JP2515346Y2 - 液体輸送用保冷車 - Google Patents

液体輸送用保冷車

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JP2515346Y2
JP2515346Y2 JP1991009756U JP975691U JP2515346Y2 JP 2515346 Y2 JP2515346 Y2 JP 2515346Y2 JP 1991009756 U JP1991009756 U JP 1991009756U JP 975691 U JP975691 U JP 975691U JP 2515346 Y2 JP2515346 Y2 JP 2515346Y2
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liquid
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、液体を低温輸送するた
めの液体を収容する容器を有する液体輸送用保冷車に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、飲料水や化学薬品等の液体を車両
に搭載されたタンクに収容して低温輸送する場合、外部
からの侵入熱による液体の温度上昇を防ぐため断熱材を
タンクに被覆していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、車両に搭載さ
れたタンクに断熱材を被覆した前記の従来の技術では、
実際上断熱材による断熱効果にも限度があるため、長時
間又は長距離の輸送に対応することができない不具合が
あった。
【0004】本考案は、以上の事情に鑑み、液体の低温
輸送を可能にする液体を収容する容器を有する液体輸送
用保冷車を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は上記問題点を解
決するもので、その要旨とする手段は、車両に搭載され
液体を収容するための容器を空間を保持して囲繞する箱
体を設け、同箱体内を仕切板等の仕切手段にて上下に仕
切って形成される上,下部通風路に上記容器の外周面を
臨ませ、上部通風路の入口に冷凍機を設置するととも
に、下部通風路の前部に冷却風出口を設け、上記冷凍機
からの冷却風を、上部通風路、後側の転回室、下部通風
路をこの順に経て上記冷却風出口に通流せしめるように
構成したことを特徴とする液体輸送用保冷車にある。
【0006】
【作用】本考案は上記構成を具えているため、容器と箱
体との間の空間を仕切手段により仕切って形成された
上,下部通風路を入口から転回室を経て出口に向かって
冷風を通流せしめることにより、容器内の液体を効率良
冷却することができ、これにより容器内の液体は所定
の低温状態に維持される。
【0007】
【実施例】本考案の一実施例を第1図及び第2図によっ
て説明する。図1は本実施例に係る液体輸送用保冷車の
断面図、図2は図1のI−I線矢視の縦断面図である。
【0008】図において、1は車両2に搭載され飲料水
等の液体を収容するための容器で、この容器1の外側に
空間3を保って囲繞する断熱材からなる箱体4が取付け
られている。空間3には、その前方の一側端部5から後
方の他側端部即ち転回室6にわたってこれを上,下部通
風路10,10に仕切る仕切板7が設けられており、前
記仕切板7の両端は箱体4の前後の内壁より間隔をおい
て位置している。そして前記一側端部5の上方及び下方
冷風が入出するための冷風入口8及び冷風出口9がそ
れぞれ形成されているとともに、冷風が入口8から上部
通風路10を通って他側端部(転回室)6へ向かい、続
いてこの転回室6で折返し、下部通風路10を通って
口9へ向かって通流するように構成されている。
【0009】冷風の入口8及び出口9に近い箱体4の前
側上方には、前記入口8及び出口9に連通したエバポレ
ータとファン(図示しない)を備えたクーリングユニッ
ト11が配設されており、このクーリングユニット11
と車両2に搭載されているエンジン等によって駆動され
るコンプレッサ(図示しない)を備えたコンプレッサユ
ニット12とコンデンサとファン(図示しない)を備え
たコンデンシングユニット13とから冷凍装置が構成さ
れている。
【0010】本実施例では、冷凍装置を運転することに
よりクーリングユニット11から冷風が吹出され、図1
の矢印に示すように、この冷風は入口8を経て通風路1
0を通流し、この過程で容器1内の液体を冷却した後出
口9より流出しクーリングユニット11に吸込まれて再
び循環する。このようにして、容器1内の液体は冷風を
介して冷却され、所定の低温状態に維持されるなお、前
記実施例では、仕切板7によって入口8から他側端部6
へ向い、続いて折返して出口9へ向う通風路10が形成
されているが、仕切板7を付設する代りに箱体4を容器
1の両側部に当接させて取付けることによって空間を上
下に仕切って通風路10を形成するようにしてもよく、
またさらに、仕切板7を多数に付設して空間3を数多く
仕切り、冷風が一側端部5と他側端部6との間を複数回
往復して通流する通風路を形成するようにしてもよい。
【0011】
【考案の効果】本考案においては、容器を空間を保って
箱体で囲繞し、この空間を上下に仕切ることにより冷風
が入口から出口へ向かって空間の両側端部間を少なくと
も1回往復して通流する通風路を形成したため、冷凍装
置等を運転することにより容器内の液体は冷風により冷
却されて所定の低温状態に維持されるので液体の長時間
輸送を可能にすることができる。また、箱体を上下に仕
切って2分割するのみであるので、空気(冷風)の圧力
損失が少なく、充分な量の冷風を流すことができ、均等
な液体温度を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る液体輸送用保冷車の断
面図である。
【図2】図1のI−I線矢視断面図である。
【符号の説明】
1 容器 2 車両 3 空間 4 箱体 5 一側端部 6 他側端部 7 仕切板 8 入口 9 出口 10 通風路 11 クーリングユニット 12 コンプレッサユニット 13 コンデンシングユニット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に搭載され液体を収容するための容器
    を空間を保持して囲繞する箱体を設け、同箱体内を仕切
    板等の仕切手段にて上下に仕切って形成される上,下部
    通風路に上記容器の外周面を臨ませ、上部通風路の入口
    に冷凍機を設置するとともに、下部通風路の前部に冷風
    出口を設け、上記冷凍機からの冷風を、上部通風路、後
    側の転回室、下部通風路をこの順に経て上記冷風出口に
    通流せしめるように構成したことを特徴とする液体輸送
    用保冷車。
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