JPH09159314A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

Info

Publication number
JPH09159314A
JPH09159314A JP7320706A JP32070695A JPH09159314A JP H09159314 A JPH09159314 A JP H09159314A JP 7320706 A JP7320706 A JP 7320706A JP 32070695 A JP32070695 A JP 32070695A JP H09159314 A JPH09159314 A JP H09159314A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fin
draining
lower side
fins
waterdrops
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7320706A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroko Hongo
裕子 本郷
Tsutomu Sakuma
勉 佐久間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP7320706A priority Critical patent/JPH09159314A/ja
Publication of JPH09159314A publication Critical patent/JPH09159314A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 霜取り後の水滴がフィンに氷結しても、氷結
による空気の流れを阻害する悪影響をなくし、効率のよ
い冷却性能を確保する。 【解決手段】 長手方向に沿って連続した冷媒パイプ1
7に、上辺21、下辺23、両側辺25から成る板状の
フィン19を所定のピッチPで装着し、各フィン19の
下辺23を、傾斜辺23aとし、傾斜辺23aの下降傾
斜側角に、水滴が1箇所に集まる下方へ向かって突出す
る水切り用の凸部27を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冷凍機等の蒸発
器に適する熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、蒸発器等の熱交換器の概要は、
S字状に屈曲され連続した冷媒パイプに板状のフィンが
所定のピッチで装着された構造となっており、フィンと
フインの間を空気が流れることで、空気と冷媒パイプ内
を流れる冷媒との間で熱交換が行なわれるようになって
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】蒸発器等の熱交換器が
配置された冷蔵庫等にあっては、長時間の運転によっ
て、フィンの表面に霜が付着すると、フィンとフィンと
の間が狭くなり、空気の流れが阻害されて冷却性能の低
下を招来する所から、一定時間ごとに霜取り運転が行な
われるようになる。
【0004】これにより、フィンの表面に付着した霜
は、解けて水滴となり、大きく生長した水滴は、自重に
よって付着しようとする力に抗しきれず下方へ落下す
る。この場合、霜取りが進み大きく生長しきれない水滴
は、フィンの下辺に水滴のまま残るようになる。この状
態で再び冷凍運転状態に入ると、水滴は水玉状に氷結
し、その氷結部がフィンとフィンとの間を狭めたり、場
合によっては塞ぐようになり、空気の流れを阻害する新
たな要因となっていたものである。
【0005】そこで、この発明は、霜取り時のフィンに
付着する水滴の水切りを良好なものとし、阻害されるこ
とのない空気の流れが得られるようにした熱交換器を提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、第1に、長手方向に沿って連続した冷
媒パイプに、上辺、下辺、両側辺から成る板状のフィン
を所定のピッチで装着し、各フィンの下辺を、傾斜辺と
し、傾斜辺の下降傾斜側角に、下方へ向かって突出する
水切り用の凸部を設ける。
【0007】第2に、長手方向に沿って連続した冷媒パ
イプに、上辺、下辺、両側辺から成る板状のフィンを所
定のピッチで装着し、各フィンの下辺を、傾斜辺とし、
傾斜辺の下降傾斜側前に、下方へ向かって突出する水切
り用の凸部を設ける一方、上辺側に、前記水切り用の凸
部と対応する切欠き凹部を設ける。
【0008】第3に、長手方向に沿って連続した冷媒パ
イプに、上辺、下辺、両側辺から成る板状のフィンを所
定のピッチで装着し、各フィンの下辺を、右下降傾斜辺
と左下降傾斜辺としたフィン配列とし、各下降傾斜側角
に、下方へ向かって突出する水切り用の凸部を設ける。
【0009】かかる熱交換器によれば、霜取りの初期に
あっては、霜が解けて出来た水滴は、フィンの表面を落
下しながら生長していき下辺から落下するようになる。
以下、霜取りが進み水滴の生長がとまると、フィンの下
辺まで下降した水滴は落下しきれずに傾斜辺に沿って移
動し、水切り用の凸部に集まる。この凸部において、一
定の大きさに生長すると、自重によって落下し、最終に
は、落下しきれない小さな水滴が残るようになる。
【0010】したがって、水滴は、フィンの凸部1箇所
に残るだけとなるため、残った水滴が冷凍運転後に、氷
結してもフィンとフィンの間を流れる空気の流れに何等
悪影響を与えることはない。
【0011】また、フィンの上辺に、水切り用の凸部と
対応するよう設けた切欠き凹部によって材料を無駄にす
ることなくプレスによる板どりが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図4の図面を参照
しながらこの発明の実施形態を具体的に説明する。
【0013】図2において、1は冷蔵庫を示しており、
冷蔵庫1には、上方から冷蔵室3、冷凍室5、野菜室7
とを有し、冷蔵庫1の背面側には冷凍サイクルを構成す
る熱交換器となる蒸発器9が配置されている。
【0014】冷凍サイクルは、機械室11内に配置され
たコンプレッサと凝縮器と膨張弁(いずも図示していな
い)と前記蒸発器9とから構成され、コンプレッサから
吐出された冷媒は、凝縮器→膨張弁→蒸発器9を通り再
びコンプレッサに戻る冷凍サイクルを繰返すようになっ
ている。
【0015】蒸発器9は、庫内ファン13が設けられた
循環風路15内に配置され、蒸発器9において熱交換さ
れた冷気は、庫内ファン13によって矢印の如く冷蔵室
5,冷凍室3に流れる。冷蔵庫5に流入した冷気は野菜
室7を経て再び蒸発器9に戻る。また、冷凍室3に流入
した冷気は再び蒸発器9に戻ることで冷気が庫内を循環
し、冷却されるようになる。
【0016】蒸発器9は、図1に示す如く複数段に屈曲
形成され、一方はコンプレッサと、他方は膨張弁(いず
れも図示していない)と接続連通し合うと共に、一本に
連続して形成された冷媒パイプ17と、冷媒パイプ17
に対して、所定のピッチPで装着されたフィン19とか
ら成っている。
【0017】フィン19は、上辺21と下辺23と両側
辺25,25とで矩形の板状に形成され、この実施形態
によっては、上下方向に5段の配列となっている。
【0018】フィン19の1枚,1枚は下辺23が図1
において左側へ下降傾斜する下降傾斜辺23aとなって
おり、その下降傾斜側角に、水切り用の凸部27が下向
きに設けられている。
【0019】水切り用の凸部27は、水滴が落下しやす
いように小さい形状であることが望ましい。
【0020】この場合、水切り用の凸部27を設ける位
置は、下辺23の角に特定されない。例えば、図3に示
す如くフィン19の上辺21と下辺23とを、左右から
中央部位へ向かって下降傾斜するV字状の傾斜辺とし、
下辺23側となるV字状の先端に、下向きの水切り用の
凸部27を設けるようにしてもよい。
【0021】あるいは、図4に示す如く、フィン19の
上辺21と下辺23とを、中央部位から左右両側へ向か
って下降傾斜する逆V字状の傾斜辺とし、その左右両側
の下降傾斜側角に下向きに突出する水切り用の凸部2
7,27を設けるようにしてもよい。
【0022】かかる熱交換器によれば、霜取時の初期に
あっては、霜が解けて出来た水滴は、フィン19の表面
を落下しながら生長していき、下辺23から落下するよ
うになる。以下、霜取りが進み水滴の生長がとまると、
フィン19の下辺23まで下降した水滴は、落下しきれ
ずに傾斜辺23aに沿って移動下降し、水切り用の凸部
27に集まる。この凸部27において、一定の大きさに
生長すると、自重によって落下し、最終には落下しきれ
ない小さい水滴が残るようになる。
【0023】したがって、水滴は、フィン19の凸部2
7の1箇所に残るだけとなるため、冷凍運転後に、氷結
しても、フィン19とフィン19の間を流れる空気の流
れに何等悪影響を与えることはなく、効率の良い冷却性
能が得られるようになる。
【0024】図5と図6は第2の実施形態を示したもの
である。
【0025】この実施形態にあっては、冷媒パイプ17
に、上辺21、下辺23、両側辺25,25から成る板
状のフィン19を所定ピッチPで装着し、各フィン19
の下辺23を、右下降傾斜辺23bと左下降傾斜辺23
aとしたフィン19配列とし、各下降傾斜側角に、下方
へ向かって突出する水切り用の凸部27,27を設ける
ものである。右傾斜下降辺23bを有するフィン19と
左下降傾斜辺23aを有するフィン19とは交互に配列
され、水切り用の凸部27が右側、左側、右側、左側と
なるレイアウト構造となっている。この場合、右側、右
側、左側、左側というように2列おきの配列であっても
よく、あるいは、2列と一列おきの組合せ配列であって
よい。
【0026】したがって、この実施形態によれば、前記
実施形態の効果に加えて、図6に示す如く、水滴29の
位置が2倍のピッチ(2P)配列となるためフィン19
とフィン19の間の通路が確実に確保されるため、水滴
が氷結する凸部27領域であっても空気の流れが円滑に
行なわれるようになる。
【0027】図8と図9は第3の実施形態を示したもの
である。この実施形態にあっては、冷媒パイプ17に、
上辺21、下辺23、両側辺25からなる板状のフィン
19を所定のピッチPで装着し、各フィン19の下辺2
3を、傾斜辺23aとし、傾斜辺23aの下降傾斜側角
に、下方へ向かって突出する水切り用の凸部27を設け
る一方、上辺21側に、前記水切り用の凸部27と対応
する切欠き凹部31を設けるものである。
【0028】したがって、この実施形態によれば、第1
の実施形態の効果に加えて、図8に示す如く連続したフ
ィン素材33を例えば点線で示す如くプレス成形にて板
どりすることで材料を無駄にすることがなくなるメリッ
トが得られる。この手段は、前記した図9及び図10に
示す実施形態のフィン形状のものであっても適用可能と
なる。
【0029】なお、この実施形態にあっては、冷蔵庫に
採用された蒸発器について説明したが、空気調和装置の
熱交換器に実施してもよい。
【0030】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明の熱交
換器によれは、霜取り後の水滴が氷結しても、氷結箇所
は水切り用の凸部1箇所となるため、フィンとフィンの
間を流れる空気の流れが氷結によって阻害されることが
なくなり、効率のよい冷却性能が得られるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる熱交換器の一部分を示した説
明図。
【図2】この発明を実施した冷蔵庫の概要切断側面図。
【図3】水切り用の凸部をフィンの下辺中央部位に設け
た図1と同様の説明図。
【図4】水切り用の凸部をフィンの下辺両角部に設けた
図1と同様の説明図。
【図5】水切り用の凸部を交互に配列した図1と同様の
説明図。
【図6】図5の水切り用の凸部の配列ピッチを示した説
明図。
【図7】下辺に水切り用の凸部を、その水切り用の凸部
と対応する切欠き凹部を上辺に設けた図1と同様の説明
図。
【図8】図7のプレスによる板どりを示した説明図。
【図9】下辺の中央部位に水切り用の凸部を、上辺の中
央部位に水切り用の凸部と対応する切欠き凹部を設けた
図1と同様の説明図。
【図10】下辺の両角部に水切り用の凸部を、下辺の両
角部に水切り用の凸部と対応する切欠き凹部を設けた図
1と同様の説明図。
【符号の説明】
17 冷媒パイプ 19 フィン 21 上辺 23 下辺 23a 傾斜辺 25 両側辺 27 水切り用の凸部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に沿って連続した冷媒パイプに
    上辺、下辺、両側辺から成る板状のフィンを所定のピッ
    チで装着し、各フィンの下辺を、傾斜辺とし、傾斜辺の
    下降傾斜側角に、下方へ向かって突出する水切り用の凸
    部を設けたことを特徴とする熱交換器。
  2. 【請求項2】 長手方向に沿って連続した冷媒パイプ
    に、上辺、下辺、両側辺から成る板状のフィンを所定の
    ピッチで装着し、各フィンの下辺を、傾斜辺とし、傾斜
    辺の下降傾斜側前に、下方へ向かって突出する水切り用
    の凸部を設ける一方、上辺側に、前記水切り用の凸部と
    対応する切欠き凹部を設けたことを特徴とする熱交換
    器。
  3. 【請求項3】 長手方向に沿って連続した冷媒パイプ
    に、上辺、下辺、両側辺から成る板状のフィンを所定の
    ピッチで装着し、各フィンの下辺を、右下降傾斜辺と左
    下降傾斜辺としたフィン配列とし、各下降傾斜側角に、
    下方へ向かって突出する水切り用の凸部を設けたことを
    特徴とする熱交換器。
JP7320706A 1995-12-08 1995-12-08 熱交換器 Pending JPH09159314A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7320706A JPH09159314A (ja) 1995-12-08 1995-12-08 熱交換器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7320706A JPH09159314A (ja) 1995-12-08 1995-12-08 熱交換器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09159314A true JPH09159314A (ja) 1997-06-20

Family

ID=18124427

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7320706A Pending JPH09159314A (ja) 1995-12-08 1995-12-08 熱交換器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09159314A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016121396A1 (ja) * 2015-01-28 2016-08-04 青島海爾股▲フン▼有限公司 冷却器及びその製造方法並びにその冷却器を備えた冷蔵庫
WO2020070869A1 (ja) * 2018-10-05 2020-04-09 三菱電機株式会社 熱交換器及び冷凍サイクル装置
WO2023128359A1 (ko) * 2021-12-29 2023-07-06 주식회사 경동나비엔 열교환기

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016121396A1 (ja) * 2015-01-28 2016-08-04 青島海爾股▲フン▼有限公司 冷却器及びその製造方法並びにその冷却器を備えた冷蔵庫
CN107407516A (zh) * 2015-01-28 2017-11-28 青岛海尔股份有限公司 制冷器和其制造方法以及具备该制冷器的冰箱
JP2018054133A (ja) * 2015-01-28 2018-04-05 アクア株式会社 冷却器及びその製造方法並びにその冷却器を備えた冷蔵庫
WO2020070869A1 (ja) * 2018-10-05 2020-04-09 三菱電機株式会社 熱交換器及び冷凍サイクル装置
JPWO2020070869A1 (ja) * 2018-10-05 2021-06-03 三菱電機株式会社 熱交換器及び冷凍サイクル装置
EP3862711A4 (en) * 2018-10-05 2021-10-20 Mitsubishi Electric Corporation HEAT EXCHANGER AND COOLING CYCLE DEVICE
US11499784B2 (en) 2018-10-05 2022-11-15 Mitsubishi Electric Corporation Heat exchanger and refrigeration cycle apparatus
WO2023128359A1 (ko) * 2021-12-29 2023-07-06 주식회사 경동나비엔 열교환기

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4892713B2 (ja) 空気調和機
US4366679A (en) Evaporator plate for ice cube making apparatus
JPH09159314A (ja) 熱交換器
CN1295466C (zh) 制冷装置、使用该装置的冰箱和空调器以及除霜方法
US4474029A (en) Hot gas defrost pan and system
JPS604056Y2 (ja) 冷蔵庫用冷凍回路
EP3717846B1 (en) An evaporator assembly for a vertical flow type ice making machine and a vertical flow type ice making machine
JP2018084354A (ja) 熱交換器
JPH10110962A (ja) 熱交換器用ドレンパン構造
CN102740741B (zh) 冷藏柜除霜水蒸发
CN107407516A (zh) 制冷器和其制造方法以及具备该制冷器的冰箱
TW201938970A (zh) 冰箱
JPH08200919A (ja) 電子冷凍式冷蔵庫
JPH07294089A (ja) 冷蔵庫の着霜低減装置
JPH0552586U (ja) 冷凍冷蔵装置
SU1206582A1 (ru) Холодильна камера
JP2508926B2 (ja) ユニットク―ラ
JP2009250491A (ja) 冷蔵庫
JPH0783556A (ja) 冷蔵庫の着霜低減装置
JPH09170771A (ja) 氷蓄熱システム用の室内機
JPH0229576A (ja) 流水式製氷機
JPH0328305Y2 (ja)
KR100377721B1 (ko) 냉장고용일체형증발기구조및그제조방법
JPS62190370A (ja) 冷蔵庫
JP2005308252A (ja) 熱交換器およびこれを備えた空気調和機の室外ユニット