JPH09166288A - スチ―ムトラップ - Google Patents

スチ―ムトラップ

Info

Publication number
JPH09166288A
JPH09166288A JP34800195A JP34800195A JPH09166288A JP H09166288 A JPH09166288 A JP H09166288A JP 34800195 A JP34800195 A JP 34800195A JP 34800195 A JP34800195 A JP 34800195A JP H09166288 A JPH09166288 A JP H09166288A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
valve chamber
inlet
chamber
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP34800195A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3641047B2 (ja
Inventor
Tetsuo Asada
哲夫 浅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TLV Co Ltd
Original Assignee
TLV Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TLV Co Ltd filed Critical TLV Co Ltd
Priority to JP34800195A priority Critical patent/JP3641047B2/ja
Publication of JPH09166288A publication Critical patent/JPH09166288A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3641047B2 publication Critical patent/JP3641047B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Temperature-Responsive Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多量の復水を素早く排出でき、感温部材が故
障して閉弁あるいは開弁不能に陥ってもトラップ機能を
維持できるスチ―ムトラップを提供する。 【解決手段】 弁口19を開閉する感温部材11を弁室
6内に配置する。入口1と弁室6の間から分岐して第2
弁室7を形成し、第2弁室7内に第2弁口29を開閉す
る第2感温部材21を配置する。入口1と弁室6の間の
分岐部に、入口1を弁室6あるいは第2弁室7に切換え
てあるいは弁室6と第2弁室7の両方に連通させる弁ボ
―ル31を回動自在に配置する。多量の復水を排出する
場合は、入口1と弁室6及び入口1と第2弁室7を連通
する。多量の復水の排出が終了すると、入口1と弁室6
を連通し入口1と第2弁室7を遮断する。感温部材11
が故障すると、入口1と弁室6を遮断し入口1と第2弁
室7を連通する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蒸気配管や蒸気使
用装置に取り付けられて蒸気の凝縮水としての復水だけ
を自動的に排出するスチ―ムトラップに関し、特に、多
量の復水を素早く排出できると共に、故障して閉弁ある
いは開弁不能に陥ってしまってもスチ―ムトラップとし
ての機能を維持できるものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスチ―ムトラップとしては、例え
ば特公平1−31080号公報に示されているようなも
のが用いられていた。これは、ダイヤフラムに弁体を取
り付けると共に、ダイヤフラムの周囲に揮発性流体を密
封して配置することにより、トラップ内に流入してくる
復水の温度が低温の場合は、揮発性流体が揮発すること
なく従ってダイヤフラムが膨脹することがなく、弁体が
弁口を開弁して低温復水を排出し、低温復水に変って高
温の復水が流入してくると揮発性流体が揮発してダイヤ
フラムが膨脹することによって弁体が変位し弁口を閉弁
して蒸気の排出を防止するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものでは、
弁体で開閉可能な弁口面積が限られているので、蒸気使
用装置の初期立上がり時のように多量の復水が発生する
場合には、復水排出に時間が掛かる問題があった。
【0004】また、上記従来のものでは、ダイヤフラム
が破損して揮発性流体が流出した場合に、弁体が作用す
る圧力差によって弁口を閉弁してしまい、復水を排出す
ることができなくなり、トラップの入口側に復水を滞留
して蒸気使用装置にも復水を滞留してしまい、蒸気使用
装置での生産性の低下あるいは蒸気使用装置の損傷を来
たす問題があった。
【0005】蒸気使用装置によっては、その被加熱物が
僅かの温度低下によって変化したり損傷する場合があ
り、このような場合に復水を滞留してしまうのは蒸気使
用装置の温度低下につながることとなり極力避けなけれ
ばならないのである。また、上記とは逆に故障時に開弁
してしまうトラップにおいては、高価なエネルギ―を浪
費してしまうこととなる。
【0006】従って本発明の技術的課題は、多量の復水
を素早く排出できると共に、故障して開弁あるいは閉弁
不能に陥ってしまっても尚トラップ機能を維持できるス
チ―ムトラップを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために講じた本発明の技術的手段は、入口と出口を
有する弁ケ―シング内に入口と連通する弁室を形成し、
弁室と出口を連通する弁口を開けた弁座部材を弁ケ―シ
ングに取り付け、弁口を開閉する弁手段を弁室内に配置
したものにおいて、弁ケ―シング内に入口と弁室の間か
ら分岐して入口と連通する第2弁室を形成し、第2弁室
と出口を連通する第2弁口を開けた第2弁座部材を弁ケ
―シングに取り付け、第2弁口を開閉する第2弁手段を
第2弁室内に配置し、入口と弁室の間の分岐部に入口を
弁室あるいは第2弁室に切換えてあるいは弁室と第2弁
室の両方に連通せしめる弁部材を回動自在に配置したも
のである。
【0008】
【発明の実態の形態】本発明は、入口と弁室の間から分
岐して第2弁室を形成し、第2弁室を出口に連通する第
2弁口を開閉する第2弁手段を第2弁室内に配置し、入
口と弁室の間の分岐部に弁部材を回動自在に配置して入
口を弁室あるいは第2弁室に切換えてあるいは弁室と第
2弁室の両方に連通せしめるようにしたものである。
【0009】蒸気使用装置の初期立上がり時のように多
量の復水が発生する場合には、弁部材を回動して、入口
を弁室と第2弁室の両方に連通させることにより、弁口
と第2弁口の両方から復水を排出でき、多量の復水を素
早く排出することが可能となる。多量の復水の排出が終
了すると、弁部材を回動して入口と弁室を連通し入口と
第2弁室を遮断する。そして、弁手段が故障して開弁あ
るいは閉弁不能に陥った場合には、弁部材を回動して入
口と弁室を遮断し入口と第2弁室を連通することによ
り、第2弁手段で第2弁口を開閉でき、蒸気を漏洩する
ことなく復水を排出することが可能となり、トラップ機
能を維持できる。
【0010】
【実施例】上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説
明する。入口1と出口2を有する本体3に蓋4,5を締
結して弁ケ―シングを形成し、本体3と蓋4の内部に弁
室6を、本体3と蓋5の内部に第2弁室7を形成する。
弁室6と入口1は流入通路8を介して連通し、第2弁室
7と入口1は流入通路8から分岐した第2流入通路9を
介して連通する。また弁室6と出口2及び第2弁室7と
出口2は流出通路10を介して連通する。
【0011】弁室6内に弁手段としての感温部材11を
配置する。感温部材11は、上壁部材12とダイヤフラ
ム13の間に密封した揮発性流体14と、ダイヤフラム
13に固着した平板状弁体15と、下壁部材16と、ガ
イド部材17と、ばね18とで構成する。平板状弁体1
5の下方に弁口19を開けた弁座部材20を取り付け
る。第2弁室7内に第2弁手段としての第2感温部材2
1を配置する。第2感温部材21は感温部材11と同様
に、上壁部材22とダイヤフラム23の間に密封した揮
発性流体24と、ダイヤフラム23に固着した平板状弁
体25と、下壁部材26と、ガイド部材27と、ばね2
8とで構成する。平板状弁体25の上方に第2弁口29
を開けた第2弁座部材30を取り付ける。
【0012】流入通路8から第2流入通路9への分岐部
に球形の弁部材としてのボ―ル弁31を配置する。ボ―
ル弁31は、図示しないが図面の手前側に設けたハンド
ルにより時計方向あるいは反時計方向へ回動自在に配置
し、内部にT字状の連通路32を有するものである。
【0013】次に作用を説明する。多量の復水を素早く
排出する場合は、図1に示すように入口1と弁室6及び
入口1と第2弁室7を連通する位置に弁ボ―ル31を回
動して使用する。弁室6内に入口1から復水が流入して
くるので、揮発性流体14は揮発することがなく、ダイ
ヤフラム13は図1に示すように上方に位置して平板状
弁体15が弁座部材20から離座して弁口19を開弁し
ている。同様に、第2弁室7内にも入口1から復水が流
入してくるので、平板状弁体25が第2弁座部材30か
ら離座して第2弁口19を開弁している。これにより、
多量の復水を素早く出口2に排出する。
【0014】多量の復水の排出が終了すると、弁ボ―ル
31を図1に示す状態から90度だけ時計回り方向へ回
転し、入口1と弁室6を連通し入口1と第2弁室7を遮
断する。弁室6内に入口1から復水が流入する場合は、
平板状弁体15が弁口19を開弁して復水を出口2に排
出する。復水が排出されて蒸気が弁室6内へ流入してく
ると、揮発性流体14が揮発して容積が増大することに
よりダイヤフラム13が下方へ変位して平板状弁体15
が弁口19を閉弁することにより、蒸気の排出を防止す
る。弁室6内の復水の温度が低下すると揮発性流体14
の揮発分も凝縮して容積が小さくなり再度弁口19が開
弁される。
【0015】ダイヤフラム13が破損して内部の揮発性
流体14が流失すると、入口1側と出口2側の圧力差に
より平板状弁体15は弁座部材20に着座して弁口19
を閉弁してしまう。弁口19が閉弁すると入口1側には
復水が滞留し、ひいては図示しない蒸気使用装置へまで
滞留が及ぶ。
【0016】そこで弁口19が閉弁状態となった場合、
ボ―ル弁31を図1に示す状態から90度だけ反時計方
向へ回転してやることにより、入口1と弁室6を遮断し
入口1と第2弁室7を連通する。第2弁室7内に入口1
から復水が流入する場合は、平板状弁体25が第2弁口
29を開弁して復水を出口2に排出する。復水が排出さ
れて蒸気が第2弁室7内へ流入してくると、平板状弁体
25が第2弁口29を閉弁することにより、蒸気の排出
を防止する。第2弁室7内の復水の温度が低下すると再
度第2弁口29が開弁される。これにより、蒸気を漏洩
することなく復水を排出することが可能となり、トラッ
プ機能を維持できる。
【0017】本実施例においては、揮発性流体とダイヤ
フラムを用いた温度応動式のトラップを用いた例を示し
たが、本発明はこの様なトラップに限定されるものでは
なく、例えばディスク式トラップ等、従来から用いられ
ているトラップに適用することができるものである。
【0018】
【発明の効果】上記の様に本発明によれば、弁口と第2
弁口の両方を開弁して復水を排出することにより、多量
の復水を素早く排出できる。また、弁手段が故障して開
弁あるいは閉弁不能に陥ってしまっても第2弁手段で第
2弁口を開閉することにより、トラップ機能を維持して
蒸気使用装置での復水の滞留を防止できると共に蒸気損
失を生じることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスチ―ムトラップの実施例を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 入口 2 出口 3 本体 6 弁室 7 第2弁室 11 感温部材 13,23 ダイヤフラム 14,24 揮発性流体 15,25 平板状弁体 19 弁口 20 弁座部材 21 第2感温部材 29 第2弁口 30 第2弁座部材 31 ボ―ル弁 32 連通路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入口と出口を有する弁ケ―シング内に入
    口と連通する弁室を形成し、弁室と出口を連通する弁口
    を開けた弁座部材を弁ケ―シングに取り付け、弁口を開
    閉する弁手段を弁室内に配置したものにおいて、弁ケ―
    シング内に入口と弁室の間から分岐して入口と連通する
    第2弁室を形成し、第2弁室と出口を連通する第2弁口
    を開けた第2弁座部材を弁ケ―シングに取り付け、第2
    弁口を開閉する第2弁手段を第2弁室内に配置し、入口
    と弁室の間の分岐部に入口を弁室あるいは第2弁室に切
    換えてあるいは弁室と第2弁室の両方に連通せしめる弁
    部材を回動自在に配置したことを特徴とするスチ―ムト
    ラップ。
JP34800195A 1995-12-15 1995-12-15 スチ―ムトラップ Expired - Fee Related JP3641047B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34800195A JP3641047B2 (ja) 1995-12-15 1995-12-15 スチ―ムトラップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34800195A JP3641047B2 (ja) 1995-12-15 1995-12-15 スチ―ムトラップ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09166288A true JPH09166288A (ja) 1997-06-24
JP3641047B2 JP3641047B2 (ja) 2005-04-20

Family

ID=18394072

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34800195A Expired - Fee Related JP3641047B2 (ja) 1995-12-15 1995-12-15 スチ―ムトラップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3641047B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010185543A (ja) * 2009-02-13 2010-08-26 Tlv Co Ltd 温度応動弁

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010185543A (ja) * 2009-02-13 2010-08-26 Tlv Co Ltd 温度応動弁

Also Published As

Publication number Publication date
JP3641047B2 (ja) 2005-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09166288A (ja) スチ―ムトラップ
JPH09112795A (ja) スチ―ムトラップ
JPH09196294A (ja) スチ―ムトラップ
JPH09196293A (ja) スチ―ムトラップ
JPH07253194A (ja) 故障時に閉弁するトラップ
JP2003240192A (ja) フロート式スチームトラップ
JPH102493A (ja) ドレントラップ
JP2884297B2 (ja) パイロット式スチ―ムトラップ
JP2562905Y2 (ja) パイロット式スチ―ムトラップ
JP2001050490A (ja) フロート式ドレントラップ
JP3822278B2 (ja) ドレントラップ
JP4209502B2 (ja) 下向バケット型スチームトラップ
JPH10176795A (ja) ドレントラップ
JP3444566B2 (ja) フロ―ト弁
JP2000028094A (ja) 下向バケット型スチームトラップ
JP2961346B2 (ja) パイロット式スチ―ムトラップ
JP2003307298A (ja) フロート式スチームトラップ
JP2001141189A (ja) フロート式ドレントラップ
JP2001173891A (ja) フロート式ドレントラップ
JP2003056797A (ja) 熱応動式スチームトラップ
JP2004245338A (ja) フロート式スチームトラップ
JP2001050491A (ja) フロート式ドレントラップ
JP2003240191A (ja) フロート式スチームトラップ
JP2001263585A (ja) 熱応動式スチームトラップ
JPH0743077B2 (ja) バルブ付トラップ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050118

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050120

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090128

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090128

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100128

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110128

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110128

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120128

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120128

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130128

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140128

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees