JPH09170771A - 氷蓄熱システム用の室内機 - Google Patents
氷蓄熱システム用の室内機Info
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- JPH09170771A JPH09170771A JP7330036A JP33003695A JPH09170771A JP H09170771 A JPH09170771 A JP H09170771A JP 7330036 A JP7330036 A JP 7330036A JP 33003695 A JP33003695 A JP 33003695A JP H09170771 A JPH09170771 A JP H09170771A
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- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
- Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 室内機の熱交換能力を良好に保つ。
【解決手段】 左右の側板６・６によって支持した複数
段の伝熱管２を上下方向へ直列に接続して放熱路１を構
成し、その放熱路１へほぼ０℃以下の低温冷媒を供給す
る。最下段の伝熱管２とドレンパン８との間に、送風案
内用のガイド板７を介在させて、上記の最下段の伝熱管
２のフィン５の下端と上記ガイド板７との間に隙間Ａを
設ける。その隙間Ａを、上記ガイド板７の上面に滞留さ
れる結露水の濡れ厚さよりも大きい値に設定する。
段の伝熱管２を上下方向へ直列に接続して放熱路１を構
成し、その放熱路１へほぼ０℃以下の低温冷媒を供給す
る。最下段の伝熱管２とドレンパン８との間に、送風案
内用のガイド板７を介在させて、上記の最下段の伝熱管
２のフィン５の下端と上記ガイド板７との間に隙間Ａを
設ける。その隙間Ａを、上記ガイド板７の上面に滞留さ
れる結露水の濡れ厚さよりも大きい値に設定する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、氷蓄熱システム
に使用する室内機に関する。
に使用する室内機に関する。
【０００２】
【従来の技術】近時、夜間電力を有効利用して昼間の冷
房用ピーク電力を軽減できるようにするため、氷蓄熱シ
ステムが注目され始めている。その氷蓄熱システムは、
冷凍機によって氷蓄熱用タンク内の液体冷媒の一部分を
氷結させて同上タンク内の液体冷媒(または、氷を含有
した液体冷媒)を室内機の伝熱管へ供給するように構成
してある(例えば特公平４−２８７１号公報参照)。
房用ピーク電力を軽減できるようにするため、氷蓄熱シ
ステムが注目され始めている。その氷蓄熱システムは、
冷凍機によって氷蓄熱用タンク内の液体冷媒の一部分を
氷結させて同上タンク内の液体冷媒(または、氷を含有
した液体冷媒)を室内機の伝熱管へ供給するように構成
してある(例えば特公平４−２８７１号公報参照)。
【０００３】従来の空調用室内機には次のように構成さ
れたものがある。即ち、左右の側板によって支持した複
数段のフィン付き伝熱管を上下方向へ直列に接続して放
熱路を構成し、最下段の伝熱管に冷媒入口を設けるとと
もに最上段の伝熱管に冷媒出口を設け、上記の最下段の
伝熱管のフィンの下端をドレンパン上の底部材によって
受け止めたものである。
れたものがある。即ち、左右の側板によって支持した複
数段のフィン付き伝熱管を上下方向へ直列に接続して放
熱路を構成し、最下段の伝熱管に冷媒入口を設けるとと
もに最上段の伝熱管に冷媒出口を設け、上記の最下段の
伝熱管のフィンの下端をドレンパン上の底部材によって
受け止めたものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の室内
機をコンパクトに造りながらも熱交換能力を大きくする
には、上記の冷媒をほぼ０℃以下の低温状態で上記の放
熱路へ供給することが望ましい。しかしながら、この場
合には次の問題が生じる。
機をコンパクトに造りながらも熱交換能力を大きくする
には、上記の冷媒をほぼ０℃以下の低温状態で上記の放
熱路へ供給することが望ましい。しかしながら、この場
合には次の問題が生じる。
【０００５】上記の低温冷媒が放熱路へ供給されると、
その放熱路の各伝熱管が急速に冷却されるので、各伝熱
管のフィンの表面に空気中の水蒸気が多量に結露して、
その多量の露が水滴となってドレンパン上の底部材へ落
下していく。その底部材に落下した水滴の大部分は排水
管を通って外部へ円滑に排出されるが、落下した水滴の
一部分が上記の底部材の上面に濡れた状態で滞留する。
すると、その滞留している水滴が最下段の伝熱管からの
冷熱の放射や伝導によって急速に冷却されて霜となって
底部材の上面に付着する。その霜が融解と凍結を繰り返
しながら上向きに成長していき上記の伝熱管に付着する
と、その霜が熱伝達を阻害して室内機の熱交換能力を低
下させる。
その放熱路の各伝熱管が急速に冷却されるので、各伝熱
管のフィンの表面に空気中の水蒸気が多量に結露して、
その多量の露が水滴となってドレンパン上の底部材へ落
下していく。その底部材に落下した水滴の大部分は排水
管を通って外部へ円滑に排出されるが、落下した水滴の
一部分が上記の底部材の上面に濡れた状態で滞留する。
すると、その滞留している水滴が最下段の伝熱管からの
冷熱の放射や伝導によって急速に冷却されて霜となって
底部材の上面に付着する。その霜が融解と凍結を繰り返
しながら上向きに成長していき上記の伝熱管に付着する
と、その霜が熱伝達を阻害して室内機の熱交換能力を低
下させる。
【０００６】なお、上記の伝熱管のフィンの左右方向の
外面と上記の側板との間に滞留した結露水によっても上
記と同様の霜が発生するため、その霜が熱伝達を阻害し
て室内機の熱交換能力を低下させるおそれがある。
外面と上記の側板との間に滞留した結露水によっても上
記と同様の霜が発生するため、その霜が熱伝達を阻害し
て室内機の熱交換能力を低下させるおそれがある。
【０００７】
【発明の目的】本発明の目的は、氷蓄熱システム用の室
内機の熱交換能力を良好な状態に保てるようにすること
にある。
内機の熱交換能力を良好な状態に保てるようにすること
にある。
【０００８】
(請求項１の発明)請求項１の発明は、例えば、図１と図
２、又は図３と図４に示すように、室内機を次のように
構成したものである。ほぼ０℃以下の低温冷媒が供給さ
れるフィン付き伝熱管２を左右の側板６・６によって支
持し、上記フィン付き伝熱管２とドレンパン８との間に
底部材７(１２)を介在させ、その底部材７(１２)と上記
の伝熱管２のフィン５の下端との間に隙間Ａを設けて、
その隙間Ａを、上記の底部材７(１２)の上面に滞留され
る結露水の濡れ厚さよりも大きい値に設定した。なお、
上記の濡れ厚さとは、底部材７(１２)の上面に付着した
水滴や膜状水などの厚さをいう。
２、又は図３と図４に示すように、室内機を次のように
構成したものである。ほぼ０℃以下の低温冷媒が供給さ
れるフィン付き伝熱管２を左右の側板６・６によって支
持し、上記フィン付き伝熱管２とドレンパン８との間に
底部材７(１２)を介在させ、その底部材７(１２)と上記
の伝熱管２のフィン５の下端との間に隙間Ａを設けて、
その隙間Ａを、上記の底部材７(１２)の上面に滞留され
る結露水の濡れ厚さよりも大きい値に設定した。なお、
上記の濡れ厚さとは、底部材７(１２)の上面に付着した
水滴や膜状水などの厚さをいう。
【０００９】(請求項２の発明)請求項２の発明は、例え
ば、図１と図２、又は図３と図４に示すように、室内機
を次のように構成したものである。ほぼ０℃以下の低温
冷媒が供給されるフィン付き伝熱管２をドレンパン８の
上側で左右の側板６・６によって支持して、上記の伝熱
管２のフィン５の左右方向の外面５ａと上記の側板６の
内面６ａとの間に隙間Ｂを設け、その隙間Ｂを、上記の
フィン５の外面５ａまたは上記の側板６の内面６ａに付
着される結露水の濡れ厚さよりも大きい値に設定した。
なお、上記の濡れ厚さとは、フィン５の外面５ａまたは
側板６の内面６ａに付着した水滴や膜状水などの厚さを
いう。
ば、図１と図２、又は図３と図４に示すように、室内機
を次のように構成したものである。ほぼ０℃以下の低温
冷媒が供給されるフィン付き伝熱管２をドレンパン８の
上側で左右の側板６・６によって支持して、上記の伝熱
管２のフィン５の左右方向の外面５ａと上記の側板６の
内面６ａとの間に隙間Ｂを設け、その隙間Ｂを、上記の
フィン５の外面５ａまたは上記の側板６の内面６ａに付
着される結露水の濡れ厚さよりも大きい値に設定した。
なお、上記の濡れ厚さとは、フィン５の外面５ａまたは
側板６の内面６ａに付着した水滴や膜状水などの厚さを
いう。
【００１０】なお、上記の各発明における低温冷媒とし
ては、氷片または氷粒を含有する０℃以下のブライン、
同上の氷片等とブラインとのスラリー状の混合体、上記
の氷片等を取り除いた液状ブライン、氷片等を含有する
ほぼ０℃の氷水、同上の氷片等を取り除いたほぼ０℃の
冷水などが考えられる。
ては、氷片または氷粒を含有する０℃以下のブライン、
同上の氷片等とブラインとのスラリー状の混合体、上記
の氷片等を取り除いた液状ブライン、氷片等を含有する
ほぼ０℃の氷水、同上の氷片等を取り除いたほぼ０℃の
冷水などが考えられる。
【００１１】
(請求項１の発明)請求項１の発明は、例えば図１(また
は図３)に示すように、次のように作用する。室内機の
冷房運転時において、低温冷媒がフィン付き伝熱管２へ
供給されると、その伝熱管２へ流通された空気中の水蒸
気がフィン５の表面に多量に結露して、その多量の露が
水滴となってドレンパン８上の底部材７(又は１２)へ落
下していく。その落下した水滴の一部分が上記の底部材
７(又は１２)の上面に濡れた状態で滞留しても、上記フ
ィン５の下端と上記の底部材７(又は１２)との間に所定
の隙間Ａを形成してあるので、伝熱管２やフィン５から
上記の滞留した結露水への冷熱の放射量が少なくて、そ
の結露水が霜になりにくい。そのうえ、滞留した結露水
が上記の冷熱によって結霜した場合でも、上記の隙間Ａ
に流通される送風空気によって霜を速やかに融解でき
る。従って、上記の底部材７(又は１２)の上面に滞留し
た結露水が霜となって上向きに成長することを抑制でき
る。その結果、上記の伝熱管２のフィン５に霜が付着す
るのを抑制して、室内機の熱交換能力を良好な状態に保
てる。
は図３)に示すように、次のように作用する。室内機の
冷房運転時において、低温冷媒がフィン付き伝熱管２へ
供給されると、その伝熱管２へ流通された空気中の水蒸
気がフィン５の表面に多量に結露して、その多量の露が
水滴となってドレンパン８上の底部材７(又は１２)へ落
下していく。その落下した水滴の一部分が上記の底部材
７(又は１２)の上面に濡れた状態で滞留しても、上記フ
ィン５の下端と上記の底部材７(又は１２)との間に所定
の隙間Ａを形成してあるので、伝熱管２やフィン５から
上記の滞留した結露水への冷熱の放射量が少なくて、そ
の結露水が霜になりにくい。そのうえ、滞留した結露水
が上記の冷熱によって結霜した場合でも、上記の隙間Ａ
に流通される送風空気によって霜を速やかに融解でき
る。従って、上記の底部材７(又は１２)の上面に滞留し
た結露水が霜となって上向きに成長することを抑制でき
る。その結果、上記の伝熱管２のフィン５に霜が付着す
るのを抑制して、室内機の熱交換能力を良好な状態に保
てる。
【００１２】(請求項２の発明)請求項２の発明は、例え
ば図１(または図３)に示すように、次のように作用す
る。室内機の冷房運転時において、低温冷媒がフィン付
き伝熱管２へ供給されると、その伝熱管２へ流通された
空気中の水蒸気が多量に結露して、その結露水がフィン
５の左右方向の外面５ａや側板６の内面６ａに濡れた状
態で付着する。その付着した結露水が伝熱管２からの冷
熱によって結霜した場合でも、上記フィン５の外面５ａ
と側板６の内面６ａとの間に所定の隙間Ｂを形成したの
で、その隙間Ｂに流通される送風空気によって上記の霜
を速やかに融解できる。従って、上記の伝熱管２のフィ
ン５に霜が付着するのを抑制して、室内機の熱交換能力
を良好な状態に保てる。
ば図１(または図３)に示すように、次のように作用す
る。室内機の冷房運転時において、低温冷媒がフィン付
き伝熱管２へ供給されると、その伝熱管２へ流通された
空気中の水蒸気が多量に結露して、その結露水がフィン
５の左右方向の外面５ａや側板６の内面６ａに濡れた状
態で付着する。その付着した結露水が伝熱管２からの冷
熱によって結霜した場合でも、上記フィン５の外面５ａ
と側板６の内面６ａとの間に所定の隙間Ｂを形成したの
で、その隙間Ｂに流通される送風空気によって上記の霜
を速やかに融解できる。従って、上記の伝熱管２のフィ
ン５に霜が付着するのを抑制して、室内機の熱交換能力
を良好な状態に保てる。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。 （第１実施形態)図１と図２は第１実施形態を示してい
る。図１は室内機の縦断正面図で、図２は、上記の図１
の右側面視の部分断面図である。室内機の放熱路１は、
上下方向へ直列に接続した４段のフィン付き伝熱管２を
備える。最下段の伝熱管２に冷媒入口３が設けられ、最
上段の伝熱管２に冷媒出口４が設けられる。上記の伝熱
管２を支持する左右の側板６・６が、底部材であるガイ
ド板７を介してドレンパン８に支持されている。
基づいて説明する。 （第１実施形態)図１と図２は第１実施形態を示してい
る。図１は室内機の縦断正面図で、図２は、上記の図１
の右側面視の部分断面図である。室内機の放熱路１は、
上下方向へ直列に接続した４段のフィン付き伝熱管２を
備える。最下段の伝熱管２に冷媒入口３が設けられ、最
上段の伝熱管２に冷媒出口４が設けられる。上記の伝熱
管２を支持する左右の側板６・６が、底部材であるガイ
ド板７を介してドレンパン８に支持されている。
【００１４】冷房運転時には、氷蓄熱用タンク(図示せ
ず)内のブラインの一部分が冷凍機によって氷結され、
そのタンク内の液状のブラインが、上記の冷媒入口３か
ら放熱路１内を流れ、その放熱路１を流れる間にファン
(図示せず)による送風空気(図２中の二点鎖線矢印を参
照)を冷却し、その後、冷媒出口４から上記タンクへ戻
されるようになっている。なお、上記の送風空気は、前
記ガイド板７によって放熱路１の下部領域へ円滑に案内
される。
ず)内のブラインの一部分が冷凍機によって氷結され、
そのタンク内の液状のブラインが、上記の冷媒入口３か
ら放熱路１内を流れ、その放熱路１を流れる間にファン
(図示せず)による送風空気(図２中の二点鎖線矢印を参
照)を冷却し、その後、冷媒出口４から上記タンクへ戻
されるようになっている。なお、上記の送風空気は、前
記ガイド板７によって放熱路１の下部領域へ円滑に案内
される。
【００１５】上記の伝熱管２のフィン５の下端と上記ガ
イド板７の上面との間に隙間Ａが設けられる。その隙間
Ａは、上記の側板６・６を底上げしたり上記フィン５の
下部領域をカットすることによって形成される。上記の
隙間Ａの寸法は、上記ガイド板７の上面に滞留される結
露水の濡れ厚さよりも大きい値に設定されておればよ
く、２mmから10mmの範囲内であることが好ましく、最も
好ましいのは2.5mmから４mmの範囲である。
イド板７の上面との間に隙間Ａが設けられる。その隙間
Ａは、上記の側板６・６を底上げしたり上記フィン５の
下部領域をカットすることによって形成される。上記の
隙間Ａの寸法は、上記ガイド板７の上面に滞留される結
露水の濡れ厚さよりも大きい値に設定されておればよ
く、２mmから10mmの範囲内であることが好ましく、最も
好ましいのは2.5mmから４mmの範囲である。
【００１６】また、上記の伝熱管２のフィン５の左右方
向の外面５ａと上記の側板の６の内面６ａとの間に別の
隙間Ｂが設けられる。その隙間Ｂは、上記の伝熱管２の
左右の端部分にフィン５の無い領域を設けることによっ
て形成される。上記の別の隙間Ｂの寸法は、上記フィン
５の外面５ａまたは上記の側板６の内面６ａに付着され
る結露水の濡れ厚さよりも大きい値に設定されておれば
よく、２mmから10mmの範囲内であることが好ましく、最
も好ましいのは2.5mmから４mmの範囲である。
向の外面５ａと上記の側板の６の内面６ａとの間に別の
隙間Ｂが設けられる。その隙間Ｂは、上記の伝熱管２の
左右の端部分にフィン５の無い領域を設けることによっ
て形成される。上記の別の隙間Ｂの寸法は、上記フィン
５の外面５ａまたは上記の側板６の内面６ａに付着され
る結露水の濡れ厚さよりも大きい値に設定されておれば
よく、２mmから10mmの範囲内であることが好ましく、最
も好ましいのは2.5mmから４mmの範囲である。
【００１７】なお、上記フィン５の外面５ａと上記の側
板６の内面６ａとの少なくとも一方に親水性の表面処理
を施した場合には、フィン外面５ａや側板内面６ａに付
着される結露水の濡れ厚さが小さくなる。このため、そ
の結露水が冷熱によって霜になった場合でも上記の隙間
Ｂへ送風空気を十分に流通させることが可能となり、上
記の霜の成長を抑制できる。
板６の内面６ａとの少なくとも一方に親水性の表面処理
を施した場合には、フィン外面５ａや側板内面６ａに付
着される結露水の濡れ厚さが小さくなる。このため、そ
の結露水が冷熱によって霜になった場合でも上記の隙間
Ｂへ送風空気を十分に流通させることが可能となり、上
記の霜の成長を抑制できる。
【００１８】(第２実施形態)図３と図４は第２実施形態
を示している。図３は前記の図１に相当する図で、図４
は前記の図２に相当する図である。この第２実施形態の
室内機は、基本的には上記の第１実施形態と同様の構成
であるが、その第１実施形態とは次の点で異なる。
を示している。図３は前記の図１に相当する図で、図４
は前記の図２に相当する図である。この第２実施形態の
室内機は、基本的には上記の第１実施形態と同様の構成
であるが、その第１実施形態とは次の点で異なる。
【００１９】前記の左右の側板６・６が天板１１と底板
(底部材)１２とによって連結されており、その底板１２
がドレンパン８上に載置されている。そして、伝熱管２
のフィン５の下端と上記の底板１２の上面との間に前記
の隙間Ａが設けられる。その隙間Ａは、上記の側板６・
６を長めに形成したり上記フィン５の下部領域をカット
することによって形成されており、前述の第１実施形態
と同様の値に設定されている。
(底部材)１２とによって連結されており、その底板１２
がドレンパン８上に載置されている。そして、伝熱管２
のフィン５の下端と上記の底板１２の上面との間に前記
の隙間Ａが設けられる。その隙間Ａは、上記の側板６・
６を長めに形成したり上記フィン５の下部領域をカット
することによって形成されており、前述の第１実施形態
と同様の値に設定されている。
【００２０】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成され作用す
ることから次の効果を奏する。 (請求項１の発明)請求項１の発明は次の効果を奏する。
ドレンパン上の底部材の上面に落下した結露水の一部分
が濡れた状態で滞留しても、フィンの下端と上記の底部
材の間に所定の隙間を形成したので、伝熱管やフィンか
ら上記の滞留した結露水への冷熱の放射量が少なくて、
その結露水が結霜しにくい。また、滞留した結露水が上
記の冷熱によって結霜した場合でも、上記の隙間Ａに流
通される送風空気によって霜を速やかに融解できる。従
って、伝熱管のフィンに霜が付着するのを抑制して、室
内機の熱交換能力を良好な状態に保てる。
ることから次の効果を奏する。 (請求項１の発明)請求項１の発明は次の効果を奏する。
ドレンパン上の底部材の上面に落下した結露水の一部分
が濡れた状態で滞留しても、フィンの下端と上記の底部
材の間に所定の隙間を形成したので、伝熱管やフィンか
ら上記の滞留した結露水への冷熱の放射量が少なくて、
その結露水が結霜しにくい。また、滞留した結露水が上
記の冷熱によって結霜した場合でも、上記の隙間Ａに流
通される送風空気によって霜を速やかに融解できる。従
って、伝熱管のフィンに霜が付着するのを抑制して、室
内機の熱交換能力を良好な状態に保てる。
【００２１】(請求項２の発明)請求項２の発明は次の効
果を奏する。フィンの左右方向の外面や側板の内面に付
着した結露水が伝熱管やフィンからの冷熱によって結霜
した場合でも、上記フィンの外面と側板の内面との間に
所定の隙間を形成したので、その隙間に流通される送風
空気によって上記の霜を速やかに融解できる。従って、
上記の伝熱管のフィンに付着した霜が成長するのを抑制
して、室内機の熱交換能力を良好な状態に保てる。
果を奏する。フィンの左右方向の外面や側板の内面に付
着した結露水が伝熱管やフィンからの冷熱によって結霜
した場合でも、上記フィンの外面と側板の内面との間に
所定の隙間を形成したので、その隙間に流通される送風
空気によって上記の霜を速やかに融解できる。従って、
上記の伝熱管のフィンに付着した霜が成長するのを抑制
して、室内機の熱交換能力を良好な状態に保てる。
【００２２】(請求項３の発明)請求項３の発明によれ
ば、フィンの下端と上記の底部材の間に所定の隙間を形
成すると共に、フィンの左右方向の外面と側板の内面と
の間にも所定の隙間を形成したので、上記の請求項１の
発明と請求項２の発明との両者の効果を奏することが可
能となる。従って、伝熱管のフィンに付着した霜が成長
するのを強力に抑制して、室内機の熱交換能力をさらに
良好な状態に保てる。
ば、フィンの下端と上記の底部材の間に所定の隙間を形
成すると共に、フィンの左右方向の外面と側板の内面と
の間にも所定の隙間を形成したので、上記の請求項１の
発明と請求項２の発明との両者の効果を奏することが可
能となる。従って、伝熱管のフィンに付着した霜が成長
するのを強力に抑制して、室内機の熱交換能力をさらに
良好な状態に保てる。
【００２３】(請求項４の発明）請求項４の発明によれ
ば、フィンの左右方向の外面と側板の内面のうちの少な
くとも一方に親水性の表面処理を施したので、上記フィ
ンの外面や側板の内面に付着される結露水の濡れ厚さが
小さくなる。このため、その結露水が冷熱によって霜に
なった場合でも上記の隙間へ送風空気を十分に流通させ
ることが可能となり、上記の霜の成長を抑制できる。従
って、室内機の熱交換能力をさらに良好な状態に保て
る。
ば、フィンの左右方向の外面と側板の内面のうちの少な
くとも一方に親水性の表面処理を施したので、上記フィ
ンの外面や側板の内面に付着される結露水の濡れ厚さが
小さくなる。このため、その結露水が冷熱によって霜に
なった場合でも上記の隙間へ送風空気を十分に流通させ
ることが可能となり、上記の霜の成長を抑制できる。従
って、室内機の熱交換能力をさらに良好な状態に保て
る。
【図１】本発明の第１実施形態の室内機の縦断正面図で
ある。
ある。
【図２】上記の図１の右側面視の部分断面図である。
【図３】本発明の第２実施形態の室内機の縦断正面図で
ある。
ある。
【図４】上記の図３の右側面視の部分断面図である。
２…伝熱管、５…伝熱管２のフィン、５ａ…フィン５の
外面、６…側板、６ａ…側板６の内面、７…底部材（ガ
イド板)、８…ドレンパン、１２…底部材(底板)、Ａ…
隙間、Ｂ…隙間。
外面、６…側板、６ａ…側板６の内面、７…底部材（ガ
イド板)、８…ドレンパン、１２…底部材(底板)、Ａ…
隙間、Ｂ…隙間。
Claims (4)
- 【請求項１】 ほぼ０℃以下の低温冷媒が供給されるフ
ィン付き伝熱管(２)を左右の側板(６)(６)によって支持
し、上記フィン付き伝熱管(２)とドレンパン(８)との間
に底部材(７，１２)を介在させ、その底部材(７，１２)
と上記の伝熱管(２)のフィン(５)の下端との間に隙間
(Ａ)を設けて、その隙間(Ａ)を、上記の底部材(７，１
２)の上面に滞留される結露水の濡れ厚さよりも大きい
値に設定した、ことを特徴とする氷蓄熱システム用の室
内機。 - 【請求項２】 ほぼ０℃以下の低温冷媒が供給されるフ
ィン付き伝熱管(２)をドレンパン(８)の上側で左右の側
板(６)(６)によって支持して、上記の伝熱管(２)のフィ
ン(５)の左右方向の外面(５ａ)と上記の側板(６)の内面
(６ａ)との間に隙間(Ｂ)を設け、その隙間(Ｂ)を、上記
のフィン(５)の外面(５ａ)または上記の側板(６)の内面
(６ａ)に付着される結露水の濡れ厚さよりも大きい値に
設定した、ことを特徴とする氷蓄熱システム用の室内
機。 - 【請求項３】 請求項１に記載した氷蓄熱システム用の
室内機において、前記の伝熱管(２)のフィン(５)の左右
方向の外面(５ａ)と前記の側板(６)の内面(６ａ)との間
に隙間(Ｂ)を設けて、その隙間(Ｂ)を、上記のフィン
(５)の外面(５ａ)または上記の側板(６)の内面(６ａ)に
付着される結露水の濡れ厚さよりも大きい値に設定し
た、ことを特徴とする氷蓄熱システム用の室内機。 - 【請求項４】 請求項２または３に記載した氷蓄熱シス
テム用の室内機において、 前記フィン(５)の外面(５ａ)と前記の側板(６)の内面
(６ａ)との少なくとも一方に親水性の表面処理を施し
た、ことを特徴とする氷蓄熱システム用の室内機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7330036A JPH09170771A (ja) | 1995-12-19 | 1995-12-19 | 氷蓄熱システム用の室内機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7330036A JPH09170771A (ja) | 1995-12-19 | 1995-12-19 | 氷蓄熱システム用の室内機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09170771A true JPH09170771A (ja) | 1997-06-30 |
Family
ID=18228061
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7330036A Pending JPH09170771A (ja) | 1995-12-19 | 1995-12-19 | 氷蓄熱システム用の室内機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09170771A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006214670A (ja) * | 2005-02-04 | 2006-08-17 | Sharp Corp | 空気調和機の熱交換器の取付構造 |
| WO2016206544A1 (zh) * | 2015-06-26 | 2016-12-29 | 广东松下环境系统有限公司 | 热交换装置 |
-
1995
- 1995-12-19 JP JP7330036A patent/JPH09170771A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006214670A (ja) * | 2005-02-04 | 2006-08-17 | Sharp Corp | 空気調和機の熱交換器の取付構造 |
| JP4522877B2 (ja) * | 2005-02-04 | 2010-08-11 | シャープ株式会社 | 空気調和機の熱交換器の取付構造 |
| WO2016206544A1 (zh) * | 2015-06-26 | 2016-12-29 | 广东松下环境系统有限公司 | 热交换装置 |
| US10527312B2 (en) | 2015-06-26 | 2020-01-07 | Panasonic Ecology Systems Guangdong Co., Ltd. | Heat exchange device |
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| Date | Code | Title | Description |
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| A977 | Report on retrieval |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041124 |
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