JPH10110962A - 熱交換器用ドレンパン構造 - Google Patents

熱交換器用ドレンパン構造

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JPH10110962A
JPH10110962A JP8262026A JP26202696A JPH10110962A JP H10110962 A JPH10110962 A JP H10110962A JP 8262026 A JP8262026 A JP 8262026A JP 26202696 A JP26202696 A JP 26202696A JP H10110962 A JPH10110962 A JP H10110962A
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drain pan
heat exchanger
drain
frost
pan structure
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JP8262026A
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English (en)
Inventor
Sadanao Kurokawa
貞直 黒河
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2321/00Details or arrangements for defrosting; Preventing frosting; Removing condensed or defrost water, not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2321/14Collecting condense or defrost water; Removing condense or defrost water
    • F25D2321/141Removal by evaporation
    • F25D2321/1412Removal by evaporation using condenser heat or heat of desuperheaters

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  • Removal Of Water From Condensation And Defrosting (AREA)
  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドレンパンに残留するドレンをなくし、ドレ
ンの排水性を向上させ、除霜時間を短縮する。また、残
留したドレンの凍結によるドレンパンの変形を防止す
る。 【解決手段】 ドレンパン(30)の底板(31)に、底板(31)
の長手方向に延びた山部(34)と谷部(35)とを設け、ドレ
ンが谷部(35)に集合するように構成した。そして、谷部
(35)に底板(31)の長手方向に延びたドレンパンヒータ(2
1)を形成した。ドレンパンヒータ(21)は伝熱管で形成
し、管内には圧縮機からの高温のガス冷媒が流れように
構成した。底板(31)の長手方向の端部には、ドレンの排
水孔(33)を設け、谷部(35)に沿って流れたドレンが排水
孔(33)から排水されるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍装置等に用い
られる熱交換器用ドレンパン構造に関し、特に、ドレン
パンの排水性の向上に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、特開平7−19621号公報
に開示されているように、圧縮機と、凝縮器と、膨張弁
と、蒸発器とが順に接続されると共に、ホットガスバイ
パス回路が設けられ、ホットガスバイパス回路にドレン
パンヒータが設けられている冷凍装置がある。そして、
そのような冷凍装置は、庫内を冷却する冷凍運転の他
に、蒸発器に付着生成した霜を融解するための除霜運転
を行うように構成されている。つまり、この冷凍装置
は、蒸発器に着霜が起こると、圧縮機からの高温高圧の
吐出ガス(ホットガス)を蒸発器に供給することによ
り、霜を融解し、蒸発器の下部に配置されたドレンパン
にドレン水として回収する。
【0003】従来の冷凍装置では、図12に示すような
ドレンパンがよく用いられている。このドレンパンは、
平板状の底板(a)と底板(a)より起立する側面(b)とから
形成された受け皿でできており、この底板(a)上にドレ
ンパンヒータ配管(c)が設けられている。
【0004】除霜運転が開始されると、蒸発器では伝熱
管近傍が加熱されやすいので、蒸発器に付着生成した霜
は伝熱管近傍から融け始め、一部は水となって滴下し、
一部は霜の塊となってドレンパンに落下する。しかし、
ドレンパンに落下した霜は、ドレンパンヒータ配管で加
熱されるので、ドレンパン内で融解し、結局はドレン水
として回収される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来の
冷凍装置では、以下のような問題があった。
【0006】図12(b)に示すように、ドレンパンに
落下した霜塊のうち、底板(a)のヒータ配管(c)とヒータ
配管(c)との間の平坦部に落下した霜(f)は、ヒータ配管
(c)によって直接加熱されず、ヒータ配管(c)からドレン
パンの底板(a)を伝導した熱によって加熱される。この
ため、平坦部に落下した霜(f)は融解するまでに相当の
時間を必要としていた。したがって、除霜運転に多くの
時間が必要であった。
【0007】また、ドレンパンに水たまりが生じやす
く、霜が完全に融けていない状態で除霜運転を終了して
冷凍運転を開始すると、融け残った霜や排水されずに滞
留した水がドレンパン内で凍結する。そして、これらの
凍結によりドレンの体積膨張が起こり、ドレンパンの変
形を招くことがあった。
【0008】さらに、再び除霜運転を行う際に、上記の
凍結した氷をも融解しなければならないので、より多く
の加熱量が必要となり、除霜性能が低下していた。
【0009】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、除霜性能を向上し、か
つドレンパンの変形を防止することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、ドレンパンの底板に形成した溝部に霜融
解手段を設け、ドレンがその溝部に集合するようにし
た。
【0011】具体的には、請求項1に記載の発明が講じ
た手段は、熱交換器(11)の下方に配置されたドレンパン
に、当該熱交換器(11)から落下する霜を加熱することに
より融解する霜融解手段(21)が設けられた熱交換器用ド
レンパン構造において、上記ドレンパンの底板(31)に
は、複数の凸部(34、41、42)が形成される一方、上記霜融
解手段(21)は、当該凸部(34、41、42)によって形成される
凸部間の溝部(35)に配置されている構成としたものであ
る。
【0012】一方、請求項2に記載の発明が講じた手段
は、請求項1に記載の熱交換器用ドレンパン構造におい
て、凸部は、底板(31)の両側部に亘る直線状の突条(34)
より成り、当該突条の両側に形成される直線状の溝部(3
5)に、霜融解手段(21)が設けられている構成としたもの
である。
【0013】また、請求項3に記載の発明が講じた手段
は、請求項1に記載の熱交換器用ドレンパン構造におい
て、凸部は、縦横に配列された半球状の突起(41)より成
り、突起列(41a)の両側に形成される直線状の溝部に霜
融解手段(21)が設けられている構成としたものである。
【0014】また、請求項4に記載の発明が講じた手段
は、請求項1に記載の熱交換器用ドレンパン構造におい
て、凸部は、縦横に配列された所定長さの半円筒状の突
起(42)より成り、長手方向に配列されて成る突起列(42
a)の両側に形成される直線状の溝部に霜融解手段(21)が
設けられている構成としたものである。
【0015】また、請求項5に記載の発明が講じた手段
は、請求項1に記載の熱交換器用ドレンパン構造におい
て、霜融解手段(21)は、高温の冷媒が流れる伝熱管(21)
を有し、当該伝熱管(21)が溝部に配置されている構成と
したものである。
【0016】また、請求項6に記載の発明が講じた手段
は、請求項5に記載の熱交換器用ドレンパン構造におい
て、熱交換器(11)は、冷媒回路に設けられた蒸発器(11)
より成り、当該冷媒回路は、圧縮機(1)と、凝縮器(3)
と、膨張機構(12)と、当該蒸発器(11)とが配管(4)によ
って順に接続されて構成されると共に、当該圧縮機(1)
の吐出冷媒を当該蒸発器(11)に供給して当該蒸発器(11)
に付着した霜を融解する除霜運転を行うように構成され
る一方、霜融解手段(21)は、圧縮機(1)の吐出冷媒が流
れるように上記冷媒回路に接続されている構成としたも
のである。
【0017】上記の発明特定事項により、ドレンパン内
のドレンは凸部間の溝部に集合するので、ドレンは排水
されやすくなる。また、蒸発器に付着していた霜が融解
してドレンパンに落下した際、霜塊は溝部に移動し、霜
融解手段の近傍で加熱されるので、短時間で融解され
る。更に、ドレンの排水性が良好で、ドレンパンに滞留
するドレンが少ないので、ドレンの凍結によるドレンパ
ンの変形は防止される。
【0018】
【発明の実施の形態1】次に、本発明の実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0019】−冷凍装置(5)− まず始めに、図1および図2を参照して、冷凍装置(5)
の構成を説明する。図1に示すように、冷凍装置(5)
は、圧縮機(1)と四路切換弁(2)と凝縮器(3)とを有する
熱源側ユニット(5A)に、冷凍ユニット(10)が接続されて
構成されている。
【0020】そして、この冷凍ユニット(10)は、膨張弁
(12)と、プレートフィンチューブ型熱交換器より成る蒸
発器(11)と、ファン(14)と、ドレンパンヒータ(21)と、
ファンガードヒータ(22)とを備えて構成されている。
【0021】次に、冷凍装置(5)の冷媒回路を説明す
る。
【0022】まず、上記圧縮機(1)と、四路切換弁(2)
と、熱交換器(3)と、ストレーナ(13)と、膨張弁(12)
と、冷却用熱交換器(11)とが順に接続されて、メイン回
路(C-1)が構成されている。更に、メイン回路(C-1)に
は、ホットガスバイパス回路(C-2)の一端が接続され、
他端が蒸発器(11)と四路切換弁(2)との間に接続されて
いる。
【0023】また、メイン回路(C-1)のうち、熱交換器
(3)と冷却用熱交換器(11)とを接続する冷媒配管(4a)に
は、ストレーナ(13)と膨張弁(12)とを備えるメイン通路
(4b)の他に、冷却用熱交換器(11)から熱交換器(3)へ流
れる冷媒のみを通過させる第1逆止弁(CV-1)を備えたバ
イパス通路(4c)が、メイン通路(4b)と並列になるように
形成されている。冷却用熱交換器(11)と四路切換弁(2)
とは、冷却用熱交換器(11)から四路切換弁(2)へ流れる
冷媒のみを通過させる第3逆止弁(CV-3)を備えた冷媒配
管(4d)によって接続されている。
【0024】ホットガスバイパス回路(C-2)は、主とし
て、冷却用熱交換器(11)と四路切換弁(2)とをつなぐメ
イン回路(C-1)の冷媒配管(4d)に接続された冷媒配管(4
f)と、冷却用熱交換器(11)に接続された冷媒配管(4e)
と、それらの配管(4e,4f)の間に接続されたドレンパン
ヒータ(21)で構成される。また、ホットガスバイパス回
路(C-2)には、ドレンパンヒータ(21)と並列に、ファン
ガードヒータ(22)が接続されている。なお、冷媒配管(4
f)には、メイン回路(C-1)の冷媒配管(4d)に接続された
箇所からドレンパンヒータ(21)及びファンガードヒータ
(22)へ流れる冷媒のみを通過させる第2逆止弁(CV-2)が
設けられている。
【0025】−冷凍ユニット(10)の構成− 次に、冷凍ユニット(10)の構成について説明する。
【0026】図2に示すように、冷凍ユニット(10)は、
前方(図2の右側)に直立したプレートフィンチューブ
型の冷却用熱交換器(11)の後方にファン(14)(図2では
図示せず)が備えられ、ファン(14)が冷却用熱交換器(1
1)を通過する気流を発生させるように構成されている。
そして、膨張弁(12)、ストレーナ(13)、逆止弁(CV-1,CV
-2,CV-3)、および冷媒配管(4)は、冷却用熱交換器(11)
の側面に設けられている。冷却用熱交換器(11)およびフ
ァン(14)の下方には、冷凍ユニット(10)の下面全体にわ
たって延びるドレンパン(30)が設けられている。そし
て、ドレンパン(30)の下部には、ドレンを排水する鉛直
方向に延びたドレンソケット(37)が設けられ、ドレンソ
ケット(37)の外面にはベルトヒータ(38)が設けられてい
る。
【0027】−ドレンパン(30)− 次に、ドレンパン(30)について詳細に説明する。図3に
示すように、ドレンパン(30)は矩形状の底板(31)と平板
状の側板(32)とで形成された受け皿に、ドレンヒータ(2
1)が底板(31)上に設置されて構成されている。ドレンヒ
ータ(21)の一部は、底板(31)の長手方向に延びた互いに
平行な複数の伸展部分(21a)を形成している。
【0028】一方、図4(a)および(b)に示すよう
に、底板(31)には、底板(31)の長手方向に延びた曲面形
状の山部(34)と谷部(35)とが交互に形成され、底板(31)
の断面形状が波形に構成されている。なお、この山部(3
4)、谷部(35)は、それぞれ本発明でいうところの凸部、
溝部に相当する。そして、ドレンヒータ(21)の伸展部分
(21a)は、この谷部(35)と熱伝導が良好な状態で設置さ
れている。
【0029】谷部(35)の両側面は、霜が谷部(35)に落下
する傾きに設定されている。そして、山部(34)の高さ、
谷部(35)の深さ、山部(34)と山部(34)のピッチ、および
谷部(35)と谷部(35)のピッチは、谷部(35)に霜が落下し
やすく、かつドレンが集合しやすいように設定されてい
る。例えば、谷部(35)の両側面の平均の傾斜角度が45
度になるように設定されている。更に、この谷部(35)
は、谷部(35)に集合したドレンが谷部(35)に沿って排水
されやすいように形成されていてもよい。例えば、谷部
(35)は長手方向に傾斜するように形成されていてもよ
い。
【0030】図3から明らかなように、ドレンヒータ(2
1)の入口部(21b)および出口部(21c)以外では、伸展部分
(21a)同士は、伸展部分(21a)の端部でU字状に接続され
ており、ドレンヒータ入口部(21b)から流入した高温ガ
スが複数の伸展部分(21a)を順に通過した後にドレンヒ
ータ出口部(21c)から流出するように構成されている。
本実施形態では、異なる2つの流路(パス)によってド
レンヒータ(21)が形成されている。
【0031】また、ドレンパン(30)の長手方向の一方の
端部には、平坦部(36)が形成され、この平坦部(36)には
ドレンソケット(37)と通じる排水孔(33)が設けられてい
る。
【0032】−冷凍装置(5)の動作− 次に、冷凍装置(5)の動作を冷凍運転と除霜運転とに分
けて説明する。
【0033】−冷凍運転− まず、冷凍運転の際の冷凍装置(5)の動作を説明する。
【0034】図5に示すように、冷凍運転の際には、四
路切換弁(2)は実線側に切り換えられる。
【0035】圧縮機(1)から吐出された高温高圧のガス
冷媒は、四路切換弁(2)を通過し、凝縮器としての熱交
換器(3)に流入する。そしてこの高温高圧のガス冷媒
は、熱交換器(3)内で凝縮して高温高圧の液冷媒にな
り、メイン通路(4b)に流入する。このとき、第1逆止弁
(CV-1)の作用により、バイパス通路(4c)には冷媒は流れ
ない。このようにしてメイン通路(4b)に流入した高温高
圧の液冷媒はストレーナ(13)を通過した後、膨張弁(12)
において、冷却用熱交換器(11)の出口部で所定の過熱度
が得られるように減圧膨張され、低温低圧の二相冷媒と
なる。そして、この二相冷媒は、蒸発器としての冷却用
熱交換器(11)内に流入し、ファン(14)によって送風され
た空気と熱交換して蒸発し、低温低圧のガス冷媒となっ
た後、第3逆止弁(CV-3)を通過する。そして、第3逆止
弁(CV-3)を通過した冷媒は、四路切換弁(2)を経た後、
圧縮機(1)に吸入される。
【0036】上記の冷媒の循環動作により、冷却用熱交
換器(11)内で冷媒が氷点下以下の温度で蒸発することに
より、冷却用熱交換器(11)の表面は氷点下以下の温度に
なる。従って、ファン(14)によって送風された空気は、
冷却用熱交換器(11)を通過する際に冷却され、空気中の
水分が冷却用熱交換器(11)表面で霜になって付着する。
【0037】以上のようにして冷凍運転が行われるが、
冷却用熱交換器(11)では着霜が起こるため、熱交換能力
は時間とともに低下していく。そのため、本冷凍装置
(5)では、冷却用熱交換器(11)の熱交換能力が所定量低
下した場合に、以下の除霜運転が開始されるように設定
されている。
【0038】−除霜運転− 図6に示すように、除霜運転では、四路切換弁(2)が破
線側に切り換えられると共に、膨張弁(12)は閉止され
る。
【0039】圧縮機(1)から吐出された高温高圧のガス
冷媒は、四路切換弁(2)を通過し、冷媒配管(4d)から冷
媒配管(4f)に移動する。この際、第3逆止弁(CV-3)の作
用により、四路切換弁(2)から冷却用熱交換器(11)に直
接流入する冷媒流れは生じない。そして、冷媒配管(4f)
に移動した冷媒は、第2逆止弁(CV-2)を通過した後、分
流してドレンパンヒータ(21)およびファンガードヒータ
(22)にそれぞれ流入する。そして、この高温高圧のガス
冷媒は、ドレンパンヒータ(21)においてドレンパン(30)
に滞留した霜を融解し、ファンガードヒータ(22)におい
てファンケーシング等に付着した霜を融解する。その
後、ドレンパンヒータ(21)から流出した冷媒とファンガ
ードヒータ(22)から流出した冷媒は合流し、冷却用熱交
換器(11)に流入する。ここで、高温高圧のガス冷媒は、
更に、冷却用熱交換器(11)に付着生成した霜と熱交換を
行い、この霜を融解する。つまり、冷却用熱交換器(11)
の除霜を行う。そして、高温高圧のガス冷媒は、冷却用
熱交換器(11)を流出した後、バイパス通路(4c)を流れて
第1逆止弁(CV-1)を通過する。この際、膨張弁(12)は閉
止されているので、メイン通路(4b)には冷媒は流れな
い。そして、バイパス通路(4c)を流れた冷媒は、熱交換
器(3)を経た後、四路切換弁(2)を通過して圧縮機(1)に
吸入される。
【0040】以上が、除霜運転時における冷媒の循環動
作である。次に、ドレンパン(30)におけるドレンまたは
霜の状態について説明する。
【0041】上記の除霜運転において、冷却用熱交換器
(11)に付着していた霜は融解して、主にドレン(水)
(D)となってドレンパン(30)に滴下する。図7に示すよ
うに、ドレンパン(30)の底板(31)の斜面上に滴下した水
滴(DL)は、この斜面上を谷部(35)に向かって移動し、最
終的にドレン(D)は底板(31)の谷部(35)に集合する。
【0042】また、上記の除霜運転において、冷却用熱
交換器(11)に付着した霜は、冷却用熱交換器(11)の伝熱
管近傍から融解するので、伝熱管から遠い位置にある霜
が塊となってドレンパン(30)に落下することがある。図
8に示すように、ドレンパン(30)の波形底板(31)の斜面
上に落下した霜塊(F1)は、その落下地点でドレンパンヒ
ータ(21)から底板(31)を伝導した熱によって融解する
か、または底板(31)の斜面に沿って山部(34)から谷部(3
5)の方向に移動し、谷部(35)においてドレンパンヒータ
(21)に過熱されて融解する。そして、このように融解し
た霜塊は、最終的にはドレン(D)となって谷部(35)に集
合する。
【0043】以上のようにして谷部(35)に集合したドレ
ン(D)は、谷部(35)をドレンパン(30)の長手方向に向か
って流れ、図3に示される平坦部(36)の排水孔(33)を通
じてドレンソケット(37)に流入する。
【0044】ここで、ドレンソケット(37)はベルトヒー
タ(38)によって加熱されているので、ドレン(D)はドレ
ンソケット(37)内で凍結することなく排水される。
【0045】従って、以上のような動作を行う冷凍装置
(5)は、下記のような効果を奏する。
【0046】ドレン(D)は波形底板(31)の谷部(35)に集
合するので排水されやすい。従って、ドレンの排水スピ
ードが速いので、除霜運転を短縮することができる。
【0047】また、塊となってドレンパン(30)に落下し
た霜が、波形底板(31)の斜面を谷部(35)に移動するの
で、この霜は谷部(35)に設けられたドレンパンヒータ(2
1)によって直接加熱される。従って、この霜は直ちに融
解する。このように、ドレンパンに落下した霜塊を短い
時間で融解することができるので、除霜運転を短縮する
ことが可能となる。
【0048】更に、上記のように、ドレンパン(30)に霜
塊を落下させても問題がないので、ドレンパンヒータ(2
1)に従来よりも高温の冷媒を流す等、急速に霜を融解さ
せることができる。従って、除霜運転を更に短縮するこ
とができる。
【0049】また、ドレン(D)はすべて底板(31)の谷部
(35)に集合するので、ドレンパン(30)に孤立した水たま
りが存在しない。そのため、除霜運転が終了した時点に
おいて、ドレンパン(30)にドレン(D)が残留しにくい。
その結果、除霜運転後の冷凍運転の際に、滞留水の凍結
により生じるドレンパン(30)の変形を未然に防止するこ
とができる。
【0050】また、ドレン(D)の残留がないので、冷凍
運転後の再除霜運転時に、残留したドレンが凍結して生
成した氷を再融解する必要がないので、除霜性能は低下
しない。
【0051】−変形例− なお、上記のドレンパン(30)では、山部(34)および谷部
(35)は曲面形状で形成されていたが、図9に示すよう
に、山部(34)および谷部(35)は角形状になっていてもよ
い。山部(34)と谷部(35)との間の斜面は曲面ではなく平
面であってもよい。
【0052】なお、本実施形態1の冷凍装置(5)では、
ドレンパンヒータ(21)およびファンガードヒータ(22)を
伝熱管によって構成したが、ドレンパンヒータ(21)およ
びファンガードヒータ(22)を電気ヒータ等の他の加熱手
段で構成することも可能である。
【0053】
【発明の実施の形態2】実施形態2の冷凍装置(5)は、
図9に示されるように、底板(31)に碁盤目状に設けられ
た半球面状の突起である凸部(41)を形成したドレンパン
(30)を備えている。ドレンパンヒータ(21)の伸展部分(2
1a)は底板(31)の長手方向と平行に配置され、底板(31)
の長手方向に配列された一群の凸部(41)より成る凸部列
(41a)と他の凸部列(41a)との間に設けられている。つま
り、隣り合う2つの伸展部分(21a)は、その間に凸部(4
1)を挟んで形成されている。凸部(41)の高さは、ドレン
または霜が谷部(35)に集合するような高さに設定されて
いる。
【0054】その他の構成は、実施形態1と同様であ
る。
【0055】本実施形態2の冷凍装置(5)においては、
冷却用熱交換器(11)から滴下したドレンまたは落下した
霜塊は、凸部(41)の半球面状の斜面に沿ってドレンパン
(30)の谷部(35)に集合するので、実施形態1の冷凍装置
(5)と同様の効果が達成される。
【0056】
【発明の実施の形態3】実施形態3の冷凍装置(5)は、
図10に示されるように、碁盤目状に設けられた軸端部
が曲面で形成された半円筒状の突起である凸部(42)を底
板(31)に形成したドレンパン(30)を備えている。半円筒
状凸部(42)は、その長手方向が底板(31)の長手方向と平
行になるように形成されている。ドレンパンヒータ(21)
の伸展部分(21a)は底板(31)の長手方向と平行に配置さ
れ、底板(31)の長手方向に配列された一群の凸部(42)よ
り成る凸部列(42a)と他の凸部列(42a)との間に設けられ
ている。つまり、隣り合う2つの伸展部分(21a)は、そ
の間に半円筒状凸部(42)を挟んで形成されている。半円
筒状凸部(41)の高さは、ドレンまたは霜が谷部(35)に集
合するような高さに設定されている。
【0057】その他の構成は、実施形態1と同様であ
る。
【0058】本実施形態3の冷凍装置(5)においても、
冷却用熱交換器(11)から滴下したドレンまたは落下した
霜塊は、半円筒状凸部(42)の斜面に沿ってドレンパン(3
0)の谷部(35)に集合するので、実施形態1の冷凍装置
(5)と同様の効果が達成される。
【0059】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ドレン
パンに落下した霜塊は、底板の斜面を谷部に向かって移
動するので、谷部に集められる。そして、この霜は加熱
手段の近傍で加熱されることになるので、ドレンパンに
落下した霜は短時間で融解される。その結果、除霜時間
の短縮化を図ることができる。
【0060】一方、ドレンパンに滴下したドレンは、谷
部に集合するので排水されやすい。従って、ドレンの排
水性は向上する。
【0061】また、ドレンパン内でドレンが残留するこ
とがないので、除霜運転後の冷凍運転時に残留したドレ
ンが凍結して生じるドレンパンの変形を未然に防止する
ことができる。
【0062】また、残留して再凍結するドレンがほとん
ど存在しないので、再凍結したドレンを融解するための
無駄なエネルギーは必要でなく、除霜性能の向上が達成
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】冷凍装置の冷媒回路図である。
【図2】冷凍ユニットの側面図である。
【図3】ドレンパンの斜視図である。
【図4】ドレンパンを示す図であり、(a)は正面図で
あり、(b)はA−A線の断面図である。
【図5】冷凍運転時における冷媒の循環動作を示す図で
ある。
【図6】除霜運転時における冷媒の循環動作を示す図で
ある。
【図7】ドレンパンにおけるドレンを示す図である。
【図8】ドレンパンにおける霜塊を示す図である。
【図9】ドレンパンの断面図である。
【図10】ドレンパンを示す図であり、(a)は正面図
であり、(b)はB−B線断面図である。
【図11】ドレンパンを示す図であり、(a)は正面図
であり、(b)はC−C線断面図である。
【図12】従来のドレンパンを示す図であり、(a)は
斜視図であり、(b)はD−D線断面図である。
【符号の説明】
(1) 圧縮機 (2) 四路切換弁 (3) 熱交換器 (4) 冷媒配管 (5) 冷凍装置 (11) 冷却用熱交換器 (21) ドレンパンヒータ (30) ドレンパン (31) 底板 (32) 側板 (33) 排水孔 (34) 山部 (35) 谷部 (36) 平坦部 (41) 半球面状凸部 (42) 半円筒状凸部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換器(11)の下方に配置されたドレン
    パンに、該熱交換器(11)から落下する霜を加熱すること
    により融解する霜融解手段(21)が設けられた熱交換器用
    ドレンパン構造において、 上記ドレンパンの底板(31)には、複数の凸部(34、41、42)
    が形成される一方、 上記霜融解手段(21)は、該凸部(34、41、42)によって形成
    される凸部間の溝部(35)に配置されていることを特徴と
    する熱交換器用ドレンパン構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の熱交換器用ドレンパン
    構造において、 凸部は、底板(31)の両側部に亘る直線状の突条(34)より
    成り、 該突条(34)の両側に形成される直線状の溝部(35)に、霜
    融解手段(21)が設けられていることを特徴とする熱交換
    器用ドレンパン構造。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の熱交換器用ドレンパン
    構造において、 凸部は、縦横に配列された半球状の突起(41)より成り、 突起列(41a)の両側に形成される直線状の溝部に霜融解
    手段(21)が設けられていることを特徴とする熱交換器用
    ドレンパン構造。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の熱交換器用ドレンパン
    構造において、 凸部は、縦横に配列された所定長さの半円筒状の突起(4
    2)より成り、 長手方向に配列されて成る突起列(42a)の両側に形成さ
    れる直線状の溝部に霜融解手段(21)が設けられているこ
    とを特徴とする熱交換器用ドレンパン構造。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の熱交換器用ドレンパン
    構造において、 霜融解手段(21)は、高温の冷媒が流れる伝熱管(21)を有
    し、該伝熱管(21)が溝部(35)に配置されていることを特
    徴とする熱交換器用ドレンパン構造。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の熱交換器用ドレンパン
    構造において、 熱交換器(11)は、冷媒回路に設けられた蒸発器(11)より
    成り、 該冷媒回路は、圧縮機(1)と、凝縮器(3)と、膨張機構(1
    2)と、該蒸発器(11)とが配管(4)によって順に接続され
    て構成されると共に、該圧縮機(1)の吐出冷媒を該蒸発
    器(11)に供給して該蒸発器(11)に付着した霜を融解する
    除霜運転を行うように構成される一方、 霜融解手段(21)は、圧縮機(1)の吐出冷媒が流れるよう
    に上記冷媒回路に接続されていることを特徴とする熱交
    換器用ドレンパン構造。
JP8262026A 1996-10-02 1996-10-02 熱交換器用ドレンパン構造 Withdrawn JPH10110962A (ja)

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