JP2001050485A - オリフィス式スチームトラップ - Google Patents

オリフィス式スチームトラップ

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JP2001050485A
JP2001050485A JP11225984A JP22598499A JP2001050485A JP 2001050485 A JP2001050485 A JP 2001050485A JP 11225984 A JP11225984 A JP 11225984A JP 22598499 A JP22598499 A JP 22598499A JP 2001050485 A JP2001050485 A JP 2001050485A
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JP
Japan
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orifice
steam
inlet
small
condensate
Prior art date
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Application number
JP11225984A
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English (en)
Inventor
Tadashi Koike
正 小池
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TLV Co Ltd
Original Assignee
TLV Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 復水量の変動に対応することができて、且
つ、蒸気の漏洩を押えることができるオリフィス式スチ
ームトラップを得ること。 【解決手段】 小径オリフィス5と第二オリフィス6下
端側の入口部を、それぞれ流体通路の下部7の更に下方
に形成する。双方のオリフィス5,6の入口2側にニー
ドル弁8,16を上下動自在に取り付ける。ニードル弁
8,16によりオリフィス5,6の開度を調節して、復
水量の変動に対応することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蒸気輸送管や蒸気
使用機器等の蒸気配管系に発生する蒸気の凝縮水として
の復水を、自動的に外部に排出するスチームトラップに
関し、特に、常時開孔している小径オリフィスから復水
を排出するオリフィス式スチームトラップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のオリフィス式スチームトラップと
しては、例えば、実公昭61−14717号公報に示さ
れているものが用いられていた。これは、L字形復水抽
出路9の下端側を復水溜8の底部に近接して開放し、上
端側を出口部5のほぼ中心に設けたオリフィストラップ
で、復水滞留量を極少にし、且つ、蒸気の漏洩を防ぐこ
とができるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のオリフィス
式スチームトラップでは、蒸気の漏洩をある程度は押え
ることはできるが、復水の発生量が多くなったり少なく
なったりして変動した場合に、復水を排出しきれずに滞
留してしまったり、あるいは、本来排出すべきではない
蒸気を漏洩してしまう問題があった。これは、常時開孔
しているオリフィスの通過面積が一定であるために、例
えば、蒸気使用機器の初期立ち上げ時のように蒸気圧力
が低圧で且つ多量の復水が生じる場合に復水を排出しき
れずに滞留してしまったり、あるいは、蒸気使用機器で
の蒸気使用量が最低となり発生復水量も極少となった場
合に、この極少復水のみならず蒸気もオリフィスから排
出してしまうのである。
【0004】従って本発明の課題は、復水量の変動に対
応することができて、蒸気の漏洩を押えることができる
オリフィス式スチームトラップを得ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに講じた本発明の手段は、トラップケーシングに入口
と弁室と出口を順次形成して、当該弁室内に入口と出口
を連通する小径オリフィスを配置し、当該小径オリフィ
スの入口部を流体通路の下端部に形成したものにおい
て、弁室内に入口と出口を連通する第二のオリフィスを
設けて、当該第二オリフィスの入口部も流体通路の下端
部に形成すると共に、上記小径オリフィス又は第二オリ
フィスの少なくとも一方にオリフィス開度を調節するこ
とのできる開度調節手段を取り付けたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】弁室内に入口と出口を連通する小
径オリフィスと第二のオリフィスを設けて、これらのオ
リフィスの少なくとも一方に開度調節手段を取り付けた
ことにより、多量の復水が発生した場合には双方のオリ
フィスを開放することによって、多量の復水を速やかに
排出することができ、また、復水発生量が少ない場合に
は一方のオリフィスを開度調節手段により閉止すること
によって他方のオリフィスを介してのみ復水を排出して
蒸気の漏洩を押えることができる。
【0007】復水は蒸気よりも比重量が大きく、通路の
下部を復水が流下し、上方は蒸気が流下するために、双
方のオリフィスの入口部を流体通路の下端部に形成した
ことによって、それぞれのオリフィスには復水が優先的
に流下して外部に排出されることにより蒸気の漏洩を押
えることができる。
【0008】
【実施例】図1において、トラップケーシング1に入口
2と弁室3と出口4を順次形成し、弁室3内に入口2と
出口3を連通する小径オリフィス5と第二のオリフィス
6を配置してオリフィス式スチームトラップを構成す
る。
【0009】入口2を、図示しない蒸気使用機器や蒸気
輸送管にパイプを介して接続し、これらの蒸気使用箇所
で発生した復水を、小径オリフィス5又は第二オリフィ
ス6から出口4を介して外部へ排出するものである。
【0010】小径オリフィス5は、入口2や出口4の断
面積よりも小さな断面積の貫通孔として、そのオリフィ
ス5の下面即ち入口部が入口2や出口4等の流体通路の
下部7よりも更に下方に位置するように配置する。
【0011】小径オリフィス5の入口側に、この小径オ
リフィス5の開度を調節することのできる開度調節手段
としてのニードル弁8を取り付ける。ニードル弁8の先
端部9は先細り形状にして、その一部が小径オリフィス
5内を前後に移動できるように、下部の雄ねじ部10を
ケーシング1に取り付けた雌ねじブッシュ11にねじ結
合して取り付ける。雄ねじ部10下端の二面取り部12
を左右に回転することにより、ニードル弁8の位置を調
節してオリフィス5の開度を小さくしたり大きくしたり
又は閉止することができるものである。
【0012】ニードル弁8の外周には、微小な貫通孔を
多数設けた円筒状のスクリーン13を取り付けて、オリ
フィス5に至る復水等の流体中に含まれる錆やゴミなど
の異物を濾し取る。
【0013】小径オリフィス5よりも入口2側に、同じ
く開度調節手段としての先細り部14を有したニードル
弁16を介して入口2と出口4を連通する第二オリフィ
ス6を設ける。第二オリフィス6の通過面積は小径オリ
フィス5よりも大きくして、より多くの復水を出口4側
に排出することができるようにする。第二オリフィス6
の入口部即ち下端面15も入口2や出口4等の流体通路
の下部7よりも更に下方に位置するように配置する。
【0014】ニードル弁16も前後に移動できるよう
に、下部の雄ねじ部17をケーシング1に取り付けた雌
ねじブッシュ18にねじ結合して取り付ける。雄ねじ部
17下端の二面取り部19を左右に回転することによ
り、ニードル弁16の位置を調節して第二オリフィス6
の開度を調節することができるものである。
【0015】オリフィス式スチームトラップとして使用
する場合は、ニードル弁8を下方に引き下げて小径オリ
フィス5を全開状態とし、一方、ニードル弁16で第二
オリフィス6を閉止状態として使用する。入口2の下部
7に沿って流入した復水は弁室3内に溜まり小径オリフ
ィス5を通って出口4から外部に排出される。
【0016】流入してくる復水の量が少ない場合は、ニ
ードル弁8を上方に押し込んで小径オリフィス5の通過
面積を小さくすることにより、蒸気を漏洩することなく
復水だけを外部に排出することができる。
【0017】蒸気使用機器の初期立ち上げ時のように、
蒸気圧力が低く且つ多量の復水が流入してくる場合は、
小径オリフィス5を全開すると共に、ニードル弁16を
下方に引き下げて第二オリフィス6も全開することによ
り、多量の復水を速やかに外部へ排出することができ
る。
【0018】本実施例においては、小径オリフィス5
と、第二オリフィス6のそれぞれに開度調節弁としての
ニードル弁8,16を設けた例を示したが、流入してく
る復水量によっては、いずれか一方のニードル弁だけで
も良い。
【0019】
【発明の効果】上記のように本発明によれば、小径オリ
フィスと第二のオリフィスの入口部を共に流体通路の下
端部に形成して、いずれか一方のオリフィスの開度を調
節する開度調節手段を取り付けたことにより、復水量の
変動に対応することができて、且つ、蒸気の漏洩を押え
ることができるオリフィス式スチームトラップを得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオリフィス式スチームトラップの実施
例を示す断面図。
【符号の説明】
1 トラップケーシング 2 入口 3 弁室 4 出口 5 小径オリフィス 6 第二オリフィス 8 ニードル弁 13 スクリーン 16 ニードル弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラップケーシングに入口と弁室と出口
    を順次形成して、当該弁室内に入口と出口を連通する小
    径オリフィスを配置し、当該小径オリフィスの入口部を
    流体通路の下端部に形成したものにおいて、弁室内に入
    口と出口を連通する第二のオリフィスを設けて、当該第
    二オリフィスの入口部も流体通路の下端部に形成すると
    共に、上記小径オリフィス又は第二オリフィスの少なく
    とも一方にオリフィス開度を調節することのできる開度
    調節手段を取り付けたことを特徴とするオリフィス式ス
    チームトラップ。
JP11225984A 1999-08-10 1999-08-10 オリフィス式スチームトラップ Pending JP2001050485A (ja)

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JP (1) JP2001050485A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008309289A (ja) * 2007-06-15 2008-12-25 Tlv Co Ltd オリフィス式スチームトラップ
JP2008309290A (ja) * 2007-06-15 2008-12-25 Tlv Co Ltd オリフィス式スチームトラップ
JP2009041719A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Tlv Co Ltd 下向バケット型スチームトラップ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008309289A (ja) * 2007-06-15 2008-12-25 Tlv Co Ltd オリフィス式スチームトラップ
JP2008309290A (ja) * 2007-06-15 2008-12-25 Tlv Co Ltd オリフィス式スチームトラップ
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