JPH09170901A - 操作性を改善したケース巻き尺 - Google Patents
操作性を改善したケース巻き尺Info
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- JPH09170901A JPH09170901A JP7333390A JP33339095A JPH09170901A JP H09170901 A JPH09170901 A JP H09170901A JP 7333390 A JP7333390 A JP 7333390A JP 33339095 A JP33339095 A JP 33339095A JP H09170901 A JPH09170901 A JP H09170901A
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Abstract
巻き締り拘束の予防。 【解決手段】 巻き胴の回転抵抗を予め発生させて巻き
胴の過度な惰動回転の制動を行う。
Description
に二つ合わせ薄肉環状殻よりなるケースの内部に、目盛
つきのスチールテープをその内端で係止して多重に巻き
つけた巻き胴を、回転可能な支持の下に収容し、ケース
の外周に設けた開口から引出したスチールテープを、巻
き胴に付設した把手による巻き胴の転向操作ケース中へ
再繰込み可能としたケース巻き尺について、軽快な操作
性を、簡便に実現しようとするものでる。
巻き尺そのものは古くから知られていたが、無頓着な取
扱いによってしばしば操作性が著しく損われる欠点のた
め、小型のまま長尺化できる利点に拘らず普及が阻まれ
ている。
を用いたケース巻き尺が、その使用に際しはじめに強く
引き出されるような粗暴なあるいは不注意な取扱いの下
に、スチールテープを多重に巻付けた巻き胴の惰性回転
を生じ、そのためケース内周に沿うスチールテープの内
巻きによる、干渉巻き締めを来して、その後のスチール
テープの引き出しを妨げる拘束を発生し、この種巻き尺
の操作性が著しく害される欠点を残していた。この操作
性の改善を図って、ケース巻き尺の利便性をさらに拡充
することが、この発明の課題とするところである。
環状殻よりなるケースの内部に、目盛つきのスチールテ
ープをその内端で係止して多重に巻きつけた巻き胴を、
回転可能な支持の下に収容し、ケースの外周に設けた開
口から引き出したスチールテープを、巻き胴に付設した
把手による巻き胴の回転にて、ケース中への再繰り込み
可能としたケース巻き尺において、巻き胴が、ケースの
組立ての際、ケースとの間の摩擦力を発生して巻き胴の
自由回転を抑制するスラスト用ばね舌片を有し、これに
よってスチールテープの引き出しの際に生じる巻き胴の
惰性回転に基くスチールテープの干渉巻き締りを防止す
るものであることを特徴とする、操作性を改善したケー
ス巻き尺であり、把手が横軸ピンのまわりの転向による
折畳み可能であり、把手の折畳み姿勢における収納を司
る凹所の底に、スチールテープの係止を脱着自在に司る
掛合爪を設けて成るものとすることがより好ましい。
殻よりなるケースの内部に目盛つきのスチールテープ
を、その内端で係止して多重に巻きつけた巻き胴で回転
可能な支持の下で上記ケース内に収容し、ケースの外周
に設けた開口から引き出したスチールテープを、巻き胴
に付設した把手による巻き胴の回転にて、ケース中への
再繰込み可能とする型式の巻き尺であれば、上記把手の
折畳みを可能とする場合、この折畳み姿勢にて巻き胴に
設けた収納のための凹所内での保持を可能とする場合、
さらにはとくにこの収納用の凹所内に掛合爪を設けてス
チールテープ内端の係止を脱着自在とする場合などであ
っても実施できる。
ばね鋼帯に白色塗装を施し、片面又は両面に寸法目盛り
及び数字表記を施して成るものが好ましく、通常10mm幅
を可とし、例えば0.13mm厚み程度ならば全長10m のもの
が、外径約80mm程度のケース内に巻き収めることができ
便利である。
をあらわし、また図2は、スチールテープをとり外した
ときのケース断面を示し、また図3(a), (b)にてスチー
ルテープを示し、さらに図4(a) 〜(e) は巻き胴をあら
わす平面、正面、底面、左側面及び右側面の正投影であ
る。図1,図2においてケース1は、二つ合わせ薄肉環
状の殻半部1a, 1bよりなり、目盛つきのスチールテープ
2をその内端で係止して多重に巻きつける巻き胴3を回
転可能な支持の下に収容する。ここに殻半部1aは巻き胴
3の端壁3aにあけた軸孔4に緩くはまり合う中心突起5
を有する一方殻半部1bは、巻き胴3の面壁3bから段下り
をなして張り出す周縁6を受入れる回転ガイド7をそな
える。
て、ケース1の外周の接線方向に向う開口8を形成し、
この開口8に沿ってマウスピース9を取付け、また図に
あらわれていないがケースの下げ緒(ストラップ)を止
めるピンを開口8に対設する。なお図中10, 11ははめあ
わせリブ12, 13はガイドリブである。
端に引手14を、他端には係止鉤15を有し、両端間の少な
くとも片面に目盛表記とその読取りのための数字表記を
そなえる。巻き胴3は前記したようにその端壁3aの中心
に軸孔4、また同じく面壁3bのまわりで段下りをなす周
縁6を有するほか、図4(a) のように面壁3bを二つの弦
で区切るほぼ長方形のくぼみ16をそなえ、くぼみ16は端
壁3aによって底がまた巻き胴3の胴壁17の一部及び上記
の弦を形成する弦壁18, 19によって周囲が限定される。
孔20をあけ、これに横軸ピン21(図1,2参照)を挿し
通して巻き胴3の回転駆動に供する把手22の基端を軸支
し、この把手22はその回転操作用のつまみ23とともにく
ぼみ16の内部に納った格納姿勢から横軸ピン21のまわり
に、図1、図2の仮想線で示す操作姿勢までの間で回動
可能とする。従ってくぼみ16は把手22の収納を司る凹所
となる。把手22の基端は、その格納、操作両姿勢位置で
巻き胴3の別な一部胴壁17′に形成したクリック止め用
ばね舌片24と掛合させる。
胴3の胴縁6を半径方向の切込み25の多数によって切込
み25に挟まれる弧状のスラスト用ばね舌片26を形成し、
このスラスト用ばね舌片26は、図1,2に示すように殻
半部1bの回転ガイド7に対してスラストを及ぼし、この
スラストは巻き胴3がスチールテープ2を勢いよく引張
ったときの回転惰性を適切に減殺する摩耗抵抗を発生す
るが、通常の操作性を妨げることのない程度に定める。
ここに巻き胴3は、ポリアセタール、ポリアミド、ポリ
プロピレンなどの弾性作用を生じ得るプラスチックによ
ることがのぞましい。
開口8を通してスチールテープ2の内端の係止鉤15をく
ぼみ16内に導き入れることができる窓孔27(図4(a),
(b),(c) 参照)と、この窓孔27からくぼみ16内にのぞま
せた内端の係止鉤15を適合する掛合爪28とを有する。
の巻き胴3に対して係脱可能であり、ケースから必要な
長さだけ引出して測長に供することも、またスチールテ
ープ2の全体をケースから引抜いたメジャーテープとし
て用いることもできる。
勢よく引張ったときにしばしば巻き胴3が空転滑走して
ケース内周への圧着をもたらす巻き太りに由来してスチ
ールテープが抜き差しならぬ事態に至っていた欠点を回
避することがきる。
な摩擦力を生じるスラスト用ばね舌15を有するので、ス
チールテープがかりに過剰に勢いよく引き出されたとき
でも巻き胴に無用の惰性回転を生じることなくまた程よ
い摩擦抵抗によって引き出し操作の軽快性は持続され
る。
る。
る。
びに右各側面の投影図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 二つ合せ薄肉環状殻(1a, 1b)よりなるケ
ース(1) の内部に、目盛つきのスチールテープ(2) をそ
の内端で係止して多重に巻きつけた巻き胴(3) を、回転
可能な支持の下に収容し、ケース(1) の外周に設けた開
口(8) から引き出したスチールテープ(2) を、巻き胴
(3) に付設した把手(22)による巻き胴(3) の回転にて、
ケース(1) 中への再繰り込み可能としたケース巻き尺に
おいて、 巻き胴(3) が、ケース(1) の組立ての際、ケース(1) と
の間に摩擦力を発生して巻き胴(3) の自由回転を抑制す
るスラスト用ばね舌片(26)を有し、これによってスチー
ルテープ(2) の引き出しの際に生じる巻き胴(3) の惰性
回転に基くスチールテープ(2) の干渉巻き締りを防止す
るものであることを特徴とする、操作性を改善したケー
ス巻き尺。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33339095A JP3650191B2 (ja) | 1995-12-21 | 1995-12-21 | 操作性を改善したケース巻き尺 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33339095A JP3650191B2 (ja) | 1995-12-21 | 1995-12-21 | 操作性を改善したケース巻き尺 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09170901A true JPH09170901A (ja) | 1997-06-30 |
JP3650191B2 JP3650191B2 (ja) | 2005-05-18 |
Family
ID=18265589
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33339095A Expired - Fee Related JP3650191B2 (ja) | 1995-12-21 | 1995-12-21 | 操作性を改善したケース巻き尺 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3650191B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007064777A (ja) * | 2005-08-31 | 2007-03-15 | Kds Corp | 巻尺 |
CN100460802C (zh) * | 2007-06-15 | 2009-02-11 | 宁波长城精工实业有限公司 | 一种具有单向传动机构的卷尺 |
JP2010156559A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-15 | Yamayo Sokuteiki Kk | 巻尺ケースの制動構造 |
-
1995
- 1995-12-21 JP JP33339095A patent/JP3650191B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN100460802C (zh) * | 2007-06-15 | 2009-02-11 | 宁波长城精工实业有限公司 | 一种具有单向传动机构的卷尺 |
JP2010156559A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-15 | Yamayo Sokuteiki Kk | 巻尺ケースの制動構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3650191B2 (ja) | 2005-05-18 |
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