JPH07253194A - 故障時に閉弁するトラップ - Google Patents
故障時に閉弁するトラップInfo
- Publication number
- JPH07253194A JPH07253194A JP6071399A JP7139994A JPH07253194A JP H07253194 A JPH07253194 A JP H07253194A JP 6071399 A JP6071399 A JP 6071399A JP 7139994 A JP7139994 A JP 7139994A JP H07253194 A JPH07253194 A JP H07253194A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- trap
- passage
- inlet
- condensate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
できるトラップを得ること。 【構成】 入口1と出口2の間に連通路20,21を形
成する。連通路20,21の間にボ―ル弁22を回動自
在に配置する。ボ―ル弁22にはオリフィス通路25を
設ける。弁口14が閉弁した場合に、ボ―ル弁22を回
動することにより、入口1と出口2をオリフィス通路2
5を介して連通することができる。
Description
置に取り付けられて蒸気の凝縮水としての復水だけを自
動的に排出する蒸気トラップであって、故障した場合に
弁口を閉弁するものに関し、特に、故障して弁口が閉弁
してしまってもトラップとしての機能を維持できるもの
に関する。
公平1−31080号公報に示されているようなものが
用いられていた。これは、ダイヤフラムに弁部材を取り
付けると共に、ダイヤフラムの周囲に揮発性流体を密封
して配置することにより、トラップ内に流入してくる復
水の温度が低温の場合は、揮発性流体が揮発することな
く従ってダイヤフラムが膨脹することがなく、弁部材が
弁口を開弁して低温復水を排出し、低温復水に変って高
温の復水が流入してくると揮発性流体が揮発してダイヤ
フラムが膨脹することによって弁部材が変位し弁口を閉
弁して蒸気の排出を防止するものである。
ダイヤフラムが破損して揮発性流体が流出した場合に、
弁部材が作用する圧力差によって弁口を閉弁してしま
い、復水を排出することができなくなり、トラップの入
口側に復水を滞留して蒸気使用装置にも復水を滞留して
しまい、蒸気使用装置での生産性の低下あるいは蒸気使
用装置の損傷を来たす問題があった。
僅かの温度低下によって変化したり損傷する場合があ
り、このような場合に復水を滞留してしまうのは蒸気使
用装置の温度低下につながることとなり極力避けなけれ
ばならないのである。
障して弁口が閉弁してしまっても尚トラップ機能を維持
することにより、復水の滞留を防止することのできるト
ラップを得ることである。
するために講じた本発明の技術的手段は、入口と出口を
有する弁ケ―シング内に弁室を形成し、弁室と出口を連
通する弁口を開けた弁座部材を弁ケ―シングに取り付
け、弁室内に配置した弁手段で弁口を開閉し、弁手段が
故障した場合に弁口を閉弁するものにおいて、弁ケ―シ
ングに入口と出口を連通する連通路を形成して、該連通
路に通路を連通遮断する弁部材を回動自在に配置し、該
弁部材にオリフィス通路を設けたものである。
連通路に回動自在な弁部材を配置してこの弁部材にオリ
フィス通路を設けたことにより、弁口が閉弁した場合で
あっても、上記弁部材を回動することにより、トラップ
の入口と出口をオリフィス通路で連通することができ
る。適宜径のオリフィスを設けたオリフィス通路で連通
することにより、蒸気使用装置で発生した復水を排出し
てトラップ機能を維持することができる。オリフィス径
を蒸気使用装置で発生する復水を排出できるだけの大き
さとすることにより、復水をほとんど滞留することな
く、且つ、蒸気の排出を防止することのできるトラップ
とすることができる。
明する。入口1と出口2を有する本体3と蓋4とで弁ケ
―シングを形成し、内部に弁室5を形成する。弁室5と
入口1は通路30を介して連通すると共に、弁室5と出
口2は通路31を介して連通する。弁室5内に感温部材
6を配置する。感温部材6は、上壁部材9とダイヤフラ
ム8の間に密封した揮発性流体7と、ダイヤフラム8に
固着した平板状弁体10と、下壁部材11と、ガイド部
材12と、コイルバネ13とで構成する。平板状弁体1
1の下部に弁口14を開けた弁座部材15を取り付け
る。
0,21を形成すると共に、連通路20,21の間に球
形の弁部材としてのボ―ル弁22を配置する。ボ―ル弁
22は、図示しないが図面の手前側に設けたハンドルに
より時計方向あるいは反時計方向へ回動自在に配置し、
内部にオリフィス通路25を設ける。ボ―ル弁22の周
囲には合成樹脂や合成ゴムやカ―ボン等で製作したリン
グ状の弁座環26を取り付けて、ボ―ル弁22と本体3
との間の気密を維持する。
と拡径部24を順次設けて直線上に形成する。またオリ
フィス通路25は図2に示すように、ボ―ル弁22にT
字状に通路を形成して、拡径部24と絞り部23を配置
することもできる。
に流入した復水の温度が低い場合は、揮発性流体7は揮
発することがなく、ダイヤフラム8は図1に示すように
上方に位置して平板状弁体10が弁座部材15から離座
して弁口14を開弁することにより、低温復水は通路3
1を経て出口2から排出される。低温復水が排出されて
高温の復水が弁室5内へ流入してくると、揮発性流体7
が揮発して容積が増大することによりダイヤフラム8が
下方へ変位して平板状弁体10が弁口14を閉弁するこ
とにより、蒸気の排出を防止する。弁室5内の復水の温
度が低下すると揮発性流体7の揮発分も凝縮して容積が
小さくなり再度弁口14が開弁する。
体が流失すると、入口1側と出口2側の圧力差により平
板状弁体10は弁座部材15に着座して弁口14を閉弁
してしまう。弁口14が閉弁すると入口1側には復水が
滞留し、ひいては図示しない蒸気使用装置へまで滞留が
及ぶ。
ボ―ル弁22を図1に示す状態から90度だけ時計方向
へ回転してやることにより、入口1と出口2が、連通路
20とオリフィス通路25と連通路21と通路31を介
して連通されることとなり、入口1側で発生した復水を
排出することができる。オリフィス通路25の絞り部2
3の数や径の大きさを適宜設計することにより、入口1
側の復水をほとんど滞留することなく、また、蒸気の排
出をも防止することのできるトラップ機能を果すことが
できる。
は、図2に示す状態から90度時計方向へ回転して通路
25と連通路20を接続し、絞り部23と連通路21を
接続してトラップ機能を果すと共に、拡径部24と連通
路21とを図示しない別途の通路で接続することによ
り、入口1側の滞留した復水を一挙に排出することがで
きる。
ヤフラム8を用いた温度応動式のトラップを用いた例を
示したが、本発明はこの様なトラップに限定されるもの
ではなく、例えばフロ―ト式トラップにおいて故障が発
生してフロ―トの浮力がなくなり閉弁状態となるトラッ
プ等、故障時に閉弁する従来から用いられているトラッ
プに適用することができるものである。
障して弁口が閉弁した場合でも、回動自在な弁部材を回
動することにより、トラップの入口と出口をオリフィス
通路で連通することができ、このオリフィスを介して発
生した復水を排出するトラップ機能を維持して蒸気使用
装置での復水の滞留を防止することができ、且つ、蒸気
損失を生じることもない。
示す断面図である。
―ル弁の他の実施例を示す部分断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 入口と出口を有する弁ケ―シング内に弁
室を形成し、弁室と出口を連通する弁口を開けた弁座部
材を弁ケ―シングに取り付け、弁室内に配置した弁手段
で弁口を開閉し、弁手段が故障した場合に弁口を閉弁す
るものにおいて、弁ケ―シングに入口と出口を連通する
連通路を形成して、該連通路に通路を連通遮断する弁部
材を回動自在に配置し、該弁部材にオリフィス通路を設
けたことを特徴とする故障時に閉弁するトラップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6071399A JPH07253194A (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 故障時に閉弁するトラップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6071399A JPH07253194A (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 故障時に閉弁するトラップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07253194A true JPH07253194A (ja) | 1995-10-03 |
Family
ID=13459406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6071399A Pending JPH07253194A (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 故障時に閉弁するトラップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07253194A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010096251A (ja) * | 2008-10-15 | 2010-04-30 | Tlv Co Ltd | スチームトラップを具備したボール弁 |
JP2010164136A (ja) * | 2009-01-15 | 2010-07-29 | Tlv Co Ltd | 熱応動式スチームトラップ |
JP2010216537A (ja) * | 2009-03-16 | 2010-09-30 | Tlv Co Ltd | 熱応動式スチームトラップ |
JP2012002269A (ja) * | 2010-06-15 | 2012-01-05 | Tlv Co Ltd | フロート式スチームトラップ |
-
1994
- 1994-03-15 JP JP6071399A patent/JPH07253194A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010096251A (ja) * | 2008-10-15 | 2010-04-30 | Tlv Co Ltd | スチームトラップを具備したボール弁 |
JP2010164136A (ja) * | 2009-01-15 | 2010-07-29 | Tlv Co Ltd | 熱応動式スチームトラップ |
JP2010216537A (ja) * | 2009-03-16 | 2010-09-30 | Tlv Co Ltd | 熱応動式スチームトラップ |
JP2012002269A (ja) * | 2010-06-15 | 2012-01-05 | Tlv Co Ltd | フロート式スチームトラップ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH07253194A (ja) | 故障時に閉弁するトラップ | |
JPH0953795A (ja) | バルブ付スチ―ムトラップ | |
JP2002276893A (ja) | フロート弁 | |
JP3641047B2 (ja) | スチ―ムトラップ | |
JP3611910B2 (ja) | スチ―ムトラップ | |
EP0957307B1 (en) | Condensate traps | |
JPH102493A (ja) | ドレントラップ | |
JP2562905Y2 (ja) | パイロット式スチ―ムトラップ | |
JPH09196293A (ja) | スチ―ムトラップ | |
JP4209502B2 (ja) | 下向バケット型スチームトラップ | |
JP2835683B2 (ja) | 排気弁 | |
JPH07253193A (ja) | 温調トラップ | |
JP2835680B2 (ja) | 排気弁 | |
JPH09196294A (ja) | スチ―ムトラップ | |
JP3444566B2 (ja) | フロ―ト弁 | |
JP3977194B2 (ja) | 減圧弁 | |
JP3443613B2 (ja) | 大容量スチ―ムトラップ | |
JPH094792A (ja) | バイパス弁付フリ―フロ―ト式スチ―ムトラップ | |
JPH0743077B2 (ja) | バルブ付トラップ | |
JP3026137B2 (ja) | フロ―ト式スチ―ムトラップ | |
JP3822278B2 (ja) | ドレントラップ | |
JPH08285186A (ja) | 大容量スチ―ムトラップ | |
JP2961346B2 (ja) | パイロット式スチ―ムトラップ | |
JP2000028094A (ja) | 下向バケット型スチームトラップ | |
JP2001050485A (ja) | オリフィス式スチームトラップ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040510 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040720 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20040921 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Effective date: 20050308 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Effective date: 20050309 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |