JPH09172101A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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Publication number
JPH09172101A
JPH09172101A JP32674396A JP32674396A JPH09172101A JP H09172101 A JPH09172101 A JP H09172101A JP 32674396 A JP32674396 A JP 32674396A JP 32674396 A JP32674396 A JP 32674396A JP H09172101 A JPH09172101 A JP H09172101A
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JP
Japan
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layer
groove
substrate
epitaxial layer
oxide film
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Application number
JP32674396A
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English (en)
Inventor
Akio Nakagawa
明夫 中川
Kazuyoshi Furukawa
和由 古川
Tsuneo Ogura
常雄 小倉
Katsujiro Tanzawa
勝二郎 丹沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH09172101A publication Critical patent/JPH09172101A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 隣接素子間の分離を確実に行うことができ、
素子特性及び信頼性の向上をはかる。 【解決手段】 トレンチ溝341で分離された各素子形
成領域に所望の素子を形成してなる半導体装置におい
て、p- 型の高抵抗基板302′と、この基板302′
上に形成されたn+ 型の埋込み層311と、この埋込み
層311上に形成されたn- 型のエピタキシャル層30
4と、エピタキシャル層304の表面から埋込み層31
1を貫通して基板302′に達するように形成されたト
レンチ溝341と、このトレンチ溝341内に酸化膜3
42を介して埋込み形成された多結晶シリコン膜343
とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、素子分離技術の改
良をはかった半導体装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、誘電体分離を実現するために、ウ
ェハの直接接着技術を利用した方法が知られている。こ
の方法では、図25に示すように2枚のシリコンウェハ
1,2をSiO2 膜3を介して接着し、ウェハ2にV溝
4を掘り、この溝4の側面に酸化膜5を形成することに
より、シリコン単結晶の島を誘電体分離している。しか
し、この構造では、ロジックとしてMOSを用いる場合
は同一の島内に多くのMOSロジックが作れるが、バイ
ポーラ素子をロジックとして用いるにはV溝で各々のロ
ジックを一つ一つ分離する必要があり、V溝が大きな面
積を占める現状では適さない。
【0003】また、図25に示す如き誘電体分離基板に
低耐圧素子(例えばバイポーラ素子)及び高耐圧素子
(例えばDMOS素子)の両方を形成する場合、次のよ
うな問題がある。即ち、DMOS素子を形成するには高
耐圧を得るために基板を比較的厚くする必要があり、バ
イポーラ素子を形成するには高速性を得るために基板を
薄くする必要があり、バイポーラ素子及びDMOS素子
の双方に望ましい基板厚みを実現することは困難であっ
た。
【0004】また、ウェハの接着技術を用いない場合、
図26に示すように、高抵抗(p-型)シリコンウェハ
2上に形成したエピタキシャル層(n- 層)7を素子分
離用溝4及び絶縁膜5で分離し、該溝4で分離された素
子形成領域の底部に高濃度不純物層(n+ 型層)8を埋
込む方法がある。しかしながら、この場合、素子形成領
域の底部において埋込み層8の端部は溝4と離れてお
り、素子形成領域と基板とが接することになり、完全な
素子分離を行うことは困難であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来、ウェ
ハの接着技術を用いない場合、素子分離用溝と高濃度不
純物埋込み層を形成しても、隣接素子間の分離を完全に
行うことは困難であるという問題があった。
【0006】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、その目的とするところは、素子分離を確実に行う
ことができ、素子特性及び信頼性の向上をはかり得る半
導体装置及びその製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(構成)上記課題を達成するために本発明では、次のよ
うな構成及び方法を採用している。
【0008】即ち本発明は、複数の素子を同一基板上に
形成した半導体装置において、第1導電型の高抵抗半導
体基板と、この基板上に形成された第2導電型の高濃度
不純物埋込み層と、この埋込み層上に形成された第1又
は第2導電型の低濃度不純物エピタキシャル層と、前記
エピタキシャル層の表面から前記埋込み層を貫通して前
記基板に達するように形成された素子分離用溝とを具備
してなり、前記素子分離用溝で分離されたエピタキシャ
ル層の島状領域にそれぞれ所望の素子が形成されること
を特徴とする。
【0009】ここで、本発明の望ましい実施態様として
は次のものがあげられる。 (1) 素子分離用溝には、酸化膜を介して多結晶シリコン
膜が埋め込まれていること。 (2) エピタキシャル層の島状領域に形成される各素子
は、少なくとも1つがMOSトランジスタであること。 (3) エピタキシャル層の島状領域に形成される各素子
は、MOSトランジスタとバイポーラトランジスタであ
ること。 (4) MOSトランジスタが、CMOSトランジスタであ
ること。
【0010】また本発明は、上記構成の半導体装置の製
造方法において、第1導電型の高抵抗半導体基板の表面
に第2導電型の高濃度不純物埋込み層を形成する工程
と、前記埋込み層上に第1又は第2導電型の低濃度不純
物エピタキシャル層を形成する工程と、前記エピタキシ
ャル層の表面から前記埋込み層を貫通して前記基板に達
する素子分離用溝を形成する工程と、前記素子分離用溝
内に絶縁膜を形成する工程と、前記素子分離用溝で分離
されたエピタキシャル層の島状領域にそれぞれ所望の素
子を形成する工程とを含むことを特徴とする。 (作用)本発明によれば、高濃度不純物埋込み層を素子
分離用溝に合わせて選択的に形成するのではなく、高抵
抗半導体基板の表面に連続して形成しているので、素子
分離用溝間につながるように埋込み層が形成される。こ
のため、エピタキシャル層と基板がつながることはな
く、寄生トランジスタが発生することもない。従って、
素子分離を確実に行うことができ、素子特性及び信頼性
の向上をはかることが可能となる。
【0011】また、埋込み層は素子分離用溝を形成した
後に選択形成するのではなく、素子分離用溝を形成する
前に基板表面に連続して形成するので、埋込み層の形成
に際して合わせ余裕を見込む必要はなく、これにより面
積有効利用をはかり得る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図示の実施
形態によって説明する。なお、ここでは、本発明に直接
的には関係しない実施形態についても説明しておく。図
1は本発明の第1の実施形態に係わる誘電体分離基板の
概略構成を示す断面図である。図中101は台となる第
1のシリコンウェハ(基台用ウェハ)であり、このウェ
ハ101上には酸化膜(絶縁膜)103を介してp-
性層となる第2のシリコンウェハ(素子形成用ウェハ)
102が接着されている。この接着は周知のように2枚
のシリコンウェハ101,102の各表面を鏡面研磨
し、研磨面の少なくとも一方に酸化膜を形成し、これら
を重ね合わせることにより実現される。p- 活性層10
2´の上にはn- エピタキシャル層104が成長され、
これら各層102´,104にはV溝105 が形成されて
いる。V溝105の側面には酸化膜106が形成され、
さらにV溝105は多結晶シリコン膜107により埋め
込まれている。そして、n- エピタキシャル層104に
MOS素子及びバイポーラ素子等が形成されるものとな
っている。
【0013】図2は上記誘電体分離基板の製造工程を示
す断面図である。まず、図2(a)〜(c)に示す如
く、少なくとも一方の面が鏡面研磨されたシリコンウェ
ハ101,102を用意し、少なくとも一方のウェハの
表面に酸化膜103を形成する。続いて、これらのウェ
ハ101,102を直接接着して一体化し、図の上側即
ちp- 活性層側のシリコンウェハ102を規定の厚さま
で減らす。この薄く形成された活性層102´は、台と
なるウェハ101とは酸化膜103により縦方向の分離
がなされている。その後、活性層102´上にn- エピ
タキシャル層104を成長する。
【0014】次いで、図2(d)〜(f)に示す如く、
エピタキシャル層104の表面から酸化膜103に達す
るV溝105を形成し、V溝105の側面に酸化膜10
6を形成することで、活性層102´を横方向に分離す
る。さらに、このV溝105内を多結晶シリコン膜10
7で埋め、表面の平坦化を行うことにより、前記図1に
示す如き誘電体分離型半導体基板が得られる。
【0015】この構造では、素子間の分離に常に誘電体
分離を用いるわけではなく、ロジック同士の分離には従
来方式のpn接合分離を用いることで、幅の広いV溝を
頻繁に用いた時よりもロジックの素子密度を大きくとれ
る。また、高耐圧MOSFETをロジックと同じ島に形
成でき、しかもソース電位はその島の基板電位と異なる
電位に選べる。V溝による誘電体分離は高耐圧素子とロ
ジックとを分離するために主に用いることで、V溝の部
分が占める面積を小さくすることができる。
【0016】図3は本発明の第2の実施形態に係わる誘
電体分離基板の概略構成を示す断面図である。なお、図
1と同一部分には同一符号を付して、その詳しい説明は
省略する。この実施形態が先に説明した第1の実施形態
と異なる点は、V溝の下にp+ 層を設けたことにある。
即ち、p- 活性層102と酸化膜103との界面にはp
+ 層108が形成され、さらにV溝105の側面にもp
+ 層109が形成されている。
【0017】図4は図3に示した誘電体分離基板の製造
工程を示す断面図である。まず、図4(a)に示す如
く、表面にp+ 層108を形成したp- シリコンウェハ
102と、台となるシリコンウェハ101を用意し、こ
れらの少なくとも一方に酸化膜103を形成する。続い
て、酸化膜103を介して各ウェハ101,102を接
着する。次いで、図4(b)に示す如く、活性層側のウ
ェハ102を所望厚さに研磨する。次いで、図4(c)
に示す如く、活性層102´上にn- エピタキシャル層
104を成長形成する。次いで、図4(d)に示す如
く、V溝105の側面にp+ 層109を形成する。その
後、V溝105の側面に酸化膜106を形成し、さらに
V溝105内に多結晶シリコン膜107を埋め込むこと
により、前記図3に示す構造が実現されることになる。
【0018】この構造では、p- 活性層102´の下に
+ 層108を設けることで、p-活性層102´に電
気的にコンタクトをとりCMOSのラッチアップ防止等
の効果が得られる。また、V溝105の側面にもp+
109を形成しているので、このp+ 層109を介して
電極の取り出しも可能である。
【0019】図5は本発明の第3の実施形態に係わる誘
電体分離基板の概略構成を示す断面図である。なお、図
1と同一部分には同一符号を付して、その詳しい説明は
省略する。
【0020】この実施形態が先の第1の実施形態と異な
る点は、酸化膜及び多結晶シリコン膜の代わりにポリイ
ミドを用いて誘電体分離を行うことにある。先の実施形
態では、多結晶シリコン膜107のラッピングの際に、
- エピタキシャル層104が最初の厚みから変わって
しまい、また一様な厚みにすることが難しい。そこで本
実施形態では、V溝105を掘るのを後回しにして、ま
ずn- エピタキシャル層104内に素子を作ってしま
い、全ての熱処理が終わった後で、V溝105を掘り、
ポリイミドのような有機絶縁膜110でV溝105を埋
込み、表面平坦化したのち金属配線を行う。
【0021】これにより、n- エピタキシャル層104
の厚みが代わることもなく、さらに厚みを均一化するこ
ともできる。また、V溝105は金属配線が終わった後
に形成してもよい。この場合は、有機絶縁膜110を必
ずしも平坦化する必要はない。V溝105で分離された
間の配線は、ボンディング等の手段で行ってもよい。
【0022】図6は本発明の第4の実施形態に係わる半
導体素子の概略構成を示す断面図である。なお、図1と
同一部分には同一符号を付して、その詳しい説明は省略
する。この実施形態素子は、前記図1に示す誘電体分離
基板を用い、同一の島内に高耐圧素子としてのDMOS
素子11及び低耐圧素子としてのバイポーラ素子21を
形成したものである。
【0023】即ち、n- エピタキシャル層104には、
npnのバイポーラ素子21とnチャネルの高耐圧MO
S素子11が形成されている。そして、バイポーラ素子
21は、n+ 層111及びp+ 層112を設けることに
よりpn接合により分離されている。
【0024】このような構成であれば、高耐圧MOS素
子11はp- 活性層102´及びn- エピタキシャル層
104の2層構造上に形成され、下地に比較的厚いp-
活性層102´層が存在することになり、MOS素子1
1の耐圧を高めるのに有効である。また、バイポーラ素
子21はp- 活性層102´とn- エピタキシャル層1
04との間に設けたn+ 埋込み層111により、薄い基
板に形成されたものと等価となり、バイポーラ素子21
の高速化に有効である。
【0025】図7は本発明の第5の実施形態に係わる半
導体素子の製造工程を示す断面図である。まず、図7
(a)に示す如く、シリコンウェハ201,202を酸
化膜203を介して接着し、上側のシリコンウェハ20
2を規定の厚さまで減らしてn- 活性層202´を形成
する。次いで、図7(b)に示す如く、活性層202´
の一部にp- 層214を形成する。次いで、図7(c)
に示す如く、p- 層214の表面にn+ 層211を形成
し、さらに全面にn- 層204をエピタキシャル成長す
る。
【0026】次いで、図7(d)に示す如く、V溝20
5を形成しその側面に酸化膜206を形成し、さらにV
溝205内を多結晶シリコン膜207で埋め込む。ま
た、n- エピタキシャル層204に素子分離のためのp
+ 層212を形成する。そして、V溝205で分離され
たn- エピタキシャル層204の各領域に高耐圧素子1
1及び低耐圧素子21,22をそれぞれ形成する。ここ
で、図7の例では図5の例とは異なり、高耐圧素子11
を全てn- 層内に形成することができ、逆阻止電圧を実
現できる点で効果がある。
【0027】図8は本発明の第6の実施形態に係わる半
導体素子の概略構成を示す断面図である。なお、図6と
同一部分には同一符号を付して、その詳しい説明は省略
する。前記図5に示した構造では、V溝が深いと有機絶
縁膜による平坦化は容易ではない。そこで本実施形態で
は、n- エピタキシャル層104を形成する前に、V溝
形成,酸化膜形成,多結晶Si埋込みを行い、その後に
先の第6の実施形態と同様に、n- エピタキシャル層1
04を形成し、このn- エピタキシャル層104に素子
を形成する。
【0028】ここで、n- エピタキシャル層104を形
成する際に、V溝105の上部には多結晶シリコン層1
04´が成長する。多結晶シリコン層104´にはV溝
133を掘り、この溝133をポリイミド134で埋込
み平坦化する。そして、コンタクトホールを開け、金属
配線を行う。この構造では、ポリイミド134で平坦化
する溝133の深さはn- エピタキシャル層104の厚
みだけであるから、容易に平坦化が可能である。なお、
図8において132は絶縁膜を示している。
【0029】図9は図8の素子に用いられる誘電体分離
基板の製造工程を示す断面図である。まず、図9(a)
に示す如く、2枚のシリコンウェハ101,102を酸
化膜103を介して接着し、上側のシリコンウェハ10
2を規定の厚さまで減らしてp- 活性層102´を形成
する。そして、活性層102´の一部に素子分離用V溝
105を形成すると共に、この溝側面に酸化膜106を
形成し、さらに溝内を多結晶シリコン膜107で埋め込
む。
【0030】次いで、図9(b)に示す如く上面に厚さ
1μmの酸化膜132を形成し、続いて同図(c)に示
す如く酸化膜132上にLPCVD法により厚さ0.6
μmの多結晶シリコン層136を形成する。次いで、図
9(d)に示す如く、多結晶シリコン層136及び酸化
膜132をパターニングする。
【0031】次いで、シリコンを10μm程度の厚さに
成長する。これにより、図9(e)に示す如く、活性層
102´上には単結晶シリコン層がエピタキシャル成長
し、多結晶シリコン層136上には多結晶シリコンが成
長することになる。このとき、溝部の上が多結晶シリコ
ンであることから、溝部上とそれ以外の部分の成長速度
が略等しくなり、シリコン層の成長を良好に行うことが
できた。なお、溝部の上に形成する多結晶シリコンの変
りにはアモルファスシリコンを用いてもよい。
【0032】図10は本発明の第7の実施形態に係わる
半導体素子の製造工程を示す断面図である。なお、ここ
では図7の例と同様に高耐圧素子は、全てn- 層内に形
成できる。まず、図10(a)示す如く、シリコンウェ
ハ201,202を酸化膜203を介して接着し、上側
のシリコンウェハ202を規定の厚さまで減らしてn-
活性層202´を形成する。次いで、図10(b)に示
す如く、活性層202´の一部にp- 層214を形成す
る。次いで、図10(c)に示す如く、V溝205を形
成し、このV溝205の側面に酸化膜206を形成する
と共に、溝205内を多結晶シリコン膜207で埋め込
む。
【0033】次いで、図10(d)に示す如く、溝の上
部に酸化膜232を形成し、p- 層214の表面の一部
にn+ 層211を形成する。続いて、全面にCVD法で
シリコンを成長する。このとき、単結晶上には単結晶シ
リコン層204がエピタキシャル成長し、酸化膜上には
多結晶シリコン層204´が成長する。前述のように酸
化膜上に薄いポリシリコンをひいておけば成長の結果が
良好である。次いで、V溝上の多結晶シリコン層204
´に溝を掘り、この溝をポリイミド等の有機絶縁膜で2
36で埋め込む。さらに、n- エピタキシャル層204
内に素子分離のためのp+ 層212を形成し、p+ 層2
12で分離された各領域に所望の素子を形成する。
【0034】図11は本発明の第8の実施形態に係わる
誘電体分離基板の概略構成を示す断面図である。図中3
01は台となる第1のシリコンウェハであり、このウェ
ハ301上には酸化膜(絶縁膜)303を介してp-
性層となる第2のシリコンウェハ302が接着されてい
る。この接着は周知のように2枚のシリコンウェハ30
1,302の各表面を鏡面研磨し、研磨面の少なくとも
一方に酸化膜を形成し、これらを重ね合わせることによ
り実現される。p- 活性層302´の上にはn- エピタ
キシャル層304が成長され、p- 活性層302´には
V溝305が形成されている。V溝305の側面には酸
化膜306が形成され、さらにV溝305は多結晶シリ
コン膜307により埋め込まれている。さらに、n-
ピタキシャル層304にはトレンチ溝341が形成され
ている。トレンチ溝341の側面には、酸化膜342が
形成され、さらにトレンチ溝341は多結晶シリコン膜
343により埋め込まれている。そして、n- エピタキ
シャル層304にMOS素子及びバイポーラ素子等が形
成されるものとなっている。
【0035】図12及び図13は図11に示す誘電体分
離基板の製造工程を示す断面図である。まず、(a)
(b)に示す如く、少なくとも一方の面が鏡面研磨され
たシリコンウェハ301,302を用意し、少なくとも
一方のウェハの表面に酸化膜303を形成する。続い
て、これらのウェハ301,302を直接接着して一体
化し、図の上側即ち活性層側のシリコンウェハ302を
規定の厚さまで減らす。この薄くされた活性層302´
は、酸化膜303により台となるウェハ301と縦方向
の分離がなされている。
【0036】次いで、(c)に示す如く、表面より酸化
膜303までV溝305を形成し、(d)に示す如くV
溝305の側面に酸化膜306を形成することで、活性
層302´を横方向に分離する。さらに、(e)(f)
に示す如く、表面に多結晶シリコン膜307を形成し、
エッチバック等により表面平坦化を行うことにより、V
溝305を多結晶シリコン膜307で埋め込む。
【0037】次いで、(g)に示す如く、V溝305の
上に酸化膜332を形成し、(h)に示す如く、活性層
302´の上にn- エピタキシャル層304を成長す
る。ここで、酸化膜332の上は多結晶シリコン層30
4´となる。次いで、(i)に示す如く、表面よりトレ
ンチ溝341を形成し、その側面に酸化膜342を形成
することで、エピタキシャル層304,多結晶シリコン
層304´を横方向に分離する。さらに、(j)に示す
如く、このトレンチ溝341を多結晶シリコン膜343
で埋め、表面の平坦化を行うことにより、前記図11に
示す如く誘電体分離基板が得られる。
【0038】この構造では、素子間の分離に常に誘電体
分離を用いるわけではなく、ロジック同士の分離は、横
方向には誘電体分離、縦方向には従来方式のpn接合分
離を用いることで、幅の広いV溝を頻繁に用いた時より
もロジックの素子密度を大きくとれる。また、高耐圧M
OSFETをロジックと同じ島に形成でき、しかもソー
ス電位はその島の基板電位と異なる電位に選べる。V溝
による誘電体分離は高耐圧の素子とロジックとを分離す
るために主に用いることで、V溝の部分が占める面積を
小さくすることができる。
【0039】図14は本発明の第9の実施形態に係わる
誘電体分離基板の概略構成を示す断面図である。なお、
図11と同一部分には同一符号を付して、その詳しい説
明は省略する。
【0040】この実施形態が第8の実施形態と異なる点
は、酸化膜332を省略したことにある。トレンチ溝3
41の側面に形成した酸化膜342と、V溝305の側
面に形成した酸化膜306とが接するように形成すれ
ば、横方向の分離が可能となり誘電体分離基板が形成で
きる。
【0041】図15は本発明の第10の実施形態に係わ
る誘電体分離基板の概略構成を示す断面図である。な
お、図11と同一部分には同一符号を付して、その詳し
い説明は省略する。
【0042】この実施形態が先の第8の実施形態と異な
る点は、エピタキシャル層304を島状に分離するのに
V溝351を用いた点にある。即ち、エピタキシャル層
304及び多結晶シリコン層304´の一部にはV溝3
51が掘られ、このV溝351の側面に酸化膜352が
形成され、さらV溝351内に多結晶シリコン膜352
が埋め込まれている。この実施形態では、エピタキシャ
ル層304の分離面積は広くなるが、エピタキシャル層
304の厚さ数μm程度であるので、トレンチ分離と大
差なくできる。トレンチ分離と比較してプロセスが容易
であるという利点がある。
【0043】図16は本発明の第11の実施形態に係わ
る半導体素子の概略構成を示す断面図である。この素子
は、前記図11に示す誘電体分離基板を用い、同一島内
に高耐圧素子としてのIGBT(Insulated GaTE Bipol
ar Transistor )素子61と、低耐圧素子としてのバイ
ポーラ素子62及びCMOS素子63を形成したもので
ある。即ち、n- エピタキシャル層304には、npn
のバイポーラ素子62とCMOS素子63が形成されて
いる。そして、バイポーラ素子62とCMOS素子63
との間は、トレンチ溝341を設けることにより分離さ
れている。さらに、これらの低耐圧素子と高耐圧IGB
T素子61との間は、V溝305とトレンチ溝341の
両者により分離されている。
【0044】このような構成であれば、高耐圧IGBT
素子61はp- 活性層302´及びn- エピタキシャル
層304の2層構造上に形成され、下地に比較的厚いp
- 活性層302´が存在することになり、IGBT素子
61の耐圧を高めるのに有効である。また、バイポーラ
素子62はp- 活性層302´とn- エピタキシャル層
304との間に設けたn+ 埋込み層311により、薄い
基板に形成されたものと等価となり、バイポーラ素子6
2の高速化に有効である。
【0045】図17は、本発明の第12の実施形態に係
わる半導体素子の概略構成を示す断面図である。この実
施形態が本発明の請求項に相当するものである。トレン
チ溝341によりn- エピタキシャル層304が分離さ
れており、分離された領域71にはnpnトランジス
タ、領域72には横型pnpトランジスタ、領域73に
は縦型pnpトランジスタ、領域74にはCMOS素子
が形成されている。
【0046】ここで、本実施形態の特徴点は、n+ 埋込
み層311が選択形成されるのではなく、p- 活性層3
02´の表面全面に形成されており、トレンチ溝341
と接していることにある。
【0047】前記図16に示すように、n+ 埋込み層3
11を選択的に形成するのでは、n+ 埋込み層311の
端部がトレンチ溝341に接しておらず、この部分でn
- エピタキシャル層304がp- 活性層302と接する
ことになり、寄生トランジスタの発生を招くことにな
る。また、埋込み層311を選択的に形成する場合、合
わせ余裕が必要となる。
【0048】これに対し本実施形態のように、p- 活性
層302´の表面全面に形成され、トレンチ溝341と
接していれば、n- エピタキシャル層304がp- 活性
層302と接することはなく、寄生トランジスタが発生
する等の不都合もなく、従って素子分離が確実となる。
さらに、埋込み層311の形成の際に合わせ余裕を見込
む必要もなくなり、チップ面積の有効利用をはかること
もできる。
【0049】また、この実施形態では、トレンチにより
低耐圧素子を分離することが可能である。なお、図17
には示さないが、これに加えて図16に示すような高耐
圧素子61との分離領域を有している。また、これらの
構造は図11に示した基板について示したが、図14及
び図15の基板においても同様に、高耐圧素子,低耐圧
素子を形成することができる。
【0050】図18は本発明の第13の実施形態に係わ
る半導体素子の概略構成を示す断面図である。この実施
形態は、従来方式の誘電体分離ウェハ上にn型エピタキ
シャル層404を成長させたものである。なお、この誘
電体分離ウェハは、p- 基板402の表面にV溝を掘っ
たのち酸化膜403を形成し、次いで多結晶シリコン膜
401を堆積し、続いて基板402の裏面側を溝に達す
るまで研磨することにより得られる。そして、エピタキ
シャル層404は基板402の裏面側に形成されること
になる。
【0051】この方式でも同様に、分離領域上のSiO
2 膜432上に成長した多結晶シリコン層404´にト
レンチ溝441を掘り、酸化膜442及び多結晶シリコ
ン膜443を形成することで誘電体分離を行っている。
また、溝を掘りポリイミドで埋め込んでもよい。また、
従来方式の誘電体分離ウェハの反りを上に付けるエピタ
キシャル層の成長条件を適切に選ぶことで減少させるこ
とも可能である。さらに、パワー素子を集積化してIC
を作っていく場合、重金属をレジストをマスクとしてイ
オン注入して導入することにより、容易にある島だけの
キャリア寿命を低下させることができる。このような技
術はある別の島に形成したダイオードを高速化したい場
合等に有効である。
【0052】図19は本発明の第14の実施形態に係わ
る半導体素子の概略構成を示す断面図である。この実施
形態は、図18の誘電体分離基板におけるn- エピタキ
シャル層の分離にトレンチを用いたものであり、それ以
外は図18と同様である。即ち、分離領域上のSiO2
膜403上に成長した多結晶シリコン層404´にトレ
ンチを掘り酸化することで誘電体分離を行い、同時にま
た、p- 基板402の表面に成長したエピタキシャル層
404にトレンチを掘り酸化することで分離を行ってい
る。
【0053】図20は本発明の第15の実施形態に係わ
る半導体素子の概略構成を示す断面図である。この構造
は、トレンチを用いた誘電体分離である。即ち、p-
性層502´の上に部分的にn+ 埋込み層511を形成
し、さらにn- エピタキシャル層504を形成した後、
RIE等でトレンチ505を形成する。RIE等を用い
たトレンチでは、熱酸化膜506と多結晶シリコン膜5
07による埋込みと平坦化が容易であり、n- エピタキ
シャル層504の厚みを平坦化の前後で殆ど同一に保つ
ことができる。また、埋込みn+ 層511が使えるの
で、ロジックのところのn- エピタキシャル層504の
厚みを薄くでき、ロジックの性能が良くなる。一方、高
耐圧素子部ではn- エピタキシャル層504とp- 層活
性502´に空乏層を広げられるので、高い耐圧が得ら
れる。なお、この実施形態では、トレンチ形成後トレン
チ溝内にn+ 層を拡散形成してもよい。また、活性層5
02´としてはn- 層を用いることもできる。
【0054】図21は本発明の第16の実施形態に係わ
る誘電体分離基板の製造工程を示す断面図である。この
実施形態は第2のシリコンウェハ側に高濃度不純物層を
形成して、誘電体分離基板の反りを低減したものであ
る。
【0055】図21(a)に示す如く、Si基板501
と502を用意し、少なくとも一方の基板を酸化して酸
化膜503を形成する。図では502の基板が酸化され
ている。これらの基板501,502を図21(b)に
示す如く直接接着した後、活性層となる基板502の厚
さを研磨で減らす。次いで、図21(c)に示す如く、
研磨した基板502の表面に公知の拡散技術により高濃
度不純物層511を形成する。さらに、高濃度不純物層
511の上にSi層504をエピタキシャル成長する。
【0056】次いで、図21(d)に示す如く、表面よ
り酸化膜503まで溝505を形成して活性層502及
びエピタキシャル層504を島状に分離する。その後、
図21(e)に示す如く、島同士を電気的に分離するた
めに溝505の側面に酸化膜506を形成する。最後
に、多結晶シリコン膜507等でこの溝505を埋込
み、必要があれば表面の平坦化を行い、誘電体分離基板
を得る。なお、溝505はRIEによるトレンチ形状と
して示したが、ウェットエッチング等によるV字型やU
字型でもよい。
【0057】このような構成であれば、高濃度不純物層
511の作用により、熱処理後に室温に戻る際の誘電体
基板の反りが低減される。この理由について、以下に説
明する。
【0058】一般に、Siウェハの表面に高濃度不純物
層を設けると、ウェハに反りが発生する。これは、Si
と不純物原子の共有結合半径が異なるためで、例えばp
タイプとnタイプの代表的なボロンとリンでは拡散をし
た表面が凹に反る。
【0059】一方、接着基板は2枚のウェハを熱処理に
より一体化するが、熱処理後に室温に戻る際にシリコン
と酸化膜との熱収縮差により両者に応力が発生する。シ
リコンの方が酸化膜より熱収縮が大きいので、室温にお
いてシリコンには引っ張り応力が働き縮もうとしてい
る。また、酸化膜には圧縮応力が働き、伸びようとして
いる。前述した接着基板は上側のウェハを研磨により薄
くしているので、酸化膜は中心より上にある。このた
め、基板は上側、即ち第2のウェハ側に凸に反る。
【0060】従って、接着基板の上側のウェハ表面に高
濃度不純物層を設ければ互いに反りが打ち消し合い、全
体としての反りを減らすことができる。しかし、表面に
高濃度不純物層を形成してしまうと、この基板に素子を
作ることができなくなる。
【0061】そこで、本実施形態のように上側のウェハ
の内部に高濃度不純物層を設ければ、反りを減らす効果
は損なわれず、また不純物層の上にあるSi層に任意の
素子を作ることができる。また、高濃度不純物層は活性
層の内部に限らず、を活性層の底に設けてもよい。な
お、不純物層の上にあるSi層の厚さ、即ち不純物層の
深さは任意に設定できるが、一般には不純物層の上にあ
るSi層に作る素子に要求される特性により決定され
る。
【0062】図22は本発明の第17の実施形態に係わ
る半導体素子の概略構造を示す断面図である。図中60
1は第1のシリコンウェハ、602は第2のシリコンウ
ェハ(活性層)、603は酸化膜、611は高濃度不純
物層、604はエピタキシャルによるSi層(活性
層)、605はトレンチ溝、606は側壁酸化膜、60
7は埋込み多結晶シリコンを示している。
【0063】活性層の一部は高濃度不純物層611が除
かれている。このような基板を得るには、高濃度不純物
層611を形成する際に、公知の技術により選択拡散を
すればよい。また、実際にこの基板の応用例として、図
には高濃度不純物層611がない部分には厚いSi層を
必要とする高耐圧デバイスが、また高濃度不純物611
がある部分には低耐圧デバイスが形成されている。図で
は、活性層は全てnタイプと表示してあるが、pタイプ
でもよい。また、高濃度不純物層611の上下で活性層
のタイプや不純物濃度が異なっていても構わない。ま
た、溝605の側壁にも高濃度不純物層が形成されてい
るが、これは素子特性上必要なものであり、この有無は
本発明を左右しない。また、素子特性の改善や素子間分
離のために埋込み高濃度層を設ける場合もあるが、本発
明の高濃度不純物層はこれを兼ねることができる。図2
2の低耐圧素子の下にある高濃度不純物層611はこの
例である。
【0064】図23は本発明の第18の実施形態に係わ
る半導体素子の製造工程を示す断面図である。この素子
は素子分離をトレンチで行っている。まず、図23
(a)示す如く、シリコンウェハ701,702酸化膜
703を介して接着し、上側のシリコンウェハ702を
規定の厚さまで減らしてn- 活性層702´を形成す
る。次いで、図23(b)に示す如く、活性層701´
の一部にn+ 層711を形成し、さらにn- エピタキシ
ャル層704を成長する。
【0065】次いで、図23(c)に示す如く、トレン
チ溝705を形成し、このトレンチ溝705の側面に酸
化膜706を形成すると共に、溝内を多結晶シリコン膜
707で埋め込む。続いて、溝の側面に不純物を拡散し
てn+ 層709を形成する。次いで、図23(d)に示
す如く、分離されたn- エピタキシャル層704にバイ
ポーラ素子、MOS素子を形成する。ここで、図中81
が低耐圧素子の形成領域,82が高耐圧素子の形成領域
である。
【0066】図24は本発明の第19の実施形態に係わ
る半導体素子の概略構造を示す断面図ある。これは図2
2の変形例であり、図中801は第1のシリコンウェ
ハ、802は第2のシリコンウェハ(活性層)、803
は酸化膜、811は高濃度不純物層、846はエピタキ
シャルによるシリコン層(活性層)、805は分離溝、
806は側壁酸化膜、807は埋込み多結晶シリコンを
示している。分離溝805はウェットエッチングで掘っ
たV溝である。エピタキシャル層の上に接合分離された
低耐圧デバイスが、エピタキシャル層がない部分には高
耐圧デバイスが作られている。この基板を作るために
は、誘電体分離基板の表面の任意の部分に選択拡散を行
い、その上にエピタキシャル層を形成すればよい。
【0067】なお、本発明は上述した各実施形態に限定
されるものではない。例えば、活性層とエピタキシャル
層の導電型は必ずしも逆である必要はなく同一導電型で
あってもよい。同様に、高耐圧素子と低耐圧素子をpn
接合分離する場合は活性層とエピタキシャル層との導電
型は逆導電型である必要があるが、これらを誘電体分離
する場合は活性層とエピタキシャル層との導電型が同一
導電型であってもよい。また、高耐圧素子及び低耐圧素
子としてはMOS素子,バイポーラ素子以外に各種の素
子を使用することが可能である。その他、本発明の要旨
を逸脱しない範囲で、種々変形して実施することができ
る。
【0068】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、高
濃度不純物埋込み層を素子分離用溝に合わせて選択的に
形成するのではなく、高抵抗半導体基板の表面に連続し
て形成しているので、素子分離用溝間につながるように
埋込み層が形成され、これによって素子分離を確実に行
うことができ、素子特性及び信頼性の向上をはかること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係わる誘電体分離基板の概略
構成を示す断面図。
【図2】第1の実施形態に係わる誘電体分離基板の製造
工程を示す断面図。
【図3】第2の実施形態を説明するための構成断面図。
【図4】第2の実施形態を説明するための工程断面図。
【図5】第3の実施形態を説明するための構成断面図。
【図6】第4の実施形態を説明するための構成断面図。
【図7】第5の実施形態を説明するための工程断面図。
【図8】第6の実施形態を説明するためのもの構成断面
図。
【図9】第6の実施形態を説明するためのもの工程断面
図。
【図10】第7の実施形態を説明するための工程断面
図。
【図11】第8の実施形態を説明するためのもの構成断
面図。
【図12】第8の実施形態を説明するためのもの工程断
面図。
【図13】第8の実施形態を説明するためのもの工程断
面図。
【図14】第9の実施形態を説明するための構成断面
図。
【図15】第10の実施形態を説明するための構成断面
図。
【図16】第11の実施形態を説明するための構成断面
図。
【図17】第12の実施形態を説明するための構成断面
図。
【図18】第13の実施形態を説明するための構成断面
図。
【図19】第14の実施形態を説明するための構成断面
図。
【図20】第15の実施形態を説明するための構成断面
図。
【図21】第16の実施形態を説明するための工程断面
図。
【図22】第17の実施形態を説明するための構成断面
図。
【図23】第18の実施形態を説明するための構成断面
図。
【図24】第19の実施形態を説明するための構成断面
図。
【図25】従来の誘電体分離基板の概略構成を示す断面
図。
【図26】誘電体分離技術を用いない素子分離技術を説
明するための断面図。
【符号の説明】
301…第1のシリコンウェハ 302…第2のシリコンウェハ 302´…p- 活性層(高抵抗半導体基板) 303…酸化膜(絶縁膜) 304…n- エピタキシャル層(低不純物濃度エピタキ
シャル層) 341…トレンチ溝(素子分離用溝) 342…酸化膜 343…多結晶シリコン膜 71〜74…分離領域(島状の素子形成領域)
フロントページの続き (72)発明者 丹沢 勝二郎 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝総合研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1導電型の高抵抗半導体基板と、この基
    板上に形成された第2導電型の高濃度不純物埋込み層
    と、この埋込み層上に形成された第1又は第2導電型の
    低濃度不純物エピタキシャル層と、前記エピタキシャル
    層の表面から前記埋込み層を貫通して前記基板に達する
    ように形成された素子分離用溝とを具備してなり、 前記素子分離用溝で分離されたエピタキシャル層の島状
    領域にそれぞれ所望の素子が形成されることを特徴とす
    る半導体装置。
  2. 【請求項2】前記素子分離用溝には、酸化膜を介して多
    結晶シリコン膜が埋め込まれていることを特徴とする請
    求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】前記エピタキシャル層の島状領域に形成さ
    れる各素子は、少なくとも1つがMOSトランジスタで
    あることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】前記エピタキシャル層の島状領域に形成さ
    れる各素子は、MOSトランジスタとバイポーラトラン
    ジスタであることを特徴とする請求項1記載の半導体装
    置。
  5. 【請求項5】第1導電型の高抵抗半導体基板の表面に第
    2導電型の高濃度不純物埋込み層を形成する工程と、前
    記埋込み層上に第1又は第2導電型の低濃度不純物エピ
    タキシャル層を形成する工程と、前記エピタキシャル層
    の表面から前記埋込み層を貫通して前記基板に達する素
    子分離用溝を形成する工程と、前記素子分離用溝内に絶
    縁膜を形成する工程と、前記素子分離用溝で分離された
    エピタキシャル層の島状領域にそれぞれ所望の素子を形
    成する工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
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JP1-202936 1989-08-07
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101840935A (zh) * 2010-05-17 2010-09-22 电子科技大学 Soi横向mosfet器件

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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