JP2853439B2 - 吸収式製氷機 - Google Patents

吸収式製氷機

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JP2853439B2
JP2853439B2 JP4934892A JP4934892A JP2853439B2 JP 2853439 B2 JP2853439 B2 JP 2853439B2 JP 4934892 A JP4934892 A JP 4934892A JP 4934892 A JP4934892 A JP 4934892A JP 2853439 B2 JP2853439 B2 JP 2853439B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸収冷凍運転によって
製氷し、この製氷された氷の蓄冷熱を吸収冷凍運転の際
に利用して効率的な冷却を可能とする吸収式製氷機に関
する。
【0002】
【従来の技術】工場、ビル等での大規模な空気調和シス
テムには、蓄熱利用の空気調和システムが最近になって
多く利用され、冷房負荷のピーク時における電力需要の
軽減ならびに全日を通じての電力需要の平均を図るよう
にしている。
【0003】蓄熱利用空気調和システムの蓄熱方式とし
ては、顕熱を利用する冷・温水蓄熱方式と潜熱を利用い
る氷蓄熱方式とがあり、前者の冷・温水蓄熱方式は、圧
縮式冷凍機、吸収式冷凍機によって低温水、高温水を作
って蓄水槽内に備蓄するようにする蓄熱システムが公知
であり、後者の氷蓄熱方式としてはたとえば特開昭60
−62539号公報に開示されるように公知の技術であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】冷熱を氷(潜熱)で備
蓄する場合、上記公報に示されるように、従来は圧縮式
冷凍機によって製氷し、備蓄して、この蓄氷をピーク負
荷時に利用するものに殆ど限られていて、水を冷媒とす
る吸収式冷凍機で氷を作り備蓄する方式のものは提供さ
れておらなく、またこのような考え方すら今なお提案さ
れていないのが現状である。
【0005】吸収式冷凍システムによって製氷する考え
方がないのは以下述べる理由によるからである。すなわ
ち、氷を安定して作るためには、マイナス域温度の低温
で凍結しない冷却媒体であるブラインが必要であり、た
とえば−7℃の低温のブラインを吸収式冷凍機で作ろう
とすると、吸収式冷凍機における吸収器側での温度およ
び圧力を低くする必要があり、蒸発圧力が低くなって吸
収液が結晶析出曲線に近付く結果、吸収液循環回路中に
吸収剤たとえばLiBrの結晶が生じて冷凍運転が不安
定になるからである。
【0006】本発明の目的は、冷媒として水など結氷可
能な液体を用いてなる吸収式冷凍システムにおいて、蒸
発した冷媒をただちに氷に生成して備蓄する新規な構成
とすることによって、低圧低温下で安定した吸収冷凍運
転を維持しながら氷を直接製造できるようにした吸収式
製氷機を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、吸収器1およ
び発生器2を含む吸収液循環回路ならびに凝縮器4およ
び蒸発器5を含む冷媒回路を備え、気密な1つの胴9内
に、吸収器1、蒸発器5および蓄氷槽6を形成するとと
もに、凝縮器4の凝縮冷媒液を結氷させて前記蓄氷槽6
に供給する冷媒結氷手段を設けることを特徴とする吸収
式製氷機である。
【0008】本発明はまた、冷媒結氷手段は、凝縮器4
の凝縮冷媒液を蓄氷槽6の上方に導く冷媒供給手段と、
蓄氷槽6の直上方に配設され、冷媒供給手段からの凝縮
冷媒液を、蓄氷槽6内にミスト状で噴霧させるノズル7
とを含むことを特徴とする吸収式製氷機である。
【0009】本発明はまた、冷媒結氷手段は、凝縮器4
の凝縮冷媒液を蓄氷槽6の上方に導く冷媒供給手段と、
蓄氷槽6の直上方に配設され、冷媒供給手段からの凝縮
冷媒液を、下方に滴状または膜状で流下させる冷媒液流
下ノズル48と、この冷媒液流下ノズル48の直下で下
方に延び、蓄氷槽6内に設けられる縦形結氷板49とを
含むことを特徴とする吸収式製氷機である。
【0010】本発明はまた、蓄氷槽6を形成する堰57
を胴9内に設け、蓄氷槽6からの凝縮冷媒液を、前記堰
57から溢流させて蒸発器5に導き、蒸発器5の伝熱管
14に接触させることを特徴とする吸収式製氷機であ
る。
【0011】本発明はまた、蓄氷槽6内に伝熱管51を
設け、この伝熱管51内に流す冷熱取出し用冷媒によっ
て、蓄氷の冷熱を取出すことを特徴とする吸収式製氷機
である。
【0012】本発明はまた、ノズル17は、粒径0.6
〜0.003mmφ、好ましくは0.3〜0.05mm
φのミスト状冷媒を噴霧することを特徴とする吸収式製
氷機である。
【0013】
【作用】本発明によれば、夜間等の冷却負荷が小さい時
期において、冷媒結氷手段によって凝縮器4の凝縮冷媒
液を蓄氷槽6に減圧下で直接供給することができる。し
たがって、胴9内で負温度域の低温が保持される蒸発器
5と等温等圧の雰囲気におかれる蓄氷槽6内に、凝縮冷
媒液(水)が直接供給されるために、ただちに氷に成長
して蓄氷することができる。一方、吸収器1は、胴9内
で蒸発器5および蓄氷槽6での冷媒液散布の直接的な影
響を受けないように設けて、濃縮溶液と冷媒蒸気とを接
触させる吸収運転が行われることによって、飽和蒸気温
度が負温度域の低温下であっても、吸収溶液の温度を結
晶析出曲線から隔てさせた温度域に維持することが可能
である。なお、この温度条件に関しては吸収サイクル線
図が示される図3に基づいて詳細に後述する。
【0014】したがって、本発明によれば、蓄氷槽6の
直上部において冷媒(水)を急速冷却により直接氷に成
長させて、吸収器1での結晶析出が生じないようにした
吸収冷凍運転が可能である。このようにして備蓄される
蓄氷は、昼間時など冷却負荷が大きい時期に、吸収冷凍
運転に並行して、冷却負荷を冷却するための熱源に利用
することが可能である。
【0015】蓄氷槽6内に蓄氷する場合、ノズル17に
よって冷媒液をミスト状に蓄氷槽6に噴霧することによ
り、スラリー状の氷で備蓄させることができ、あるいは
縦形結氷板49の表面に直接氷層を形成して効果的に備
蓄することができる。
【0016】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の概略構成の冷却
運転時を示す説明図、図2は、同じく製氷運転時を示す
説明図である。吸収器1、高温発生器で実現される発生
器2、低温発生器3、凝縮器4、蒸発器5、蓄氷槽6、
高温熱交換器7、低温熱交換器8および水タンク10を
主要構成要素として2重効用吸収式製氷機が構成され
る。高温発生器2は単体で高位置に設けられ、器内に
は、高圧蒸気の駆動熱源が送り込まれる伝熱管11が設
けられる。低温発生器3と凝縮器4とは単一の胴内に設
けられていて、低温発生器3が低位置、凝縮器4が高位
置に等圧下で配設され、それぞれ中間位置に伝熱管1
2、伝熱管13が設けられる。吸収器1、蒸発器5およ
び蓄氷槽6は、気密な単一の胴9内に形成されていて、
胴9は、冷媒蒸気が流通可能に連通する上下に配置され
た2つの室に区画されており、上方室内には、蒸発器5
と蓄氷槽6とが左右に隣り合って形成され、下方室内に
は伝熱管15を備えた吸収器1が形成されている。蒸発
器5には、伝熱管14が中間位置に、その直上方位置に
ノズル16がそれぞれ設けられる。蓄氷槽6は胴9の中
間部に設けられる仕切り底上に立設される堰57,58
などによって頂部が開口するタンクに形成されていて、
この開口部の直上位置の蒸発器5から離れた個所にはノ
ズル17が設けられる。吸収器1には下部位置に伝熱管
15が設けられ、この伝熱管15の直上位置にノズル1
8が設けられる。
【0017】高温熱交換器7は、希釈吸収液用コイル7
Aと濃縮吸収液用コイル7Bとを備えていて、高温発生
器1の近くの下方に配設される。低温熱交換器8は希釈
吸収液用コイル8Aと濃縮吸収液用コイル8Bとを備え
ていて、低温発生器3の近くの下方に配設される。
【0018】高温発生器2の希釈溶液取入口と高温熱交
換器7の希釈吸収液用コイル7Aの出口端部とは、管路
19によって連絡され、高温発生器2の濃縮溶液取出口
と高温熱交換器7の濃縮吸収液用コイル7Bの入口端部
とは、管路20によって連絡される。高温熱交換器7の
希釈吸収液用コイル7Aの入口端部と低温熱交換器8の
希釈吸収液用コイル8Aの出口端部とは、管路21によ
って連絡され、高温熱交換器7の濃縮吸収液用コイル7
Bの出口端部と低温発生器3の吸収液用取入口とは、管
路22によって連絡される。
【0019】低温発生器3の伝熱管12は、一端が管路
23によって高温発生器2の蒸気取出口に接続され、他
端が管路24によって凝縮器4の冷媒液取入口に接続さ
れる。低温発生器3の濃縮吸収液取出口は、管路25に
よって低温熱交換器8の濃縮吸収液用コイル8Bの入口
端部に接続される。低温熱交換器8の濃縮吸収液用コイ
ル8Bの出口端部は、管路26によって吸収器1内のノ
ズル18に接続される。
【0020】凝縮器4の冷媒液取出口は、管路27によ
ってトラップ機構41の入口端部に接続され、このトラ
ップ機構41の出口端部は、管路28が接続される。こ
の管路28は、胴9内に延長していて、蓄氷槽6の直上
部に出口端部が臨んで開放している。凝縮器4の伝熱管
13は、一端が管路30によって吸収器1のコイル16
出口端部に接続され、他端が管路31によって、図示し
ない冷却塔の返水端に接続される。
【0021】吸収器1の伝熱管15の入口端部は管路2
9によって前記冷却塔の送水端に接続される。蒸発器5
の底部には冷媒液取出口が設けられ、この冷媒取出口
は、ポンプ32を介して有する管路35の一端が接続さ
れる。管路35の他端は、蒸発器5のコイル15上に設
けられるノズル16に接続される。管路35には、電磁
弁42を介して有する管路36が接続される。この管路
36は、胴9内に延長して蓄氷槽6の直上部に出口端部
が臨んで開放している。
【0022】蒸発器5の伝熱管14は、冷水が流通する
管路38,39によって冷却負荷40に接続され、この
冷却負荷40との間に冷水の循環系が形成される。
【0023】吸収器1は、底部に希釈吸収液取出口が設
けられ、この取出口は、ポンプ33を介して有する管路
43によって低温熱交換器8の希釈吸収液用コイル8A
の入口端部に接続される。
【0024】蓄氷槽6は、冷水取出口が底部に設けら
れ、この冷水取出口は、管路44によって水タンク10
の上部に設けられる冷水取入口に接続される。水タンク
10は、底部に冷水取出口が設けられ、この冷水取出口
は、ポンプ34を介して有する管路45によって蓄氷槽
6直上部のノズル17に接続され、また、電磁弁47を
介して有する管路46によって、トラップ機構41の入
口端部に接続される。
【0025】以上述べる構成を有する2重効用吸収式製
氷機において、管路27と、電磁弁47を介して有する
管路46と、ポンプ34を介して有する管路45との直
列管路が、冷却負荷40の小さい時期に凝縮器4の凝縮
冷媒液を蓄氷槽6の上部に導く冷媒供給手段を形成す
る。
【0026】一方、ノズル17は、前記冷媒供給手段に
よって送られてくる凝縮冷媒液を蓄熱氷槽6内にミスト
状で噴霧し結氷させるための部材であって、冷媒供給手
段とノズル17とが、冷媒結氷手段を形成する。
【0027】この2重効用吸収式製氷機の冷却運転と製
氷運転とを、吸収液をLiBr、冷媒を水とした条件に
よって、図1、図2に基づき説明する。図1において、
高温発生器2内では、伝熱管11内を流れる高温蒸気に
よって高温側希釈吸収液が加熱される結果、冷媒蒸気
(水蒸気)が希釈吸収液から発生する。この水蒸気は管
路23を経て、伝熱管12に流れ、管路20、高温熱交
換器7の濃縮吸収液用コイル7Bおよび管路22を介し
て高温発生器2から送り込まれる濃縮吸収液と熱交換し
て、殆どが凝縮する。すなわち、伝熱管12は一次凝縮
器として働く。この殆ど凝縮した冷媒はフラッシュ流体
となって、管路24を経て凝縮器4内に送り込まれる。
【0028】凝縮器4内に送り込まれたフラッシュ流体
は伝熱管13内を流れる冷却水(35℃程度)と熱交換
し、凝縮液(ドレン水)となって底部に溜まる。この溜
まったドレン水は、管路27、トラップ機構41、管路
28を経て蓄氷槽6内に流下し減圧され、蓄氷槽6内に
備蓄されているスラリー状の氷にふりかけ、該氷を融解
することによって、5℃程度の冷水となって蓄氷槽6の
堰57からオーバーフローする。
【0029】オーバーフローした冷水は、蒸発器5の底
部に溜まった後、ポンプ32を介した管路35によっ
て、過半量が管路37を介してノズル16から伝熱管1
4に散布され、伝熱管14内を流れる冷却用の水を5℃
程度の散水によって冷却し、一方、残部量が電磁弁42
を介した配管36によって蓄氷槽6に戻される。
【0030】このようにして、蓄氷の冷熱と蒸発器5内
の水(冷媒)の蒸発潜熱とによって、管路38,39を
介して冷却負荷40が冷却される。蒸発器5および蓄氷
槽6が収納される胴9内の上方室で発生する水蒸気は、
胴9内の下方室に移動する。
【0031】一方、低温発生器3内に管路22から送り
込まれた濃縮吸収液は伝熱管12内の水蒸気と熱交換し
て、水(冷媒)が蒸発して凝縮器4におくられドレン水
となることにより、さらに濃縮された吸収液となり、管
路25、低温熱交換器8の濃縮吸収液用コイル8B、管
路26を経て吸収器1に送られ、ノズル18から伝熱管
15に向け噴射される。
【0032】この噴射された濃縮吸収液と、吸収器1内
の水蒸気とが接触する結果、水蒸気は濃縮吸収液に吸収
される。この吸収作用によって生じる希釈吸収液は、吸
収熱によって昇温され、伝熱管15内を流れる冷却水
(32℃)によって冷却される。冷却された希釈吸収液
はポンプ33によって圧送され、管路43を経て、低温
熱交換器8の希釈吸収液用コイル8A、管路21、高温
熱交換器7の希釈吸収液用コイル7Aを流れる間に温度
上昇して、高温希釈吸収液となり、管路19を経て高温
発生器2内に送り込まれる。
【0033】高温発生器2内に送り込まれた高温希釈吸
収液は、前述したように伝熱管11内の高温蒸気により
加熱されて水(冷媒)が蒸発する結果、高温側濃縮吸収
液となって管路20を経て高温熱交換器7内にヘッド圧
で送り出され、ここで冷却されて管路22を経て低温発
生器3内に導かれ、伝熱管12内を流れる水蒸気と熱交
換して、さらに濃縮されて、ヘッド圧によって管路25
から送り出される。このようにして冷媒(水)および吸
収液の循環回路が構成され、昼間時などの冷却負荷が大
きい時期における蓄氷熱利用の冷却運転が行われる。蓄
氷槽6は蒸発器5に対して側方に設ける一方、ノズル1
7を蒸発器5から離した位置に設けることによって、散
布した水が、蒸発器5の伝熱管5の伝熱管表面に付着し
氷結するのを防ぐことができる。図1において、冷媒
(水)および吸収液が循環流動する運転部分は、実線
で、冷媒が流動していない停止部分は破線でそれぞれ示
される。
【0034】図2に基づいて夜間時、昼間の冷却負荷4
0が殆ど無いときなどにおける製氷運転を説明する。冷
媒および吸収液が流動する運転状態は図1と同様に実線
で示すとおりであって、吸収器1、高温発生器2、低温
発生器3、凝縮器4、高温熱交換器7、低温熱交換器8
の各機器における運転態様は、図1の冷却運転の場合と
同じであるので説明は省略する。
【0035】蒸発器5に関しては、ポンプ32による水
の圧送・循環は停止して、伝熱管14と冷却負荷40と
の間の冷水循環は行わせる。一方、電磁弁47は開放
し、ポンプ34は運転させる。凝縮器4内に溜まったド
レン水は、管路27、電磁弁47、管路46を経てポン
プ34の吸込側に送られる。この場合、管路27内を流
れるドレン水は、トラップ機構41が設けられることに
よって管路46に全量が流れ、管路28側に流れること
はない。一方、蓄氷槽6内に融けて溜まっている水は、
管路44を経て、ヘッド圧によって水タンク10内に送
り込まれる。この水タンク10内の水は0℃近くの低温
であり、一方、管路46内のドレン水は35℃程度の温
度であり、それらが合流してポンプ34内に流れ込むの
で、ポンプ34は勿論、ノズル17が氷結する問題は生
じない。ポンプ34によって圧送された水は、管路45
を経てノズル17から減圧膨張されながらミスト状とな
って蓄氷槽6内に噴霧される。したがって、ミスト状で
噴霧された水は、ノズル17近辺で低温冷却によって瞬
間的に粒状に結氷し、蓄氷槽6内に全部が溜まって槽外
に散乱するようなことはない。
【0036】蓄氷槽6および蒸発器5が設けられる胴9
内の上方室に充満する水蒸気は、下方室に設けられる吸
収器1に流動して濃縮吸収液に吸収される。このように
して吸収冷凍システムにおいて使用される冷媒としての
水を、凝縮器4から蓄氷槽6に送って、蓄氷槽6上でた
だちに結氷させた後、備蓄する製氷運転が連続し、安定
して行われる。
【0037】図3は、図1、図2に示される実施例の吸
収サイクルを示す。冷却負荷40が空調装置であると
き、快適な空調のためには、一般に伝熱管14からの冷
水出口温度は7℃であり、冷却負荷40から伝熱管14
の入口に戻る冷水の温度は12℃であるとされる。ま
た、確実にしかも安定して氷を作るには、−5℃相当蒸
気圧力が適当とされる。これらの条件を前提とし、さら
に、吸収器1の冷却水の温度を32℃程度に設定するこ
とによって、吸収冷凍機の設計を行う。昼間の冷却運転
の場合、吸収器1の底部に溜まっている希釈吸収液の温
度は32℃の冷却によって冷却されて37℃となり、こ
のときの希釈吸収液の飽和蒸気圧は約6mmHgであっ
て、図3の状態A2で示される。この希釈吸収液は、ポ
ンプ33によって低温熱交換器8の希釈吸収液用コイル
8Aに送り込まれる。低温熱交換器8には、低温発生器
3の底部に溜まっている濃縮吸収液が濃縮吸収液用コイ
ル8B内に送り込まれる。この濃縮吸収液の温度は93
℃、飽和蒸気圧は約58mmHgであり、図3の状態F
2で示される。したがって希釈吸収液用コイル8A内の
希釈吸収液は、93℃の濃縮吸収液との熱交換によっ
て、約77℃に温度上昇して低温熱交換器8を出る。こ
の77℃の希釈吸収液は、図3の状態B2で示される。
低温熱交換器8を出た77℃の希釈吸収液は、管路21
を経て高温熱交換器7の希釈吸収液用コイル7Aに送り
込まれる。高温熱交換器7には、高温発生器2の底部に
溜まっている濃縮吸収液が濃縮吸収液用コイル7B内に
送り込まれる。この濃縮吸収液の温度は約156℃、飽
和蒸気圧は約770mmHgであり、図3の状態D2で
示される。したがって、希釈吸収液用コイル7A内の希
釈吸収液は、状態D2の濃縮吸収液との熱交換によっ
て、約140℃に温度上昇して高温熱交換器7を出て、
管路19を経て高温発生器2内に送り込まれ噴霧され
る。この140℃の高温側希釈吸収液は、図3の状態C
2で示される。
【0038】140℃の高温側希釈吸収液は、高温発生
器2内で伝熱管11内を流れる高温蒸気と熱交換して、
冷媒(水)が蒸発する結果、前述する状態D2の濃縮吸
収液となって底部に溜まる。一方、蒸発により生成した
水蒸気は、管路23を経て低温発生器3内の伝熱管12
内に流れ込み、高温熱交換器7の濃縮吸収液用コイル7
Bを経た飽和蒸気圧約77mmHg、温度約93℃の濃
縮吸収液と熱交換する。この93℃の濃縮吸収液は図3
の状態E2で示される。伝熱管12内に流れ込んだ水蒸
気は、93℃の濃縮吸収液と熱交換してフラッシュ状態
となって、管路25を経て凝縮器4に送り込まれ、伝熱
管13内の冷却水と熱交換して凝縮しドレン水となる。
一方、93℃の濃縮吸収液は、伝熱管12内の水蒸気と
熱交換してさらに濃縮され、状態F2の濃縮吸収液とな
って底部に溜まった後、低温熱交換器8に送り込まれ
る。この状態F2の濃縮吸収液は、低温熱交換器8内で
冷却されて温度が約48℃に低下し、管路26を経て、
吸収器1内に送り込まれ、ノズル18から噴出される。
この48℃の濃縮吸収液は図3の状体G2で示され、吸
収器1内で水蒸気を吸収し、冷却水によって冷却されて
状態A2の希釈吸収液となって底部に溜まる。
【0039】以上説明する吸収サイクルが完成すること
によって、冷媒(水)の凝縮、減圧、蒸発による冷却運
転が行われ、蒸発器5での蒸発潜熱と蓄氷槽6内の蓄氷
の融解熱とによって、冷却負荷40が冷却される。この
ときの吸収器1側に流れ込む冷却水の温度は32℃であ
り、この32℃の温度の冷却水は、吸収器1での吸収熱
の熱交換と、凝縮器4での凝縮熱の熱交換とが行われる
ことによって、約37℃に温度上昇して、たとえば冷却
塔に送られ、冷却される。
【0040】次に夜間の製氷運転について説明する。蒸
発器5および蓄氷槽6が設けられる胴9内上方室の飽和
蒸気圧が−5℃相当に保持され安定的に製氷できるため
には、この上方室と等圧条件になっている下方室内の吸
収器1における希釈吸収液は、温度が約32℃、飽和蒸
気圧が約3.5mmHgであることが結晶析出を生ぜさ
せないためには望ましい。したがって、吸収器1の伝熱
管15内に送り込む冷却水は、温度29℃程度であるこ
とが必要である。たとえば冷却塔を使用する場合、循環
水量あるいは冷却用ファン風量を大きくすることによっ
て、29℃の冷却水が容易に得られる。
【0041】このように設計して製氷運転を行うことに
より、吸収器1で水蒸気を吸収し底部に溜まっている希
釈吸収液は29℃の冷却水によって冷却されて32℃と
なり、図3の状態A1で示される。この製氷運転におけ
る吸収サイクルは図3に破線で示され、各部での吸収液
は温度、圧力の条件が冷却運転時とは異なる値を示し、
図3において、冷却運転の場合の各状態A2〜G2に対
して、各状態A1〜G1で示す変化が生じる。特に、吸
収器1では、送り込まれる38℃、3.5mmHgの状
態G1の濃縮吸収液は、結晶析出曲線Lに対して結晶非
析出領域側の離隔した状態に保たれているので、冷媒吸
収の過程において結晶が析出する問題がなく、安定した
製氷運転が行われる。この吸収サイクルと同時に行われ
る冷媒(水)の凝縮、減圧、蒸発の冷媒サイクルによっ
て、前述するように、蓄氷槽6の直上方で瞬間的な粒状
の結氷による製氷が行われ、この結氷は蓄氷槽6内に落
下してスラリー状で蓄氷される。
【0042】このように、蓄氷槽6において氷が安定し
て作られるためには、胴9内の圧力が−5℃相当飽和蒸
気圧力に保持されることの他に、ノズル17からの噴霧
する水について次のような条件を定めることが重要であ
る。すなわち、ノズル17から噴射する霧水の大きさ
が、0.003mmφないし0.6mmφ、もっと好ま
しくは0.05mmφないし0.3mmφの範囲であ
り、噴射する水量が所要製氷量に対して数倍ないし10
倍の範囲であることである。これは、霧水の大きさが前
記範囲よりも小さいと、氷になって胴9内を漂遊する結
果、吸収器1に流れ込んだりして回収が難しく、蓄氷で
きないのが問題となり、反対に霧水の径が大きいと結氷
しないうちに蓄氷槽6内・外に落下して製氷ができなく
なるからであり、また、水量が多すぎると胴9内の蒸気
圧力が上昇して製氷できなくなり、少なすぎると吸収器
1での吸収作用が充分に行われなくて安定した吸収サイ
クルを保持できないからである。
【0043】図4は、本発明の他実施例の概略構成の冷
却運転時を示す説明図、図5は図4に示される冷媒結氷
手段の要部の拡大図、図6は図4の他実施例の概略構成
の製氷運転時を示す図である。図4ないし図6に示す製
氷機において、図1,2の実施例に類似し、対応する部
分には同一の参照符を付している。この製氷機について
注目すべきは冷媒結氷手段における前記ノズル17の代
わりに冷媒液流下ノズル48と縦形結氷板49との組合
わせになる給氷用部材が使用されていることである。冷
媒液流下ノズル48は、たとえば四方形の浅いパンによ
って形成されて、底部には互いに平行なスリット状をな
す液流下口50が数列設けられる。この冷媒液流下ノズ
ル48は、蓄氷槽6の直上方に水平に配設され、管路2
8および管路36の端部から送り出される水を受け容れ
た後、各液流下口50から水膜状で水を流下し得るよう
に形成される。一方、縦形結氷板49は、銅板、アルミ
ニウム板等熱伝導性の良好な金属板により方形板に形成
され、この複数の縦形結氷板49,49は、蓄氷槽6内
に収納されて前記各液流下口50に対応させてその直下
方に垂直に延ばして配設される。
【0044】冷媒液流下ノズル48内に管路28,36
を経て流下される低温の水は、一旦貯留された後、液流
下口50から薄い水膜となって自重落下し、−5℃に冷
却されている縦形結氷板49に落ち、表面を流下する間
に瞬間的に結氷する。この結氷は順次成長して縦形結氷
板49表面に氷の層を形成する。したがって、蓄氷槽6
内に氷が複数の板状となって蓄えられる。この実施例の
製氷機における冷却運転、製氷運転の態様は図1,2に
示される製氷機と同じであるので説明を省略する。
【0045】図7は本発明の他実施例の製氷機における
冷媒結氷手段の要部構造を示す正面図である。この冷媒
結氷手段の要部は、図5に示される冷媒結氷手段の要部
に類似し、対応する部分には同一の参照符が付される。
図7に示される構造において注目すべきは、冷媒液流下
ノズル48が、スリット状の液流下口50に代えて小径
の孔を多数一直線に並べて数列設けられる構造を特徴と
している。この冷媒液流下ノズル48は、冷媒液が多数
の孔から水滴状となって流下し、下部の縦形結氷板49
に落下するために、瞬間的に結氷させることができる。
【0046】図8は本発明の他実施例の概略構成の冷却
運転を示す説明図てある。図8に示される製氷機は図1
の製氷機に類似し、対応する部分には同一の参照符を付
している。図8の製氷機において注目すべきは、胴9内
の低圧域の構造と、蓄氷槽6に備蓄される蓄冷熱による
負荷冷却手段が、図1の製氷機と異なっている。胴9
は、内部が冷媒蒸気の流通可能に連通して左右方向に並
んだ3つの室に区画される。この区画される3室に対し
て、中間部の室には吸収器1が、右方部の室には蒸発器
5がそれぞれ形成され、左方部の室には、伝熱管51を
蓄氷との熱交換可能に内蔵する蓄氷槽6が形成される。
蒸発器5では、ポンプ32による冷水の散布、循環が行
われ、蓄氷槽6においてはポンプ34による融氷水の散
布、循環が行われ、また、吸収器1では、ノズル18か
ら散布される濃縮吸収液が水蒸気を吸収する吸収運転が
行われ、これらの運転状態は図1の実施例と同じであ
る。一方、蒸発器5と冷却負荷40とを接続する戻り側
の管路38には、コイル37A、37Bを備える熱交換
器37が介設され、コイル37Bは管路38の一部を形
成するように管路38中に設けられる。この熱交換器3
7のコイル37Aは、前記伝熱管51に対して、ポンプ
54を介して有する送り側の管路55と、戻り側の管路
56とによって循環的に接続される。また、凝縮器4の
底部は、管路27と、トラップ機構41を介して有する
管路53によって蒸発器5の底部に接続される。
【0047】冷却運転に際しては、ノズル17からの散
水によって蓄氷槽6内の蓄氷が融かされ、その際の氷の
融解潜熱が、伝熱管51、熱交換器37の間に形成され
る冷水の密封循環系によって、管路38内の戻り水に伝
達される。したがって、冷却負荷40は、蒸発器5の蒸
発潜熱と蓄氷槽6内の蓄氷の融解潜熱との両方によって
冷却され、蓄氷の有効利用が図れる。
【0048】以上説明した各実施例の製氷機を使用する
ことによって、夜間において蓄氷させたものを、昼間の
たとえば午後2時から午後5時に生じるピーク負荷に充
分対応させることが可能であり、一例を挙げると、10
0冷凍トンの能力の吸収式冷凍機に、5トンの蓄氷が可
能な蓄氷槽6を設けることによって、ピーク負荷時に1
50冷凍トンの冷凍能力を取り出すことが可能であっ
て、その際の成績係数を普通の冷凍機のみの場合と同じ
値に保つことが可能である。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、冷媒
として水を用いる吸収冷凍システムにおいて、吸収器
1、蒸発器5に関連して蓄氷槽6を設けるとともに、凝
縮冷媒を蓄氷槽6に導き、直接結氷させることによっ
て、冷却負荷40が小さい時期などに、冷媒液を氷で備
蓄することが可能であり、しかも低圧、低温下で吸収液
に結晶析出が生じないようにして、安定した製氷運転を
行わせることができる。この製氷運転によって備蓄され
る氷は、冷却運転のピーク時に冷凍能力を補強すること
ができ、従来不可能とされていた吸収冷凍システムによ
る製氷を安定性が高く、かつ、低コストを図って実現さ
せることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の製氷機の冷却運転を示す概
略構成図である。
【図2】図1に示す製氷機の製氷運転を示す概略構成図
である。
【図3】図1および図2に示される製氷機の吸収サイク
ル線図である。
【図4】本発明の他実施例の製氷機の冷却運転を示す概
略構成図である。
【図5】図4に示す製氷機の冷媒結氷手段の要部の拡大
図である。
【図6】図4に示す製氷機の製氷運転を示す概略構成図
である。
【図7】本発明の他実施例の製氷機における冷媒結氷手
段要部の正面図である。
【図8】本発明の他実施例の製氷機の冷却運転を示す概
略構成図である。
【符号の説明】 1 吸収式器 2 発生器 4 凝縮器 5 蒸発器 6 蓄氷槽 9 胴 14 伝熱管 17 ノズル 27 管路 34 ポンプ 40 冷却負荷 45 管路 46 管路 47 電磁弁 48 冷媒液流下ノズル 49 縦形結氷板 51 伝熱管 57 堰
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F25B 15/00 F25C 1/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸収器1および発生器2を含む吸収液循
    環回路ならびに凝縮器4および蒸発器5を含む冷媒回路
    を備え、 気密な1つの胴9内に、吸収器1、蒸発器5および蓄氷
    槽6を形成するとともに、凝縮器4の凝縮冷媒液を結氷
    させて前記蓄氷槽6に供給する冷媒結氷手段を設けるこ
    とを特徴とする吸収式製氷機。
  2. 【請求項2】 冷媒結氷手段は、 凝縮器4の凝縮冷媒液を蓄氷槽6の上方に導く冷媒供給
    手段と、 蓄氷槽6の直上方に配設され、冷媒供給手段からの凝縮
    冷媒液を、蓄氷槽6内にミスト状で噴霧させるノズル7
    とを含むことを特徴とする請求項1記載の吸収式製氷
    機。
  3. 【請求項3】 冷媒結氷手段は、 凝縮器4の凝縮冷媒液を蓄氷槽6の上方に導く冷媒供給
    手段と、 蓄氷槽6の直上方に配設され、冷媒供給手段からの凝縮
    冷媒液を、下方に滴状または膜状で流下させる冷媒液流
    下ノズル48と、この冷媒液流下ノズル48の直下で下
    方に延び、蓄氷槽6内に設けられる縦形結氷板49とを
    含むことを特徴とする請求項1記載の吸収式製氷機。
  4. 【請求項4】 蓄氷槽6を形成する堰57を胴9内に設
    け、蓄氷槽6からの凝縮冷媒液を、前記堰57から溢流
    させて蒸発器5に導き、蒸発器5の伝熱管14に接触さ
    せることを特徴とする請求項1記載の吸収式製氷機。
  5. 【請求項5】 蓄氷槽6内に伝熱管51を設け、この伝
    熱管51内に流す冷熱取出し用冷媒によって、蓄氷の冷
    熱を取出すことを特徴とする請求項1記載の吸収式製氷
    機。
  6. 【請求項6】 ノズル17は、 粒径0.6〜0.003mmφ、好ましくは0.3〜
    0.05mmφのミスト状冷媒を噴霧することを特徴と
    する請求項2記載の吸収式製氷機。
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