繊維強化
樹脂層を積層した着色シート(以F着色FRPシートと
いう)は、塗装以外の方法では少ない量の顔料や光透過
性のよい顔料では所望の着色ができず、また着色層を設
けても着色層とバックアップ層とで、置換が部分的にお
こり、クリヤーな着色層が保持できないという問題があ
った。
また、光硬化性樹脂からなる着色FRPシーI・および
熱硬化性樹脂からなる着色F RPシー1〜から真空成
形により着色複合成形体を製造する方法は、いずれの場
合も樹脂の硬化に長時間を要し、短時間でクリヤーな着
色複合成形体を製造するのが困難であった。
本発明は、上記の問題を解決するものであり、その目的
とするところは、外観や感触の良好な複合成形体を能率
よく製造し得る着色FRPシートおよび着色FRPシー
トを使用する着色複合成形体の製造方法を提供すること
にある。
(課題を解決するための手段) 本発明の着色FRPシートは、強化繊維材に光硬化性樹
脂を含浸してなるハック771層と、着色した強化繊維
材に熱硬化性樹脂を含浸してなる着色層と、このバック
アップ層と着色層の両層の間に介在した接着性を有する
樹脂フィルムとからプリプレグシートを構成し、このプ
リプレグシトの両面を合成樹脂フィルムで覆ったことを
特徴とし、これにより上記目的が達成される。
また、本発明の着色複合成形体の製造方法は、強化繊維
材に光硬化性樹脂を含浸してなるバックアップ層と、着
色した強化繊維材に熱硬化性樹脂を含浸してなる着色層
とから構成された着色FRPシートを、加熱した成形型
に前記着色層の側を対向させて装着し、加熱硬化させる
と七もに前記バックアップ層を光照射により硬化させる
ことを特徴とし、これより上記目的が達成される。
以下に、図面を参照しながら、本発明を説明する。
第1図および第2図において、10は着色FRPシート
、11は光透過性の熱可塑性樹脂からなる合成樹脂フィ
ルム、I2は強化繊維材に光硬化性不飽和ポリエステル
樹脂液を含浸してなるハ・7クアツプ層、13は接着性
を有する樹脂フィルム、14は強化繊維材に熱硬化性不
飽和ポリエステル樹脂液を含浸してなる着色層、15は
光透過性の熱可塑性樹脂からなる合成樹脂フィルムであ
る。
20は真空成形型、30はヒーター、40ははランプで
ある。
着色FRPシート10は、バックアップ層12と接着性
を有する樹脂フィルム13と着色層14とからなるプリ
プレグシート16と、このプリプレグシート16の表裏
面を覆う合成樹脂フィルム11と15とから構成されて
いる。バックアップ層12と着色層14の含浸された樹
脂は未硬化の状態にあり、全体として柔軟でその表面は
粘着性を帯びているので、それにより汚れたりしないよ
うに合成樹脂フィルム11.15が表裏面を覆っている
。着色FRPシート10の厚さは一般に1〜5mm程度
のものが好適に用いられる。
本発明において用いられる強化繊維材としては、一般に
光透過性で強度のあるガラス繊維の不織布または織布に
、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂等の熱可塑性
樹脂を含浸したもの、または繊維のみのものが用いられ
るが、ガラス繊維に限られず光の透過を阻害せず強度の
あるその他の強化繊維、またはその形状が糸、ヤーン、
ロービング、マットも使用可能である。
本発明において、バソクア・7プ層12の強化繊維の含
浸に用いられる光硬化性樹脂としては、般に液状の不飽
和ポリエステル樹脂にスチレンのような架橋用モノマー
と2.2−ジメトキシ−2フエニルアセトフエノンのよ
うな光硬化剤とを配合した液状のものが挙げられる。な
お、上記の光硬化剤とともに、比較的低温の加熱で硬化
し得るベンゾイルパーオキシド、ラウロイルパーオキシ
ド等の熱硬化剤を併用してもよい。
また、着色層14の強化繊維の含浸に用いられる熱硬化
性樹脂としては、例えば、液状のフエノ−ル樹脂、液状
の不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ジアクリル
フタレート樹脂等が用いられる。これらは、単体で、ま
たは混合して、または硬化触媒が加えられて用いらても
よい。
本発明に用いられる着色剤としては、所要の色、使用樹
脂の種類に応じ、有機顔料、無機顔料、および染料のい
ずれをも用いることができる。
本願第1の発明に用いられる樹脂フィルム13としては
、ポリエチレンテレフタレート等の飽和ポリエステル樹
脂フィルム、ポリ塩化樹脂フィルム、フッ素樹脂フィル
ム、ポリスチレン樹脂フィルム、ポリカーボネート樹脂
フィルム等の熱可塑性樹脂からなるフィルムが使用され
得る。
合成樹脂フィルム11.15としては、上記バックアッ
プ層12および着色層14と剥離しやすいポリビニルア
ルコール樹脂フィルム、アクリル樹脂フィルム、その他
、上記接着性を有する各種の樹脂フィルムも使用し得る
本発明の着色FRPシート10を使用して着色複合成形
体を製造する方法について、以下に説明する。
まず、第2図に示すように、着色FRPシート10を、
所望形状の加熱した真空成形型20の面に着色層14側
が接するように装着し、次いで型内の空気を適度に吸引
し、着色FRPシート10を真空成形型20に密着させ
て所望形状に賦形し、加熱硬化させる。この真空成形型
20の加熱はヒーター30により行う。一方バツクアッ
プ層12側からランプ40の光を照射して光硬化性樹脂
の硬化を行う。ランプ40は横方向から真空成形型20
の真上に移動して設定されるようにしてもよい。照射す
る光としては、紫外線や可視光線などの活性光線、1特
に300〜400nmの波長を有する紫外線ランプが用
いられ、照射時間は数分で充分である。硬化後に脱型す
ると美麗な表面を有する着色複合成形体が得られる。
この着色複合成形体において、光透過性の合成樹脂フィ
ルム11および15はプリプレグシート16に強固に接
着一体化される場合と、ff、11離可能な状態になっ
ている場合は、光透過性の合成樹脂フィルム11を剥離
除去して最終製品とされる。
なお、真空成形型20に換えて、圧空成形型やプレス成
形型も使用できる。
(作 用) 本発明の着色FRPシートは、強化繊維材に光硬化性樹
脂を含浸してなるバックアップ層と、着色した強化繊維
材に熱硬化性樹脂を含浸してなる着色層と、このバック
アップ層と着色層の間に介在した接着性を有する樹脂フ
ィルムとからプリプレグを構成し、このプリプレグの両
面を合成樹脂フィルムで覆っている。このように樹脂液
が浸透しないが接着性を有する樹脂フィルムを着色層と
バックアップ層間に介在させてプリプレグシートとして
いるので、長期間保存しても着色層の樹脂液がバックア
ップ層に浸出せず着色のにじみがない。また、着色FR
Pシートの表面を光透過性の合成樹脂フィルムで覆って
構成しているから外観や感触も良好である。それゆえ、
この一体化された一枚の着色FRPシートのみを用いて
、着色の良好な着色複合成形体を製造できる。
また、本発明の着色複合成形体の製造方法は、強化繊維
材に光硬化性樹脂を含浸してなるハックアンプ層と、着
色した強化繊維材に熱硬化性樹脂を含浸してなる着色層
とから構成された着色F、RPシートを加熱した成形型
に着色層の側を対向させて装着し、加熱硬化させるとと
もにバックアップ層から光線を照射してこれを硬化させ
て成形するので、着色の良好な着色複合成形体が一度の
成形により、短時間で容易に製造できる。
(実施例) 以下、本発明の実施例および比較例を示す。
1崖■1 不飽和ポリエステル樹脂液(#2064:昭和高分子社
製)100重量部に、光硬化剤(イルガキュア#651
:日本チバガイギー社製)0.5重量部と増粘剤(酸化
マグネシウム)1.5重量部とを混合して、光硬化性不
飽和ポリエステル樹脂液を調製した。
この光硬化性不飽和ポリエステル樹脂液を、ガラス繊維
ストランドマット#450からなる強化繊維材に含浸さ
せて、第1図に示すような、厚さ約2■、ガラス繊維含
有量30重量%のバックアップ層12を作成した。
次いで、不飽和ポリエステル樹脂液(# 2064 :
昭和高分子社製) 100重量部に、熱硬化剤(カヤエ
ステル0−50化薬アクゾ社製)1.0重量部と増粘剤
として酸化マグネシウム(キョーワマグ150;協和化
学工業社製)1.5重量部と顔料として5223イエロ
ー(大日精化工業社製)12重量部とを混合して、熱硬
化性不飽和ポリエステル#FA脂液を調製した。この熱
硬化性不飽和ポリエステル樹脂液を、ガラス繊維ストラ
ンドマット#450からなる強化繊維材に含浸させて、
厚さ約1.5mm 、ガラス繊維含有量30重量%の着
色層14を作成した。
次いで、バックアップ層12と着色層14との間に厚さ
65μmの接着性を有するポリエチレンテレフタレート
フィルムを介在させてプリプレグシート16を作成し、
このプリプレグシート16の両面に厚さ80μmの透明
なポリビニルアルコールフィルム11.15を軽くロー
ルにより押圧することにより接着した。
このようにしてポリビニルアルコールフィルム11とプ
リプレグシート16とポリビニルアルコールフィルム1
5とが積層され、隣接層間で互いに接着され一体化した
着色FRPシート10を製造した。
この着色FRPシート10をこのまま長期間放置してお
いても、プリプレグシート16の中の樹脂液が混じるよ
うな現象は起こらなかった。
次に、上記着色FRPシート10を、第2図に示すよう
に約110°Cに加熱した真空成形型20に、着色層1
4側を対向させて装着し、約760mm11gで吸引密
着させて賦形した。それと同時に、10cmの距離から
400Hの紫外線ランプ40を2分間照射して樹脂を硬
化させ、脱型してハウジング型の着色複合成形体を製造
した。この着色複合成形体は、美麗な表面を有するもの
であった。なお、この場合、ポリビニルアルコールの合
成樹脂フィルム11.15は剥離可能であった。
此煎瀾。
ポリエチレンテレツクレートフィルム13を介1 在させない以外は、実施例1と同様にして着色複合成形
体を製造した。この着色複合成形体のバックアップ層は
、浸出した樹脂で硬化しており、着色層がバックアップ
層との境界でにじみを生じるとともに、色合いの悪いも
のであった。
(発明の効果) 上述の通り、本発明の着色FRPシートは、強化繊維材
に光硬化性樹脂液を含浸したバックアップ層と、強化繊
維材に熱硬化性樹脂液を含浸した着色層とが、接着性を
有する樹脂フィルムを介在して積層され、互いに接着さ
れて一体化されたプリプレグの両面を合成樹脂フィルム
で覆っているので、前記従来の着色FRPシートのよう
に賦形成形後に塗装する作業を要しない。したがって、
作業能率がよく、生産性が向上する。また、本発明の着
色FRPシートは、接着性を有した樹脂フィルムによっ
て着色層が他の層と遮断されているので、長期間保存し
ても着色層の樹脂液がバックアップ層に浸出しなくなり
、クリヤーな着色層が保持できるとともに、外観や感触
も良好である。
2 それゆえ、この一体化された一枚の着色FRPシートの
みを用いて、外観、感触、着色の良好な複合成形体を製
造することができる。
また、第2の発明は、着色FRPシートを、着色層を加
熱した成形型に対向して装着し、加熱硬化させ、バック
アップ層に光線を照射してこれを硬化させて成形するの
で、−度の成形により、短時間で容易に成形硬化する。
特に第1の発明の着色FRPシートを用いると、着色の
にじみのない、良好な着色層を有した着色複合成形体を
製造することができる。
このように、本発明方法で製造される複合成形体は外観
や感触が良好なので、自動車内装材、壁材、家具材等に
好適に使用することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の着色FRPシートの一例を示す断面図
、第2図は本発明による複合成形体の製造方法の工程の
一例を示す説明図である。 10:着色FRPシート 11.15:合成樹脂フィルム 12:ハックアップ層 13:樹脂フィルム 14:着色層   16 20:真空成形型 30 40:紫外線ランプ :プリプレグシート :ヒーター

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)強化繊維材に光硬化性樹脂を含浸してなるバック
    アップ層と、着色した強化繊維材に熱硬化性樹脂を含浸
    してなる着色層と、このバックアップ層と着色層の両層
    の間に介在した接着性を有する樹脂フィルムとからプリ
    プレグシートを構成し、このプリプレグシートの両面を
    合成樹脂フィルムで覆ったことを特徴とする着色FRP
    シート。
  2. (2)強化繊維材に光硬化性樹脂を含浸してなるバック
    アップ層と、着色した強化繊維材に熱硬化性樹脂を含浸
    してなる着色層とから構成された着色FRPシートを、
    加熱した成形型に前記着色層の側を対向させて装着し、
    加熱硬化させるとともに前記バックアップ層を光照射に
    より硬化させることを特徴とする着色複合成形体の製造
    方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7790637B2 (en) 2007-10-31 2010-09-07 Apple Inc. Composite laminate having an improved cosmetic surface and method of making same
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JP2020508230A (ja) * 2017-02-21 2020-03-19 オートモビリ ランボルギーニ ソチエタ ペル アツイオニ 複合製品を製造するための方法および半完成品ならびにそれによって得られる製品
EP3482908B1 (de) * 2017-11-14 2022-03-09 Geiss AG Uv-bestrahlungseinrichtung; anordnung zum thermoformen; sowie verfahren zum herstellen eines formteils

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