JPH09169245A - 自動車の天井用小物入れ - Google Patents

自動車の天井用小物入れ

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JPH09169245A
JPH09169245A JP7349306A JP34930695A JPH09169245A JP H09169245 A JPH09169245 A JP H09169245A JP 7349306 A JP7349306 A JP 7349306A JP 34930695 A JP34930695 A JP 34930695A JP H09169245 A JPH09169245 A JP H09169245A
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修 竹澤
Yuji Saito
雄二 斉藤
Hideyuki Abe
秀之 安部
Goro Asami
吾郎 浅見
Tomoo Eguchi
朋男 江口
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    • B60—VEHICLES IN GENERAL
    • B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R7/00—Stowing or holding appliances inside vehicle primarily intended for personal property smaller than suit-cases, e.g. travelling articles, or maps
    • B60R7/04—Stowing or holding appliances inside vehicle primarily intended for personal property smaller than suit-cases, e.g. travelling articles, or maps in driver or passenger space, e.g. using racks

Abstract

(57)【要約】 【課題】 不使用時には天井内に格納可能であり、使用
時に収納部が露出した際には天井に設けられた開口との
隙間が目立たないように構成することのできる自動車の
天井用小物入れを提供する。 【解決手段】 自動車の天井用小物入れの構成を、自動
車の車室の天井に固定される枠部材４と、該枠部材に枢
支されて枠部材の開口面を開閉自在なリッド部１１及び
該リッド部の背面に一体的に設けられてリッド部を開く
とその開口が露出するケース部１３からなる可動部材５
とを有すると共に、枠部材に係止してリッド部の開位置
を規定するべくケース部の裏面に設けられるストッパ突
起２３の突端が、リッド部の回動軸中心から開放端まで
の寸法と概ね等しい半径の円周Ｌ上に置かれるものとす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、サングラス等の小
物を収納するために自動車の車室内の天井に設けられる
小物入れに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】運転席や助手席の乗員が利用できる小物
入れとしては、グローブボックスやセンターコンソール
等があるが、これらは運転中の前方視界から外れた位置
に配設されているので、これらの中の収納物を運転中に
取り出そうとすると、視線を大きく動かさなくてはなら
ない。そのため、これらの中にサングラスを収納してお
くと、走行中に必要に迫られて取り出そうとする際に前
方への注意力を幾分か削がれるという不都合がある。
【０００３】通常は邪魔にならず、運転席や助手席の乗
員が容易に手を伸ばして取り出すことができるサングラ
ス等の収納部としては、天井の左右のサンバイザ間が考
えられるが、この部分は、通常目に触れられ易い部位な
ので、収納部を体裁良く構成し得ることが望ましい。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
要望を満たすべく案出されたものであり、その主な目的
は、不使用時には天井内に格納可能であり、使用時に収
納部が露出した際には天井に設けられた開口との隙間が
目立たないように構成することのできる自動車の天井用
小物入れを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】このような目的を果たす
ために、本発明に於いては、自動車の天井用小物入れの
構成を、自動車の車室の天井に固定される枠部材と、該
枠部材に枢支されて枠部材の開口面を開閉自在なリッド
部及び該リッド部の背面に一体的に設けられてリッド部
を開くとその開口が露出するケース部からなる可動部材
とを有すると共に、枠部材に係止してリッド部の開位置
を規定するべくケース部の裏面に設けられるストッパ突
起の突端が、リッド部の回動軸中心から開放端までの寸
法と概ね等しい半径の円周上に置かれるものとした。
【０００６】また、リッド部の閉位置を保持するための
ラッチ機構がケース部の裏面または枠部材のケース部裏
面との対向面のいずれか一方に設けられ、いずれか他方
にラッチ機構に係合する突片が設けられることを第２の
特徴とし、特にこの場合は、ラッチ機構に係合する突片
が、リッド部の開放端の軌跡円の接線方向に沿ってケー
ス部の裏面から延出されるものとしたことを第３の特徴
とし、さらに一端を枠部材に係着し、かつ他端をケース
部に係着してリッド部を開方向へ付勢する弾発手段が、
枠部材の両側壁内面とケース部の両側壁外面間に設けら
れる一対の圧縮コイルばねであるものとすることを第４
の特徴とした。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面を参照して本発
明の構成を詳細に説明する。
【０００８】図１〜図４は、本発明に基づき構成された
自動車の天井用小物入れの一例であるメガネケースを示
している。このメガネケース１は、車両の天井の前側中
央部に配設され、天井内張り２と車体ルーフ３との間の
空隙に埋め込まれる。このメガネケース１は、車体ルー
フ３の内面に固定される枠部材４と、車幅方向に延在す
る水平軸を中心に回動可能なように枠部材４に支持され
た可動部材５とからなっている。
【０００９】枠部材４は、下面が開放された箱状をな
し、前後の壁の外面に突設された爪６・７をもって、天
井内張り２に形成された開口８の内周縁に係合すると共
に、車体ルーフ３の内面に設けられたベース部９に、タ
ッピングねじ１０等をもって固定されている。
【００１０】可動部材５は、不使用時には枠部材４の開
口面を閉じて天井内張り２の内面と概ね同一面となるリ
ッド部１１と、使用時にはその開口１２が後方へ向けて
開放するケース部１３とからなり、ケース部１３の側板
にビス１４をもって固着された樹脂ブッシュ１５を介し
て枠部材４の側壁に枢着されている。この可動部材５の
枠部材４に対する枢着部（樹脂ブッシュ１５の周囲）に
は、一端１６ａをケース部１３の側板外面に係着し（図
２参照）、他端１６ｂを枠部材４の側壁内面に係着した
（図３参照）ねじりコイルばね１６が左右ともに設けら
れており、可動部材５が常時開方向へ弾発付勢されてい
る。このねじりコイルばね１６は、伸長方向への弾発力
も発揮する圧縮コイルばねからなり、この軸方向弾発力
により、可動部材５の軸方向についてのがたつきを防止
している。
【００１１】ケース部１３の側板の一方の外面には、樹
脂ブッシュ１５を中心とするセクタギヤ１７が形成され
ている。このセクタギヤ１７には、枠部材４の側壁に設
けられた粘性抵抗ダンパ１８のピニオン１９が噛合して
いる。これにより、可動部材５の開方向への回動動作に
適度な抵抗が加わって緩慢に開くようになり、開作動時
に収納物がケース部１３内で踊ることが防止される。
【００１２】枠部材４の前壁の中央部には、可動部材５
の不使用状態を保持するためのラッチ機構２０が設けら
れている。そして可動部材５に於けるケース部１３の底
板と前板との接続部、即ち枠部材４の前壁内面との対向
面には、ラッチ機構２０に係合する係合突片２１が、樹
脂ブッシュ１５を中心とする円弧Ｃに対する接線方向へ
延出されている（図５参照）。このように、係合突片２
１の突出する向きを可動部材５の回動軸を中心とする円
弧Ｃに対する接線方向とすることにより、枠部材４の外
形輪郭からのラッチ機構２０の突出量を最低限に抑える
ことができる。なお、ラッチ機構２０は、公知のハート
カムを応用したオルタネート式のラッチであり、リッド
部１１が枠部材４の開口面を閉じた位置で係合突片２１
と係合して不使用状態を保持し、リッド部１１の開放端
を閉方向へ再度押し込むと係合突片２１との係合が解除
されて可動部材５が回動し得るようになっている。ま
た、本実施例に於いては、ラッチ機構２０を枠部材４側
に設け、係合突片２１を可動部材５側に設けるものとし
たが、この反対に、ラッチ機構２０を可動部材５側に設
け、係合突片２１を枠部材４側に設けるようにすること
もできる。
【００１３】係合突片２１の左右両側には、枠部材４の
後壁内面に形成された位置決め突起２２に当接するスト
ッパ突起２３が形成されている。このストッパ突起２３
が位置決め突起２２に当接して可動部材５の回動限度が
規定される。このストッパ突起２３の突端の位置は、リ
ッド部１１の開放端の軌跡円Ｌより僅かに突出してい
る。この突端の位置を、リッド部１１の開放端の軌跡円
Ｌより大幅に外側に置くと、枠部材４を無用に大きくせ
ねばならなくなるため、不使用時にリッド部１１の開放
端縁と枠部材４の内周縁との間に生ずる隙間を埋めるた
めの何らかの手段を講じなければならなくなる。またこ
の反対に、軌跡円Ｌより内側に突端を置くと、枠部材４
の後壁内面の位置決め突起２２をケース部１３の内側へ
突入させねばならなくなる。従って、ストッパ突起２３
の突端の位置は、リッド部１１の開放端の軌跡円Ｌの半
径寸法と概ね等しいか、或いは幾分大きくすることが、
枠部材４とリッド部１１との間の隙間を小さくする上に
好ましい。
【００１４】次に本発明装置の使用要領について説明す
る。
【００１５】通常は図１〜図３に示すように、ラッチ機
構２０に係合突片２１が保持されてリッド部１１が枠部
材４の開口を塞ぐ不使用状態が保持されている。リッド
部１１の開放端を押し上げると、ラッチ機構２０から係
合突片２１が解放されるので、ねじりコイルばね１６の
弾発力によって可動部材５が回動し、ケース部１３の開
口１２が枠部材４の下面から露出する（図６参照）。こ
の状態で、ケース部内に水平状態で支持されているメガ
ネを、後方へ開いた開口１２から簡単に取り出すことが
できる。リッド部１１の開放端を手前に引いて可動部材
５を回動させ、リッド部１１を一杯に押し上げると、ラ
ッチ機構２０に係合突片２１が係合して不使用状態とな
る。
【００１６】
【発明の効果】このように本発明によれば、不使用状態
時は勿論のこと、使用状態時も枠部材と可動部材との間
の隙間を小さくし得るので、使用性に優れた小物入れを
外観を損なわずに天井に設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に基づくメガネケースの車両の天井に取
り付けた状態を車幅方向の中央で切断した断面図。
【図２】本発明に基づくメガネケースの一部切除して示
す背面図。
【図３】図２に於けるIII方向矢視図。
【図４】本発明に基づくメガネケースの分解斜視図。
【図５】本発明に基づくメガネケースの要部拡大断面
図。
【図６】本発明に基づくメガネケースの使用状態を示す
背面図。
【符号の説明】
１ メガネケース ２ 天井内張り ３ 車体ルーフ ４ 枠部材 ５ 可動部材 ６・７ 爪 ８ 開口 ９ ベース部 １０ タッピングねじ １１ リッド部 １２ 開口 １３ ケース部 １４ ビス １５ 樹脂ブッシュ １６ ねじりコイルばね １７ セクタギヤ １８ 粘性抵抗ダンパ １９ ピニオン ２０ ラッチ機構 ２１ 係合突片 ２２ 位置決め突起 ２３ ストッパ突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安部 秀之 埼玉県和光市中央１丁目４番１号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 斉藤 雄二 埼玉県和光市中央１丁目４番１号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 安部 秀之 埼玉県和光市中央１丁目４番１号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 浅見 吾郎 神奈川県横浜市戸塚区舞岡町184番地１株 式会社ニフコ内 (72)発明者 江口 朋男 神奈川県横浜市戸塚区舞岡町184番地１株 式会社ニフコ内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 自動車の車室の天井に固定される枠部材
    と、該枠部材に枢支されて枠部材の開口面を開閉自在な
    リッド部及び該リッド部の背面に一体的に設けられてリ
    ッド部を開くとその開口が露出するケース部からなる可
    動部材とを有すると共に、 前記枠部材に係止して前記リッド部の開位置を規定する
    べく前記ケース部の裏面に設けられるストッパ突起の突
    端が、前記リッド部の開放端から回動軸中心までの寸法
    と概ね等しい半径の円周上に置かれることを特徴とする
    自動車の天井用小物入れ。
  2. 【請求項２】 前記リッド部の閉位置を保持するための
    ラッチ機構が前記ケース部の裏面または前記枠部材のケ
    ース部裏面との対向面のいずれか一方に設けられ、いず
    れか他方に前記ラッチ機構に係合する突片が設けられる
    ことを特徴とする請求項１に記載の自動車の天井用小物
    入れ。
  3. 【請求項３】 前記突片が、前記リッド部の開放端の軌
    跡円の接線方向に沿って前記ケース部の裏面から延出さ
    れていることを特徴とする請求項２に記載の自動車の天
    井用小物入れ。
  4. 【請求項４】 一端を前記枠部材に係着し、かつ他端を
    前記ケース部に係着して前記リッド部を開方向へ付勢す
    る弾発手段が、前記枠部材の両側壁内面と前記ケース部
    の両側壁外面間に設けられる一対の圧縮コイルばねであ
    ることを特徴とする請求項１乃至３のいずれか１項に記
    載の自動車の天井用小物入れ。
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