JPH03106942A - 光硬化性プリプレグシート及び複合成形体の製造方法 - Google Patents

光硬化性プリプレグシート及び複合成形体の製造方法

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JPH03106942A
JPH03106942A JP24396689A JP24396689A JPH03106942A JP H03106942 A JPH03106942 A JP H03106942A JP 24396689 A JP24396689 A JP 24396689A JP 24396689 A JP24396689 A JP 24396689A JP H03106942 A JPH03106942 A JP H03106942A
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JP
Japan
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polyester resin
prepreg sheet
photocurable
film
unsaturated polyester
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Application number
JP24396689A
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English (en)
Inventor
Tetsuhiro Shinokawa
篠川 哲裕
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、低温での賦形戒形が可能な光硬化性プリプレ
グシート及びそれを使用する複合成形体の製造方法に関
する. (従来の技術) ガラス繊維材に光硬化性不飽和ポリエステル樹脂液を含
浸してなるブリブレグシ一トは、各種複合威形体の製造
に広く使用されている.この種のプリプレグシートとし
ては、例えばPALAPREG LHZ (BASP社
製) b<アル. コ(Dヨウftブリブレグシ一トは
、樹脂が未硬化の状態にあり、樹脂の流出やモノマーの
蒸散を防止し、また取扱い作業性を良くするために、そ
の両面にポリビニルアルコールフィルムのような保護フ
イルムが被着されている. そして、上記プリプレグシートを保護フイルムを被着し
たまま加熱し、真空戒形等により所望の形状に賦形し、
これに光を照射して樹脂を硬化させ、その後保護フイル
ムを剥離除去するか、或いは剥離除去することなくその
ままで複合成形体が製造されている。
(発明が解決しようとする課題) ところが、かかる従来プリプレグシートは、例えば12
0〜140゜Cのような比較的高温に加熱して保護フィ
ルムを軟化させ伸び易くしなければ、良好に型に密着し
て賦形できない.しかし、ブリブレグシ一トをこのよう
な高温に加熱する場合、加熱し過ぎると含浸樹脂中のモ
ノマーが蒸発して、得られる複合成形体に気泡が発生し
、また破れが発生する場合もあり、加熱温度範囲が比較
的狭いという問題がある. 本発明は、上記の問題を解決するものであり、その目的
とするところは、低温での賦形戒形が可能で気泡の発生
や破れのない複合成形体を容易に製造し得る光硬化性プ
リプレグシート及びそれを使用する複合成形体の製造方
法を提供することにある. (課題を解決するための手段) 本発明の光硬化性プリプレグシートは、強化繊維材に光
硬化性不飽和ポリエステル樹脂液を含浸してなるブリブ
レグシ一トの両面に、上記樹脂液に含まれる成分で膨潤
軟化する飽和ポリエステル樹脂フィルムが被着されてい
ることを特徴とする.また、本発明の複合威形体の製造
方法は、上記の光硬化性プリプレグシートを、100″
C以下の温度で賦形し、これに光を照射して硬化させる
ことを特徴とする. 以下、図面を参照しながら、本発明を説明する. 第1図において、11はプリプレグシート、12は透明
な飽和ポリエステル樹脂フィルムであり、このフイルム
12はプリプレグシート11の両面に被着されている.
ブリプレグシート11の厚さは一般に1〜6m程度で、
フイルムl2の厚さは一般に40〜120 μ程度とさ
れる.上記のブリブレグシー}11は、強化繊維材に光
硬化性不飽和ポリエステル樹脂液を含浸して作られてお
り、樹脂は未硬化の状態にあり柔軟でその表面は粘着性
を帯びており、この粘着性を利用してフィルムl2が被
着されている. そして、強化繊維材としては、一般に光透過性で強度の
あるガラス繊維の不織布又は織布が用いられるが、光の
透過を阻害せず強度のあるその他の強化繊維も使用可能
である.また、光硬化性不飽和ポリエステル樹脂液は、
一般に用いられている液状の不飽和ポリエステル樹脂に
スチレンのような架橋用モノマーと2.2−ジメトキシ
−2−フェニルアセトフェノンのような光硬化剤とを配
合した液状のものである。なお、上記の光硬化剤ととも
に、比較的低温の加熱で硬化し得る熱硬化剤を併用して
もよい. なお、プリプレグシート11としては、前記したBAS
F社製(7)PALAPREG LHZの保護フィルム
を除去した状態のプリプレグシートも使用できる。
また、飽和ポリエステル樹脂フィルム12としては、上
記樹脂液に含まれる成分、例えばスチレンのような架橋
用モノマーで膨潤軟化する特定グレードの飽和ポリエス
テル樹脂からなるフィルムが用いられる。例えば、テレ
フタール酸とエチレングリコールを主成分とし、これに
他の酸威分としてイソフタール酸など、グリコール或分
としてシクロヘキサンジメタノールやテトラメチレング
リコールなどの第三成分を共重合させた低結晶性の飽和
ポリエステル樹脂からなるフィルムが用いられる。
かかる飽和ポリエステル樹脂フィルム12としては、米
国イーストマンコダック社製のPET G及びポリプラ
スチックス社製のPBT(ジュラネックス)などがある
.一般に広く使用されているPET (テレフタール酸
とエチレングリコールを縮重合して得られる高結晶性の
飽和ポリエステル樹脂)は、スチレンのような架橋用モ
ノマーで膨潤軟化しないので使用できない。
なお、上記フィルム12のうち少なくとも一方のフィル
ムは、当然、光による硬化のために光透過性(透明)で
ある.このようにして、本発明の光硬化性プリプレグシ
ート10が構威される。
本発明の光硬化性ブリブレグシ一ト10を使用して複合
成形体を製造する方法について、以下に説明する。
先ず、第2図に示すように、光硬化性プリプレグシート
10の端緑をクランブ20で把持し、ヒーター30でシ
一ト10の両面を100゜C以下の適温に加熱する.場
合によっては加熱することなく室温でも実施可能である
。特に90〜20″Cの範囲の温度が好ましい。光硬化
性プリプレグシート10の表面フィルム12は、樹脂液
に含まれる威分により膨潤軟化しているため、比較的低
温である100℃以下又は室温で柔軟で伸び易く容易に
変形し得る状態になっている。
次いで、ヒーター30を横方向に退けた後、光硬化性プ
リプレグシートioに所望形状の真空威形型40を押し
当て、型内の空気を適度に吸引し、光硬化性ブリブレグ
シ一ト10を真空成形型40に密着させて賦形する. その後、ランプ50を必要ならば上下に移動して適当な
距離に設定し、光を照射して樹脂の硬化を行う.ランプ
50はヒーター30と同じように横方向から水平に移動
して真空戒形型40の真上に設定されるようにしてもよ
い.照射する光としては、紫外線や可視光線などの活性
光線、特に300〜400nmの波長を有する紫外線ラ
ンプが用いられ、照射時間は数分で充分である。樹脂の
硬化後に脱型され複合成形体が得られる.この複合威形
体において、フイルム12はブリブレグシー}11に強
固に接着一体化される場合と、剥離可能な状態に軽く接
着している場合とがある.剥離可能な状態に軽く接着し
ている場合は、フイルム12を剥離させて最終製品とす
る.なお、真空威形型40に換えて、圧空威形型、ブレ
ス戒形型も使用できる.また、バッチ方式だけでなく、
フォーミングローラー等を用いて長尺の複合威形体を連
続的に製造することも可能である. (作用) このように、強化繊維材に光硬化性不飽和ポリエステル
樹脂液を含浸してなるブリブレグシ一トの表面に被着す
るフイルムとして、上記樹脂液に含まれる成分で膨潤軟
化する特定グレードの飽和ポリエステル樹脂フィルムを
用いると、このフィルムが膨潤軟化して良く伸びるため
、l00゜C以下の比較的低温での賦形が可能となる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を示す. 1蓬貫工 不飽和ポリエステル樹脂液( #2064:昭和高分子
社製)100!1部に、光硬化剤(イルガキュア#65
1:日本チバガイギー社製)0.5重量部と増粘剤(酸
化マグネシウム)1.5重量部とを混合して、光硬化性
不飽和ポリエステル樹脂液を調製した. この光硬化性不飽和ポリエステル樹脂液を、ガラス繊維
ストランドマット#450を二枚重ねてなる強化繊維材
に含浸させて、第1図に示すような、厚さ約2ms,ガ
ラス繊維含有量30重量%のプリプレグシート11を作
威した.次いで、このブリプレグシー目1の両面に、米
国イーストマンコダック社製のPET G−6763グ
レードの樹脂からなる厚さ80μの透明な飽和ポリエス
テル樹脂フィルム12を軽くロールにより押圧すること
により被着して、光硬化性プリブレグシ一ト10を製造
した.この光硬化性プリプレグシート10をそのまま放
置しておいたところ、光硬化性プリプレグシート10の
表面フィルム12は膨潤軟化していた. この光硬化性ブリプレグシー}10を、第2図に示すよ
うに、クランブ20で把持してヒーター30で両面を9
0℃加熱した後、真空戒形型40に約760mlgで吸
引密着させて賦形した.その後、10cmの距離から4
00Hの紫外線ランプを2分間照射して硬化させ、脱型
してブリブレグシー[1にフィルム12が接着一体化さ
れた複合威形体を製造した。この複合或形体には気泡が
発生しておらず破れもなく、透明で美しい複合成形体で
あった. 支施涯i 透明な飽和ポリエステル樹脂フィルム12として、ポリ
プラスチックス社製のPBT (ジュラネックス)樹脂
からなる厚さ30μの透明な飽和ポリエステル樹脂フィ
ルムを用いたこと、及び賦形の際の加熱温度を40℃と
したこと以外は、実施例1と同様に行った.この場合も
、得られた複合成形体には気泡が発生しておらず破れも
なく、透明で美しい複合成形体であった. (発明の効果) 上述の通り、本発明の光硬化性プリプレグシートは、強
化繊維材に光硬化性不飽和ポリエステル樹脂液を含浸し
てなるブリブレグシートの両面に、上記樹脂液に含まれ
る成分で膨潤軟化する飽和ポリエステル樹脂フィルムが
被着されているので、低温での賦形戒形が可能である。
また、本発明の複合成形体の製造方法は、上記の光硬化
性ブリプレグシートを100゜C以下の温度で賦形し、
これに光を照射して硬化させるものであるから、含浸樹
脂中のモノマーの蒸発が防止され、得られる複合成形体
に気泡が発生せず、しかも賦形可能な温度範囲を比較的
低温で広い温度範囲に設定することができ、賦形が容易
で破れの発生が防止される. したがって、本発明によれば、美麗な自動車内装材、冷
蔵庫のハウジング、壁材、軒樋等の複合成形体を容易に
製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図−は本発明光硬化性プリプレグシートの一例を示
す断面図、第2図は本発明複合成形体の製造方法の一例
を示す説明図である.10・・・光硬化性プリプレグシ
ート、l1・・・プリプレグシート、12・・・飽和ポ
リエステル樹脂フィルム、20・・・クランブ、3o・
・・ヒーター、4o・・・真空成形型、50・・・紫外
線ランプ.

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、強化繊維材に光硬化性不飽和ポリエステル樹脂液を
    含浸してなるプリプレグシートの両面に、上記樹脂液に
    含まれる成分で膨潤軟化する飽和ポリエステル樹脂フィ
    ルムが被着されていることを特徴とする光硬化性プリプ
    レグシート。 2、請求項1記載の光硬化性プリプレグシートを100
    ℃以下の温度で賦形し、これに光を照射して硬化させる
    ことを特徴とする複合成形体の製造方法。
JP24396689A 1989-09-19 1989-09-19 光硬化性プリプレグシート及び複合成形体の製造方法 Pending JPH03106942A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1044777A1 (en) * 1999-04-15 2000-10-18 Showa Denko Kabushiki Kaisha Molding method for corrosion-resistant FRP
US6974784B1 (en) 1999-03-16 2005-12-13 Dainippon Ink And Chemicals, Inc. Sheet-form photocurable material
JP2006104394A (ja) * 2004-10-08 2006-04-20 Asahi Kasei Chemicals Corp 保護フィルム付光硬化性プリプレグシート
JP2010153646A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Asahi Kasei Chemicals Corp 外部刺激により接着硬化するプリプレグシートを備えた太陽光発電モジュール、及びその設置方法
JP2016106275A (ja) * 2007-06-28 2016-06-16 日立化成株式会社 画像表示装置及びその製造方法

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