JPH03109436A - 光硬化性プリプレグシート及び複合成形体の製造方法 - Google Patents
光硬化性プリプレグシート及び複合成形体の製造方法Info
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- JPH03109436A JPH03109436A JP24734989A JP24734989A JPH03109436A JP H03109436 A JPH03109436 A JP H03109436A JP 24734989 A JP24734989 A JP 24734989A JP 24734989 A JP24734989 A JP 24734989A JP H03109436 A JPH03109436 A JP H03109436A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、表皮材を有する光硬化性プリプレグシート及
びそれを使用する複合成形体の製造方法に関する。
びそれを使用する複合成形体の製造方法に関する。
(従来の技術)
表皮材を有する複合成形体の製造技術として、例えば特
開昭62−73939号公報には、ガラス繊維材に光硬
化性不飽和ポリエステル樹脂液を含浸したプリプレグシ
ートと、布に通気性軟質発泡シートを積層接着した表皮
材とを、上記発泡シートがプリプレグシートと対向する
ようにして密着させ、この密着物を加熱した後、表皮材
の面が成形型の面に接するようにして真空吸引して所望
の形状に賦形し、これに光を照射して硬化させることに
より複合成形体を製造する方法が開示されている。
開昭62−73939号公報には、ガラス繊維材に光硬
化性不飽和ポリエステル樹脂液を含浸したプリプレグシ
ートと、布に通気性軟質発泡シートを積層接着した表皮
材とを、上記発泡シートがプリプレグシートと対向する
ようにして密着させ、この密着物を加熱した後、表皮材
の面が成形型の面に接するようにして真空吸引して所望
の形状に賦形し、これに光を照射して硬化させることに
より複合成形体を製造する方法が開示されている。
(発明が解決しようとする課題)
ところが、かかる従来の複合成形体の製造方法において
、加熱賦形前にプリプレグシートと表皮材との密着物を
長時間放置しておくと、プリプレグシートに含浸されて
いる樹脂液が発泡シートに浸透し、これを加熱した後真
空吸引して賦形すると表皮材表面の布面に樹脂液が浸出
し、布面の外観や感触が損なわれるという問題がある。
、加熱賦形前にプリプレグシートと表皮材との密着物を
長時間放置しておくと、プリプレグシートに含浸されて
いる樹脂液が発泡シートに浸透し、これを加熱した後真
空吸引して賦形すると表皮材表面の布面に樹脂液が浸出
し、布面の外観や感触が損なわれるという問題がある。
それゆえ、プリプレグシートと表皮材との密着物は、加
熱賦形の前に予め多量に作成して保存しておくことがで
きず、加熱賦形の直前に少量を調製しなければならない
。そのため、作業能率が悪く生産性の点で改善すべき問
題がある。
熱賦形の前に予め多量に作成して保存しておくことがで
きず、加熱賦形の直前に少量を調製しなければならない
。そのため、作業能率が悪く生産性の点で改善すべき問
題がある。
また、プリプレグシートと表皮材との密着物を加熱賦形
の直前に調製しても、発泡シートの厚みによっては、表
皮材表面の布面に樹脂液が浸出し、布面の外観や感触が
損なわれることがある。
の直前に調製しても、発泡シートの厚みによっては、表
皮材表面の布面に樹脂液が浸出し、布面の外観や感触が
損なわれることがある。
本発明は、上記の問題を解決するものであり、その目的
とするところは、外観や感触の良好な複合成形体を能率
よく製造し得る光硬化性プリプレグシート及びそれを使
用する複合成形体の製造方法を提供することにある。
とするところは、外観や感触の良好な複合成形体を能率
よく製造し得る光硬化性プリプレグシート及びそれを使
用する複合成形体の製造方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段)
本発明の光硬化性プリプレグシートは、光透過性の熱可
塑性樹脂フィルムと、強化繊維材に光硬化性不飽和ポリ
エステル樹脂液を含浸したプリプレグシートと、上記樹
脂液が浸透しない熱可塑性樹脂フィルムと、表皮材とが
この順に積層され互いに接着されていることを特徴とす
る。
塑性樹脂フィルムと、強化繊維材に光硬化性不飽和ポリ
エステル樹脂液を含浸したプリプレグシートと、上記樹
脂液が浸透しない熱可塑性樹脂フィルムと、表皮材とが
この順に積層され互いに接着されていることを特徴とす
る。
また、本発明の複合成形体の製造方法は、上記の光硬化
性プリプレグシートを加熱した後、表皮材の面が成形型
の面に接するようにして賦形し、これに光を照射して硬
化させることを特徴とする。
性プリプレグシートを加熱した後、表皮材の面が成形型
の面に接するようにして賦形し、これに光を照射して硬
化させることを特徴とする。
以下、図面を参照しながら、本発明を説明する。
第1図において、11は光透過性の熱可望性樹脂フィル
ム、12は強化繊維材に光硬化性不飽和ポリエステル樹
脂液を含浸したプリプレグシート、13は上記樹脂液が
浸透しない熱可塑性樹脂フィルム、14は接着剤、15
は表皮材である。
ム、12は強化繊維材に光硬化性不飽和ポリエステル樹
脂液を含浸したプリプレグシート、13は上記樹脂液が
浸透しない熱可塑性樹脂フィルム、14は接着剤、15
は表皮材である。
プリプレグシート12は、強化繊維材に光硬化性不飽和
ポリエステル樹脂液を含浸して作られており、含浸され
た樹脂は未硬化の状態にあり、全体として柔軟でその表
面は粘着性を帯びている。その厚さは一般に1〜6mm
程度のものが好適に用いられる。
ポリエステル樹脂液を含浸して作られており、含浸され
た樹脂は未硬化の状態にあり、全体として柔軟でその表
面は粘着性を帯びている。その厚さは一般に1〜6mm
程度のものが好適に用いられる。
強化繊維材としては、一般に光透過性で強度のあるガラ
ス繊維の不織布又は織布が用いられるが、光の透過を阻
害せず強度のあるその他の強化繊維も使用可能である。
ス繊維の不織布又は織布が用いられるが、光の透過を阻
害せず強度のあるその他の強化繊維も使用可能である。
また、光硬化性不飽和ポリエステル樹脂液は、一般に液
状の不飽和ポリエステル樹脂にスチレンのような架橋用
モノマーと2,2−ジメトキシ−2−フjニルアセトフ
ェノンのような光硬化剤とを配合した液状のものである
。なお、上記の光硬化剤とともに、比較的低温の加熱で
硬化し得る熱硬化剤を併用してもよい。
状の不飽和ポリエステル樹脂にスチレンのような架橋用
モノマーと2,2−ジメトキシ−2−フjニルアセトフ
ェノンのような光硬化剤とを配合した液状のものである
。なお、上記の光硬化剤とともに、比較的低温の加熱で
硬化し得る熱硬化剤を併用してもよい。
光透過性の熱可塑性樹脂フィルム11としては、一般に
40〜80μ程度の透明なポリビニルアルコールフィル
ムやアクリル樹脂フィルムが好適に用いられる。この光
透過性の熱可塑性樹脂フィルム11は、プリプレグシー
ト12中の未硬化の樹脂の流出やモノマーの蒸散を防止
し、また取扱い作業性をよくするために設けるものであ
る。
40〜80μ程度の透明なポリビニルアルコールフィル
ムやアクリル樹脂フィルムが好適に用いられる。この光
透過性の熱可塑性樹脂フィルム11は、プリプレグシー
ト12中の未硬化の樹脂の流出やモノマーの蒸散を防止
し、また取扱い作業性をよくするために設けるものであ
る。
そして、この光透過性の熱可塑性樹脂フィルム11とプ
リプレグシート12とは、通常、プリプレグシート12
の粘着性を利用して互いに接着されているが、接着剤を
使用して接着されていてもよい。
リプレグシート12とは、通常、プリプレグシート12
の粘着性を利用して互いに接着されているが、接着剤を
使用して接着されていてもよい。
また、上記樹脂液が浸透しない熱可塑性樹脂フィルム1
3としては、一般に40〜120 μ程度のポリエチレ
ンテレフタレートフィルム(PI!T)やナイロン樹脂
フィルムが好適に用いられる。この熱可塑性樹脂フィル
ム13とプリプレグシート12とは、通常、上記の光透
過性熱可塑性樹脂フィルム11と同様にプリプレグシー
ト12の粘着性を利用して互いに接着されているが、接
着剤を使用して接着されていてもよい、いずれにしても
プリプレグシート12が光で硬化した後は、この硬化樹
脂と熱可塑性樹脂フィルム13とが剥離しないように強
固に接着していなければならない。
3としては、一般に40〜120 μ程度のポリエチレ
ンテレフタレートフィルム(PI!T)やナイロン樹脂
フィルムが好適に用いられる。この熱可塑性樹脂フィル
ム13とプリプレグシート12とは、通常、上記の光透
過性熱可塑性樹脂フィルム11と同様にプリプレグシー
ト12の粘着性を利用して互いに接着されているが、接
着剤を使用して接着されていてもよい、いずれにしても
プリプレグシート12が光で硬化した後は、この硬化樹
脂と熱可塑性樹脂フィルム13とが剥離しないように強
固に接着していなければならない。
表皮材15は、複合成形体に良好な表面装飾や表面感触
などを付与するために設けるものである。かかる表皮材
15としては、合成繊維や天然繊維の不織布又は織布、
合成樹脂レザー、及びこれ等の不織布、織布、レザーの
内側に軟質発泡シートを積層接着したシートが好適に用
いられる。この軟質発泡シートは複合成形体にりγジョ
ン性を付与する。これ等の表皮材15は加熱賦形の際に
充分な伸びを示すものが好ましい。
などを付与するために設けるものである。かかる表皮材
15としては、合成繊維や天然繊維の不織布又は織布、
合成樹脂レザー、及びこれ等の不織布、織布、レザーの
内側に軟質発泡シートを積層接着したシートが好適に用
いられる。この軟質発泡シートは複合成形体にりγジョ
ン性を付与する。これ等の表皮材15は加熱賦形の際に
充分な伸びを示すものが好ましい。
そして、上記熱可塑性樹脂フィルム13と表皮材15と
は、通常、接着剤14により接着されている。接着剤1
4としては、ウレタン系接着剤が好適に用いられる。こ
のようにして、本発明の光硬化性プリプレグシート10
が構成される。
は、通常、接着剤14により接着されている。接着剤1
4としては、ウレタン系接着剤が好適に用いられる。こ
のようにして、本発明の光硬化性プリプレグシート10
が構成される。
本発明の光硬化性プリプレグシート10を使用して複合
成形体を製造する方法について、以下に説明する。
成形体を製造する方法について、以下に説明する。
先ず、第2図に示すように、光硬化性プリプレグシート
10の端縁をクランプ20で把持し、ヒーター30でシ
ー)10の両面を例えば110〜140°Cに加熱軟化
させ容易に変形し得る状態とする。
10の端縁をクランプ20で把持し、ヒーター30でシ
ー)10の両面を例えば110〜140°Cに加熱軟化
させ容易に変形し得る状態とする。
この場合、光硬化性プリプレグシート10の表皮材15
の面を下に向けてクランプ20で把持する。
の面を下に向けてクランプ20で把持する。
次いで、ヒーター30を横方向に退けた後、この加熱軟
化した光硬化性プリプレグシート10に、所望形状の真
空成形型40を押し当て、次いで型内の空気を適度に吸
引し、光硬化性プリプレグシート10を真空成形型40
に密着させて所望形状に賦形する。この場合、光硬化性
プリプレグシートlOの表皮材15の面が真空成形型4
0の面に接するようにして賦形する。
化した光硬化性プリプレグシート10に、所望形状の真
空成形型40を押し当て、次いで型内の空気を適度に吸
引し、光硬化性プリプレグシート10を真空成形型40
に密着させて所望形状に賦形する。この場合、光硬化性
プリプレグシートlOの表皮材15の面が真空成形型4
0の面に接するようにして賦形する。
その後、ランプ50を必要ならば上下に移動させ適当な
距離に設定し、これに光を照射して樹脂の硬化を行う、
ランプ50はヒーター30と同じように横方向から真空
成形型40の真上に移動して設定されるようにしてもよ
い、照射する光としては、紫外線や可視光線などの活性
光線、特に300〜400nmの波長を有する紫外線ラ
ンプが用いられ、照射時間は数分で充分である。硬化後
に脱型され美麗な表皮を有する複合成形体が得られる。
距離に設定し、これに光を照射して樹脂の硬化を行う、
ランプ50はヒーター30と同じように横方向から真空
成形型40の真上に移動して設定されるようにしてもよ
い、照射する光としては、紫外線や可視光線などの活性
光線、特に300〜400nmの波長を有する紫外線ラ
ンプが用いられ、照射時間は数分で充分である。硬化後
に脱型され美麗な表皮を有する複合成形体が得られる。
この複合成形体において、光透過性の熱可塑性樹脂フィ
ルム11はプリプレグシート12に強固に接着一体化さ
れる場合と、剥離可能な状態に軽く接着されている場合
とがある。剥離可能な状態になっている場合は、光透過
性の熱可塑性樹脂フィルム11を剥離除去して最終製品
とされる。なお、真空成形型40に換えて、圧空成形型
やプレス成形型も使用できる。
ルム11はプリプレグシート12に強固に接着一体化さ
れる場合と、剥離可能な状態に軽く接着されている場合
とがある。剥離可能な状態になっている場合は、光透過
性の熱可塑性樹脂フィルム11を剥離除去して最終製品
とされる。なお、真空成形型40に換えて、圧空成形型
やプレス成形型も使用できる。
(作用)
本発明の光硬化性プリプレグシートは、光透過性の熱可
塑性樹脂フィルムと、強化繊維材に光硬化性不飽和ポリ
エステル樹脂液を含浸したプリプレグシートと、上記樹
脂液が浸透しない熱可塑性樹脂フィルムと、表皮材とが
この順に積層され互いに接着されて構成されて一体化さ
れている。それゆえ、この一体化された一枚の光硬化性
プリプレグシートのみを用いて、表皮材を有する複合成
形体が製造できる。
塑性樹脂フィルムと、強化繊維材に光硬化性不飽和ポリ
エステル樹脂液を含浸したプリプレグシートと、上記樹
脂液が浸透しない熱可塑性樹脂フィルムと、表皮材とが
この順に積層され互いに接着されて構成されて一体化さ
れている。それゆえ、この一体化された一枚の光硬化性
プリプレグシートのみを用いて、表皮材を有する複合成
形体が製造できる。
また、本発明の光硬化性プリプレグシートは、上記のよ
うに樹脂液を浸透しない熱可塑性樹脂フィルムにより、
表皮材とプリプレグシートとが遮断されているので、長
期間保存してもプリプレグシート中の樹脂液が表皮材の
表面に浸出しなくなる。
うに樹脂液を浸透しない熱可塑性樹脂フィルムにより、
表皮材とプリプレグシートとが遮断されているので、長
期間保存してもプリプレグシート中の樹脂液が表皮材の
表面に浸出しなくなる。
(実施例)
以下、本発明の実施例及び比較例を示す。
1施貫
不飽和ポリエステル樹脂液(#2064j昭和高分子社
製)100重量部に、光硬化剤(イルガキュア#651
:日本チバガイギー社製)0.5重量部と増粘剤(酸化
マグネシウム)1,5重量部とを混合して、光硬化性不
飽和ポリエステル樹脂液を調製した。
製)100重量部に、光硬化剤(イルガキュア#651
:日本チバガイギー社製)0.5重量部と増粘剤(酸化
マグネシウム)1,5重量部とを混合して、光硬化性不
飽和ポリエステル樹脂液を調製した。
この光硬化性不飽和ポリエステル樹脂液を、ガラス繊維
ストランドマット#450を二枚重ねてなる強化繊維材
に含浸させて、第1図に示すような、厚さ約2m、ガラ
ス繊維含有量30重量%のプリプレグシート12を作成
した。
ストランドマット#450を二枚重ねてなる強化繊維材
に含浸させて、第1図に示すような、厚さ約2m、ガラ
ス繊維含有量30重量%のプリプレグシート12を作成
した。
次いで、このプリプレグシート12の一面に厚さ80μ
の透明なポリビニルアルコールフィルム11を軽くロー
ルにより押圧することにより接着した。また、プリプレ
グシート12の他面に厚さ100μの透明なポリエチレ
ンテレフタレートフィルム(PET)13を軽くロール
により押圧することにより接着した。上記のフィルム1
1及び13はプリプレグシート12の粘着性によりこの
プリプレグシート12の表面に接着された。
の透明なポリビニルアルコールフィルム11を軽くロー
ルにより押圧することにより接着した。また、プリプレ
グシート12の他面に厚さ100μの透明なポリエチレ
ンテレフタレートフィルム(PET)13を軽くロール
により押圧することにより接着した。上記のフィルム1
1及び13はプリプレグシート12の粘着性によりこの
プリプレグシート12の表面に接着された。
さらに、上記ポリエチレンテレフタレートフィルム13
の表面にウレタン系接着剤14を用いて表面に起毛のあ
る伸縮性の織布からなる表皮材15を接着させた。この
ようにして、ポリビニルアルコールフィルム11とプリ
プレグシート12とポリエチレンテレフタレートフィル
ム13ト表皮材15とが、この順に積層され互いに接着
され一体化した光硬化性プリプレグシートを製造した。
の表面にウレタン系接着剤14を用いて表面に起毛のあ
る伸縮性の織布からなる表皮材15を接着させた。この
ようにして、ポリビニルアルコールフィルム11とプリ
プレグシート12とポリエチレンテレフタレートフィル
ム13ト表皮材15とが、この順に積層され互いに接着
され一体化した光硬化性プリプレグシートを製造した。
この光硬化性プリプレグシート10をこのまま長期間放
置しておいても、表皮材15の表面にプリプレグシート
10の中の樹脂液が浸出して(るような現象は起こらな
かった。
置しておいても、表皮材15の表面にプリプレグシート
10の中の樹脂液が浸出して(るような現象は起こらな
かった。
この光硬化性プリプレグシート10を、第2図に示すよ
うに、クランプ20で把持してヒーター30で両面を1
10°Cに加熱した後、真空成形型40に約760mm
Hgで吸引密着させて賦形した。その後、l0CIの距
離から400Hの紫外線ランプを2分間照射して樹脂を
硬化させ、脱型してハウジング型の複合成形体を製造し
た。この複合成形体は、起毛した風合いの良い美麗な表
皮材15を有するものであった。なお、この場合、ポリ
ビニルアルコールフィルム11は剥離可能であった。
うに、クランプ20で把持してヒーター30で両面を1
10°Cに加熱した後、真空成形型40に約760mm
Hgで吸引密着させて賦形した。その後、l0CIの距
離から400Hの紫外線ランプを2分間照射して樹脂を
硬化させ、脱型してハウジング型の複合成形体を製造し
た。この複合成形体は、起毛した風合いの良い美麗な表
皮材15を有するものであった。なお、この場合、ポリ
ビニルアルコールフィルム11は剥離可能であった。
上皿■
ポリエチレンテレフタレートフィルム13ヲ設けないこ
と以外は、実施例と同様にして複合成形体を製造した。
と以外は、実施例と同様にして複合成形体を製造した。
この複合成形体の表皮材15は、浸出した樹脂で硬化し
ており、風合いの悪いものであった。
ており、風合いの悪いものであった。
(発明の効果)
上述の通り、本発明の光硬化性プリプレグシートは、光
透過性の熱可塑性樹脂フィルムと、強化繊維材に光硬化
性不飽和ポリエステル樹脂液を含浸したプリプレグシー
トと、上記樹脂液が浸透しない熱可塑性樹脂フィルムと
、表皮材とがこの順に積層され互いに接着されて一体化
されているので、前記従来技術のように賦形成形の際に
プリプレグシートと表皮材とを重ねて密着させるという
手間を要しない、したがって、作業能率がよく生産性が
向上する。
透過性の熱可塑性樹脂フィルムと、強化繊維材に光硬化
性不飽和ポリエステル樹脂液を含浸したプリプレグシー
トと、上記樹脂液が浸透しない熱可塑性樹脂フィルムと
、表皮材とがこの順に積層され互いに接着されて一体化
されているので、前記従来技術のように賦形成形の際に
プリプレグシートと表皮材とを重ねて密着させるという
手間を要しない、したがって、作業能率がよく生産性が
向上する。
また、本発明の光硬化性プリプレグシートは、樹脂液が
浸透しない熱可望性樹脂フィルムによって表皮材とプリ
プレグシートとが遮断されているので、この光硬化性プ
リプレグシートを使用する本発明の複合成形体の製造方
法によれば、前記従来技術のように表皮材の表面に樹脂
液が浸出するようなことがない。したがって、外観や感
触の良好な複合成形体を製造することができる。
浸透しない熱可望性樹脂フィルムによって表皮材とプリ
プレグシートとが遮断されているので、この光硬化性プ
リプレグシートを使用する本発明の複合成形体の製造方
法によれば、前記従来技術のように表皮材の表面に樹脂
液が浸出するようなことがない。したがって、外観や感
触の良好な複合成形体を製造することができる。
このように、本発明方法で製造される複合成形体は外観
や感触が良好なので、自動車内装材、壁材、家具材等に
好適に使用することができる。
や感触が良好なので、自動車内装材、壁材、家具材等に
好適に使用することができる。
第1図は本発明光硬化性プリプレグシートの一例を示す
断面図、第2図は本発明複合成形体の製造方法の一例を
示す説明図である。 10・・・光硬化性プリプレグシート、11・・・光透
過性の熱可塑性樹脂フィルム、12・・・プリプレグシ
ート、13・・・樹脂液が浸透しない熱可塑性樹脂フィ
ルム、14・・・接着剤、15・・・表皮材、20・・
・クランプ、30・・・ヒーター、40・・・真空成形
型、50・・・紫外線ランプ。
断面図、第2図は本発明複合成形体の製造方法の一例を
示す説明図である。 10・・・光硬化性プリプレグシート、11・・・光透
過性の熱可塑性樹脂フィルム、12・・・プリプレグシ
ート、13・・・樹脂液が浸透しない熱可塑性樹脂フィ
ルム、14・・・接着剤、15・・・表皮材、20・・
・クランプ、30・・・ヒーター、40・・・真空成形
型、50・・・紫外線ランプ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、光透過性の熱可塑性樹脂フィルムと、強化繊維材に
光硬化性不飽和ポリエステル樹脂液を含浸したプリプレ
グシートと、上記樹脂液が浸透しない熱可塑性樹脂フィ
ルムと、表皮材とがこの順に積層され互いに接着されて
いることを特徴とする光硬化性プリプレグシート。 2、請求項1記載の光硬化性プリプレグシートを加熱し
た後、表皮材の面が成形型の面に接するようにして賦形
し、これに光を照射して硬化させることを特徴とする複
合成形体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24734989A JPH03109436A (ja) | 1989-09-21 | 1989-09-21 | 光硬化性プリプレグシート及び複合成形体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24734989A JPH03109436A (ja) | 1989-09-21 | 1989-09-21 | 光硬化性プリプレグシート及び複合成形体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03109436A true JPH03109436A (ja) | 1991-05-09 |
Family
ID=17162091
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24734989A Pending JPH03109436A (ja) | 1989-09-21 | 1989-09-21 | 光硬化性プリプレグシート及び複合成形体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03109436A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2351937A (en) * | 1999-04-01 | 2001-01-17 | Daimler Chrysler Ag | Process for the production of fibre-reinforced plastics components |
-
1989
- 1989-09-21 JP JP24734989A patent/JPH03109436A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2351937A (en) * | 1999-04-01 | 2001-01-17 | Daimler Chrysler Ag | Process for the production of fibre-reinforced plastics components |
US6527894B1 (en) | 1999-04-01 | 2003-03-04 | Daimlerchrysler Ag | Method for producing fibre-reinforced plastic components |
GB2351937B (en) * | 1999-04-01 | 2004-01-07 | Daimler Chrysler Ag | Production of fibre-reinforced plastic components |
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