JPH0330886Y2 - - Google Patents

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JPH0330886Y2
JPH0330886Y2 JP1983077364U JP7736483U JPH0330886Y2 JP H0330886 Y2 JPH0330886 Y2 JP H0330886Y2 JP 1983077364 U JP1983077364 U JP 1983077364U JP 7736483 U JP7736483 U JP 7736483U JP H0330886 Y2 JPH0330886 Y2 JP H0330886Y2
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valve
pressure
output port
input port
valve body
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JP1983077364U
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Description

【考案の詳細な説明】 (a) 考案の目的 〔考案の技術分野〕 本考案は、空気圧機器に圧縮空気を供給する場
合、入力ポート側圧力に関係なく出力ポート側圧
力を一定の設定圧の範囲に維持する圧力調整弁に
関する。
〔従来技術とその問題点〕
第1図は従来の圧力調整弁の全容を説明する縦
断面図で、本考案の出願人が先に提案した実開昭
56−105107号公報などにも記載されているもので
ある。この図で、1は入力ポート(入口)、2は
出力ポート(出口)、3は弁座4を圧接密封可能
な弁体、5は弁体3を弁座4側に押圧している閉
止バネ、7はダイヤフラム組立体、6は該ダイヤ
フラム組立体7と弁体3間に介在しているステ
ム、8はダイヤフラム組立体7を押し下げる圧力
調節バネ、9は調節ネジをそれぞれ示す。入力ポ
ート1からの流入空気は、フイルターエレメント
11を通過し、弁座4と弁体3との間から出力ポ
ート2内に流れ、その空気の一部はサイフオンチ
ユーブ10を通してダイヤフラム室12内に流れ
る。そして出力ポート2およびダイヤフラム室1
2内の圧力が、圧力調節バネ8によつて設定され
た一定圧以上になると、ダイヤフラム組立体7が
圧力調節バネ8の力に抗して押し上げられる。そ
の結果、弁体3およびステム6が閉止バネ5の力
で押し上げられて、弁体3が弁座4に接近し、入
力ポート1から出力ポート2への空気の流量を減
少させる。そして圧力調節バネ8による付勢力と
ダイヤフラム組立体7の受ける空気圧とがバラン
スした位置で安定する。このように出力ポート2
側の圧力が上昇すると弁体3が閉じる方向に作用
して出力ポート2の圧力の上昇を抑制し、出力ポ
ート2の圧力が低下すると弁体3が開く方向に作
用して出力ポート2の圧力低下を防止することに
より、出力ポート2側の圧力が常に一定に維持さ
れる。
ところで弁体3に被せるようにして取付けたア
ダプタ13にシリンダ部14を設け、その中に、
弁体3と一体のピストン15を収容してある。シ
リンダ部14は、連通路16を介して出力ポート
2と連通している。このように弁体3には弁孔1
7側から二次圧が開弁方向に作用し、ピストン1
5には連通路16を通して二次圧が閉弁方向に作
用する構成とすることにより、互いに打ち消し合
う方向に二次圧が作用している。しかも弁体3に
一次圧は作用しないので、一次圧が変動しても二
次圧はその影響を受けない。
ところがこのように圧力バランス用のシリンダ
部14を設けると、水分の多い圧縮空気を使用し
た場合、シリンダ部14に水が溜まり、そのまま
放置すると、冬期に凍結して動作不良を招く恐れ
がある。また破線で示すように水抜き孔18を開
けると、二次圧を作用させるべきシリンダ部14
に一次圧が作用することになつて、圧力バランス
作用が得られず、二次圧が一次圧の影響を受け易
く、また流量特性も低下する。
〔本考案の技術的課題〕
本考案の技術的課題は、従来の圧力調整弁にお
けるこのような問題を解消し、圧力バランス用の
シリンダ部に水が溜るのを防止することにある。
(b) 考案の構成 この技術的課題を解決するために講じた本考案
による技術的手段は、 入力ポート1と出力ポート2との間の弁孔17
を開閉するために、該弁孔17に対し入力ポート
1側に配設された弁体3、 閉止バネ5で閉弁方向に付勢された弁体3とダ
イヤフラム組立体7との間に介在したステム6、 このダイヤフラム組立体7およびステム6を介
して弁体3を開弁方向に付勢する圧力調節バネ
8、 ダイヤフラムに、圧力調節バネ8に抗する方向
に二次側の空気圧を作用させるダイヤフラム室1
2と出力ポート2側との間を連通させるサイフオ
ンチユーブ10を設けた圧力調整弁であつて、 前記のステム6の挿通位置において、弁孔17
および出力ポート2と連通し、かつ弁孔17と同
じ内径のシリンダ部20を、本体側に設けたこ
と、 前記ステム6に設けたピストン19を、前記の
シリンダ部20中に挿入し、該ピストン19によ
つて、前記シリンダ部20と弁孔17および出力
ポート2側との間を仕切つたこと、 前記のピストン19で弁孔17側から仕切られ
たシリンダ部20と入力ポート1とを連通する連
通孔を設け、少なくとも二次圧を一定に維持する
通常制御動作時には、該シリンダ部20は常に入
力ポート1のみと連通して、シリンダ部20中に
常時一次圧のみが作用するように構成したこと、 を特徴としている。
シリンダ部と入力ポート間を連通させる連通孔
は、ステムに設けてもよく、或いはシリンダ部を
形成している本体に設けてもよい。またこの圧力
調整弁は、フイルタや二次圧を入力ポート側から
放出させるためのチエツク弁の有無に拘わらず適
用できる。
〔技術的手段の作用〕
この技術的手段によれば、弁体下面に入力ポー
トから一次圧が作用するが、ピストン上面に、連
通孔を介して一次圧が作用するので、これによつ
て互いに打ち消し合うため、弁体が一次圧で移動
することはなく、二次圧が一次圧の影響で変動す
ることはない。また弁体に弁孔側から開弁方向に
作用する二次圧と、ピストンに閉弁方向に作用す
る二次圧がバランスするため、弁体が二次圧で移
動することもない。したがつて圧力バランスの機
能は従来の圧力バランス型圧力調整弁と何等変わ
らない。
また圧力バランス用のシリンダ部を入力ポート
と連通させても、圧力バランス作用が得られるの
で、シリンダ部を入力ポートに連通させて水抜き
を行なつても、従来の構成と違つて圧力バランス
作用が失われることはない。そして連通孔は、シ
リンダ部が高くなつているので、シリンダ部に溜
つた水は容易に入力ポート側に排出される。
(c) 考案の効果 このように本考案の技術的手段によれば、圧力
調整弁を立てて使用するときは、一次圧の影響を
受けて二次圧が変動しないように圧力バランスの
作用を維持したまま、圧力バランス用のシリンダ
部の水抜きを行なうことができる。またステム
に、弁体より上方位置でピストンを設けると共
に、本体にこのピストンを収容するシリンダ部を
設け、このシリンダ部と入力ポート側を連通孔で
連通させるだけでよいので、構成が特に複雑にな
ることもなく、容易にかつ安価に圧力バランス用
シリンダ部の水抜きを行なうことができる。
(d) 考案の実施例 次に本考案による圧力調整弁が実際上どのよう
に具体化されるかを実施例で説明する。第2図は
本考案をフイルタ付きの圧力調整弁に実施した例
を示す縦断面図で、第1図の構成と同じ部分には
同一符号を付し、構成および圧力調整作用の説明
を省略する。
この実施例においても、弁体3は閉止バネ5で
閉弁方向に付勢されているが、この弁体3の下端
には圧力バランス用のピストンおよびシリンダ部
を備えておらず、一次圧が直接弁体3の下面に作
用する。しかしながらステム6にピストン19を
設け、このピストン19を収容するためのシリン
ダ部20を、弁孔17より上側の、出力ポート2
と連通する位置に設けてある。したがつてこのシ
リンダ部20にピストン19を収容すると、ピス
トン19の下面には、二次圧が閉弁方向に作用
し、弁体3に開弁方向に作用する二次圧とバラン
スする。シリンダ部20は、ステム6に開けた連
通孔21で入力ポート1側と連通している。その
ため、シリンダ部20側からピストン19に開弁
方向に一次圧が作用し、弁体3の下面に閉弁方向
に作用する一次圧とバランスする。
結局弁体3が、一次圧や二次圧で移動するよう
なことはなく、圧力バランスの作用が行なわれ
る。そして水が溜り易いシリンダ部20は、連通
孔21で入力ポート1側と連通しているので、こ
の連通孔21でシリンダ部20中の水が排出され
る。またバネ受けを兼ねたアダプタ13が、水の
溜り易い形状の場合は、その底に水抜き孔22を
設けてもよい。
第3図は圧力バランス用のピストン19および
シリンダ部20は、第2図の実施例と同じである
が、シリンダ部20と入力ポート1を連通させる
連通孔21aを本体Bに開けた点が異なる。この
場合も、シリンダ部20が入力ポート1と連通し
ているので、圧力バランス作用は第2図の実施例
と全く同じである。また連通孔21aは、シリン
ダ部20側が高くなつているので、シリンダ部2
0に溜つた水は容易に入力ポート1側に排出され
る。
第4図は本考案を、フイルタの付いていない圧
力調整弁に実施例した例である。この場合も、ス
テム6に連通孔21を開けてもよいが、鎖線で示
すように本体Bに斜めの連通孔21aを開けても
よい。
第5図、第6図はチエツク弁機能を内蔵したフ
イルタ付き圧力調整弁に本考案を実施した例を示
す縦断面図である。即ち実開昭56−105107号公報
に記載の考案と同様に、一次圧が二次圧より低下
したとき、内蔵したチエツク弁機能が開放して、
二次圧を入力ポートから排出できるようにしたも
のである。この図で、本体Bの圧力バランス用シ
リンダ部20の上部に隣接して、チエツク弁室2
3を設け、該チエツク弁室23の中央をステム6
が貫通している。シリンダ部20とチエツク弁室
23は、通孔24で連通し、チエツク弁室23の
上部に開けられたチエツク弁体25は、ステム6
に装着したOリング26で開閉でき、通常は第5
図のように閉弁状態になつている。
二次圧をゼロにしたい場合は、入力ポート1に
接続された電磁弁を開放して一次圧をゼロにする
と、シリンダ部20およびチエツク弁室23の圧
力もゼロとなるので、第6図のように二次側の圧
力流体がダイヤフラム室12およびチエツク弁体
25から、Oリング26を押し下げてシリンダ部
20に流入し、ピストン19および弁体3を押し
下げて開弁する。そのため、二次圧は弁孔17か
ら容易に入力ポート1側に排出される。
この場合も、ピストン19が内蔵されたシリン
ダ部20内には、一次圧が作用しており、且つこ
のシリンダ部20に溜つた水は連通孔21で入力
ポート側に排出される。チエツク弁作用をより確
実にするには、連通孔21は細い方が良い。また
連通孔は21aで示すように、本体Bに斜めに開
けてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の圧力調整弁を示す縦断面図、第
2図以下は本考案による圧力調整弁の実施例を示
す縦断面図で、第2図はフイルタ付き圧力調整弁
において水抜き用の連通孔をステムに開けた実施
例、第3図は水抜き用の連通孔を本体に開けた実
施例、第4図はフイルタを有しない圧力調整弁に
実施した例、第5図と第6図はチエツク弁機能つ
き圧力調整弁に実施した例をそれぞれ示す。 図において、1は入力ポート、2は出力ポー
ト、3は弁体、4は弁座、6はステム、19はピ
ストン、20はシリンダ部、21,21aは連通
孔をそれぞれ示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 入力ポート1と出力ポート2との間に弁孔17
    を開閉するために、該弁孔17に対し入力ポート
    1側に配設された弁体3、 閉止バネ5で閉弁方向に付勢された弁体3とダ
    イヤフラム組立体7との間に介在したステム6、 このダイヤフラム組立体7およびステム6を介
    して弁体3を開弁方向に付勢する圧力調節バネ
    8、 ダイヤフラムに、圧力調節バネ8に抗する方向
    に二次側の空気圧を作用させるダイヤフラム室1
    2と出力ポート2側との間を連通させるサイフオ
    ンチユーブ10を設けた圧力調整弁であつて、 前記のステム6の挿通位置において、弁孔17
    および出力ポート2と連通し、かつ弁孔17と同
    じ内径のシリンダ部20を、本体側に設けたこ
    と、 前記ステム6に設けたピストン19を、前記の
    シリンダ部20中に挿入し、該ピストン19によ
    つて、前記シリンダ部20と弁孔17および出力
    ポート2側との間を仕切つたこと、 前記のピストン19で弁孔17側から仕切られ
    たシリンダ部20と入力ポート1とを連通する連
    通孔を設け、少なくとも二次圧を一定に維持する
    通常制御動作時には、該シリンダ部20は常に入
    力ポート1のみと連通して、シリンダ部20中に
    常時一次圧のみが作用するように構成したこと、 を特徴とする圧力調整弁。
JP7736483U 1983-05-23 1983-05-23 圧力調整弁 Granted JPS59182717U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7736483U JPS59182717U (ja) 1983-05-23 1983-05-23 圧力調整弁

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JP7736483U JPS59182717U (ja) 1983-05-23 1983-05-23 圧力調整弁

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Publication Number Publication Date
JPS59182717U JPS59182717U (ja) 1984-12-05
JPH0330886Y2 true JPH0330886Y2 (ja) 1991-06-28

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ID=30207395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7736483U Granted JPS59182717U (ja) 1983-05-23 1983-05-23 圧力調整弁

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101436072B1 (ko) * 2012-08-16 2014-09-01 주식회사 한성시스코 자동제어 난방시스템 및 그 제어방법
JP6226789B2 (ja) * 2014-03-20 2017-11-08 株式会社コガネイ フィルタレギュレータ

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JPS5641310B2 (ja) * 1973-05-10 1981-09-28

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JPS5641310B2 (ja) * 1973-05-10 1981-09-28

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JPS59182717U (ja) 1984-12-05

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