JPH0917157A - ディスクプレーヤ - Google Patents

ディスクプレーヤ

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Publication number
JPH0917157A
JPH0917157A JP16248795A JP16248795A JPH0917157A JP H0917157 A JPH0917157 A JP H0917157A JP 16248795 A JP16248795 A JP 16248795A JP 16248795 A JP16248795 A JP 16248795A JP H0917157 A JPH0917157 A JP H0917157A
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JP
Japan
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disc
optical pickup
dvd
disk
pickup
Prior art date
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Application number
JP16248795A
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English (en)
Inventor
Haruo Saito
治男 斉藤
Noboru Ikeda
昇 池田
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Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Aiwa Co Ltd filed Critical Aiwa Co Ltd
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Publication of JPH0917157A publication Critical patent/JPH0917157A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】構成を簡略化して小型化及びコストダウンを図
ると共に、ユーザの誤操作を防止して操作性を向上させ
る。 【構成】ディスクプレーヤ1は、シャーシ11の中央部
にターンテーブル14が設けられ、これがディスク駆動
モータ12によって回転駆動される。シャーシ11に
は、CD用光ピックアップ30とDVD用光ピックアッ
プ39が、スライド自在に取り付けられている。CD用
光ピックアップ30とDVD用光ピックアップ39は、
共通のピックアップ駆動モータ115によって選択的に
駆動される。ターンテーブル14にCD202又はDV
D204が載置されると、ディスク判別手段によってデ
ィスクの種類が判別され、その結果に応じてCD用光ピ
ックアップ30又はDVD用光ピックアップ39がディ
スクの半径方向に沿って移動させられて、ディスクの再
生処理が行なわれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンパクト・ディス
クとディジタル・ビデオ・ディスクの一方を選択的に再
生することが可能なディスクプレーヤに関する。詳しく
は、コンパクト・ディスクの回転駆動部と、ディジタル
・ビデオ・ディスクの回転駆動部を共通化すると共に、
コンパクト・ディスク及びディジタル・ビデオ・ディス
クの光ピックアップの駆動部を共通化することによっ
て、コストダウン及び小型化を図ろうとしたディスクプ
レーヤに係わるものである。
【0002】
【従来の技術】コンパクト・ディスク(CD、CD−
G)やビデオCD(V−CD)を再生するコンパクト・
ディスクプレーヤは、周知のようにコンパクト・ディス
ク(以下CDという)に記録されたディジタルオーディ
オ信号、或いはディジタル処理により圧縮された映像又
は音声のディジタル信号を、光学的に読取ることによ
り、高品質のオーディオ信号や映像信号を再生すること
ができる。
【0003】一方、最近開発されているディジタル・ビ
デオ・ディスク(以下DVDという)は、ビデオCDを
一歩進めたもので、現時点での記憶容量はビデオCDの
約6〜8倍である。CDとDVDとは、外径が12cm
で同一であるが、記録フォーマットは異なる。例えばC
Dのトラックピッチは1.2μmであるが、DVDのト
ラックピッチは0.6μmである。これは、記憶容量の
違いによる。
【0004】したがって、CDを再生するための光ピッ
クアップと、DVDを再生するための光ピックアップと
は、同一のものを使用することができないので、CDプ
レーヤでDVDを再生したり、逆にDVDプレーヤでC
Dを再生したりすることはできない。そのため、CDと
DVDの両方を使用する場合には、従来はCDプレーヤ
とDVDプレーヤの両方を用意しなければならず、費用
が嵩むと共に、広い設置スペースを必要とした。
【0005】そこで、一台のディスクプレーヤでCDと
DVDの両方を再生可能にすれば、このような問題をあ
る程度解決することができると考えられる。このように
CDとDVDの両方を再生可能にするには、通常は、図
12に示すようなディスクプレーヤ200が考えられ
る。このディスクプレーヤ200には、メインシャーシ
201上にCD202を再生するためのCD再生部20
3と、DVD204を再生するためのDVD再生部20
5が設けられている。
【0006】各再生部203,205には、サブシャー
シ206,207が設けられ、これがシャーシ201上
に固定されている。サブシャーシ206,207には、
CD202又はDVD204を回転駆動するため、ディ
スク駆動部208,209が設けられている。また、サ
ブシャーシ206,207には、CD202又はDVD
204に記録された情報を読み取るため、それぞれCD
用光ピックアップ210とDVD用光ピックアップ21
1が設けられている。各光ピックアップ210,211
には、CD202又はDVD204のトラック上にレー
ザ光を照射するため、対物レンズ212,213が設け
られている。
【0007】各光ピックアップ210,211は、サブ
シャーシ206,207に固定された案内ロッド21
4,215に沿って移動可能であり、CD202又はD
VD204の再生時には、対物レンズ212,213が
CD202又はDVD204の半径に沿って移動するよ
うになっている。
【0008】各光ピックアップ210,211の図中の
左端面には、ラック216,217が形成されている。
そして、サブシャーシ206,207に取付けられたモ
ータ218,219の回転軸に固定されたピニオン22
0,221が、中間ギヤ222,223、224,22
5を介してラック216,217に噛合されている。再
生時には、モータ218,219が回転制御されること
によって、中間ギヤ222,223、224,225が
回転し、光ピックアップ210,211がCD202又
はDVD204の半径に沿って移動する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ディスクプレーヤ200は、単にCDプレーヤとDVD
プレーヤとを同一のベースに載せただけであり、構成が
複雑で部品点数が多くなるので、装置が大型でコストア
ップになるという問題がある。
【0010】また、ユーザが再生しようとするディスク
がCD202なのか、それともDVD204なのかを判
断し、更にそのディスクを2つあるディスク駆動部20
8,209のどちらに載せるのかを判断しなければなら
ないから、操作性が悪くなるという問題がある。場合に
よっては、CD202をDVD用のディスク駆動部20
9に載置したり、その反対にDVD204をCD用のデ
ィスク駆動部208に載置したりすることも起こり得
る。この場合には、正常な再生ができないので、故障し
たものと判断してしまうおそれもある。
【0011】そこでこの発明は、上述したような課題を
解決したものであって、簡単な構成でCD又はDVDを
選択的に再生することが可能で、しかも操作性の向上が
可能なディスクプレーヤを提案するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、請求項1記載のディスクプレーヤにおいては、記録
フォーマットの異なる第1のディスク又は第2のディス
クを回転駆動するディスク回転手段と、第1のディスク
を再生する第1の光ピックアップ手段と、第2のディス
クを再生する第2の光ピックアップ手段と、ディスク回
転手段に載置された第1のディスクの半径に沿って第1
の光ピックアップ手段を移動させる第1の移動手段と、
ディスク回転手段に載置された第2のディスクの半径に
沿って第2の光ピックアップ手段を移動させる第2の移
動手段と、第1の移動手段又は第2の移動手段の一方を
選択的にピックアップ駆動手段に連結する連結手段と、
を具備することを特徴とするものである。
【0013】請求項2記載のディスクプレーヤにおいて
は、記録フォーマットの異なる第1のディスク又は第2
のディスクを回転駆動するディスク回転手段と、第1の
ディスクを再生する第1の光ピックアップ手段と、第2
のディスクを再生する第2の光ピックアップ手段と、デ
ィスク回転手段に載置された第1のディスクの半径に沿
って第1の光ピックアップ手段を移動させる第1の移動
手段と、ディスク回転手段に載置された第2のディスク
の半径に沿って第2の光ピックアップ手段を移動させる
第2の移動手段と、第1の移動手段又は第2の移動手段
の一方を選択的にピックアップ駆動手段に連結する連結
手段と、第1のディスクと第2のディスクを判別するデ
ィスク判別手段と、を具備することを特徴とするもので
ある。
【0014】
【作用】本発明のディスクプレーヤにおいては、ディス
ク回転手段に載置されたディスクが第1のディスクであ
るCDなのか、それとも第2のディスクであるDVDな
のかの判断が、ディスク判別手段によって行なわれる。
そして、CDであると判断された場合は、連結手段によ
って第1の移動手段がピックアップ駆動手段に連結さ
れ、第1の移動手段が駆動される。そして、第1の光ピ
ックアップ手段がCDの半径に沿って移動させられて、
CDが再生される。
【0015】ディスク回転手段に載置されたディスクが
DVDであると判断された場合は、連結手段によって第
2の移動手段がピックアップ駆動手段に連結され、第2
の移動手段が駆動される。これによって、第2の光ピッ
クアップ手段がDVDの半径に沿って移動させられて、
DVDが再生される。
【0016】
【実施例】続いて、本発明に係わるディスクプレーヤの
実施例について、図面を参照して詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明によるディスクプレーヤ1
の構成を示す。このディスクプレーヤ1は、第1のディ
スクであるコンパクト・ディスク(以下CDという)2
02、又は第2のディスクであるディジタル・ビデオ・
ディスク(以下DVDという)204を選択的に再生す
ることが可能である。ディスクプレーヤ1には、装置全
体を支持するたに矩形のシャーシ11が設けられてい
る。シャーシ11の中央の上部側には、ディスク回転手
段であるディスク駆動モータ12が配置され、その回転
軸13にCD202又はDVD204を載置して固定す
るためのターンテーブル14が取り付けられている。
【0018】ターンテーブル14の図中の左右両側に
は、縦の中心線に対して対象な位置に2個の横長な開口
25,26が所定の間隔で開けられている。開口25,
26の図中下側の横縁に沿って、ガイドロッド27,2
8が配置されている。ガイドロッド27,28は、両側
が支持部29によってシャーシ11に回転自在に取り付
けられている。図中左側のガイドロッド27には、第1
の光ピックアップ手段であるCD用光ピックアップ30
の一端部がスライド自在に嵌め込まれている。CD用光
ピックアップ30は、CD202の再生位置に配置され
ている。
【0019】CD用光ピックアップ30の図中の上端面
には挟持部49が突出形成され、これが開口25の上縁
を挟持することにより、CD用光ピックアップ30のガ
イドロッド27に対する回転位置を規制をしている。こ
れによって、CD202の再生時には、CD用光ピック
アップ30がCD202の半径に沿って、所定の軌跡を
正確に移動する。CD用光ピックアップ30の下端面に
は、ラック31が設けられている。
【0020】ラック31には、シャーシ11の回転軸1
01に回転自在に取り付けられた第1ギヤ102が噛合
されている。第1ギヤ102の上部側には第2ギヤ10
3が一体成形され、第2ギヤ103には、シャーシ11
の回転軸104に回転自在に取り付けられた第3ギヤ1
05が噛合されている。第3ギヤ105を回転させるこ
とによって、CD用光ピックアップ30をCD202の
半径に沿って移動させることができる。すなわち、第3
ギヤ105、第2ギヤ103、第1ギヤ102及びラッ
ク31によって、CD用光ピックアップ30を移動させ
る第1の移動手段が構成されている。
【0021】もう一方のガイドロッド28には、第2の
光ピックアップ手段であるDVD用光ピックアップ39
がスライド自在に嵌め込まれている。DVD用光ピック
アップ39は、ターンテーブル14の回転中心に対して
CD用光ピックアップ30と対象な位置で、DVD20
4の再生位置に配置されている。
【0022】DVD用光ピックアップ39の図中の上端
面には挟持部50が突出形成され、これが開口26の上
縁を挟持してDVD用光ピックアップ39のガイドロッ
ド28に対する回転位置を規制している。これで、DV
D204の再生時には、DVD用光ピックアップ39
が、DVD204の半径に沿って所定の軌跡を正確に移
動する。DVD用光ピックアップ39の下端面には、ラ
ック40が形成されている。
【0023】ラック40には、シャーシ11の回転軸1
06に回転自在に取り付けられた第4ギヤ107が噛合
されている。第4ギヤ107の上部側には第5ギヤ10
8が一体成形され、第5ギヤ108には、シャーシ11
の回転軸109に回転自在に取り付けられた第6ギヤ1
10が噛合されている。第6ギヤ110を回転させるこ
とによって、DVD用光ピックアップ39をDVD20
4の半径に沿って移動させることができる。すなわち、
第6ギヤ109、第5ギヤ108、第4ギヤ107及び
ラック40によって、DVD用光ピックアップ39を移
動させる第2の移動手段が構成されている。
【0024】CD202のトラックピッチとDVD20
4のトラックピッチの比は2:1なので、CD用光ピッ
クアップ30の移動速度とDVD用光ピックアップ39
の移動速度との比を2:1にする必要がある。そのた
め、本例では、CD用光ピックアップ30を移動させる
第1の移動手段の第2ギヤ103と、DVD用光ピック
アップ39を移動させる第2の移動手段の第4ギヤ10
8との歯数の比が、1:2に設定されている。これによ
って、CD再生モードとDVD再生モードにおけるピッ
クアップ駆動手段115の回転数を同一にすることがで
き、制御が容易になる。
【0025】ターンテーブル14の上方には、2個のピ
ックアップ検出センサ111,112が、所定の間隔で
配置されている。左側のピックアップ検出センサ111
は、CD用光ピックアップ30の対物レンズ30AがC
D202の最内周トラックに対向する位置に配置された
ときに、挟持部49によってプッシュレバー113が押
圧されてオンになる。これによって、CD用光ピックア
ップ30の対物レンズ30Aが基準位置、本例ではCD
202の最内周トラックに配置されたことを検出でき
る。
【0026】同様に、右側のピックアップ検出センサ1
12は、DVD用光ピックアップ39の対物レンズ39
Aが基準位置、本例ではDVD204の最内周トラック
に対向する位置に配置されたときに、挟持部50によっ
てプッシュレバー114が押圧されてオンになる。
【0027】シャーシ11の中央の下部側には、ピック
アップ駆動手段であるピックアップ駆動モータ115が
配置され、その回転軸116にピニオン117が取り付
けられている。また、回転軸116には、取付板118
の一端が取り付けられている。取付板118の中央には
回転軸119が設けられ、この回転軸119に連結ギヤ
120が回転自在に取り付けられている。連結ギヤ12
0はピニオン117に噛合されている。
【0028】ピックアップ駆動モータ115が回転する
と、ピニオン117を介して連結ギヤ120に回転力が
作用し、連結ギヤ120が回転する。このとき、連結ギ
ヤ120の位置は固定されていないので、ピニオン11
7の回転力によってピニオン117の回転方向と同一方
向に付勢され、ピニオン117の周囲を旋回する。
【0029】したがって、ピックアップ駆動モータ11
5が反時計方向に回転すると、連結ギヤ120は時計方
向に自転しながら、ピニオン117の周囲を反時計方向
に旋回する。
【0030】そして、第3ギヤ105に歯合された位置
で、連結ギヤ120の旋回が停止し、これ以後はピック
アップ駆動モータ115の回転力が、ピニオン117及
び連結ギヤ120を介して第3ギヤ105に伝達され
る。すなわち、ピニオン117と連結ギヤ120によっ
て、ピックアップ駆動モータ115と第1の移動手段の
第3ギヤ105とを連結する連結手段が構成されてい
る。
【0031】また、ピックアップ駆動モータ115が時
計方向に回転すると、連結ギヤ120は反時計方向に自
転しながら、ピニオン117の周囲を時計方向に旋回す
る。そして、連結ギヤ120は第6ギヤ110に歯合さ
れた位置で旋回を停止する。これ以後は、ピックアップ
駆動モータ115の回転力がピニオン117及び連結ギ
ヤ120を介して、第6ギヤ110に伝達される。すな
わち、ピニオン117と連結ギヤ120とによって、ピ
ックアップ駆動モータ115と第2の移動手段の第6ギ
ヤ110とを連結する連結手段が構成されている。
【0032】連結ギヤ120の上方にはプランジャ12
1が配置され、その伸縮ロッド122の先端には、取付
板118の位置を規制するために、横長のストッパ12
3が固定されている。プランジャ121のオフ時には、
伸縮ロッド122が圧縮スプリング124によって常時
伸張されている。プランジャ121がオンになると、伸
縮ロッド122が圧縮スプリング124の付勢力に対抗
して引き込まれる。
【0033】シャーシ11には、ディスク駆動モータ1
2及びピックアップ駆動モータ115と、CD用光ピッ
クアップ30及びDVD用光ピックアップ39とを制御
するため、制御部48が取り付けられている。制御部4
8では、後述のように再生信号の処理と、ディスク駆動
モータ12及びピックアップ駆動モータ115のサーボ
コントロールが行なわれる。
【0034】このディスクプレーヤ1においては、CD
202を再生する場合は、図1に示すようにターンテー
ブル14上にCD202を載置し、適宜なクランプ手段
(図示せず)によってクランプする。次に、プランジャ
121をオンにして、伸縮ロッド122を引き込み、ス
トッパ123を上昇位置に配置する。
【0035】この状態から、図2に示すようにピックア
ップ駆動モータ115を反時計方向に回転させると、連
結ギヤ120が時計方向に自転しながらピニオン117
の周囲を反時計方向に旋回し、第3ギヤ105に噛合し
た状態で旋回が停止する。次に、プランジャ121をオ
フにして伸縮ロッド122を伸張させると、ストッパ1
23が降下してその左端が取付板118の右側面に当接
する。これによって、連結ギヤ120が第3ギヤ105
に噛合した状態、すなわち、ピックアップ駆動モータ1
15によってCD用光ピックアップ30が駆動される状
態が保持される。
【0036】この状態で更にピックアップ駆動モータ1
15を反時計方向に回転させると、CD用光ピックアッ
プ30が図中の右側にスライドし、対物レンズ30Aが
CD202の最内周トラックに対向配置された状態で停
止する。このときには、CD用光ピックアップ30の挟
持部49がピックアップ検出センサ111で検出され、
ピックアップ駆動モータ115が停止される。
【0037】この状態で、ディスク駆動モータ12を回
転させて、CD202を所定の速度で回転させると共
に、図3に示すように今度はピックアップ駆動モータ1
15を時計方向に回転させて、CD用光ピックアップ3
0をガイドロッド27に沿って図中の左側にスライドさ
せる。これで、CD用光ピックアップ30の対物レンズ
30AがCD202の半径に沿って移動し、CD202
に記録されている情報が再生される。
【0038】また、DVD204を再生する場合は、図
1に示すようにプランジャ121をオンにし、伸縮ロッ
ド122を引き込んでストッパ123を上昇させる。そ
して、ピックアップ駆動モータ115を時計方向に回転
させると、図4に示すように連結ギヤ120が反時計方
向に自転しながらピニオン117の周囲を時計方向に旋
回する。そして、連結ギヤ120が第6ギヤ110に噛
合したとき、連結ギヤ120の旋回が停止する。
【0039】この状態で、プランジャ121をオフにす
ると、伸縮ロッド122が伸張されてストッパ123が
降下し、その右端部が取付板118の左側面に当接す
る。これによって、連結ギヤ120が第6ギヤ110に
噛合したままの状態、すなわち、ピックアップ駆動モー
タ115の回転力がDVD用光ピックアップ39に伝達
される状態が保持される。このときには、DVD用光ピ
ックアップ39の挟持部50が、ピックアップ検出セン
サ112によって検出され、ピックアップ駆動モータ1
15が停止される。
【0040】次に、ターンテーブル14上にDVD20
4が載置されて固定された後、図5に示すように、ター
ンテーブル14を回転させてDVD204を所定の速度
で回転させると共に、今度はピックアップ駆動モータ1
15を反時計方向に回転させて、DVD用光ピックアッ
プ39をガイドロッド28に沿って図中の右方向にスラ
イドさせる。これで、対物レンズ39AがDVD204
の半径に沿って外周側に移動し、DVD204に記録さ
れている情報が再生される。
【0041】さて、次に図6及び図7を参照して、ディ
スクプレーヤ1の再生信号処理及びサーボコントロール
について説明する。図6に示すように、制御部48には
上述のCD用光ピックアップ30と、DVD用光ピック
アップ39が接続されている。各光ピックアップ30,
39のトラッキングサーボ機構には、3ビーム方式が用
いられている。
【0042】CD用光ピックアップ30及びDVD用光
ピックアップ39のレーザ51,52には半導体レーザ
が用いられ、ここから放射されるレーザ光はAPC(オ
ーバーパワーコントロール)回路53,54によって、
常に一定の温度となるように制御されている。各光ピッ
クアップ30,39のレーザ51,52は、切換スイッ
チ55でどちらか一方が選択され、選択された方のレー
ザ51又はレーザ52に電力が供給される。
【0043】各光ピックアップ30,39には、フォト
センサA1〜F1,A2〜F2が設けられ、これらのフ
ォトセンサA1〜F1,A2〜F2によって、CD20
2又はDVD204に記録されているディジタル信号が
ピックアップされる。各フォトセンサA1〜F1,A2
〜F2から出力された検出信号SA1〜SF1,SA2
〜SF2は、それぞれ広帯域アンプ56,57を経て切
換スイッチ58に供給され、ここでどちらか一方が選択
されて、図7に示すようにサーボコントローラ59に供
給される。
【0044】サーボコントローラ59では、供給された
検出信号SA1〜SF1又は検出信号SA2〜SF2に
基づいて次のような信号が形成され、それぞれ後段の処
理系に供給されて必要な信号処理が行なわれる。すなわ
ち、サーボコントローラ59では、第1に、検出信号S
A1〜SD1又は検出信号SA2〜SD2が合成され、
この合成出力がディジタル再生信号として使用される。
ディジタル再生信号は、エラー訂正回路60に供給さ
れ、ここで誤り訂正用のコード(CIRCコード)によ
って誤りが訂正される。エラー訂正回路60の出力は、
データ復調回路61でデータ復号される。
【0045】そして、CD202を再生する場合は、デ
ータ復調回路61の出力がD/A変換回路62でアナロ
グ信号に変換され、これがローパスフィルタ(図示せ
ず)及び切換スイッチ63を介して音声出力端子64か
ら出力される。
【0046】また、V−CD(図示せず)を再生する場
合は、データ復調回路61の出力がV−CDデコーダ6
5に供給され、ここで音声信号と映像信号に変換され
る。音声信号は、ローパスフィルタ及び切換スイッチ6
3を介して音声出力端子64から出力される。映像信号
は、コンポジットビデオ信号に復調され、切換スイッチ
66を介して映像出力端子67から出力される。
【0047】DVD204を再生する場合は、データ復
調回路61の出力がDVDデコーダ68に供給され、こ
こで音声信号と映像信号に変換される。音声信号は、ロ
ーパスフィルタ及び切換スイッチ63を介して音声出力
端子64から出力される。映像信号はコンポジットビデ
オ信号に復調されて、切換スイッチ66を介して映像出
力端子67から出力される。
【0048】CD−G(図示せず)を再生する場合は、
データ復調回路61の出力がCD−Gデコーダ69に供
給され、ここでコンポジットビデオ信号に復調されて、
切換スイッチ66を介して映像出力端子67から出力さ
れる。
【0049】サーボコントローラ59では、第2に、検
出信号SA1〜SD1又は検出信号SA2〜SD2か
ら、フォーカスエラー信号SG1=(SA1+SC1)
−(SB1+SD1)、又はフォーカスエラー信号SG
2=(SA2+SC2)−(SB2+SD2)が形成さ
れる。
【0050】CD202を再生する場合は、ここで形成
されたフォーカスエラー信号SG1が、ドライパーアン
プ70及び切換スイッチ71を介して、CD用光ピック
アップ30のフォーカスコイル72に供給される。そし
て、フォーカスエラー信号SG1=0となるようなフォ
ーカスサーボがかけられる。また、DVD204を再生
する場合は、フォーカスエラー信号SG2がドライバー
アンプ70及び切換スイッチ71を介して、DVD用光
ピックアップ39のフォーカスコイル73に供給され
る。そして、フォーカスエラー信号SG2=0となるよ
うなフォーカスサーボがかけられる。
【0051】サーボコントローラ59では、第3に、検
出信号SE1,SF1又は検出信号SE2,SF2か
ら、トラッキングエラー信号SH1=(SE1−SF
1)又はトラッキングエラー信号SH2=(SE2−S
F2)が形成される。CD202を再生するときには、
トラッキングエラー信号SH1が、切換スイッチ96、
ドライバーアンプ74及び切換スイッチ75を介して、
CD用光ピックアップ30のトラッキングコイル76に
供給され、トラッキングエラー信号SH1=0となるよ
うなトラッキングサーボループが形成される。
【0052】また、DVD204を再生する場合は、ト
ラッキングエラー信号SH2が切換スイッチ96、ドラ
イバーアンプ74及び切換スイッチ75を介して、DV
D用光ピックアップ39のトラッキングコイル77に供
給され、トラッキングエラー信号SH2=0となるよう
なトラッキングサーボループが形成される。
【0053】サーボコントローラ59では、第4に、タ
ーンテーブル14に載置されるCD202又はDVD2
04の線速度が一定となるように、ディスク駆動モータ
12を制御するためのサーボ信号SJ1,SJ2が形成
される。サーボ信号SJ1,SJ2は切換スイッチ78
及びドライバーアンプ79を介して、ディスク駆動モー
タ12に供給される。これによって、ディスク駆動モー
タ12の回転速度が制御され、CD202又はDVD2
04が一定の線速度で回転駆動される。
【0054】切換スイッチ78は、ディスク駆動モータ
12を線速度一定で回転させる場合と、回転数一定で回
転させる場合とに切り換えるために設けられている。す
なわち、切換スイッチ78が端子a側に設定されている
場合は、ディスク駆動モータ12にサーボ信号SJ1又
はサーボ信号SJ2が供給され、ディスク駆動モータ1
2が線速度一定で回転される。切換スイッチ78が端子
b側に切り換えられた場合は、ディスク駆動モータ12
に一定電圧が供給されて回転数一定となる。ディスク駆
動モータ12の回転数を一定にするのは、後述のように
ディスク判別処理をするときである。
【0055】CD202を再生する場合は、コントロー
ラ121がオンされてストッパ123が上昇する。次
に、コントローラ84からピックアップ駆動モータ11
5にCD再生モードを示すモード設定信号SQが供給さ
れる。これで、ピックアップ駆動モータ115が反時計
方向に回転し、連結ギヤ120が第3ギヤ105に噛合
してCD用光ピックアップ30が基準位置に配置され
る。次に、コントローラ84によってプランジャ121
がオフにされ、ストッパ123が降下する。これで、連
結ギヤ120が第3ギヤ105に噛合した状態で保持さ
れる。
【0056】次に、サーボコントローラ59から出力さ
れた上述のサーボ信号SJ1が、切換スイッチ80及び
ドライバーアンプ81を介して、ピックアップ駆動モー
タ115に供給される。これによって、CD用光ピック
アップ30が、CD202の半径に沿って所定の速度で
移動させられ、CD202が再生される。
【0057】DVD204を再生する場合は、コントロ
ーラ84によってプランジャ121がオンされ、ストッ
パ123が上昇する。次に、コントローラ84からDV
D再生モードを示すモード設定信号SQが出力され、こ
れがピックアップ駆動モータ115に供給される。これ
で、ピックアップ駆動モータ115が今度は時計方向に
回転し、連結ギヤ120が第6ギヤ110に噛合してD
VD用光ピックアップ39が基準位置に配置される。次
に、コントローラ84によってプランジャ121がオフ
されてストッパ123が降下し、連結ギヤ120が第6
ギヤ110に噛合した状態で保持される。
【0058】次に、サーボコントローラ59から出力さ
れたサーボ信号SJ2が、ピックアップ駆動モータ11
5に供給され、DVD用光ピックアップ39がDVD2
04の半径に沿って所定の速度で移動させられて、DV
D204が再生される。
【0059】さて、このディスクプレーヤ1には、次に
説明するようにターンテーブル14に載置されたディス
クの種類を自動的に判別するため、ディスク判別手段で
あるディスク判別回路83が設けられている。
【0060】ここで、ディスクの種類を自動的に判別す
ることによって、音声出力に用いられるDVDデコーダ
68と、これ以外のD/Aコンバータ62若しくはV−
CDデコーダ65の切換えが自動的に行なわれ、映像出
力に用いられるDVDデコーダ68と、これ以外のV−
CDデコーダ65若しくはCD−Gデコーダ69の切換
えが自動的に行なわれる。
【0061】なお、音声出力用のD/Aコンバータ62
とV−CDデコーダ65との切換えと、映像出力用のV
−CDデコーダ65とCD−Gデコーダ69との切換え
は、データ復調回路61から出力されたヘッダ情報がコ
ントローラ84で解析され、その結果に応じてコントロ
ーラ84から出力された切換信号SPで切換スイッチ6
3,66が切換えられることによって行なわれる。
【0062】ディスク判別回路83は、CD202とD
VD204のトラックピッチに差異があることを利用し
たものである。すなわち、上述のようにCD202のト
ラックピッチは1.2μmであり、DVD204のトラ
ックピッチは0.6μmmなので、ディスク判別回路8
3はこれを検出することによってディスクの種類を判別
するように構成されている。
【0063】ディスク判別処理においては、CD用光ピ
ックアップ30とDVD用光ピックアップ39の任意の
方を使用することができるので、予めどちらを使用する
のか決められている。ここでは、ディスク判別処理にC
D用光ピックアップ30を使用する場合について説明す
るが、DVD用光ピックアップ39を使用する場合も同
様である。
【0064】さて、ディスク判別処理をする場合は、先
ずコントローラ84によってプランジャ121がオンに
され、ストッパ123が上昇する。次に、コントローラ
84からディスク判別モードを示すモード設定信号SQ
が出力され、これがピックアップ駆動モータ115に供
給される。これにょって、ピックアップ駆動モータ11
5が回転し、連結ギヤ120がディスク判別処理で使用
される方の光ピックアップ、本例ではCD用光ピックア
ップ30側に旋回して第3ギヤ105に噛合される。こ
の状態でプランジャ121がオフにされ、ストッパ12
3が降下して連結ギヤ120が第3ギヤ105に噛合し
た状態で保持される。
【0065】次に、コントローラ84から切換スイッチ
78,80,96に判別・再生切換信号SLが供給され
て、切換スイッチ78,80,96が端子bに切換えら
れる。これによって、ディスク駆動モータ12と、ピッ
クアップ駆動モータ115に一定電圧が供給され、これ
らのモータ12,115が一定の回転数で回転する。す
なわち、ターンテーブル14に載置されたディスクが一
定の回転数で回転し、CD用光ピックアップ30がディ
スクの半径に沿って一定の速度で移動する。また、CD
用光ピックアップ30のトラッキングサーボが停止され
る。
【0066】更に、このときには、コントローラ84か
らスイッチ切換信号SMが出力され、これがCD用光ピ
ックアップ30とDVD用光ピックアップ39とを切換
えるための切換スイッチ55,58,71,75に供給
される。ここでは、ディスク判別処理にCD用光ピック
アップ30が使用されるので、切換スイッチ55,5
8,71,75が端子aに切換えられる。これによっ
て、CD用光ピックアップ30がトラッキング動作を除
いて再生時と同様に動作する。ディスク判別処理にDV
D用光ピックアップ39が使用される場合は、切換スイ
ッチ55,58,71,75が端子bに切換えられる。
【0067】ディスク判別処理の場合は、CD用光ピッ
クアップ30から出力された検出信号SA1〜SF1
が、ディスク判別回路83に供給される。ディスク判別
回路83においては、図8に示すように入力された検出
信号SA1〜SF1が、広帯域アンプ91で合成されて
増幅される。広帯域アンプ91の出力は、エンベロープ
検波器92で直流に変換され、次に、この信号がレベル
比較器93に供給されて基準レベルと比較される。そし
て、合成出力が基準レベルより高い場合は「ハイ」の信
号が出力され、合成出力が基準レベルより低い場合は
「ロー」の信号が出力される。ここでは、後述のよう
に、ディスクの1トラックに対して「ハイ」の信号が1
個出力されるように設定されている。
【0068】レベル比較器93の出力は、トラックピッ
チ検出器94に供給される。ここでは、所定時間内の
「ハイ」の数がカウントされ、これに基づいてトラック
のピッチが検出される。トラックピッチ検出器94の出
力はディスク種類判別器95に供給され、現在再生され
ているディスクがCD202なのか、それともDVD2
04なのかの判断が、トラックピッチに基づいて行なわ
れる。すなわち、トラックピッチが1.2μmであれば
CD202であり、0.6μmであればDVD204で
あると判断される。
【0069】ここで、ディスク判別処理の具体例につい
て説明する。いま、図9に示すようにターンテーブル1
4に載置されたディスクの各トラックT1,T2,T3
・・・に、ピットP1,P2,P3・・・が設けられて
いるものとする。ディスクは一定の回転数で回転し、C
D用光ピックアップ30が一定速度でディスクの半径に
沿って移動するので、CD用光ピックアップ30がらデ
ィスクに照射されるビームスポットBは、同図に示すよ
うに各トラックT1,T2,T3を斜めに横切る移動軌
跡Xを描く。
【0070】このとき、ビームスポットBは、各トラッ
クT1,T2,T3・・・上のピットP1,P2,P3
・・・の何れか、又はピットのないガード部分を通過す
る。ディスクの回転速度を速くすれば、ビームスポット
Bが必ずピット上を通過するようにすることができる。
本例では、トラックT1上のピットP1、トラックP2
上のピットP6,P7,P8、トラックP3上のピット
P13,P14を、ビームスポットBが通過する場合が
示されている。この場合、ビームスポットBの通過した
ピットP1,P6,P7・・・が、CD用光ピックアッ
プ30のフォトセンサA1〜D1によって検出され、そ
の検出信号SA1〜SD1が、ディスク判別回路83の
広帯域アンプ91に入力される。そして、広帯域アンプ
91から、図10(A)に示すような合成信号が出力さ
れる。
【0071】広帯域アンプ91から出力された合成信号
は、エンベロープ検波器92に供給され、ここで同図
(B)に示すような検波信号が生成されてレベル比較器
93に供給される。レベル比較器93では、入力された
検波信号と基準レベルとが比較され、同図(C)に示す
ように基準レベルより高い範囲が「ハイ」で、基準レベ
ルより低い範囲が「ロー」のパルスが出力される。この
パルスは、CD用光ピックアップ30の移動速度と、デ
ィスクの回転数を適宜設定することによって、一個のト
ラックに対して概ね一個のパルスが出力されるように設
定することができる。
【0072】なお、図9はビームスポットBの直径が1
μm、ピットP1,P2,P3・・・の幅が0.5μ
m、長さが0.3μm刻みで0.9μm〜3.6μmの
場合を想定したものである。また、ビームスポットBが
直径分の1μmだけ移動したとき、ディスクは最長のピ
ット2個分、すなわち、7.2(=3.6×2)μmだ
け移動するような回転数を想定している。
【0073】一方、再生時においては、CD用光ピック
アップ30は線速度一定(CLV、Constant Linear Ve
losity)のため、移動速度が内周側で約12μm/秒、
外周側で5μm/秒であり2倍以上の差があるが、ディ
スク判別処理を行なうときには、CD用光ピックアップ
30の移動速度を一定にしている。この移動速度は、例
えば再生時の内周側と外周側の平均を採って、8〜9μ
m/秒とするのが良い。
【0074】いま、トラックT1の半径が24mmで、
ビームスポットBの移動速度が8μm/秒の場合、図9
のような状態を作り出すには、ディスクの回転角度を
(8×7.2÷1000×360)/(2×24×π)
0.14゜/秒と、極めて低速にしなければならな
い。
【0075】実際には、ディスクをこのような低速で回
転させるのは減速比などの関係から非常に困難なので、
ある程度の回転数でディスクを回転させることになる。
ディスクを高速で回転させると、偏心によってトラック
の位置ずれが発生するので、再生時に使用される回転数
のうち、遅い方の回転数以下で回転させるのが望まし
い。通常、ディスクの回転数は、外周側を再生するとき
に約200rpm、内周側を再生するときには約550
〜600rpmであるから、ディスク判別処理において
は、ディスクを200rpm以下の回転数で回転させる
のが良い。
【0076】なお、ディスクの各トラックT1,T2,
T3・・・には、ピットP1,P2,P3・・・のない
ガード部分があるので、ディスクを固定しておいてCD
用光ピックアップ30だけ移動さるような方法では、ト
ラックピッチを正確に検出することはできない。したが
って、ディスク判別処理においては、必ずディスクを回
転させなければならないのである。
【0077】ディスクを例えば200rpm程度で回転
させると、ディスク判別回路83の広帯域アンプ91か
らは、図11(A)に示すような合成信号が出力され、
エンベロープ検波器92から同図(B)に示すような検
波信号が出力される。そして、レベル比較器93から同
図(C)に示すようなパルスが出力される。
【0078】このパルスは、トラックピッチ検出器94
(図8)に供給される。トラックピッチ検出器94で
は、所定時間当たりのパルスの数をカウントし、そのカ
ウント値からトラックピッチを算出する。すなわち、こ
こでは1トラックに対して1パルスが発生し、またCD
用光ピックアップ30したがってビームスポットBの移
動速度が一定なので、所定時間内におけるCD用光ピッ
クアップ30の移動距離を、その所定時間内にカウント
されたパルス数で割れば、トラックT1,T2,T3・
・・のピッチを求めることができる。
【0079】なお、ディスクの回転数に同期したゲート
パルスで、広帯域アンプ91の出力にゲートをかけるこ
とによって、トラックピッチの検出制度を上げることが
可能になる。この場合、ディスクの回転数は内周側を再
生するときの回転数とし、更にCD用光ピックアップ3
0の送り速度を遅くするのが良い。
【0080】トラックピッチ検出器94(図8)で検出
されたトラックピッチは、ディスク種類判別器95に供
給され、ここでトラックピッチに基づいてディスクの種
類が判別される。すなわち、トラックピッチが1.2μ
m前後であれば、このディスクがCD202であると判
断され、トラックピッチが0.6μm前後であれば、D
VD204であると判断される。この判断結果に応じた
判別信号SNが、ディスク種類判別器95から出力され
て、図7にも示すようにコントローラ84に供給され
る。
【0081】そして、コントローラ84では、判別信号
SNに基づいて各部を制御し、これによって、上述した
ような再生処理が行なわれる。すなわち、判別信号SN
がCDを示す場合は、全ての切換スイッチ55〜96が
端子a側に切換えられてCD202の再生が行なわれ
る。また、判別信号SNがDVDを示す場合は、切換ス
イッチ55,58,63,66,71,75が端子b側
に切換えられて、DVD204の再生処理が行なわれ
る。コントローラ84には、操作スイッチとしてプレイ
キー97、CD/DVDマニュアル切換キー98、スト
ップキー99などが設けられている。
【0082】このディスクプレーヤ1においては、上述
のようにCD202とDVD204が共通のターンテー
ブル14で選択的に回転駆動されるので、構成を簡単に
して小型化及びコストダウンが可能になる。また、CD
用ピックアップ30とDVD用ピックアップ39を共通
のピックアップ駆動モータ115で駆動できるので、部
品点数を削減できる。更にディスク判別回路83によっ
てディスクの種類が自動的に判別され、その判別結果に
応じて各部が自動的に制御されてCD202又はDVD
204が再生されるので、ユーザの誤操作を防止でき、
操作性が向上する。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のディスク
プレーヤは、第1のディスクと第2のディスクを共通の
ディスク駆動手段で駆動し、第1のディスクを再生する
第1の光ピックアップ手段、又は第2のディスクを再生
する第2の光ピックアップ手段を選択的に、共通のピッ
クアップ駆動手段で駆動するようにしたものである。
【0084】したがって、本発明によれば、ディスク駆
動手段及びピックアップ駆動手段の構成を簡略化できる
ので、小型化及びコストダウンが可能になる。また、一
個のディスク駆動手段にディスクを載せるだけで再生処
理が行なわれるので、ユーザの誤操作を防止できて操作
性が向上するなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるディスクプレーヤ1の構成図で
ある。
【図2】CD202の再生状態(1/2)を示す図であ
る。
【図3】CD202の再生状態(2/2)を示す図であ
る。
【図4】DVD204の再生状態(1/2)を示す図で
ある。
【図5】DVD204の再生状態(2/2)を示す図で
ある。
【図6】制御部48の構成(1/2)を示す図である。
【図7】制御部48の構成(2/2)を示す図である。
【図8】ディスク判別回路83の構成図である。
【図9】ディスク判別処理におけるビームスポットBの
移動軌跡を示す図である。
【図10】図9の状態におけるディスク判別処理の信号
波形を示す図である。
【図11】実際のディスク判別処理における信号波形を
示す図である。
【図12】一般的に考えられるCD202とDVD20
4の両方を再生可能なディスクプレーヤ200の構成図
である。
【符号の説明】
1 ディスクプレーヤ 11 シャーシ 12 ディスク駆動モータ 14 ターンテーブル 30 CD用光ピックアップ 39 DVD用光ピックアップ 83 ディスク判別回路 115 ピックアップ駆動モータ 120 連結ギヤ 202 CD 204 DVD
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 21/02 601 9559−5D G11B 21/02 601H 9559−5D 601L

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録フォーマットの異なる第1のディス
    ク又は第2のディスクを回転駆動するディスク回転手段
    と、 上記第1のディスクを再生する第1の光ピックアップ手
    段と、 上記第2のディスクを再生する第2の光ピックアップ手
    段と、 上記ディスク回転手段に載置された上記第1のディスク
    の半径に沿って上記第1の光ピックアップ手段を移動さ
    せる第1の移動手段と、 上記ディスク回転手段に載置された上記第2のディスク
    の半径に沿って上記第2の光ピックアップ手段を移動さ
    せる第2の移動手段と、 上記第1の移動手段又は上記第2の移動手段の一方を選
    択的にピックアップ駆動手段に連結する連結手段と、 を具備することを特徴とするディスクプレーヤ。
  2. 【請求項2】 記録フォーマットの異なる第1のディス
    ク又は第2のディスクを回転駆動するディスク回転手段
    と、 上記第1のディスクを再生する第1の光ピックアップ手
    段と、 上記第2のディスクを再生する第2の光ピックアップ手
    段と、 上記ディスク回転手段に載置された上記第1のディスク
    の半径に沿って上記第1の光ピックアップ手段を移動さ
    せる第1の移動手段と、 上記ディスク回転手段に載置された上記第2のディスク
    の半径に沿って上記第2の光ピックアップ手段を移動さ
    せる第2の移動手段と、 上記第1の移動手段又は上記第2の移動手段の一方を選
    択的にピックアップ駆動手段に連結する連結手段と、 上記第1のディスクと上記第2のディスクを判別するデ
    ィスク判別手段と、 を具備することを特徴とするディスクプレーヤ。
  3. 【請求項3】 上記第1のディスクはコンパクト・ディ
    スクであり、上記第2のディスクはディジタル・ビデオ
    ・ディスクであることを特徴とする請求項1記載のディ
    スクプレーヤ。
  4. 【請求項4】 上記第1のディスクはコンパクト・ディ
    スクであり、上記第2のディスクはディジタル・ビデオ
    ・ディスクであることを特徴とする請求項2記載のディ
    スクプレーヤ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2003032303A1 (fr) * 2001-10-03 2003-04-17 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif de disque optique
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